JP2002029180A - 秘匿情報媒体とその製造方法、個別秘匿情報基材、及び、共通秘匿情報基材とその使用方法 - Google Patents

秘匿情報媒体とその製造方法、個別秘匿情報基材、及び、共通秘匿情報基材とその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秘匿情報の漏洩を防止することができる秘匿
情報媒体とその製造方法、個別秘匿情報基材、及び、共
通秘匿情報基材とその使用方法を提供する。 【解決手段】 個別秘匿情報20aを表示する個別秘匿
情報基材20と、個別秘匿情報基材20に貼付され、共
通秘匿情報34aを表示し、光透過性が高く、その共通
秘匿情報34aと個別秘匿情報20aとを同時に目視さ
せて、その個別秘匿情報20aを理解可能にさせる共通
秘匿情報基材30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客情報など秘匿
性の高い情報の伝達に好適に使用することができる秘匿
情報媒体とその製造方法、個別秘匿情報基材、及び、共
通秘匿情報基材とその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、顧客の個人情報など秘匿性の
高い情報を伝達する秘匿情報媒体としては、いわゆる封
緘葉書がある。封緘葉書とは、例えば、剥離可能に接着
する特殊感圧接着剤を葉書用紙全面にコーティングし、
絵柄を印刷し秘匿情報を印字した後、折り畳んで、圧着
して葉書化したものである。葉書を受け取った受取人
は、特殊感圧接着層で葉書を開いて、秘匿情報を確認す
る。
【0003】また、別のものとしては、いわゆる隠蔽ラ
ベルがある。隠蔽ラベルとは、例えば、ラベル基材の裏
面に2種の異種樹脂(主として一方がポリオレフィン)
を共押出で成型して剥離構造を持たせ、さらに、葉書に
貼付するための粘着加工を施したラベルであり、絵柄印
刷して秘匿情報を印字した葉書用紙に、この隠蔽ラベル
を貼付して秘匿情報を隠蔽する。葉書を受け取った受取
人は、異種樹脂層で隠蔽ラベルを剥がして、秘匿情報を
確認する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の方法では、葉書に、絵柄印刷、秘匿情報印字を施した
後に、葉書面を圧着し、又は、隠蔽ラベルを貼付して、
秘匿情報を隠蔽するので、製造途中において、悪意の印
字作業者によって、秘匿情報が盗視されてしまう可能性
があった。特に、複写機や、カメラの高性能化等によ
り、そのような可能性が大きくなっている。また、葉書
用紙に絵柄印刷して専用用紙を作製した後、秘匿情報を
印字するので、印字ミスをした場合に、必要な専用用紙
が足りなくなる可能性や、廃棄することでコスト増に繋
がる可能性があった。さらに、隠蔽葉書は、最表面に秘
匿情報が印字されているので、その印字された情報が、
書き変えられたり、削除されて、偽造・変造されるおそ
れがあった。
【0005】本発明の課題は、秘匿情報の漏洩を防止す
ることができる秘匿情報媒体とその製造方法、個別秘匿
情報基材、及び、共通秘匿情報基材とその使用方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。前記
課題を解決するために、請求項1の発明は、個別秘匿情
報(20a)を表示する個別秘匿情報基材(20)と、
前記個別秘匿情報基材(20)に貼付され、共通秘匿情
報(34a)を表示し、光透過性が高く、その共通秘匿
情報(34a)と前記個別秘匿情報(20a)とを同時
に目視させて、その個別秘匿情報(20a)を理解可能
にさせる共通秘匿情報基材(30)とを備える秘匿情報
媒体である。
【0007】請求項2の発明は、個別秘匿情報(20
a)を表示し、共通秘匿情報(34a)を表示する光透
過性の高い共通秘匿情報基材(30)が貼付されて、前
記個別秘匿情報(20a)が、前記共通秘匿情報(34
a)と同時に目視されると、その個別秘匿情報(20
a)が理解可能になる個別秘匿情報基材である。
【0008】請求項3の発明は、共通秘匿情報(34
a)を表示し、光透過性が高く、個別秘匿情報(20
a)を表示する個別秘匿情報基材(20)に貼付される
と、その個別秘匿情報(20a)を前記共通秘匿情報
