JP2002030140A - ポリカーボネート樹脂及びその製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂及びその製造方法

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JP2002030140A
JP2002030140A JP2001172219A JP2001172219A JP2002030140A JP 2002030140 A JP2002030140 A JP 2002030140A JP 2001172219 A JP2001172219 A JP 2001172219A JP 2001172219 A JP2001172219 A JP 2001172219A JP 2002030140 A JP2002030140 A JP 2002030140A
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Japan
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carbon atoms
group
polycarbonate resin
general formula
compound
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JP2001172219A
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Noriyoshi Ogawa
典慶 小川
Mitsuhiko Masumoto
光彦 増本
Noriaki Honda
典昭 本田
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 加工性の優れたポリカーボネート樹脂を提供
する。 【解決手段】 9,9-ビス(4-ヒドロキシ−3-メチルフェ
ニル)フルオレン(以下BCFLと省略)及び一般式(A)
で表される構造のビスフェノール化合物と炭酸エステル
形成化合物とを反応させて得られるポリカーボネートで
あって、一般式(A)がBCFL及び一般式(A)の合計量
に対して、10〜80重量%であり、かつ得られたポリ
カーボネートの極限粘度が0.2〜2.0dl/gであるポ
リカーボネート樹脂。 上記一般式(A)のポリシロキサン構造を有するビスフ
ェノール化合物としては、具体的には下記構造式で示さ
れる化合物などが例示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用機器部品、
食器、光ディスク、近接場光記録媒体用カバー層、光学
フィルム、光学シート、光学レンズ、メガネレンズ、光
ファイバー、導光板、光導波路、光学フィルターなどの
光学用部材、および電子写真感光体、トナー転写ベル
ト、染顔料バインダー、ガス透過膜、玩具、窓・建築部
材、安全保護具部材、OA機器・携帯電話等各種部材や
筐体などの用途に好適に使用できる加工性に優れたポリ
カーボネート樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロ
パンに炭酸エステル形成化合物を反応させて得られるポ
リカーボネート(ビスフェノールA型ポリカーボネー
ト)は透明性、耐熱性、機械的特性、寸法安定性が優れ
ており、エンジニアリングプラスチックとして広く利用
されている。また、近年はこのビスフェノールA型ポリ
カーボネート以外にも様々なビスフェノール骨格を有す
るポリカーボネートが提案されており、電子写真や光デ
ィスク、耐熱性フィルム、偏光フィルム、食器類などに
応用されている。
【0003】フルオレン骨格を有するポリカーボネート
は、従来からその光学特性を利用して、光記録媒体や位
相差フィルム、液晶パネルやレンズ用途に利用されてお
り、特開平6-145317号、特開平6-25398 号、特開平6-21
6078号、特開平6-322094号、特開平8-134199号に開示さ
れている。また、電子写真用途、キャストフィルム用途
として特開平6-3838号、特開平8-134198号がある。さら
に、電子レンジ対応の高耐熱性食器用途として特開平6-
49195 号などがある。
【0004】しかし、フルオレン骨格を有するビスフェ
ノールは剛直な構造を有するため加工性が悪く、加工性
を改善するためにソフトセグメントを導入する必要があ
った。
【0005】一方、ポリシロキサン骨格を有するポリカ
ーボネートは、例えば特開平3-79626 号や特許公報第26
62310 号などに開示されていた。
【0006】さらに、ポリシロキサン構造とフルオレン
構造を有するポリカーボネート自体は特開昭48-64199号
や特開平6-220181号に開示されている。しかしながら、
これらのポリカーボネート樹脂も加工性が十分ではな
く、加工性について改善の余地があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、加工性の優れたポリカーボネート樹脂を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のフルオレ
ン構造を有するビスフェノール化合物と特定のポリシロ
キサン構造を有するビスフェノール化合物から得られた
ポリカーボネート樹脂が、良好な加工性を有することを
見い出し、本発明に至った。
