JP2002017590A - 樹脂製洗面台及びその製造方法 - Google Patents

樹脂製洗面台及びその製造方法

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JP2002017590A
JP2002017590A JP2000201960A JP2000201960A JP2002017590A JP 2002017590 A JP2002017590 A JP 2002017590A JP 2000201960 A JP2000201960 A JP 2000201960A JP 2000201960 A JP2000201960 A JP 2000201960A JP 2002017590 A JP2002017590 A JP 2002017590A
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molten
acrylic resin
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JP2000201960A
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Koji Ogura
公司 小倉
Satoru Funakoshi
覚 船越
Toshiya Urano
俊也 浦野
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で優れた性能を有し、製品寿命が尽きた
後もリサイクル材として使用できる樹脂製洗面台を提供
し、またそれを有利に製造する方法を提供する。 【解決手段】 アクリル系樹脂板又はその洗面台状成形
物2の表面を一方の金型22の面に密着させ、このアク
リル系樹脂板又はその成形物2の裏面に、溶融樹脂供給
口25を有する他方の金型21の面を最終型締め状態に
至らない程度に近接させて、アクリル系樹脂板又はその
成形物2の裏面と他方の金型21の面との間にキャビテ
ィー27を形成し、このキャビティーに上記溶融樹脂供
給口25を介して溶融ABS樹脂3の供給を開始し、引
き続き両金型21,22を最終型締め状態まで型締めし
つつ、溶融ABS樹脂をキャビティー内に充填し、型締
め状態を維持しながら冷却して、溶融ABS樹脂を固化
させることにより、アクリル系樹脂2を表面層とし、A
BS樹脂5を裏面層とする樹脂製洗面台を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系樹脂と
ABS樹脂の2層構造からなる熱可塑性樹脂製の洗面台
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、洗面台には、陶器製やステン
レス製などが用いられてきたが、最近では、軽量性や壊
れにくさ、美観、設置作業の容易性などの面から、熱可
塑性樹脂で製造されたのものも多く用いられるようにな
ってきている。樹脂製洗面台の一つとして、アクリル系
樹脂を表面層とし、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬
化性樹脂にガラス繊維などの補強繊維が配合された繊維
強化熱硬化性樹脂を裏面層兼補強層とするものが知られ
ている。しかしながら、アクリル系樹脂の裏面に繊維強
化熱硬化性樹脂を積層した洗面台は、製品寿命を終えた
後、リサイクル材としての使用が難しく、廃棄せざるを
得ないのが実情であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした問
題を解決するためになされたものであって、その目的と
するところは、軽量で従来の製品と同等又はそれ以上の
性能を有し、しかも、製品寿命が尽きた後も、リサイク
ル材として使用できる樹脂製洗面台を提供し、さらには
それを有利に製造する方法を提供することにある。
【0004】本発明の別の目的は、アクリル系樹脂を表
面層とする2層構造の樹脂製洗面台であって、両層の密
着性が良好で、耐衝撃性などの諸性能にも優れたものを
提供し、さらにはその製造方法を提供することにある。
【0005】本発明者らは、アクリル系樹脂を表面層と
する2層構造の樹脂製洗面台について、鋭意研究を行っ
た結果、裏面層としてABS樹脂を採用し、かつそれを
