JP2002019193A - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

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JP2002019193A
JP2002019193A JP2001121410A JP2001121410A JP2002019193A JP 2002019193 A JP2002019193 A JP 2002019193A JP 2001121410 A JP2001121410 A JP 2001121410A JP 2001121410 A JP2001121410 A JP 2001121410A JP 2002019193 A JP2002019193 A JP 2002019193A
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Seiji Mori
政治 森
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和明 鯉江
Kazuko Ishida
和子 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードのカウンタブル文字列について順
次カウントアップするナンバリング処理をできるように
し、バーコードの汎用性を高めることができるテープ印
刷装置を提供すること。 【解決手段】 バーコードキーを操作した後、バーコー
ドの規格を設定すると共にバーコードデータを入力し、
次にナンバリング設定キーを操作して、入力したバーコ
ードに対してナンバリングを設定し、その後、印刷キー
を操作すると、バーコードのナンバリング処理が実行さ
れ、バーコードデータの末尾からデータが読み出され
(S102)、そのデータが数字データならば(S10
4:Yes)、その数字がカウントアップされる(S1
08)。数字データの以外のデータは無視され(S10
4:No)、先頭コードが読み出されると(S103:
Yes)、チェックデジットの演算と更新が実行される
(S111)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印刷装置に
関し、特に入力したバーコードの有効文字列のうち数字
からなるカウンタブル文字列について、順次カウントア
ップするナンバリング処理を施しながら印刷するように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、特開平5─177
898号公報に記載のように、キーボードやディスプレ
イや印刷機構を備え、この印刷機構によりテープカセッ
トに収納された印刷媒体としてのテープ(例えば、12
mm、18mmのテープ幅)に文字や記号を印刷できる上、
これら文字や記号に加えてバーコードを混在させて印刷
できるテープ印刷装置を提案した。このテープ印刷装置
は、ファイル名などをラベルとして印刷し、ファイルの
背表紙に貼着するテープを作成するのに好適のものであ
る。
【0003】ところで、最近、本願出願人は、特開平5
─185695号公報(特願平4─19494号)に記
載のように、入力した数字列からなるナンバリング文字
列について、順次カウントアップするナンバリング処理
を施しながら、印刷媒体としてのテープに印刷するよう
にしたテープ印刷装置を提案した。尚、この公報におい
ては、アルファベット文字についてもその配列順序でカ
ウントアップしてナンバリング処理し得るように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、例
えば、OA機器の普及に伴ってMT(磁気テープ)やフ
ロッピー(登録商標)ディスクなどの多数の磁気媒体、
或いは図書館における大量の図書をコンピュータを用い
て管理することが要求されている現在、これら磁気媒体
や図書に、分野毎に分類した分類コードやその分類にお
ける一連の通し番号コードを有するバーコードを作成し
て貼付し、そのバーコードをバーコードリーダーで読取
ることで、その管理を簡単化する傾向になってきてい
る。
【0005】前述したように、特開平5─177898
号公報に記載のテープ印刷装置においては、入力した数
字や文字からなる有効文字に基づいたバーコードが印刷
可能であり、また特開平5─185695号公報に記載
のテープ印刷装置においては、数字列からなるナンバリ
ング文字列についてナンバリング処理して印刷可能に構
成されているが、ナンバリング印刷機能をバーコード印
刷機能に適用し得るようには構成されておらず、分類を
示す共通文字列とその分類における通し番号の為の数字
列とからなる有効文字列について、その数字列を順次カ
ウントアップししながら、これら共通文字列と数字列と
からなる有効文字列の入力を繰り返して、複数枚のバー
コードをラベルとして印刷することになり、バーコード
のナンバリング処理を手動で行なうことから、そのナン
バリング印刷操作が複雑化するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、バーコードのカウンタブ
ル文字列について順次カウントアップするナンバリング
処理をできるようにし、バーコードの汎用性を高めるこ
とができるようなテープ印刷装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るテープ印
刷装置は、図1の機能ブロック図に実線で示すように、
文字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、
この入力手段から入力される文字や記号及びバーコード
のデータを記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
手段のデータを受けて表示するディスプレイを有する表
示手段と、複数のドット状の印字素子からなる印字ヘッ
ドを有する印刷手段とを備えたテープ印刷装置におい
て、データ記憶手段からデータを受けて、印刷用ドット
イメージデータを作成し、印刷手段に供給する印刷デー
タ作成手段と、印刷手段で印刷される毎に、データ記憶
手段から受けたデータに基いて、共通文字列とカウンタ
ブル文字列とを含むバーコードのデータのうちカウンタ
ブル文字列についてカウントアップするとともに、その
カウントアップしたカウンタブル文字列のデータをデー
タ記憶手段に更新して格納するカウントアップ手段とを
備えたものである。
【0008】ここで、更に、図1の機能ブロック図に1
点鎖線で示すように、前記入力手段から所定のナンバリ
ング設定指令を受けて、共通文字列とカウンタブル文字
列とを含むバーコードのデータの開始と終了とを指示す
る為のデータを前記データ記憶手段に書込むナンバリン
グ対象文字列設定手段を備えた構成(請求項2)、前記
カウントアップ手段は、バーコードのデータにチェック
デジットのデータがあるときには、共通文字列とカウン
タブル文字列とに関するチェックデジットのデータを演
算し、その演算したチェックデジットのデータをカウン
トアップしたバーコードのデータとともにデータ記憶手
段に記憶させるようにした構成(請求項3)、等の種々
の態様に構成することができる。
【0009】請求項1に係るテープ印刷装置において
は、印刷データ作成手段は、データ記憶手段からデータ
を受けて、印刷用ドットイメージデータを作成し、印刷
手段に供給するので、印刷手段は印字ヘッドにより文字
や記号及びバーコードをテープに印刷する。ところで、
カウントアップ手段は、印刷手段で印刷される毎に、デ
ータ記憶手段から受けたデータに基いて、共通文字列と
カウンタブル文字列とを含むバーコードのデータのうち
カウンタブル文字列についてカウントアップするととも
に、そのカウントアップしたカウンタブル文字列のデー
タをデータ記憶手段に更新して格納するので、これら印
刷データ作成手段と印刷手段とカウントアップ手段によ
る処理の繰り返しにより、カウンタブル文字列を順次カ
ウントアップしたバーコードをテープに順次ラベル印刷
することができる。
【0010】このように、共通文字列とカウンタブル文
字列とを含むバーコードの最初のデータを入力するだけ
で、そのバーコードが印刷される上、カウンタブル文字
列について順次カウントアップしたカウンタブル文字列
が記憶されるとともに、そのカウントアップしたバーコ
ードが印刷され、以下同様にしてカウンタブル文字列の
カウントアップとバーコード印刷が繰り返され、ナンバ
リング処理した複数のバーコードをテープに簡単にラベ
ル印刷することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施の形態は、アルファベ
ット文字や記号などの多数のキャラクタやバーコードを
印刷テープに印刷可能なテープ印刷装置に本発明を適用
した場合のものである。図2に示すように、テープ印刷
装置1の本体フレーム2の前部にはキーボード3が配設
され、キーボード3の後方で本体フレーム2内には印刷
機構PMが配設され、またキーボード3の直ぐ後側に
は、文字や記号を1行分表示可能な液晶ディスプレイ2
2が設けられている。ここで、符号4は、印刷機構PM
に装着するテープカセットCSを着脱するときに、カバ
ーフレーム6を開放する為のリリースボタンであり、符
号5は、印刷テープ19を手動で切断する為の切断用操
作ボタンである。
【0012】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力する為の文字キー、スペースキー、リター
ンキー、カーソルKを上下左右方向に移動させる為のカ
ーソル移動キー、印刷する文字のサイズを設定するサイ
ズ設定キー、バーコードのデータを入力する為のバーコ
ードキー、ナンバリング処理の対象となる文字列を設定
するナンバリング設定キー、ナンバリングの規格を設定
する規格設定キー、各種の処理実行を指示する実行キ
ー、設定した設定内容を取消す取消キー、印刷を指令す
る印刷キー、電源をON・OFFする為の電源キーなど
が設けられている。
【0013】次に、印刷機構PMについて、図3に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0014】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド(印字ヘッ
ドに相当する)15が立設され、これらラミネートフィ
ルムテープ7と印字リボン9とをサーマルヘッド15に
押圧するプラテンローラ16と、ラミネートフィルムテ
ープ7と両面テープ12とを接合ローラ14に押圧して
印刷テープ19を作成する送りローラ17とは、本体フ
レーム2に回動自在に枢着された支持体18に回転可能
に枢支されている。このサーマルヘッド15には、12
8個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設さ
れている。
