JP2002019685A - 前輪駆動電動自転車 - Google Patents

前輪駆動電動自転車

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JP2002019685A
JP2002019685A JP2000205810A JP2000205810A JP2002019685A JP 2002019685 A JP2002019685 A JP 2002019685A JP 2000205810 A JP2000205810 A JP 2000205810A JP 2000205810 A JP2000205810 A JP 2000205810A JP 2002019685 A JP2002019685 A JP 2002019685A
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rear wheel
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Tateaki Tanaka
建明 田中
Hisahiro Kazuhara
寿宏 数原
Hiroaki Sagara
弘明 相良
Toshihiro Matsumoto
敏宏 松本
Masataka Inui
乾  誠貴
Katsumi Inui
克己 乾
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止中にスタンドを立てた状態や凸凹のある
道を走行時に後輪が浮いた状態でも運転走行上、安全性
な前輪駆動電動自転車を提供する。 【解決手段】 本発明の前輪駆動電動自転車は、自転車
本体のメインフレーム1とヘッドパイプ2とシートチュ
ーブ3は連結されている。ヘッドパイプ2にはハンドル
12と前輪5が取付けてあり、前輪5のハブ内の回転軸
10の部分にはモータを内蔵する盤状ケーシング20が
設けられている。また、後輪のフレーム15に支持され
た後輪6は人力駆動部の駆動力で回転される。スタンド
19の機構内にスタンドの昇降状態を検知する手段が設
けられており、スタンドの降下状態を検知したとき、盤
状ケーシング20に内蔵されたモータへの通電が停止す
る機構になっている。また、後輪のフレーム15には後
輪の浮き状態の検知手段18を設けられており、検知手
段18が後輪の浮き状態を検知したとき盤状ケーシング
20に内蔵されたモータへの通電が停止する機構になっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力の駆動力をモ
ータの駆動力によって補助する電動自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、人力による人力駆動部とモータに
よる電動駆動部との両方を兼ね備え、人力による駆動力
の大きさに応じてモータを駆動し、人力の駆動力をモー
タの駆動力によって補助する電動自転車が人気を呼んで
いる。
【0003】従来、このような電動自転車は、本出願人
が提案したような、モータで後輪を直接回転させる、所
謂、後輪駆動タイプの電動自転車が知られている。ま
た、特開平7−329873号公報、特開平8−150
981号公報、特開平8−207875号公報に示すよ
うに、前輪に駆動部を設けるものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の前輪駆動の電動自転車は、車両本体の停止中に
本体の起立を支える昇降自在のスタンドが降下状態、所
謂スタンドを立てた状態でペダルを踏むと、特に両足型
のスタンドの場合は、人力トルクが検出されるため、停
止状態でありながら発進してしまうという問題があっ
た。また、凸凹のある道を走行時に後輪が浮いた状態の
ときにも電動駆動力が付与されるので、運転走行上の安
全性にも問題があった。
【0005】そこで本発明は、前輪に駆動部を持ちなが
らも、電動自転車の停止中にスタンドを立てた状態や凸
凹のある道を走行時に後輪が浮いた状態では電動駆動力
が付与することなく、運転走行上の安全性を確保できる
前輪駆動電動自転車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る前輪駆動電動自転車は、
ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達する人力駆動部
