JP2002024873A - リストバンド自動精算機 - Google Patents

リストバンド自動精算機

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JP2002024873A
JP2002024873A JP2000200308A JP2000200308A JP2002024873A JP 2002024873 A JP2002024873 A JP 2002024873A JP 2000200308 A JP2000200308 A JP 2000200308A JP 2000200308 A JP2000200308 A JP 2000200308A JP 2002024873 A JP2002024873 A JP 2002024873A
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Japan
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wristband
coin
door side
rear door
collection box
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Pending
Application number
JP2000200308A
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English (en)
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Koji Kawakami
浩二 川上
Koji Kamiyama
浩二 上山
Minoru Yonejima
稔 米島
Hiroaki Saito
広昭 齊藤
Motoji Yasuda
基司 安田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種構成機器を前面扉側および背面扉側の双
方から容易にメンテナンスできるリストバンド自動精算
機を提供すること。 【解決手段】 本体ケース1と、前面扉2および背面扉
3と、リストバンド回収ユニット10と、背面扉3に設
けたリストバンド一時保留ユニット40と、コインホッ
パ60と、紙幣識別装置70と、領収書発行ユニット8
0と、退場カード発行ユニット88とを備え、各構成機
器10,60,70,80,88およびリストバンド回
収ボックス35を、前面扉2側および背面扉3側の両方
向にスライド移動自在に形成し、前面扉2側および背面
扉3側の双方からメンテナンス作業をできるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リストバンド自
動精算機に関し、さらに詳しくは、各種構成機器を前面
扉側および背面扉側の双方からメンテナンスできるよう
にしたリストバンド自動精算機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるリストバンド自動精算機の
一例として、特開平7−134784号公報にかかるも
のについて図面を参照しつつ説明する。図33は、従来
におけるリストバンド自動精算機を適用した施設利用料
金精算システムを示す説明図、図34は、従来における
リストバンドを示す平面図、図35は、従来のリストバ
ンド自動精算機の要部を模式的に示す側断面図、図36
は、リストバンド取り込み機構を示す説明図、図37〜
図39は、リストバンド一時保留部の振り分け動作を示
す説明図である。
【0003】図33に示すように、利用設備等206の
利用者201は、まず、入場カード販売機202にて入
場カード203を購入し、リストバンド貸与ゲート20
4にてリストバンド205を貸与される。このリストバ
ンド205は、図34に示すように、バーコード205
aを備えて個人の識別ができるように形成されていると
ともに、貸しロッカーの開閉用のキーも備えている。
【0004】利用設備等206の利用を終えた利用者2
01は、リストバンド205をリストバンド精算機20
8に投入して精算手続をし、退場カード209Aを得
て、退場ゲート210Aにてリピーターカード211A
を得る。リストバンド貸与ゲート204、利用設備等2
06、リストバンド精算機208は、ワークステーショ
ン207にて統合管理され、利用者201の利用状況等
を分析、記憶するようになっている。
【0005】つぎに、以上のようなシステムで使用され
るリストバンド精算機208の構成について説明する。
図35に示すように、前面扉のリストバンド投入口20
9から投入されたリストバンド205は、リストバンド
取り込み機構210によって取り込まれ、スキャナー2
11によってバーコード情報を読み取られる。そして、
当該リストバンド205を一時保留部212にて保留
し、返却する場合にはリストバンド出口213に、回収
する場合には回収ボックス214に振り分けられるよう
になっている。
【0006】リストバンド取り込み機構210は、図3
6に示すように、センサ210aによってリストバンド
205が投入されたことを検知し、送り機構210bを
動作させて膨出部検知センサ210cへと送り込む。そ
して、センサ210aの検知後、所定時間内に膨出部検
知センサ210cによる検知が不十分であったり、スキ
ャナー211によるバーコード情報の読み取りが不十分
であった場合には、再読み取りし、あるいは送り機構2
10bを逆動作させてリストバンド投入口209から返
却するようになっている。
【0007】また、一時保留部212は、図37〜図3
9に示すように、揺動アーム212aがカムを備えた揺
動機構212cによって可動トレー212b,212b
を揺動させ、回収ボックス214(図35、図38参
照)またはリストバンド出口213(図35、図39参
照)に振り分けるように構成されている。可動トレー2
12bの姿勢、すなわち、可動トレー212bの開閉状
態は、センサ212dによって検知されるようになって
いる。
【0008】また、リストバンド精算機208は、上述
した精算手続を行うために、たとえば、釣銭用コインを
収納し必要時に払い出すコインホッパ、支払われた紙幣
を識別する紙幣識別装置、精算後に領収書を発行する領