【0015】従って、テープ送りモータ47(図4参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字やバーコードが印字され、しかもラ
ミネートフィルムテープ7は両面テープ12を接合した
状態で印刷テープ19としてテープ送り方向Aにテープ
送りされ、図2・図3に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細について
は、特開平2─106555号公報を参照。
【0016】次に、この印刷テープ19を切断する手動
式の切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、本体フレーム2の直ぐ内側には板状の補助フレー
ム31が立設され、この補助フレーム31に固定刃32
が上向きに固着されている。補助フレーム31に固着さ
れた枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー34
の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー3
4の枢支軸33より前側に対応する部位において、可動
刃35が前記固定刃32と対向して取付けられている。
また、操作レバー34の後端部は、切断用操作ボタン5
の下側に位置し、操作レバー34は常には、可動刃35
が固定刃32から離間する方向に図示外のバネ部材で弾
性付勢されている。
【0017】印刷テープ19に文書やバーコードの印刷
後においては、印刷テープ19はテープカセットCSか
ら固定刃32と可動刃35との間を通って本体フレーム
2外に延びているので、その切断用操作ボタン5を下方
に押圧操作すると、操作レバー34を介して、可動刃3
5が固定刃32に接近して、これら両刃32・35で印
刷テープ19が切断される。
【0018】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9m
m、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
おり、これらテープカセットCSの底壁部には、これら
5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、3つの突出
爪を組合せた突出片20が設けられている。そして、本
体フレーム2には、この突出片20の突出爪の組合せか
らテープ幅を検知するカセットセンサ42(図4参照)
が取付けられている。
【0019】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットセンサ42と、液晶ディスプレイ(LCD)2
2に表示データを出力する為のビデオRAM24を有す
るディスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告
用ブザー45の為の駆動回路46と、サーマルヘッド1
5を駆動する為の駆動回路48と、テープ送りモータ4
7を駆動する為の駆動回路49とが夫々接続されてい
る。制御装置Cは、CPU52と、このCPU52にデ
ータバスなどのバス51を介して接続された入出力イン
ターフェース50、CGROM53、ROM54・55
及びRAM60とから構成されている。
【0020】CGROM53には、多数のキャラクタの
各々に関して、表示の為のドットパターンデータがコー
ドデータに対応させて格納されている。ROM(ドット
パターンデータメモリ)54には、アルファベット文字
や記号などのキャラクタを印刷する為に多数のキャラク
タの各々に関して、印刷用ドットパターンデータが、書
体(ゴシック系書体、明朝系書体など)毎に分類され、
各書体毎に7種類(16、24、32、48、64、9
6、128のドットサイズ)の印刷文字サイズ分、コー
ドデータに対応させて格納されている。
【0021】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、印刷データバッファ66のデ
ータを順次読出してサーマルヘッド15やテープ送りモ
ータ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、本願特有
の後述のテープ印刷制御の制御プログラムなどが格納さ
れている。尚、前記テープ印刷制御には、テキストメモ
リ61に格納された有効文字列からなるデータキャラク
タのデータに基いて、バーコードのモジュールデータに
変換するバーコードデータ変換処理制御のサブルーチン
が格納されている。そのバーコードデータ変換処理制御
においては、EAN−13(Europe Article Number-1
3) 、CODE−39などのバーコードの規格に基いて
バーコードのモジュールデータに変換処理される。
【0022】RAM60のテキストメモリ61には、キ
ーボード3から入力された文書データやバーコードのデ
ータが格納される。ポインタバッファ62には、テキス
トメモリ61のアドレスを指示するポインタ値TPが格
納される。バーコードバッファ63には、バーコードの
為の文字や数字からなる有効文字列のデータが格納され
る。バーコードパラメータメモリ64には、バーコード
について設定された規格名のデータとチェックデジット
の有無のデータと有効桁数のデータとが格納される。回
数メモリ65には、ナンバリング処理する回数のデータ
がカウント値Iとして格納される。印刷データバッファ
66には、文字や記号或いはバーコードの印刷用ドット
パターンデータが印刷データとして格納される。
【0023】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印刷制御のルーチンについて、図5〜図
11のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。キーボード3上の電源キーにより電源が投入され
るとこの制御が開始され、先ずRAM60の各メモリ6
1〜66をクリアするとともに、印刷機構PMを初期化
する初期設定処理が実行され、文書データを入力する為
の画面がディスプレイ22に表示される(S10)。
【0024】次に、アルファベット文字キーや記号キー
や数字キーなどの印刷可能キーが操作されたときには
(S11・S12:Yes )、操作された印刷可能キーのコー
ドデータを文書データとしてRAM60のテキストメモ
リ61に格納する文書データ入力処理が実行されるとと
もに、そのコードデータに対応するキャラクタをディス
プレイ22に表示する表示処理が実行され(S16)、S
11に戻る。例えば、文字列「JK123XYZ」が入力
されたときには、図12に示すように、これらの文字列
がテキストメモリ61に順次格納され、図17に示すよ
うに、これら文字列「JK123XYZ」がディスプレ
イ22に表示される。ここで、符号Kはカーソルであ
る。
【0025】次に、バーコードのデータを入力する為に
バーコードキーが操作されたときには(S11:Yes 、S
12:No、S13:Yes )、バーコードデータ入力処理制御
(図6参照)が実行される(S17)。この制御が開始さ
れると、先ずバーコードの入力画面がディスプレイ22
に表示されるとともに(S25)、バーコードバッファ6
3にバーコードの開始コードが格納され、その開始マー
クSMが表示される(S26)。例えば、図13に示すよ
うに、開始コードがバーコードバッファ63の3番目の
格納アドレスに格納され、図19に示すように、バーコ
ード入力画面の先頭表示位置に左三角形の開始マークS
Mが表示される。尚、バーコードバッファ63の先頭格
納アドレスには、規格名データとチェックデジットのデ
ータと有効桁数データとを含むバーコードパラメータデ
ータBCPDが格納され、また2番目の格納アドレスには、
チェックデジットの有無の情報データCDI が格納され
る。
【0026】次に、規格設定キーが操作さたときには
(S27・S28:Yes )、バーコード規格設定処理制御
(図7参照)が実行される(S31)。この制御が開始さ
れると、先ずバーコード規格設定画面がディスプレイ2
2に表示される(S45)。例えば、図20に示すよう
に、ディスプレイ22の直ぐ上側のフレーム上に、「規
格名」、「C/D(チェックデジット)」、「有効桁
数」の項目名が夫々明記されており、「規格名」に対応
して、デフォルトの設定データである「CODE39」
がブロックカーソルBKにより反転表示され、「C/
D」のデフォルトのデータである「有」が表示され、更
に「有効桁数」のデフォルトの設定データである「2」
が表示される。
【0027】そして、カーソル右移動キー又はカーソル
左移動キーが操作されたときには(S46・S47:Yes
)、次の項目又は前の項目の設定データにブロックカ
ーソルBK夫々が移動して表示され(S51)、S46に戻
る。また、カーソル上移動キー又はカーソル下移動キー
が操作されたときには(S46:Yes 、S47:No、S48:
Yes )、そのブロックカーソルBKが表示されている設
定データについて、次の設定データ又は前の設定データ
が表示され(S52)、S46に戻る。即ち、例えば、カー
ソル上移動キーが操作される毎に、ブロックカーソルB
Kが、設定データ「CODE39」に表示されていると
きには、「CODE39」→「EAN−13」→「CO
DE39」・・と順次表示され、また設定データ「有」
に表示されているときには、「有」→「無」→「有」・
・と順次表示され、更に設定データ「2」に表示されて
いるときには、「2」→「3」→「4」・・と順次表示
される。
【0028】一方、実行キーが操作されたときには(S
46:Yes 、S47・S48:No、S49:Yes )、これら3つ
の設定データがRAM60のバーコードパラメータメモ
リ64の所定格納領域に夫々格納されるとともに、これ
らのデータに基いて、バーコードバッファ63には、バ
ーコードパラメータデータBCPDとチェックデジット情報
データCDI とが格納され(S53)、この制御を終了し
て、バーコードデータ入力処理制御のS32にリターンす
る。例えば、設定データとして図20に示すように、
「CODE39」、「有」、「8」が表示されていると
きに、実行キーが操作されたときには、これら3つの設
定データがバーコードパラメータメモリ64に夫々格納
される。尚、規格名の設定データが「CODE39」の
ときには、バーコードバッファ63において、スタート
コード*(SAC)が開始コードに続けて格納される。
【0029】そして、バーコードデータ入力処理制御に
おいて、バーコード入力画面がディスプレイ22に表示
され(S32)、その後S27に戻る。例えば、規格名が
「CODE39」のときには、図19に示すように、開
始マークSMに続けてスタートマーク「*」がディスプ
レイ22に表示される。しかし、バーコード規格設定処
理制御において、取消キーが操作されたときには(S4
6:Yes 、S47〜S49:No、S50:Yes )、設定データ
を設定することなくこの制御を終了して、バーコードデ
ータ入力処理制御のS32を経てS27に戻る。
