JP2002030031A - トランス‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の精製法 - Google Patents

トランス‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の精製法

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JP2002030031A
JP2002030031A JP2000209477A JP2000209477A JP2002030031A JP 2002030031 A JP2002030031 A JP 2002030031A JP 2000209477 A JP2000209477 A JP 2000209477A JP 2000209477 A JP2000209477 A JP 2000209477A JP 2002030031 A JP2002030031 A JP 2002030031A
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trans
dcta
dicyclohexyl
tetracarboxylic acid
cis
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Akinori Shiotani
陽則 塩谷
Hiroshi Shimazaki
寛史 島崎
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリイミド樹脂の新規な出発原料であるtr
ans−ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラ
カルボン酸異性体の精製法を提供する。 【解決手段】 (1R,1’S,3R,3’S,4R,
4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
ラカルボン酸,(1S,1’S,3S,3’S,4S,
4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
ラカルボン酸,および(1R,1’R,3R,3’R,
4R,4’R)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’
‐テトラカルボン酸を溶媒中で加熱、冷却し、ろ過し
て、これらの純度を向上させるトランス‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の精製法を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、(1R,1’
S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル
‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐
DCTA‐1と略記)、(1S,1’S,3S,3’
S,4S,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,
4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCTA‐2と
略記)、(1R,1’R,3R,3’R,4R,4’
R)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカ
ルボン酸(trans‐DCTA‐3と略記)の精製法
に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラカルボン酸類は耐熱性に優れたポ
リイミド樹脂の原料であるテトラカルボン酸ジ無水物の
前駆体として有用な化合物である。ベンゼン環を水素還
元して対応のシクロヘキサン環へ変換することは、よく
知られており、例えば、synthetic comm
unication,25,2079(1995)、特
開平10‐36320号、特開平11‐189568
号、特開平11‐349535号、特開平10‐204
002号、特公平8‐30045号などが報告されてい
る。
【0003】ビフェニル‐3,3’4,4’‐テトラカ
ルボン酸テトラメチル(BPTMと略記)を水素還元す
ると、生成物には6個の不斉炭素が存在し、従って、2
6個の異性体が可能である。BPTMの水素還元につい
ても、特開平7‐215912号、特開平8‐3251
96号、特開平8‐325201号などが報告されてい
るが、これらの報告では、この異性体について一切ふれ
ておらず、混合物のみについて言及している。
【0004】BPTMの水素還元により異性体が生成す
る反応式を次に示す。(式中Meはメチル基を示す。)
【化1】
【0005】多数の異性体混合物から特定の異性体を単
離することは価値があるが、未だ知られていない。特
に、(1R,1’S,3R,3’S,4S,4’R)‐
ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン
酸テトラメチル(cis‐DCTM‐xと略記)、(1
R,1’R,3R,3’R,4S,4’S)‐ジシクロ
ヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸テトラ
メチル(cis‐DCTM‐yと略記)、および(1
S,1’S,3S,3’S,4R,4’R)‐ジシクロ
ヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸テトラ
メチル(cis‐DCTM‐zと略記)の単離、確認に
ついては、すでに特願2000−191050号として
特許出願した。
【0006】これらのcis‐DCTMをオ−トクレ−
ブを用いて水中にて、200〜250℃にて加熱し、脱
離したメタノ−ルおよび水を反応系から抜きながら加水
分解することにより、(1R,1’S,3R,3’S,
4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’
‐テトラカルボン酸 (trans‐DCTA‐1と略
記)、(1S,1’S,3S,3’S,4S,4’S)
‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボ
ン酸(trans‐DCTA‐2と略記)、および(1
R,1’R,3R,3’R,4R,4’R)‐ジシクロ
ヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸(tr
ans‐DCTA‐3と略記)を製造することができ、
すでに特許出願した。
【0007】また、(1R,1’S,3R,3’S,4
S,4’R)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐
テトラカルボン酸(cis‐DCTA‐xと略記)、
(1R,1’R,3R,3’R,4S,4’S)‐ジシ
クロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸
(cis‐DCTA‐yと略記)、および(1S,1’
S,3S,3’S,4R,4’R)‐ジシクロヘキシル
‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸(cis‐DC
TA‐zと略記)をオ−トクレ−ブを用いて水中にて、
