JP2002021840A - 樹脂成形体のヒンジ構造 - Google Patents

樹脂成形体のヒンジ構造

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JP2002021840A
JP2002021840A JP2000199895A JP2000199895A JP2002021840A JP 2002021840 A JP2002021840 A JP 2002021840A JP 2000199895 A JP2000199895 A JP 2000199895A JP 2000199895 A JP2000199895 A JP 2000199895A JP 2002021840 A JP2002021840 A JP 2002021840A
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resin molded
molded body
hinge
hinge structure
bearing member
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JP2000199895A
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Toshiyuki Kashiwagi
俊幸 柏木
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てにあたっての作業性の向上と、樹脂
成形体の成形精度を向上させた樹脂成形体のヒンジ構造
を提供する。 【解決手段】 一方の樹脂成形体である蓋体3aに軸部
6を形成する。他方の樹脂成形体である側壁2aに突部
7を形成する。蓋体3aの軸部6と側壁2aの突部7を
連結する別体の軸受部材8を備える。蓋体3aの軸部6
に軸受部材8を嵌挿してから、その軸受部材8を側壁2
aの突部7に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の樹脂成形体
と他方の樹脂成形体とを連結するヒンジ構造、すなわ
ち、コンテナの本体に開閉蓋を連結するヒンジ構造、組
立式コンテナの底壁の各辺に側壁を連結するヒンジ構
造、あるいはキャビネットやハウジング扉のヒンジ構造
などの樹脂成形体のヒンジ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の収納や運搬等のために使用
されるコンテナであって、底壁に対して側壁が展開自在
または折り畳み可能であり、使用時に側壁を起立させて
組み立てる構造の組立式コンテナは、特開平10−10
1067号公報に記載されているものなどが知られてい
る。そして、この種の組立式コンテナおいては、底壁の
各辺に側壁を起倒自在に連結するヒンジ構造として、図
7に示すように、一方の樹脂成形体である底壁aにヒン
ジ軸受bを、他方の樹脂成形体である側壁cにヒンジ軸
dをそれぞれ形成してあり、側壁cのヒンジ軸dを底壁
aのヒンジ軸受bに嵌挿する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
ようなヒンジ構造にあっては、底壁aのヒンジ軸受bに
嵌挿したヒンジ軸dが抜け落ちないだけの長さを必要と
するので、底壁aのヒンジ軸受bに側壁cのヒンジ軸d
を嵌挿する際には、側壁cをその幅を少し狭めるように
撓ませて、ヒンジ軸受bに対してヒンジ軸dをいわゆる
無理入れをしなければならず、組み立てにあたって甚だ
作業性の悪いものであった。
【0004】また、底壁aとヒンジ軸受bを一体成形す
るところから、成形のうえで突起形状となるヒンジ軸受
bの部分に成形上不具合が生じやすく、底壁aをブロー
成形する場合には、突起形状となるヒンジ軸受bがブロ
ー比の高い部分となることにより薄肉化して強度低下を
きたすうえ、軸受孔の孔あけに二次加工を要して工数が
多くなるなどの問題があった。
【0005】そこで、本発明は、一方の樹脂成形体に軸
部を形成し、また他方の樹脂成形体に突部を形成すると
ともに、一方の樹脂成形体の軸部と他方の樹脂成形体の
突部を連結する別体の軸受部材を備えたヒンジ構造とし
て、一方の樹脂成形体の軸部に別体の軸受部材を嵌挿し
てから、その軸受部材を他方の樹脂成形体の突部に嵌合
することにより、一方の樹脂成形体に対して他方の樹脂
成形体をヒンジ構造により組み付ける工程において軸部
のいわゆる無理入れがともなわず、組み立てにあたって
の作業性の向上と、樹脂成形体の成形精度の向上を図る
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一方の樹脂成形体と他方の
樹脂成形体とを連結するヒンジ構造であって、一方の樹
脂成形体に軸部をかつ他方の樹脂成形体に突部をそれぞ
れ形成するとともに別体の軸受部材を備えており、一方
の樹脂成形体の軸部に嵌挿した上記軸受部材を他方の樹
脂成形体の突部に嵌合して構成したことを特徴とする樹
脂成形体のヒンジ構造である。
