JP2002019447A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002019447A
JP2002019447A JP2000208165A JP2000208165A JP2002019447A JP 2002019447 A JP2002019447 A JP 2002019447A JP 2000208165 A JP2000208165 A JP 2000208165A JP 2000208165 A JP2000208165 A JP 2000208165A JP 2002019447 A JP2002019447 A JP 2002019447A
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JP
Japan
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air
vehicle
heater core
door
shaped cross
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JP2000208165A
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English (en)
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Hirotaka Sakurai
弘孝 桜井
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の前後方向に対する寸法を大幅に短縮で
き、車室内空間を広く確保することのできる車両用空調
装置を提供する。 【解決手段】 ダクト内に、ヒータコアを通過する空気
とバイパスする空気との風量割合を調節するエアミック
スドアと、前記ヒータコア通過後の温風の風向を反転さ
せ該温風を下流側に送る温風通路を有する車両用空調装
置において、前記エアミックスドアを、ヒータコアを入
口側から覆う断面コ字状のドアに構成するとともに、該
エアミックスドアを、コ字状断面内に流入されヒータコ
アへと流入される空気とコ字状断面内に流入されない空
気との風量割合を調節可能な移動式のドアに構成し、該
エアミックスドアのコ字状断面における側壁とダクト内
壁との間に前記温風通路を形成したことを特徴とする車
両用空調装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れる車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置としては、図7に
示すようなものが知られている。図7において、50は
車両用空調装置を示している。車両用空調装置50は、
ダクト51を有しており、該ダクト51内にはヒータコ
ア52が設けられている。ヒータコア52の通風方向上
流には、回動式のエアミックスドア53が設けられてい
る。エアミックスドア53の回動により、ヒータコア5
2に流入する空気とバイパスする空気との風量割合が調
整されるようになっている。
【0003】また、ダクト51内には、ヒータコア52
を通過した温風の風向を反転する温風通路54が設けら
れている。風向が反転された温風は、ヒータコア52を
バイパスした冷風とエアミックスされ、各モードに応じ
て開閉される。DEF吹出口55、VENT吹出口5
6、FOOT吹出口57から車室内へと吹き出されるよ
うになっている。
【0004】ところで、上記のような車両用空調装置5
0は、通常、図7の矢印方向が車両の前後方向、つまり
空調装置50のヒータコア52に対して温風通路54が
車両の前後方向になるように配設される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年と
くに自動車の分野においては、車両全体の小型化を達成
しつつも、搭乗者の快適性向上等の観点から車室内空間
は広く確保したいとの要請が高まってきているが、ヒー
タコア52と温風通路54を車両の前後方向に並列に配
設する空調装置においては、該空調装置の車両前後方向
の寸法の縮小に限界があるため、車室内空間の確保の要
請に対応できなくなるおそれがある。
【0006】本発明の課題は、とくに車両配設時におけ
る装置の車両前後方向の寸法を縮小し、車室内空間の確
保の要請に対応可能な車両用空調装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空調装置は、ダクト内に、ヒータコ
アを通過する空気とバイパスする空気との風量割合を調
節するエアミックスドアと、前記ヒータコア通過後の温
風の風向を反転させ該温風を下流側に送る温風通路を有
する車両用空調装置において、前記エアミックスドア
を、ヒータコアを入口側から覆う断面コ字状のドアに構
成するとともに、該エアミックスドアを、コ字状断面内
に流入されヒータコアへと流入される空気とコ字状断面
内に流入されない空気との風量割合を調節可能な移動式
のドアに構成し、該エアミックスドアのコ字状断面にお
ける側壁とダクト内壁との間に前記温風通路を形成した
ことを特徴とするものからなる。
【0008】上記温風通路はヒータコアの両側に形成す
ることが好ましい。
【0009】上記エアミックスドアには、回転軸を中心
に回動される回動式のエアミックスドアを用いることが
できる。上記回動式のエアミックスドアは、回転軸の軸
方向に2つ以上に分割されたドアから形成することがで
きる。エアミックスドアを2つ以上に分割されたドアか
ら形成し、各ドアを独立して回動可能にすれば、ヒータ
コアの両側に形成される各温風通路に温度差を付与する
