JP2002019195A - 画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステム - Google Patents
画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステムInfo
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】顧客のカストマイズされた注文に応じて、画像
処理を行い、顧客の好みを反映したプリントを作成す
る。 【解決手段】デジタル画像データに対して画像処理を施
す画像処理装置であって、前記画像処理についての複数
の画像処理条件を、それぞれ複数レベルから選択し、ま
たは、予め設定された代表的組み合わせの中から選択
し、前記画像処理条件の設定値を既定値から変更して設
定する設定値変更手段を備えたことを特徴とする画像処
理装置およびこれを用いたカストマイズプリントシステ
ムを提供することにより前記課題を解決する。
処理を行い、顧客の好みを反映したプリントを作成す
る。 【解決手段】デジタル画像データに対して画像処理を施
す画像処理装置であって、前記画像処理についての複数
の画像処理条件を、それぞれ複数レベルから選択し、ま
たは、予め設定された代表的組み合わせの中から選択
し、前記画像処理条件の設定値を既定値から変更して設
定する設定値変更手段を備えたことを特徴とする画像処
理装置およびこれを用いたカストマイズプリントシステ
ムを提供することにより前記課題を解決する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の注文に応じ
た画像処理を行い、顧客が希望するプリントを作成する
カストマイズプリントシステムに関する。
た画像処理を行い、顧客が希望するプリントを作成する
カストマイズプリントシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム（以下、フィルムとする）に撮影さ
れた画像の感光材料（印画紙）への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光（アナログ露光）が主流であった。
ム等の写真フィルム（以下、フィルムとする）に撮影さ
れた画像の感光材料（印画紙）への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光（アナログ露光）が主流であった。
【０００３】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像（潜像）を記録し、（仕上
り）プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像（潜像）を記録し、（仕上
り）プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
【０００４】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス（鮮鋭化）処理、カラーあるいは濃度フェリア
の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得られな
かった高品位なプリントを得ることができる。また、複
数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成等も画像
データ処理によって行うことができ、用途に応じて自由
に編集／処理したプリントも出力可能である。
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス（鮮鋭化）処理、カラーあるいは濃度フェリア
の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得られな
かった高品位なプリントを得ることができる。また、複
数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成等も画像
データ処理によって行うことができ、用途に応じて自由
に編集／処理したプリントも出力可能である。
【０００５】ところで、このようなデジタルフォトプリ
ンタによるプリントの出力のみならず、プリントに再生
される画像は、顧客（プリントの注文者）に好適に対応
しているのが好ましい。そこで本出願人は、すでに特開
平１１−３３１５７０号公報において、画像処理によっ
て顧客に好適に対応した仕上げ処理を施し、より商品価
値の高いプリントを出力する画像処理方法および装置を
提案している。これは、顧客の職業、性別あるいは年齢
等という顧客の情報を取得し、その顧客情報に応じて、
施す画像処理および画像処理条件を設定するようにした
ものである。
ンタによるプリントの出力のみならず、プリントに再生
される画像は、顧客（プリントの注文者）に好適に対応
しているのが好ましい。そこで本出願人は、すでに特開
平１１−３３１５７０号公報において、画像処理によっ
て顧客に好適に対応した仕上げ処理を施し、より商品価
値の高いプリントを出力する画像処理方法および装置を
提案している。これは、顧客の職業、性別あるいは年齢
等という顧客の情報を取得し、その顧客情報に応じて、
施す画像処理および画像処理条件を設定するようにした
ものである。
【０００６】具体的には、例えば、フィルムがリバーサ
ルフィルムで、顧客情報として職業がプロカメラマンで
あることを取得した場合には、フィルムに撮影された画
像を忠実に再現するように画像処理条件を設定し、ま
た、例えば職業が工事現場関係者であるという情報を取
得した場合には、白飛びや黒潰れのない画像が得られる
ように覆い焼き処理を強くかけるようにＬＵＴを設定す
る。また、顧客が男性の場合は、顔領域を抽出して、そ
の領域の階調を立てると共に、ディテールを出すよう
に、シャープネスを強めにかけ、他方女性の場合には、
同様に領域を抽出し、その領域の階調を寝かせると共
に、しみ、しわ、そばかす等が目立たないようにシャー
プネスを弱めにかけるように、あるいは極弱くソフトフ
ォーカスをかけるように画像処理条件を設定する、等で
ある。
ルフィルムで、顧客情報として職業がプロカメラマンで
あることを取得した場合には、フィルムに撮影された画
像を忠実に再現するように画像処理条件を設定し、ま
た、例えば職業が工事現場関係者であるという情報を取
得した場合には、白飛びや黒潰れのない画像が得られる
ように覆い焼き処理を強くかけるようにＬＵＴを設定す
る。また、顧客が男性の場合は、顔領域を抽出して、そ
の領域の階調を立てると共に、ディテールを出すよう
に、シャープネスを強めにかけ、他方女性の場合には、
同様に領域を抽出し、その領域の階調を寝かせると共
に、しみ、しわ、そばかす等が目立たないようにシャー
プネスを弱めにかけるように、あるいは極弱くソフトフ
ォーカスをかけるように画像処理条件を設定する、等で
ある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平１１−３３１５７０号公報に開示されたものは、顧
客の職業、性別、年齢といった顧客情報から、装置側が
自動的に画像処理条件を設定するものであり、顧客に好
適に対応する（と思われる）仕上げ処理を施している
が、上述したように顧客のカストマイズされた注文によ
るものではなく、顧客の外見上の（形式的な）情報か
ら、装置側が独自に判断して画像処理条件を設定してい
るため、必ずしも顧客の希望を反映していない場合もあ
るという問題があった。
開平１１−３３１５７０号公報に開示されたものは、顧
客の職業、性別、年齢といった顧客情報から、装置側が
自動的に画像処理条件を設定するものであり、顧客に好
適に対応する（と思われる）仕上げ処理を施している
が、上述したように顧客のカストマイズされた注文によ
るものではなく、顧客の外見上の（形式的な）情報か
ら、装置側が独自に判断して画像処理条件を設定してい
るため、必ずしも顧客の希望を反映していない場合もあ
るという問題があった。
【０００８】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、顧客のカストマイズされた注文に応じ
て、画像処理を行い、顧客の好みを反映したプリントを
作成することのできる画像処理装置及びこれを用いたカ
ストマイズプリントシステムを提供することを課題とす
る。
たものであり、顧客のカストマイズされた注文に応じ
て、画像処理を行い、顧客の好みを反映したプリントを
作成することのできる画像処理装置及びこれを用いたカ