収書発行ユニット、精算後に退場カードを発行する退場
カード発行ユニット等の機器を備えており、これらは筐
体内の棚板等に固定されている。
【0009】したがって、これらの各機器やリストバン
ド取り込み機構210のメンテナンス作業をする際に
は、利用者201の利用を妨げないようにするために、
利用設備等206の営業時間外に筐体の前面扉を開けて
行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては、たとえば、いわゆる健康ランドのような24
時間営業の利用施設等が設立されるようになっているた
め、かかる利用施設において従来のリストバンド精算機
208をメンテナンスしようとすると、必ず前面扉を開
けてから作業をすることとなる。
【0011】したがって、精算を終えたリストバンドを
回収したり、釣銭用の紙幣やコインの補充・回収、領収
書用ロール紙の補充等の軽微な作業であっても、前面扉
を開けて作業しなければならないので、その間、利用者
201がリストバンド精算機208を利用できなくなっ
てしまうという課題があった。
【0012】また、背面側からのメンテナンスを必要と
する構成機器にあっては、当該構成機器をリストバンド
精算機208の筐体から取り外してメンテナンスしなけ
ればならず、多大な時間と手間を要してしまうという課
題があった。
【0013】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、前面扉側および背面扉側の双方から各種構成機
器を容易にメンテナンスできるリストバンド自動精算機
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかるリストバンド自動精
算機は、各構成機器を収納する本体ケースと、前記本体
ケースに対して開閉自在に設けられた前面扉および背面
扉と、精算時に投入されるリストバンドを回収するリス
トバンド回収ユニットと、前記リストバンド回収ユニッ
トによって回収された前記リストバンドをリストバンド
返却口またはリストバンド回収ボックスに振り分ける際
に一時的に保留するリストバンド一時保留ユニットと、
釣銭用コインを収納し必要時に払い出すコインホッパ
と、支払われた紙幣を識別する紙幣識別装置と、精算後
に領収書を発行する領収書発行ユニットと、精算後に退
場カードを発行する退場カード発行ユニットとを備え、
前記リストバンド回収ユニット、前記リストバンド回収
ボックス、前記コインホッパ、前記紙幣識別装置、前記
領収書発行ユニット、前記退場カード発行ユニットのう
ちの一部または全部を、前記前面扉側および前記背面扉
側の両方向にスライド移動自在に形成し、当該前面扉側
および当該背面扉側の双方からメンテナンス作業をでき
るようにしたものである。
【0015】したがって、前面扉が閉じられた状態であ
っても、背面扉を開けて容易かつ迅速にメンテナンス作
業を行うことができ、リストバンド自動精算機の稼働率
を高めることができる。
【0016】また、この発明の請求項2にかかるリスト
バンド自動精算機は、リストバンド一時保留ユニットを
背面扉内面に設けたものである。したがって、背面扉を
開けることにより、コインホッパを背面扉側に引き出す
ことができ、当該コインホッパとコインメカニズム等と
を容易にメンテナンスできる。
【0017】また、この発明の請求項3にかかるリスト
バンド自動精算機は、背面扉に開口部を設け、当該背面
扉を閉じた状態でもリストバンド回収ボックスを本体ケ
ースの外部に取り出せるようにしたものである。これに
より、満杯になったリストバンド回収ボックスを空のリ
ストバンド回収ボックスと容易かつ迅速に交換できる。
【0018】また、この発明の請求項4にかかるリスト
バンド自動精算機は、コイン投入口から投入されたコイ
ンを回収する投入コイン回収ボックスと、コインホッパ
から払い出したコインを回収するコインホッパ用回収ボ
ックスとを備え、前記両回収ボックスを前面扉側および
背面扉側の両方向にスライド移動自在に形成し、当該前
面扉側および当該背面扉側の双方から本体ケースの外部
に取り出せるようにしたものである。これにより、コイ
ンの回収作業が容易かつ迅速に行える。
【0019】また、この発明の請求項5にかかるリスト
バンド自動精算機は、投入コイン回収ボックスとコイン
ホッパ用回収ボックスとを上方に拡開する有底箱状に形
成し、かつ、前後対称形状に形成したものである。
【0020】したがって、前面扉側および背面扉側の両
方向から、両回収ボックスを容易に取り出すことができ
る。また、回収ボックスは傾斜面を有することとなり、
投入されたコインが底部に向かって分散し易く、コイン
投入部にコインが集中的に溜まるのを防止できるので、
コインの高い収容効率を期待できる。
【0021】また、この発明の請求項6にかかるリスト
バンド自動精算機は、投入コイン回収ボックスのコイン
の満杯状態を検知するセンサを、当該投入コイン回収ボ
ックスのコイン取入口近傍に配設したものである。これ
により、回収されたコインが積み重なって最も高くなり
やすい位置において確実に満杯状態を検知できる。
【0022】また、この発明の請求項7にかかるリスト
バンド自動精算機は、前面扉側および背面扉側の両方向
にスライド移動自在に形成した紙幣識別装置の当該スラ
イド位置を規制するストッパ機構と、前記紙幣識別装置
の定常位置を検知するスイッチユニットとを備えたもの
である。これにより、紙幣識別装置を定位置に確実に停
止でき、精度の良い紙幣識別が行える。
【0023】また、この発明の請求項8にかかるリスト
バンド自動精算機は、紙幣識別装置の底部に露出した配
線を保護する配線保護チューブと、当該配線保護チュー
ブの動作スペースを確保する仕切板とを備えたものであ
る。これにより、スライド移動時における配線の損傷を
防止できるとともに、配線保護チューブが他の構成部材
に引っかかるなどしてスライド動作を妨げることを防止
できる。
【0024】また、この発明の請求項9にかかるリスト
バンド自動精算機は、前面扉側および背面扉側の両方向
にスライド移動自在に形成した基台上で紙幣識別装置を
回転自在に形成するとともに、当該紙幣識別装置の底部
に露出した配線を保護するスカート部材を当該底部に設
けたものである。これにより、上述したスライド動作と
