JP2002020561A - 導電性ローラ - Google Patents

導電性ローラ

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JP2002020561A
JP2002020561A JP2000206279A JP2000206279A JP2002020561A JP 2002020561 A JP2002020561 A JP 2002020561A JP 2000206279 A JP2000206279 A JP 2000206279A JP 2000206279 A JP2000206279 A JP 2000206279A JP 2002020561 A JP2002020561 A JP 2002020561A
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roller according
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roller
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JP2000206279A
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English (en)
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Takao Manabe
貴雄 眞鍋
Hidenari Tsunemi
常深  秀成
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有
するイソブチレン系重合体等に導電性付与物質を加えた
付加型導電性組成物を用いた導電性ローラについては、
常温では組成物の粘度が高く、生産性、加工性の面で課
題があった。 【解決手段】 (A)分子中に少なくとも1個のヒドロ
シリル化反応可能なアルケニル基を有するイソブチレン
系重合体、(B)分子中に少なくとも2個のヒドロシリ
ル基を有する化合物、(C)ヒドロシリル化触媒、
(D)アセチレンアルコール、(E)アミン、(F)導
電性付与物質を含む化合物からなる組成物を用いること
により、常温以上の加温が可能となり、上記目的を達成
するに至った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性ローラに関す
る。さらに詳しくは、分子中に少なくとも1個のヒドロ
シリル化反応可能なアルケニル基とイソブチレン骨格を
有する化合物、分子中に少なくとも2個のヒドロシリル
基を有する化合物、ヒドロシリル化触媒、アセチレンア
ルコール、アミン、導電性付与物質を含む組成物を金属
製シャフトのまわりに硬化させて得られる導電性ローラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルケニル基とイソブチレン骨格を有す
る化合物、ヒドロシリル基を含有する化合物、ならびに
ヒドロシリル化触媒を含む付加型硬化性組成物、あるい
はこれらの付加型硬化系に導電性付与物質を加えた導電
性組成物を用いたローラは、すでに特許公開され公知で
ある(特開平8−262866等)。
【0003】しかしながら、これらの組成物は、主成分
が重合体であるため、粘度が比較的高い。また組成物中
の成分が増粘する場合もある。このため、その作業性お
よび加工性等が非常に悪いという欠点があった。
【0004】上記の組成物の粘度を低くして上記の欠点
を解消するため、従来、主成分に比して粘度の低い可塑
剤等を添加する方法が行われていた。しかし、多量の可
塑剤を添加すると、組成物を硬化させて得られる硬化物
の物性が悪くなり、また、ブリード等のリスクが大き
く、ローラの信頼性に関わる問題が発生する。
【0005】他方、これらの重合体は、温度が上昇する
につれて粘度が下がるので、常温より高い温度で組成物
を扱うことができれば、良好な作業性を得ることがで
き、かつ物性にも悪影響を与えないと考えられる。しか
し、これらの組成物は、室温よりも高い温度では必ずし
も貯蔵安定性に優れず、すぐにゲル化してしまう欠点、
すなわち、高温(例えば、室温以上)での貯蔵安定性が
極めて悪いという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実状
を鑑みてなされたものであり、組成物を室温よりも高い
温度で扱うことが可能となる、高温での貯蔵安定性に優
れる組成物からなる導電性ローラおよび生産性に優れる
導電性ローラを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、上述したようなヒ
ドロシリル化反応可能な導電性組成物に、貯蔵安定性改
良剤としてアセチレンアルコールおよびアミンを添加す
ることにより、室温よりも高い温度での貯蔵安定性に優
れる組成物が得られること、ならびにそのような組成物
を用いることにより、加温して低粘度化することが可能
となるため、生産性、加工性に優れた導電性ローラが得
られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】本発明の導電性ローラは、下記の成分
(A)〜(F)を含む組成物を金属製シャフトのまわり
に硬化させてなる: (A)分子中に少なくとも1個のヒドロシリル化反応可
能なアルケニル基を有する、イソブチレン系重合体 (B)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
る化合物 (C)ヒドロシリル化触媒 (D)アセチレンアルコール (E)アミン (F)導電性付与物質 1つの実施態様では、前記(A)成分の重合体中のヒド
ロシリル化反応可能なアルケニル基は、該重合体の末端
に存在する。
【0009】1つの実施態様では、前記(A)成分のイ
ソブチレン系重合体の数平均分子量が1000〜500
00である。
【0010】1つの実施態様では、前記(A)成分中
の、イソブチレンに由来する繰り返し単位の総量が50
重量%以上である。
【0011】1つの実施態様では、(B)成分の化合物
が、平均して1分子中に少なくとも2個以上のヒドロシ
リル基を含有するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンである。
【0012】1つの実施態様では、(D)成分のアセチ
レンアルコールが、2−フェニル−3−ブチン−2−オ
ール、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、3,5
−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−
1−ヘキシン−3−オール、3−エチル−1−ペンチン
−3−オール、2−メチル−3−ブチン−2−オール、
および、3−メチル−1−ペンチン−3−オールからな
る群より選ばれる少なくとも1種の化合物である。
【0013】1つの実施態様では、(E)成分のアミン
は、1分子中に2個の窒素原子を有する。
【0014】1つの実施態様では、(E)成分のアミン
は、以下の構造を有する。
【0015】
【化2】
【0016】(R1〜R4は任意の炭化水素基あるいは水
素原子であり、R5は任意のアルキレン基である。) 1つの実施態様では、(E)成分のアミンは、N、N,
N´,N´−テトラメチルエチレンジアミンである。
【0017】1つの実施態様では、(F)成分の導電性
付与物質は、カーボンブラックである。
【0018】本発明の導電性ローラは、1つの実施態様
において、前記(A)〜(F)成分を必須成分とする組
成物を30〜80℃の温度で加温して金型内に射出し、
その後、100℃以上の温度で硬化させて得られる。
【0019】1つの実施態様では、ローラ抵抗は107
〜1011Ωである。
【0020】1つの実施態様では、ローラ抵抗は103
〜109Ωである。
【0021】1つの実施態様では、ローラ抵抗は105
〜1010Ωである。
【0022】1つの実施態様では、ローラ硬度は30°
以下である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に用いる(A)成分は分子
中に少なくともヒドロシリル化反応可能な1個のアルケ
ニル基を有するイソブチレン系重合体である。ここでイ
ソブチレン系重合体とは、重合体の骨格をなす単量体単
位が主としてイソブチレン単位からなるものを意味す
る。この場合、単量体のすべてがイソブチレン単位から
形成されていても良く、イソブチレンと共重合性を有す
る単量体単位をイソブチレン系重合体の好ましくは50
%(重量%、以下同様)未満さらに好ましくは30%以
下、特に好ましくは20%以下の範囲で含有していても
良い。但し、これら重合体骨格において、耐湿性、耐候
性、耐熱性の観点から、芳香環以外の炭素−炭素不飽和
結合を実質的に含有しない、該アルケニル基を除く主鎖
を構成する繰り返し単位が飽和炭化水素から構成される
ことが特に好ましい。また、本発明中(A)成分として
用いるイソブチレン系重合体には、本発明の目的が達成
される範囲でブタジエン、イソプレン、1,13−テト
ラデカジエン、1,9−デカジエン、1,7−オクタジ
エン、1,5−ヘキサジエンのようなポリエン化合物の
ごとき重合後2重結合が残るような単位単量体を少量、
好ましくは10%以下の範囲で含有させても良い。
【0024】このようなイソブチレン系重合体の主鎖骨
格をなす共重合成分の具体例としては、例えば1−ブテ
ン、2−ブテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル
−1−ブテン、ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、
ヘキセン、ビニルシクロヘキサン、メチルビニルエ−テ
ル、エチルビニルエ−テル、イソブチルビニルエ−テ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、ジメチルスチレ
ン、p−t−ブトキシスチレン、p−ヘキセニルオキシ