特定の方法で積層することにより、軽量で優れた性能を
有し、リサイクル材としても有利に使用できる洗面台が
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表面層
がアクリル系樹脂からなり、裏面層がABS樹脂からな
る2層構造の樹脂製洗面台であって、アクリル系樹脂板
又はその洗面台状成形物の裏面にABS樹脂が溶融状態
から積層一体化され、アクリル系樹脂板に溶融ABS樹
脂を積層した場合は、その後さらに洗面台状に成形され
てなる樹脂製洗面台が提供される。ここで積層方法は、
溶融ABS樹脂をアクリル系樹脂に接触させて固化させ
る方法であれば特に限定されないが、射出プレス成形が
好適である。射出プレス成形とは、後で詳述するよう
に、溶融樹脂を金型キャビティー内に供給しながら、キ
ャビティークリアランスが徐々に狭まるように型締め
し、所定形状に成形する方式を意味する。
【0007】上記の樹脂製洗面台は、アクリル系樹脂板
又はその洗面台状成形物の表面を一方の金型の面に密着
させ、このアクリル系樹脂板又はその洗面台状成形物の
裏面に、溶融樹脂供給口を有する他方の金型の面を最終
型締め状態に至らない程度に近接させて、アクリル系樹
脂板又はその洗面台状成形物の裏面と他方の金型の面と
の間にキャビティーを形成し、このキャビティーに上記
溶融樹脂供給口を介して溶融ABS樹脂の供給を開始
し、引き続き両金型を最終型締め状態まで型締めしつ
つ、溶融ABS樹脂をキャビティー内に充填し、型締め
状態を維持しながら冷却して、溶融ABS樹脂を固化さ
せる各工程を包含する方法によって、有利に製造でき
る。
【0008】より具体的には、アクリル系樹脂板を洗面
台状に成形した後、その裏面に溶融ABS樹脂を射出プ
レス成形して、ABS樹脂層を形成する方法、あるい
は、アクリル系樹脂板の一方の面に溶融ABS樹脂を射
出プレス成形して、アクリル系樹脂とABS樹脂との積
層板を作成し、それをアクリル系樹脂層が表面となるよ
うに洗面台に成形する方法によって、製造することがで
きる。前者の方法は、アクリル系樹脂板を洗面台状に成
形し、得られる成形物の洗面台表面側を一方の金型の面
に密着させ、その成形物の裏面に、溶融樹脂供給口を有
する他方の金型の面を最終型締め状態に至らない程度に
近接させて、成形物の裏面と他方の金型の面との間にキ
ャビティーを形成し、このキャビティーに前記溶融樹脂
供給口を介して溶融ABS樹脂の供給を開始し、引き続
き両金型を最終型締め状態まで型締めしつつ、溶融AB
S樹脂をキャビティー内に充填し、型締め状態を維持し
ながら冷却して、溶融ABS樹脂を固化させ、アクリル
系樹脂層と積層一体化させることからなる。また後者の
方法は、アクリル系樹脂板の表面を一方の金型の面に密
着させ、そのアクリル系樹脂板の裏面に、溶融樹脂供給
口を有する他方の金型の面を最終型締め状態に至らない
程度に近接させて、アクリル系樹脂板の裏面と他方の金
型の面との間にキャビティーを形成し、このキャビティ
ーに前記溶融樹脂供給口を介して溶融ABS樹脂の供給
を開始し、引き続き両金型を最終型締め状態まで型締め
しつつ、溶融ABS樹脂をキャビティー内に充填し、型
締め状態を維持しながら冷却して、溶融ABS樹脂を固
化させ、アクリル系樹脂板と積層一体化させ、得られる
アクリル系樹脂とABS樹脂との積層板を、アクリル系
樹脂層が洗面台表面となるように成形することからな
る。このように、溶融ABS樹脂からの射出プレス成形
を採用すれば、溶融樹脂の流れ方向(MD:MachineDir
ection)とその横断方向(TD:Transverse Directio
n)における物性のバランスがとれ、変形や残留歪みの
少ない成形品を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の洗面台は、アクリル系樹
脂とABS樹脂の2層からなり、このうちのアクリル系
樹脂が表面層を形成するものである。ここでいう表面層
とは、直接使用者の目に触れ、肌に接する面、換言すれ
ば、排水口に栓をしたときに水が溜まる凹面を意味す
る。この表面層を構成するアクリル系樹脂とは、(メ
タ)アクリル酸エステル、特にメタクリル酸メチルの、
単独重合体又はそれを主体とする共重合体である。なか
でも、ゲル化率(ゲル分率)が45〜95重量%の範囲
