JPH0768630A - 樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク及びその製造方法 - Google Patents

樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク及びその製造方法

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JPH0768630A
JPH0768630A JP5222371A JP22237193A JPH0768630A JP H0768630 A JPH0768630 A JP H0768630A JP 5222371 A JP5222371 A JP 5222371A JP 22237193 A JP22237193 A JP 22237193A JP H0768630 A JPH0768630 A JP H0768630A
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tank
blow
resin tank
mold
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Hideki Fukutome
秀汽 福留
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂燃料タンクに断熱性及び衝撃吸収性の高
い樹脂材料である発砲層を一体形成するようにして、発
砲層の剥離をなくし、断熱性及び衝撃吸収性を維持する
ことができる樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク及
びその製造方法を提供すること。 【構成】 熱可塑性樹脂タンク2の少なくとも下部の外
表面に形成され上記熱可塑性樹脂との融和性が高い繊維
素材によって構成された不織布6と、この不織布上に一
体的に成形され断熱性及び衝撃吸収性の高い樹脂材料に
よって構成される発泡層4とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の燃料タンク等
のように耐炎、耐熱用のプロテクタを必要とする熱可塑
性樹脂タンクの改良及びその効率的な製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用燃料タンクは板金製のもの
が普通であった。しかし、該板金製燃料タンクは強度
的、熱的に有利な反面、重量あるいは成形性の点で不利
なため、例えば、高密度ポリエチレン、ポリスチレン等
の熱可塑性樹脂を成形した樹脂タンクを車両用燃料タン
クとして用いることが提案されている。
【0003】樹脂タンクは軽量化、成形性の点で非常に
有利であるが、その反面板金製タンクに比べ、例えば走
行中の下方からの飛石に弱い等、強度的に劣る。該欠点
を補うために板金プロテクタを、例えば実開昭61−8
5513号のように樹脂燃料タンクの下部に装着するこ
とが考えられるが、耐熱性という点を克服できず、ま
た、プロテクタの取付構造が複雑化する欠点をもつ。
【0004】そこで、上記欠点を解消するために樹脂燃
料タンクの表面に衝撃吸収性、断熱性が高いシリコン系
あるいはウレタン系樹脂の発泡層プロテクタを一体に形
成するものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記高
密度ポリエチレン、ポリスチレン等の樹脂燃料タンクの
表面にシリコン系あるいはウレタン系樹脂の発泡層を一
体に成形する場合、樹脂タンクの表面にサンディング処
理、あるいはポリエステル液等を塗布するプライマ処理
をおこなってもシリコン系あるいはウレタン系樹脂の発
泡層との接合力が弱く上記樹脂燃料タンクの表面から剥
離してしまうという不具合があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は樹脂燃料タンクに断熱性及び衝撃吸収性
の高い樹脂材料である発砲層を一体形成するようにし
て、発砲層の剥離をなくし、断熱性及び衝撃吸収性を維
持することができる樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タ
ンク及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の樹脂発泡層プ
ロテクタ一体型樹脂タンクは、熱可塑性樹脂タンクの少
なくとも下部の外表面に形成され上記熱可塑性樹脂との
融和性が高い繊維素材によって構成された不織布と、こ
の不織布上に一体的に成形され断熱性及び衝撃吸収性の
高い樹脂材料によって構成される発泡層とを備えること
を特徴とする。
【0008】請求項2の樹脂タンクの製造方法は、熱可
塑性樹脂タンクの外形を得るブロー成形から表面処理に
至る連続したプロセスにおいて、上記ブロー成形におけ
るブロー金型と上記樹脂タンクの予備成形された軟化状
態のパリソンとの間に不織布をセットする第1の工程
と、上記ブロー金型を閉じると共に上記パリソン内に圧
縮空気を吹き込み上記不織布と一体的にブロー成形する
第2の工程と、前記ブロー金型自身の変形によって、あ
るいは前記ブロー金型とは別の樹脂発泡用金型に交換す
ることによって樹脂タンク表面の不織布と上記変形した
ブロー金型内側あるいは上記交換された樹脂発泡用金型
内側との間に樹脂発泡空間を設ける第3の工程と、上記
樹脂発泡空間に上記樹脂を注入発泡させ同樹脂の発泡時