相まって、メンテナンス作業がさらに容易になるととも
に、紙幣識別装置の回転時に配線を損傷から保護するこ
とができる。
【0025】また、この発明の請求項10にかかるリス
トバンド自動精算機は、前面扉側および背面扉側の両方
向にスライド移動自在に形成した領収書発行ユニットの
本体部は、前面扉側および背面扉側の両方向にスライド
移動自在に形成した基台上に配設され、かつ、当該本体
部の前部を当該基台に対して回動自在に軸支し、当該前
面扉側からメンテナンス作業をする際に当該本体部の後
部を持ち上げられるように形成したものである。これに
より、領収書を印刷するためのロール紙の補充作業等を
容易に行うことができる。
【0026】また、この発明の請求項11にかかるリス
トバンド自動精算機は、領収書発行ユニットの前後方向
の定常位置および上下方向の定常位置を一つのセンサで
検知するようにしたものである。これにより、簡易な構
成にて領収書発行ユニットの定常位置を確実に検知でき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるリストバ
ンド自動精算機の実施の形態につき図面を参照しつつ詳
細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が
限定されるものではない。
【0028】まず、本発明の全体構成について説明す
る。ここで、図1は、この発明の実施の形態にかかるリ
ストバンド自動精算機を示す背面斜視図、図2は、リス
トバンド自動精算機を示す正面斜視図、図3は、リスト
バンド自動精算機を示す正面図、図4は、リストバンド
自動精算機を示す側面図、図5は、リストバンド自動精
算機を示す背面図、図6は、リストバンドを示す平面
図、図12は、背面扉を開けずに本体ケースからリスト
バンド回収ボックスを取り出した状態を示す斜視図であ
る。
【0029】各構成機器を収納する本体ケース1は、開
閉自在に設けられた前面扉2および背面扉3と棚4を備
えている。背面扉3に設けられた開口部3aは、背面扉
3を閉じた状態でも、リストバンド回収ボックス35を
本体ケース1の外部に取り出せるようにしたものである
(図12参照)。
【0030】リストバンド5は、タグ部5aとバンド部
5bとキー5cとからなり、このタグ部5aには電池不
要のEEPROMからなるIDタグメモリが内蔵されて
いる。すなわち、このタグ部5aに施設利用者の個人情
報(たとえば、ロッカー番号等)が書き込まれている。
【0031】リストバンド回収ユニット10は、精算時
に投入されるリストバンド5を回収するためのものであ
り、前面扉2側および背面扉3側の両方向にスライド移
動自在に形成され、前面扉2側および背面扉3側の双方
からメンテナンス作業をできるように形成されている。
【0032】背面扉3の内面に設けられたリストバンド
一時保留ユニット40は、リストバンド回収ユニット1
0によって回収されたリストバンド5を、リストバンド
返却口96またはリストバンド回収ボックス35に振り
分ける際に一時的に保留するためのものである。背面扉
3の内面に設けることにより、前面扉2を閉めたままで
も、コインメカニズム90およびコインホッパ60のメ
ンテナンスができるようになっている。
【0033】コインホッパ60は、釣銭用コインを収納
し必要時に払い出すためのものであり、前面扉2側およ
び背面扉3側の両方向にスライド移動自在に形成され、
前面扉2側および背面扉3側の双方からメンテナンス作
業をできるように形成されている。また、このコインホ
ッパ60は、上記両方向にそれぞれスライド移動するこ
とにより、釣銭コインを返却する時(通常使用時)と、
売り上げ締め作業時に収納コインを一括して払い出す時
とに、それぞれ対応できるようになっている。
【0034】なお、コイン投入口92から投入されたコ
インは、投入コイン回収ボックス52に回収され、売り
上げ締め作業時に払い出したコインは、コインホッパ用
回収ボックス53に回収されるようになっている。
【0035】紙幣識別装置70は、紙幣挿入口93から
支払われた紙幣を識別するためのものであり、前面扉2
側および背面扉3側の両方向にスライド移動自在に形成
され、前面扉2側および背面扉3側の双方からメンテナ
ンス作業をできるように形成されている。また、この紙
幣識別装置70は、鉛直方向を軸にして所定角度、回動
自在に形成されている。
【0036】領収書発行ユニット80は、精算後に領収
書を発行するためのものであり、前面扉2側および背面
扉3側の両方向にスライド移動自在に形成されていると
ともに、本体部の前部を支点にして、後部を持ち上げら
れるように形成されている。
【0037】退場カード発行ユニット88は、精算後に
退場カードを発行するためのものであり、前面扉2側お
よび背面扉3側の両方向にスライド移動自在に形成され
ている。このスライド機構は、後述する紙幣識別装置7
0のスライド機構と同様にスライド式レール機構にて構
成されている。コインメカニズム90は、コイン投入口
92から投入されたコインを識別するためのものであ
る。
【0038】また、前面扉2には、リストバンド挿入口
91、コイン投入口92、紙幣挿入口93、紙幣返却口
94、コイン返却口95、リストバンド返却口96、操
作部たるタッチパネルディスプレイ97、操作要領等を
発声するスピーカ98、クレジットカード挿入口99、
退場カード取出口100、領収書取出口101、利用者
を検知し、精算手続待機状態とするための人体センサ1
02、クレジットカードリーダ105等を備えている。
【0039】また、本体ケース1内には、装置全体の制
御を行うコントロールボックス103、コントロールボ
ックス10に各種の入力操作を行うキーボード104、
無停電式の電源装置106、ドアスイッチ107、盗難
防止ブザースイッチ108等を備えている。
【0040】つぎに、リストバンド回収ユニット10に
ついて詳細に説明する。ここで、図7は、リストバンド
回収ユニット示す斜視図、図8は、リストバンド回収ユ
ニット(上部筐体を開いた状態)を示す斜視図、図9
は、リストバンド回収ユニットの内部構成を模式的に示
す断面図である。
【0041】筐体11は、筐体12に対して開閉自在に
形成されている。筐体12は、基台13上に設けられ、