と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆動部とを設け
た車両本体と、該車両本体の停止中に本体の起立を支え
る昇降自在のスタンドを備え、前記スタンドの昇降状態
の検知手段を設け、該検知手段が前記スタンドの降下状
態を検知したときに前輪駆動のモータ出力を停止するよ
うに構成した。
【0007】この発明の請求項2に係る前輪駆動電動自
転車は、ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達する人力
駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆動部と
を設けた車両本体と、該車両本体の停止中に本体の起立
を支える昇降自在のスタンドを備え、前記スタンドの昇
降状態を検知するマイクロスイッチを設け、該マイクロ
スイッチが前記スタンドの降下状態を検知したときに前
輪駆動のモータ出力を停止するように構成した。
【0008】これにより、本発明の前輪駆動電動自転車
は、スタンドを立てた状態でペダルを踏んでも、電動駆
動力が付与することがないので急発進することがなく、
運転走行上の安全性を確保することができる。
【0009】この発明の請求項3に係る前輪駆動電動自
転車は、ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達する人力
駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆動部と
を設けた車両本体と、後輪の浮き状態の検知手段を設
け、該検知手段が後輪の浮き状態を検知したときに前輪
駆動のモータ出力を停止するように構成した。
【0010】この発明の請求項4に係る前輪駆動電動自
転車は、ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達する人力
駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆動部と
を設けた車両本体と、後輪の浮き状態の検知する歪みゲ
ージを設け、該歪みゲージが後輪の浮き状態を検知した
ときに前輪駆動のモータ出力を停止するように構成し
た。
【0011】これにより、本発明の前輪駆動電動自転車
は、凸凹のある道を走行時に後輪が浮いた状態では、ペ
ダルからの人力駆動力が与えられていても、電動駆動力
が付与することなく、運転走行上の安全性を確保するこ
とができる。
【0012】この発明の請求項5に係る前輪駆動電動自
転車は、ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達する人力
駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆動部と
を設けた車両本体と、該車両本体の停止中に本体の起立
を支える昇降自在のスタンドを備え、前記スタンドの昇
降状態の検知手段と、後輪の浮き状態の検知手段を設
け、該昇降状態検知手段が前記スタンドの降下状態を検
知したときおよび/または該後輪の浮き状態検知手段が
後輪の浮きを検知したときに、前輪駆動のモータ出力を
停止するように構成した。
【0013】これにより、本発明の前輪駆動電動自転車
は、前輪に駆動部を持ちながらも、電動自転車の停止中
にスタンドを立てた状態や凸凹のある道を走行時に後輪
が浮いた状態では電動駆動力が付与することないので、
運転走行上の安全性を確保することができる。
【0014】この発明の請求項6に係る前輪駆動電動自
転車は、上記請求項1又は請求項5記載の前輪駆動電動
自転車において、前記スタンドは、両足型のスタンドで
構成した。
【0015】この発明の請求項7に係る前輪駆動電動自
転車は、上記請求項1乃至請求項6記載の前輪駆動電動
自転車において、人力の大きさを検出するトルクセンサ
を設け、該トルクセンサの検出値に応じたモータの出力
で駆動部を駆動するように構成した。
【0016】これにより、前輪駆動電動自転車におい
て、トルクセンサの検出値に応じた駆動力で前記電動駆
動部の駆動力を制御すると共に、特に、前スプロケット
にトルクセンサを設けた場合には、ペダルに連動したク
ランクに固定したプレートと、前スプロケットとの間に
人力の大きさによって伸縮する弾性体を設け、プレート
の周辺にトルクセンサを取り付けることができ、構成が
簡単でプレートの部分をユニット化することができるの
