JP2002028725A - 金属ストリップのくせ取りのためのくせ取り機械 - Google Patents
金属ストリップのくせ取りのためのくせ取り機械Info
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Abstract
ユニットの回転なしに、ローラにアクセス可能にするく
せ取り機械を提供する。 【解決手段】少なくとも2つのくせ取りローラユニット
1a〜1c、6a〜6cによる引張りの下に金属ストリ
ップ又は金属板をくせ取りのためのくせ取り機械であっ
て、くせ取りローラユニットは、金属ストリップ25の
上下に配設されり、くせ取りローラと、調整手段24a
〜24fと、並びに作業位置と、ローラ保守及び分解位
置との間に移動用の案内手段8とを備えたローラカセッ
ト2を有するものにおいて、上記のローラユニットの少
なくとも1つのローラカセットが、軸受ユニットを有
し、軸受ユニットは少なくとも1つのくせ取りローラを
収容し、かつカセットの金属ストリップ進入側及び進出
側で、作業位置と旋回されたローラ保守及び分解位置と
の間に旋回可能とした。
Description
とも2つのくせ取りローラユニットによって、引っ張り
の下に金属ストリップ又は金属板のくせ取りをするため
のくせ取り機械であって、くせ取りローラユニットはそ
れぞれ金属ストリップの上下に配設されており、くせ取
りローラユニットはそれぞれその縦軸線の周りに回転可
能に配設された少なくとも1つのくせ取りローラと、く
せ取り隙間の形成のための調整手段と、並びに作業位置
と金属ストリップから距離をおいたローラ保守位置及び
分解位置との間の移動のための案内手段とを備えたそれ
ぞれ1つのローラカセットを有するくせ取り機械に関す
る。
板の形成のための金属板の延伸の際に、板を複数の上下
のくせ取りローラによって形成され、板横断面に相応し
て調整されたくせ取り隙間を通って搬送しかつ交互に曲
げることが公知である。
細書から、それぞれ金属ストリップに対して上下に配設
されていて、機械フレームにおいてストリップ走行方向
に対してずらして配設された少なくとも2つのくせ取り
ローラユニットによって、引っ張りに下にストリップを
くせ取りするためのくせ取り機械が公知である。作業位
置と金属ストリップから距離をおいた休止位置との間
で、ストリップ走行方向に対して垂直に両装置を移動さ
せるための案内及び制御手段が設けられている。各くせ
取りローラユニットは、その少なくとも1つの軸線の回
りに回転可能に組み付けられたワークロールをくせ取り
ローラとして支持しているシャシー若しくはローラカセ
ットを有する。保守若しくはローラ交換のために、両く
せ取りローラユニットは交換装置によってストリップ走
行方向に対して横に、機械フレーム若しくは機械集合体
から側方に繰り出される。一方下部くせ取りローラユニ
ット若しくはそのローラは、保守及びローラ交換のため
に好適な位置あり、ローラは上方に位置するために、上
部くせ取りローラユニットのローラは、辛うじてアクセ
ス可能である。上部のくせ取りローラユニットのローラ
のアクセス可能性を高めるために、引き出された位置に
おいて、そのローラを同様に上方位置にもたらすため
に、上部くせ取りローラユニットはその全体としてその
縦軸線の回りに180°回転されることが提案されてい
る。
ラユニットのシャシーは、2つの同列の回転軸上に回転
可能に配設されており、くせ取りローラユニットは、そ
れぞれシャーシの両端に配設された2つの支持要素にお
いて回転され、従ってワークロールを下方に向けた作業
位置とワークロールを上方に向けた回転された保守及び
分解位置との間を上方のくせ取りローラユニット全体が
回転される水平の回転軸線を特定する。
保守及び交換のためにくせ取りローラユニットのローラ
へのアクセスを保証するために、上部くせ取りローラユ
ニットはそれぞれ全体として回転されねばならないから
である。
り機械を、大きくない装置コストでかつ上部くせ取りロ
ーラユニット若しくは上部くせ取りローラユニット全体
の回転をさせることなしに、上部くせ取りローラユニッ
トのローラにその保守のために若しくは分解及び組み立
てのためにアクセス可能にすることである。
に、ローラカセットの端面に、即ち、ストリップ走行方
向に対して平行に延びる側にそれぞればね要素が配設さ
れており、ばね要素は各軸受ブロックと協働しかつロー