【0030】次に、バーコードデータ入力処理制御にお
いて、数字キーやアルファベット文字キーなどの有効文
字キーが操作されたときに(S27:Yes 、S28:No、S
29:Yes )、バーコードパラメータメモリ64の有効桁
数データとバーコードバッファ63内の文字数のデータ
とに基いて、入力桁数がオーバーしていないときには
(S33:No)、その有効文字データがバーコードバッフ
ァ63に格納され且つ表示され(S34)、S27に戻る。
例えば、文字列「ABC12」が入力されたときには、
図13に示すように、これら文字列「ABC12」のデ
ータがスタートコード* SACに続けてバーコードバッフ
ァ63に格納され、図19に示すように、ディスプレイ
22には、これら文字列「ABC12」がスタートマー
ク「*」に続けて表示される。ここで、入力桁数がオー
バーしているときには(S33:Yes)、警告用ブザー4
5が鳴動され(S40)、S27に戻る。
【0031】そして、実行キーが操作されたときに(S
27:Yes 、S28・S29:No、S30:Yes )、設定された
有効桁数に見合う桁数の文字列が入力されているときに
は(S35:Yes )、バーコードの終了コードがバーコー
ドバッファ63に格納され(S36)、そのバーコードバ
ッファ63内の全てのデータがテキストメモリ61に格
納され(S37)、文書入力画面が表示され(S38)、こ
の制御を終了して、テープ印刷制御のS11にリターンす
る。但し、S36において、チェックデジットが「有」に
設定されているときには、チェックデジットの値が演算
され、これらチェックデジットの値とストップコード*
(SOC)と終了コードとがバーコードバッファ63に夫々
格納される。
【0032】例えば、「CODE39」、「有」、
「8」が夫々設定されているときには、図13に示すよ
うに、これら文字列「ABC12」に加えて、チェック
デジット(C/D) の値「−(ハイフン)」とストップコー
ド*(SOC)と終了コードとがバーコードバッファ63に
格納され、図14に示すように、これらの全てのデータ
が、テキストメモリ61に格納され、図21に示すよう
に、ディスプレイ22には、開始マークSMと、終了コ
ードに対応する終了マークEMとが表示される。
【0033】しかし、実行キーが操作されたときに、有
効桁数に見合う桁数の文字列が入力されていないときに
は(S35:No)、警告用ブザー45が鳴動され(S4
0)、S27に戻る。更に、これら規格設定キー、有効文
字キー、実行キー以外のキーが操作されたときには(S
27:Yes 、S28〜S30:No)、操作されたキーに対応す
る処理が実行され(S39)、S27に戻る。
【0034】次に、テープ印刷制御において、ナンバリ
ング設定キーが操作されたときには(S11:Yes 、S12
・S13:No、S14:Yes )、ナンバリング対象文字列設
定処理制御(図8参照)が実行される(S18)。この制
御が開始されたときに、カーソルKが文字を指示してい
るときには(S55:No、S56:Yes )、その文字が反転
表示される(S57)。
【0035】次に、カーソル右移動キーが操作されたと
きには(S58・S59:Yes )、次の文字も同様に反転表
示され(S63)、S58に戻る。そして、実行キーが操作
されたときには(S58:Yes 、S59:No、S60:Yes
)、テキストメモリ61において、ナンバリング文字
列範囲の先頭を指示する先頭コードとその末尾を指示す
る末尾コードとが、これら反転表示された文字列の前後
に夫々挿入により格納され(S64)、その先頭コードに
対応する先頭マークと末尾コードに対応する末尾マーク
とがこれらナンバリング対象文字列の前後に挿入により
表示され(S65)、その反転表示が中止され(S66)、
この制御を終了して、前記S11にリターンする。
【0036】例えば、図12、図17に示すように、文
字列「JK123XYZ」が表示され、しかもカーソル
Kが数字「1」を指示しているときに、ナンバリング設
定キーが操作され、カーソルKが数字「3」まで移動さ
れたときに、実行キーが操作されたときには、数字列
「1〜3」が反転表示され、テキストメモリ61には、
図15に示すように、これらナンバリング対象文字列
「1〜3」の前後に先頭コードと末尾コードとが夫々挿
入して格納される一方、図18に示すように、これら設
定されたナンバリング対象文字列「1〜3」の前後に先
頭マークTMと末尾マークLMとが夫々挿入して表示さ
れる。
【0037】ところで、この制御が開始されたときに、
カーソルKがバーコードマークつまり開始マークSMと
終了マークEMの何れかのマークを指示しているときに
は(S55:Yes )、テキストメモリ61内のデータが検
索されて、バーコードの開始コードの直前に先頭コード
が挿入して格納されるとともに、その終了コードの直後
に末尾コードが挿入して格納され(S61)、ディスプレ
イ22において、開始マークSMの直前に先頭マークT
Mが挿入して表示されるとともに、終了マークEMの直
後に末尾マークLMが挿入して表示され(S62)、この
制御を終了して、前記S11にリターンする。
【0038】例えば、図13、図21に示すように、バ
ーコードの開始マークSMと終了マークEMとが表示さ
れ、しかもカーソルKが終了マークEMを指示している
ときに、ナンバリング設定キーが操作されたときには、
図16に示すように、先頭コードが開始コードの直前
に、また末尾コードが終了コードの直後に夫々格納され
る一方、図22に示すように、バーコードのマークの前
後に先頭マークTMと末尾マークLMとが夫々表示され
る。即ち、バーコードのデータをナンバリング処理する
場合には、このナンバリング設定キーにより、ナンバリ
ング対象文字列を一括して設定することができる。ここ
で、バーコードのデータのうち、文字列「ABC」は、
ナンバリングした各バーコードに共通して印刷される共
通文字列であり、また数字列「12」はカウントアップ
されるウンタブル文字列である。
【0039】一方、この制御が開始されたときに、カー
ソルKがバーコードマークや文字以外を指示していると
きには(S55・S56:No)、ナンバリング対象文字列を
設定できないことから、警告用ブザー45が鳴動され
(S67)、この制御を終了して、前記S11にリターンす
る。
【0040】次に、テープ印刷制御において、印刷キー
が操作されたときには(S11:Yes、S12〜S14:No、
S15:Yes )、印刷処理制御(図9参照)が実行される
(S19)。この制御が開始されたときに、テキストメモ
リ61に文書データが存在し(S70:Yes )、この文書
データ中にナンバリングの先頭コードや末尾コードが存
在しないとき、つまりナンバリング処理を実行しないと
きには(S71:No)、その文書データに基いて、印刷用
ドットイメージデータが作成されて印刷データバッファ
66に格納され(S73)、この印刷用ドットイメージデ
ータが印刷機構PMに出力される(S74)。そして、ナ
ンバリング処理を実行しないときには(S75:No)、印
刷機構PMにより文書データやバーコードを印刷テープ
19に印刷する印刷作動が終了するまで待機され(S8
0:No)、その印刷作動が終了したときには(S80:Yes
)、この制御を終了して、前記S11にリターンする。
ここで、この制御が開始されたときに、テキストメモリ
61に文書データが存在しないときには(S70:No)、
警告用ブザー45が鳴動され(S81)、同様にこの制御
を終了して、S11にリターンする。
【0041】ところで、テキストメモリ61の文書デー
タをナンバリング処理するときには(S70・S71:Yes
)、ナンバリング回数設定処理制御が実行される(S7
2)。即ち、この処理制御においては、ナンバリング処
理回数を設定する設定画面がディスプレイ22に表示さ
れるので、数字キーを操作して所望の回数が入力された
後、実行キーが操作されると、この設定された処理回数
のデータがRAM60の回数メモリ65にカウント値I
として格納される。次に、前記S73、S74が実行され
て、文書データの印刷用ドットイメージデータが作成さ
れ、印刷機構PMによりこの印刷用ドットイメージデー
タに基いて印刷テープ19に印刷処理される。
【0042】次に、ナンバリング処理するときには(S
75:Yes )、カウントアップ処理制御(図10参照)が
実行される(S76)。この制御が開始されたときに、こ
れら先頭コードと末尾コードとで設定されたナンバリン
グ文字列がバーコードのデータでなく、通常の文字のと
きには(S85)、ポインタ値TPに末尾コードのアドレ
ス(図15のTP0 参照)がセットされ(S86)、更にそ
のポインタ値TPが1つデクリメント(図15のTP1 参
照)される(S87)。即ち、このポインタTPでナンバ
リング対象文字列の末尾文字を指示している。
【0043】次に、そのポインタ値TPで指示するアド
レスのデータが読込まれ(S88)、そのデータが先頭コ
ードでなく(S89:No)、しかも数字コードでないとき
には(S90:No)、S87に戻る。そして、読込んだデー
タが数字コードのときに(S89:No、S90:Yes )、そ
の数字コードが数字「9」のコードでないときには(S
91:No)、その数字について、ASCII コードにおける数
字配列順序に基いてカウントアップして置換えられ(S
94)、この制御を終了して、印刷処理制御のS77にリタ
ーンする。
【0044】ところで、読込んだデータが数字コードの
ときに(S89:No、S90:Yes )、数字「9」のコード
のときには(S91:Yes )、数字「0」のコードに置換
えられ(S92)、その数字が数字列の最上位桁でないと
きには(S93:No)、S87以降が実行される。また、
「0」に置換えられた数字が数字列の最上位桁のときに
は(S93:Yes )、ポインタ値TPに数字列の最下位桁
のアドレスがセットされ(S95)、S88以降が実行され
る。つまり、数字列の各数字が全て「0」になったとき
には、S88〜S90、S91:No、S94により、数字列の最
下位桁の数字が「1」にカウントアップされ、このカウ
ントアップした数字列のデータが置換えられる。一方、
ナンバリング対象文字列がアルファベット文字だけの場
合には、S87〜S90が繰り返して実行され、読込んだデ
ータが先頭コードのときには(S89:Yes )、この制御
を終了して、前記S77にリターンする。
【0045】そして、その印刷処理制御において、ナン
バリング処理回数のカウント値Iが1つデクリメントさ
れ(S77)、このカウント値Iが「0」でないときには
(S78:No)、印刷機構PMによる印刷作動が終了する
まで待機され(S79:No)、その印刷作動が終了したと
きには(S79:Yes )、S73以降が実行される。そし
て、そのカウント値Iが「0」になり(S78:Yes )、
更に印刷作動が終了したときには(S80:Yes )、この
制御を終了して、前記S11にリターンする。例えば、テ
キストメモリ61に、図15に示す文字列が格納されて