こともできるので、たとえば、運転席側と助手席側とで
吹出空気の温度に差をもたせることもできる。
【0010】本発明に係る車両用空調装置は、上記温風
通路が、ヒータコアに対して車両の幅方向の位置に形成
されるように配設されることが好ましい。このように車
両用空調装置を配設すれば、従来の車両用空調装置に比
べて車両の前後方向に対する車両用空調装置の寸法を縮
小することができるので、車室内空間を確保することが
できる。
【0011】上記のような車両用空調装置においては、
断面コ字状に形成されたエアミックスドア内に流入され
た空気は、ヒータコアを通過し温風通路内において風向
が反転される。さらに、温風はヒータコアの両側に、コ
字状断面の側壁とダクト内壁との間に形成された温風通
路を通って下流側に送られる。そして、該下流側におい
て、温風とエアミックスドア内に流入されなかった冷風
とエアミックスされるが、該冷風はヒータコアの両側に
形成された温風通路を通過した温風につつみ込まれるよ
うにしてエアミックスされるので、エアミックス効率を
向上することができる。また、温風通路をヒータコアに
対して車両の幅方向の位置に形成すれば、温風通路とヒ
ータコアを車両の幅方向に対して並列に配設することが
できるので、車両の前後方向に対する空調装置の寸法を
大幅に短縮することができ、車室内空間を広く確保する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の車両用空調装置の
望ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1実施態様に係る車両用
空調装置を示しており、以下の実施態様においては、車
両用空調装置は自動車用空調装置からなっている。図に
おいて、1は車両用空調装置を示している。車両用空調
装置1は、ダクト2を有しており、ダクト2内にはヒー
タコア3が設けられている。ヒータコア3の通風方向上
流側には、ヒータコア3内へ流入する空気とバイパスす
る空気との風量の割合を調整するエアミックスドア4が
設けられている。
【0013】エアミックスドア4は、図2、図3等に示
すように、ヒータコア3を空気の入口側から覆う断面が
略コ字状のドアから構成されており、回転軸5を中心に
図1の矢印方向に回動可能な回動式のドアからなってい
る。そして、回転軸5を中心に回動することにより、コ
字状断面内に流入しヒータコア3へと流入される空気
と、コ字状断面内に流入されない空気との風量割合が調
節されるようになっている。
【0014】また、エアミックスドア4のコ字状断面に
おける側壁6、7とダクト内壁8との間には、コ字状断
面内に流入後、ヒータコア3で加熱された温風の風向を
反転し下流側へ送る温風通路9、10が形成されてい
る。本実施態様においては、側壁6とダクト内壁8との
間に温風通路9が、側壁7とダクト内壁8との間に温風
通路10が形成されている。つまり、ヒータコア3の両
側に温風通路が形成されるようになっている。
【0015】また、温風通路9、10の下流側には、コ
字状断面内に流入されない空気(冷風)と温風とをミッ
クスするためのエアミックスゾーン11が形成されてい
る。そして、エアミックス後の空気は、各モードに応じ
て選択されて開閉されるDEF吹出口12、VENT吹
出口13、FOOT吹出口14から車室内に吹き出され
るようになっている。吹出口12、13の風量割合はダ
ンパ15により調節されるようになっている。また、F
OOT吹出口14の風量割合は、ダンパ16により調節
されるようになっている。本実施態様においては、ダン
パ15、16は図1に示すように回動式のダンパからな
っているが、たとえばスライド式のダンパを用いること
も可能である。
【0016】本実施態様の車両用空調装置1は、図1の
矢印方向が車両の前後方向に配設されるようになってい
る。したがって、上記温風通路9、10は、ヒータコア
3に対して車両の幅方向の位置に形成されるようになっ
ており、温風通路9、ヒータコア3、温風通路10は車
両の幅方向に並列に配設されている。
【0017】本実施態様のような車両用空調装置1にお
いては、エバポレータ(図示略)を通過した空気がダク
ト2内に流入されると、図4に示すように断面コ字状に
形成されたエアミックスドア4により、コ字状断面内に
流入しヒータコア3を通過する空気と、コ字状断面内に
流入されない空気との風量割合が調節される。そして、
コ字状断面内に流入しヒータコア3を通過し加熱された
空気(温風)は、ヒータコア3の直下流で風向が反転さ
れ、ヒータコア3の両側に設けられた、温風通路9、1
0を通って、エアミックスゾーン11へと送られる。さ
らに、エアミックスゾーン11へ流入した温風は、コ字
状断面内に流入されることなくエアミックスゾーン11
へ送られた冷風とエアミックスされるが、この際冷風は
温風通路9、10を通過した温風に両側からつつみ込ま
れるようにしてエアミックスされる。したがって、従来
装置に比べてエアミックス効率を向上することができ
る。
【0018】また、本実施態様のような、車両用空調装
置1においては、温風が通過する温風通路9、10、ヒ
ータコア3は、並列に配設されているので、温風通路
9、10をヒータコア3に対して車両の幅方向に形成す
ることができる。したがって、ヒータコア3に対して車
両の前後方向に温風通路を形成していた従来の車両用空
調装置に比べて車両の前後方向に対する空調装置の寸法
を大幅に短縮することができるので、車室内空間を広く
確保することができる。
【0019】図5、図6は、本発明の第2実施態様に係
る車両用空調装置のエアミックスドア17を示してい
る。エアミックスドア17は、回転軸18の軸方向に2
