JP2002027671A - 分散型電源装置の単独運転防止装置 - Google Patents

分散型電源装置の単独運転防止装置

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JP2002027671A
JP2002027671A JP2000204455A JP2000204455A JP2002027671A JP 2002027671 A JP2002027671 A JP 2002027671A JP 2000204455 A JP2000204455 A JP 2000204455A JP 2000204455 A JP2000204455 A JP 2000204455A JP 2002027671 A JP2002027671 A JP 2002027671A
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distributed power
carrier signal
substation
supply unit
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Yuichi Manabe
裕一 真鍋
Toshiro Fujimoto
敏朗 藤本
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変電所と分散型電源装置を連係した系統で、
変電所の停電で分散型電源装置を系統線路から切り離す
のに、変電所の停電を電源側に通信路を通して指令する
のでは通信路の敷設が必要になる。 【解決手段】 変電所2の母線に搬送波信号を注入して
系統線路に搬送波信号を重畳させる搬送信号注入装置2
2を設け、分散型電源装置1には系統線路に重畳する搬
送波信号の有無を検出し、搬送波信号無しのときに分散
型電源装置と系統線路との間のしゃ断器を開放操作する
搬送信号受信装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電源を連係
して負荷に送配電する電力系統、特に、分散型電源装置
を連係した電力系統における変電所の停電を検出して分
散型電源装置の単独運転を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分散型電源装置を連係した電力系統にお
いて、変電所の停電等により分散型電源装置が単独運転
になるのを防止するための従来方式は、以下の2つがあ
る (1)通信線を使った転送遮断方式 図4に示すように、分散型電源装置1が接続される電力
系統の送り出し変電所2側と、分散型電源装置1との両
方に転送遮断装置3、4を設置し、両者の間を通信線で
接続する。変電所2側で電力系統の停電を検出した場
合、転送遮断装置4から転送遮断装置3に遮断指令を送
信し、転送遮断装置3により分散型電源装置1と系統と
を接続するしゃ断器5を開放操作し、分散型電源装置1
を系統から切り離す。
【0003】(2)単独運転検出方式 分散型電源装置の発電機の無効電力をわずかに振動させ
た場合、分散型電源装置を電力系統への接続の有無によ
って、発電機無効電力の変動幅が異なり、電力系統接続
時には変動幅が少ない。この変動幅の大小により、分散
型電源装置による単独運転を検出し、単独運転時には分
散型電源装置を系統から切り離す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の転送遮断方式の
場合、送り出し変電所側及び分散型電源装置側、それぞ
れに転送遮断装置3、4を設置し、両者の間を通信線で
接続する必要があり、コストアップの問題がある。
【0005】また、図5に示すように、電力系統に接続
される分散型電源装置が増えるに従って、分散型電源装
置7を増設した場合、必要となる転送遮断装置8および
両者を接続する通信線を増設する必要があり、コストア
ップになる。
【0006】また、図6に示すように、送り出し変電所
が複数箇所2、10になると、それぞれの変電所2、1
0に転送遮断装置4、11を設置する必要があり、電力
系統状態に応じて転送遮断信号の発信条件を切り替える
などの転送遮断機能の拡大と、変電所と分散型電源装置
間の通信路の形態の複雑化になる。
【0007】図7に示すように、送り出し変電所から分
散型電源装置の間に区間開閉器13、14が存在する場
合、これら開閉器の状態を収集して、転送遮断信号の発
信条件として組み込むという処理及び通信形態の複雑化
の問題がある。
【0008】一方、単独運転検出方式の場合、発電機側
の制御装置が複雑になるし、既設発電機設備に適用する
場合には発電機制御装置の改造が必要になる。
【0009】また、分散型電源装置で発電機無効電力を
容易に制御できない発電機種別、例えば誘導発電機を採