いる場合に、ナンバリング対象文字列として数字列「1
23」が設定され、更にナンバリング処理回数として
「2」が設定されているときには、図23に示すよう
に、これら文字列「JK123XYZ」とカウンタブル
文字列をカウントアップした文字列「JK124XY
Z」とが印刷テープ19に順次ラベル印刷される。
【0046】ところで、前記印刷処理制御が開始された
ときに、テキストメモリ61に、図16に示す文字列つ
まりバーコードのデータが格納されている場合に、ナン
バリング対象文字列としてこのバーコードのデータが設
定され、更にナンバリング処理回数として「2」が設定
されているときには(S70・S71:Yes 、S72〜S74、
S75:Yes )、同様にカウントアップ処理制御が実行さ
れる(S76)。この制御が開始されたときに、ナンバリ
ング文字列がバーコードのデータのときには(S85)、
バーコードのナンバリング処理制御(図11参照)が実
行される(S96)。
【0047】この制御が開始されると、先ずポインタ値
TPに末尾コードのアドレス(図16のTP0 参照)がセ
ットされ(S100 )、更にそのポインタ値TPが1つデ
クリメント(図16のTP1 参照)される(S101 )。即
ち、このポインタTPでナンバリング対象文字列の末尾
文字コード(終了コード)を指示している。次に、その
ポインタ値TPで指示するアドレスのデータが読込まれ
(S102 )、そのデータが先頭コードでなく(S103 :
No)、しかも数字コードでないときには(S104 :N
o)、S101 に戻る。そして、読込んだデータが数字コ
ードのときに(S103 :No、S104 :Yes )、その数字
コードが数字「9」のコードでないときには(S105 :
No)、その数字について、ASCII コードにおける数字配
列順序に基いてカウントアップして置換えられ(S108
)、この制御及びカウントアップ処理制御を終了し
て、印刷処理制御のS77にリターンする。
【0048】ところで、読込んだデータが数字コードの
ときに(S103 :No、S104 :Yes)、数字「9」のコ
ードのときには(S105 :Yes )、数字「0」のコード
に置換えられ(S106 )、その数字が数字列の最上位桁
でないときには(S107 :No)、S101 以降が実行され
る。また、「0」に置換えられた数字が数字列の最上位
桁のときには(S107 :Yes )、ポインタ値TPに数字
列の最下位桁のアドレスがセットされ(S109 )、S10
2 以降が実行される。つまり、数字列の各数字が全て
「0」になったときには、S102 〜S104 、S105 :N
o、S108 により、数字列の最下位桁の数字が「1」に
カウントアップされる。一方、読込んだデータが先頭コ
ードのときに(S102 、S103 :Yes )、チェックデジ
ット情報データCDI に基いて、チェックデジットが存在
するときには(S110 :Yes )、そのバーコードのデー
タつまり共通文字列とカウンタブル文字列とに関するチ
ェックデジットの値が演算され、この新規のチェックデ
ジットのデータが更新して格納され(S111 )、この制
御及びカウントアップ処理制御を終了して、前記S77に
リターンする。
【0049】ここで、S111 におけるチェックデジット
の値の演算は、バーコードのコード体系により異なるの
で、モジュラス43に基づく「CODE-39 」の演算につい
て簡単に説明するものとする。
【0050】1) 全てのデータキャラクタの各々をチ
ェックデジット換算表により数値に換算し、これら全て
の数値を合計する。
【0051】2) 1)で求められた数値の合計を「4
3」で除算し、その余りを求める。但し、その数値の合
計が「43」以下の場合には、その数値を余りとする。
【0052】3) 2)で求められた数値をチェックデ
ジット換算表により元のキャラクタへ換算したチェック
デジットの値を求める。
【0053】例えば、前記「ABC12」のチェックデ
ジットの値は、「−(ハイフン)」になる。
【0054】そして、その印刷処理制御において、前述
したように、S77以降が実行され、ナンバリング処理回
数のカウント値Iが「0」になり(S78:Yes )、更に
印刷作動が終了したときには(S80:Yes )、この制御
を終了して、前記S11にリターンする。例えば、テキス
トメモリ61に、図16に示す文字列つまりバーコード
のデータが格納されている場合に、ナンバリング対象文
字列としてバーコードのデータが設定され、更にナンバ
リング処理回数として「2」が設定されているときに
は、図24に示すように、これらバーコードのデータを
「*ABC12−」とするバーコードと、バーコードの
データのうちカウンタブル文字列「12」をカウントア
ップした「*ABC13.」のバーコードとが印刷テー
プ19に順次ラベル印刷される。
【0055】ところで、テープ印刷制御において、印刷
可能キー、バーコードキー、ナンバリング設定キー及び
印刷キー以外のキーが操作されたときには(S11:Yes
、S12〜S15:No)、その操作されたキーに対応する
処理が実行され(S20)、S11に戻る。
【0056】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施の形態中の構成との対応関係について説明
すると、印刷データ作成手段に相当するものは、印刷処
理制御の特にS73であり、カウントアップ手段に相当す
るものは、カウントアップ処理制御であり、ナンバリン
グ対象文字列設定手段に相当するものは、ナンバリング
対象文字列設定処理制御である。
【0057】尚、カウンタブル文字列は、数字だけでな
くアルファベット文字などを含めるようにし、例えばAS
CII コード体系に基づく配列順序でカウントアップしな
がらナンバリング処理することも可能である。尚、本発
明の技術的思想の範囲内において、前記実施の形態の制
御に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種
々の変更を加えることもあり得る。尚、キーボードやデ
ィスプレイや印刷装置を備え、バーコード印刷機能やナ
ンバリング機能により文書やバーコードをテープ状の印
字媒体に印刷可能な種々のテープ印刷装置に本発明を適
用し得ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】請求項1に係るテープ印刷装置によれ
ば、印刷データ作成手段と、カウントアップ手段とを設
け、共通文字列とカウンタブル文字列とを含むバーコー
ドのデータを入力するだけで、そのバーコードが印刷さ
れる上、カウンタブル文字列について順次カウントアッ
プしたカウンタブル文字列が記憶されるとともに、その
カウントアップしたバーコードが印刷され、以下同様に
してカウンタブル文字列のカウントアップとバーコード
印刷が繰り返され、ナンバリング処理した複数のバーコ
ードをテープに簡単にラベル印刷することができる。
【0059】請求項2に係るテープ印刷装置によれば、
更に、前記入力手段から所定のナンバリング設定指令を
受けて、共通文字列とカウンタブル文字列とを含むバー
コードのデータの開始と終了とを指示する為のデータを
データ記憶手段に書込むナンバリング対象文字列設定手
段を備えたので、バーコードのデータの開始と終了とを
夫々個別に設定する必要がなく、バーコードのデータを
ナンバリング文字列として設定する設定処理を簡単化す
ることができる。
【0060】請求項3に係るテープ印刷装置によれば、
前記カウントアップ手段は、バーコードのデータにチェ
ックデジットのデータがあるときには、共通文字列とカ
ウンタブル文字列とに関するチェックデジットのデータ
を演算し、その演算したチェックデジットのデータをカ
ウントアップしたバーコードのデータとともにデータ記
憶手段に記憶させるようにしたので、チェックデジット
のデータを有するバーコードの規格であってもバーコー
ドのデータのナンバリング処理が可能となり、チェック
デジットの有無に制限されることなくバーコードのデー
タをナンバリング処理できることから、バーコードの汎
用性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】テープ印刷装置の斜視図である。
【図3】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】テープ印刷制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図6】バーコードデータ入力処理制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図7】バーコード規格設定処理制御のルーチンの概略
フローチャートである。
【図8】ナンバリング対象文字列設定処理制御のルーチ
ンのフローチャートである。
【図9】印刷処理制御のルーチンの概略フローチャート
である。
【図10】カウントアップ処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図11】バーコードのナンバリング処理制御のルーチ
ンの概略フローチャートである。
【図12】文字列が格納されたテキストメモリ内のデー
タ構成を説明する説明図である。
【図13】バーコードバッファ内のデータ構成を説明す
る説明図である。
【図14】バーコードのデータが格納された図12相当
図である。
【図15】ナンバリング処理に供するデータが格納され
た図12相当図である。
【図16】バーコードのデータ及びナンバリング処理に
供するデータが格納された図12相当図である。
【図17】入力した文字列の表示例を示す図である。
【図18】ナンバリング処理の為のマークを表示した図
17相当図である。
【図19】入力したバーコードのデータの表示例を示す
図である。
【図20】バーコード規格設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図21】バーコードマークの表示例を示す図である。
【図22】ナンバリング処理の為のマークを表示した図
21相当図である。
【図23】ナンバリングした文字列の印刷例を示す図で
ある。
【図24】カウンタブル文字列をナンバリングしたバー
コードの印刷例を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 13 サーマルヘッド 19 印刷テープ 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ C 制御装置 PM 印刷機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月20日(2001.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】テープ印刷装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印刷装置に
関し、特に入力したバーコードの有効文字列のうち数