つに分割され断面が略L字状のドア19、20からなっ
ており、各ドア19、20は独立して回動可能に構成さ
れている。また、ドア19の側壁21とダクト内壁8と
の間には温風通路23が形成されるとともに、ドア20
の側壁22とダクト内壁8との間には温風通路24が形
成されている。
【0020】本実施態様においては、エアミックスドア
17は、回転軸18の軸方向に分割された2つのドア1
9、20から構成されるとともに、各ドア19、20が
独立して回動可能に構成されているので、各ドア19、
20の回動量を変更することにより、温風通路23、2
4を通過する温風に対して、温度差を付与することがで
きる。したがって、たとえば、車両の運転席と助手席側
とで吹出空気の温度に差をもたせることができるので搭
乗者の快適性をより向上することができる。さらに、上
記第1実施態様の作用に準じてエアミックス性を向上す
るとともに、車両の前後方向に対する空調装置の寸法を
短縮することができ、車室内空間を広く確保することが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用空調
装置においては、エアミックスドアを断面コ字状に構成
し、かつ、コ字状断面の側壁とダクト内壁との間に温風
通路が形成されているので、エアミックス性を向上でき
るとともに、車両の前後方向に対する空調装置の寸法を
大幅に短縮することができ、車室内空間の確保の要請に
十分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る車両用空調装置の
側面図である。
【図2】図1の車両用空調装置のエアミックスドアの斜
視図である。
【図3】図1の車両用空調装置のCOOLMAXモード
におけるエアミックスダンパの位置を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の車両用空調装置における空気の流通状態
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施態様に係る車両用空調装置の
側面図である。
【図6】図5の車両用空調装置のエアミックスダンパの
斜視図である。
【図7】従来の車両用空調装置の平面図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 ダクト 3 ヒータコア 4、17 エアミックスドア 5、18 回転軸 6、7 側壁 8 ダクト内壁 9、10、23、24 温風通路 11 エアミックスゾーン 12 DEF吹出口 13 VENT吹出口 14 FOOT吹出口 15、16 ダンパ 19、20 ドア 21、22 側壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内に、ヒータコアを通過する空気
    とバイパスする空気との風量割合を調節するエアミック
    スドアと、前記ヒータコア通過後の温風の風向を反転さ
    せ該温風を下流側に送る温風通路を有する車両用空調装
    置において、前記エアミックスドアを、ヒータコアを入
    口側から覆う断面コ字状のドアに構成するとともに、該
    エアミックスドアを、コ字状断面内に流入されヒータコ
    アへと流入される空気とコ字状断面内に流入されない空
    気との風量割合を調節可能な移動式のドアに構成し、該
    エアミックスドアのコ字状断面における側壁とダクト内
    壁との間に前記温風通路を形成したことを特徴とする車
    両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記温風通路がヒータコアの両側に形成
    されている、請求項1の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記エアミックスドアが、回転軸を中心
    に回動されるドアからなる、請求項1または2の車両用
    空調装置。
  4. 【請求項4】 前記エアミックスドアが、回転軸の軸方
    向に少なくとも2つに分割されており、各分割ドアが独
    立して回動可能に構成されている、請求項3の車両用空
    調装置。
  5. 【請求項5】 前記温風通路が、ヒータコアに対して車
    両の幅方向の位置に形成されている、請求項1ないし4
    のいずれかに記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005049348A1 (de) * 2003-10-21 2005-06-02 Behr France S.A.R.L. Klappe, insbesondere für den fussraum für ein kraftfahrzeug-belüftungssystem

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005049348A1 (de) * 2003-10-21 2005-06-02 Behr France S.A.R.L. Klappe, insbesondere für den fussraum für ein kraftfahrzeug-belüftungssystem
EP1526015B1 (de) * 2003-10-21 2007-01-10 Behr France Rouffach SAS Klappe, insbesondere für den Fussraum für ein Kraftfahrzeug-Belüftungssystem

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