にある部分的に架橋されたアクリル系樹脂が、特に好ま
しく用いられる。ここでいうゲル化率は、アクリル系樹
脂の小片を十分量のクロロホルムに室温で48時間浸漬
した後のクロロホルム不溶分を重量%で表した値を意味
する。
【0010】一方、裏面層を構成するABS樹脂は、ア
クリロニトリルとブタジエンとスチレンとの三元共重合
体であり、重合順序や混合のし方によって各種のものが
存在する。例えば、アクリロニトリルとスチレンの共重
合体にポリブタジエンを混合したもの、ポリブタジエン
にアクリロニトリルとスチレンを共重合させてグラフト
化したもの、このグラフト化物をアクリロニトリルとス
チレンの共重合体に溶融混合したもの、アクリロニトリ
ルとブタジエンの共重合体にアクリロニトリルとスチレ
ンの共重合体を溶融混合したものなどがある。いずれの
場合も、アクリロニトリル/スチレン共重合体からなる
相の中に主としてポリブタジエンからなるゴム相が小粒
子として存在するのが一般的である。
【0011】かかるABS樹脂のなかでも、本発明の洗
面台における裏面層としては、ゴム相となるブタジエン
の含量が15〜25重量%の範囲にあるもの、またポリ
ブタジエン部分に相当するゴム相の平均粒子径が0.2
〜0.8μm の範囲にあるものが好ましい。より好まし
くは、ブタジエンの含量が15〜25重量%の範囲で、
かつゴム相の平均粒子径が0.2〜0.8μm の範囲のも
のである。ABS樹脂におけるゴム相の平均粒子径は、
0.5μm以下であるのが一層好ましい。なお、ゴム相の
平均粒子径が異なる複数種のABS樹脂を混合して使用
する場合は、混合後の平均粒子径が上記範囲に入るよう
にすればよい。このような、ブタジエン含量が15〜2
5重量%の範囲にあり、ゴム相の平均粒子径が0.2〜
0.8μm の範囲、好ましくは0.2〜0.5μm の範囲
にあるABS樹脂を用いれば、表面層を構成するアクリ
ル系樹脂との密着性が良好となり、その結果、耐衝撃性
などの優れた実用性能を有する樹脂製洗面台を得ること
ができる。ABS樹脂には、着色剤、石目調材、またタ
ルクやガラス繊維のような補強材などを、適宜配合する
こともできる。
【0012】以下、本発明による樹脂製洗面台の製造方
法の具体的態様及びそれによって得られる樹脂製洗面台
を、添付の図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明による樹脂製洗面台の製造方法
の一態様を工程毎に順を追って示す断面図であって、図
1は、アクリル系樹脂板から洗面台状成形品を得るまで
の工程を表し、図2は、アクリル系樹脂の洗面台状成形
品の裏面にABS樹脂を積層一体化して洗面台を得るま
での工程を表している。図3は、こうして得られる洗面
台の概略構造を示す断面図である。図4及び図5は、本
発明による樹脂製洗面台の製造方法の別の態様を工程毎
に順を追って示す断面図であって、図4は、アクリル系
樹脂とABS樹脂との積層板を得るまでの工程を表し、
図5は、この積層板を洗面台に成形するまでの工程を表
している。
【0013】本発明の一実施形態においては、図1及び
図2に示すように、アクリル系樹脂板1を洗面台状成形
物2に成形してから、その裏面に、溶融ABS樹脂3を
射出プレス法によって積層一体化する。アクリル系樹脂
を洗面台状に成形するにあたっては、例えば、図1
(A)に示すような真空成形用の金型10が使用され
る。図1(A)に示す真空成形用金型10は、雌型とも
呼ばれ、成形面12の所定位置には、アクリル系樹脂板
を吸引して成形面12に密着させるための真空吸引口1
4が設けられており、この真空吸引口14は、真空吸引
機(図示せず)に接続されている。
【0014】そして図1(B)に示す如く、この金型1
0の上縁に、予め熱変形温度以上に加熱されたアクリル
系樹脂板1を密着載置する。アクリル系樹脂の熱変形温
度は通常70〜110℃程度であるので、アクリル系樹
脂板1は、160〜220℃程度まで加熱しておくのが
適当である。この状態で、アクリル系樹脂板1と金型の
成形面12とで囲まれる空間を、真空吸引口14を介し
て真空吸引する。真空吸引の継続により真空度が上がる
と、加熱軟化状態にあるアクリル系樹脂板1は成形面1
2側へ引き込まれ、最終的には図1(C)に示す如く、
成形面12に密着して、アクリル系樹脂成形物2とな