【0009】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、9,9-ビス(4-ヒ
ドロキシ-3- メチルフェニル)フルオレン(以下BCFLと
略称)および一般式(A)で表される構造のビスフェノ
ール化合物と炭酸エステル形成化合物とを反応させて得
られるポリカーボネートであって、一般式(A)がBCFL
および一般式(A)の合計量に対して、10〜80重量
%であり、かつ得られたポリカーボネートの極限粘度が
0.2〜2.0dl/gであるポリカーボネート樹脂であ
る。
【0010】
【化2】 (式中、R1 〜R2 は、各々独立して水素、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
6〜12のアリール基、炭素数2〜5のアルケニル基、
炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭素数7〜17のア
ラルキル基であり、これらの基に炭素原子を有する場合
には置換基として、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、
フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有することもできる。
3 〜R6 は、各々独立して炭素数1〜5のアルキル
基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数2〜5のアル
ケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭素数7
〜17のアラルキル基であり、これらの基に炭素原子を
有する場合には置換基として、炭素数1〜5のアルキル
基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアル
コキシ基、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有すること
もできる。R7 は、炭素数1〜6のアルキレン基又はア
ルキリデン基を表すか単に結合を表す。Xは、−Si
(R8 )(R9 )O−及び/または−Si(R10)(R
11)O−の単独重合又はランダム共重合体を表し、重合
度は0から200であり、R8 〜R11は、各々独立して
水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜5のア
ルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数2〜5
のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭
素数7〜17のアラルキル基であり、これらの基に炭素
原子を有する場合には置換基として、炭素数1〜5のア
ルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5
のアルコキシ基、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有す
ることもできる。)
【0011】本発明のポリカーボネートは、ビスフェノ
ールAと炭酸エステル形成化合物からポリカーボネート
を製造する際に用いられている公知の方法、例えばビス
フェノール類とホスゲンとの直接反応(ホスゲン法)、
あるいはビスフェノール類とビスアリールカーボネート
とのエステル交換反応(エステル交換法)などの方法を
採用することができる。
【0012】本発明において、ホスゲン法を採用する場
合は、過剰のホスゲンと前記BCFLを反応させた後、前記
一般式(A)のビスフェノール化合物を反応させる方法
でも、ホスゲン法と前記BCFLと一般式(A)のビスフェ
ノール化合物を同時に反応させる方法を用いてもよい。
本発明において、エステル交換法を用いる場合には、ジ
アリールカーボネートと前記BCFLと一般式(A)のビス
フェノール化合物を同時に反応させる方法が好ましい。
【0013】ホスゲン法とエステル交換法では、BCFL及
び一般式(A)のビスフェノール化合物の反応性を考慮
した場合、ホスゲン法の方が好ましい。
【0014】前者のホスゲン法においては、通常酸結合
剤および溶媒の存在下において、本発明における前記BC
FL及び一般式(A)のビスフェノール化合物とホスゲン
とを反応させる。酸結合剤としては、例えばピリジン
や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属の水酸化物などが用いられ、また溶媒としては、例
えば、塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼン、
キシレンなどが用いられる。さらに、縮重合反応を促進
するために、トリエチルアミンのような第3級アミンお
よび第4級アンモニウム塩などの触媒を、また重合度調
節には、フェノール、p-t-ブチルフェノール、p-クミル
フェノール等一官能基化合物を分子量調節剤として加え
る。さらに、所望に応じ亜硫酸ナトリウム、ハイドロサ
ルファイトなどの酸化防止剤や、フロログルシン、イサ
チンビスフェノール、1,1,1-トリス(4-ヒドロキシフェ
ニル)エタン、α,α',α"-トリス(4-ヒドロキシフェ
ニル)-1,3,5-トリイソプロピルベンゼンなど分岐化剤を
少量添加してもよい。反応は通常0〜150℃、好まし
くは5〜40℃の範囲とするのが適当である。反応時間
は反応温度によって左右されるが、通常0.5分〜10