字からなるカウンタブル文字列について、順次カウント
アップしたカウンタブル文字列の処理を施しながら印刷
するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、特開平5─177
898号公報に記載のように、キーボードやディスプレ
イや印刷機構を備え、この印刷機構によりテープカセッ
トに収納された印刷媒体としてのテープ(例えば、12
mm、18mmのテープ幅)に文字や記号を印刷できる上、
これら文字や記号に加えてバーコードを混在させて印刷
できるテープ印刷装置を提案した。このテープ印刷装置
は、ファイル名などをラベルとして印刷し、ファイルの
背表紙に貼着するテープを作成するのに好適のものであ
る。
【0003】ところで、最近、本願出願人は、特開平5
─185695号公報(特願平4─19494号)に記
載のように、入力した数字列からなるナンバリング文字
列について、順次カウントアップするナンバリング処理
を施しながら、印刷媒体としてのテープに印刷するよう
にしたテープ印刷装置を提案した。尚、この公報におい
ては、アルファベット文字についてもその配列順序でカ
ウントアップしてナンバリング処理し得るように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、例
えば、OA機器の普及に伴ってMT(磁気テープ)やフ
ロッピーディスクなどの多数の磁気媒体、或いは図書館
における大量の図書をコンピュータを用いて管理するこ
とが要求されている現在、これら磁気媒体や図書に、分
野毎に分類した分類コードやその分類における一連の通
し番号コードを有するバーコードを作成して貼付し、そ
のバーコードをバーコードリーダーで読取ることで、そ
の管理を簡単化する傾向になってきている。
【0005】前述したように、特開平5─177898
号公報に記載のテープ印刷装置においては、入力した数
字や文字からなる有効文字に基づいたバーコードが印刷
可能であり、また特開平5─185695号公報に記載
のテープ印刷装置においては、数字列からなるナンバリ
ング文字列についてナンバリング処理して印刷可能に構
成されているが、ナンバリング印刷機能をバーコード印
刷機能に適用し得るようには構成されておらず、分類を
示す共通文字列とその分類における通し番号の為の数字
列とからなる有効文字列について、その数字列を順次カ
ウントアップししながら、これら共通文字列と数字列と
からなる有効文字列の入力を繰り返して、複数枚のバー
コードをラベルとして印刷することになり、バーコード
のナンバリング処理を手動で行なうことから、そのナン
バリング印刷操作が複雑化するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、バーコードのカウンタブ
ル文字列について順次カウントアップしたものの処理を
できるようにし、バーコードの汎用性を高めることがで
きるようなテープ印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るテープ印
刷装置は、図1の機能ブロック図に実線で示すように、
文字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、
この入力手段から入力される文字や記号及びバーコード
のデータを記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
手段のデータを受けて表示するディスプレイを有する表
示手段と、複数のドット状の印字素子からなる印字ヘッ
ドを有する印刷手段とを備えたテープ印刷装置におい
て、データ記憶手段からデータを受けて、印刷用ドット
イメージデータを作成し、印刷手段に供給する印刷デー
タ作成手段と、印刷手段で印刷される毎に、データ記憶
手段から受けたデータに基いて、共通文字列とカウンタ
ブル文字列とを含むバーコードのデータのうちカウンタ
ブル文字列についてカウントアップしたカウンタブル文
字列のデータをデータ記憶手段に更新して格納するカウ
ントアップ手段とを備えたものである。
【0008】ここで、更に、図1の機能ブロック図に1
点鎖線で示すように、前記入力手段から所定のナンバリ
ング設定指令を受けて、共通文字列とカウンタブル文字
列とを含むバーコードのデータの開始と終了とを指示す
る為のデータを前記データ記憶手段に書込むナンバリン
グ対象文字列設定手段を備えた構成(請求項2)、前記
カウントアップ手段は、バーコードのデータにチェック
デジットのデータがあるときには、共通文字列とカウン
タブル文字列とに関するチェックデジットのデータを演
算し、その演算したチェックデジットのデータをカウン
トアップしたバーコードのデータとともにデータ記憶手
段に記憶させるようにした構成(請求項3)、等の種々
の態様に構成することができる。
【0009】請求項1に係るテープ印刷装置において
は、印刷データ作成手段は、データ記憶手段からデータ
を受けて、印刷用ドットイメージデータを作成し、印刷
手段に供給するので、印刷手段は印字ヘッドにより文字
や記号及びバーコードをテープに印刷する。ところで、
カウントアップ手段は、印刷手段で印刷される毎に、デ
ータ記憶手段から受けたデータに基いて、共通文字列と
カウンタブル文字列とを含むバーコードのデータのうち
カウンタブル文字列についてカウントアップしたカウン
タブル文字列のデータをデータ記憶手段に更新して格納
するので、これら印刷データ作成手段と印刷手段とカウ
ントアップ手段による処理の繰り返しにより、カウンタ
ブル文字列を順次カウントアップしたバーコードをテー
プに順次ラベル印刷することができる。
【0010】このように、共通文字列とカウンタブル文
字列とを含むバーコードの最初のデータを入力するだけ
で、そのバーコードが印刷される上、カウンタブル文字
列について順次カウントアップしたカウンタブル文字列
が記憶されるとともに、そのカウントアップしたバーコ
ードが印刷され、以下同様にしてカウントアップしたカ
ウンタブル文字列の処理とバーコード印刷が繰り返さ
れ、ナンバリング処理した複数のバーコードをテープに
簡単にラベル印刷することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施の形態は、アルファベ
ット文字や記号などの多数のキャラクタやバーコードを
印刷テープに印刷可能なテープ印刷装置に本発明を適用
した場合のものである。図2に示すように、テープ印刷
装置1の本体フレーム2の前部にはキーボード3が配設
され、キーボード3の後方で本体フレーム2内には印刷
機構PMが配設され、またキーボード3の直ぐ後側に
は、文字や記号を1行分表示可能な液晶ディスプレイ2
2が設けられている。ここで、符号4は、印刷機構PM
に装着するテープカセットCSを着脱するときに、カバ
ーフレーム6を開放する為のリリースボタンであり、符
号5は、印刷テープ19を手動で切断する為の切断用操
作ボタンである。
【0012】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力する為の文字キー、スペースキー、リター
ンキー、カーソルKを上下左右方向に移動させる為のカ
ーソル移動キー、印刷する文字のサイズを設定するサイ
ズ設定キー、バーコードのデータを入力する為のバーコ
ードキー、ナンバリング処理の対象となる文字列を設定
するナンバリング設定キー、ナンバリングの規格を設定
する規格設定キー、各種の処理実行を指示する実行キ
ー、設定した設定内容を取消す取消キー、印刷を指令す
る印刷キー、電源をON・OFFする為の電源キーなど
が設けられている。
【0013】次に、印刷機構PMについて、図3に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0014】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド(印字ヘッ
ドに相当する)15が立設され、これらラミネートフィ
ルムテープ7と印字リボン9とをサーマルヘッド15に
押圧するプラテンローラ16と、ラミネートフィルムテ
ープ7と両面テープ12とを接合ローラ14に押圧して
印刷テープ19を作成する送りローラ17とは、本体フ
レーム2に回動自在に枢着された支持体18に回転可能
に枢支されている。このサーマルヘッド15には、12
8個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設さ
れている。
【0015】従って、テープ送りモータ47(図4参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字やバーコードが印字され、しかもラ
ミネートフィルムテープ7は両面テープ12を接合した
状態で印刷テープ19としてテープ送り方向Aにテープ
送りされ、図2・図3に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細について
は、特開平2─106555号公報を参照。
【0016】次に、この印刷テープ19を切断する手動
式の切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、本体フレーム2の直ぐ内側には板状の補助フレー
ム31が立設され、この補助フレーム31に固定刃32
が上向きに固着されている。補助フレーム31に固着さ
れた枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー34
の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー3
4の枢支軸33より前側に対応する部位において、可動
刃35が前記固定刃32と対向して取付けられている。
また、操作レバー34の後端部は、切断用操作ボタン5
の下側に位置し、操作レバー34は常には、可動刃35
が固定刃32から離間する方向に図示外のバネ部材で弾
性付勢されている。
【0017】印刷テープ19に文書やバーコードの印刷
後においては、印刷テープ19はテープカセットCSか
ら固定刃32と可動刃35との間を通って本体フレーム
2外に延びているので、その切断用操作ボタン5を下方
に押圧操作すると、操作レバー34を介して、可動刃3
5が固定刃32に接近して、これら両刃32・35で印
刷テープ19が切断される。
【0018】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9m
m、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
おり、これらテープカセットCSの底壁部には、これら
5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、3つの突出
爪を組合せた突出片20が設けられている。そして、本
体フレーム2には、この突出片20の突出爪の組合せか
らテープ幅を検知するカセットセンサ42(図4参照)