で組み立てが容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、前輪直接駆動タイプの電動
自転車の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は前
輪直接駆動タイプの電動自転車の全体斜視図であり、図
中、電動自転車本体には後述するモータによる電動駆動
部が備えられており、人力によるトルクの大きさに応じ
て電動駆動部の駆動力を変化させ、人力による力を電動
駆動部の力によって補助して走行させるようになってい
る。本発明はかかるタイプのものに限らず、アクセル等
の使用者の操作で電動駆動部の駆動力を変化させるタイ
プのものでも構わない。
【0018】前輪駆動電動自転車本体のメインフレーム
1は、前部に設けられたヘッドパイプ2、サドル4から
下方に設けられたシートチューブ3と連結されている。
ヘッドパイプ2にはハンドル12と前輪5が取付けてあ
り、前輪5はスポーク、リム、タイヤから構成され、前
輪5のハブ内の回転軸10の部分にはモータを内蔵する
盤状ケーシング20が設けられている。前輪5はハンド
ル12によって操舵されるようになっている。また、後
輪のフレーム15に支持された後輪6もスポーク、リ
ム、タイヤから構成され、人力駆動部の駆動力で回転さ
れる。
【0019】人力駆動部はペダル7、クランク8及びチ
ェーン9を備えており、使用者がペダル7を踏むことで
クランク8が回転し、チェーン9を介して前記後輪6を
回転させる。この例ではチェーンを人力の伝達部材とし
たが、これに限らずチェーンの代わりにベルト、回転軸
等によるものでも構わない。
【0020】前輪5の操舵をするハンドル12の左右両
端にはブレーキレバ13,13が取付けてあり、また前
輪5及び後輪6には夫々ブレーキ装置14,14が設け
てあり、ブレーキレバ13,13とブレーキ装置14,
14とはブレーキワイヤ16によって連結されている。
【0021】サドル4から下方に設けられたシートチュ
ーブ3はモータの電源となるバッテリ部11が取付けて
ある。このバッテリ部11は、シートチューブ3にスラ
イド着脱可能に取付けられるバッテリケースと、該バッ
テリケースに収納した単一型充電式電池によって構成さ
れており、電源電圧は略24ボルトである。
【0022】17は、前記ペダル7の回転と共に回転す
る前スプロケットで、前スプロケット17にはチエーン
9が掛かっており、前スプロケット17の回転を前記後
輪6に伝達するようになっている。前記クランク8や前
スプロケット17を回転部材という。
【0023】クランク8に固定したプレートと、前スプ
ロケット17との間には、金属製で一部を切り欠いた弾
性を有するリング状の弾性体、例えばワッシャーバネを
有し、ペダル7を踏むことで伝達する人力駆動力はクラ
ンク8を介してワッシャーバネを撓ませるので、トルク
センサとしてこの撓み量を利用し検出している。
【0024】このように、クランク8に固定したプレー
トと、前スプロケット17との間にワッシャーバネを設
けたので、プレートの周辺にトルクセンサを取り付ける
ことができ、構成が簡単になる他、プレートの部分をユ
ニット化することができるので組み立てが簡単になる。
また、トルクセンサは、上述のように、前スプロケット
17の回転部材に設けることのみに限定されることな
く、他の公知の手段を採用することができる。
【0025】通常、自転車は車両本体の停止中に本体の
起立を支える昇降自在のスタンド19を備えているが、
本発明の前輪駆動電動自転車では、後述するように、ス
タンド19の機構内にスタンドの昇降状態を検知する検
知手段、例えばマイクロスイッチが設けられており、ス
タンドの降下状態を検知したとき、盤状ケーシング20
に内蔵されたモータへの通電が停止する機構になってい
る。
【0026】また、後輪のフレーム15には後輪の浮き
状態の検知手段18がけられており、検知手段18とし
て歪みゲージが利用されフレーム15の一部に貼り付け
られている。そして、フレームが伸縮すると歪みゲージ
の値が変化するようになっている。
【0027】例えば、荷重が架かった状態、即ち、後輪
が地面に接している状態であれば所定以上の歪みが生じ
ており、荷重が架からない状態、即ち、後輪が地面に接
していないスタンドが立てられた状態、あるいは凸凹道
で後輪が浮き上がった状態であれば、歪みは殆ど生じな
い。そして、検知手段18が後輪の浮き状態を検知した
とき盤状ケーシング20に内蔵されたモータへの通電が