この基台13は、スライド式レール機構14によって前
面扉2側および背面扉3側の両方向にスライド移動自在
に形成されている。筐体12内には、リストバンド5を
搬送するためのゴムローラ15が複数(たとえば、6
つ)配設されており、駆動歯車22、減速歯車23およ
び歯車列24によって回転駆動される。
【0042】また、必要時(タグ部5aの読み取りエラ
ー時やいたずら投入時等の投入キャンセル時)には、駆
動歯車22を逆回転させることにより、投入されたリス
トバンド5をリストバンド挿入口91から搬出(返却)
できるように形成されている。ゴムローラ15,15間
には、リストバンド5の噛み込みを防止するガイド板1
7が設けられている。
【0043】歯車列24の歯車のうち、第一番目のゴム
ローラ15を駆動するための歯車24aは、クラッチ2
6によって駆動力を解除できるようになっている。すな
わち、リストバンド5の投入を拒否できるようになって
いる。また、歯車解放機構27は、減速歯車23と歯車
24cの間から歯車24bを外すことにより、歯車列2
4をフリーにして、ゴムローラ15の回転をフリーに
し、掃除等のメンテナンスをし易くしたものである。
【0044】筐体11には、ゴムローラ15に対向して
ゴムローラ16が従動自在に配設され、かつ、凹凸吸収
機構16aによってリストバンド5の凹凸を吸収し、円
滑な搬送を可能にしている。また、ガイド板17に対向
して押さえ用ローラ18が配設されている。
【0045】また、前方から2番目のゴムローラ15と
最後のゴムローラ15には、周方向に4つの溝15aが
形成されており、リストバンド5の凸部と係合させて、
円滑かつ確実な搬送を可能にしている。たとえば、リス
トバンド5を斜めに投入しても、溝15aの係合により
確実に搬送できる。
【0046】リストバンド5の投入位置には、タグ部5
aを確実に検知するために、一対の透過型センサである
投光部30および受光部31が3組設けられている。検
知精度を高めるべく、受光部31を投光部30の上方に
設けてある。投光部30の投光は、リストバンド挿入部
19の穴19aを透過して、受光部31に検知されるよ
うになっている。
【0047】アンテナ部21内には、リストバンド5の
タグ部5aのIDデータを読みとるためのアンテナ20
が内蔵されている。このアンテナ20の近傍には、一対
の透過型センサである投光部30および受光部31が3
組設けられ、当該位置に搬送されてきたリストバンド5
のタグ部5aを確実に検知できるように形成してある。
アンテナ部21の穴21aは、投光部30からの投光を
受光部31に透過させるためのものである。
【0048】上記した投光部30には、リストバンド5
に付着した水分や塵の影響を排除するために、カバー3
2が設けられている。なお、所定の受光感度が得られれ
ば、投光部30は1つであってもよい。
【0049】また、リストバンド挿入部19近傍の投・
受光部30,31と、アンテナ20近傍の投・受光部3
0,31の設置間隔は、つぎのように設定してある。す
なわち、最初のリストバンド5が投入され、アンテナ部
21にて検知されて内方に搬出された後、つぎのリスト
バンド5が投入されてアンテナ部21に位置したとき
に、最初のリストバンド5が最終ゴムローラ15による
搬出可能な位置から離れているように設定してある。
【0050】これは、投入キャンセル等により、逆搬送
動作によって投入2番目のリストバンド5をリストバン
ド挿入口91から返却した際に、最初に投入された精算
済み前のリストバンド5まで搬出してしまうのを防止す
るために設定したものである。
【0051】なお、基台13には、図示しない樋が内蔵
されており、リストバンド5に付着した水滴がゴムロー
ラ15を経て落下しても、これを捕捉してリストバンド
5の回収経路(最終的には、リストバンド回収ボックス
35)に導くように形成してある。これにより、リスト
バンド回収ユニット10の下部にある周辺機器を水濡れ
から防止できる。
【0052】つぎに、リストバンド一時保留ユニット4
0について詳細に説明する。ここで、図10は、リスト
バンド一時保留ユニットを示す斜視図、図11は、リス
トバンド一時保留ユニットの底板を示す斜視図である。
【0053】背面扉3の内面に設けられたリストバンド
一時保留ユニット40は、背面扉3を閉めたときに、リ
ストバンド回収ボックス35またはリストバンド返却シ
ュート36の上方に配置され、かつ、相互にスライド移
動自在に形成された四方側板41および底板42と、四
方側板41をスライド移動させる移動機構と、底板42
をスライド移動させる移動機構とを備えている。導出シ
ュータ43,44は、底板42から落下したリストバン
ド5を、リストバンド回収ボックス35、リストバンド
返却シュート36にそれぞれ導くためのものである。
【0054】底板42は、その断面を波状に形成され、
四方側板41の下端部は、当該底板42の波形状に遊嵌
するように形成されている。これにより、底板42また
は四方側板41のスライド移動時に、リストバンド5が
底板42と四方側板41との隙間に挟み込まれることが
ない。なお、底板42の両端部には、水抜き穴42aが
設けられている。
【0055】四方側板41および底板42をスライド移
動させる移動機構は、ガイド部41a,42b、ガイド
シャフト45、モータユニット46、ピニオンギヤ4
7、リニアラック48、位置検知用センサ49等から構
成されている。配線50は、背面扉3に固定されてい
る。
【0056】リストバンド一時保留ユニット40は、以
上のように構成されているので、四方側板41と底板4
2とを互いにスライドさせることで、底がない状態にで
き、リストバンド5を確実に落下することができる。
【0057】つぎに、投入コイン回収ボックス52、コ
インホッパ用回収ボックス53およびコインホッパ60
について詳細に説明する。ここで、図13は、投入コイ
ン回収ボックスを示す斜視図、図14は、コインの流れ
および各回収ボックスの位置関係を示す側断面図、図1
5は、コインメカニズムとコイン返却口および各回収ボ
ックスとの位置関係を示す正面図、図16は、コインホ
ッパのスライド位置の違いによるコインの流れを示す説
明図である。
【0058】投入コイン回収ボックス52は、上方に拡
開する有底箱状に形成し、かつ、前後対称形状に形成し