200〜250℃にて加熱し、trans‐DCTA‐
1,trans‐DCTA‐2およびtrans‐DC
TA‐3へ変換できることについてはすでに特許出願し
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
では高純度のtrans‐DCTAを得るためには余分
な工程を必要とする場合がある。従って、この発明は比
較的簡単な工程で純度の高いtrans‐DCTAを得
る精製法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、(1R,
1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸,(1S,
1’S,3S,3’S,4S,4’S)‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸,および
(1R,1’R,3R,3’R,4R,4’R)‐ジシ
クロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸を
溶媒中で加熱、冷却し、ろ過して、これらの純度を向上
させるtrans‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,
4’‐テトラカルボン酸の精製法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を次に示
す。 1)溶媒として、水、酢酸、テトラヒドロフラン、アセ
トン、酢酸エチル、あるいはアセトニトリルを使用する
上記の精製法。 2)溶媒として、メタノ−ルあるいはエタノ−ルを使用
することにより、特に、(1R,1’S,3R,3’
S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,
4’‐テトラカルボン酸の異性体割合を95%以上とす
る上記の精製法。
【0011】この発明において、前記の方法で得た粗t
rans‐DCTAを溶媒中、好適には還流温度に加熱
した後、冷却し、ろ過して高純度の生成物を得ることが
できる。前記溶媒の使用量は、好適にはtrans‐D
CTAを10g当たり50〜1000mL、特に150
〜300mLである。これより少量の溶媒を使用すると
必ずしも純度が上がらず、逆に大量の溶媒の使用は生成
物の収量が減少する。前記の使用する溶媒に限定はない
が、水、酢酸、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エ
チル、アセトニトリル、メタノ−ルおよびエタノ−ルな
どが使用できる。
【0012】これらの処理により不純物が溶媒中へ移動
し、簡単な操作でtrans‐DCTAを精製できる。
反応時間は0.5時間〜2時間程度で十分である。特
に、メタノ−ルおよびエタノ−ル中で処理するとtra
ns‐DCTA−1の異性体割合を95%以上とするこ
とができる。
【0013】この発明における(1R,1’S,3R,
3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCTA‐
1)の化学式を次に示す。
【0014】
【化2】
【0015】この発明における(1S,1’S,3S,
3’S,4S,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCTA‐
2)の化学式を次に示す。
【0016】
【化3】
【0017】この発明における(1R,1’R,3R,
3’R,4R,4’R)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCTA‐
3)の化学式を次に示す。
【0018】
【化4】
【0019】
【実施例】以下、実施例によってこの発明を具体的に説
明するが、この発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0020】キャピラリ−クロマトグラフィ−(CG
C)は日立GC263−70、カラム:DB−5(J&
W Scientific)5%Phenyl−95%
methylpolysiloxane0.25μm厚
さ、0.25mmφ、60m、カラム温度275℃、に
て測定した。高速液体クロマトグラフィ−は島津SCL
−10A、カラム:Chiralcel OD(ダイセ
ル化学工業社製)0.46cmφ、25cm、20℃、
EtOH/n−hexane(10/90)、0.5m
L/minにて測定した。1HNMRスペクトル(40
0MHz)は日本電子 JEOL 400X、DMSO溶
液、25℃にて測定した。
【0021】合成例1 500mL回転式オ−トクレ−ブに100gのBPT
M、2.5gの5%Rh/C、およびテトラヒドロフラ
ン200mLを仕込み、水素30kg/cm2の定圧下
に100℃で、300rpmにて5.5時間加熱した
(約5時間で水素の吸収が終了)。反応液をNo5cの
ろ紙を用いて濾過した後、テトラヒドロフランを留去し
て101.8g(収率99%)の粘凋な生成物を得た。
これを400mLのメタノ−ルに溶解させて晶析させ
て、72gのcis‐DCTMを得た。HPLCの分析
より、cis‐DCTM‐x/cis‐DCTM‐y/
cis‐DCTM‐z=51/28/21であった。
【0022】1L回転式オ−トクレ−ブにこのcis‐
DCTMを30gとり、水500mLを添加して220
℃に加熱した。水圧が約30kg/cm2となり、反応
の進行とともに約40mLの水(MeOHを含む)を抜
き、この操作を繰り返した。6.5時間攪拌し、このと
き総量で約400mLの水を抜いた。さらに、翌日、こ
の反応系へ水500mLを添加して、同様な反応を6.
5時間続行した(計13時間)。内容物は約110gで
あり、析出していた結晶をろ過、100mLの水で洗
浄、乾燥して、12.00gの生成物を得た。
【0023】この濾液および洗浄液を合一して、さらに
水を添加し、500mLとして、上記のオ−トクレ−ブ
に詰め、水を抜きながら220℃、6.5時間加熱し
た。内容物は約60gであり、析出していた結晶をろ
過、50mLの水で洗浄、乾燥して、6.30gの生成
物を得た。合計18.3g(収率71%)。このtra
ns‐DCTAをトリメチルシリルジアゾメタンを用い
て、メチルエステルへ変換し、CGCおよびHPLC分
析した。これらの結果から、trans‐DCTA‐1
/trans‐DCTA‐2/trans‐DCTA‐
3の内訳は50/25/25の割合で存在する。
【0024】合成例2 合成例1と同様に、BPTMを還元して、cis‐DC
TMを得た。このcis‐DCTM10gを500mL
の三つ口フラスコにとり、n‐ブタノ−ル50mLにて
均一溶液とした。これに10%NaOH水溶液65gを
添加し、3時間還流した。その後,n‐ブタノ−ルおよ
び脱離したメタノ−ルを留去し、水200mLを添加し
ながら、水を抜き約200mLを除去した。反応液をろ
過し、濃塩酸15mLを添加してpH1とすると、沈殿
が析出した。ろ過、水洗、Clイオンを検出しなくなる
まで洗浄した。100℃で真空乾燥して、6.20gの
生成物を得た(収率72%)。
【0025】このcis‐DCTAをトリメチルシリル
ジアゾメタンを用いて、メチルエステルへ変換し、HP
LC分析した。cis‐DCTA‐x/cis‐DCT
A‐y/cis‐DCTA‐zの内訳は54/26/2
0であった。300mLロッキング式オ−トクレ−ブ