スチレン、p−アリロキシスチレン、p−ヒドロキシス
チレン、β−ピネン、インデン、ビニルジメチルメトキ
シシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジメトキ
シシラン、ジビニルジメチルシラン、1,3−ジビニル
−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、トリビ
ニルメチルシラン、テトラビニルシラン、アリルジメチ
ルメトキシシラン、アリルトリメチルシラン、ジアリル
ジメトキシシラン、ジアリルジメチルシラン、γ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等
が挙げられる。また、ヒドロシリル化反応可能なアルケ
ニル基とは、ヒドロシリル化反応に対して活性のある炭
素−炭素2重結合を含む基であれば特に限定されるもの
ではない。アルケニル基としては、ビニル基、アリル
基、メチルビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペン
テニル基、ヘキセニル基等の脂肪族不飽和炭化水素基、
シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテ
ニル基、シクロヘキセニル基等の環式不飽和炭化水素
基、メタクリル基が挙げられる。本発明においては、
(A)成分は、1分子中にアルケニル基を1〜10個有
していることが望ましい。アルケニル基の数が多すぎる
と硬化物が剛直になりやすく、良好なゴム弾性が得られ
にくくなる。また、アルケニル基が少なすぎると、組成
物が十分に硬化しにくくなる。ここで、ヒドロシリル化
反応可能なアルケニル基は、分子末端に存在することが
好ましい。このようにアルケニル基が重合体末端に存在
する場合には、最終的に形成される硬化物の有効網目鎖
量が多くなり、高強度のゴム状硬化物が得られやすいな
どの点から好ましい。
【0025】前記イソブチレン系重合体の数平均分子量
(GPC法、ポリスチレン換算)は1000〜5000
0程度であるのが好ましく、特に2000〜30000
程度の液状物、流動性を有するものが取り扱いやすさ等
の観点から好ましい。
【0026】本発明の(A)成分の製造方法としては、
特開平9−71611号公報に記載された方法により製
造することができる。
【0027】次に、本発明の導電性ローラの成形に用い
られる組成物中の(B)成分について説明する。
【0028】(B)成分のヒドロシリル基を有する化合
物としては、分子内に2個以上のヒドロシリル基を含有
する任意の化合物が使用可能である。
【0029】本明細書中において、「ヒドロシリル基」
とは、一般式:Hn(3-n)Si−で表される(ただしR
は任意の一価の基である)シリル基であって、当該ケイ
素原子に結合した水素原子を有する基をいう。本明細書
中においては、便宜上、同一ケイ素原子(Si)に水素
原子(H)が2個結合している場合は、ヒドロシリル基
2個と計算する。
【0030】(B)成分の化合物の好ましい例として
は、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンが挙げられ
る。ポリオルガノハイドロジェンシロキサンとは、ケイ
素原子上に炭化水素基あるいは水素原子を有するシロキ
サン化合物をいう。シロキサン化合物は、例えば、鎖状
もしくは環状であり得、具体的には例えば、以下の式で
示される。
【0031】
【化3】
【0032】(2≦m1であり、0≦n1であり、2≦m
1+n1≦50であり、R6は、炭素数2〜20の、アル
ケニル基、アルキニル基を除く、炭化水素であり、また
6は、必要に応じて1個以上のフェニル基で置換され
得る。)
【0033】
【化4】
【0034】(0≦m2であり、0≦n2であり、0≦m
2+n2≦50であり、R7は、炭素数2〜20の、アル
ケニル基、アルキニル基を除く、炭化水素であり、また
7は、必要に応じて1個以上のフェニル基で置換され
得る。)
【0035】
【化5】
【0036】(2≦m3≦19であり、0≦n3≦18で
あり、3≦m3+n3≦20であり、R 8は、炭素数2〜
20の炭化水素であり、またR8は、必要に応じて1個
以上のフェニル基で置換され得る。) あるいは、シロキサン化合物は、シロキサンユニットを
2個以上有してもよく、具体的に例えば、以下の式で示
される。
【0037】
【化6】
【0038】(ここで、1≦m4であり、0≦n4であ
り、1≦m4+n4≦50であり、R9は、炭素数2〜2
0の炭化水素であり、またR9は、必要に応じて1個以
上のフェニル基で置換され得る。2≦l1であり、R10
は、2価の有機基であるか、または、R10は存在しなく
てもよい。R11は、2〜4価の有機基である。)
【0039】
【化7】
【0040】(0≦m5であり、0≦n5であり、0≦m
5+n5≦50であり、R12は、炭素数2〜20の炭化水
素であり、またR12は、必要に応じて1個以上のフェニ
ル基で置換され得る。2≦l2であり、R13は、2価の
有機基であるか、または、R13は存在しなくてもよい。