てある。これにより、前面扉2側および背面扉3側の両
方向から、容易に取り出すことができる。また、投入コ
イン回収ボックス52は、傾斜面を有しているので、投
入されたコインが底部に向かって分散し易く、コイン投
入部にコインが集中的に溜まるのを防止できる。したが
って、コインの高い収容効率を期待できる。
【0059】穴52aは、透過型センサであるコイン満
杯検知用センサ54の投・受光を透過させるためのもの
である。穴52bは、指をかけるためのものであり、怪
我防止のために内周縁部を折り返し加工してある。これ
ら穴52a,52bの位置も、前後対称となるようにし
てある。
【0060】このコイン満杯検知用センサ54は、投入
コイン回収ボックス52のコイン取入口である穴4a近
傍に配設されている。これにより、回収されたコインが
積み重なって最も高くなりやすい位置において確実に検
知できる。なお、コインホッパ用回収ボックス53も、
投入コイン回収ボックス52と同一に形成され、両者を
共通使用できるようにしてある。
【0061】これらの両回収ボックス52,53は、コ
インホッパ60の下方にそれぞれ配置され、図中の太い
黒矢印で示すように、前面扉2側および背面扉3側の両
方向にスライド移動自在となっており、双方向から本体
ケース1の外部に取り出せるようにしてある。これによ
り、コインの回収作業が容易になる。
【0062】また、コインホッパ60は、図示しないス
ライド機構によって前面扉2側および背面扉3側の両方
向にスライド移動自在に形成されており、コイン返却時
(通常時)には前面扉2側に位置させ、返金シュータ6
1を介してコイン返却口95にコインを払い出し、売り
上げ締め作業時には背面扉3側に位置させ、コインホッ
パ用回収ボックス53に払い出せるように構成されてい
る。したがって、売り上げ締め作業時におけるコイン回
収作業がきわめて容易に行える。
【0063】コインメカニズム90は、コイン識別部と
してのアクセプタ90aと、当該アクセプタ90aの下
部に配置され釣銭コインを収納し搬出する釣銭コイン収
納搬出部90bとを備えており、自動販売機で使用され
ているものを共通使用することで、コストダウンを図っ
ている。
【0064】つぎに、紙幣識別装置70について詳細に
説明する。ここで、図17は、背面扉を開放し紙幣識別
装置を背面扉側に後退させた状態を示す斜視図、図18
は、紙幣識別装置のスライド式レール機構を示す正面
図、図19は、紙幣識別装置の基台を示す平面図、図2
0は、紙幣識別装置の基台を示す側面図、図21は、紙
幣識別装置のストッパ機構を示す分解斜視図、図22
は、紙幣識別装置のストッパ機構を示す組立斜視図、図
23は、ストッパ機構の動作を示す説明図、図27は、
スカート部材を示す分解斜視図、図28は、スカート部
材の設置状態を示す断面図である。
【0065】基台72は、紙幣識別装置70の本体部を
回転自在(所定角度)に支持するとともに、棚板4に固
定された基板48に対してスライド式レール機構73に
よって前面扉2側および背面扉3側の両方向にスライド
移動自在に形成されている。なお、このスライド式レー
ル機構73は、長いスライドストロークを確保すべく、
2段式のものを使用している。
【0066】また、基台72は、ボールキャッチ装置7
4、ストッパ機構75、ストッパ76によってスライド
位置を規制され、2つのスイッチユニット77によって
スライド後の定常位置を精度良く検知できるように構成
されている。スイッチユニット77は、基台72ととも
に動作する押圧片72eによって、ON/OFF動作す
るように形成されている。
【0067】配線79は、図17に示すように、保護チ
ューブ79aによって保護され、スライド時における損
傷を防止している。また、基板78には仕切板78aが
立設され、スライド時における保護チューブ79aの動
作スペースを確保している(図17,図18,図29参
照)。
【0068】また、紙幣識別装置70の回転時に配線7
9を保護するために、図27および図28に示すよう
に、底板70aにスカート部材70bが設けられてい
る。このスカート部材70bは、ねじ穴70dにねじ7
0cを挿通して底板70aに固定されている。
【0069】紙幣識別装置70の回転機構は、図18〜
図20および図28に示すように、回転軸71、軸受7
2a、ローラ72b、ストッパ72c、ボールキャッチ
装置72d、およびスカート部材70bの動作スペース
たる穴72f等によって構成されている。これにより、
上述したスライド動作と相まって、メンテナンス作業が
さらに容易になる。
【0070】ストッパ機構75は、図21〜図23に示
すように、レバー75a、ベース金具75b、ロック金
具75c、軸75d、カム75e、スプリング75f、
スプリングピン75g、係止片75h、係止溝75kか
ら構成されている。
【0071】すなわち、レバー75aをスプリング75
fの付勢力に抗して回動すると、カム75eに設けたス
プリングピン75gが、軸75dに軸支されたロック金
具75cの係止片75hに当接するので、ロック金具7
5cが回動して係止溝75kが持ち上がり、ストッパ7
6から外れるようになっている。これにより、基台72
が手前に引き出せる。このストッパ機構75は、図19
に示すように、基台72の反対側にも配設されている。
【0072】引き出した基台72を元の位置に戻す場合
には、レバー75aを初期状態にしておいても、ロック
金具75cがストッパ76を乗り越えたときにスプリン
グ75fの付勢力によってストッパ76と係合しロック
状態となる。このとき、図23に示すように、反対側に
配置されたストッパ機構75のロック金具75cが、反
対側のストッパ76に係合して止まる。このようにし
て、紙幣識別装置70を定位置に確実に停止できる。
【0073】つぎに、スイッチユニット77による紙幣
識別装置70の位置決め動作について説明する。ここ
で、図24は、紙幣識別装置が定位置にある場合のスイ
ッチユニットの検知動作を示す説明図、図25は、紙幣
識別装置が定位置から前方にずれた場合のスイッチユニ
ットの検知動作を示す説明図、図26は、紙幣識別装置
が定位置から後方にずれた場合のスイッチユニットの検
知動作を示す説明図である。
【0074】図24に示すように、紙幣識別装置70と