が取付けられている。
【0019】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットセンサ42と、液晶ディスプレイ(LCD)2
2に表示データを出力する為のビデオRAM24を有す
るディスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告
用ブザー45の為の駆動回路46と、サーマルヘッド1
5を駆動する為の駆動回路48と、テープ送りモータ4
7を駆動する為の駆動回路49とが夫々接続されてい
る。制御装置Cは、CPU52と、このCPU52にデ
ータバスなどのバス51を介して接続された入出力イン
ターフェース50、CGROM53、ROM54・55
及びRAM60とから構成されている。
【0020】CGROM53には、多数のキャラクタの
各々に関して、表示の為のドットパターンデータがコー
ドデータに対応させて格納されている。ROM(ドット
パターンデータメモリ)54には、アルファベット文字
や記号などのキャラクタを印刷する為に多数のキャラク
タの各々に関して、印刷用ドットパターンデータが、書
体(ゴシック系書体、明朝系書体など)毎に分類され、
各書体毎に7種類(16、24、32、48、64、9
6、128のドットサイズ)の印刷文字サイズ分、コー
ドデータに対応させて格納されている。
【0021】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、印刷データバッファ66のデ
ータを順次読出してサーマルヘッド15やテープ送りモ
ータ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、本願特有
の後述のテープ印刷制御の制御プログラムなどが格納さ
れている。尚、前記テープ印刷制御には、テキストメモ
リ61に格納された有効文字列からなるデータキャラク
タのデータに基いて、バーコードのモジュールデータに
変換するバーコードデータ変換処理制御のサブルーチン
が格納されている。そのバーコードデータ変換処理制御
においては、EAN−13(Europe Article Number-1
3) 、CODE−39などのバーコードの規格に基いて
バーコードのモジュールデータに変換処理される。
【0022】RAM60のテキストメモリ61には、キ
ーボード3から入力された文書データやバーコードのデ
ータが格納される。ポインタバッファ62には、テキス
トメモリ61のアドレスを指示するポインタ値TPが格
納される。バーコードバッファ63には、バーコードの
為の文字や数字からなる有効文字列のデータが格納され
る。バーコードパラメータメモリ64には、バーコード
について設定された規格名のデータとチェックデジット
の有無のデータと有効桁数のデータとが格納される。回
数メモリ65には、ナンバリング処理する回数のデータ
がカウント値Iとして格納される。印刷データバッファ
66には、文字や記号或いはバーコードの印刷用ドット
パターンデータが印刷データとして格納される。
【0023】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印刷制御のルーチンについて、図5〜図
11のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。キーボード3上の電源キーにより電源が投入され
るとこの制御が開始され、先ずRAM60の各メモリ6
1〜66をクリアするとともに、印刷機構PMを初期化
する初期設定処理が実行され、文書データを入力する為
の画面がディスプレイ22に表示される(S10)。
【0024】次に、アルファベット文字キーや記号キー
や数字キーなどの印刷可能キーが操作されたときには
(S11・S12:Yes )、操作された印刷可能キーのコー
ドデータを文書データとしてRAM60のテキストメモ
リ61に格納する文書データ入力処理が実行されるとと
もに、そのコードデータに対応するキャラクタをディス
プレイ22に表示する表示処理が実行され(S16)、S
11に戻る。例えば、文字列「JK123XYZ」が入力
されたときには、図12に示すように、これらの文字列
がテキストメモリ61に順次格納され、図17に示すよ
うに、これら文字列「JK123XYZ」がディスプレ
イ22に表示される。ここで、符号Kはカーソルであ
る。
【0025】次に、バーコードのデータを入力する為に
バーコードキーが操作されたときには(S11:Yes 、S
12:No、S13:Yes )、バーコードデータ入力処理制御
(図6参照)が実行される(S17)。この制御が開始さ
れると、先ずバーコードの入力画面がディスプレイ22
に表示されるとともに(S25)、バーコードバッファ6
3にバーコードの開始コードが格納され、その開始マー
クSMが表示される(S26)。例えば、図13に示すよ
うに、開始コードがバーコードバッファ63の3番目の
格納アドレスに格納され、図19に示すように、バーコ
ード入力画面の先頭表示位置に左三角形の開始マークS
Mが表示される。尚、バーコードバッファ63の先頭格
納アドレスには、規格名データとチェックデジットのデ
ータと有効桁数データとを含むバーコードパラメータデ
ータBCPDが格納され、また2番目の格納アドレスには、
チェックデジットの有無の情報データCDI が格納され
る。
【0026】次に、規格設定キーが操作さたときには
(S27・S28:Yes )、バーコード規格設定処理制御
(図7参照)が実行される(S31)。この制御が開始さ
れると、先ずバーコード規格設定画面がディスプレイ2
2に表示される(S45)。例えば、図20に示すよう
に、ディスプレイ22の直ぐ上側のフレーム上に、「規
格名」、「C/D(チェックデジット)」、「有効桁
数」の項目名が夫々明記されており、「規格名」に対応
して、デフォルトの設定データである「CODE39」
がブロックカーソルBKにより反転表示され、「C/
D」のデフォルトのデータである「有」が表示され、更
に「有効桁数」のデフォルトの設定データである「2」
が表示される。
【0027】そして、カーソル右移動キー又はカーソル
左移動キーが操作されたときには(S46・S47:Yes
)、次の項目又は前の項目の設定データにブロックカ
ーソルBK夫々が移動して表示され(S51)、S46に戻
る。また、カーソル上移動キー又はカーソル下移動キー
が操作されたときには(S46:Yes 、S47:No、S48:
Yes )、そのブロックカーソルBKが表示されている設
定データについて、次の設定データ又は前の設定データ
が表示され(S52)、S46に戻る。即ち、例えば、カー
ソル上移動キーが操作される毎に、ブロックカーソルB
Kが、設定データ「CODE39」に表示されていると
きには、「CODE39」→「EAN−13」→「CO
DE39」・・と順次表示され、また設定データ「有」
に表示されているときには、「有」→「無」→「有」・
・と順次表示され、更に設定データ「2」に表示されて
いるときには、「2」→「3」→「4」・・と順次表示
される。
【0028】一方、実行キーが操作されたときには(S
46:Yes 、S47・S48:No、S49:Yes )、これら3つ
の設定データがRAM60のバーコードパラメータメモ
リ64の所定格納領域に夫々格納されるとともに、これ
らのデータに基いて、バーコードバッファ63には、バ
ーコードパラメータデータBCPDとチェックデジット情報
データCDI とが格納され(S53)、この制御を終了し
て、バーコードデータ入力処理制御のS32にリターンす
る。例えば、設定データとして図20に示すように、
「CODE39」、「有」、「8」が表示されていると
きに、実行キーが操作されたときには、これら3つの設
定データがバーコードパラメータメモリ64に夫々格納
される。尚、規格名の設定データが「CODE39」の
ときには、バーコードバッファ63において、スタート
コード*(SAC)が開始コードに続けて格納される。
【0029】そして、バーコードデータ入力処理制御に
おいて、バーコード入力画面がディスプレイ22に表示
され(S32)、その後S27に戻る。例えば、規格名が
「CODE39」のときには、図19に示すように、開
始マークSMに続けてスタートマーク「*」がディスプ
レイ22に表示される。しかし、バーコード規格設定処
理制御において、取消キーが操作されたときには(S4
6:Yes 、S47〜S49:No、S50:Yes )、設定データ
を設定することなくこの制御を終了して、バーコードデ
ータ入力処理制御のS32を経てS27に戻る。
【0030】次に、バーコードデータ入力処理制御にお
いて、数字キーやアルファベット文字キーなどの有効文
字キーが操作されたときに(S27:Yes 、S28:No、S
29:Yes )、バーコードパラメータメモリ64の有効桁
数データとバーコードバッファ63内の文字数のデータ
とに基いて、入力桁数がオーバーしていないときには
(S33:No)、その有効文字データがバーコードバッフ
ァ63に格納され且つ表示され(S34)、S27に戻る。
例えば、文字列「ABC12」が入力されたときには、
図13に示すように、これら文字列「ABC12」のデ
ータがスタートコード* SACに続けてバーコードバッフ
ァ63に格納され、図19に示すように、ディスプレイ
22には、これら文字列「ABC12」がスタートマー
ク「*」に続けて表示される。ここで、入力桁数がオー
バーしているときには(S33:Yes)、警告用ブザー4
5が鳴動され(S40)、S27に戻る。
【0031】そして、実行キーが操作されたときに(S
27:Yes 、S28・S29:No、S30:Yes )、設定された
有効桁数に見合う桁数の文字列が入力されているときに
は(S35:Yes )、バーコードの終了コードがバーコー
ドバッファ63に格納され(S36)、そのバーコードバ
ッファ63内の全てのデータがテキストメモリ61に格
納され(S37)、文書入力画面が表示され(S38)、こ
の制御を終了して、テープ印刷制御のS11にリターンす
る。但し、S36において、チェックデジットが「有」に
設定されているときには、チェックデジットの値が演算
され、これらチェックデジットの値とストップコード*
(SOC)と終了コードとがバーコードバッファ63に夫々
格納される。
【0032】例えば、「CODE39」、「有」、
「8」が夫々設定されているときには、図13に示すよ
うに、これら文字列「ABC12」に加えて、チェック
デジット(C/D) の値「−(ハイフン)」とストップコー
ド*(SOC)と終了コードとがバーコードバッファ63に
格納され、図14に示すように、これらの全てのデータ
が、テキストメモリ61に格納され、図21に示すよう
に、ディスプレイ22には、開始マークSMと、終了コ
ードに対応する終了マークEMとが表示される。
【0033】しかし、実行キーが操作されたときに、有
効桁数に見合う桁数の文字列が入力されていないときに
は(S35:No)、警告用ブザー45が鳴動され(S4