時間、好ましくは1分〜2時間である。また、反応中
は、反応系のpHを10以上に保持することが望まし
い。
【0015】一方、後者のエステル交換法においては、
本発明における前記BCFLと一般式(A)のビスフェノー
ル化合物とビスアリールカーボネートとを混合し、減圧
下で高温において反応させる。この時、p-t-ブチルフェ
ノール、p-クミルフェノール等一官能基化合物を分子量
調節剤として加えてもよい。反応は通常150〜350
℃、好ましくは200〜300℃の範囲の温度において
行われ、また減圧度は最終で好ましくは1mmHg以下にし
て、エステル交換反応により副生した該ビスアリールカ
ーボネートから由来するフェノール類を系外へ留去させ
る。反応時間は反応温度や減圧度などによって左右され
るが、通常1〜6時間程度である。反応は窒素やアルゴ
ンなどの不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましく。ま
た、所望に応じ、酸化防止剤や分岐化剤を添加して反応
を行ってもよい。
【0016】炭酸エステル形成化合物としては、例えば
ホスゲンや、ジフェニルカーボネート、ジ−p-トリルカ
ーボネート、フェニル−p-トリルカーボネート、ジ−p-
クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート
などのビスアリルカーボネートが挙げられる。これらの
化合物は2種類以上併用して使用することも可能であ
る。
【0017】本発明における前記一般式(A)のポリシ
ロキサン構造を有するビスフェノール化合物としては、
具体的には下記構造式で示される化合物などが例示され
る。
【0018】
【化3】
【0019】これらは、2種類以上併用することも可能
である。このうち、α,ω−ビス[3-(o-ヒドロキシフ
ェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサン、α,ω−
ビス[2-(p-ヒドロキシフェニル)エチル]ポリジメチ
ルシロキサン、α,ω位に3-(o-ヒドロキシフェニル)
プロピル基を有するジメチルシロキサンとメチルフェニ
ルシロキサンのランダム共重合体、およびα,ω位に3-
(o-ヒドロキシフェニル)プロピル基を有するジメチル
シロキサンとジフェニルシロキサンのランダム共重合体
よりなる群から選ばれた少なくとも1種が反応性等より
好適である。
【0020】本発明においてホスゲン法を採用する場合
は、反応をより効率的に行うため第4級アンモニウム塩
存在下において、ホスゲンとBCFLまたはホスゲンとBCFL
と一般式(A)のビスフェノール化合物を反応させるこ
とが好ましい。具体的には、テトラメチルアンモニウム
クロライド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド、テト
ラエチルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチル
アンモニウムアイオダイドなどが例示され、これらのう
ちトリメチルベンジルアンモニウムクロライド、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライドが好ましい。この
第4級アンモニウム塩は、使用される全ビスフェノール
類に対して、一般に0.0005〜5mol% 使用することが好ま
しい。
【0021】本発明においてホスゲン法を採用する場合
には、過剰のホスゲンとBCFLを反応させた後の乳化状態
の溶液に、一般式(A)のビスフェノール化合物を反応
させる方法により反応性をより向上させることができ
る。
【0022】これらの反応で合成されたポリカーボネー
ト樹脂は、押出成形、射出成形、ブロ−成形、圧縮成
形、湿式成形など公知の成形法で成形可能であるが、容
易に成形できるとともに、必要な強度を保つには極限粘
度が0.2〜2.0dl/gの範囲であることが好ましい。
【0023】また、本発明の一般式(A)のビスフェノ
ール化合物は機械的強度、成形性、耐熱性等を考慮する
と全ビスフェノール化合物[BCFL+一般式(A)]中1
0〜80重量%が好ましい。一般式(A)のビスフェノ
ール化合物が10重量%未満では、ソフトセグメントと
しての効果が小さく成形性や溶媒溶解性に劣り、80重
量%を越えるとソフトセグメントの効果が大きすぎ、粘
性液体やゴム状体となりやすい。
【0024】本発明のポリカーボネート用の原材料中に
は、製造工程で除去できないような不純物が混入してい
るものは好ましくなく、事前に十分精製された原材料を
使用することが好ましい。
【0025】本発明のポリカーボネートには成形時に必
要な安定性や離型性を確保するため、所望に応じて、ヒ
ンダードフェノール系やホスファイト系酸化防止剤;シ
リコン系、脂肪酸エステル系、脂肪酸系、脂肪酸グリセ
リド系、密ろう等天然油脂などの滑剤や離型剤;ベンゾ
トリアゾール系、ベンゾフェノン系、ジベンゾイルメタ
ン系、サリチレート系等の光安定剤;ポリアルキレング
リコール、脂肪酸グリセリド等帯電防止剤などを適宜併
用してよい。さらには本ポリカーボネートと性能を損な
わない範囲で任意にポリカーボネート以外の他樹脂と混
合して使用する事も可能である。
【0026】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0027】実施例1 8.8%(w/v) の水酸化ナトリウム水溶液550ml に9,9-ビス