ともに動作する押圧片72eが、2つのスイッチユニッ
ト77を同時にOFFにしたときに定位置となるように
構成してある。押圧片72eとスイッチユニット77と
の当接部の形状を図示例のようにすることで、精度良く
位置決めできるようになっている。
【0075】すなわち、図25および図26に示したよ
うに、紙幣識別装置70の位置が前方または後方に少し
でもずれると、一方のスイッチユニット77がONとな
り、定位置でない旨が報知されるようになっているの
で、確実な位置決めができる。
【0076】つぎに、領収書発行ユニット80について
詳細に説明する。ここで、図29は、領収書発行ユニッ
トの後部を持ち上げた状態を示す斜視図、図30は、領
収書発行ユニットの後部を持ち上げた状態を示す側面
図、図31は、領収書発行ユニットの前後方向の位置検
知動作を示す説明図、図32は、領収書発行ユニットの
上下方向の位置検知動作を示す説明図である。
【0077】領収書発行ユニット80の本体部は、図2
9および図30に示すように、スライド式レール機構8
4によって前面扉2側および背面扉3側の両方向にスラ
イド移動自在に形成された基台81上に配設され、か
つ、当該本体部の前部を回動軸82で軸支され、前面扉
2側からメンテナンス作業(たとえば、ロール紙80a
の補充作業等)をする際に、当該本体部の後部を持ち上
げられるように構成されている。
【0078】ストッパ83は、当該持ち上げた状態を維
持するための機構である。ボールキャッチ装置87は、
持ち上げられた上記本体部を初期状態に戻し基台81に
係止するためのものである。
【0079】図31および図32に示すように、領収書
発行ユニット80の前後方向の定常位置および上下方向
の定常位置は、1組の押圧片86とスイッチユニット8
5で検知できるようになっている。傾斜アクチュエータ
部85a,85bおよび傾斜押圧部86a、86bは、
両者が円滑に当接し、かつ精度良く位置決めできるよう
に形成したものである。このように、領収書発行ユニッ
ト80のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0080】以上のように、この実施の形態にかかるリ
ストバンド自動精算機によれば、リストバンド回収ユニ
ット10、リストバンド回収ボックス35、コインホッ
パ60、紙幣識別装置70、領収書発行ユニット80、
退場カード発行ユニット88、コイン回収ボックス5
2,53等を前面扉2側および背面扉3側の両側から容
易にメンテナンスできる。
【0081】また、リストバンド一時保留ユニット40
を背面扉3の内面に設けたので、背面扉3を開けること
により、コインホッパ60を背面扉3側に引き出すこと
ができ、当該コインホッパ60とコインメカニズム90
とを容易にメンテナンスできる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
リストバンド自動精算機(請求項1)によれば、各構成
機器を収納する本体ケースと、前記本体ケースに対して
開閉自在に設けられた前面扉および背面扉と、精算時に
投入されるリストバンドを回収するリストバンド回収ユ
ニットと、前記リストバンド回収ユニットによって回収
された前記リストバンドをリストバンド返却口またはリ
ストバンド回収ボックスに振り分ける際に一時的に保留
するリストバンド一時保留ユニットと、釣銭用コインを
収納し必要時に払い出すコインホッパと、支払われた紙
幣を識別する紙幣識別装置と、精算後に領収書を発行す
る領収書発行ユニットと、精算後に退場カードを発行す
る退場カード発行ユニットとを備え、前記リストバンド
回収ユニット、前記リストバンド回収ボックス、前記コ
インホッパ、前記紙幣識別装置、前記領収書発行ユニッ
ト、前記退場カード発行ユニットのうちの一部または全
部を、前記前面扉側および前記背面扉側の両方向にスラ
イド移動自在に形成し、当該前面扉側および当該背面扉
側の双方からメンテナンス作業をできるようにしたの
で、前面扉が閉じられた状態であっても、背面扉を開け
て容易かつ迅速にメンテナンス作業を行うことができ、
リストバンド自動精算機の稼働率を高めることができ
る。
【0083】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項2)によれば、リストバンド一時保留ユ
ニットを背面扉内面に設けたので、背面扉を開けること
により、コインホッパを背面扉側に引き出すことがで
き、当該コインホッパとコインメカニズム等とを容易に
メンテナンスできる。
【0084】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項3)によれば、背面扉に開口部を設け、
当該背面扉を閉じた状態でもリストバンド回収ボックス
を本体ケースの外部に取り出せるようにしたので、満杯
になったリストバンド回収ボックスを空のリストバンド
回収ボックスと容易かつ迅速に交換できる。
【0085】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項4)によれば、コイン投入口から投入さ
れたコインを回収する投入コイン回収ボックスと、コイ
ンホッパから払い出したコインを回収するコインホッパ
用回収ボックスとを備え、前記両回収ボックスを前面扉
側および背面扉側の両方向にスライド移動自在に形成
し、当該前面扉側および当該背面扉側の双方から本体ケ
ースの外部に取り出せるようにしたので、コインの回収
作業が容易かつ迅速に行える。
【0086】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項5)によれば、投入コイン回収ボックス
とコインホッパ用回収ボックスとを上方に拡開する有底
箱状に形成し、かつ、前後対称形状に形成したので、前
面扉側および背面扉側の両方向から、両回収ボックスを
容易に取り出すことができる。また、回収ボックスは傾
斜面を有することとなり、投入されたコインが底部に向
かって分散し易く、コイン投入部にコインが集中的に溜
まるのを防止できるので、コインの高い収容効率を期待
できる。
【0087】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項6)によれば、投入コイン回収ボックス