14は、2〜4価の有機基である。)
【0041】
【化8】
【0042】(1≦m6であり、0≦n6であり、3≦m
6+n6≦50であり、R15は、炭素数2〜20の炭化水
素であり、またR15は、必要に応じて1個以上のフェニ
ル基で置換され得る。2≦l3であり、R16は、2価の
有機基であるか、または、R16は存在しなくてもよい。
17は、2〜4価の有機基である。) (B)成分は、(A)成分、(C)成分、(D)成分、
(E)成分、および(F)成分との相溶性、あるいは系
中における分散安定性がよいものが好ましい。特に系全
体の粘度が低い場合には、(B)成分の上記各成分との
相溶性が低いと、相分離が起こりやすく、硬化不良を引
き起こしやすい。このために、相分離を防ぐために、分
散助剤として、微粉末シリカ等の粒径の小さいフィラー
を配合してもよい。
【0043】(A)成分、(C)成分、(D)成分、
(E)成分、または(F)成分との相溶性、あるいは分
散安定性が比較的良好な(B)成分としては、具体的に
は例えば、以下の化合物が挙げられる。
【0044】
【化9】
【0045】(ここで、pは、6〜12の整数であ
る。)
【0046】
【化10】
【0047】(2<k<10であり、0<j<5であ
り、R18は、炭素数8以上の炭化水素基である。) (B)成分の使用量は、(A)成分のアルケニル基の総
モル数に対して、(B)成分のケイ素原子結合水素原子
の総モル数が0.8〜5.0当量となるように使用する
ことが好ましい。上記(A)成分のアルケニル基総量に
対して(B)成分のケイ素原子結合水素原子が少なすぎ
る場合、架橋が不十分になりやすい。また、多すぎる場
合には、硬化後にケイ素原子結合水素原子が残存しやす
く、その水素原子の影響により物性が大きく変化しやす
い。特にこの影響を抑制したい場合には、(B)成分の
量を1.0〜2.0当量とすることが好ましい。
【0048】(C)成分のヒドロシリル化触媒として
は、特に制限はなく、任意のヒドロシリル化触媒が使用
できる。具体的に例示すれば、塩化白金酸、白金の単
体、アルミナ、シリカ、またはカ−ボンブラック等の担
体に固体白金を担持させた触媒;白金−ビニルシロキサ
ン錯体{例えば、Ptn(ViMe2SiOSiMe2
i)n、Pt〔(MeViSiO)4m};白金−ホス
フィン錯体{例えば、Pt(PPh34、Pt(PBu
34};白金−ホスファイト錯体{例えば、Pt〔P
(OPh)34、Pt〔P(OBu)34}(式中、M
eはメチル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Ph
はフェニル基を表し、n、mは整数を表す)、Pt(a
cac)2、また、Ashbyらの米国特許第3159
601および3159662号明細書中に記載された白
金−炭化水素複合体、ならびにLamoreauxらの
米国特許第3220972号明細書中に記載された白金
アルコラート触媒も挙げられる。
【0049】また、白金化合物以外の触媒の例として
は、RhCl(PPh33、RhCl 3、Rh/Al
23、RuCl3、IrCl3、FeCl3、AlCl3
PdCl2・2H2O、NiCl2、TiCl4等が挙げら
れる。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種以上
併用しても構わない。触媒活性の点から塩化白金酸、白
金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、P
t(acac)2等が好ましい。
【0050】(C)成分の触媒の量は、特に制限されな
いが、(A)成分中のアルケニル基1molに対して1
-8〜10-1molの範囲が好ましい。好ましくは、1
-6〜10-2molの範囲である。また、ヒドロシリル
化触媒は、一般に高価で腐食性であり、また、水素ガス
を大量に発生して硬化物が発泡してしまう場合があるの
で多すぎない方がよい。
【0051】(D)成分は、本発明の導電性ローラの成
形に用いられる組成物の、(B)成分起因のゲル化や増
粘、また、(C)成分のヒドロシリル化触媒の失活を防
ぎ、組成物の室温よりも高い温度での貯蔵安定性の改良
を可能とする成分である。
【0052】(D)成分のアセチレンアルコールは、分
子内にアセチレン結合を有する不飽和アルコールであ
り、以下の構造を有する。
【0053】
【化11】
【0054】(ここで、R19およびR20は、独立して、
水素原子、アルキル基、またはアリール基である。ただ
し、R19とR20とが結合して環を構成してもよい。) 特に、これらアセチレンアルコール類においては、R19
またはR20のかさ高さが組成物の貯蔵安定性に大きく関
与する。このため、R19またはR20がかさ高いアセチレ
ンアルコールが、高温での貯蔵安定性に優れることから
好ましい。しかし、かさ高すぎると、硬化性が悪くなり
やすいという欠点がある。このため、貯蔵安定性と硬化
性とのバランスのとれたアセチレンアルコールを選ぶこ
とが重要である。
【0055】R19あるいはR20は同一でも異なっていて