ストマイズプリントシステムを提供することを課題とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、デジタル画像データに対し
て画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像処理
についての複数の画像処理条件を、それぞれ複数レベル
から選択し、または、予め設定された代表的組み合わせ
の中から選択し、前記画像処理条件の設定値を既定値か
ら変更して設定する設定値変更手段を備えたことを特徴
とする画像処理装置を提供する。
に、本発明の第一の態様は、デジタル画像データに対し
て画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像処理
についての複数の画像処理条件を、それぞれ複数レベル
から選択し、または、予め設定された代表的組み合わせ
の中から選択し、前記画像処理条件の設定値を既定値か
ら変更して設定する設定値変更手段を備えたことを特徴
とする画像処理装置を提供する。
【００１０】また、前記画像処理は、シャープネス、階
調、濃度、色、覆い焼き、部分修正、ロゴ文字入れ、ふ
ちどりの処理であり、前記画像処理条件は、その処理の
有無、強弱、濃淡に関する条件であることが好ましい。
調、濃度、色、覆い焼き、部分修正、ロゴ文字入れ、ふ
ちどりの処理であり、前記画像処理条件は、その処理の
有無、強弱、濃淡に関する条件であることが好ましい。
【００１１】また、同様に前記課題を解決するために、
本発明の第二の態様は、画像をデジタルデータとして入
力する画像入力装置と、該入力されたデジタル画像デー
タに対して画像処理を施す請求項１または２に記載の画
像処理装置と、画像処理後の出力用画像データを出力す
る画像出力装置と、を備えたことを特徴とするカストマ
イズプリントシステムを提供する。
本発明の第二の態様は、画像をデジタルデータとして入
力する画像入力装置と、該入力されたデジタル画像デー
タに対して画像処理を施す請求項１または２に記載の画
像処理装置と、画像処理後の出力用画像データを出力す
る画像出力装置と、を備えたことを特徴とするカストマ
イズプリントシステムを提供する。
【００１２】また、前記カストマイズプリントシステム
において、さらに、前記画像処理装置が、前記設定され
た画像処理条件を、該画像処理条件の施された出力用画
像データ中に埋め込む埋め込み手段を備えたことが好ま
しい。
において、さらに、前記画像処理装置が、前記設定され
た画像処理条件を、該画像処理条件の施された出力用画
像データ中に埋め込む埋め込み手段を備えたことが好ま
しい。
【００１３】また、前記画像処理装置は、さらに、前記
複数の画像処理条件を一括してコード化する画像処理条
件コード化手段を備え、前記複数の画像処理条件が一括
してコード化された情報に基づいて画像処理を行なうよ
うにしたことが好ましい。
複数の画像処理条件を一括してコード化する画像処理条
件コード化手段を備え、前記複数の画像処理条件が一括
してコード化された情報に基づいて画像処理を行なうよ
うにしたことが好ましい。
【００１４】また、前記カストマイズプリントシステム
において、さらに、フィルム識別番号および、該フィル
ム識別番号に対応するフィルムに撮影された画像に対す
る画像処理条件を登録したデータベースを備えたことが
好ましい。
において、さらに、フィルム識別番号および、該フィル
ム識別番号に対応するフィルムに撮影された画像に対す
る画像処理条件を登録したデータベースを備えたことが
好ましい。
【００１５】また、前記データベースには、さらに、顧
客に関する情報を、該顧客の注文に係る画像処理条件と
関連づけて登録するようにしたことが好ましい。
客に関する情報を、該顧客の注文に係る画像処理条件と
関連づけて登録するようにしたことが好ましい。
【００１６】また、前記カストマイズプリントシステム
において、さらに、前記データべースは、通信ネットワ
ークにより複数の他のデータベースと接続され、前記顧
客に関する情報を基に、前記他のデータベース内にある
前記顧客に係る画像処理条件を利用可能なことが好まし
い。
において、さらに、前記データべースは、通信ネットワ
ークにより複数の他のデータベースと接続され、前記顧
客に関する情報を基に、前記他のデータベース内にある
前記顧客に係る画像処理条件を利用可能なことが好まし
い。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
及びこれを用いたカストマイズプリントシステムについ
て、添付の図面に示される好適実施形態を基に、詳細に
説明する。
及びこれを用いたカストマイズプリントシステムについ
て、添付の図面に示される好適実施形態を基に、詳細に
説明する。
【００１８】図１に、本発明のカストマイズプリントシ
ステムにおいて用いられるデジタルフォトプリンタの一
例のブロック図が示される。図１に示されるデジタルフ
ォトプリンタ（以下、フォトプリンタ１０とする）は、
基本的に、フィルムＦに撮影された画像を光電的に読み
取るスキャナ１２と、読み取られた画像データの画像処
理やフォトプリンタ１０全体の操作および制御等を行う
画像処理装置１４と、画像処理装置１４から出力された
画像データに応じて変調した光ビームで感光材料（印画
紙）を画像露光し、現像処理して（仕上り）プリントと
して出力するプリンタ１６とを有して構成される。ま
た、画像処理装置１４には、様々な条件の入力（設
定）、処理の選択や指示、色／濃度補正などの指示等を
入力するためのキーボード１８ａおよびマウス１８ｂを
有する操作系１８と、スキャナ１２で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定／登録画面等を表示す
るディスプレイ２０、およびフィルム識別番号、顧客情
報あるいは画像処理条件等の情報が登録されたデータべ
ース４０が接続される。
ステムにおいて用いられるデジタルフォトプリンタの一
例のブロック図が示される。図１に示されるデジタルフ
ォトプリンタ（以下、フォトプリンタ１０とする）は、
基本的に、フィルムＦに撮影された画像を光電的に読み
取るスキャナ１２と、読み取られた画像データの画像処
理やフォトプリンタ１０全体の操作および制御等を行う
画像処理装置１４と、画像処理装置１４から出力された
画像データに応じて変調した光ビームで感光材料（印画
紙）を画像露光し、現像処理して（仕上り）プリントと
して出力するプリンタ１６とを有して構成される。ま
た、画像処理装置１４には、様々な条件の入力（設
定）、処理の選択や指示、色／濃度補正などの指示等を
入力するためのキーボード１８ａおよびマウス１８ｂを
有する操作系１８と、スキャナ１２で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定／登録画面等を表示す
るディスプレイ２０、およびフィルム識別番号、顧客情
報あるいは画像処理条件等の情報が登録されたデータべ
ース４０が接続される。
【００１９】スキャナ１２は、フィルムＦ等に撮影され
た画像を１コマずつ光電的に読み取る装置で、光源２２
と、可変絞り２４と、フィルムＦに入射する読取光をフ
ィルムＦの面方向で均一にする拡散ボックス２８と、結
像レンズユニット３２と、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）およびＢ
（青）の各画像読取に対応するラインＣＣＤセンサを有
するイメージセンサ３４と、アンプ（増幅器）３６と、
Ａ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換器３８とを有して構
成される。
た画像を１コマずつ光電的に読み取る装置で、光源２２
と、可変絞り２４と、フィルムＦに入射する読取光をフ
ィルムＦの面方向で均一にする拡散ボックス２８と、結
像レンズユニット３２と、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）およびＢ
（青）の各画像読取に対応するラインＣＣＤセンサを有
するイメージセンサ３４と、アンプ（増幅器）３６と、
Ａ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換器３８とを有して構
成される。
【００２０】また、フォトプリンタ１０においては、新
写真システム(Advanced Photo System）や１３５サイズ
のネガ（あるいはリバーサル）フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、スキャナ１２の本体に装着自在な専用