のコインの満杯状態を検知するセンサを、当該投入コイ
ン回収ボックスのコイン取入口近傍に配設したので、回
収されたコインが積み重なって最も高くなりやすい位置
において確実に満杯状態を検知できる。
【0088】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項7)によれば、前面扉側および背面扉側
の両方向にスライド移動自在に形成した紙幣識別装置の
当該スライド位置を規制するストッパ機構と、前記紙幣
識別装置の定常位置を検知するスイッチユニットとを備
えたので、紙幣識別装置を定位置に確実に停止でき、精
度の良い紙幣識別が行える。
【0089】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項8)によれば、紙幣識別装置の底部に露
出した配線を保護する配線保護チューブと、当該配線保
護チューブの動作スペースを確保する仕切板とを備えた
ので、スライド移動時における配線の損傷を防止できる
とともに、配線保護チューブが他の構成部材に引っかか
るなどしてスライド動作を妨げることを防止できる。
【0090】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項9)によれば、前面扉側および背面扉側
の両方向にスライド移動自在に形成した基台上で紙幣識
別装置を回転自在に形成するとともに、当該紙幣識別装
置の底部に露出した配線を保護するスカート部材を当該
底部に設けたので、上述したスライド動作と相まって、
メンテナンス作業がさらに容易になるとともに、紙幣識
別装置の回転時に配線を損傷から保護することができ
る。
【0091】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項10)によれば、前面扉側および背面扉
側の両方向にスライド移動自在に形成した領収書発行ユ
ニットの本体部は、前面扉側および背面扉側の両方向に
スライド移動自在に形成した基台上に配設され、かつ、
当該本体部の前部を当該基台に対して回動自在に軸支
し、当該前面扉側からメンテナンス作業をする際に当該
本体部の後部を持ち上げられるように形成したので、領
収書を印刷するためのロール紙の補充作業等を容易に行
うことができる。
【0092】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項11)によれば、領収書発行ユニットの
前後方向の定常位置および上下方向の定常位置を一つの
センサで検知するようにしたので、簡易な構成にて領収
書発行ユニットの定常位置を確実に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるリストバンド自
動精算機を示す背面斜視図である。
【図2】リストバンド自動精算機を示す正面斜視図であ
る。
【図3】リストバンド自動精算機を示す正面図である。
【図4】リストバンド自動精算機を示す側面図である。
【図5】リストバンド自動精算機を示す背面図である。
【図6】リストバンドを示す平面図である。
【図7】リストバンド回収ユニット(上部筐体を閉じた
状態)を示す斜視図である。
【図8】リストバンド回収ユニット(上部筐体を開いた
状態)を示す斜視図である。
【図9】リストバンド回収ユニットの内部構成を模式的
に示す断面図である。
【図10】リストバンド一時保留ユニットを示す斜視図
である。
【図11】リストバンド一時保留ユニットの底板を示す
斜視図である。
【図12】背面扉を開けずに本体ケースからリストバン
ド回収ボックスを取り出した状態を示す斜視図である。
【図13】投入コイン回収ボックスを示す斜視図であ
る。
【図14】コインの流れおよび各回収ボックスの位置関
係を示す側断面図である。
【図15】コインメカニズムとコイン返却口および各回
収ボックスとの位置関係を示す正面図である。
【図16】コインホッパのスライド位置の違いによるコ
インの流れを示す説明図である。
【図17】背面扉を開放し紙幣識別装置を背面扉側に後
退させた状態を示す斜視図である。
【図18】紙幣識別装置のスライド式レール機構を示す
正面図である。
【図19】紙幣識別装置の基台を示す平面図である。
【図20】紙幣識別装置の基台を示す側面図である。
【図21】紙幣識別装置のストッパ機構を示す分解斜視
図である。
【図22】紙幣識別装置のストッパ機構を示す組立斜視
図である。
【図23】ストッパ機構の動作を示す説明図である。
【図24】紙幣識別装置が定位置にある場合のスイッチ
ユニットの検知動作を示す説明図である。
【図25】紙幣識別装置が定位置から前方にずれた場合
のスイッチユニットの検知動作を示す説明図である。
【図26】紙幣識別装置が定位置から後方にずれた場合
のスイッチユニットの検知動作を示す説明図である。
【図27】スカート部材を示す分解斜視図である。
【図28】スカート部材の設置状態を示す断面図であ
る。
【図29】領収書発行ユニットの後部を持ち上げた状態
を示す斜視図である。
【図30】領収書発行ユニットの後部を持ち上げた状態
を示す側面図である。
【図31】領収書発行ユニットの前後方向の位置検知動
作を示す説明図である。
【図32】領収書発行ユニットの上下方向の位置検知動
作を示す説明図である。
【図33】従来におけるリストバンド自動精算機を適用
した施設利用料金精算システムを示す説明図である。
【図34】従来におけるリストバンドを示す平面図であ
る。
【図35】従来のリストバンド自動精算機の要部を模式
的に示す側断面図である。
【図36】リストバンド取り込み機構を示す説明図であ
る。
【図37】リストバンド一時保留部の振り分け動作を示
す説明図である。
【図38】リストバンド一時保留部の振り分け動作を示
す説明図である。