停止する機構になっている。
【0028】盤状ケーシング20は、図2に示すよう
に、前輪5と連動されて回転する回転側ケーシング21
と前輪駆動電動自転車本体に固定される固定側ケーシン
グ22とを備えており、更に、固定側ケーシング22に
はモータの制御回路(図示しない)が内蔵固定されてい
る。
【0029】また、盤状ケーシング20の固定側ケーシ
ング22にはモータのステータ23とブラシ25が設け
られ、全体が車軸10に固定されている。回転側ケーシ
ング21にはモータのロータが固定され、前記ブラシ2
5から整流子26を介して給電されるロータ24の回転
力を、遊星歯車装置からなる減速装置を介して伝達され
るように構成されている。
【0030】減速装置となる遊星歯車装置は、図3及び
図4に示すように、回転側ケーシング21内に内歯車2
7と3個の遊星ギヤ28及び車軸10の周りのサンギヤ
から構成されていて、回転側ケーシング21に伝達され
た電動駆動力は前輪5を駆動する。
【0031】盤状ケーシング20の固定側ケーシング2
2はネジによって固定部材に固定され、固定部材はプレ
ート29にネジ止めされ、プレート29は、モータ駆動
による反力で固定側ケーシング22が回転しないよう
に、自転車のフレームに固定されている。
【0032】次に、図4に基づき前記スタンド19につ
いて説明をする。図において、30は、自転車本体の後
輪軸に設けられた取り付け板で、該取り付け板30は前
記スタンド19を回動自在に設けている。また、取り付
け板30には、下方に爪31を形成している。
【0033】32は、前記スタンド19に回動自在に設
けられたロック板で、該ロック板32は前記スタンド1
9が降下したときに回動することによって前記爪31と
係合し、スタンド19が回動すること、即ちスタンド1
9が上昇してしまうことを防止する。
【0034】33は、一端を前記ロック板32の一部
に、他端を取り付け板30の一部に取り付けたバネで、
該バネ33は常に前記ロック板32がスタンド19より
上になるように引っ張っており、スタンド19を降下さ
せたときに爪31とロック板32とが自然に係合するこ
とを防止している。即ち、使用者の意思でロック板32
を回動しないと、爪31とロック板32とは係合しない
ようになっている。
【0035】34は、前記取り付け板30の裏側に取り
付けられた昇降検知部、即ちマイクロスイッチで、該マ
イクロスイッチ34はスタンド19が降下したときにオ
ンし、上昇したときにオフするように、スイッチ部分が
スタンド19の一部と当接したり離れたりする。この例
ではスタンドは片足型で説明したが、両足型のスタンド
を使用する場合でも同様な構成を採ることができる。
【0036】本発明の前輪駆動アシストモータの駆動回
路の概要を図5に示す。図において、バッテリ電源11
からの出力をメインスイッチ41を介して定電圧回路4
3で定電圧化されて制御回路42に供給される。制御回
路42には電流検出回路46、電圧検出回路47、トル
クセンサ48の出力、マイクロスイッチ(スタンド跳ね
上げ検出)34の出力、歪みゲージ(後輪荷重検出)1
8の出力が供給され、これらの検出信号に基づいて所定
のプログラムに従ってモータ駆動回路45に駆動信号を
出力し、駆動回路45は半導体スイッチング素子49を
介してアシストモータMに通電制御する。また、制御回
路42はバッテリ残量表示回路44にバッテリの充電状
態を示す信号を出力する。
【0037】次に本実施形態の動作を、人力駆動力につ
いて説明をする。ペダル7を踏むことによって得られる
人力駆動力は、クランク8を回転させ、クランク8の回
転と同時に前記ワッシャーバネは撓みながら前スプロケ
ット17に駆動力が伝達される。そして、前スプロケッ
ト17と後スプロケットとに連結した連結帯、即ち、チ
ェーン9によって後輪6を駆動する。
【0038】次に前輪の駆動部である電動駆動力につい
て説明をする。人力駆動力によって人力トルクの生じた
分だけワッシャーバネが撓むことになり、この撓みを検
知することにより、人力トルクの大きさの変化として盤
状ケーシング20内の固定側ケーシング22に固定され
ているモータの制御回路42に入力することになる。
【0039】そして、制御回路42は、入力する人力駆
動力と電動駆動力の大きさが同じになるようにプログラ
ムされており、入力される人力駆動力と同じ大きさのト
ルクで盤状ケーシング20内に内蔵されたモータが駆動
することになり、モータの駆動力によって前輪5を回転