のキャリアが用意されており、キャリアを交換すること
により、各種のフィルムや処理に対応することができ
る。フィルムに撮影され、プリント作成に供される画像
（コマ）は、このキャリアによって所定の読取位置に搬
送される。このようなスキャナ１２において、フィルム
Ｆに撮影された画像を読み取る際には、光源２２から射
出され、可変絞り２４によって光量調整された読取光
が、キャリア３０によって所定の読取位置に位置された
フィルムＦに入射して、透過することにより、フィルム
Ｆに撮影された画像を担持する投影光を得る。
写真システム(Advanced Photo System）や１３５サイズ
のネガ（あるいはリバーサル）フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、スキャナ１２の本体に装着自在な専用
のキャリアが用意されており、キャリアを交換すること
により、各種のフィルムや処理に対応することができ
る。フィルムに撮影され、プリント作成に供される画像
（コマ）は、このキャリアによって所定の読取位置に搬
送される。このようなスキャナ１２において、フィルム
Ｆに撮影された画像を読み取る際には、光源２２から射
出され、可変絞り２４によって光量調整された読取光
が、キャリア３０によって所定の読取位置に位置された
フィルムＦに入射して、透過することにより、フィルム
Ｆに撮影された画像を担持する投影光を得る。
【００２１】キャリア３０は、所定の読取位置にフィル
ムＦを位置しつつ、イメージセンサ３４のラインＣＣＤ
センサの延在方向（主走査方向）と直交する副走査方向
に、フィルムＦの長手方向を一致させて搬送する。フィ
ルムＦは、このキャリア３０によって読取位置に位置さ
れて副走査方向に搬送されつつ、読取光を入射され、２
次元的にスリット走査され、フィルムＦに撮影された各
コマの画像が読み取られる。また、周知のように、新写
真システムのフィルムには磁気記録媒体が形成されてお
り、ここに、フィルム種、撮影日、撮影時のストロボ発
光の有無、タイトル等の各種の情報が記録される。新写
真システムに対応するキャリアには、この磁気記録媒体
に必要な情報を記録し、また磁気記録された情報を読み
出す磁気ヘッドが配置される。磁気ヘッドによって読み
出された各種の情報は、必要に応じて、画像処理装置１
４等の所定部位に送られる。
ムＦを位置しつつ、イメージセンサ３４のラインＣＣＤ
センサの延在方向（主走査方向）と直交する副走査方向
に、フィルムＦの長手方向を一致させて搬送する。フィ
ルムＦは、このキャリア３０によって読取位置に位置さ
れて副走査方向に搬送されつつ、読取光を入射され、２
次元的にスリット走査され、フィルムＦに撮影された各
コマの画像が読み取られる。また、周知のように、新写
真システムのフィルムには磁気記録媒体が形成されてお
り、ここに、フィルム種、撮影日、撮影時のストロボ発
光の有無、タイトル等の各種の情報が記録される。新写
真システムに対応するキャリアには、この磁気記録媒体
に必要な情報を記録し、また磁気記録された情報を読み
出す磁気ヘッドが配置される。磁気ヘッドによって読み
出された各種の情報は、必要に応じて、画像処理装置１
４等の所定部位に送られる。
【００２２】前述のように、読取光はキャリア３０に保
持されたフィルムＦを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット３２によって
イメージセンサ３４の受光面に結像される。イメージセ
ンサ３４は、それぞれＲ画像、Ｇ画像およびＢ画像の読
み取りを行う３つのラインＣＣＤセンサを有する、いわ
ゆる３ラインのカラーＣＣＤセンサで、各ラインＣＣＤ
センサは、前述のように主走査方向に延在している。フ
ィルムＦの投影光は、このイメージセンサ３４によっ
て、Ｒ、ＧおよびＢの３原色に分解されて光電的に読み
取られる。イメージセンサ３４の出力信号は、アンプ３
６で増幅され、Ａ／Ｄ変換器３８でデジタル信号とされ
て、画像処理装置１４に送られる。
持されたフィルムＦを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット３２によって
イメージセンサ３４の受光面に結像される。イメージセ
ンサ３４は、それぞれＲ画像、Ｇ画像およびＢ画像の読
み取りを行う３つのラインＣＣＤセンサを有する、いわ
ゆる３ラインのカラーＣＣＤセンサで、各ラインＣＣＤ
センサは、前述のように主走査方向に延在している。フ
ィルムＦの投影光は、このイメージセンサ３４によっ
て、Ｒ、ＧおよびＢの３原色に分解されて光電的に読み
取られる。イメージセンサ３４の出力信号は、アンプ３
６で増幅され、Ａ／Ｄ変換器３８でデジタル信号とされ
て、画像処理装置１４に送られる。
【００２３】スキャナ１２は、フィルムＦに撮影された
画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレスキャン
と、その後に行われる、出力のための画像データを得る
ための本スキャンとの、２回の画像読取で行う。プレス
キャンは、スキャナ１２が対象とする全てのフィルムの
画像を、イメージセンサ３４が飽和することなく読み取
れるように、あらかじめ設定された、プレスキャンの読
取条件で行われる。このプレスキャンで得られた画像デ
ータ（プレスキャンデータ）を用いて、その画像（コ
マ）の最低濃度よりも若干低い濃度でイメージセンサ３
４が飽和するように、各コマ毎の本スキャンの読取条件
が設定される。従って、プレスキャンと本スキャンとで
は、出力信号は、画素密度および信号強度が異なる。
画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレスキャン
と、その後に行われる、出力のための画像データを得る
ための本スキャンとの、２回の画像読取で行う。プレス
キャンは、スキャナ１２が対象とする全てのフィルムの
画像を、イメージセンサ３４が飽和することなく読み取
れるように、あらかじめ設定された、プレスキャンの読
取条件で行われる。このプレスキャンで得られた画像デ
ータ（プレスキャンデータ）を用いて、その画像（コ
マ）の最低濃度よりも若干低い濃度でイメージセンサ３
４が飽和するように、各コマ毎の本スキャンの読取条件
が設定される。従って、プレスキャンと本スキャンとで
は、出力信号は、画素密度および信号強度が異なる。
【００２４】なお、本発明において、画像データ供給源
となるスキャナでの画像読取は、このようなスリット走
査露光に限定はされず、１コマ全面を一度に読み取る、
面露光によるものであってもよい。この場合には、例え
ば、エリアＣＣＤセンサを用い、光源とフィルムＦとの
間にＲ，ＧおよびＢの各色フィルタの挿入手段を設け、
色フィルタを挿入してエリアＣＣＤセンサで画像を読み
取ることを、Ｒ，ＧおよびＢの各色フィルタで順次行う
ことで、フィルムＦに撮影された画像を３原色に分解し
て読み取る。また、画像データ供給源としては、このよ
うなフィルムを読み取るスキャナ以外にも、反射原稿の
画像を読み取る画像読取装置、デジタルカメラやデジタ
ルビデオカメラ等の撮像デバイス、ＬＡＮ(Local Area
Network)やコンピュータ通信ネットワーク等の通信手
段、メモリカードやＭＯ（光磁気記録媒体）等のメディ
ア（記録媒体）等も好適に例示される。
となるスキャナでの画像読取は、このようなスリット走
査露光に限定はされず、１コマ全面を一度に読み取る、
面露光によるものであってもよい。この場合には、例え
ば、エリアＣＣＤセンサを用い、光源とフィルムＦとの
間にＲ，ＧおよびＢの各色フィルタの挿入手段を設け、
色フィルタを挿入してエリアＣＣＤセンサで画像を読み
取ることを、Ｒ，ＧおよびＢの各色フィルタで順次行う
ことで、フィルムＦに撮影された画像を３原色に分解し
て読み取る。また、画像データ供給源としては、このよ
うなフィルムを読み取るスキャナ以外にも、反射原稿の
画像を読み取る画像読取装置、デジタルカメラやデジタ
ルビデオカメラ等の撮像デバイス、ＬＡＮ(Local Area
Network)やコンピュータ通信ネットワーク等の通信手
段、メモリカードやＭＯ（光磁気記録媒体）等のメディ
ア（記録媒体）等も好適に例示される。
【００２５】前述のように、スキャナ１２から出力され
たデジタル信号は、画像処理装置１４（以下、処理装置
１４とする）に出力される。図２に、処理装置１４のブ
ロック図を示す。処理装置１４は、データ処理部４２、
Ｌｏｇ変換器４４、プレスキャン（フレーム）メモリ４
６、本スキャン（フレーム）メモリ４８、プレスキャン
処理部５０、本スキャン処理部５２および条件設定部５
