JP2002030105A - 可視光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
可視光硬化性樹脂組成物Info
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Abstract
特性を有する耐硬化収縮性に優れた組成物が得られ、ま
た、柔軟性、接着性、電気絶縁性、耐薬品性、耐熱性、
耐水性、耐PCT性等に優れた硬化物が得られる可視光
硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 可視光硬化性樹脂組成物は、その基本的
な第一の態様によれば、(A)感光性樹脂成分が、分子
内に1つ以上のヒドロキシル基及び芳香族環を有するビ
ニル化合物を含み、(B)光重合又は重合を促進する成
分が、光重合開始剤、400〜600nmの波長領域に
吸収をもつ増感色素、及び第3級チオフォスファイトか
らなることを特徴としており、第二の態様においては、
上記成分に加えてさらに(C)エポキシ樹脂及び/又は
(D)飽和ポリエステル樹脂を含むことを特徴としてお
り、第三の態様においては、上記成分に加えてさらに
(E)シランカップリング剤を含む。
Description
電気絶縁性、耐水性、耐熱性、耐PCT性(プレッシャ
ー・クッカー耐性)及び耐硬化収縮性に優れた可視光硬
化性樹脂組成物及びそれから得られる硬化物に関する。
保護する方法として、カバーレイフィルムを回路パター
ンに合わせ張り付ける方法や、可撓性を持たせた樹脂を
オーバーコートする方法が採用されている。これらのオ
ーバーコート樹脂としては、常温乾燥性、光硬化性、又
は熱硬化性のアクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミド樹
脂、イミド樹脂、あるいはこれらの複合系が知られてい
る。これらは、柔軟性(フレキシブル性)を与えるため
にブタジエン骨格の導入、シロキサン骨格の導入、又は
長鎖脂肪族骨格の導入を行ない、あるいは接着性の向上
のためにアミド骨格、ヒドロキシル基等の導入を計り、
あるいはまた、硬化収縮を改善するために脂環式骨格を
採用するなどの試みがなされてきた。
み、これに伴いオーバーコート層に対する要求も厳しく
なり、柔軟性、接着性、絶縁性、耐薬品性、耐熱性、耐
水性、耐PCT性などについてより厳しい特性が要求さ
れるようになってきた。また、モバイル機器の隆盛に伴
って回路基板とモニター基板との一体実装技術が進歩
し、保護層としての樹脂にもフレキシブル基板、ソリッ
ド基板の両方に適用できる材料が求められている。
して、本出願人は、分子内に1つのラジカル重合性のエ
チレン性不飽和二重結合と、1つ以上の水酸基及び芳香
族環を有する新規な感光性樹脂を主成分とする感光性樹
脂成分及び光ラジカル重合開始剤、あるいはさらにエポ
キシ樹脂やポリエステル樹脂を含む紫外線硬化性樹脂組
成物が、柔軟性、接着性、電気絶縁性、耐薬品性、耐熱
性、耐水性、耐PCT性等に優れた硬化物を提供するこ
とを見い出し、既に特許出願している(特願2000−
54077号)。
て検討を進めた結果、これらの組成物が紫外領域だけで
なく可視領域でも硬化できるならば、さらに利用分野が
広がることが期待できることを見い出した。すなわち、
レ−ザ−光による直接描画走査露光用レジスト、着色フ
ィルムを介しての接着剤、ビルドアップ用絶縁樹脂組成
物、導電インキ、歯科材料など、また、有機液晶パネ
ル、有機ELパネルのような比較的紫外光に弱い材料を
用いたパネルの保護材料、接着材料などの利用が考えら
れる。しかし、意外なことに、これまでに知られている
可視光重合開始剤を用いた場合、上記組成物は充分な硬
化特性が得られないことが分かった。
みてなされたものであり、その主たる目的は、前記した
分子内に1つのラジカル重合性のエチレン性不飽和二重
結合と、1つ以上の水酸基及び芳香族環を有する感光性
樹脂を主成分とする感光性樹脂成分を含む紫外線硬化性