【図39】リストバンド一時保留部の振り分け動作を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 前面扉 3 背面扉 3a 開口部 4 棚板 4a 穴 5 リストバンド 10 リストバンド回収ユニット 14 スライド式レール機構 35 リストバンド回収ボックス 36 リストバンド返却シュート 40 リストバンド一時保留ユニット 41 四方側板 42 底板 52 投入コイン回収ボックス 52a、52b 穴 53 コインホッパ用回収ボックス 54 コイン満杯検知用センサ 60 コインホッパ 61 返金シュータ 70 紙幣識別装置 70b スカート部材 73 スライド式レール機構 75 ストッパ機構 76 ストッパ 77 スイッチユニット 78a 仕切板 79 配線 79a 保護チューブ 80 領収書発行ユニット 84 スライド式レール機構 85 スイッチユニット 86 押圧片 88 退場カード発行ユニット 90 コインメカニズム 91 リストバンド挿入口 92 コイン投入口 95 コイン返却口 96 リストバンド返却口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米島 稔 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 齊藤 広昭 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 安田 基司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E027 EA05 EC06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各構成機器を収納する本体ケースと、 前記本体ケースに対して開閉自在に設けられた前面扉お
    よび背面扉と、 精算時に投入されるリストバンドを回収するリストバン
    ド回収ユニットと、 前記リストバンド回収ユニットによって回収された前記
    リストバンドをリストバンド返却口またはリストバンド
    回収ボックスに振り分ける際に一時的に保留するリスト
    バンド一時保留ユニットと、 釣銭用コインを収納し必要時に払い出すコインホッパ
    と、 支払われた紙幣を識別する紙幣識別装置と、 精算後に領収書を発行する領収書発行ユニットと、 精算後に退場カードを発行する退場カード発行ユニット
    と、 を備え、 前記リストバンド回収ユニット、前記リストバンド回収
    ボックス、前記コインホッパ、前記紙幣識別装置、前記
    領収書発行ユニット、前記退場カード発行ユニットのう
    ちの一部または全部を、前記前面扉側および前記背面扉
    側の両方向にスライド移動自在に形成し、当該前面扉側
    および当該背面扉側の双方からメンテナンス作業をでき
    るようにしたことを特徴とするリストバンド自動精算
    機。
  2. 【請求項2】 リストバンド一時保留ユニットを背面扉
    内面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のリスト
    バンド自動精算機。
  3. 【請求項3】 背面扉に開口部を設け、当該背面扉を閉
    じた状態でもリストバンド回収ボックスを本体ケースの
    外部に取り出せるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のリストバンド自動精算機。
  4. 【請求項4】 コイン投入口から投入されたコインを回
    収する投入コイン回収ボックスと、 コインホッパから払い出したコインを回収するコインホ
    ッパ用回収ボックスと、 を備え、 前記両回収ボックスを前面扉側および背面扉側の両方向
    にスライド移動自在に形成し、当該前面扉側および当該
    背面扉側の双方から本体ケースの外部に取り出せるよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに
    記載のリストバンド自動精算機。
  5. 【請求項5】 投入コイン回収ボックスとコインホッパ
    用回収ボックスとを上方に拡開する有底箱状に形成し、
    かつ、前後対称形状に形成したことを特徴とする請求項
    4に記載のリストバンド自動精算機。
  6. 【請求項6】 投入コイン回収ボックスのコインの満杯
    状態を検知するセンサを、当該投入コイン回収ボックス
    のコイン取入口近傍に配設したことを特徴とする請求項
    4または5に記載のリストバンド自動精算機。
  7. 【請求項7】 前面扉側および背面扉側の両方向にスラ
    イド移動自在に形成した紙幣識別装置の当該スライド位
    置を規制するストッパ機構と、 前記紙幣識別装置の定常位置を検知するスイッチユニッ
    トと、 を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つ
    に記載のリストバンド自動精算機。
  8. 【請求項8】 紙幣識別装置の底部に露出した配線を保
    護する配線保護チューブと、 当該配線保護チューブの動作スペースを確保する仕切板
    と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のリストバン
    ド自動精算機。
  9. 【請求項9】 前面扉側および背面扉側の両方向にスラ
    イド移動自在に形成した基台上で紙幣識別装置を回転自
    在に形成するとともに、当該紙幣識別装置の底部に露出
    した配線を保護するスカート部材を当該底部に設けたこ
    とを特徴とする請求項7または8に記載のリストバンド
    自動精算機。
  10. 【請求項10】 前面扉側および背面扉側の両方向にス
    ライド移動自在に形成した領収書発行ユニットの本体部
    は、前面扉側および背面扉側の両方向にスライド移動自
    在に形成した基台上に配設され、かつ、当該本体部の前
    部を当該基台に対して回動自在に軸支し、当該前面扉側
    からメンテナンス作業をする際に当該本体部の後部を持
    ち上げられるように形成したことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか一つに記載のリストバンド自動精算機。
  11. 【請求項11】 領収書発行ユニットの前後方向の定常
    位置および上下方向の定常位置を一つのセンサで検知す
    るようにしたことを特徴とする請求項10に記載のリス
    トバンド自動精算機。
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