させる。このように、後輪6は人力駆動力で、前輪5は
人力駆動力と同じ大きさの電動駆動力によって駆動され
る。
【0040】次に、本発明の前輪アシストモータの駆動
回路の制御動作について、図6の制御フローチャートに
沿って説明する。このフローチャートは、モータ駆動力
の出力値の設定のみについて表したものである。
【0041】ステップS0で制御動作がスタートする
と、ステップS1において、自転車がスタンド19を降
下して(立って)いるかどうかを判定する。もし、停車
していてスタンド19が降下して(立って)いる時、昇
降検知部(マイクロスイッチ)34によって降下してい
る状態を制御回路42に入力する。そして、スタンド1
9が降下状態を連続しているときはステップS2に至
り、電動駆動力Kはゼロ、即ちモータ駆動力によるアシ
スト動作は行わない。
【0042】ここでスタンド19が上昇したとき、次段
のステップS3で、後輪が浮いている状態(後輪荷重の
有無)かどうかを判定する。もし、後輪が浮いていた
ら、後輪荷重検知部(歪みゲージ)18によって後輪が
浮いている状態を制御回路42に入力する。そして、後
輪が浮いている状態が検知されているときはステップS
2に至り、電動駆動力Kはゼロ、即ちモータ駆動力によ
るアシスト動作は行わない。
【0043】次段のステップS3で、後輪が浮いていな
い、即ち荷重が検知されていると判定されたならば、ス
テップS4で、ペダルトルク検出部48からの信号Aを
制御回路42に入力し、ステップS5において、トルク
検出部48からの入力信号Aと電動駆動力Kとを、電動
駆動力K≧トルク信号Aであるかどうかを比較し、電動
駆動力K≧トルク信号Aであれば、電動駆動力K=トル
ク信号Aと設定して、再びステップS1に戻り、スタン
ド19が上昇しているかどうかを判断する。
【0044】もし、トルク検出部48からの入力信号A
と電動駆動力Kとが異なる場合には、次へ進む。次に、
例えば人力トルクの入力信号Aの方が大きい場合、ペダ
ル5に力を入れて踏まれていると判断し、ステップS6
で、1ずつ、即ち徐々に駆動部への出力信号を増やして
いく。1増加した後、ステップS5へ戻り、再びこの部
分を通過するときには、最初に通過したときの出力信号
1に1を加えて2になる。この状態が連続すると、時間
とともに速度は徐々に増加することになる。所謂、ソフ
トスタートを行うことになる。
【0045】次に、走行開始後、ステップS5におい
て、トルク検出部48からの入力信号Aと電動駆動力K
とを比較し、トルク検出部48からのトルク信号Aが電
動駆動力Kよりも小、即ちペダル7を踏む力が弱くなる
と、ステップS7で、トルク検出部48からの人力と電
動駆動部への出力Kとが同じになるように制御される。
【0046】また、走行中は、常にスタンド19が上昇
しているかどうかの状態を判断(ステップS1)と、後
輪が浮いているかどうかの状態を判断し(ステップS
3)、もし、走行中にスタンド19が下げられて、スタ
ンド19と地面が接触する恐れがあって危険であった
り、道路の凸凹により後輪が浮いている状態では、前輪
に引っ張られる状態となり危険になるので、いずれも電
動駆動力Kをゼロにして(スイップS2)、アシストモ
ータを停止する。
【0047】上記実施形態では、人力トルクによる電動
駆動部の駆動力を変化させるタイプの前輪駆動電動自転
車を例に挙げて説明したが、本発明はかかるタイプのも
のに限らず、アクセル等の使用者の操作で電動駆動部の
駆動力を変化させるタイプのものでも構わない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の前輪駆動電動自
転車は、スタンドを立てた状態でペダルを踏んでも、電
動駆動力が付与することがないので急発進することがな
く、運転走行上の安全性を確保することができ、また、
凸凹のある道を走行時に後輪が浮いた状態では、ペダル
からの人力駆動力が与えられていても、電動駆動力が付
与することなく、運転走行上の安全性を確保することが
できる。
【0049】また、前輪駆動電動自転車において、トル
クセンサの検出値に応じた駆動力で前記電動駆動部の駆
動力を制御すると共に、特に、前スプロケットにトルク
センサを設けた場合には、ペダルに連動したクランクに
固定したプレートと、前スプロケットとの間に人力の大
きさによって伸縮する弾性体を設け、プレートの周辺に
トルクセンサを取り付けることができ、構成が簡単でプ
レートの部分をユニット化することができるので組み立