る。この状態を維持しながら、成形物2が熱変形温度よ
り低い温度になるまで冷却する。成形物2がもはや容易
には変形しない程度の温度になったら、図1(D)に示
す如く、この成形物2を金型10から離して取り出せば
よい。このような真空成形では、金型の成形面12は、
洗面台の表面層となるアクリル系樹脂成形物2の裏面形
状と一致することになる。
【0015】図1には、真空成形による例を示したが、
他の方法によってアクリル系樹脂板1を洗面台状成形物
2に成形することも可能である。例えば、成形物の凸側
を真空吸引しながら、その反対側の面に圧縮空気を吹き
付ける圧空成形によっても、このような成形物を得るこ
とができる。また例えば、成形面が洗面台の表面層とな
るアクリル系樹脂成形物の表面形状と一致する一般に雄
型と呼ばれる金型を用いたスタンピング成形なども、採
用しうる。
【0016】こうして得られる洗面台状成形物2には、
次いで、図2に示す工程に従い、射出プレス成形によっ
てABS樹脂が裏打ちされる。ここで用いる金型は、目
的とする洗面台の形状に相当するキャビティーを形成す
る雌型21と雄型22とからなる。この例では、図2
(A)に示す如く雌型21の成形面には、溶融樹脂供給
口25が設けられ、この溶融樹脂供給口25は、溶融樹
脂通路26を介して溶融樹脂射出機28に接続されてい
る。一方、雄型22の成形面には、表面層となる洗面台
状成形物2を成形面に密着固定するための真空吸引口2
4が設けられており、この真空吸引口24は、真空吸引
機(図示せず)に接続されている。この雌雄一対の金型
は、通常その一方が固定され、他方が金型の開閉方向に
可動となっており、図2に示す例では、雌型21が固定
され、雄型22が上下方向に可動となっている。
【0017】まず、図2(A)に示す如く、両金型を開
放してその間に図1(D)で得られた洗面台状成形物2
を置き、この成形物2を雄型22の成形面に密着させ
る。この成形物2の凹部を雄型22の成形面へ嵌合する
だけでも成形物2を密着させることができるが、雄型2
2の成形面の所定位置に上記したような真空吸引口24
を設け、そこからの真空吸引により、成形物2を雄型2
2の成形面へ密着させるのが有効である。この説明から
明らかなように、雄型22の成形面は、洗面台状成形物
2の表面形状と一致している。この際、成形物2は雰囲
気温度で雄型22に嵌合してもよいし、ある程度加熱し
ておいてもよいが、加熱する場合でも、その温度は10
0℃程度又はそれ以下で十分である。
【0018】成形物2が雄型22の成形面に密着された
状態で、図2(B)に示す如く、雄型22を下方へ移動
させて雌型21と嵌合し、成形物2の裏面と雌型21の
成形面との間でキャビティー27を形成する。そして最
終型締め状態に至る前の適当なキャビティークリアラン
スとなったときに、溶融樹脂射出機28から溶融樹脂通
路26及び溶融樹脂供給口25を経由して、溶融ABS
樹脂3の供給を開始する。この際、成形物2の裏面と、
雌型21の成形面との間隔が、最終型締め状態における
キャビティー相当部分の厚み、換言すれば、最終製品の
裏面層(ABS樹脂層)の厚みに対して、1.1〜2倍
程度の状態で、溶融ABS樹脂の供給を開始するのが好
ましい。
【0019】また、溶融ABS樹脂の供給開始は、一旦
型締めを停止した状態で行ってもよいし、型締めを継続
しながら行ってもよいが、後者の場合でも、溶融ABS
樹脂の供給を開始するのに適当なキャビティークリアラ
ンスになるまで雄型22が移動した時点で、型締め速度
を減ずるのが好ましい。溶融ABS樹脂の供給に先立っ
て一旦型締めを停止した場合でも、その溶融ABS樹脂
の供給がある程度進んだ状態で型締めを再開する必要が
ある。そして、キャビティー内に溶融ABS樹脂が存在
する状態で型締めを継続する。この際の型締め圧力は、
30〜150kg/cm2 程度が適当である。
【0020】このようにキャビティー内に溶融ABS樹
脂が存在する状態で、図2(C)に示す如く、さらに型
締めを継続しながら、溶融ABS樹脂をキャビティー内
に充填する。キャビティー内に溶融ABS樹脂が完全に
充填された後は、引き続き型締め状態を維持しながら、
ABS樹脂層5がその熱変形温度以下、例えば60℃程
度又はそれ以下の温度になるまで冷却する。十分に冷却