樹脂組成物が有する利点を具えつつ、可視光によつても
充分な硬化特性を有する組成物を提供することにある。
に、本発明の可視光硬化性樹脂組成物は、その基本的な
第一の態様によれば、(A)感光性樹脂成分が、分子内
に1つ以上のヒドロキシル基及び芳香族環を有するビニ
ル化合物、好ましくは後述する一般式(1)又は(2)
で示される化合物を含み、(B)光重合又は重合を促進
する成分が、光重合開始剤、400〜600nmの波長
領域に吸収をもつ増感色素、及び第3級チオフォスファ
イトからなることを特徴としており、第二の態様におい
ては、上記成分に加えてさらに(C)エポキシ樹脂及び
/又は(D)飽和ポリエステル樹脂を含むことを特徴と
しており、第三の態様においては、上記成分に加えてさ
らに(E)シランカップリング剤を含むことを特徴とし
ている。このような可視光硬化性樹脂組成物から得られ
る硬化物は、−30℃〜40℃のガラス転移温度(T
g)を有するため、フレキシブル基板、ソリッド基板の
両方に適用可能である。
化性樹脂組成物の問題点(不充分な可視光硬化性)を解
決すべく鋭意研究した結果、従来から知られている可視
光重合開始剤、例えば、有機ボロン化合物/カチオン染
料、有機ボロン化合物/アクリジン、チタノセン/クマ
リン、チタノセン/アミン、オキシムエ−テル、あるい
は、有機過酸化物/チオピリリウム塩、メロシアニン、
キノリン系などと組み合わせて、さらに第3級チオフォ
スファイトを併用することにより、可視光によっても効
果的に硬化反応が進行することを見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。すなわち、本発明は、分子
内に1つ以上の水酸基及び芳香族環を有するビニル化合
物を主成分として含む光硬化系において、重合又は重合
を促進する成分が、光重合開始剤、増感色素、及び第3
級チオフォスファイトの3成分からなることに特徴を有
する。
ついて詳しく説明すると、まず、(A)感光性樹脂成分
は、分子内に1つ以上の水酸基及び芳香族環を有するビ
ニル化合物を必須の構成成分として含有し、好ましくは
(A)成分の50質量%以上含有する。このビニル化合
物は、光硬化反応に関与する官能基(エチレン性不飽和
二重結合)の数を1分子中に1つと限定したことで、光ラ
ジカル重合する際の硬化収縮の影響を最小限に抑え、密
着性低下の防止に寄与しており、また、水酸基の存在は
基材との密着性に大きく寄与し、さらに芳香族環の存在
は耐水性に寄与していると考えられる。なお、組成物の
特性に悪影響を及ぼさない範囲内、即ち(A)成分全体
の50質量%未満の範囲内であれば、分子内に2つ以上
のエチレン性不飽和二重結合を有する感光性樹脂、及び
/又は水酸基や芳香族環を有していない感光性樹脂な
ど、他の感光性化合物を配合することができる。
ビニル化合物としては、工業的に容易に入手できる単官
能エポキシ(メタ)アクリレート類を用いることがで
き、一般的な製法により単官能エポキシ樹脂のグリシジ
ル基を(メタ)アクリレート化したものである。具体的
には、フェニルグリシジルエーテル、o−ビフェニルグ
リシジルエーテル、ナフチルグリシジルエーテルなどの
(メタ)アクリレート化物が挙げられる。特に、新規な
感光性樹脂である、下記一般式(1)又は(2)で示さ
れる(メタ)アクリレート化合物、具体的にはo−ビフ
ェニルグリシジルエーテル、ナフチルグリシジルエーテ
ル等の(メタ)アクリレート化物が疎水性の点で優れて
いる。
(CH3)2−、−SO2−、−CH2−又は直接結合を表
わし、R1及びR2は炭素数1〜12の直鎖状、環状もし
くは分岐状のアルキル基を表わし、mは0〜4の整数、
nは0〜5の整数を表わす。)
ができる他の感光性化合物としては、一価又は二価の
(メタ)アクリレート系化合物が特に好ましいが、アク
リロイル基(メタクリロイル基)以外の官能基を有して
いてもよい。さらに、単官能で樹脂骨格中に芳香環やシ
クロ環を有していると疎水性の点で有利である。具体的
には、4−(メタ)アクリロキシトリシクロ[5.2.