ラを含むローラユニットの合計重力と軸受ブロックの全
重力とが殆どバランスするような寸法に特定されてい
る。ガス圧力ばね、液体ばねの使用が推奨され又は機械
的なばねも考えられる。旋回の際にガス圧力ばねのピス
トンロッド頭部が略その死点を越えて移動され、それに
よって軸受ユニットは跳上がりに抗して保守若しくは分
解位置に固定保持される。
われる。軸受ユニットに作用しかつ旋回運動を実施する
マニピュレータの使用も考えられる。
びハンドルとしての機能において、軸受ユニットがロー
ラカセットの縦軸線に沿って、即ち、走行方向に対して
横に張り渡された湾曲枠が設けられ、湾曲枠は駆動側の
軸受ブロックとも操作側の軸受ブロックとも結合してい
る。
て、即ち、機械フレームの内方で、くせ取りローラユニ
ットの金属ストリップから間隔を隔てた位置において旋
回運動を実施することが基本的に考えられる。しかし、
特に安全及び取り扱いの理由からくせ取り機械が案内手
段を備え、即ち、両くせ取りローラユニットを金属スト
リップ搬送平面に対して水平に機械フレームに隣接した
保守及び分解位置への移動のために、交換装置を備える
ことが推奨される。
た薄厚ストリップの延伸のための設備ー熱間圧延された
薄厚ストリップの延伸も可能であるーが提案され、設備
は、そのような多数のくせ取り機械若しくは多数の、例
えば6つのくせ取りローラユニットを備えたくせ取り機
械並びにストリップ走行通過運動のための制御手段を有
する。
図示の本発明の好適な実施例の次の記載から明らかにさ
れる。
せ取りのためのくせ取り機械4を展望した縦断面図及び
横断面図を示す。本発明により提案されたローラカセッ
トでの軸受ユニットの旋回の解決は、図3〜図6に詳し
く記載されている。くせ取り機械4の機械フレーム5に
は、上下にそれぞれ3つの上部ローラユニット1a〜1
c及び下部ローラユニット6a〜6cが配設されてお
り、くせ取りローラユニットはそれぞれ調整手段24a
〜24fを備え、調整手段は、個々のくせ取りローラユ
ニット若しくはくせ取りローラを作業位置にストリップ
25に対して殆ど垂直に移動させかつ所望の作業位置に
保持する。くせ取りローラユニットは、それぞれ1つの
ローラカセット2若しくはローラフレームから成り、各
くせ取りローラユニットを機械フレームにおける第1位
置と機械フレームに隣接する第2の保守及び交換位置と
の間を移動させるために、ローラカセット2若しくはロ
ーラフレームはストリップ25若しくはくせ取りローラ
から離れた端に案内レール8上を走行する案内ローラ3
を有する(図2)。その際案内レール8は機械フレーム
5の幅に亘ってかつその上に延びている。引き出された
位置において、後方の案内ローラ7’のみが案内レール
8と接触し、一方ローラカセット2の前端は、棒材(1
0a)を介して繰り出された交換及び繰り出し装置(1
0’){繰り出していない位置では(10)で表す}上
に載っている。ここに示すクレーン(フック9として図
式的に示される)は、例えばローラカセットの内方には
案内されていないローラーここでは支持ローラーの分解
が必要な場合、交換装置からのローラカセットの分解の
ためにローラカセットを支持する。
上部くせ取りローラユニット1のローラカセット2に対
するローラの旋回可能な配列が記載されている。上部く
せ取りローラユニット1のローラカセット2の下方部分
に沿って、延伸くせ取りローラが延びている。3つの支
持ローラ12a,12b,12cによって支持された
(図4も参照)2つの中間ローラ11a,11bの間を
走行するくせ取りローラ10が対象とされる。くせ取り
ローラ10及び両中間ローラ11a,11bは、端側で
それぞれ1つのローラハウジング13に支承されてい
る。このローラハウジング13は、軸受ブロック14と
結合しており、軸受ブロックは、その片側でローラカセ
ットの端面の下部分の回転軸Aにおいて旋回可能に支承
されている。回転軸は、金属ストリップ進入側又は進出
側のいずれかに配置されることができる。回転軸Aに相
対している側には、軸受ブロック14が、ねじ装置15
によってローラカセット端面側に係脱可能にロックされ
ている。レバー要素16を介してガス圧力ばね17が軸
受ブロック14に枢支されている。
うな軸受ブロック14並びにそのようなガス圧力ばね1
7は、ローラカセット2の駆動側にも操作側にも取り付
けられている。一括して、それらは、軸受けユニット1