(3-メチル-4- ヒドロキシフェニル)フルオレン(以下
BCFL、0.3mol)113.4g及びハイドロサルファイト0.1gを
加え溶解した。これにメチレンクロライド500ml を加
え、15℃に保ちながら撹拌しつつ、トリエチルベンジル
アンモニウムクロライド0.05g を加え、ついでホスゲン
51g を50分かけて吹き込んだ。吹き込み終了後フェノー
ルを0.56g 加え、さらに8.8%(w/v) の水酸化ナトリウム
水溶液100ml 加え1分間激しく撹拌して、反応液を乳化
させ下記構造の平均重合度a=39のα,ω−ビス[3-(o-
ヒドロキシフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサ
ン(以下Si1 )120gを添加し攪拌した。その10分後、
0.2ml のトリエチルアミン(TEA )を加え、約1時間撹
拌し重合させた。
【0028】
【化4】
【0029】重合液を水相と有機相に分離し、有機相を
リン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水洗を繰り
返した。得られた重合樹脂液を、60℃に保った温水に
滴下し、溶媒を蒸発除去しながら重合物を粒状化した。
得られた白色粉末状重合物を濾過後、105℃、8時間
乾燥して粉末状樹脂を得た。この重合体は、塩化メチレ
ンを溶媒とする濃度0.5g/dlの溶液の温度20℃における
ハギンズ定数0.45として得られた極限粘度[η]は0.49
dl/gであった。得られた上記重合体を赤外線吸収スペク
トルより分析した結果、1770cm-1付近の位置にカルボニ
ル基による吸収、1240cm-1付近の位置にエーテル結合に
よる吸収が認められ、カーボネート結合を有することが
確認された。
【0030】実施例2 Si1 の代わりに下記構造の平均重合度a=36、c=4のα,
ω位に3-(o-ヒドロキシフェニル)プロピル基を有する
ジメチルシロキサンとジフェニルシロキサンのランダム
共重合体(以下Si2 )80g に変更し、フェノール0.9gを
用いた以外は、実施例1と同様に行った。
【0031】
【化5】
【0032】得られた重合体の極限粘度[η]は0.38dl
/gで、赤外吸収スペクトル分析よりカーボネート結合を
有することが確認された。
【0033】実施例3 Si1 の代わりに下記構造の平均重合度a=14、c=6 のα,
ω位に3-(o-ヒドロキシフェニル)プロピル基を有する
ジメチルシロキサンとジフェニルシロキサンのランダム
共重合体(以下Si3 )110gに変更し、BCFLと同時にSi3
を投入しホスゲンを吹き込んだ以外は、実施例1と同様
に行った。
【0034】
【化6】
【0035】得られた重合体の極限粘度[η]は0.44dl
/gで、赤外吸収スペクトル分析よりカーボネート結合を
有することが確認された。
【0036】比較例1 BCFLを56.7g(0.15mol)に変更し、Si1 の代わりに2,2-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン34.2g (以下BPA
、0.15mol)に変更し、BCFLとBPA を同時に投入し、ホ
スゲンを吹き込んだ以外は実施例1と同様に行った。得
られた重合体の極限粘度[η]は0.68dl/gで、赤外吸収
スペクトル分析によりカーボネート結合を有することが
確認された。
【0037】比較例2 市販のビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂(商品
名「レキサン 121」、GEプラスチック(株)製)をそ
のまま用いた。
【0038】比較例3 3,3,5-トリメチル-1,1- ビス(4-ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン(以下TMBPZ )型ポリカーボネートであ
るAPEXポリカーボネート樹脂(商品名 APEC HT、BAYER
(株)製)をそのまま用いた。
【0039】比較例4 市販の1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン(以下BPZ )型ポリカーボネート樹脂(商品名「ユー
ピロンZ 200」、三菱瓦斯化学(株)製)をそのまま用
いた。
【0040】比較例5 8.8%(w/v) の水酸化ナトリウム水溶液250ml にSi1 を10
0g及びハイドロサルファイト0.1gを加え、さらにメチレ
ンクロライド400ml を加え、15℃に保ちながら撹拌しつ
つ、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム0.05g を加
え、ついでホスゲン11g を11分かけて吹き込んだ。吹き
込み終了後、フェノール0.94g加え、さらに8.8%(w/v) の水酸
化ナトリウム水溶液50ml加え激しく撹拌して、反応液を
乳化させ、乳化後0.2ml のトリエチルアミン(TEA )を
加え、約1時間撹拌し重合させた。その後、実施例1と
同様の処理を行った。得られた重合体は粘性液体であり
粒状化は出来なかった。重合体の極限粘度[η]は0.14
dl/gで、赤外吸収スペクトル分析によりカーボネート結
合を有することが確認された。
【0041】比較例6 Si1 を用いなかった以外は実施例1と同様に行った。得
られた重合体は溶媒不溶の粉体となり、極限粘度の測定
は不可であった。赤外吸収スペクトル分析によりカーボ
ネート結合を有することが確認された。