1.02.6]デカン、フェノキシエチル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジ
ル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アク
リレート、フェノールEO変性(メタ)アクリレート、
パラクミルフェノールEO変性(メタ)アクリレート、
ノニルフェノールEO変性(メタ)アクリレート、ノニ
ルフェノールPO変性(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートなどの単
官能(メタ)アクリレート類などを挙げることができ
る。その他、スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルピリジン、ビニルアセテ−ト、ビニルピロリ
ドンなどを用いることもできる。これらの感光性成分
は、2種類以上を混合して用いることができる。但し、
本発明の効果を充分に発揮させるためには、(A)感光
性樹脂成分中、前記一般式(1)又は(2)で示される
化合物が50質量%以上を占めることが望ましい。
ち、光重合開始剤としては、2,4−ジメチルチオキサ
ントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロ
チオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサント
ン等のチオキサントン類;2−メチルアントラキノン、
2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキ
ノン、1−クロロアントラキノン等のアントラキノン
類;4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等の
ベンゾフェノン類;1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−
フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン等のα−ヒドロキシケトン
類;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホス
フィンオキサイド等の(ビス)アシルホスフィンオキサ
イド類;ビス(2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール
−1−イル)−フェニル)チタニウム等のチタノセン
類;2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−メチル−1
−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ
プロパン−1−オン等のアミノアセトフェノン類;1−
(4−フェニルスルファニル−フェニル)−オクタン−
1−オンオキシム−o−ベンゾアート等のオキシムエス
テル類;ベンジル、4,4′−ジメトキシベンジル、カ
ンファーキノン等のα−ジケトン類などが挙げられる。
さらには、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレ−ト、3,
3,4,4−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニ
ル)ベンゾフェノン等の有機過酸化物、ジフェニルヨー
ドニウムブロマイド、ジフェニルヨードニウムクロライ
ド等のジフェニルハロニウム塩、四塩化炭素、クロロフ
ォルム、ヨードフォルム、等の有機ハロゲン化物、2,
2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物、3,5
−トリアジンベンズアントロン、9−フェニルアクリジ
ン等の複素環式及び多環式化合物、鉄−アレン錯体、等
が挙げられる。
等に応じて数種を併用することも可能であり、例えば、
2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2
−モルフォリノプロパン−1−オン等のアミノアセトフ
ェノン類とチオキサントン類又はアミノベンゾフェノン
との組み合わせ;ベンゾフェノン類とアミノベンゾフェ
ノン類との組み合わせ;1−ヒドロキシ−シクロヘキシ
ル−フェニル−ケトン等のα−ヒドロキシケトン類と
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイド等の(ビス)アシルホスフィンオキサイド
類との組み合わせ等が挙げられる。さらにこれら公知慣