４を有して構成される。また、条件設定部５４は、主に
プレスキャンデータから画像処理条件を設定するセット
アップ部５６、顧客のカストマイズされた要望を基に画
像処理条件を一括してコード化する画像処理条件コード
化部５８および画像処理条件の設定値を変更する設定値
変更部６０を有している。また、処理装置１４は、変更
され最終的に設定された画像処理条件を出力用画像デー
タに埋め込む埋め込み部６２を有している。
たデジタル信号は、画像処理装置１４（以下、処理装置
１４とする）に出力される。図２に、処理装置１４のブ
ロック図を示す。処理装置１４は、データ処理部４２、
Ｌｏｇ変換器４４、プレスキャン（フレーム）メモリ４
６、本スキャン（フレーム）メモリ４８、プレスキャン
処理部５０、本スキャン処理部５２および条件設定部５
４を有して構成される。また、条件設定部５４は、主に
プレスキャンデータから画像処理条件を設定するセット
アップ部５６、顧客のカストマイズされた要望を基に画
像処理条件を一括してコード化する画像処理条件コード
化部５８および画像処理条件の設定値を変更する設定値
変更部６０を有している。また、処理装置１４は、変更
され最終的に設定された画像処理条件を出力用画像デー
タに埋め込む埋め込み部６２を有している。
【００２６】なお図２は、主に画像処理関連の部位を示
すものであり、処理装置１４には、これ以外にも、処理
装置１４を含むフォトプリンタ１０全体の制御や管理を
行なうＣＰＵ、フォトプリンタ１０の作動等に必要な情
報を記憶するメモリ等が配置され、また、操作系１８や
ディスプレイ２０は、このＣＰＵ等（ＣＰＵバス）を介
して各部位に接続される。
すものであり、処理装置１４には、これ以外にも、処理
装置１４を含むフォトプリンタ１０全体の制御や管理を
行なうＣＰＵ、フォトプリンタ１０の作動等に必要な情
報を記憶するメモリ等が配置され、また、操作系１８や
ディスプレイ２０は、このＣＰＵ等（ＣＰＵバス）を介
して各部位に接続される。
【００２７】スキャナ１２から出力されたＲ，Ｇおよび
Ｂの各デジタル信号は、データ処理部４２において、暗
時補正、欠陥画素補正、シェーディング補正等の所定の
データ処理を施され、次いで、Ｌｏｇ変換器４４によっ
て変換されて、デジタルの画像データ（濃度データ）と
される。
Ｂの各デジタル信号は、データ処理部４２において、暗
時補正、欠陥画素補正、シェーディング補正等の所定の
データ処理を施され、次いで、Ｌｏｇ変換器４４によっ
て変換されて、デジタルの画像データ（濃度データ）と
される。
【００２８】Ｌｏｇ変換器４４で処理された画像データ
は、プレスキャンデータはプレスキャンメモリ４６に、
本スキャンで得られた画像データ（本スキャンデータ）
は本スキャンメモリ４８に、それぞれ記憶（格納）され
る。なお、プレスキャンデータと本スキャンデータは、
画素密度が異なる以外は、基本的に、同じデータであ
る。プレスキャンメモリ４６に記憶されたプレスキャン
データは、プレスキャン処理部５０で処理されて、ディ
スプレイ２０による表示用の画像データとされ、他方、
本スキャンメモリ４８に記憶された本スキャンデータ
は、本スキャン処理部５２で処理され、プリンタ１６に
よる記録用の画像データとされる。プレスキャン処理部
５０および本スキャン処理部５２における処理条件は、
条件設定部５４で設定される。
は、プレスキャンデータはプレスキャンメモリ４６に、
本スキャンで得られた画像データ（本スキャンデータ）
は本スキャンメモリ４８に、それぞれ記憶（格納）され
る。なお、プレスキャンデータと本スキャンデータは、
画素密度が異なる以外は、基本的に、同じデータであ
る。プレスキャンメモリ４６に記憶されたプレスキャン
データは、プレスキャン処理部５０で処理されて、ディ
スプレイ２０による表示用の画像データとされ、他方、
本スキャンメモリ４８に記憶された本スキャンデータ
は、本スキャン処理部５２で処理され、プリンタ１６に
よる記録用の画像データとされる。プレスキャン処理部
５０および本スキャン処理部５２における処理条件は、
条件設定部５４で設定される。
【００２９】条件設定部５４は、本スキャンの読取条
件、およびプレスキャン処理部５０ならびに本スキャン
処理部５２における各種の処理条件を設定する。前述し
たように、条件設定部５４は、セットアップ部５６、画
像処理条件コード化部５８および設定値変更部６０を有
して構成される。
件、およびプレスキャン処理部５０ならびに本スキャン
処理部５２における各種の処理条件を設定する。前述し
たように、条件設定部５４は、セットアップ部５６、画
像処理条件コード化部５８および設定値変更部６０を有
して構成される。
【００３０】セットアップ部５６は、主にプレスキャン
データを用いて、本スキャンの読取条件、およびプレス
キャン処理部５０ならびに本スキャン処理部５２におい
て施す画像処理、およびその画像処理条件を設定する。
具体的には、セットアップ部５６は、プレスキャンメモ
リ４６からプレスキャンデータを読み出し、プレスキャ
ンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、
ハイライト（最低濃度）やシャドー（最高濃度）等の濃
度ヒストグラムの所定頻度％点等の画像特徴量の算出を
行なう。ついで、前述のように、その画像の最低濃度よ
りも若干低い濃度でイメージセンサ３４の出力が飽和す
るように、本スキャンの読取条件、例えば可変絞り２４
の絞り値や、イメージセンサ３４（ラインＣＣＤセン
サ）の蓄積時間等を設定する。セットアップ部５６は、
さらに、濃度ヒストグラムや画像特徴量に加え、必要に
応じて行なわれるオペレータによる指示等に応じて、前
述のプレスキャン処理部５０および本スキャン処理部５
２において行なわれる画像処理およびその画像処理条件
を設定する。
データを用いて、本スキャンの読取条件、およびプレス
キャン処理部５０ならびに本スキャン処理部５２におい
て施す画像処理、およびその画像処理条件を設定する。
具体的には、セットアップ部５６は、プレスキャンメモ
リ４６からプレスキャンデータを読み出し、プレスキャ
ンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、
ハイライト（最低濃度）やシャドー（最高濃度）等の濃
度ヒストグラムの所定頻度％点等の画像特徴量の算出を
行なう。ついで、前述のように、その画像の最低濃度よ
りも若干低い濃度でイメージセンサ３４の出力が飽和す
るように、本スキャンの読取条件、例えば可変絞り２４
の絞り値や、イメージセンサ３４（ラインＣＣＤセン
サ）の蓄積時間等を設定する。セットアップ部５６は、
さらに、濃度ヒストグラムや画像特徴量に加え、必要に
応じて行なわれるオペレータによる指示等に応じて、前
述のプレスキャン処理部５０および本スキャン処理部５
２において行なわれる画像処理およびその画像処理条件
を設定する。
【００３１】画像処理条件コード化部５８は、顧客のカ
ストマイズされた要望を基に画像処理条件を一括してコ
ード化する。具体的には、まず、ラボに注文に来た顧客
が、氏名、電話番号、年齢、性別等を記入して提出した
個人情報登録票を基に、オペレータが、キーボード１８
ａ等からこれらの顧客情報を打ち込み、図３に示すよう
なディスプレイ２０の表示画面で確認しながら、顧客の
個人情報の登録を行なう。初めてのお客に対しては、新
設モードで登録をし、すでに登録済で変更がある場合に
は、変更モードで変更したい項目を入力する。そして確
認ＯＫ（「もどる」または「次へ」）を入力すると、顧
客情報が、画像処理条件コード化部５８を通じてデータ
ベース４０の顧客データファイルに登録される。顧客情
報の登録は、その顧客がそのラボに初めて注文をすると
きに一度行なっておけばよく、あとは、変更が生じたと
きにその内容の変更を行なえばよい。
ストマイズされた要望を基に画像処理条件を一括してコ
ード化する。具体的には、まず、ラボに注文に来た顧客
が、氏名、電話番号、年齢、性別等を記入して提出した
個人情報登録票を基に、オペレータが、キーボード１８
ａ等からこれらの顧客情報を打ち込み、図３に示すよう
なディスプレイ２０の表示画面で確認しながら、顧客の
個人情報の登録を行なう。初めてのお客に対しては、新
設モードで登録をし、すでに登録済で変更がある場合に
は、変更モードで変更したい項目を入力する。そして確
認ＯＫ（「もどる」または「次へ」）を入力すると、顧
客情報が、画像処理条件コード化部５８を通じてデータ
ベース４０の顧客データファイルに登録される。顧客情
報の登録は、その顧客がそのラボに初めて注文をすると
きに一度行なっておけばよく、あとは、変更が生じたと