【0042】比較例7 BCFLの代わりに9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フル
オレン(以下BPFL、0.31mol )108.5g用いた以外は実施
例1と同様に行った。この重合体は、塩化メチレンを溶
媒とする濃度0.5g/dlの溶液の温度20℃におけるハギン
ズ定数0.45として得られた極限粘度[η]は0.43dl/gで
あった。得られた上記重合体を赤外線吸収スペクトルよ
り分析した結果、1770cm-1付近の位置にカルボニル基に
よる吸収、1240cm-1付近の位置にエーテル結合による吸
収が認められ、カーボネート結合を有することが確認さ
れた。
【0043】比較例8 BCFLの代わりに9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3,5- ジメチル
フェニル)フルオレン(以下BXFL、0.3mol)121.8g用い
た以外は実施例1と同様に行った。この重合体は、塩化
メチレンを溶媒とする濃度0.5g/dlの溶液の温度20℃に
おけるハギンズ定数0.45として得られた極限粘度[η]
は0.34dl/gであった。得られた上記重合体を赤外線吸収
スペクトルより分析した結果、1770cm-1付近の位置にカ
ルボニル基による吸収、1240cm-1付近の位置にエーテル
結合による吸収が認められ、カーボネート結合を有する
ことが確認された。
【0044】実施例1〜3および比較例1〜4、比較例
7〜8の湿式成形フィルム成型品(50μm厚設定、13mm
幅ダンベル型)にて引っ張り試験を行った結果を表1に
示す。
【0045】実施例1〜3、比較例1〜4、比較例7〜
8のポリカーボネートの引張試験評価 実施例1〜3および比較例1〜4、比較例7〜8のポリ
カーボネートを18g 取り、132gのジクロロメタンに溶解
した。得られた12wt/wt%樹脂溶液を600 μmのスペーサ
ーにてキャストフィルムを作成し、乾燥後ASTM-D638-84
I 準拠ダンベル片(全長165mm 、長幅19mm、短幅13mm、
厚さ約50μm )を打ち抜き作成した。
【0046】作成したダンベル片を恒温室(23℃、50%R
H )にて、東洋ボルドウイーン製テンシロンUTM-5 を用
いて、ASTM D-882準拠の条件で、引っ張り速度50mm/mi
n、ロードセル196Nで引張試験を行い、強度と伸び率を
測定した。なお、比較例5は試料が液体のため、比較例
6は試料が溶媒不溶のため成形片は得られなかった。
【0047】実施例1〜3、比較例1〜4、比較例7〜
8のポリカーボネートの耐熱性評価 実施例1〜3および比較例1〜4、比較例7〜8のポリ
カーボネートの粉末を、(株)島津製作所製熱分析装置
(DSC-50、TGA-50H )を使用し、窒素雰囲気下でガラス
転移温度と1%減量開始温度を測定した。実施例1〜3
と比較例7〜8ははガラス転移温度が不明確(微細な変
曲点が数点出現)であったが、その内最も変曲が大きい
ものを代表としてガラス転移温度とした。
【0048】 表1 サンプル名 降伏強度 破断強度 弾性率 伸び率 Tg 1wt%減量温度 (MPa) (MPa) (GPa) (%) (℃) (℃) 実施例1 20.4 30.0 5.3 142 160 441 実施例2 25.7 22.5 6.9 83 163 402 実施例3 31.6 28.3 7.8 120 157 394 比較例1 --- 58.7 17.9 6 203 337 比較例2 51.8 62.2 17.8 101 146 507 比較例3 --- 48.0 15.5 16 175 478 比較例4 63.5 60.7 18.7 71 174 483 比較例7 22.1 32.4 6.0 122 165 445 比較例8 17.9 18.1 9.4 37 151 356 ───────────────────────────────────
【0049】表1から明らかなように、実施例1〜3の
ポリカーボネートは従来の比較例1〜4のポリカーボネ
ートとは機械的強度に差は認められるものの、成形材料
としての機械的強度は十分保持している特性を有してい
ることがわかる。また、耐熱性についてもガラス転移温
度については同等であり、減量開始温度もビスフェノー
ルA型ポリカーボネートの射出成形で最も高温の条件で
ある380 ℃以上の耐熱性を有していることがわかる。ま
た、実施例1〜3と比較例7〜8は、機械的強度と耐熱
性は比較的似た傾向を示すことがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート樹脂は、加工
性に優れているので、医療用器具、食品容器、飲料用ボ
トル等、あるいは光ディスク、近接場光記録媒体用カバ
ー層、光学フィルム、光学シート、光学レンズ、メガネ
レンズ、光ファイバー、導光板、光導波路、光学フィル
ターなどの光学部材、および電子写真感光体、トナー転
写ベルト、染顔料バインダー、ガス透過膜、玩具、窓・
建築部材、安全保護具部材、OA機器・携帯電話等各種
部材や筐体などの用途に好適である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA09 AB01 AC02 AC03 AC04 AD01 AE03 AE04 AE05 BB12A BB12B BB12C BG23X BG24X BG25X BH04 HC01 HC05A HC05B JA011 JC041 JC091 JC231