(34a)と同時に目視させて、その個別秘匿情報(2
0a)を理解可能にさせる共通秘匿情報基材である。
【0009】請求項4の発明は、請求項3に記載の共通
秘匿情報基材において、前記共通秘匿情報(34a)を
隠蔽する隠蔽層(31)が剥離可能に貼付されているこ
とを特徴とする共通秘匿情報基材である。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載の共通
秘匿情報基材の使用方法であって、個別秘匿情報(20
a)を表示する個別秘匿情報基材(20)に貼付して、
隠蔽層(31)を剥がして、前記個別秘匿情報(20
a)を理解可能にすることを特徴とする共通秘匿情報基
材の使用方法である。
【0011】請求項6の発明は、請求項1に記載の秘匿
情報媒体を製造する製造方法であって、個別秘匿情報
(20a)が予め印字されて連接されている個別秘匿情
報基材(20)を供給する個別基材供給工程(#10
1)と、前記個別基材供給工程(#101)で供給され
た個別秘匿情報基材(20)にあわせて前記共通秘匿情
報基材(30)を選択的に貼付する基材選択貼付工程
(#103)とを備えることを特徴とする秘匿情報媒体
の製造方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による共通秘匿情報ラ
ベル及び個別秘匿情報基材の第1実施形態を示す平面図
及び断面図であり、図1(A)は共通秘匿情報ラベル、
図1(B)は個別秘匿情報基材を示し、図1(C)はラ
ベル基材を剥がした状態の共通秘匿情報ラベルを示す。
【0013】共通秘匿情報ラベル30は、共通秘匿情報
を表示するラベルであり、図1(A)に示すように、ラ
ベル基材31の裏面に、剥離層32、樹脂層33、印刷
層34、粘着層35が、順次積層して設けられ、さら
に、粘着層35を保護する剥離紙36が設けられてい
る。
【0014】ラベル基材31は、共通秘匿情報ラベル3
0を製造する際に、剥離層32、樹脂層33等を設ける
担体となる基材であり、シート状物からなる。また、ラ
ベル基材31は、秘匿情報(個別秘匿情報20a,共通
秘匿情報34a)を隠蔽する役割も果たす。ラベル基材
31の材料としては、例えば、一般用紙、上質紙、感圧
紙(登録商標)や感熱紙等の機能性用紙、複写用紙、ク
ラフト紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、
コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされ
た紙等の紙が好適であるが、セロファン、延伸ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、発泡
PET、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フ
ィルムであってもよい。ラベル基材31の厚さは、通
常、20〜200μm程度が好ましい。ラベル基材31
の大きさは、特に限定されず、個別秘匿情報基材20よ
り小さくてもよい。その場合は、個別秘匿情報基材20
の一部分だけに設けられた個別秘匿情報20a(後述)
を隠蔽する。
【0015】剥離層32は、ラベル基材31を剥離可能
とする層である。この剥離層32は、ラベル基材31の
裏面に、シリコーンアクリレートを主成分とするUVイ
ンキで、オフセット印刷、活版印刷等されて、厚さ、
1.5〜15μm程度に形成されている。
【0016】樹脂層33は、剥離層32の裏面に形成さ
れ、印刷層34を保護する層である。この樹脂層33
は、UVインキや、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂等が印刷又はコー
ティング等されて形成されている。樹脂層33の厚さ
は、特に限定されないが、通常3〜20μm、好ましく
は5〜10μm程度である。樹脂層33は、光透過性が
高く印刷層34を透視することができる。
【0017】印刷層34は、ラベル基材31を剥離する
と目視可能となる共通秘匿情報34aが印刷された層で
ある。印刷層34は、図1(C)に示すように、「口座
番号」、「総預入額」など個別秘匿情報基材20に表示
される個別秘匿情報20aに対する項目名を共通秘匿情