8を形成し、軸受ユニットはローラハウジング13によ
って収容されるローラ10,11a,11bの回転軸の
回りの旋回を可能にする。旋回運動では、回転軸Aの回
りを軸受ブロック14が動かされ、図示の実施例では旋
回角は、略66°、正確には65.6°になる。軸受ユ
ニットの旋回可能な位置は一点鎖線で表されている。旋
回運動によって、軸受ブロック14のレバー要素16に
作用するガス圧力ばね17のピストンロッド頭部19
は、ガスを充填されたシリンダにおいて、従ってばね力
に抗してばね死点(ここでは19Aで示す)を越えて僅
かに移動され、その結果軸受ユニット18’は保守及び
分解位置において跳上げ力に抗して位置固定される。
固定されており、レバーは、駆動側若しくは操作側の軸
受ブロックの間の湾曲枠としての運動の同期のために形
成されている。この湾曲枠は、同時にハンドル21とし
て形成されており、ハンドルは軸受ユニット18の簡単
な手動の旋回運動を可能にする(ここでは図式的に表
す)。
端面側の下面が傾斜して形成されており、その結果軸受
ブロック14若しくは軸受ユニット18のための斜めの
支持面が得られる。この角度位置ー略20°ーは、作業
位置で金属ストリップとくせ取りローラ10の接触を改
良しかつワークロールが延伸くせ取りの際にその受け部
から飛び出すことを阻止するために選択されている。同
時にこの角度位置は、提案された解決では有利であるこ
とが実証された、そのわけはローラカセットでの軸受ブ
ロックの水平の配列に比して、小さい旋回角度でも保守
作業員の十分なアクセスを達成し、それによって取り扱
いが改善されるからである。しかし勿論、軸受ブロック
の支持面は、水平に形成されることもできる(図5によ
る図式的配列参照)。
されてない状態を示す。くせ取りローラ10及び両中間
ローラ(ここでは11bのみが見えている)は、旋回可
能なローラハウジング13に支承されている。このロー
ラ上に支持ローラ12cが作用し、支持ローラは、ロー
ラカセット2に固定して配設された軸受ブロック22
a、22bに回転可能に支承されている。支持ローラ
は、旋回されない。軸受ブロック若しくは軸受ユニット
のための旋回軸線は、Bで表される。図5に向かい合っ
た位置に、ローラカセットの端面に旋回可能に取り付け
られるように、図6は、軸受ユニット18の破断部の部
分図を示す。ローラハウジングは、ローラ交換の際に分
解及び組み込みを容易にするために、収容凹部23を備
える。中間ローラ11bは、ラジアル方向に支承されて
おりかつ更に偏心して配設されたローラ27によって軸
線方向に案内されている。くせ取りローラ10は、ラジ
アル軸受28にねじ込まれている。
な軸受ユニットの提案された解決によれば、容易にアク
セス可能かつ良好に取り扱い可能な保守及び分解技術が
得られる。本発明は、特定数のローラに限定されない。
旋回可能なローラハウジングは、旋回可能なローラ数若
しくはローラ型に相応して適合される。
たくせ取り機械を展望した横断面図である。
した縦断面図である。
上部くせ取りローラユニットの閉鎖位置並びに旋回した
保守及び分解位置における側面図である。
トの前面の破断図である。
を備えた軸受けユニットの側面図である。
る。
5)
に、請求項1の特徴を有するくせ取り機械が提案され
る。有利な更なる展開は従属請求項並びに明細書の次の
記載に開示されている。本願のくせ取り機械は、少なく
とも上部くせ取りローラユニットのローラカセットが軸
受ユニットを有し、軸受ユニットはくせ取りローラ若し
くはワークローラを収容しかつローラカセットの金属ス
トリップ進入側又は金属ストリップ出口側で閉じた位置
と旋回されたローラ保守位置及び繰り出し若しくは組み
込み位置との間に旋回可能に配設されるように、構成さ
れる。この解決は、全てのくせ取りローラユニットがく
せ取りローラユニットとして回転されることができるの
ではなく、必要なローラのみが、即ち、少なくともくせ
取りローラが保守位置に旋回されるという利点を提供す
る。上部くせ取りローラユニットのための合理的な解決
が問題となるので、軸受ユニットは下方でローラカセッ
トに配設されている。ストリップにくせ取りローラが面
した閉鎖位置と旋回された位置との間の旋回角度は、そ
の際1つのローラ若しくは複数のローラにアクセスでき
るように選択される。好適な実施形態によれば、軸受ユ
ニットは各駆動側及び操作側のローラ端の支承のための