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3- メチルフェ
    ニル)フルオレン(以下BCFLと省略)及び一般式(A)
    で表される構造のビスフェノール化合物と炭酸エステル
    形成化合物とを反応させて得られるポリカーボネートで
    あって、一般式(A)がBCFL及び一般式(A)の合計量
    に対して、10〜80重量%であり、かつ得られたポリ
    カーボネートの極限粘度が0.2〜2.0dl/gであるポ
    リカーボネート樹脂。 【化1】 (式中、R1 〜R2 は、各々独立して水素、フッ素、塩
    素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
    6〜12のアリール基、炭素数2〜5のアルケニル基、
    炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭素数7〜17のア
    ラルキル基であり、これらの基に炭素原子を有する場合
    には置換基として、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
    2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、
    フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有することもできる。
    3 〜R6 は、各々独立して炭素数1〜5のアルキル
    基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数2〜5のアル
    ケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭素数7
    〜17のアラルキル基であり、これらの基に炭素原子を
    有する場合には置換基として、炭素数1〜5のアルキル
    基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアル
    コキシ基、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有すること
    もできる。R7 は、炭素数1〜6のアルキレン基又はア
    ルキリデン基を表すか単に結合を表す。Xは、−Si
    (R8 )(R9 )O−及び/または−Si(R10)(R
    11)O−の単独重合又はランダム共重合体を表し、重合
    度は0から200であり、R8 〜R11は、各々独立して
    水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜5のア
    ルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数2〜5
    のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、又は炭
    素数7〜17のアラルキル基であり、これらの基に炭素
    原子を有する場合には置換基として、炭素数1〜5のア
    ルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5
    のアルコキシ基、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を有す
    ることもできる。)
  2. 【請求項2】 一般式(A)で表されるビスフェノール
    化合物がα,ω−ビス[3-(o-ヒドロキシフェニル)プ
    ロピル]ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス[2-
    (p-ヒドロキシフェニル)エチル]ポリジメチルシロキ
    サン、α,ω位に3-(o-ヒドロキシフェニル)プロピル
    基を有するジメチルシロキサンとメチルフェニルシロキ
    サンのランダム共重合体、およα,ω位に3-(o-ヒドロ
    キシフェニル)プロピル基を有するジメチルシロキサン
    とジフェニルシロキサンのランダム共重合体よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載のポリ
    カーボネート樹脂。
  3. 【請求項3】 炭酸エステル形成化合物がホスゲンまた
    はジフェニルカーボネートである請求項1記載のポリカ
    ーボネート樹脂。
  4. 【請求項4】 ホスゲンを炭酸エステル形成化合物とし
    て用いる溶液重合法を用ることを特徴とした請求項1記
    載のポリカーボネート樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】 過剰のホスゲンとBCFLを反応させた後の
    乳化溶液に一般式(A)のビスフェノール化合物を添加
    し、重合せしめる請求項4記載のポリカーボネート樹脂
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 ホスゲンとの反応に際し、第4級アンモ
    ニウム塩を存在させる請求項4記載のポリカーボネート
    樹脂の製造方法。
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