用の光ラジカル重合開始剤には、トリエタノールアミン
などの第3アミン、ジメチルアミノ安息香酸イソアミ
ル、ジメチルアミノエチルメタクリレートなどの光開始
助剤を加えることができる。
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケト
ン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプ
ロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1な
どのフェニルケトン系化合物、ビス(2,4,6−トリ
メチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシドなどの
(ビス)アシルホスフィンオキサイド類やチタノセン化
合物が好ましい。
性樹脂成分100質量部に対して0.5質量部以上、2
0質量部以下が適当であり、好ましくは0.5〜5質量
部である。光重合開始剤の配合量が0.5質量部未満で
は、可視光による光硬化が充分に進行せず、一方、20
質量部を超えて大量に配合してもその硬化が飽和状態と
なるため経済的でなく、また逆に組成物の光硬化後に残
存して硬化物の特性を低下させるおそれがあるからであ
る。
収をもつ増感色素としては、3,3′,4,4′−カル
ボニルビス−7−(ジエチルアミノ)クマリン等のケト
クマリン色素、3,3′−カルボニルビス−7−(ジエ
チルアミノ)クマリン、3−(2′−ベンゾチアゾリ
ル)−7−N,N−ジエチルアミノクマリン等のクマリ
ン色素、チオピリリウム塩系色素、シクロヘキサノン系
色素、ピラン系色素、さらには、チオキサンテン系色
素、キサンテン系色素等が挙げられ、これらは単独で又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。上記増
感色素は、感光性樹脂成分100質量部に対して0.0
1〜20質量部の範囲で使用するのが好ましく、特に
0.1〜10質量部の範囲が好ましい。
は、次の一般式(3)で示されるものが用いられる。
基、アリール基、又はアラルキル基を表わし、これらは
ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルコキシ基、アルカ
ノイル基、シアノ基、水酸基、又はアミノ基で置換され
ていてもよく、p、q及びrはそれぞれ0〜3の整数を
表わし、但し、p+q+r=3である。) 具体的には、トリブチルトリチオフォスファイト、トリ
オクチルトリチオフォスファイト、トリフェニルトリチ
オフォスファイト、トリベンジルトリチオフォスファイ
ト、トリ(2−エチルヘキシル−3−チオプロピル)フ
ォスファイト等が挙げられ、単独で又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。上記第3級チオフォスフ
ァイトは、感光性樹脂成分100質量部に対し0.1〜
10質量部の範囲で使用するのが望ましく、特に0.1
〜3質量部の範囲が好ましい。なお、前記増感色素及び
第3級チオフォスファイトの配合量は、共に、前記した
範囲より少ないと硬化物の充分な特性が得られないし、
逆に前記範囲を超えて多量に配合すれば、膜質が悪くな
り、また、経済的にも好ましくない。
(C)エポキシ樹脂を加えることでさらに特性の向上が
達成される。このエポキシ樹脂は、光硬化反応に関与し
ないため、硬化収縮の低減(密着性の改善)に効果があ
る。エポキシ樹脂としては、公知慣用の各種エポキシ樹
脂、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ
樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水添ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキ
シ樹脂、ビキシレノール型エポキシ樹脂、脂環式エポキ
シ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのノボラック
型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル化合物、テレ
フタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸
ジグリシジルエステル、ダイマー酸ジグリシジルエステ
ルなどのグリシジルエステル化合物、トリグリシジルイ
ソシアヌレート、N,N,N′,N′−テトラグリシジ
ルメタキシレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラ
グリシジルビスアミノメチルシクロヘキサン、N,N−
ジグリシジルアニリンなどのグリシジルアミン化合物な
どの公知慣用のエポキシ化合物が挙げられる。これらの
エポキシ樹脂は、単独で又は2種以上を組み合わせて用
いることができる。
れらのエポキシ樹脂の中でも特に、軟化点が40℃以上
の、室温で半固形もしくは固形状態にあるエポキシ樹脂
を使用することが好ましい。これにより、樹脂組成物の
表面硬化性(指触乾燥性)、耐水性が向上する。さら
に、疎水性骨格を有するエポキシ樹脂を選択することに
より、樹脂組成物の疎水性を向上させ、マイグレーショ
ンを効果的に防止することができる。
グレーションによる電極間のショートに耐え得る性能の
ことをいう。)に寄与する樹脂として、エポキシ樹脂を
含む数々の疎水性樹脂の中から上記の如き室温で半固形
もしくは固形状態にあるエポキシ樹脂を選定したが、さ
らに検討を重ねた結果、これらのエポキシ樹脂の中で
も、エピクロルヒドリンの誘導体よりは、アリル基を過
酢酸でエポキシ化した下記構造を有するもの、即ち、分
子中に下記一般式(4)で示される部分構造を有するエ
ポキシ化合物、あるいは下記式(5)又は(6)で示さ
れるいずれかの構造を有する脂環式エポキシ化合物が、
耐マイグレーション性に優れていることが明らかとなっ
た。これはエピクロルヒドリン誘導体に比べ、下記構造
を有するエポキシ化合物は不純物イオン濃度が低いた
め、電気特性に優れていると考えられる。
tは1〜100の整数を表わす。但し、分子中に少なく
とも1個のエポキシ基を含む。)
子中に上記一般式(4)で示される部分構造を有するエ
ポキシ化合物において、下記式(a)及び(b)で表わ
される官能基の数の比(a)/(b)が平均1.0〜
4.0であることが好ましい。
(株)製のセロキサイド3150、セロキサイド208
5などを挙げることができる。上記一般式(4)で示さ
れる官能基を有するポリエーテル型のエポキシ樹脂は、
特公平7−25864号に詳しく説明されているので、
詳細については上記公報を参照されたい。
性樹脂成分100質量部に対して5質量部以上、60質
量部以下が適当であり、好ましくは5〜40質量部であ
る。この理由は、エポキシ樹脂の配合量が5質量部未満
では、前記したような効果が得られ難く、一方、60質
量部を超えて大量に配合しても期待される効果が飽和状
態となるために経済的でなく、また逆に組成物の光硬化
性を妨げるおそれがあるからである。
した各成分に加えてさらに(D)飽和ポリエステル樹脂
を配合することが好ましい。この飽和ポリエステル樹脂
は、被着体との密着性を向上させる効果があるものであ
れば特に限定されない。具体的には東洋紡バイロンシリ
ーズ(東洋紡績(株)製)のバイロン200、220、
240、245、270、280、290、296、3
00、500、530、550、560、600、63
0、650、BX1001、GK110、130、14
0、150、180、190、250、330、59
0、640、680、780、810、880、890
等が挙げられる。さらに、このような飽和ポリエステル
樹脂は、密着性を向上させる効果の他に、硬化物を基材
から剥がす行為が容易になるというリペア性に優れる特
性を有する。
記感光性樹脂成分100質量部に対して5質量部以上、
50質量部以下が適当であり、好ましくは5〜30質量
部である。この理由は、飽和ポリエステル樹脂の配合量
が5質量部未満では、前記したような効果が得られ難
く、一方、50質量部を超えて大量に配合しても期待さ
れる効果が飽和状態になるために経済的でなく、また逆
に組成物の光硬化性を阻害したり、硬化物の特性を低下
させるおそれがあるからである。
により(E)シランカップリング剤を加えてもよい。シ
ランカップリング剤を加える目的は、基材、特にガラス
との密着性を向上させるためである。シランカップリン
グ剤としては、基材との密着性が向上するものであれば
特に限定されない。具体的には日本ユニカー(株)製の
A−143、A−150、A−151、A−171、A
−172、A−174、A−186、A−187、A−
189、A−1100、A−1120及びA−116
0、東芝シリコーン(株)製のTSL−8310、TS
L−8311、TSL−8320、TSL−8395、
TSL−8325、TSL−8331、TSL−834
0、TSL−8345、TSL−8380、TSL−8
350、TSL−8355、TSL−8370及びTS
L−8375等が挙げられる。
樹脂組成物には、前記したような成分の他に添加剤を適
宜配合することが可能である。例えば、硬化収縮率低