したら、図2(D)に示す如く、型締めを開放して雄型
22を上方へ引き上げ、アクリル系樹脂層2とABS樹
脂層5との積層体を取り出せばよい。
【0021】なお、図2には、雌型21を下側に固定
し、雄型22を上側で可動とし、雌型21の成形面から
溶融ABS樹脂を供給する例を示したが、上下を全て逆
にし、上側を固定の雌型とし、下側を可動の雄型とし
て、雌型側から溶融ABS樹脂を供給する形態にするな
ど、種々の変形が可能である。
【0022】こうして得られるアクリル系樹脂層2とA
BS樹脂層5との積層体は、図3に示す如く、樹脂製洗
面台6となる。この樹脂製洗面台6の最大厚みは、通常
5〜20mm程度であり、好ましくは7〜12mm程度であ
る。また、アクリル系樹脂層2とABS樹脂層5との厚
みの比は、1/9〜9/1程度の範囲から、適宜選択す
ればよい。
【0023】別法として、アクリル系樹脂板に溶融AB
S樹脂を射出プレス成形により積層一体化して積層板を
製造し、その積層板を成形することによっても、本発明
の樹脂製洗面台を製造することができる。この態様にお
ける製造工程は、図4及び図5に順を追って断面図で示
されている。この場合は、図4(A)に示す如く、平板
状のキャビティーを形成する雌型31と雄型32とで、
金型を構成する。雌型31の成形面には、表面層となる
アクリル系樹脂板を成形面に密着固定するための真空吸
引口34が設けられ、この真空吸引口34は、真空吸引
機(図示せず)に接続されている。この雌雄一対の金型
は、通常その一方が固定され、他方が金型の開閉方向に
可動となっており、図4に示す例では、雄型32が固定
され、雌型31が上下方向に可動となっている。一方、
雄型32の成形面中央部には、溶融樹脂供給口35が設
けられ、この溶融樹脂供給口35は、溶融樹脂通路36
を介して溶融樹脂射出機38に接続されている。
【0024】そして図4(B)に示す如く、両金型を開
いてその間にアクリル系樹脂板1を置き、このアクリル
系樹脂板1を雌型31の成形面に密着させる。この際、
図示の如く雌型31の成形面の所定位置に真空吸引口3
4を設けて、そこからの真空吸引により、アクリル系樹
脂板1を雌型31の成形面へ密着させるのが有効であ
る。アクリル系樹脂板1は、雰囲気温度で雌型31の成
形面に密着させてもよいし、ある程度加熱しておいても
よいが、加熱する場合でも、その温度は、100℃程度
又はそれ以下で十分である。
【0025】アクリル系樹脂板1が雌型31の成形面に
密着された状態で、図4(C)に示す如く、雌型31を
下方へ移動させて雄型32と嵌合し、アクリル系樹脂板
1の裏面と雄型32の成形面との間でキャビティー37
を形成する。そして最終型締め状態に至る前の適当なキ
ャビティークリアランスとなったときに、溶融樹脂射出
機38から溶融樹脂通路36及び溶融樹脂供給口35を
経由して、溶融ABS樹脂3の供給を開始する。 この
際、アクリル系樹脂板1の裏面と雄型31の成形面との
間隔が、最終型締め状態におけるキャビティー相当部分
の厚み、換言すれば、積層板のABS樹脂層の厚みに対
して、1.1〜2倍程度の状態で、溶融ABS樹脂の供
給を開始するのが好ましい。
【0026】また、溶融ABS樹脂の供給開始は、一旦
型締めを停止した状態で行ってもよいし、型締めを継続
しながら行ってもよいが、後者の場合でも、溶融ABS
樹脂の供給を開始するのに適当なキャビティークリアラ
ンスになるまで雌型31が移動した時点で、型締め速度
を減ずるのが好ましい。溶融ABS樹脂の供給に先立っ
て一旦型締めを停止した場合でも、その溶融ABS樹脂
の供給がある程度進んだ状態で型締めを再開する必要が
ある。そして、キャビティー内に溶融ABS樹脂が存在
する状態で型締めを継続する。この際の型締め圧力は、
30〜150kg/cm2 程度が適当である。
【0027】このようにキャビティー内に溶融ABS樹
脂が存在する状態で、図4(D)に示す如く、さらに型
締めを継続しながら、溶融ABS樹脂をキャビティー内
に充填する。キャビティー内に溶融ABS樹脂が完全に
充填された後は、引き続き型締め状態を維持しながら、
ABS樹脂層4がその熱変形温度以下、例えば60℃程
度又はそれ以下の温度になるまで冷却する。十分に冷却
したら、型締めを開放して雌型31を上方へ引き上げ、
アクリル系樹脂1とABS樹脂4との積層板が取り出さ
れる。
【0028】なお、図4には、雌型31を上側で可動と
し、雄型32を下側で固定し、雄型32の成形面から溶
融ABS樹脂を供給する例を示したが、その他種々の変
形が可能である。例えば、図4とは上下を全て逆にし、
上側を固定の雄型とし、下側を可動の雌型として、雄型
側から溶融ABS樹脂を供給する形態にしたり、雌雄両
金型の配置は図4と同様であるが、上側の雌型を固定型
として、その成形面に溶融樹脂供給口を設け、下側の雄
型を可動型とするとともに、その成形面にアクリル系樹
脂板を載置する形態にしたりすることも可能である。
【0029】こうして得られるアクリル系樹脂1とAB
S樹脂4との積層板は、次いで熱成形によって樹脂製洗
面台とされる。この成形は、例えば、図5(A)に示す
ような真空成形用金型40を用いた真空成形によって行
うことができる。この真空成形用金型40は、雌型とも
呼ばれ、成形面42の所定位置には、成形すべき積層板
を吸引して成形面42に密着させるための真空吸引口4
4が設けられており、この真空吸引口44は、真空吸引
機(図示せず)に接続されている。
【0030】そしてこの金型40の上縁に、予め熱変形
温度以上に加熱されたアクリル系樹脂1とABS樹脂4
との積層板を、図5(B)に示す如く、ABS樹脂4が
金型側となるように密着載置する。アクリル系樹脂の熱
変形温度は通常70〜110℃程度であり、ABS樹脂
の熱変形温度は通常90〜110℃程度であるので、こ
の積層板は、130〜220℃程度まで加熱しておくの
が適当である。この状態で、積層板のABS樹脂4側と
金型の成形面42とで囲まれる空間を、真空吸引口44
を介して真空吸引する。真空吸引の継続により真空度が
上がると、加熱軟化状態にある積層板は、成形面42側
へ引き込まれ、最終的には図5(C)に示す如く、成形
面42に密着して、アクリル系樹脂層2とABS樹脂層
5からなる積層成形物となる。この状態を維持しなが
ら、積層成形物が熱変形温度より低い温度になるまで冷
却する。成形物がもはや容易には変形しない程度の温度
になったら、図5(D)に示す如く、この成形物を金型
40から離して取り出せばよい。このような真空成形で
は、金型の成形面42は、洗面台の裏面層となるABS
樹脂層5の裏面形状と一致することになる。
【0031】図5には、真空成形による例を示したが、
他の方法によって積層板を洗面台に成形することも可能
である。例えば、成形品の凸側を真空吸引しながら、そ
の反対側の面に圧縮空気を吹き付ける圧空成形によって
も、このような成形物を得ることができる。また、例え
ば、成形面が洗面台の表面層となるアクリル系樹脂層の
表面形状と一致する一般に雄型と呼ばれる金型を用いた
スタンピング成形なども、採用しうる。
【0032】なお添付図面では、作図の都合上コーナー
部を角張った状態で示しているが、実用面では目的とす
る洗面台の形状に応じて、これらの部分が丸みを帯びた
形状となるように金型を設計すればよいことは、当業者
なら容易に理解できるであろう。
【0033】
【実施例】以下、具体的な成形例を示して本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなん
ら限定されるものではない。
【0034】例1 100cm×100cm、厚み2mmで、ゲル化率75重量%
のポリ(メタクリル酸メチル)板を、図4(A)に示す
ような雌型31の成形面に密着させ、この雌型31の下
側に雄型32を嵌合してキャビティーを形成し、そこ
に、ブタジエン含量が16重量%で、平均ゴム粒子径が
0.4μm のABS樹脂を、射出樹脂温度250℃で射
出プレス成形して、2mm厚のポリ(メタクリル酸メチ
ル)と5mm厚のABS樹脂との積層板を得た。これを図
5(A)に示すような真空成形用金型40に配置し、真
空成形することにより、表面層がポリ(メタクリル酸メ
チル)で、裏面層がABS樹脂である洗面台を得た。こ
の洗面台は、表面層と裏面層の密着性が良好で、耐衝撃
性にも優れていた。
【0035】例2 80cm×100cm、厚み2mmで、ゲル化率75重量%の
ポリ(メタクリル酸メチル)板を最高温度200℃で真
空成形して、洗面台状とし、それを図2(A)に示すよ
うな雄型22に嵌合する。その裏面に、ブタジエン含量
が16重量%で平均ゴム粒子径が0.4μm のABS樹