に生じる発泡圧に対抗するように上記樹脂タンク内に圧
縮空気を導入しつつ上記第2の工程で成形された樹脂タ
ンクと樹脂発泡層とを一体的に成形する第4の工程とか
ら構成される。
【0009】
【作用】請求項1の樹脂タンクは、熱可塑性樹脂タンク
の表面に同樹脂と親和性の高い繊維素材によって形成さ
れた不織布を溶融接合し、かつ溶融接合された上記不織
布上に断熱性及び衝撃吸収性の高い樹脂材料の発泡層を
一体に成形するようにしたので、同樹脂の発泡層と同樹
脂タンク表面との接合力を増加させることができる。
【0010】請求項2の樹脂タンクの製造方法は、熱可
塑性樹脂タンクの外形を得るブロー成形から表面処理に
至る連続したプロセスにおいて、上記ブロー成形におけ
るブロー金型と上記樹脂タンクの予備成形された軟化状
態のパリソンとの間に不織布をセットする第1の工程
と、上記ブロー金型を閉じると共に上記パリソン内に圧
縮空気を吹き込み上記不織布と一体的にブロー成形する
第2の工程と、前記ブロー金型自身の変形によって、あ
るいは前記ブロー金型とは別の樹脂発泡用金型に交換す
ることによって樹脂タンク表面の不織布と上記変形した
ブロー金型内側あるいは上記交換された樹脂発泡用金型
内側との間に樹脂発泡空間を設ける第3の工程と、上記
樹脂発泡空間に上記樹脂を注入発泡させ同樹脂の発泡時
に生じる発泡圧に対抗するように上記樹脂タンク内に圧
縮空気を導入しつつ上記第2の工程で成形された樹脂タ
ンクと樹脂発泡層とを一体的に成形する第4の工程する
製造方法を用いることによって効率良く実現することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明に係わる樹脂発泡層
プロテクタ一体型樹脂タンクを車両用燃料タンクに適用
した場合の、樹脂タンクと樹脂発泡層プロテクタの配置
構造を示す斜視図である。図1において、2は高密度ポ
リエチレン、ポリスチレン材料等の熱可塑性樹脂タン
ク、4は例えば、衝撃吸収性、断熱性の高いシリコン系
あるいはウレタン系樹脂の樹脂発泡層プロテクタであ
る。樹脂発泡層プロテクタ4は、熱可塑性樹脂タンク2
が車両に取り付けられる場合に外部にさらされる部分す
なわち熱可塑性樹脂タンク2の下部側に一体に形成され
ている。
【0012】上記熱可塑性樹脂タンク2と樹脂発泡層プ
ロテクタ4との結合構造は、詳細には図2に示すよう
に、例えばポリエステル、ナイロン等の繊維を無方向性
の布化した不織布6が熱可塑性樹脂タンク2の表面に半
埋没するような形で溶融接合したものに対し、樹脂発泡
層プロテクタ4が同不織布6の繊維に絡まるように強固
に接合している。
【0013】すなわち、同熱可塑性樹脂タンク2の表面
には、タンク2を構成する樹脂と親和性の高い不織布6
が強固に溶融接合しているので、実質的に不織布6の表
面がフォームプロテクタとの接合面となる。
【0014】通常、サンディング処理をおこなった場合
には樹脂発泡層プロテクタは上記熱可塑性樹脂タンクと
の接合面で剥離し、あるいはプライマ処理をおこなった
場合には樹脂発泡層プロテクタとプライマとは接合する
のに対しプライマは上記熱可塑性樹脂タンクとの接合面
から剥離してしまうが、上述のように本発明の不織布6
の表面からは樹脂発泡層プロテクタは剥離することがな
い。したがって、従来のサンディング処理、プライマ処
理に比べて、樹脂発泡層プロテクタと熱可塑性樹脂タン
クとを強固に結合することが可能である。
【0015】もちろん、上述の樹脂タンクを構成する熱
可塑性樹脂はタンクに求められる性能によって異なる素
材を用いることができる。そしてその場合には不織布の
素材もタンクの素材に融和性をもつものを選択すれば良
い。また、上記実施例では樹脂発泡層を樹脂タンク2の
下部に形成したが、必要に応じて樹脂タンクの任意表面
に形成しても良いものである。
【0016】次に、本発明に係わる樹脂発泡層プロテク
タ一体型樹脂タンクの製造方法について図3乃至図11
を参照して説明する。まず、上述の熱可塑性樹脂タンク
を製造するためのブロー成形装置の構成は、図3に示す
ように、アキュムレータ付きブロー成形機において、予
備成形された軟化状態のパリソンを垂下するアキュムレ
ータヘッド10、上記アキュムレータヘッド10より垂
下された軟化状態のパリソン12、上記パリソン12の
中心線に対して対称に位置する一対のブロー金型14
a,14b、上記ブロー金型14a,14bを保持する
金型保持具24、同金型保持具24を水平方向に移動可
能に支持する油圧アクチュエータ装置22、同油圧アク
チュエータ装置22の作動流体を制御するコントローラ
20、上記パリソンに圧縮空気を吹き込むブローピン1
6、ブロー手段を兼ね圧縮空気をブローピン16に導入
する圧縮空気導入装置18とを備えるものである。
【0017】なお、上記の押出ブロー成形を用いたもの
の他、射出ブロー成形やシートパリソン法を用いたもの
でも良い。図4は、上記ブロー成形装置における圧縮空
気導入装置18の構成であり、圧縮空気を発生させる空
気圧源26、空気圧源26によって作られた圧縮空気を
ためておく空気アキュムレータ28、圧縮空気の給排を
設定する切換弁30、圧縮空気の流量を調節する流量調
節弁32、流量調節弁32を駆動するバルブアクチュエ
ータ34、タンク内の空気圧力を検出する圧力検出手段
36、圧力検出手段36の信号によってバルブアクチュ
エータ34、切換弁30、空気圧源26を制御するコン
トローラ38を備えるものである。
【0018】上記ブロー成形装置によって本発明の樹脂