きにその内容の変更を行なえばよい。
【００３２】オペレータが顧客の氏名、電話番号、年
齢、性別等を入力した後、確認ＯＫ（もどる）を入力す
ると、そのときディスプレイ２０に表示されている内容
で個人情報がデータベース４０に登録され、次の顧客に
ついての個人情報を登録するための画面が表示される。
また、確認ＯＫ（次へ）を入力すると、ディスプレイ２
０の表示内容で個人情報がデータベース４０に登録さ
れ、今登録された顧客についてのプリント仕上げ内容を
登録するための、図４に示すような画面が表示される。
プリント仕上げ内容の登録においては、顧客がラボで注
文を行なう際に、プリント仕上げ内容についての顧客の
希望を聞き、その内容をオペレータがキーボード１８ａ
等から入力する。
齢、性別等を入力した後、確認ＯＫ（もどる）を入力す
ると、そのときディスプレイ２０に表示されている内容
で個人情報がデータベース４０に登録され、次の顧客に
ついての個人情報を登録するための画面が表示される。
また、確認ＯＫ（次へ）を入力すると、ディスプレイ２
０の表示内容で個人情報がデータベース４０に登録さ
れ、今登録された顧客についてのプリント仕上げ内容を
登録するための、図４に示すような画面が表示される。
プリント仕上げ内容の登録においては、顧客がラボで注
文を行なう際に、プリント仕上げ内容についての顧客の
希望を聞き、その内容をオペレータがキーボード１８ａ
等から入力する。
【００３３】プリント仕上げ内容は、例えば図５に示す
ように、シャープネス、階調、濃度、色（彩度）、ふ
ち、ロゴ等について、１０項目が挙げられており、各項
目についてその強弱や濃度の程度や、その処理の有無等
を選択するようになっている。そして、顧客の希望を基
にオペレータがキーボード１８ａ等から入力すること
で、画像処理条件コード化部５８において画像処理条件
を一括してコード化して、データベース４０に登録する
ようになっている。なお、ロゴとは、図７（ａ）のよう
にプリント画面に顧客の選んだロゴマーク７６を入れる
ようにしたものであり、ふちとは、図７（ｂ）のように
プリント画面のふちを飾るようにしたものである。ま
た、この他、特別仕上げとしては、図７（ｃ）に示すよ
うにプリント画面あるいはプリントのふちに文字を入れ
るようにしたもの等さまざまな処理が考えられる。
ように、シャープネス、階調、濃度、色（彩度）、ふ
ち、ロゴ等について、１０項目が挙げられており、各項
目についてその強弱や濃度の程度や、その処理の有無等
を選択するようになっている。そして、顧客の希望を基
にオペレータがキーボード１８ａ等から入力すること
で、画像処理条件コード化部５８において画像処理条件
を一括してコード化して、データベース４０に登録する
ようになっている。なお、ロゴとは、図７（ａ）のよう
にプリント画面に顧客の選んだロゴマーク７６を入れる
ようにしたものであり、ふちとは、図７（ｂ）のように
プリント画面のふちを飾るようにしたものである。ま
た、この他、特別仕上げとしては、図７（ｃ）に示すよ
うにプリント画面あるいはプリントのふちに文字を入れ
るようにしたもの等さまざまな処理が考えられる。
【００３４】また、初めての顧客や画像処理についてあ
まりよくわからない顧客のために、予め決められた仕上
げ内容を組み合わせたいくつかのセットが用意されてい
る。「標準仕上げ」、「ＲＶ（リバーサル）調仕上
げ」、「風景仕上げ」、「人物仕上げ」等である。これ
らのセット登録の場合には、図４のセットＮｏを入力す
ると、セットＮｏ、セット名称および１０桁のコード化
された仕上げ内容がデータベース４０の顧客データファ
イルに登録される。
まりよくわからない顧客のために、予め決められた仕上
げ内容を組み合わせたいくつかのセットが用意されてい
る。「標準仕上げ」、「ＲＶ（リバーサル）調仕上
げ」、「風景仕上げ」、「人物仕上げ」等である。これ
らのセット登録の場合には、図４のセットＮｏを入力す
ると、セットＮｏ、セット名称および１０桁のコード化
された仕上げ内容がデータベース４０の顧客データファ
イルに登録される。
【００３５】また、顧客が特別な仕上げを希望する場合
には、「個別仕上げ」（図４では、セットＮｏ．９）を
選択し、図５に示す各項目について、それぞれの仕上げ
内容を設定する。顧客の希望は、注文受け付け時に、ラ
ボと顧客とのやりとりによって取得され、オペレータに
よってキーボード１８ａ等から入力される。各項目ごと
に仕上げ内容が設定され、画像処理条件が１０桁の一括
したコードとしてデータベース４０の顧客データファイ
ルに登録される。
には、「個別仕上げ」（図４では、セットＮｏ．９）を
選択し、図５に示す各項目について、それぞれの仕上げ
内容を設定する。顧客の希望は、注文受け付け時に、ラ
ボと顧客とのやりとりによって取得され、オペレータに
よってキーボード１８ａ等から入力される。各項目ごと
に仕上げ内容が設定され、画像処理条件が１０桁の一括
したコードとしてデータベース４０の顧客データファイ
ルに登録される。
【００３６】また一方顧客は、プリント注文時に図６に
示すようなプリント注文袋７０に、氏名、電話番号、基
本注文内容、カストマイズプリント注文の有無等を記入
してラボに提出している。なお、この記入欄は、前記個
人情報登録票と同じ形式をしていて、個人情報登録票が
注文袋の上に添付され、複写式になっていて、両方を同
時に記入できるようになっているのが好ましい。初めて
そのラボに注文をする顧客の場合には、上で述べたよう
に、顧客情報登録が行われ、初めてでなくすでに顧客情
報が登録してあって変更もない場合には、顧客氏名、電
話番号をオペレータがキー入力するとデータベース４０
の顧客データファイルから前回登録してある仕上げ内容
が読み出される。
示すようなプリント注文袋７０に、氏名、電話番号、基
本注文内容、カストマイズプリント注文の有無等を記入
してラボに提出している。なお、この記入欄は、前記個
人情報登録票と同じ形式をしていて、個人情報登録票が
注文袋の上に添付され、複写式になっていて、両方を同
時に記入できるようになっているのが好ましい。初めて
そのラボに注文をする顧客の場合には、上で述べたよう
に、顧客情報登録が行われ、初めてでなくすでに顧客情
報が登録してあって変更もない場合には、顧客氏名、電
話番号をオペレータがキー入力するとデータベース４０
の顧客データファイルから前回登録してある仕上げ内容
が読み出される。
【００３７】そして、今回設定された仕上げ内容、ある
いはデータベース４０の顧客データファイルから読み出
された仕上げ内容が、バーコード化されて顧客ＩＤとと
もに、フォトプリンタ１０に接続された、図示しないバ
ーコードライタによって注文袋７０に、印字される。ま
た同時に、注文袋７０とネガフィルム７２との照合用と
してフィルム識別番号の印字されたチェックテープ（ラ
ベル）７４が注文袋７０の下方とネガフィルム７２の先
端のそれぞれに貼付される。これにより、顧客ＩＤおよ
び画像処理条件とネガフィルムとの対応が付けられる。
いはデータベース４０の顧客データファイルから読み出
された仕上げ内容が、バーコード化されて顧客ＩＤとと
もに、フォトプリンタ１０に接続された、図示しないバ
ーコードライタによって注文袋７０に、印字される。ま
た同時に、注文袋７０とネガフィルム７２との照合用と
してフィルム識別番号の印字されたチェックテープ（ラ
ベル）７４が注文袋７０の下方とネガフィルム７２の先
端のそれぞれに貼付される。これにより、顧客ＩＤおよ
び画像処理条件とネガフィルムとの対応が付けられる。
【００３８】このようにして、同時プリントで初めて注
文する場合には、そこで設定された仕上げ内容によって
処理され、同時プリントでも初めてでない場合には、注
文袋７０に、氏名、電話番号等を記入するだけで、オペ
レータがこの氏名、電話番号をキー入力すことにより、
データベース４０の顧客データファイルから、すでに登
録されている仕上げ内容が読み出され、注文袋７０にパ
ーコード印字され、前回と同様の仕上げ内容でプリント
が処理される。また、再プリントの場合には、同時プリ
ント注文時の注文袋の顧客ＩＤをバーコードリーダで読
み取ることにより、前回の仕上げ内容がデータベース４
０から読み出され、同時プリントと同様のプリントを出
力することができる。このとき顧客が前回とは異なる特
別の仕上げを希望する場合には、そのような特別の注文
をして、仕上げ内容の変更をするようにすればよい。こ
れにより顧客のカストマイズされた注文に対応した仕上
げ内容のプリントを容易に作成することができる。
文する場合には、そこで設定された仕上げ内容によって
処理され、同時プリントでも初めてでない場合には、注