【0007】また、請求項2記載の発明は、軸受部材
は、請求項1記載の構成において、一方の樹脂成形体の
軸部を軸挿する軸受孔を有し、この軸受孔の軸挿方向と
直交する側に他方の樹脂成形体の突部に嵌合係止する開
口部を有することを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の構成において、一方の樹脂成形体の軸部
は、その軸端を他の部分より軸径を大きく形成したこと
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る樹脂成形体の
ヒンジ構造を実施した組立式コンテナの一例を示す全体
斜視図、図2はその組立式コンテナを展開状態で一部を
分解して示す斜視図、図3は図2の一部の構造を詳細に
示す一部破断分解斜視図、図4は軸受部材の構造をさら
に詳細に示す一部破断斜視図、図5は本発明に係る樹脂
成形体のヒンジ構造を実施した組立式コンテナの他例を
示す全体斜視図、図6は図5に示す組立式コンテナの一
部分解斜視図、図7は樹脂成形体のヒンジ構造の従来例
を示す一部の斜視図である。
【0010】図1および図2において、組立式コンテナ
は、底壁1と、その四辺にそれぞれ薄肉状のヒンジによ
り起倒自在に連結された4つの側壁、すなわち対向する
一対の側壁2a,2bと、対向する他の一対の側壁2
c,2dとで構成されており、起立させた一対の側壁2
aおよび側壁2bと、それに隣接する他の一対の側壁2
c、2dとはラッチなどの係合構造(図示省略)により
係合固着して、箱状のコンテナとするものである。3
a,3bは蓋体であり、その一方の蓋体3aは、ヒンジ
構造4a,4aにより側壁2aに連結されており、他方
の蓋体3bも同じくヒンジ構造4b,4bにより側壁2
bに連結されている。
【0011】この組立式コンテナにおいて、底壁1およ
び一対の側壁2a,2b、他の一対の側壁2c,2dお
よび蓋体3a,3bは、熱可塑性樹脂(例えば、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エンジニアリングプラ
スチック)をブロー成形してなる中空二重壁構造のもの
であり、一方の蓋体3aおよび側壁2aはそれぞれ本発
明に係る一方の樹脂成形体および他方の樹脂成形体に相
当し、他方の蓋体3bおよび側壁2bも同様である。
【0012】上記ヒンジ構造4aは次のように構成され
ている。すなわち、一方の蓋体3aの側壁2aに連結す
るヒンジ側の両端部に切欠段部5,5を形成して、その
ヒンジ軸心方向に形成した軸部6,6と、側壁2aの上
端縁両端に形成した突部7と、別体の軸受部材8,8と
で構成されている。図3および図4に詳細を示すよう
に、一端側の軸受部材8は軸部6を嵌挿する軸受孔9を
有し、この軸受孔9の軸挿方向と直交する側に側壁2a
の突部7,7に嵌合係止する開口部10を有しており、
開口部10には突部7の係止部11に係止する鉤状突起
部12が形成されている。13はスペーサ部である。こ
のスペーサ部13は、軸受部材8を突部7に嵌合係止し
た状態で軸受孔9と突部7との間に間隔を保持して、軸
受孔9に嵌挿した軸部6の軸端が突部8に密接しないよ
うにし、軸部6の回転を妨げないようにするためのもの
である。なお、図3および図4には図示しないが、他端
側の軸受部材も図示した一端側の軸受部材8と対称とな
るほかは同構成である。軸受部材8は、熱可塑性樹脂
(例えば、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エン
ジニアリングプラスチック)を射出成形したものであ
る。
【0013】側壁2aに一方の蓋体3aをヒンジ構造に
4a,4aにより連結するには、先ず蓋体3aの軸部
6,6に軸受部材8,8の軸受孔9を軸挿して軸受部材
8,8を仮保持する。次いでその軸受部材8,8の開口
部10を側壁2aの突部7,7にそれぞれ嵌合係止す
る。このようにヒンジ構造4a,4aによって側壁2a
に連結された一方の蓋体3aは、ヒンジ構造4a,4a
の軸部6,6を軸心として開閉自在である。なお、側壁
2bには他方の蓋体3bがヒンジ構造4b,4bにより
同様に連結されており、他方の蓋体3bもヒンジ構造4
b,4bにより開閉自在である。
【0014】このように、本発明に係るヒンジ構造4
a,4aおよびヒンジ構造4b,4bによれば、蓋体3
aの軸部6,6に別体の軸受部材8.8を嵌挿し、次い
でその軸受部材8,8を側壁2aの突部7,7に嵌合す
ることにより構成されるから、軸部6,6のいわゆる無
理入れが全くともなわず、組み立てにあたっての作業性
が良好である。
【0015】図1および図2に示す実施の形態におい
て、側壁2aに一方に蓋体3aを連結するヒンジ構造4
a,4aは一端側だけとして、他端側は図7に示すよう
な従来のヒンジ構造とすることもでき、ヒンジ構造4
b,4bも同様である。また、側壁2aに一方の蓋体3
aを連結するヒンジ構造4a,4aの構成を図示のもの
と側壁2aと蓋体3a間で逆に構成してもよく、ヒンジ