てが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前輪駆動電動自転車全体図。
【図2】盤状ケーシングの断面図。
【図3】遊星歯車装置の配置図。
【図4】スタンド構成図。
【図5】アシストモータ制御回路図。
【図6】制御フローチャート図。
【符号の説明】
1 メインフレーム 4 サドル 5 前輪 6 後輪 7 ペダル 8 クランク 9 チェーン 10 車軸 11 バッテリ部 12 ハンドル 13 ブレーキレバ 14 ブレーキ装置 15 後輪フレーム 16 ブレーキワイヤ 17 前スプロケット 18 後輪浮き状態検知手段(歪みゲージ) 19 スタンド 20 盤状ケーシング 21 回転側ケーシング 22 固定側ケーシング 23 モータのステータ 24 モータのロータ 25 ブラシ 26 整流子 27 内歯車 28 遊星ギヤ 30 取り付け板 31 爪 32 ロック板 33 バネ 34 昇降検知部(マイクロスイッチ) 41 メインスイッチ 42 制御回路 43 定電圧回路 44 バッテリ残量表示回路 45 駆動回路 46 電流検出回路 47 電圧検出回路 48 トルクセンサ 49 半導体スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 弘明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 敏宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 乾 誠貴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 乾 克己 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達す
    る人力駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆
    動部とを設けた車両本体と、該車両本体の停止中に本体
    の起立を支える昇降自在のスタンドを備え、前記スタン
    ドの昇降状態の検知手段を設け、該検知手段が前記スタ
    ンドの降下状態を検知したときに前輪駆動のモータ出力
    を停止することを特徴とする前輪駆動電動自転車。
  2. 【請求項2】 前記スタンドの昇降状態はマイクロスイ
    ッチで検出することを特徴とする請求項1記載の前輪駆
    動電動自転車。
  3. 【請求項3】 ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達す
    る人力駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆
    動部とを設けた車両本体と、後輪の浮き状態の検知手段
    を設け、該検知手段が後輪の浮き状態を検知したときに
    前輪駆動のモータ出力を停止することを特徴とする前輪
    駆動電動自転車。
  4. 【請求項4】 後輪の浮きは歪みゲージで検出すること
    を特徴とする請求項3記載の前輪駆動電動自転車。
  5. 【請求項5】 ペダルからの人力駆動力を後輪に伝達す
    る人力駆動部と、前輪部にモータを駆動源とする電動駆
    動部とを設けた車両本体と、該車両本体の停止中に本体
    の起立を支える昇降自在のスタンドを備え、前記スタン
    ドの昇降状態の検知手段と、後輪の浮き状態の検知手段
    を設け、該昇降状態検知手段が前記スタンドの降下状態
    を検知したときおよび/または該後輪の浮き状態検知手
    段が後輪の浮きを検知したときに、前輪駆動のモータ出
    力を停止することを特徴とする前輪駆動電動自転車。
  6. 【請求項6】 前記スタンドは、両足型のスタンドであ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項5記載の前輪駆
    動電動自転車。
  7. 【請求項7】 人力の大きさを検出するトルクセンサを
    設け、該トルクセンサの検出値に応じたモータの出力で
    駆動部を駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項
    6記載の前輪駆動電動自転車。
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