報34aとして表示する。なお、例えば、クレジットカ
ード番号を表示する場合は、クレジットカード番号の最
初の4桁の数字がクレジットカード会社の識別数字であ
るので、その数字を印刷層34に共通秘匿情報34aと
して印刷し、残りの数字を個別秘匿情報20aとして個
別秘匿情報基材20に印字して、1つのクレジットカー
ド番号であっても、個別秘匿情報20aと共通秘匿情報
34aとして、個別秘匿情報基材20及び共通秘匿情報
ラベル30に分けることが望ましい。
【0018】粘着層35は、この共通秘匿情報ラベル3
0を個別秘匿情報基材20に貼付するための層であり、
また、光透過性が高く下地を透視可能である。粘着層3
5は、例えば、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、
合成ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤などが好適に用
いられる。粘着層35の塗布量・塗布厚は、特に限定さ
れないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/m2
であり、塗布厚は0.1〜50μmである。個別秘匿情
報基材20に対する粘着層35の接着力は、剥離層32
と樹脂層33との接着力よりも大きい必要があり、個別
秘匿情報基材20に応じて、適宜、調整するとよい。
【0019】剥離紙36は、粘着層35の下に配置され
ている基材であり、使用前に、粘着層35を保護する層
である。剥離紙36は、紙、織物、プラスチックフィル
ムなどで形成されており、この上面、すなわち、粘着層
35の側の面には、シリコーン系やアクリル系、PVA
系などの剥離剤によって剥離処理されている。剥離紙3
6の厚さは、特に限定されないが、通常20〜200μ
m、好ましくは40〜100μm程度である。
【0020】個別秘匿情報基材20は、個別秘匿情報2
0aを表示する基材であり、その材料としては、例え
ば、上質紙、感熱紙、複写用紙、クラフト紙、グラシン
紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、
樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適で
あるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
等の樹脂フィルムであってもよい。個別秘匿情報基材2
0は、図1(B)に示すように、受取人の氏名や、口座
番号の数字、預入金額のように受取人ごとに異なる個別
秘匿情報20aだけが印字されている。個別秘匿情報基
材20の大きさは、特に、限定されないが、例えば、葉
書サイズであれば、葉書として郵送可能である。
【0021】個別秘匿情報基材20及び共通秘匿情報ラ
ベル30は、以下のように製造する。個別秘匿情報基材
20は、プリンター等を使用して、ベース用紙の表面に
個別秘匿情報20aを印字し、また、裏面に受取人(顧
客)の宛名を印字して製造する。なお、このとき、個別
秘匿情報基材20には、図1(B)に示したような情報
(文字)しか印字されていないので、印字作業者は、そ
の情報が、何を示す情報であるのか理解することができ
ない。一方、共通秘匿情報ラベル30は、オフセット印
刷機を用いて、ラベル基材31となるベース用紙の表面
に、本ラベル基材31を剥がすことを指示するメッセー
ジ(「はがして下さい」)等を印刷し、裏面に剥離層3
2を印刷し、次に、剥離層32の上に樹脂層33をコー
ティングし、さらに、オフセット印刷機で印刷層34に
共通秘匿情報34aを鏡像印刷してから、粘着層35を
形成する粘着加工を行って、最後に、剥離紙36を貼り
合せることで、製造する。
【0022】図2は、本発明による共通秘匿情報ラベル
及び個別秘匿情報基材を使用して秘匿情報媒体を製造す
る方法及びその秘匿情報媒体の使用方法を示す図であ
り、図2(A)は共通秘匿情報ラベル、図2(B)は個
別秘匿情報基材、図2(C)は秘匿情報媒体を示し、さ
らに、図2(D)はラベル基材を剥がした状態の秘匿情
報媒体を示す。個別秘匿情報基材20及び共通秘匿情報
ラベル30を使用して、秘匿情報媒体10を以下のよう
に製造する。情報発送者は、共通秘匿情報ラベル30