文袋７０に、氏名、電話番号等を記入するだけで、オペ
レータがこの氏名、電話番号をキー入力すことにより、
データベース４０の顧客データファイルから、すでに登
録されている仕上げ内容が読み出され、注文袋７０にパ
ーコード印字され、前回と同様の仕上げ内容でプリント
が処理される。また、再プリントの場合には、同時プリ
ント注文時の注文袋の顧客ＩＤをバーコードリーダで読
み取ることにより、前回の仕上げ内容がデータベース４
０から読み出され、同時プリントと同様のプリントを出
力することができる。このとき顧客が前回とは異なる特
別の仕上げを希望する場合には、そのような特別の注文
をして、仕上げ内容の変更をするようにすればよい。こ
れにより顧客のカストマイズされた注文に対応した仕上
げ内容のプリントを容易に作成することができる。
【００３９】設定値変更部６０は、画像処理条件コード
化部５８によって設定された仕上げ内容、あるいはデー
タべース４０から読み出された仕上げ内容によって前記
セットアップ部５６によって自動的に設定された画像処
理条件の設定値を変更する。変更された画像処理条件の
設定値は、本スキャンデータ処理部５２および埋め込み
部６２に送られる。本スキャンデータ処理部５２では、
この設定値により画像処理を行い、出力用画像データと
して出力する。埋め込み部６２では、この出力用画像デ
ータに対して、その画像処理条件（仕上げ内容）の情報
を埋め込む。この埋め込み方としては、特に限定される
ものではないが、プリント上でほとんど目立たないもの
の方が好ましい。それには、例えば、電子透かし技術や
電子あぶり出し技術等の画像内への情報埋め込み技術を
用いることが好ましい。あるいは、コード化されたこれ
らの情報をプリント画面の枠外に印刷してもよいし、プ
リントの裏面に印字するようにしてもよい。あるいは、
さらに、プリントとは別の他の紙に仕上げ内容を印刷す
るようにしてもよい。
化部５８によって設定された仕上げ内容、あるいはデー
タべース４０から読み出された仕上げ内容によって前記
セットアップ部５６によって自動的に設定された画像処
理条件の設定値を変更する。変更された画像処理条件の
設定値は、本スキャンデータ処理部５２および埋め込み
部６２に送られる。本スキャンデータ処理部５２では、
この設定値により画像処理を行い、出力用画像データと
して出力する。埋め込み部６２では、この出力用画像デ
ータに対して、その画像処理条件（仕上げ内容）の情報
を埋め込む。この埋め込み方としては、特に限定される
ものではないが、プリント上でほとんど目立たないもの
の方が好ましい。それには、例えば、電子透かし技術や
電子あぶり出し技術等の画像内への情報埋め込み技術を
用いることが好ましい。あるいは、コード化されたこれ
らの情報をプリント画面の枠外に印刷してもよいし、プ
リントの裏面に印字するようにしてもよい。あるいは、
さらに、プリントとは別の他の紙に仕上げ内容を印刷す
るようにしてもよい。
【００４０】出力用画像データは、プリンタ１６に出力
される。プリンタ１６は、供給された画像データに応じ
て感光材料（印画紙）を露光して潜像を記録するプリン
タ（焼付装置）と、露光済の感光材料に所定の処理を施
してプリントとして出力するプロセサ（現像装置）とを
有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材料を
プリントに応じた所定長に切断した後に、感光材料の分
光感度特性に応じたＲ露光、Ｇ露光およびＢ露光の３種
の光ビームを処理装置１４から出力された画像データに
応じて変調して主走査方向に偏向すると共に、主走査方
向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することによ
り、前記光ビームで感光材料を２次元的に走査露光して
潜像を記録し、バックプリント（裏印字）を記録し、プ
ロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサは、
発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行
い、乾燥してプリントとし、フィルム１本分等の所定単
位に仕分して集積する。
される。プリンタ１６は、供給された画像データに応じ
て感光材料（印画紙）を露光して潜像を記録するプリン
タ（焼付装置）と、露光済の感光材料に所定の処理を施
してプリントとして出力するプロセサ（現像装置）とを
有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材料を
プリントに応じた所定長に切断した後に、感光材料の分
光感度特性に応じたＲ露光、Ｇ露光およびＢ露光の３種
の光ビームを処理装置１４から出力された画像データに
応じて変調して主走査方向に偏向すると共に、主走査方
向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することによ
り、前記光ビームで感光材料を２次元的に走査露光して
潜像を記録し、バックプリント（裏印字）を記録し、プ
ロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサは、
発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行
い、乾燥してプリントとし、フィルム１本分等の所定単
位に仕分して集積する。
【００４１】なお、上に述べたように、コード化された
情報のフォトプリンタ１０への伝達は、オペレータによ
ってコード化された情報をキー入力する方法でもよい
し、電気的な接続による方法でもよいし、あるいはコー
ド化された情報を埋め込まれた媒体（バーコードやメモ
リカード等）を介しての伝達でもよい。また、本プリン
トシステムは、上に述べたように、データベースと画像
処理装置を含みこれらの装置が電気的に接続されて機能
するものである。ここで、電気的な接続とは、有線の接
続および電波や音波または光信号を使用する無線の接続
の両方を含むものをいう。また、顧客情報は、顧客が保
有する磁気カードやＩＣカードの情報や、バーコード等
の識別記号が含まれるカードの情報をもとに管理される
場合や、顧客の氏名、住所、電話番号等で作成される場
合を含むものとする。さらに、データベースを集計し
て、その初期値を変更することができるようにすること
が好ましい。
情報のフォトプリンタ１０への伝達は、オペレータによ
ってコード化された情報をキー入力する方法でもよい
し、電気的な接続による方法でもよいし、あるいはコー
ド化された情報を埋め込まれた媒体（バーコードやメモ
リカード等）を介しての伝達でもよい。また、本プリン
トシステムは、上に述べたように、データベースと画像
処理装置を含みこれらの装置が電気的に接続されて機能
するものである。ここで、電気的な接続とは、有線の接
続および電波や音波または光信号を使用する無線の接続
の両方を含むものをいう。また、顧客情報は、顧客が保
有する磁気カードやＩＣカードの情報や、バーコード等
の識別記号が含まれるカードの情報をもとに管理される
場合や、顧客の氏名、住所、電話番号等で作成される場
合を含むものとする。さらに、データベースを集計し
て、その初期値を変更することができるようにすること
が好ましい。
【００４２】以下、本実施形態の作用を、図８のフロー
チャートに沿って説明する。まず、ステップ１００の注
文受け付けにおいて、顧客が撮影済のフィルムをラボに
持ち込んでプリントの注文をすると、前述したように、
初めての場合には顧客の登録が行なわれ、初めてでない
場合には顧客の氏名等をキー入力することで顧客ＩＤや
前回登録済の仕上げ内容（画像処理条件）がデータベー
スから読み出されて、注文袋にバーコード化されて印字
される。また、注文袋とネガフィルムとを照合するため
にチェックテープが貼付される。次のステップ１１０
で、注文袋および現像済のネガフィルムに貼付されたチ
ェックラベルが一致していることを確認する。
チャートに沿って説明する。まず、ステップ１００の注
文受け付けにおいて、顧客が撮影済のフィルムをラボに
持ち込んでプリントの注文をすると、前述したように、
初めての場合には顧客の登録が行なわれ、初めてでない
場合には顧客の氏名等をキー入力することで顧客ＩＤや
前回登録済の仕上げ内容（画像処理条件）がデータベー
スから読み出されて、注文袋にバーコード化されて印字
される。また、注文袋とネガフィルムとを照合するため
にチェックテープが貼付される。次のステップ１１０
で、注文袋および現像済のネガフィルムに貼付されたチ
ェックラベルが一致していることを確認する。
【００４３】チェックラベルの一致している注文袋およ