もよい。通常は、水素原子又は炭素数1〜25の炭化水
素基であるが、組成物の貯蔵安定性と硬化性とのバラン
スの観点から、水素原子又は炭素数1〜10の炭化水素
基であることが好ましい。
【0056】貯蔵安定性と硬化性のバランスのとれたア
セチレンアルコールの例としては、2−フェニル−3−
ブチン−2−オール、1−エチニル−1−シクロヘキサ
ノール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オー
ル、3−メチル−1−ヘキシン−3−オール、3−エチ
ル−1−ペンチン−3−オール、2−メチル−3−ブチ
ン−2−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オー
ル等が挙げられる。
【0057】(D)成分の使用量としては、(A)成分
および(B)成分に均一に分散し得る任意の量が可能で
ある。(C)成分のヒドロシリル化触媒1モルに対し
て、2〜10000モルの当量の範囲が好ましい。
(D)成分のアセチレンアルコールは単独で用いてもよ
く、また、2種以上を併用してもよい。
【0058】(E)成分は、アミン化合物であり、分子
中に少なくとも1個以上の窒素原子を含む化合物から任
意に選択される。分子内に窒素−水素結合を含まないア
ミン化合物は、(C)成分のヒドロシリル化触媒の活性
を下げにくいので好ましく、また、組成物の貯蔵安定性
を高めるという点からは、分子内に2個の窒素原子を含
有するアミン化合物が好ましい。
【0059】(E)成分であるアミン化合物としては、
以下の構造を有するものが好ましい。
【0060】
【化12】
【0061】(R1〜R4は任意の炭化水素基あるいは水
素原子であり、R5は任意のアルキレン基である。) なお、式中のR1〜R4としては、炭素数1〜20の1価
の飽和炭化水素基が、R 5としては、炭素数1〜20の
飽和炭化水素基、又は炭素数1〜24の芳香環を有する
炭化水素基(ただし芳香環以外の不飽和基を含まないも
の)が好ましい。
【0062】好ましい(E)成分の具体例としては、
N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、
N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチル
エチレンジアミン、N,N−ジブチルエチレンジアミ
ン、N,N−ジブチル−1,3−プロパンジアミン、
N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミン、N,
N−ジブチル−1,4−ブタンジアミン、2,2´−ビ
ピリジン等が挙げられ、これらの中でも、、N、N,N
´,N´−テトラメチルエチレンジアミンが特に好まし
い。
【0063】(E)成分を使用する量は、(C)成分の
ヒドロシリル化触媒1モルに対して、1〜50モルの当
量の範囲で用いることが好ましい。使用量が多すぎると
(C)成分のヒドロシリル化触媒の活性を落とし、ま
た、少なすぎると貯蔵安定性が下がりやすい。(E)成
分のアミン化合物は単独で用いてもよく、また、2種以
上を併用してもよい。
【0064】(F)成分は、本発明の導電性ローラに導
電性を付与するための成分である。(F)成分の導電性
付与物質としては、カーボンブラック、金属酸化物、金
属微粉末等が挙げられる。また、第4級アンモニウム
塩、カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リ
ン酸エステル基などを有する有機化合物やポリマーも、
導電性付与物質となり得る。さらには、エーテルエステ
ルイミド、エーテルイミド重合体、エチレンオキサイド
−エピハロヒドリン共重合体、メトキシポリエチレング
リコールアクリレートなどで代表される導電性ユニット
を有する化合物やポリマーなど、場合によっては帯電防
止剤に分類される化合物も、導電性付与物質となり得
る。
【0065】ここで、用いる導電性付与物質の種類ある
いは添加量によっては、ヒドロシリル化反応を阻害する
場合もあるため、導電性付与物質のヒドロシリル化反応
に対する影響を考慮しなければならない。なお、(F)
成分は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよ
い。
【0066】上記カーボンブラックの例としては、ファ
ーネスブラック、アセチレンブラック、ランプブラッ
ク、チャンネルブラック、サーマルブラック、オイルブ
ラックなどが挙げられる。これらカーボンブラックの種
類、粒径等に制限はなく、導電性ローラの所望の性能等
に応じて適宜選択される。
【0067】(F)成分の添加量は、導電性ローラに必
要とされる導電性に応じて、任意に選択することができ
る。好ましくは、(A)成分の重合体100重量部に対
し0.1〜200重量部であり、1〜100重量部がよ
り好ましい。添加量が少なすぎると、得られる導電性材
料の導電性にバラツキが出やすくなる。他方、添加量が
多くなりすぎると組成物の流動性が低下しやすく、加工
性が低下しやすい。