減、熱膨張率低減、寸法安定性向上、弾性率向上、粘度
調整、熱伝導率向上、強度向上、靭性向上等の観点から
有機又は無機の充填剤を配合できる。このような充填剤
としては、ポリマー、セラミックス、金属、金属酸化
物、金属塩等を用いることができ、形状については粒子
状、繊維状等特に限定されない。なお、上記ポリマーの
配合に当っては、充填剤としてではなくポリマーブレン
ド、ポリマーアロイとして、可視光硬化性樹脂組成物中
に溶解、半溶解又はミクロ分散させることも可能であ
る。
は、添加剤として有機又は無機の顔料、染料等の着色剤
を配合せしめ、塗料、インク等の用途に供することもで
きる。さらに、本発明の可視光硬化性組成物では、その
他の添加剤として柔軟性付与剤、可塑剤、難燃化剤、保
存安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、チクソトロピー
付与剤、分散安定剤、流動性付与剤等を適宜配合するこ
とができる。
慣用の方法により基材上に塗布し、形成された塗布層に
可視光〜紫外光を照射し、エチレン性不飽和結合を有す
る化合物を光ラジカル重合させることにより硬化する。
照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀
灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドラ
ンプなどの他、白色光光源、アルゴンレーザー、YAG
レーザーなどを利用できる。なお、本発明の樹脂組成物
は、液状、ペースト状及びフィルム状のいずれの形態で
も使用することができる。液状で用いる場合、樹脂組成
物の粘度を調整するために適宜、有機溶剤等の公知の粘
度調整剤を用いて粘度を調整することができる。
いて具体的に説明するが、本発明が下記実施例に限定さ
れるものでないことはもとよりである。
混合し、各種成分組成の可視光硬化性樹脂組成物を調製
した。なお、各実施例及び比較例で用いた各成分は以下
のとおりである。 NKエステル#401: 2−フェニルフェノールオキ
シラン付加物モノアクリレート(新中村化学(株)製) M−110: パラクミルフェノールEO変性アクリレ
ート A−DCP: トリシクロデカンジメタノールジアクリ
レート(新中村化学(株)製) イルガキュア784: ビス(2,4−シクロペンタジ
エン−1−イル)ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1
H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム(チ
バ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製) クマリンBC: 3,3′−カルボニルビス−7−(ジ
エチルアミノ)クマリン LT−3: トリラウリルチオフォスファイト(堺化学
工業(株)製) A−174: γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン(日本ユニカー(株)製)
硬化性、密着性、及び硬化物のガラス転移温度を測定し
た。測定方法は、以下のとおりである。 (1)硬化性:図1に示すように、27mmφ×55m
mのガラス製容器(日電理化硝子(株)製、ねじ口ビン
SV−20)1の底部に黒色のリング状樹脂シール剤
(外形15mm、内径5mm)2及びポリイミドフィル
ム(25μm厚)3を貼る。これに試料Sの適当量を入
れる。次いで、容器底部のポリイミドフィルム3に高圧
水銀灯(ウシオ電機(株)製USHIO スポットキュ
ア UIS−25102)の光ファイバ4先端の照射ス
ポット5を密着させ、120秒間照射した。得られた硬
化物をアセトンで洗浄した後、硬化物の高さを測定し
た。
面に試料を0.1ml滴下する。その試料の上から、厚さ
0.7mmのITOガラスのITO面を試料と接するよ
うに重ね、試料が約100μm厚になるまで上から押さ
えつける。このようにしてできたサンプルの片側に厚さ
25μmのポリイミドフィルムを貼り付け、ポリイミド
フィルム側から高圧水銀灯2000mJを照射して試験
片を作製した。こうして作製した試験片を100℃の熱
湯に入れ、60分間煮沸した。煮沸後の外観及び手で引
き剥がしたときの剥離性を評価した。評価基準は以下の
通りである。 ◎:煮沸後にペーストの浮き、剥がれは見られなかっ
た。 ○:煮沸後にガラス面から若干の浮きが見られた。 △:煮沸中にガラス面から剥離した。 ×:硬化直後にガラス面から剥離した。
フィルムに試料を0.1ml滴下する。その試料の上に、