(図2(A))から、剥離紙36を剥がして、粘着層3
5で、個別情報情報20aが印字されている個別秘匿情
報基材20(図2(B))に、その共通秘匿情報ラベル
30を貼付して秘匿情報媒体10を作製し(図2
(C))、葉書として、発送する。葉書受取人は、秘匿
情報媒体10からラベル基材31を剥がして、秘匿情報
を確認する(図2(D))。このとき、葉書受取人は、
個別秘匿情報20a及び共通秘匿情報34aを目視する
ことができるので、その情報の内容を理解することがで
きる。
【0023】本実施形態によれば、製造途中で、万一、
個別秘匿情報20aが漏洩しても、その情報の内容が理
解されないので、秘匿性が非常に高い。また、秘匿情報
媒体10の個別秘匿情報20aの上には、樹脂層33及
び粘着層35が形成されているので、その個別秘匿情報
20aの偽造・変造等が防止される。さらに、秘匿情報
媒体10に印字する情報量が少ないので、処理速度が速
い。さらにまた、剥離層32は印刷により設けられるの
で、任意の形状に形成でき、個別秘匿情報20aが印字
された個別秘匿情報基材20に対して、ラベル基材31
を部分的に剥離不能にすることができ、従来の剥離可能
ラベルと比較して、絵柄印刷が可能であり、また、全面
が剥離できないようにすることもできる。
【0024】(第2実施形態)図3(A)は、本発明に
よる個別秘匿情報基材の第2実施形態を示す平面図であ
り、図3(B)はラベル基材を剥がした状態の秘匿情報
媒体を示す平面図である。なお、以下に示す実施形態で
は、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分に
は、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略す
る。本実施形態の個別秘匿情報基材20には、基材識別
情報20bがバーコードで印字されており、天地方向に
連接されている。なお、この基材識別情報20bは、共
通秘匿情報ラベル30が貼付されると、絵柄34bで隠
蔽され(図3(B))、一般人に、基材識別情報20b
の存在が気づかれない。この基材識別情報20bは、機
械的・光学的に識別可能なものであればよく、例えば、
OCR等であってもよい。また、天地方向に連接された
各個別秘匿情報基材20は、図3(A)に示すように、
個別秘匿情報20aが同一の位置に配置されており、貼
付される共通秘匿情報ラベル30が、後述のように、選
択して貼付される。
【0025】図4は、本発明による秘匿情報媒体の製造
工程を示す図である。個別秘匿情報20a及び基材識別
情報20bが予め印字されて連接されている個別秘匿情
報基材20が供給され(個別基材供給工程#101)、
センサ50で基材識別情報20bが読み取られ(識別情
報読取工程#102)、その読み取られた識別情報20
bにあわせて共通秘匿情報ラベル30A〜30Dが選択
的に供給・貼付され(ラベル選択貼付工程#103)、
製品(秘匿情報媒体10A〜10D)ごとにストックさ
れる(ストック工程#104)。
【0026】本実施形態によれば、個別秘匿情報20a
を同一の位置に配置した多種の個別秘匿情報基材20が
連続的に供給されるので、その個別秘匿情報基材20だ
けでは、個別秘匿情報20aの意味内容を理解されるこ
とがなく、秘匿性が非常に高い。また、従来であれば、
絵柄があらかじめ設けられた基材に秘匿情報を印字して
いたので、同一品目しか製造できなかったが、本実施形
態では、白紙用紙に個別秘匿情報を印字するので、複数
品目を同時に製造可能で、例えば、デイリーの多品種少
量製造等にも好適である。
【0027】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、上記実施
形態では、理解が容易になるように、葉書として使用す
る秘匿情報媒体を例に挙げて説明したが、大きさ、用途
等に限定されない。
【0028】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、個別秘匿情報を表示する個別秘匿情報基
材に、共通秘匿情報基材が貼付されているので、個別秘
匿情報の偽造・変造等が防止される。
【0029】請求項2の発明によれば、個別秘匿情報を
表示し、共通秘匿情報基材が貼付されて、前記個別秘匿