【0068】1つの好ましい実施態様において、(F)
成分の導電性付与物質は、導電性ローラのローラ抵抗
が、107〜1011Ωとなるように添加される。
【0069】別の好ましい実施態様において、(F)成
分の導電性付与物質は、導電性ローラのローラ抵抗が、
105〜1010Ωとなるように添加される。
【0070】さらに別の好ましい実施態様において、
(F)成分の導電性付与物質は、導電性ローラのローラ
抵抗が、105〜1010Ωとなるように添加される。
【0071】本発明の上記一般式の置換基について説明
する。
【0072】炭化水素とは、特にことわりのない場合、
好ましくはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アリール基、アラルキル基、シクロアルキル基を表す。
【0073】アルキル基としては、好ましくは炭素数1
〜30、より好ましくは炭素数1〜20、さらに好まし
くは炭素数1〜10の、例えばメチル、エチル、プロピ
ル等が挙げられる。
【0074】アルケニル基としては、好ましくは炭素数
2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、さらに好ま
しくは炭素数2〜10の、例えば、ビニル、アリル等が
挙げられる。
【0075】アルキニル基としては、好ましくは炭素数
2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、さらに好ま
しくは炭素数2〜10の、例えば、エチニル、プロパル
ギル等が挙げられる。
【0076】アリール基としては、好ましくは炭素数6
〜30、より好ましくは炭素数6〜20、さらに好まし
くは炭素数6〜10の、例えば、フェニル、トリル、ナ
フチル等が挙げられる。
【0077】アラルキル基としては、好ましくは炭素数
7〜30、より好ましくは炭素数7〜20、さらに好ま
しくは炭素数7〜10の、例えば、ベンジル、フェネチ
ル等が挙げられる。
【0078】シクロアルキル基としては、好ましくは炭
素数3〜10、より好ましくは炭素数3〜8の、例え
ば、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられる。
【0079】アルコキシ基としては、好ましくは炭素数
1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、さらに好ま
しくは炭素数1〜10の、例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等が挙げられる。
【0080】2価の有機基としては、例えば、O、炭素
数1〜10、好ましくは炭素数1〜3の、例えば、メチ
レン、エチレン等が挙げられる。
【0081】2〜4価の有機基としては、例えば、上記
2価の有機基に加えて、N、Cが挙げられる。
【0082】本発明の導電性ローラの成形に用いる組成
物には、組成物の粘度または組成物から得られる導電性
ローラの硬度を調整する目的で可塑剤を添加してもよ
い。可塑剤の例としては、炭化水素または極性の低い炭
化水素の置換体などが挙げられ、具体的には例えば、分
子量300〜1000の飽和炭化水素系プロセスオイル
などが挙げられる。可塑剤の使用量は(A)成分の10
0重量部に対して、150重量部以下が好ましい。それ
以上の添加量になると、ブリード等の問題が生じやす
い。
【0083】本発明の導電性ローラの成形に用いる組成
物には、各種充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔
料、界面活性剤、溶剤、シリコン化合物などを、目的と
する導電性ローラの性能の必要に応じて適宜添加しても
よい。前記充填剤の具体例としては、シリカ微粉末、炭
酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、亜鉛華、
ケイソウ土、硫酸バリウムなどが挙げられる。これらの
充填剤の中では、特にシリカ微粉末、とりわけ粒子径が
50〜70nm(BET比表面積が50〜380m2
g)程度の微粉末シリカが好ましく、その中でも表面処
理を施した疎水性シリカが、強度を好ましい方向に改善
する働きが大きいので特に好ましい。
【0084】本発明の導電性ローラの成形に用いる組成
物は、例えば、貴金属触媒を用いたアルケニル基に対す
るSi−H基の付加反応によって硬化する。従って、硬
化速度が非常に速く、ライン生産を行う上で好都合であ
る。組成物を熱硬化させる温度は、100℃以上が好ま
しく、120℃〜200℃の範囲内がさらに好ましい。
100℃より低い温度では、組成物が貯蔵安定性に優れ
ているため、硬化反応はほとんど進行しないが、100
℃程度以上になると、急激にヒドロシリル化反応が進行
し、短い時間で硬化させることができる。
【0085】本発明の導電性ローラの成形に用いる組成
物は、比較的高温でも貯蔵安定性に優れることから、組
成物をより低い粘度で扱うことが可能となり、高温での
液状射出成形等に好適である。次に、本発明における導
電性組成物を用いる導電性ローラの製造方法を具体例を