少なくとも2つのローラハウジングを有する。これらの
ローラハウジングはそれぞれ1つの軸受ブロックに固定
されており、軸受ブロックは片側でローラカセットに旋
回可能に配設されておりかつその旋回点に向かい合って
位置する側で固定要素によってー好ましくは、ねじ結合
によってー分解可能に閉鎖位置のためにローラカセット
に係留可能である。取り扱いの改善のために、ローラカ
セットの端面に、即ち、ストリップ走行方向に対して平
行に延びる側にそれぞればね要素が配設されており、ば
ね要素は各軸受ブロックと協働しかつローラを含むロー
ラユニットの合計重力と軸受ブロックの全重力とが殆ど
バランスするような寸法に特定されている。ガス圧力ば
ね、液体ばねの使用が推奨され又は機械的なばねも考え
られる。旋回の際にガス圧力ばねのピストンロッド頭部
が略その死点を越えて移動され、それによって軸受ユニ
ットは跳上がりに抗して保守若しくは分解位置に固定保
持される。
Claims (9)
- 【請求項1】 機械スタンド(5)における少なくとも
2つのくせ取りローラユニット(1,6)による引っ張
りの下に金属ストリップ又は金属板をくせ取りのための
くせ取り機械であって、くせ取りローラユニット(1,
6)は、それぞれ金属ストリップ(25)の上下に配設
されており、くせ取りローラユニットはその縦軸線の回
りに旋回可能に配設されたくせ取りローラ(10)と、
くせ取り隙間を形成のための調整手段(24a〜24
f)と、並びに作業位置と金属ストリップから距離をお
いたローラ保守及び分解位置との間の移動のための案内
手段(7,8)とを備えたローラカセット(2)を有す
る前記くせ取り機械において、 上記のローラユニット(1)の少なくとも1つのローラ
カセット(2)が、軸受ユニット(18)を有し、軸受
ユニットは、少なくとも1つのくせ取りローラ(10)
を収容しかつカセット(2)の金属ストリップ進入側及
び進出側で、閉鎖された作業位置と旋回されたローラ保
守及び分解位置との間に旋回可能に配設されていること
を特徴とする前記くせ取り機械。 - 【請求項2】 軸受ユニット(18)が、各ローラ端部
の支承のための少なくとも2つのローラハウジング(1
3)を有しかつローラハウジング(13)が、それぞれ
1つの軸受ブロック(14)に固定されており、その軸
受ブロックはローラカセット(2)に旋回可能に配設さ
れておりかつその旋回軸に相対している側で作業位置の
ための固定要素(15)によってローラカセットに係脱
可能にロック可能であることを特徴とする請求項1に記
載のくせ取り機械。 - 【請求項3】 軸受ユニット(18)が、少なくとも2
つのばね要素(17)を有し、これらのばね要素が、各
軸受ブロック(14)に作用しかつローラ(10、11
a、11b)を含めたローラハウジング(13)の合計
重力と軸受ブロック(14)の全重力とが、殆どバラン
スしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のく
せ取り機械。 - 【請求項4】 ばね要素が、ガスばね又は液体ばね(1
7)又は機械的形式のばねであることを特徴とする請求
項3に記載のくせ取り機械。 - 【請求項5】 旋回レバー(20)が軸受ユニットに固
定されていることを特徴とする請求項1から4までのう
ちのいずれか1つに記載のくせ取り機械。 - 【請求項6】 旋回レバーが、駆動側軸受ブロック並び
に操作側軸受ブロックと結合している軸受ユニットに張
り渡された湾曲枠(21)であることを特徴とする請求
項5に記載のくせ取り機械。 - 【請求項7】 ローラハウジング(13)に、各ローラ
端部の収容凹部(23)が形成されていることを特徴と
する請求項1から6までのうちのいずれか1つに記載の
くせ取り機械。 - 【請求項8】 軸受ユニットが、くせ取りローラ(1
0)及び中間ローラ(1a、11b)の端部を湾曲枠状
に握持するローラハウジング(13)を有することを特
徴とする請求項1から7までのうちのいずれか1つに記
載のくせ取り機械。 - 【請求項9】 金属ストリップ、特に圧延された薄厚ス
トリップの延伸のための設備において、 該設備は請求項 1から8までのうちのいずれか 1つに記
載のくせ取り機械を有することを特徴とする前記設備。
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