情報が、同時に目視されると、その個別秘匿情報が理解
可能になる個別秘匿情報基材であるので、万一、個別秘
匿情報が漏洩しても、その内容が理解されず、秘匿性が
非常に高い。
【0030】請求項3の発明によれば、共通秘匿情報を
表示し、個別秘匿情報基材に貼付されると、その個別秘
匿情報基材の個別秘匿情報を理解可能にさせる共通秘匿
情報基材であるので、万一、個別秘匿情報基材の個別秘
匿情報が漏洩しても、その内容が理解されないので、秘
匿保持可能である。
【0031】請求項4の発明によれば、共通秘匿情報を
隠蔽する隠蔽層が剥離可能に貼付されているので、共通
秘匿情報の盗視を防止することができる。
【0032】請求項5の発明によれば、個別秘匿情報を
表示する個別秘匿情報基材に貼付して、隠蔽層を剥がし
て、その個別秘匿情報が理解可能になるので、万一、個
別秘匿情報が漏洩しても、その内容が理解されない。
【0033】請求項6の発明によれば、個別秘匿情報が
予め印字されて連接されている個別秘匿情報基材にあわ
せて共通秘匿情報基材が選択的に貼付されるので、秘匿
性がさらに高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共通秘匿情報ラベル及び個別秘匿
情報基材の第1実施形態を示す平面図及び断面図であ
る。
【図2】本発明による共通秘匿情報ラベル及び個別秘匿
情報基材を使用して秘匿情報媒体を製造する方法及びそ
の秘匿情報媒体の使用方法を示す図である。
【図3】本発明による個別秘匿情報基材の第2実施形態
を示す平面図及びラベル基材を剥がした状態の秘匿情報
媒体を示す平面図である。
【図4】本発明による秘匿情報媒体の製造工程を示す図
である。
【符号の説明】
10 秘匿情報媒体 20 個別秘匿情報基材 20a 個別秘匿情報 20b 基材識別情報 30 共通秘匿情報ラベル 31 ラベル基材 32 剥離層 33 樹脂層 34 印刷層 34a 共通秘匿情報 35 粘着層 36 剥離紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別秘匿情報を表示する個別秘匿情報基
    材と、 前記個別秘匿情報基材に貼付され、共通秘匿情報を表示
    し、光透過性が高く、その共通秘匿情報と前記個別秘匿
    情報とを同時に目視させて、その個別秘匿情報を理解可
    能にさせる共通秘匿情報基材とを備える秘匿情報媒体。
  2. 【請求項2】 個別秘匿情報を表示し、共通秘匿情報を
    表示する光透過性の高い共通秘匿情報基材が貼付され
    て、前記個別秘匿情報が、前記共通秘匿情報と同時に目
    視されると、その個別秘匿情報が理解可能になる個別秘
    匿情報基材。
  3. 【請求項3】 共通秘匿情報を表示し、光透過性が高
    く、個別秘匿情報を表示する個別秘匿情報基材に貼付さ
    れると、その個別秘匿情報を前記共通秘匿情報と同時に
    目視させて、その個別秘匿情報を理解可能にさせる共通
    秘匿情報基材。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の共通秘匿情報基材にお
    いて、 前記共通秘匿情報を隠蔽する隠蔽層が剥離可能に貼付さ
    れていることを特徴とする共通秘匿情報基材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の共通秘匿情報基材の使
    用方法であって、 個別秘匿情報を表示する個別秘匿情報基材に貼付して、
    隠蔽層を剥がして、前記個別秘匿情報を理解可能にする
    ことを特徴とする共通秘匿情報基材の使用方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の秘匿情報媒体を製造す
    る製造方法であって、 個別秘匿情報が予め印字されて連接されている個別秘匿
    情報基材を供給する個別基材供給工程と、 前記個別基材供給工程で供給された個別秘匿情報基材に
    あわせて前記共通秘匿情報基材を選択的に貼付する基材
    選択貼付工程とを備えることを特徴とする秘匿情報媒体
    の製造方法。
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