挙げて説明する。本発明における導電性ローラの成形方
法として、液状射出成形が挙げられ、本発明の組成物
を、所望のローラ形状の成形空間を有する型に注入した
後、加熱することにより、所望の形状の導電性ローラが
得られる。この場合、組成物を30〜80℃の温度で加
温し、粘度を下げた状態で金型内に注入する方法は、生
産性や外観不良を抑制できて好ましい。組成物の粘度
は、成形時の温度において、500Pa・s以下、さら
には200Pa・s以下が好ましい。粘度が高すぎる
と、生産性や加工性を低下させるため好ましくない。。
【0086】上記導電性ローラにおけるローラ抵抗は、
所望のローラの性能に応じて適宜選択される。ローラ抵
抗が107〜1011Ωの範囲のものは例えば、電子写真
装置用の転写ローラとして、ローラ抵抗が103〜109
Ωの範囲のものは例えば電子写真装置用の現像ローラと
して、そしてローラ抵抗が105〜1010Ωの範囲のも
のは例えば電子写真装置用の帯電ローラとしての用途に
使用可能である。なお、ローラ抵抗は、本発明における
(F)成分である導電性付与物質の配合量により、目的
とする範囲に調整することができる。ここで、ローラ抵
抗とは、ローラを金属プレートに水平に当てて、ローラ
の導電性シャフトの両端部の各々に500gの荷重を金
属プレート方向に加え、シャフトと金属プレート間に直
流電圧100ボルトを印加して測定される電気抵抗値を
いう。また、本発明において、ローラ硬度は、JIS
K6301A法に準拠して測定する。具体的には、本発
明による導電性ローラについて、測定器としてA型硬度
試験機を用いて測定する。ここで、本発明における導電
性ローラの硬度は、トナーストレスの軽減等のため、J
IS A硬度が30°以下、さらには25°以下が好ま
しい。硬化物の硬度は、本発明の導電性ローラの成形に
用いる組成物の配合を調製することにより、容易に調整
される。
【0087】
【実施例】以下の実施例に基づき本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。
【0088】(実施例)(A)成分として、EP400
A(鐘淵化学工業製)300gに対して、可塑剤PW−
380(出光興産製)150g、(F)成分としてカー
ボンブラック(旭カーボン社製 #35)60g、およ
び酸化防止剤としてMARK AO−50(旭電化製)
3gを混合し、ロールにて3回混練した。次いで、この
混合物に(B)成分としてCR100(鐘淵化学工業
製)を16g混合した。更に、(C)成分として、ビス
(1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン)白金錯体触媒(17.9×10-5mmol
/μL、キシレン溶液)を170μL、(D)成分とし
て、1−エチニル−1−シクロヘキサノールを0.9g
および(E)成分としてN,N,N´,N´−テトラメ
チルエチレンジアミンを117μL秤取し、均一混合し
た。この組成物について、50℃に加温したのち、真空
攪拌脱泡装置にて5時間脱泡した。この導電性組成物を
ローラ成形用金型に射出圧1MPaで注入し、直径8m
mのSUS製のシャフトの周りに厚さ3mm、長さ23
0mmの導電性ゴム層を設けた導電性ローラを5本作成
した。このとき、用いた組成物の粘度と金型注入に要し
た時間を測定した(金型注入時の組成物の温度は50℃
であった)。また、得られたローラについて、温度23
℃、湿度65%の条件で、JIS K6301A法によ
る硬度(JIS A)、および、ローラ抵抗を測定し
た。また、作成した導電性ローラの外観についても評価
を行った。なお、金型注入時間、ローラ硬度、ローラ抵
抗については、得られた5本のローラの平均値を求め
た。また、ローラ抵抗については5本のローラの最大と
最小のローラ抵抗値の比を求め(対数値)、ローラ抵抗
の個体間バラツキの度合いをはかる指標とした。結果を
表1に示した。
【0089】(比較例)実施例の処方において、(E)
成分を添加せず、あとは同様の処方でローラ用組成物を
作成し、得られた組成物を加温することなく、真空攪拌
脱泡装置にて5時間脱泡した。この導電性組成物をロー
ラ成形用金型に射出圧1MPaで注入し、直径8mmの
SUS製のシャフトの周りに厚さ3mm、長さ230m
mの導電性ゴム層を設けた導電性ローラを5本作成し
た。これらローラについて、実施例と同様の評価を行っ
た。結果を表1に示した。
【0090】
【表1】
【0091】
【発明の効果】本発明により、生産性、加工性に優れる