0)、S27に戻る。更に、これら規格設定キー、有効文
字キー、実行キー以外のキーが操作されたときには(S
27:Yes 、S28〜S30:No)、操作されたキーに対応す
る処理が実行され(S39)、S27に戻る。
【0034】次に、テープ印刷制御において、ナンバリ
ング設定キーが操作されたときには(S11:Yes 、S12
・S13:No、S14:Yes )、ナンバリング対象文字列設
定処理制御(図8参照)が実行される(S18)。この制
御が開始されたときに、カーソルKが文字を指示してい
るときには(S55:No、S56:Yes )、その文字が反転
表示される(S57)。
【0035】次に、カーソル右移動キーが操作されたと
きには(S58・S59:Yes )、次の文字も同様に反転表
示され(S63)、S58に戻る。そして、実行キーが操作
されたときには(S58:Yes 、S59:No、S60:Yes
)、テキストメモリ61において、ナンバリング文字
列範囲の先頭を指示する先頭コードとその末尾を指示す
る末尾コードとが、これら反転表示された文字列の前後
に夫々挿入により格納され(S64)、その先頭コードに
対応する先頭マークと末尾コードに対応する末尾マーク
とがこれらナンバリング対象文字列の前後に挿入により
表示され(S65)、その反転表示が中止され(S66)、
この制御を終了して、前記S11にリターンする。
【0036】例えば、図12、図17に示すように、文
字列「JK123XYZ」が表示され、しかもカーソル
Kが数字「1」を指示しているときに、ナンバリング設
定キーが操作され、カーソルKが数字「3」まで移動さ
れたときに、実行キーが操作されたときには、数字列
「1〜3」が反転表示され、テキストメモリ61には、
図15に示すように、これらナンバリング対象文字列
「1〜3」の前後に先頭コードと末尾コードとが夫々挿
入して格納される一方、図18に示すように、これら設
定されたナンバリング対象文字列「1〜3」の前後に先
頭マークTMと末尾マークLMとが夫々挿入して表示さ
れる。
【0037】ところで、この制御が開始されたときに、
カーソルKがバーコードマークつまり開始マークSMと
終了マークEMの何れかのマークを指示しているときに
は(S55:Yes )、テキストメモリ61内のデータが検
索されて、バーコードの開始コードの直前に先頭コード
が挿入して格納されるとともに、その終了コードの直後
に末尾コードが挿入して格納され(S61)、ディスプレ
イ22において、開始マークSMの直前に先頭マークT
Mが挿入して表示されるとともに、終了マークEMの直
後に末尾マークLMが挿入して表示され(S62)、この
制御を終了して、前記S11にリターンする。
【0038】例えば、図13、図21に示すように、バ
ーコードの開始マークSMと終了マークEMとが表示さ
れ、しかもカーソルKが終了マークEMを指示している
ときに、ナンバリング設定キーが操作されたときには、
図16に示すように、先頭コードが開始コードの直前
に、また末尾コードが終了コードの直後に夫々格納され
る一方、図22に示すように、バーコードのマークの前
後に先頭マークTMと末尾マークLMとが夫々表示され
る。即ち、バーコードのデータをナンバリング処理する
場合には、このナンバリング設定キーにより、ナンバリ
ング対象文字列を一括して設定することができる。ここ
で、バーコードのデータのうち、文字列「ABC」は、
ナンバリングした各バーコードに共通して印刷される共
通文字列であり、また数字列「12」はカウントアップ
されるウンタブル文字列である。
【0039】一方、この制御が開始されたときに、カー
ソルKがバーコードマークや文字以外を指示していると
きには(S55・S56:No)、ナンバリング対象文字列を
設定できないことから、警告用ブザー45が鳴動され
(S67)、この制御を終了して、前記S11にリターンす
る。
【0040】次に、テープ印刷制御において、印刷キー
が操作されたときには(S11:Yes、S12〜S14:No、
S15:Yes )、印刷処理制御(図9参照)が実行される
(S19)。この制御が開始されたときに、テキストメモ
リ61に文書データが存在し(S70:Yes )、この文書
データ中にナンバリングの先頭コードや末尾コードが存
在しないとき、つまりナンバリング処理を実行しないと
きには(S71:No)、その文書データに基いて、印刷用
ドットイメージデータが作成されて印刷データバッファ
66に格納され(S73)、この印刷用ドットイメージデ
ータが印刷機構PMに出力される(S74)。そして、ナ
ンバリング処理を実行しないときには(S75:No)、印
刷機構PMにより文書データやバーコードを印刷テープ
19に印刷する印刷作動が終了するまで待機され(S8
0:No)、その印刷作動が終了したときには(S80:Yes
)、この制御を終了して、前記S11にリターンする。
ここで、この制御が開始されたときに、テキストメモリ
61に文書データが存在しないときには(S70:No)、
警告用ブザー45が鳴動され(S81)、同様にこの制御
を終了して、S11にリターンする。
【0041】ところで、テキストメモリ61の文書デー
タをナンバリング処理するときには(S70・S71:Yes
)、ナンバリング回数設定処理制御が実行される(S7
2)。即ち、この処理制御においては、ナンバリング処
理回数を設定する設定画面がディスプレイ22に表示さ
れるので、数字キーを操作して所望の回数が入力された
後、実行キーが操作されると、この設定された処理回数
のデータがRAM60の回数メモリ65にカウント値I
として格納される。次に、前記S73、S74が実行され
て、文書データの印刷用ドットイメージデータが作成さ
れ、印刷機構PMによりこの印刷用ドットイメージデー
タに基いて印刷テープ19に印刷処理される。
【0042】次に、ナンバリング処理するときには(S
75:Yes )、カウントアップ処理制御(図10参照)が
実行される(S76)。この制御が開始されたときに、こ
れら先頭コードと末尾コードとで設定されたナンバリン
グ文字列がバーコードのデータでなく、通常の文字のと
きには(S85)、ポインタ値TPに末尾コードのアドレ
ス(図15のTP0 参照)がセットされ(S86)、更にそ
のポインタ値TPが1つデクリメント(図15のTP1 参
照)される(S87)。即ち、このポインタTPでナンバ
リング対象文字列の末尾文字を指示している。
【0043】次に、そのポインタ値TPで指示するアド
レスのデータが読込まれ(S88)、そのデータが先頭コ
ードでなく(S89:No)、しかも数字コードでないとき
には(S90:No)、S87に戻る。そして、読込んだデー
タが数字コードのときに(S89:No、S90:Yes )、そ
の数字コードが数字「9」のコードでないときには(S
91:No)、その数字について、ASCII コードにおける数
字配列順序に基いてカウントアップして置換えられ(S
94)、この制御を終了して、印刷処理制御のS77にリタ
ーンする。
【0044】ところで、読込んだデータが数字コードの
ときに(S89:No、S90:Yes )、数字「9」のコード
のときには(S91:Yes )、数字「0」のコードに置換
えられ(S92)、その数字が数字列の最上位桁でないと
きには(S93:No)、S87以降が実行される。また、
「0」に置換えられた数字が数字列の最上位桁のときに
は(S93:Yes )、ポインタ値TPに数字列の最下位桁
のアドレスがセットされ(S95)、S88以降が実行され
る。つまり、数字列の各数字が全て「0」になったとき
には、S88〜S90、S91:No、S94により、数字列の最
下位桁の数字が「1」にカウントアップされ、このカウ
ントアップした数字列のデータが置換えられる。一方、
ナンバリング対象文字列がアルファベット文字だけの場
合には、S87〜S90が繰り返して実行され、読込んだデ
ータが先頭コードのときには(S89:Yes )、この制御
を終了して、前記S77にリターンする。
【0045】そして、その印刷処理制御において、ナン
バリング処理回数のカウント値Iが1つデクリメントさ
れ(S77)、このカウント値Iが「0」でないときには
(S78:No)、印刷機構PMによる印刷作動が終了する
まで待機され(S79:No)、その印刷作動が終了したと
きには(S79:Yes )、S73以降が実行される。そし
て、そのカウント値Iが「0」になり(S78:Yes )、
更に印刷作動が終了したときには(S80:Yes )、この
制御を終了して、前記S11にリターンする。例えば、テ
キストメモリ61に、図15に示す文字列が格納されて
いる場合に、ナンバリング対象文字列として数字列「1
23」が設定され、更にナンバリング処理回数として
「2」が設定されているときには、図23に示すよう
に、これら文字列「JK123XYZ」とカウンタブル
文字列をカウントアップした文字列「JK124XY
Z」とが印刷テープ19に順次ラベル印刷される。
【0046】ところで、前記印刷処理制御が開始された
ときに、テキストメモリ61に、図16に示す文字列つ
まりバーコードのデータが格納されている場合に、ナン
バリング対象文字列としてこのバーコードのデータが設
定され、更にナンバリング処理回数として「2」が設定
されているときには(S70・S71:Yes 、S72〜S74、
S75:Yes )、同様にカウントアップ処理制御が実行さ
れる(S76)。この制御が開始されたときに、ナンバリ
ング文字列がバーコードのデータのときには(S85)、
バーコードのナンバリング処理制御(図11参照)が実
行される(S96)。
【0047】この制御が開始されると、先ずポインタ値
TPに末尾コードのアドレス(図16のTP0 参照)がセ
ットされ(S100 )、更にそのポインタ値TPが1つデ
クリメント(図16のTP1 参照)される(S101 )。即
ち、このポインタTPでナンバリング対象文字列の末尾
文字コード(終了コード)を指示している。次に、その
ポインタ値TPで指示するアドレスのデータが読込まれ
(S102 )、そのデータが先頭コードでなく(S103 :
No)、しかも数字コードでないときには(S104 :N
o)、S101 に戻る。そして、読込んだデータが数字コ
ードのときに(S103 :No、S104 :Yes )、その数字
コードが数字「9」のコードでないときには(S105 :
No)、その数字について、ASCII コードにおける数字配
列順序に基いてカウントアップして置換えられ(S108
)、この制御及びカウントアップ処理制御を終了し
て、印刷処理制御のS77にリターンする。
【0048】ところで、読込んだデータが数字コードの
ときに(S103 :No、S104 :Yes)、数字「9」のコ
ードのときには(S105 :Yes )、数字「0」のコード
に置換えられ(S106 )、その数字が数字列の最上位桁
でないときには(S107 :No)、S101 以降が実行され
る。また、「0」に置換えられた数字が数字列の最上位
桁のときには(S107 :Yes )、ポインタ値TPに数字