脂を、射出樹脂温度250℃で射出プレス成形すると、
表面層が最大厚み約2mmのポリ(メタクリル酸メチル)
で、裏面層が最大厚み約5mmのABS樹脂である洗面台
が得られ、この洗面台は、表面層と裏面層の密着性が良
好で、耐衝撃性にも優れたものとなる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、裏面層として熱可塑性
のABS樹脂を用いるので、製品寿命が尽きた後でもリ
サイクル材としての使用が容易な樹脂製洗面台が製造で
き、この樹脂製洗面台は、軽量で従来品と同等又はそれ
以上の性能を有する。特に裏面層となるABS樹脂を適
切に選択すれば、表面層と裏面層の密着性が良好で、耐
衝撃性などの諸性能にも優れたものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により、アクリル系樹脂板から洗面台状
成形物を得るまでの工程の一例を示す断面図であって、
(A)は成形用金型を表し、(B)はそこにアクリル系
樹脂板を載置した状態を表し、(C)はそのアクリル系
樹脂板を洗面台状に成形した状態を表し、(D)は洗面
台状成形物を取り出す状態を表す。
【図2】図1の各工程を経て得られた洗面台状成形物の
裏面に、雌型と雄型を用いた射出プレス成形によって溶
融ABS樹脂を積層一体化し、洗面台を得るまでの工程
を示す断面図であって、(A)は雄型に洗面台状成形物
を嵌合した状態を表し、(B)は溶融ABS樹脂をキャ
ビティー内に供給する状態を表し、(C)はアクリル系
樹脂成形物の裏面にABS樹脂が積層一体化された状態
を表し、(D)は得られた樹脂製洗面台を取り出す状態
を表す。
【図3】本発明による洗面台の概略構造を示す断面図で
ある。
【図4】本発明により、アクリル系樹脂とABS樹脂と
の積層板を得るまでの工程を示す断面図であって、
(A)はそこに用いる雌雄一対の金型を表し、(B)は
雌型の成形面にアクリル系樹脂板を密着させた状態を表
し、(C)は溶融ABS樹脂をキャビティー内に供給す
る状態を表し、(D)はアクリル系樹脂板にABS樹脂
が積層された状態を表す。
【図5】図4の各工程を経て得られたアクリル系樹脂/
ABS樹脂積層板を洗面台に成形するまでの工程を示す
断面図であって、(A)は成形用金型を表し、(B)は
そこにアクリル系樹脂/ABS樹脂積層板を載置した状
態を表し、(C)はその積層板を洗面台に成形した状態
を表し、(D)は洗面台を取り出す状態を表す。
【符号の説明】
1……アクリル系樹脂板、 2……アクリル系樹脂板からの洗面台状成形物、 3……溶融ABS樹脂、 4……板状ABS樹脂層、 5……成形後のABS樹脂層、 6……樹脂製洗面台、 10、40……真空成形用金型、 12、42……金型の成形面、 14、24、34、44……真空吸引口、 21、31……雌型、 22、32……雄型、 25、35……溶融樹脂供給口、 26、36……溶融樹脂通路、 27、37……キャビティー、 28、38……溶融樹脂射出機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/30 B32B 27/30 Z B29K 33:18 B29K 33:18 55:02 55:02 B29L 9:00 B29L 9:00 31:44 31:44 (72)発明者 浦野 俊也 高槻市塚原2丁目10番1号 住友化学工業 株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK25A AK74B BA02 DA01 EH112 EH312 EJ202 EJ242 GB71 JB20A JL02 JL03 JL16 4F206 JA03 JB12 JF05 JM04 JM05 JM16 JN25 JN33 JQ81

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層がアクリル系樹脂からなり、裏面層
    がABS樹脂からなる2層構造の樹脂製洗面台であっ
    て、アクリル系樹脂板又はその洗面台状成形物の裏面に
    ABS樹脂が溶融状態から積層一体化され、アクリル系
    樹脂板に溶融ABS樹脂を積層した場合は、その後さら
    に洗面台状に成形されてなることを特徴とする樹脂製洗
    面台。