用した装置には適用できない。
【0010】本発明の目的は、上記の課題を解決した分
散型電源装置の単独運転防止装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、変電所側には
搬送波信号を母線に注入する搬送信号注入装置を設ける
ことで変電所が運転中は系統線路に搬送波信号を重畳さ
せ、分散型電源装置側には線路に重畳する搬送波信号を
受信し、搬送波信号無しを検出したときに分散型電源装
置と線路の間のしゃ断器を開放操作する搬送信号受信装
置を設けるようにしたもので、以下の構成を特徴とす
る。
【0012】1か所または複数箇所の変電所と1台また
は複数台の分散型電源装置を連係し、すべての変電所の
停電で分散型電源装置が単独運転になったときに該分散
型電源装置を系統線路から切り離す分散型電源装置の単
独運転防止方式であって、前記変電所の母線に搬送波信
号を注入して系統線路に搬送波信号を重畳させる搬送信
号注入装置と、前記分散型電源装置には系統線路に重畳
する搬送波信号の有無を検出し、搬送波信号無しのとき
に該分散型電源装置と系統線路とを接続するしゃ断器を
開放操作する搬送信号受信装置とを備えたことを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
装置構成図であり、1カ所の変電所と1台の分散型電源
装置とを連係する図4の系統構成に適用した場合であ
る。
【0014】電力系統の送り出し変電所2側では、搬送
信号注入装置22を設ける。この搬送信号注入装置22
は、系統の基本周波数およびその高調波周波数を避けた
高い周波数帯の搬送波を常時発生し、この信号の周波数
帯のみをパスするバンドパスフィルタ(図示ではコンデ
ンサCで示す)を通して系統線路に重畳させる。
【0015】分散型電源装置21側は、搬送波信号注入
装置22が系統線路に注入した搬送波を受信する搬送信
号受信装置21を設ける。この搬送信号受信装置21
は、系統線路に重畳される搬送波の周波数帯のみをパス
するバンドパスフィルタ(図示ではコンデンサCで示
す)を通して搬送波を受信し、搬送波の有無を判定す
る。そして、搬送信号受信装置21は、搬送波を検出で
きなくなったときは、分散型電源装置1と系統との間の
しゃ断器5の開放操作信号を発生し、分散型電源装置を
系統から分離する。
【0016】以上の構成により、変電所2と分散型電源
装置1との連係運転では、しゃ断器5、6共に投入され
ており、搬送信号注入装置22から注入する搬送波信号
が系統線路に重畳しており、この搬送波信号が搬送信号
受信装置21に常時受信されている。
【0017】この連係状態で、変電所2が停電したと
き、しゃ断器6を開放する。この結果、搬送信号注入装
置22が注入する搬送波信号がしゃ断器6で遮断される
ことで、搬送信号受信装置21がしゃ断器5を開放操作
し、分散型電源装置1の単独運転を防止することができ
る。
【0018】そして、搬送波信号は系統線路を通信路と
することで、従来の転送遮断方式における通信線が不要
になる。しかも、分散型電源装置側は、単独運転検出
に、従来の発電機制御およびその改造が不要になる。
【0019】図2は、本発明の他の実施形態を示し、1
カ所の変電所と2台の分散型電源装置とを連係する図5
の系統構成に適用した場合である。本実施形態におい
て、変電所側にはその母線に搬送信号注入装置22を接
続し、2台の分散型電源装置1、7にはそれぞれ搬送信
号受信装置21、23を設ける。
【0020】以上の構成において、分散型電源装置1、
7側に設ける搬送信号受信装置21、23は、搬送信号
注入装置22が系統線路に注入した搬送波信号をそれぞ
れ受信し、その受信信号無しの検出によってしゃ断器
5、9を開放操作する。
【0021】したがって、図1の構成において、分散型
電源装置が2台に増設された場合など、複数台の分散型
電源装置を連係した系統構成においても、変電所側には
1台の搬送信号注入装置22を設け、各分散型電源装置
1、7にはそれぞれ搬送信号受信装置21、23を設け
ることで各分散型電源装置の単独運転検出とその切り離
しにより単独運転防止ができる。この場合も、搬送波信
号は系統線路を通信路とすることで、従来の転送遮断方
式における通信線が不要になる。しかも、分散型電源装
置側は、単独運転検出に、従来の発電機制御およびその
改造が不要になる。
【0022】図3は、本発明の他の実施形態を示し、2
カ所の変電所と1台の分散型電源装置とを連係する図6
の系統構成に適用した場合である。本実施形態におい
て、2カ所の変電所側にはその母線に搬送信号注入装置
22、24を接続し、1台の分散型電源装置1には搬送
信号受信装置21を設ける。なお、搬送信号注入装置2
2と24は、同じ周波数帯になる搬送波信号を注入す
る。