構造4b,4bも同様である。
【0016】図5ないし図6は、本発明に係る他の実施
の形態を示している。この実施の形態は、図1および図
2に示す組立式コンテナにおいて、底壁1の四辺にそれ
ぞれ起倒自在に連結する側壁2a,2b,2c,2d
を、前記ヒンジ構造4a,4aと同等のヒンジ構造1
4,14によりそれぞれ連結したものである。図5およ
び図6において、15は軸部、16は突部、17は軸受
部材であって、軸部15は前記軸部6に、突部16は前
記突部7に、軸受部材17は前記軸受部材8にそれぞれ
相当するものである。
【0017】本発明は、図示の実施の形態に限らず、種
々他の実施の形態とすることが可能である。すなわち、
図示の実施の形態では、底壁1、側壁2a,2b,2
c,2dおよび蓋体3a,3bをいずれも中空二重壁構
造としたが、それらは単壁構造であっても発明の目的を
達成することができる。
【0018】また、本発明は、図示のような組立式コン
テナにおけるヒンジ構造に限らず、キャビネットやハウ
ジング扉のヒンジ構造など、種々のヒンジ構造に実施す
ることができるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、一方の樹脂成形体に軸
部を形成し、また他方の樹脂成形体に突起部を形成する
とともに、一方の樹脂成形体の軸部と他方の樹脂成形体
の突部を連結する別体の軸受部材を備えたヒンジ構造と
して、一方の樹脂成形体の軸部に別体の軸受部材を嵌挿
してから、その軸受部材を他方の樹脂成形体の突部に嵌
合することにより、一方の樹脂成形体に対して他方の樹
脂成形体をヒンジ構造により組み付ける工程において軸
部のいわゆる無理入れがともなわず、組み立てにあたっ
ての作業性の向上と、樹脂成形体の成形精度の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂成形体のヒンジ構造を実施し
た組立式コンテナの一例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示す組立式コンテナを展開状態で一部を
分解して示す斜視図である。
【図3】図2の一部の構造を詳細に示す一部破断分解斜
視図である。
【図4】軸受部材の構造をさらに詳細に示す一部破断斜
視図である。
【図5】本発明に係る樹脂成形体のヒンジ構造を実施し
た組立式コンテナの他例を示す全体斜視図である。
【図6】図5に示す組立式コンテナの一部分解斜視図で
ある。
【図7】樹脂成形体のヒンジ構造の従来例を示す一部の
斜視図である。
【符号の説明】
1 底壁 2a,2b 一対の側壁 2c,2d 他の一対の側壁 3a,3b 蓋体 4a,4a ヒンジ構造 4b,4b ヒンジ構造 5,5 切欠段部 6,6 軸部 7,7 突部 8 軸受部材 9 軸受孔 10 開口部 11 係止部 12 鉤状突起部 13 スペーサ部 14,14 ヒンジ構造 15 軸部 16 突部 17 軸受部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の樹脂成形体と他方の樹脂成形体と
    を連結するヒンジ構造であって、一方の樹脂成形体に軸
    部をかつ他方の樹脂成形体に突部をそれぞれ形成すると
    ともに別体の軸受部材を備えており、一方の樹脂成形体
    の軸部に嵌挿した上記軸受部材を他方の樹脂成形体の突
    部に嵌合して構成したことを特徴とする樹脂成形体のヒ
    ンジ構造。
  2. 【請求項2】 軸受部材は、一方の樹脂成形体の軸部を
    軸挿する軸受孔を有し、この軸受孔の軸挿方向と直交す
    る側に他方の樹脂成形体の突部に嵌合係止する開口部を
    有することを特徴とする請求項1記載の樹脂成形体のヒ
    ンジ構造。
  3. 【請求項3】 一方の樹脂成形体の軸部は、その軸端を
    他の部分より軸径を大きく形成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の樹脂成形体のヒンジ構造。
JP2000199895A 2000-06-30 2000-06-30 樹脂成形体のヒンジ構造 Pending JP2002021840A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055655A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Kaneka Corp 発泡合成樹脂製容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055655A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Kaneka Corp 発泡合成樹脂製容器
JP4722624B2 (ja) * 2005-08-25 2011-07-13 株式会社カネカ 発泡合成樹脂製容器

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