  2. 【請求項2】アクリル系樹脂が部分的に架橋されている
    請求項1記載の洗面台。
  3. 【請求項3】ABS樹脂が、15〜25重量%のブタジ
    エン含量及び0.2〜0.8μm のゴム相の平均粒径を有
    する請求項1又は2記載の洗面台。
  4. 【請求項4】アクリル系樹脂板とABS樹脂から、アク
    リル系樹脂を表面層とし、ABS樹脂を裏面層とする2
    層構造の樹脂製洗面台を製造する方法であって、アクリ
    ル系樹脂板又はその洗面台状成形物の表面を一方の金型
    の面に密着させ、該アクリル系樹脂板又はその洗面台状
    成形物の裏面に、溶融樹脂供給口を有する他方の金型の
    面を最終型締め状態に至らない程度に近接させて、該ア
    クリル系樹脂板又はその洗面台状成形物の裏面と他方の
    金型の面との間にキャビティーを形成し、該キャビティ
    ーに該溶融樹脂供給口を介して溶融ABS樹脂の供給を
    開始し、引き続き両金型を最終型締め状態まで型締めし
    つつ、溶融ABS樹脂をキャビティー内に充填し、型締
    め状態を維持しながら冷却して、該溶融ABS樹脂を固
    化させる各工程を包含することを特徴とする樹脂製洗面
    台の製造方法。
  5. 【請求項5】アクリル系樹脂板を洗面台状に成形し、 得られる成形物の洗面台表面側を一方の金型の面に密着
    させ、 該成形物の裏面に、溶融樹脂供給口を有する他方の金型
    の面を最終型締め状態に至らない程度に近接させて、該
    成形物の裏面と他方の金型の面との間にキャビティーを
    形成し、 該キャビティーに該溶融樹脂供給口を介して溶融ABS
    樹脂の供給を開始し、引き続き両金型を最終型締め状態
    まで型締めしつつ、溶融ABS樹脂をキャビティー内に
    充填し、 型締め状態を維持しながら冷却して、該溶融ABS樹脂
    を固化させ、アクリル系樹脂層と積層一体化させること
    を特徴とする樹脂製洗面台の製造方法。
  6. 【請求項6】アクリル系樹脂板の洗面台状への成形が、
    真空成形、圧空成形又はプレス成形により行われる請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】アクリル系樹脂成形物の裏面と他方の金型
    の表面との間隔が最終型締め状態におけるキャビティー
    相当部分の厚みに対して1.1〜2倍の状態で、溶融A
    BS樹脂の供給を開始する請求項5又は6記載の方法。
  8. 【請求項8】アクリル系樹脂板の表面を一方の金型の面
    に密着させ、 該アクリル系樹脂板の裏面に、溶融樹脂供給口を有する
    他方の金型の面を最終型締め状態に至らない程度に近接
    させて、該アクリル系樹脂板の裏面と他方の金型の面と
    の間にキャビティーを形成し、 該キャビティーに該溶融樹脂供給口を介して溶融ABS
    樹脂の供給を開始し、 引き続き両金型を最終型締め状態まで型締めしつつ、溶
    融ABS樹脂をキャビティー内に充填し、 型締め状態を維持しながら冷却して、該溶融ABS樹脂
    を固化させ、アクリル系樹脂板と積層一体化させ、 得られるアクリル系樹脂とABS樹脂との積層板を、ア
    クリル系樹脂層が洗面台表面となるように成形すること
    を特徴とする樹脂製洗面台の製造方法。
  9. 【請求項9】アクリル系樹脂板の裏面と他方の金型の表
    面との間隔が最終型締め状態におけるキャビティー相当
    部分の厚みに対して1.1〜2倍の状態で、溶融ABS
    樹脂の供給を開始する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】アクリル系樹脂とABS樹脂との積層板
    の成形が、真空成形、圧空成形又はプレス成形により行
    われる請求項8又は9記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131121A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Panasonic Corp 浴槽の製造方法

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