タンクを製造するときのプロセスを概念で簡単に示すと
図5のようになるが、その具体的内容は以下のようにな
る。ステップ1において、ブロー金型14a,14bが
開いた状態でアキュムレータヘッド10よりパリソン1
2が押し出されたのち、不織布6の一端をブロー金型1
4aの開口部上端に係支する。もちろん図示しないが、
自動挿入装置を用いることも可能である。
【0019】ステップ2において、予備押出成形された
上記パリソン12と上記不織布6を同時に挟み込むよう
にブロー金型14a,14bを油圧アクチュエータ22
によって閉じ、圧縮空気導入装置18より圧縮空気をブ
ローピン16に導入し上記パリソン12と上記不織布6
とを同時にブロー成形する。
【0020】ステップ3において、ブロー終了後に不織
布6をセットした方のブロー金型14aを発泡樹脂注入
型14cに交換し、あるいはブロー金型14a自体を変
形させて、不織布6が融着している樹脂タンク4の表面
8と発泡樹脂注入型14cの開口部あるいは変形させた
ブロー金型14aの開口部との間に発泡樹脂の発泡空間
を形成する。
【0021】ステップ4において、発泡樹脂を注入す
る。前記発泡樹脂の発泡時に発泡空間において生じる発
泡圧と樹脂タンク2内の空気圧力とが釣り合うように圧
縮空気導入装置18より圧縮空気を供給して樹脂タンク
2の形状を保持し、発泡樹脂を発泡させる。
【0022】上述の各ステップは特徴を明確にするため
に区切られたもので、実際には時間的に連続して製造さ
れる(図6乃至図11参照)。以下、図6乃至図11を
参照して製造方法について説明する。
【0023】アキュムレータヘッド10が軟化状態のパ
リソン12を押し出して垂下させている状態でブロー金
型14a,14bは開いた状態である。この状態でブロ
ー金型14bの開口部に不織布4は図示しない不織布搬
入装置のアームによって上端を開口部上部に係支させら
れる。不織布4がセットされたのち、ブロー金型14
a,14bは油圧アクチュエータ22によってパリソン
12を挟み込むように閉じられる(図6,図7参照)。
【0024】ブロー金型14a,14bが閉じられたの
ち、コントローラ20はブロー手段を兼ねる圧縮空気導
入手段18を制御しブローピン16から圧縮空気を導入
してブローする。成形が完了したのち、コントローラ2
0はアクチュエータ22aを作動させブロー金型14a
を樹脂タンク2より離脱させる(図8,図9参照)。
【0025】そして、図示しない金型交換手段によって
発泡成形金型14cに交換する(図10参照)。発泡成
形金型14cは、ブロー成形の完了した樹脂タンク2に
装着するとその表面との間に発泡樹脂の発泡空間40を
形成するもので、かつ発泡圧を検出する発泡圧検出手段
を備えた発泡樹脂注入装置44を備えている。
【0026】金型交換後、再びコントローラ20はアク
チュエータ22aを駆動して発泡金型14cを樹脂タン
ク2に装着する。装着後、発泡樹脂注入装置44より発
泡樹脂42を注入し発泡空間40において発泡させる。
そのとき、前記発泡樹脂42の発泡圧は樹脂タンク2を
へこむように変形させようとするので、ブローピン16
より同発泡圧に対抗するように圧縮空気を樹脂タンク2
内に導入する。
【0027】このとき圧縮空気導入装置18は、発泡時
には切換弁30を圧縮空気導入側へ切り換え、発泡樹脂
注入装置44の発泡圧検出手段によって検出された発泡
圧Pに基づき圧力検出手段36の出力が初期圧力より2
P増加するまでアクチュエータ34を駆動して流量調整
弁32を開け、圧縮空気をブローピン16に導いて樹脂
タンク2内に圧縮空気を導入する。そして、発泡終了時
には切換弁30を樹脂タンク2内の空気を排出する側に
切り換えて樹脂タンク2内の過剰圧力を逃がすようにし
ている(図11参照)。
【0028】上記制御によって樹脂タンク2は変形する
ことなく、発泡空間40を常に一定の厚さに保持しつ
つ、発泡樹脂の成形が可能となる。樹脂発泡層プロテク
タ4の成形が完了したのち、油圧アクチュエータ装置2
2はブロー金型14aと発泡成形金型14cを樹脂タン
ク2より離脱させる。そして、樹脂タンク2が完成す
る。
【0029】以上のような製造方法によって、効率よく
本発明の樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンクを製造
することができる。また、発泡樹脂の発泡過程において
樹脂タンクの変形を抑えるので、樹脂発泡層ブロテクタ
の厚みを均一にすることができ、かつ不織布との接触が
均一にとれるので結合力を増すことができる。なお、本
発明は上記実施例に限定するものではなく本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
密度ポリエチレン等の樹脂燃料タンクの表面にシリコン
系あるいはウレタン系樹脂の樹脂発泡層を一体に成形す
る場合、樹脂タンクの表面にサンディングあるいは処理
プライマ処理をおこなった場合でもシリコン系あるいは
ウレタン系樹脂の樹脂発泡層との接合力が弱く剥離して
しまうという不具合が全く解消され、強度、熱遮断性等
を損なうことなく、樹脂タンクの複雑な成形、軽量化に
対応したプロテクタを、簡素に装着することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タン
クの構成を示す斜視図である。
【図2】図1の樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク
における樹脂タンクと樹脂発泡層プロテクタとの結合構