同様に厚さ25μmの別のポリイミドフィルムを重ね、
試料が約100μm厚になるまで上から押さえつけ、こ
れに高圧水銀灯2000mJを照射して試験片を作製し
た。こうして作製した試験片を100℃の熱湯に入れ、
60分間煮沸した。煮沸後の外観及び手で引き剥がした
ときの剥離性を評価した。評価基準は以下の通りであ
る。 ◎:煮沸後にペーストの浮き、剥がれは見られなかっ
た。 ○:煮沸後にフィルムから若干の浮きが見られた。 △:煮沸中にフィルムから剥離した。 ×:硬化直後にフィルムから剥離した。
子型粘弾性測定装置により測定した。
化性樹脂組成物は、硬化性に優れると共に、密着性に優
れ、また、得られる硬化物のガラス転移温度も充分に低
く、フレキシブル性に優れているため、フレキシブル基
板に充分に適用できることがわかる。
始剤系として、光重合開始剤、400〜600nmの波
長領域に吸収を持つ増感色素、第3級チオフォスファイ
トを必須成分として用いるため、前記した分子内に1つ
以上の水酸基及び芳香族環を有する感光性樹脂、特に前
記した一般式(1)又は(2)で示される化合物を主成
分とする感光性樹脂成分を含む光硬化系において、紫外
光は勿論、可視光によつても充分な硬化特性を有する耐
硬化収縮性に優れた組成物が得られ、また、上記感光性
樹脂成分使用による利点を具え、柔軟性、接着性、電気
絶縁性、耐薬品性、耐熱性、耐水性、耐PCT性等に優
れた硬化物が得られる。その結果、本発明の樹脂組成物
は、オーバーコート層としてフレキシブル基板、ソリッ
ド基板の両方に適用できると共に、可視光光源で硬化で
きるため、レ−ザ−光による直接描画走査露光用レジス
ト、着色フィルムを介しての接着剤、ビルドアップ用絶
縁樹脂組成物、導電インキ、歯科材料など、また、有機
液晶パネル、有機ELパネルのような比較的紫外光に弱
い材料を用いたパネルの保護材料、接着材料など、種々
の新しい用途に対し、適応性の広い硬化物を提供するこ
とができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)感光性樹脂成分が、分子内に1つ
以上のヒドロキシル基及び芳香族環を有するビニル化合
物を含み、(B)光重合又は重合を促進する成分が、光
重合開始剤、400〜600nmの波長領域に吸収をも
つ増感色素、及び第3級チオフォスファイトからなるこ
とを特徴とする可視光硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (C)エポキシ樹脂及び/又は(D)ポ
リエステル樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載
の可視光硬化性樹脂組成物。 - 【請求項3】 (E)シランカップリング剤を含むこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の可視光硬化性樹脂
組成物。 - 【請求項4】 分子内に1つ以上のヒドロキシル基及び
芳香族環を有するビニル化合物が、下記一般式(1)又
は(2)で示される(メタ)アクリレ−ト化合物である
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の可視光硬化性樹
脂組成物。 【化1】 (式中、Xは水素原子又はメチル基を表わし、Yは−C
(CH3)2−、−SO2−、−CH2−又は直接結合を表
わし、R1及びR2は炭素数1〜12の直鎖状、環状もし
くは分岐状のアルキル基を表わし、mは0〜4の整数、
nは0〜5の整数を表わす。) - 【請求項5】 第3級チオフォスファイトが、下記一般
式(3)で示されることを特徴とする請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の可視光硬化性樹脂組成物。 【化2】 (式中、R3、R4及びR5は炭素数1〜20のアルキル
基、アリール基、又はアラルキル基を表わし、これらは
ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルコキシ基、アルカ
ノイル基、シアノ基、水酸基、又はアミノ基で置換され
ていてもよく、p、q及びrはそれぞれ0〜3の整数を
表わし、但し、p+q+r=3である。) - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
可視光硬化性樹脂組成物から得られる硬化物であって、
そのガラス転移温度(Tg)が−30℃〜40℃である
ことを特徴とする硬化物。
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