【0023】以上の構成において、搬送信号注入装置2
2、24は系統線路に搬送波信号をそれぞれ注入し、分
散型電源装置1に設ける搬送信号受信装置21は両変電
所からの搬送波信号を受信し、両変電所が共に停電した
場合に搬送波信号無しで分散型電源装置の単独運転とし
てそのしゃ断器5を開放する。
【0024】したがって、複数箇所の変電所と分散型電
源装置との連係の場合にも、変電所側にはそれそれ搬送
信号注入装置22、24を設け、分散型電源装置1には
搬送信号受信装置21を設けることで分散型電源装置の
単独運転検出とその切り離しにより単独運転防止ができ
る。この場合も、搬送波信号は系統線路を通信路とする
ことで、従来の転送遮断方式における通信線が不要にな
る。しかも、分散型電源装置側は、単独運転検出に、従
来の発電機制御およびその改造が不要になる。なお、図
3の構成において、分散型電源装置1を複数台設ける構
成の場合も同等の作用効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、変電所
側には搬送波信号を母線に注入する搬送信号注入装置を
設けることで変電所が運転中は系統線路に搬送波信号を
重畳させ、分散型電源装置側には線路に重畳する搬送波
信号を受信し、搬送波信号無しを検出したときに分散型
電源装置と線路の間のしゃ断器を開放操作する搬送信号
受信装置を設けるようにしたため、以下の効果がある。
【0026】(1)変電所側と分散型電源装置の一方ま
たは両方が複数になる系統の場合にもそれらの間に通信
線を敷設する必要がない。
【0027】(2)分散型電源装置側は、単独運転検出
に、従来の発電機制御およびその改造が不要になる。
【0028】(3)系統の状態および系統線路に複数の
開閉器が介在する場合も、それら状態を考慮することな
く単独運転を検出できる。
【0029】(4)分散型電源装置の増設など、系統構
成を変更した場合にも簡単、容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置構成図。
【図2】本発明の他の実施形態を示す装置構成図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す装置構成図。
【図4】従来の転送遮断装置の構成図。
【図5】2台の分散型電源装置を設けた場合の装置構成
図。
【図6】複数の変電所を設けた場合の装置構成図。
【図7】区間開閉器を設けた場合の装置構成図。
【符号の説明】
1、7…分散型電源装置 2、10…変電所 3、4、8…転送遮断装置 21、23…搬送信号受信装置 22、24…搬送信号注入装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1か所または複数箇所の変電所と1台ま
    たは複数台の分散型電源装置を連係し、すべての変電所
    の停電で分散型電源装置が単独運転になったときに該分
    散型電源装置を系統線路から切り離す分散型電源装置の
    単独運転防止方式であって、 前記変電所の母線に搬送波信号を注入して系統線路に搬
    送波信号を重畳させる搬送信号注入装置と、 前記分散型電源装置には系統線路に重畳する搬送波信号
    の有無を検出し、搬送波信号無しのときに該分散型電源
    装置と系統線路とを接続するしゃ断器を開放操作する搬
    送信号受信装置とを備えたことを特徴とする分散型電源
    装置の単独運転防止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239688A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散型電源遮断システム、監視制御装置及び分散型電源制御装置
JP2011507465A (ja) * 2007-12-05 2011-03-03 ソラレッジ テクノロジーズ リミテッド 分散型電力据付における安全機構、ウェークアップ方法およびシャットダウン方法
JP2012049233A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Tempearl Ind Co Ltd 太陽光発電パネル又は太陽電池アレイ
JP2012157129A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散電源の単独運転検出システム、単独運転検出装置および単独運転検出方法
JP2012157130A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散電源の単独運転検出システムおよび単独運転検出方法

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