びネガフィルムについて、ステップ１２０でバーコード
リーダで注文袋の仕上げ内容を示すバーコードを読み取
るとともに、ステップ１３０においてネガフィルムをネ
ガキャリアにセットしてスキャナ１２によりネガをコマ
順に読み取る。次にステップ１４０で、画像処理装置１
４において前記仕上げ内容バーコードに対応する仕上げ
内容をデータベース４０の顧客データファイルから読み
出して、該仕上げ内容による画像処理を、前記ネガから
読み取った画像データに対してコマ毎に施す。例えば、
シャープネス強弱、階調硬軟の画像処理をコマ毎に行な
う。あるいは、プリントの端、例えば右下位置にロゴマ
ークを合成したり、プリント下位置に一行分の文字を合
成する処理をコマ毎に行なう。
びネガフィルムについて、ステップ１２０でバーコード
リーダで注文袋の仕上げ内容を示すバーコードを読み取
るとともに、ステップ１３０においてネガフィルムをネ
ガキャリアにセットしてスキャナ１２によりネガをコマ
順に読み取る。次にステップ１４０で、画像処理装置１
４において前記仕上げ内容バーコードに対応する仕上げ
内容をデータベース４０の顧客データファイルから読み
出して、該仕上げ内容による画像処理を、前記ネガから
読み取った画像データに対してコマ毎に施す。例えば、
シャープネス強弱、階調硬軟の画像処理をコマ毎に行な
う。あるいは、プリントの端、例えば右下位置にロゴマ
ークを合成したり、プリント下位置に一行分の文字を合
成する処理をコマ毎に行なう。
【００４４】次にステップ１５０で、シート状にプレカ
ットされたカラー印画紙に、レーザー走査露光等の手段
により、コマ毎に露光処理を行なう。次にステップ１６
０において、カラー印画紙の裏面に、例えばインクリボ
ン方式等の手段により、仕上げ内容を１０桁の数字とし
て印字する。その後、ステップ１７０において、露光済
のカラー印画紙を現像処理し、ステップ１８０におい
て、一件毎にソートして、仕上がりプリントとして出力
する。そして一件分のプリントと、ピースにカットされ
た現像済ネガフィルムとをプリント注文袋に入れてお客
に返却するようにする。
ットされたカラー印画紙に、レーザー走査露光等の手段
により、コマ毎に露光処理を行なう。次にステップ１６
０において、カラー印画紙の裏面に、例えばインクリボ
ン方式等の手段により、仕上げ内容を１０桁の数字とし
て印字する。その後、ステップ１７０において、露光済
のカラー印画紙を現像処理し、ステップ１８０におい
て、一件毎にソートして、仕上がりプリントとして出力
する。そして一件分のプリントと、ピースにカットされ
た現像済ネガフィルムとをプリント注文袋に入れてお客
に返却するようにする。
【００４５】以上詳細に説明したように、本実施形態に
よれば、顧客毎にその顧客のカストマイズされた画像処
理条件（仕上げ内容）をデータベースに登録し、顧客情
報と画像処理条件との間のハンドリングをフィルム識別
番号によって行なうようにしたため、顧客の希望を反映
したカストマイズプリントを好適に作成することができ
る。なお、上述したようなプリントシステムは、一つの
ラボ内においてのみ機能するばかりでなく、同様の機能
を有する複数のラボにおけるシステムのデータベースを
電気的に接続しネットワークを構成し、顧客情報を基に
他のデータベース内にある顧客固有の画像処理条件を呼
び出して、これを用いて画像処理を行なうようにしても
よい。このようにすれば、このネットワーク内のラボで
あれば、どこへ顧客が注文しても同じサービスを受ける
ことができる。
よれば、顧客毎にその顧客のカストマイズされた画像処
理条件（仕上げ内容）をデータベースに登録し、顧客情
報と画像処理条件との間のハンドリングをフィルム識別
番号によって行なうようにしたため、顧客の希望を反映
したカストマイズプリントを好適に作成することができ
る。なお、上述したようなプリントシステムは、一つの
ラボ内においてのみ機能するばかりでなく、同様の機能
を有する複数のラボにおけるシステムのデータベースを
電気的に接続しネットワークを構成し、顧客情報を基に
他のデータベース内にある顧客固有の画像処理条件を呼
び出して、これを用いて画像処理を行なうようにしても
よい。このようにすれば、このネットワーク内のラボで
あれば、どこへ顧客が注文しても同じサービスを受ける
ことができる。
【００４６】以上、本発明の画像処理装置及びこれを用
いたカストマイズプリントシステムについて詳細に説明
したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行
ってもよいのはもちろんである。
いたカストマイズプリントシステムについて詳細に説明
したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行
ってもよいのはもちろんである。
【００４７】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、顧
客のカストマイズされた注文に応じて、特に同時プリン
トの場合においても、登録された顧客情報から顧客の希
望する仕上げ内容に応じた画像処理を行い、顧客の好み
を反映したプリントを作成することができる。
客のカストマイズされた注文に応じて、特に同時プリン
トの場合においても、登録された顧客情報から顧客の希
望する仕上げ内容に応じた画像処理を行い、顧客の好み
を反映したプリントを作成することができる。
【図１】 本発明のカストマイズプリントシステムにお
いて用いられるデジタルフォトプリンタの一例を示すブ
ロック図である。
いて用いられるデジタルフォトプリンタの一例を示すブ
ロック図である。
【図２】 図１中の画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】 本実施形態において、個人情報登録時のディ
スプレイ画面の例を示す説明図である。
スプレイ画面の例を示す説明図である。
【図４】 仕上げ内容登録の内容を示す説明図である。
【図５】 仕上げ内容登録における個別仕上げの内容を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図６】 プリント注文袋の例を示す説明図である。
【図７】 （ａ）、（ｂ）、（ｃ）はいずれも顧客の特
別な注文によって作成されたカストマイズプリントの例
を示す説明図である。
別な注文によって作成されたカストマイズプリントの例
を示す説明図である。
【図８】 本実施形態の処理の流れを示すフローチャー
トである。
トである。
１０ （デジタル）フォトプリンタ １２ スキャナ １４ （画像）処理装置 １６ プリンタ １８ 操作系 １８ａ キーボード １８ｂ マウス ２０ ディスプレイ ２２ 光源 ２４ 可変絞り ２８ 拡散ボックス ３０ キャリア ３２ 結像レンズユニット ３４ イメージセンサ ３６ アンプ ３８ Ａ／Ｄ変換器 ４０ データベース ４２ データ処理部 ４４ Ｌｏｇ変換器 ４６ プレスキャン（フレーム）メモリ ４８ 本スキャン（フレーム）メモリ ５０ プレスキャン処理部 ５２ 本スキャン処理部 ５４ 処理条件設定部 ５６ セットアップ部 ５８ 画像処理条件コード化部 ６０ 設定値変更部 ６２ 埋め込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 1/387 Ｈ０４Ｎ 1/387 (72)発明者 押越 悠二 東京都港区西麻布２丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 Ｆターム(参考） 2C061 AP01 HJ06 HN20 2C087 BA01 BA03 BA05 BC07 BD05 BD07 CB07 DA02 2H106 BA26 BA27 BA28 BA47 BA55 BA72 BA95 BH00 5C062 AA05 AA35 AB03 AB13 AC08 AC24 AC61 AC67 AE07 AF03 AF06 AF10 AF12 AF13 AF14 BA00 5C076 AA14 AA16 AA26 AA27 AA31 AA33 BA02 BA06
Claims (8)
- 【請求項１】デジタル画像データに対して画像処理を施
す画像処理装置であって、 前記画像処理についての複数の画像処理条件を、それぞ
れ複数レベルから選択し、または、予め設定された代表
的組み合わせの中から選択し、前記画像処理条件の設定
値を既定値から変更して設定する設定値変更手段を備え
たことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項２】前記画像処理は、シャープネス、階調、濃