列の最下位桁のアドレスがセットされ(S109 )、S10
2 以降が実行される。つまり、数字列の各数字が全て
「0」になったときには、S102 〜S104 、S105 :N
o、S108 により、数字列の最下位桁の数字が「1」に
カウントアップされる。一方、読込んだデータが先頭コ
ードのときに(S102 、S103 :Yes )、チェックデジ
ット情報データCDI に基いて、チェックデジットが存在
するときには(S110 :Yes )、そのバーコードのデー
タつまり共通文字列とカウンタブル文字列とに関するチ
ェックデジットの値が演算され、この新規のチェックデ
ジットのデータが更新して格納され(S111 )、この制
御及びカウントアップ処理制御を終了して、前記S77に
リターンする。
【0049】ここで、S111 におけるチェックデジット
の値の演算は、バーコードのコード体系により異なるの
で、モジュラス43に基づく「CODE-39 」の演算につい
て簡単に説明するものとする。
【0050】1) 全てのデータキャラクタの各々をチ
ェックデジット換算表により数値に換算し、これら全て
の数値を合計する。
【0051】2) 1)で求められた数値の合計を「4
3」で除算し、その余りを求める。但し、その数値の合
計が「43」以下の場合には、その数値を余りとする。
【0052】3) 2)で求められた数値をチェックデ
ジット換算表により元のキャラクタへ換算したチェック
デジットの値を求める。
【0053】例えば、前記「ABC12」のチェックデ
ジットの値は、「−(ハイフン)」になる。
【0054】そして、その印刷処理制御において、前述
したように、S77以降が実行され、ナンバリング処理回
数のカウント値Iが「0」になり(S78:Yes )、更に
印刷作動が終了したときには(S80:Yes )、この制御
を終了して、前記S11にリターンする。例えば、テキス
トメモリ61に、図16に示す文字列つまりバーコード
のデータが格納されている場合に、ナンバリング対象文
字列としてバーコードのデータが設定され、更にナンバ
リング処理回数として「2」が設定されているときに
は、図24に示すように、これらバーコードのデータを
「*ABC12−」とするバーコードと、バーコードの
データのうちカウンタブル文字列「12」をカウントア
ップした「*ABC13.」のバーコードとが印刷テー
プ19に順次ラベル印刷される。
【0055】ところで、テープ印刷制御において、印刷
可能キー、バーコードキー、ナンバリング設定キー及び
印刷キー以外のキーが操作されたときには(S11:Yes
、S12〜S15:No)、その操作されたキーに対応する
処理が実行され(S20)、S11に戻る。
【0056】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施の形態中の構成との対応関係について説明
すると、印刷データ作成手段に相当するものは、印刷処
理制御の特にS73であり、カウントアップ手段に相当す
るものは、カウントアップ処理制御であり、ナンバリン
グ対象文字列設定手段に相当するものは、ナンバリング
対象文字列設定処理制御である。
【0057】尚、カウンタブル文字列は、数字だけでな
くアルファベット文字などを含めるようにし、例えばAS
CII コード体系に基づく配列順序でカウントアップしな
がらナンバリング処理することも可能である。尚、本発
明の技術的思想の範囲内において、前記実施の形態の制
御に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種
々の変更を加えることもあり得る。尚、キーボードやデ
ィスプレイや印刷装置を備え、バーコード印刷機能やナ
ンバリング機能により文書やバーコードをテープ状の印
字媒体に印刷可能な種々のテープ印刷装置に本発明を適
用し得ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】請求項1に係るテープ印刷装置によれ
ば、印刷データ作成手段と、カウントアップ手段とを設
け、共通文字列とカウンタブル文字列とを含むバーコー
ドのデータを入力するだけで、そのバーコードが印刷さ
れる上、カウンタブル文字列について順次カウントアッ
プしたカウンタブル文字列が記憶されるとともに、その
カウントアップしたバーコードが印刷され、以下同様に
してカウントアップしたカウンタブル文字列の処理とバ
ーコード印刷が繰り返され、ナンバリング処理した複数
のバーコードをテープに簡単にラベル印刷することがで
きる。
【0059】請求項2に係るテープ印刷装置によれば、
更に、前記入力手段から所定のナンバリング設定指令を
受けて、共通文字列とカウンタブル文字列とを含むバー
コードのデータの開始と終了とを指示する為のデータを
データ記憶手段に書込むナンバリング対象文字列設定手
段を備えたので、バーコードのデータの開始と終了とを
夫々個別に設定する必要がなく、バーコードのデータを
ナンバリング文字列として設定する設定処理を簡単化す
ることができる。
【0060】請求項3に係るテープ印刷装置によれば、
前記カウントアップ手段は、バーコードのデータにチェ
ックデジットのデータがあるときには、共通文字列とカ
ウンタブル文字列とに関するチェックデジットのデータ
を演算し、その演算したチェックデジットのデータをカ
ウントアップしたバーコードのデータとともにデータ記
憶手段に記憶させるようにしたので、チェックデジット
のデータを有するバーコードの規格であってもバーコー
ドのデータのナンバリング処理が可能となり、チェック
デジットの有無に制限されることなくバーコードのデー
タをナンバリング処理できることから、バーコードの汎
用性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】テープ印刷装置の斜視図である。
【図3】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】テープ印刷制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図6】バーコードデータ入力処理制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図7】バーコード規格設定処理制御のルーチンの概略
フローチャートである。
【図8】ナンバリング対象文字列設定処理制御のルーチ
ンのフローチャートである。
【図9】印刷処理制御のルーチンの概略フローチャート
である。
【図10】カウントアップ処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図11】バーコードのナンバリング処理制御のルーチ
ンの概略フローチャートである。
【図12】文字列が格納されたテキストメモリ内のデー
タ構成を説明する説明図である。
【図13】バーコードバッファ内のデータ構成を説明す
る説明図である。
【図14】バーコードのデータが格納された図12相当
図である。
【図15】ナンバリング処理に供するデータが格納され
た図12相当図である。
【図16】バーコードのデータ及びナンバリング処理に
供するデータが格納された図12相当図である。
【図17】入力した文字列の表示例を示す図である。
【図18】ナンバリング処理の為のマークを表示した図
17相当図である。
【図19】入力したバーコードのデータの表示例を示す
図である。
【図20】バーコード規格設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図21】バーコードマークの表示例を示す図である。
【図22】ナンバリング処理の為のマークを表示した図
21相当図である。
【図23】ナンバリングした文字列の印刷例を示す図で
ある。
【図24】カウンタブル文字列をナンバリングしたバー
コードの印刷例を示す図である。
【符号の説明】 1 テープ印刷装置 3 キーボード 13 サーマルヘッド 19 印刷テープ 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ C 制御装置 PM 印刷機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鯉江 和明 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 石田 和子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 CC05 JJ00 JJ07 JJ12 2C061 AP05 AQ04 AS06 AS08 JJ02 2C087 AA09 AA13 AC05 BA05 BA14 BD55

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号及び種々の指令を入力する為
    の入力手段と、この入力手段から入力される文字や記号
    及びバーコードのデータを記憶するデータ記憶手段と、
    このデータ記憶手段のデータを受けて表示するディスプ
    レイを有する表示手段と、複数のドット状の印字素子か
    らなる印字ヘッドを有する印刷手段とを備えたテープ印
    刷装置において、前記データ記憶手段からデータを受け
    て、印刷用ドットイメージデータを作成し、前記印刷手
    段に供給する印刷データ作成手段と、前記印刷手段で印
    刷される毎に、データ記憶手段から受けたデータに基い
    て、共通文字列とカウンタブル文字列とを含むバーコー
    ドのデータのうちカウンタブル文字列についてカウント
    アップするとともに、そのカウントアップしたカウンタ
    ブル文字列のデータをデータ記憶手段に更新して格納す
    るカウントアップ手段と、を備えたことを特徴とするテ
    ープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記入力手段から所定のナンバリ
    ング設定指令を受けて、前記共通文字列とカウンタブル
    文字列とを含むバーコードのデータの開始と終了とを指
    示する為のデータを前記データ記憶手段に書込むナンバ
    リング対象文字列設定手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 【請求項3】前記カウントアップ手段は、前記バーコー
    ドのデータにチェックデジットのデータがあるときに
    は、共通文字列とカウンタブル文字列とに関するチェッ
    クデジットのデータを演算し、その演算したチェックデ
    ジットのデータを前記カウントアップしたバーコードの
    データとともにデータ記憶手段に記憶させるように構成
    されたことを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装
    置。
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