導電性ローラの提供が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/17 C08K 5/17 4J002 C08L 83/05 C08L 83/05 F16C 13/00 F16C 13/00 A G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 15/08 501 15/08 501D 15/16 103 15/16 103 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 2H032 AA05 BA19 BA23 2H077 AD02 AD06 FA22 FA27 3J103 AA02 EA02 EA11 EA13 FA06 FA14 FA15 GA02 GA52 HA03 HA05 HA15 HA20 HA33 HA41 HA52 4F070 AA12 AA59 AB01 AC04 AC46 AE06 AE08 GA01 GC01 GC03 4J002 BB18W CP04X DA039 DE196 EC017 EC037 EN038 FD119 GM00 GS00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製シャフトのまわりに、下記の
    (A)〜(E)を必須成分としてなる組成物を硬化させ
    て得られる導電性ローラ。 (A)分子中に少なくとも1個のヒドロシリル化反応可
    能なアルケニル基を有する、イソブチレン系重合体 (B)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
    る化合物 (C)ヒドロシリル化触媒 (D)アセチレンアルコール (E)アミン (F)導電性付与物質
  2. 【請求項2】 (A)成分の重合体中のヒドロシリル化
    反応可能なアルケニル基が、該重合体の末端に存在す
    る、請求項1に記載の導電性ローラ。
  3. 【請求項3】 (A)成分のイソブチレン系重合体の数
    平均分子量が1000〜50000である、請求項1ま
    たは2記載の導電性ローラ。
  4. 【請求項4】 (A)成分の中の、イソブチレンに由来
    する繰り返し単位の総量が50重量%以上である、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
  5. 【請求項5】 (B)成分の化合物が、平均して1分子
    中に少なくとも2個以上のヒドロシリル基を含有するポ
    リオルガノハイドロジェンシロキサンである、請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
  6. 【請求項6】 (D)成分のアセチレンアルコールが、
    2−フェニル−3−ブチン−2−オール、1−エチニル
    −1−シクロヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘ
    キシン−3−オール、3−メチル−1−ヘキシン−3−
    オール、3−エチル−1−ペンチン−3−オール、2−
    メチル−3−ブチン−2−オール、および、3−メチル
    −1−ペンチン−3−オールからなる群より選ばれる少
    なくとも1種の化合物である、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の導電性ローラ。
  7. 【請求項7】 (E)成分のアミンが、1分子中に2個
    の窒素原子を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の導電性ローラ。
  8. 【請求項8】 (E)成分のアミンが、以下の構造を有
    する、請求項7に記載の導電性ローラ。 【化1】 (R1〜R4は任意の炭化水素基あるいは水素原子であ
    り、R5は任意のアルキレン基である。)
  9. 【請求項9】 (E)成分のアミンが、N、N,N´,
    N´−テトラメチルエチレンジアミンである、請求項8
    に記載の導電性ローラ。
  10. 【請求項10】 (F)成分の導電性付与物質が、カー
    ボンブラックである、請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の導電性ローラ。
  11. 【請求項11】 (A)〜(F)成分を必須成分とする
    組成物を30〜80℃の温度で加温して金型内に射出
    し、その後、100℃以上の温度で硬化させて得られ
    る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の導電性ロー
    ラ。
  12. 【請求項12】 ローラ抵抗が107〜1011Ωであ
    る、請求項1〜11のいずれか1項に記載の導電性ロー
    ラ。
  13. 【請求項13】 ローラ抵抗が103〜109Ωである、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
  14. 【請求項14】 ローラ抵抗が105〜1010Ωであ
    る、請求項1〜11のいずれか1項に記載の導電性ロー
    ラ。
  15. 【請求項15】 ローラ硬度が30°以下である、請求
    項1〜14のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
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