度、色、覆い焼き、部分修正、ロゴ文字入れ、ふちどり
の処理であり、前記画像処理条件は、その処理の有無、
強弱、濃淡に関する条件である請求項１に記載の画像処
理装置。 - 【請求項３】画像をデジタルデータとして入力する画像
入力装置と、 該入力されたデジタル画像データに対して画像処理を施
す請求項１または２に記載の画像処理装置と、 画像処理後の出力用画像データを出力する画像出力装置
と、を備えたことを特徴とするカストマイズプリントシ
ステム。 - 【請求項４】請求項３に記載のカストマイズプリントシ
ステムにおいて、さらに、前記画像処理装置が、前記設
定された画像処理条件を、該画像処理条件の施された出
力用画像データ中に埋め込む埋め込み手段を備えたこと
を特徴とするカストマイズプリントシステム。 - 【請求項５】前記画像処理装置は、さらに、前記複数の
画像処理条件を一括してコード化する画像処理条件コー
ド化手段を備え、前記複数の画像処理条件が一括してコ
ード化された情報に基づいて画像処理を行なうようにし
た請求項３または４に記載のカストマイズプリントシス
テム。 - 【請求項６】請求項３乃至５のいずれかに記載のカスト
マイズプリントシステムにおいて、さらに、フィルム識
別番号および、該フィルム識別番号に対応するフィルム
に撮影された画像に対する画像処理条件を登録したデー
タベースを備えたことを特徴とするカストマイズプリン
トシステム。 - 【請求項７】前記データベースには、さらに、顧客に関
する情報を、該顧客の注文に係る画像処理条件と関連づ
けて登録するようにした請求項６に記載のカストマイズ
プリントシステム。 - 【請求項８】請求項７に記載のカストマイズプリントシ
ステムにおいて、さらに、前記データべースは、通信ネ
ットワークにより複数の他のデータベースと接続され、
前記顧客に関する情報を基に、前記他のデータベース内
にある前記顧客に係る画像処理条件を利用可能なことを
特徴とするカストマイズプリントシステム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000202208A JP2002019195A (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステム |
| US09/897,110 US7280240B2 (en) | 2000-07-04 | 2001-07-03 | Image processing apparatus and customized printing system using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000202208A JP2002019195A (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002019195A true JP2002019195A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18699766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000202208A Withdrawn JP2002019195A (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7280240B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002019195A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005041093A1 (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Sony Corporation | プリント発注システム及び方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106887B2 (en) * | 2000-04-13 | 2006-09-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image processing method using conditions corresponding to an identified person |
| US6633654B2 (en) * | 2000-06-19 | 2003-10-14 | Digimarc Corporation | Perceptual modeling of media signals based on local contrast and directional edges |
| US20060203267A1 (en) * | 2005-03-10 | 2006-09-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and image forming method |
| US9460344B2 (en) * | 2014-10-13 | 2016-10-04 | Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. | Generating multi-logogram phrases from logogram radicals |
| US10902493B2 (en) | 2017-06-09 | 2021-01-26 | Shutterffy, LLC | System and method for customizing photo product designs with minimal and intuitive user inputs |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3245276B2 (ja) * | 1993-10-08 | 2002-01-07 | 株式会社リコー | 画像形成システム |
| JP3439916B2 (ja) * | 1996-05-15 | 2003-08-25 | 株式会社リコー | デジタル複写システム |
| JP3685421B2 (ja) * | 1996-09-18 | 2005-08-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 画像処理装置 |
| JPH1097485A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Brother Ind Ltd | 情報処理装置及び情報処理用制御プログラムを記録した記録媒体 |
| JPH11331570A (ja) | 1998-05-14 | 1999-11-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像処理方法および画像処理装置 |
| US6785814B1 (en) * | 1998-07-28 | 2004-08-31 | Fuji Photo Film Co., Ltd | Information embedding method and apparatus |
| US6559967B1 (en) * | 1998-10-29 | 2003-05-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image storage apparatus |
-
2000
- 2000-07-04 JP JP2000202208A patent/JP2002019195A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-07-03 US US09/897,110 patent/US7280240B2/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005041093A1 (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Sony Corporation | プリント発注システム及び方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020054325A1 (en) | 2002-05-09 |
| US7280240B2 (en) | 2007-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |