JP2002027824A - 伸縮オ−ガの制御装置 - Google Patents

伸縮オ−ガの制御装置

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JP2002027824A JP2000216042A JP2000216042A JP2002027824A JP 2002027824 A JP2002027824 A JP 2002027824A JP 2000216042 A JP2000216042 A JP 2000216042A JP 2000216042 A JP2000216042 A JP 2000216042A JP 2002027824 A JP2002027824 A JP 2002027824A
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秀範 岡崎
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博也 内田
Yoshinori Doi
義典 土居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の伸縮オ−ガは、コンバインの上方から
上部側方を経て後方へ旋回する全工程で伸縮可能な構成
になっていたから、脱穀装置上の収納位置からスタ−ト
して排出位置まで旋回する過程で、最初から伸長して長
い状態で旋回すると、基部の回動支点部に支持負担がか
かり、旋回抵抗も大きくなる課題があった。 【解決手段】 本発明は、上記課題を解決するために、
グレンタンク2の穀粒を機外に搬出する伸縮オ−ガ3
は、基部を回動支点にしてコンバイン1の上方から上部
側方を経て、後方へ旋回可能に構成するとともに、基部
を支点にして先端の穀粒排出口4側が上下に昇降回動す
る構成としている。そして、この伸縮オ−ガ3を、コン
バイン1の上方、および、上部側方の範囲の旋回中に
は、伸縮作動ができない構成とした伸縮オ−ガの制御装
置としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮オ−ガの制御
装置に関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、刈取穀稈を脱穀
する脱穀装置と、脱穀後の穀粒を収納貯溜するためのグ
レンタンクとを併設して刈取脱穀作業を連続的に行うこ
とができる構成としている。そして、グレンタンクは、
作業の進行にともなって順次貯溜される穀粒が満杯に達
すると、内装している排出螺旋から、揚穀装置、排出オ
−ガを利用して、貯溜穀粒を待機中のトラックのタンク
に搬出する構成としている。
【0003】そして、前記排出オ−ガは、基部側の固定
搬送筒に、穀粒排出口を有する先端側の伸縮移動搬送筒
を伸縮自由に挿入嵌合して、搬送端部の穀粒排出口を遠
近方向に伸縮移動できる伸縮オ−ガに構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から伸縮オ−ガ
は、上述したように、伸縮移動搬送筒の先端部に開口し
た穀粒排出口をトラックのタンクに合わせて搬出場所を
決めるために、伸縮可能に構成されているが、その伸縮
操作は、伸縮オ−ガが、コンバインの上方から上部側方
を経てコンバインの後方へ旋回する全工程で可能な構成
になっていた。
【0005】したがって、従来の伸縮オ−ガは、脱穀装
置上の収納位置からスタ−トして排出位置まで旋回する
過程で、最初から伸長して長い状態で旋回することが多
く、基部の回動支点部に大きな支持負担がかかり、支持
強度の課題とともに大きな旋回抵抗となる課題があっ
た。更に、操作上において、オペレ−タに面倒な負担を
かけ操作性が悪い課題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、コンバイン1のグレンタ
ンク2に貯留した穀粒を機外に搬出する伸縮オ−ガ3に
おいて、該伸縮オ−ガ3は、基部を回動支点にしてコン
バイン1の上方から上部側方を経てコンバイン1の後方
へ旋回可能に構成し、且つ、前記伸縮オ−ガ3は、基部
を支点にして先端の穀粒排出口4側が上下に昇降回動す
る構成とし、前記伸縮オ−ガ3は、前記コンバイン1の
上方、および、上部側方の範囲の旋回中には、伸縮作動
ができない構成とした伸縮オ−ガの制御装置としてい
る。
【0007】つぎに、請求項2の発明は、伸縮オ−ガ3
は、コンバイン1の脱穀装置5側への収納旋回工程では
旋回操作に関連して縮小作動する構成とした請求項1記
載の伸縮オ−ガの制御装置としている。つぎに、請求項
3の発明は、伸縮オ−ガ3は、上昇位置の上限近傍にお
いて、最も縮小した位置に達しないと下降作動ができな
い構成とした請求項1又は請求項2記載の伸縮オ−ガの
制御装置としたものである。
【0008】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
まず、請求項1の発明に係る伸縮オ−ガは、コンバイン
の上方から上部側方の範囲の旋回中には、長く伸長した
状態のまま旋回することがない。そのため、この発明に
よる構成は、基部の支持機構(回動支点部)にかかる負
担を著しく軽くすることができるとともに、旋回(回
動)抵抗を少なくして円滑に旋回できる特徴がある。
【0009】つぎに、請求項2の発明に係る伸縮オ−ガ
は、排出作業位置から脱穀装置側へ収納旋回するときの
旋回操作に関連して縮小作動する構成であるから、操作
性が改善されてオペレ−タの操作負担を軽減できる利点
がある。つぎに、請求項3の発明に係る伸縮オ−ガ3
は、上昇位置の上限近傍において、最も縮小した位置に
達しないと下降作動ができない構成であるから、収納位
置へ下降するときには縮小作動が完了しており、オペレ
−タに安心感を与えることができる特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、コンバイン1は、図1に平面視で示す略図
のように、走行車体上に、グレンタンク2と脱穀装置5
とを併設して搭載し、その前側に刈取前処理装置6を設
けて刈取脱穀作業ができる構成としている。
【0011】そして、グレンタンク2は、図2に示すよ
うに、上記脱穀装置5の側部に併設して前述した走行車
体上に搭載し、その脱穀装置5から一番揚穀装置を介し
て搬送されてきた脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる構成
としている。そして、排出螺旋7は、図2に示すよう
に、グレンタンク2の底部に軸装して設け、始端側を機
外の伝動軸8にクラッチ装置9を介して連結し、終端側
を揚穀筒10の下部まで延長して、内装している揚穀螺
旋11の下端部に接続して構成している。
【0012】そして、伸縮オ−ガ3は、図2乃至図4に
示すように、前記揚穀筒10の上部に上下方向へ回動自
由に接続する固定搬送筒12と、これに接続する伸縮移
動搬送筒13とから構成しているが、以下、その構成を
具体的に説明する。まず、固定搬送筒12は、図2乃至
図4に示すように、基部を前記揚穀筒10上部に連結
し、先端部を外方に延長して設け、その筒内には、始端
部を前記揚穀螺旋11に接続した搬送螺旋14を内装し
て、揚穀筒10から受け継いだ穀粒を搬送する構成とし
ている。
【0013】そして、伸縮移動搬送筒13は、図2乃至
図4に示すように、先端部に穀粒排出口4を開口して設
け、基部側を、前記固定搬送筒12の先端側から摺動自
由に挿入嵌合して連結している。つぎに、伸縮螺旋15
は、図3(縮小状態)と図4(伸長状態)に示すよう
に、伸縮移動搬送筒13内において、先端部を穀粒排出
口4の上方位置に軸受して後部を固定搬送筒12側に延
長して前記搬送螺旋14の軸内に摺動自由に挿入した六
角の駆動軸16を軸架して設け、この駆動軸16に多数
の螺旋単体15a、15b、15c……を摺動自由に嵌
合して構成している。そして、伸縮螺旋15は、各螺旋
単体15a、15b、15cが前記駆動軸16に対し
て、軸方向には摺動自由で重合状態(図3参照)になっ
たり、伸びて連結状態(図4参照)になって伸縮可能で
あるが、回転方向には六角形状に係合されて回転駆動さ
れながら穀粒の搬送を行う構成としている。
【0014】つぎに、伸縮駆動装置17は、図2に示す
ように、揚穀筒10の上部位置に装備した伸縮制御モ−
タ18に減速装置を介して螺旋軸19の基端部を連結し
て強制駆動する構成としている。そして、移動装置20
は、上記螺旋軸19の螺旋溝に係合して強制的に軸方向
に移動するように設け、前記伸縮移動搬送筒13の基部
側に一体的に連結して構成している。
【0015】そして、伸縮駆動装置17は、図2に示す
ように、縮小側と伸長側とにそれぞれリミットセンサS
1、S2を設けて前記移動装置20が到達して接触する
と、前記伸縮制御モ−タ18に入力して自動停止する構
成としている。なお、伸縮制御モ−タ18は、具体的に
図示はしていないが、操縦席の操作パネル上に設けた伸
長スイッチと縮小スイッチのON操作に基づいて、駆動
され螺旋軸19を正転又は逆転方向に回転する構成とし
ている。そして、伸縮移動搬送筒13は、螺旋軸19が
正転すれば係合している移動装置20を介して伸長し、
逆転すれば縮小方向に強制的に移動する構成としてい
る。
【0016】このようにして、伸縮移動搬送筒13は、
固定搬送筒12に嵌合した状態で筒に沿って伸び縮みし
て、先端部の穀粒排出口4の位置を、基部の揚穀筒10
に対して、遠ざけたり、近ずけたり調節して穀粒の落下
位置を選択できる構成としている。そして、伸縮オ−ガ
3は、機体への収納時には脱穀装置5上の支持装置に受
け止められて収納される構成としている。
【0017】そして、伸縮オ−ガ3は、図2に示すよう
に、旋回制御モ−タ21と昇降制御シリンダ22とが設
けられ、前者によって駆動ギヤ23と旋回ギヤ24を介
して揚穀筒10を回動支点にして上空で旋回制御(図1
の旋回作用図参照)され、後者によって揚穀筒10の上
部(枢着部)を支点に先端側(穀粒排出口4側)が上下
に昇降制御される構成としている。
【0018】そして、伸縮オ−ガ3は、実施例の場合、
コンバイン1の上方、および、上部側方の範囲(本明細
書ではこの範囲を「安全域」と云う)の旋回中には、伸
長側には伸びない構成(伸縮制御モ−タ18が始動しな
い)としている。更に、伸縮オ−ガ3は、コンバイン1
の脱穀装置5側への収納方向への旋回工程では、旋回操
作をすれば伸縮制御モ−タ18が逆転駆動されて縮小作
動する構成としている。すなわち、この場合、伸縮オ−
ガ3は、収納側に旋回操作をすれば旋回制御モ−タ21
を始動して、図1に示す左回転(左旋回)aするが、そ
のとき、最も高い位置にあることを条件にして、縮小ス
イッチを操作しなくても伸縮制御モ−タ18が逆転駆動
されるように構成している。
【0019】そして、伸縮オ−ガ3は、上昇位置の上限
近傍において、最も縮小した位置に達しないと下降作動
ができない構成としている。すなわち、伸縮オ−ガ3
は、脱穀装置5上の収納位置の上方に達して、昇降制御
シリンダ22の下降操作(縮小操作)をしても、最短状
態に達していなければ下降しない安全な構成としてい
る。
【0020】以上のように構成された実施例において、
グレンタンク2は、脱穀作業が進んで穀粒が順次貯溜さ
れ、一定量に達すると、タンク2内部に装備されている
満杯センサの検出によって警報が発せられる。すると、
オペレ−タ−は、走行車体を畦際まで移動して農道に待
機しているトラックに近ずける。
【0021】そして、伸縮オ−ガ3は、昇降制御シリン
ダ22と旋回制御モ−タ21とを操作して上下方向に昇
降操作し、更に、水平方向に旋回しながら穀粒排出口4
を排出位置に近づけることになる。そのとき、伸縮駆動
装置17は、操縦席からの伸長スイッチを操作しても、
伸縮オ−ガ3がコンバイン1の上方、および、上部側方
の範囲、「安全域」を旋回しているときには、伸縮制御
モ−タ18が始動されず、伸縮オ−ガ3を伸長すること
はできない。
【0022】そのため、伸縮オ−ガ3は、安全域内の旋
回抵抗が少ない状態で円滑に旋回し、基部の回動支点の
負担も軽くなる利点がある。そして、伸縮オ−ガ3は、
安全域をすぎると、伸縮制御モ−タ18が始動され、螺
旋軸19を正転させながら、螺合している移動装置20
を強制的に前方(先端側)に移動する。すると、移動装
置20は、一体的に連結している伸縮移動搬送筒13を
固定搬送筒12に対して前方に伸長させながら、先端部
分の穀粒排出口4をトラックのタンク位置に合わせるこ
とになる。
【0023】このとき、伸縮制御モ−タ18は、移動装
置20が伸長側の限界位置に達してリミットスイッチS
1を押圧すると自動停止し、安全が確保できる。このよ
うにして、伸縮オ−ガ3は、伸縮移動搬送筒13の先端
部の穀粒排出口4をトラックのタンクに合わせると、図
外の排出クラッチレバ−を入りに操作する。すると、一
連の籾排出装置は、図2に示すように、回転動力がクラ
ッチ装置9、伝動軸8を経てグレンタンク2の底部にあ
る排出螺旋7に達し、更に、揚穀筒10内の揚穀螺旋1
1、固定搬送筒12内の搬送螺旋14、そして、伸縮移
動搬送筒13内の伸縮螺旋15に伝動され、搬出可能な
状態になる。
【0024】このようにして、グレンタンク1内の穀粒
は、揚穀筒10から固定搬送筒12に送られ、更に、伸
縮移動搬送筒13に受け継がれて穀粒排出口4から機外
に放出され、トラックのタンクに順次搬出される。以上
のようにしてグレンタンク2の穀粒搬送作業が完了する
と、オペレ−タは、まず、伸縮オ−ガ3の収納作業に移
るが、そのとき、旋回制御モ−タ21の操作スイッチを
ON操作すると、伸縮オ−ガ3は、旋回制御モ−タ21
を始動して、図1において左回転b、c方向に旋回する
が、そのとき、伸縮オ−ガ3が最上限位置にあれば、縮
小スイッチを操作しなくても伸縮制御モ−タ18が逆転
駆動され、順次縮む側に移動することになる。
【0025】このようにして、脱穀装置5の収納位置の
上方に達すると、オペレ−タは、昇降制御シリンダ22
の下降操作をするが、上記伸縮オ−ガ3が、最短状態に
達していなければ下降しない。そして、伸縮オ−ガ3
は、縮小作動が完了したとき下降して収納される。
【0026】別実施例1 つぎに、別実施例1は、上記した本件発明において、伸
縮オ−ガ3が、図1のb→c→aに示す順に収納側へ左
旋回しているとき、伸縮オ−ガ3の縮小が完了しない場
合、つぎに行なうオ−ガの下げ操作で縮小作動が継続さ
れる構成にしている。
【0027】別実施例1は、上記本件発明にはない別構
成を加えることで、更に操作性が向上し、オペレ−タに
操作負担を軽減できることになる。以下、別実施例2乃
至別実施例7に伸縮螺旋15を構成する螺旋単体15a
の改良について説明するが、上記本件発明で説明した図
2乃至図4を参照しながら述べる。
【0028】別実施例2 つぎに、別実施例2を図5乃至図7に基づいて説明す
る。まず、螺旋単体15aは、図5に示すように、中心
部の軸受ボス30の外表面に半円状の取付部材31を溶
接して固着し、これの外側に螺旋32を巻き付けるよう
に固着して構成し、更に、螺旋32の両端に係止具33
と連結具34とを設けて構成している。そして、軸受ボ
ス30は、図6に示すように、その両端から内側に金属
製の六角軸受35、35’を填め込んで固定し、六角の
駆動軸16(図2乃至図4参照)に摺動自由に挿入して
伝動される構成としている。なお、六角軸受35、3
5’は、外周面に多数の突起を設けて抜け止めした構成
とするのが普通である。
【0029】そして、別実施例2に係る螺旋単体15a
は、図面に示すように、軸受ボス30の側面(図面上
側)に長孔36を設け、この長孔36を外側から塞ぐよ
うに取付部材31を溶接して固着した構成を特徴として
いる。別実施例2は、以上のように構成することによ
り、螺旋単体15aの全周面における重量バランスが確
保でき、回転駆動が円滑にできる特徴がある。
【0030】別実施例3 つぎに、図8に基づいて別実施例3を説明する。別実施
例3は、螺旋単体15aを構成している螺旋32の全長
Lと軸受ボス30の全長lとの長さの関連に関する発明
である。螺旋単体15aは、六角の駆動軸16(図3お
よび図4参照)に対して安定よく支持されて、軸方向に
円滑に摺動でき、しかも、伸縮螺旋15の全体の伸縮長
さが必要にして充分な長さが得られる構成が要求され
る。
【0031】そこで、軸受ボス30は、六角の駆動軸1
6に挿入されて軸方向に摺動しながら螺旋32を安定よ
く保持するためには、少なくとも螺旋32の全長Lの三
分の一以上の長さが必要である。更に、軸受ボス30
は、伸縮螺旋15の全体の伸縮長さを確保するために
は、少なくとも螺旋32の全長Lより短く形成すること
が必須の要件となる。
【0032】別実施例3は、以上述べた要件を満足する
ために、軸受ボス30は、その全長lを螺旋32の全長
Lの三分の一以上で、且つ、螺旋32の全長Lより短い
範囲内の長さを選択して構成するものである。このよう
に構成すれば、伸縮螺旋15は、必要にして充分な伸縮
長さが確保できるものでありながら、駆動軸16上にお
いて安定よく支持されて、円滑に摺動することができる
特徴がある。
【0033】別実施例4 つぎに、図9および図10に基づいて別実施例4を説明
する。別実施例4に係る螺旋単体15aは、軸受ボス3
0を樹脂素材で構成し、これに鉄製の取付部材31と螺
旋32とを連結して構成したものである。なお、37は
連結ボルトを示す。
【0034】別実施例4は、上記のとおり、従来鉄製で
あった軸受ボス30を樹脂製にすることにより、樹脂素
材の特徴に基づきメッキを不要とし、錆びの発生をなく
し、しかも、軽量に構成できる利点がある。 別実施例5 つぎに、図11および図12に基づいて別実施例5を説
明する。
【0035】別実施例5は、螺旋32を軸受ボス30に
取り付ける取付部材31の中央位置に長孔38を穿設
し、その長孔38の内側縁を利用して軸受ボス30に溶
接して固着した構成としている。別実施例5は、このよ
うに構成することにより、取付部材31側(肉を取り除
き)を軽量にし、螺旋単体15aの重量バランス(周面
の)を確保して円滑な回転を行なうことができるものと
なった。更に、取付部材31は、従来左右両側から溶着
していたが、上述のとおり長孔38の内側縁を利用する
ことで簡略化を図ったものである。
【0036】別実施例6 つぎに、図13乃至図15に基づいて別実施例6を説明
する。別実施例6は、螺旋単体15aの軸受ボス30を
構成するにあたり、一側の六角軸受35を一体型でブロ
−チをひき、他側の六角軸受35’を樹脂素材で構成し
ている。この場合、他側の樹脂素材で構成した六角軸受
35’は、外周面に係止突起39を複数個設け、軸受ボ
ス30の該当箇所に穿設している係合凹部40に挿入係
合して強固に固定する構成としている。
【0037】別実施例6は、上述のように構成すること
によって、樹脂素材による六角軸受35’により螺旋単
体15aの伸縮時の摺動が円滑となり特徴がある。 別実施例7 つぎに、図16および図17に基づいて、別実施例7を
説明する。
【0038】別実施例7は、軸受ボス30の製作にあた
り、六角軸受35、35’を青銅で製作したものであ
る。このように、螺旋単体15aの軸受ボス30は、鉄
製の円管部材の両端に、青銅製の六角軸受35、35’
をインサ−トして構成することによって、六角の駆動軸
16との摺動が円滑になり、しかも、部分的に青銅を使
用することで低コストで製作できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、作用平面図である。
【図2】本発明の実施例であって、一部破断した側面図
である。
【図3】本発明の実施例であって、縮小状態の内部側面
図である。
【図4】本発明の実施例であって、伸長状態の内部側面
図である。
【図5】本発明の別実施例2であって、側面図である。
【図6】本発明の別実施例2であって、切断側面図であ
る。
【図7】本発明の別実施例2であって、正面図である。
【図8】本発明の別実施例3であって、側面図である。
【図9】本発明の別実施例4であって、切断側面図であ
る。
【図10】本発明の別実施例4であって、切断側面図で
ある。
【図11】本発明の別実施例5であって、切断側面図で
ある。
【図12】本発明の別実施例5であって、平面図であ
る。
【図13】本発明の別実施例6であって、切断側面図で
ある。
【図14】本発明の別実施例6であって、一部の断面図
である。
【図15】本発明の別実施例6であって、一部の断面図
である。
【図16】本発明の別実施例7であって、切断側面図で
ある。
【図17】本発明の別実施例7であって、正面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 グレンタンク 3
伸縮オ−ガ 4 穀粒排出口 5 脱穀装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 博也 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 土居 義典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KE03 KE04 LA03 LC07 LE02 LE03 LE04 LE18 LR02 LR08 LR13 MA07 PA12 PA30 PA46 QA02 QC01 RA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバイン1のグレンタンク2に貯留し
    た穀粒を機外に搬出する伸縮オ−ガ3において、該伸縮
    オ−ガ3は、基部を回動支点にしてコンバイン1の上方
    から上部側方を経てコンバイン1の後方へ旋回可能に構
    成し、且つ、前記伸縮オ−ガ3は、基部を支点にして先
    端の穀粒排出口4側が上下に昇降回動する構成とし、前
    記伸縮オ−ガ3は、前記コンバイン1の上方、および、
    上部側方の範囲の旋回中には、伸縮作動ができない構成
    とした伸縮オ−ガの制御装置。
  2. 【請求項2】 伸縮オ−ガ3は、コンバイン1の脱穀装
    置5側への収納旋回工程では旋回操作に関連して縮小作
    動する構成とした請求項1記載の伸縮オ−ガの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 伸縮オ−ガ3は、上昇位置の上限近傍に
    おいて、最も縮小した位置に達しないと下降作動ができ
    ない構成とした請求項1又は請求項2記載の伸縮オ−ガ
    の制御装置。
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