に、このcis‐DCTA5gをとり、水25mLを添
加して220℃に加熱した。水圧が約30kg/cm2
となり、そのまま6時間振とうした。析出していた結晶
をろ過、5mLの水で洗浄、乾燥して、1.78gの生
成物を得た。この濾液および洗浄液を合一して、再度2
20℃に加熱し、6時間振とうした。この反応から、
1.17gの生成物を得た。総計2.95g(収率59
%)。
【0026】実施例1 300mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA10gをとり、水150mLを添加して30
分、還流した。氷冷した後、結晶をろ過、乾燥して、
8.20g得た。これをトリメチルシリルジアゾメタン
を用いて、メチルエステルへ変換した。図1aおよび図
1bに、それぞれ精製前(trans‐DCTA総和の
面積比84%)および精製後のCGCを示した。精製後
はtrans‐DCTAのみから成り、面積比は100
%(trans‐DCTA−1の内訳53%)であっ
た。図2aおよび図2bに、それぞれ精製前および精製
後の1HNMRスペクトル(シクロヘキサン部)を示し
た。精製により、微少な不純物ピ−クの消失が確認でき
る。
【0027】実施例2 200mL丸底フラスコに合成例2で得たtrans‐
DCTA(trans‐DCTAの含有量は84%)4
gをとり、水80mLを添加して30分、還流した。氷
冷した後,結晶をろ過、乾燥して、2.99g得た。こ
れをトリメチルシリルジアゾメタンを用いて、メチルエ
ステルへ変換し、CGC分析した。trans‐DCT
Aの面積比は100%(trans‐DCTA−1の内
訳52%)であった。
【0028】実施例3 200mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA4gをとり、酢酸80mLを添加して30分、
還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾燥して、2.1
8g得た。trans‐DCTAの面積比は100%
(trans‐DCTA−1の内訳52%)であった。
【0029】実施例4 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、テトラヒドロフラン20mLを添
加して30分、還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾
燥して、0.58g得た。trans‐DCTAの面積
比は100%(trans‐DCTA−1の内訳68
%)であった。
【0030】実施例5 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、アセトン20mLを添加して30
分、還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾燥して、
0.53g得た。trans‐DCTAの面積比は10
0%(trans‐DCTA−1の内訳57%)であっ
た。
【0031】実施例6 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、酢酸エチル30mLを添加して3
0分、還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾燥して、
0.84g得た。trans‐DCTAの面積比は95
%(trans‐DCTA−1の内訳46%)であっ
た。
【0032】実施例7 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、アセトニトリル30mLを添加し
て30分、還流した。冷却した後,結晶をろ過、乾燥し
て,0.84g得た。trans‐DCTAの面積比は
98%(trans‐DCTA−1の内訳45%)であ
った。
【0033】実施例8 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、メタノ−ル15mLを添加して3
0分、還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾燥して、
0.22g得た。trans‐DCTAの面積比は10
0%(trans‐DCTA−1の内訳100%)であ
った。
【0034】実施例9 100mL丸底フラスコに合成例1で得たtrans‐
DCTA1gをとり、エタノ−ル15mLを添加して3
0分、還流した。冷却した後、結晶をろ過、乾燥して、
0.27g得た。trans‐DCTAの面積比は10
0%(trans‐DCTA−1の内訳95%)であっ
た。
【0035】
【発明の効果】この発明は、ポリイミド前駆体として好
適なtrans‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’
‐テトラカルボン酸である、(1R,1’S,3R,
3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸、(1S,1’S,3S,
3’S,4S,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸、および(1R,1’R,
3R,3’R,4R,4’R)‐ジシクロヘキシル‐
3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の精製法を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例で使用した出発原料である精製
前のtrans−DCTAおよび実施例で得られた精製
後のtrans−DCTAのCGCである。
【図2】図2は、実施例で使用した出発原料である精製
前のtrans−DCTAおよび実施例で得られた精製
後のtrans−DCTAのシクロヘキサン部の1HN
MRスペクトルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1R,1’S,3R,3’S,4R,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸,(1S,1’S,3S,3’S,4S,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸,および(1R,1’R,3R,3’R,
    4R,4’R)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’
    ‐テトラカルボン酸を溶媒中で加熱、冷却し、ろ過し
    て、これらの純度を向上させるトランス‐ジシクロヘキ
    シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の精製法。
  2. 【請求項2】溶媒として、水、酢酸、テトラヒドロフラ
    ン、アセトン、酢酸エチル、あるいはアセトニトリルを
    使用する請求項1記載の精製法。
  3. 【請求項3】溶媒として、メタノ−ルあるいはエタノ−
    ルを使用することにより、特に、(1R,1’S,3
    R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
    3’4,4’‐テトラカルボン酸の異性体割合を95%
    以上とする請求項1記載の精製法。
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