造を示す部分断面図である。
【図3】図1の樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク
を製造するブロー成形装置の一実施例構成図である。
【図4】図3のブロー成形装置における圧縮空気導入手
段の一構成を示す説明図である。
【図5】本発明の樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タン
クを製造するプロセスの概念図である。
【図6】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3のブ
ロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを示
す第1説明図である。
【図7】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3のブ
ロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを示
す第2説明図である。
【図8】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3のブ
ロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを示
す第3説明図である。
【図9】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3のブ
ロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを示
す第4説明図である。
【図10】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3の
ブロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを
示す第5説明図である。
【図11】図1のプロテクタ一体型樹脂タンクを図3の
ブロー成形装置を用いて製造する場合の製造プロセスを
示す第6説明図である
【符号の説明】
2…樹脂タンク、4…樹脂発泡層プロテクタ、6…不織
布、10…アキュムレータヘッド、12…パリソン、1
4a…ブロー金型、14b…ブロー金型、14c…発泡
成形金型、16…ブローピン、18…圧縮空気導入装
置、20…油圧コントローラ、22…油圧アクチュエー
タ装置、22a…ピストン、24…金型保持具、26…
空気圧源、28…エアアキュムレータ、30…切換弁、
32…流量制御弁、34…バルブアクチュエータ、36
…圧力検出手段、38…コントローラ、40…発泡空
間、42…発泡樹脂、44…発泡樹脂注入装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 9:00 22:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂タンクの少なくとも下部の
    外表面に形成され上記熱可塑性樹脂との融和性が高い繊
    維素材によって構成された不織布と、 この不織布上に一体的に成形され断熱性及び衝撃吸収性
    の高い樹脂材料によって構成される発泡層とを備えるこ
    とを特徴とする樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タン
    ク。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂タンクの外形を得るブロー
    成形から表面処理に至る連続したプロセスにおいて、 上記ブロー成形におけるブロー金型と上記樹脂タンクの
    予備成形された軟化状態のパリソンとの間に不織布をセ
    ットする第1の工程と、 上記ブロー金型を閉じると共に上記パリソン内に圧縮空
    気を吹き込み上記不織布と一体的にブロー成形する第2
    の工程と、 前記ブロー金型自身の変形によって、あるいは前記ブロ
    ー金型とは別の樹脂発泡用金型に交換することによって
    樹脂タンク表面の不織布と上記変形したブロー金型内側
    あるいは上記交換された樹脂発泡用金型内側との間に樹
    脂発泡空間を設ける第3の工程と、 上記樹脂発泡空間に上記樹脂を注入発泡させ同樹脂の発
    泡時に生じる発泡圧に対抗するように上記樹脂タンク内
    に圧縮空気を導入しつつ上記第2の工程で成形された樹
    脂タンクと樹脂発泡層とを一体的に成形する第4の工程
    とを有する樹脂タンクの製造方法。
JP5222371A 1993-09-07 1993-09-07 樹脂発泡層プロテクタ一体型樹脂タンク及びその製造方法 Withdrawn JPH0768630A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001048A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造
WO2010032394A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 盟和産業株式会社 パネル及びそのパネルの製造方法
CN109435140A (zh) * 2018-09-21 2019-03-08 歌尔股份有限公司 注塑方法

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