JP2002016272A - 光電変換装置 - Google Patents
光電変換装置Info
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- Y02E10/547—Monocrystalline silicon PV cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 結晶半導体粒子を用いた光電変換装置は、特
性が低く高コストになるという問題があった。 【解決手段】 基板上に第一導電形の粒状結晶半導体を
多数配置し、この粒状結晶半導体上に第二導電形の半導
体層を形成してpn接合部を形成し、この第二導電形の
半導体層と前記基板との間に絶縁体を介在させた光電変
換装置において、上記絶縁体として半導体粒子との重量
関係が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導
体1個の体積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋
もれる体積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁
体の比重)となる絶縁体材料を用いることによって、絶
縁体焼成時の半導体粒子の浮力を押さえ、半導体粒子に
荷重を与えなくても基板に接合できる。
性が低く高コストになるという問題があった。 【解決手段】 基板上に第一導電形の粒状結晶半導体を
多数配置し、この粒状結晶半導体上に第二導電形の半導
体層を形成してpn接合部を形成し、この第二導電形の
半導体層と前記基板との間に絶縁体を介在させた光電変
換装置において、上記絶縁体として半導体粒子との重量
関係が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導
体1個の体積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋
もれる体積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁
体の比重)となる絶縁体材料を用いることによって、絶
縁体焼成時の半導体粒子の浮力を押さえ、半導体粒子に
荷重を与えなくても基板に接合できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電変換装置に関
し、特に粒状結晶半導体を用いた太陽電池などの光電変
換装置に関する。
し、特に粒状結晶半導体を用いた太陽電池などの光電変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粒状結晶半導体を用いた光電変換
装置を図3、図4および図5に示す。
装置を図3、図4および図5に示す。
【0003】例えば図3に示すように、第1のアルミニ
ウム箔10に開口を形成し、その開口部にp形の上にn
形表皮部9を持つシリコン球2を結合し、この球2の裏
側のn形表皮部9を除去し、第1のアルミニウム箔10
の裏面側に酸化物層(酸化アルミニウム)3を形成し、
シリコン球2の裏側の酸化物層3を除去して第2のアル
ミニウム箔8と接合する光電変換装置が開示されている
(例えば特開昭61−124179号公報参照)。
ウム箔10に開口を形成し、その開口部にp形の上にn
形表皮部9を持つシリコン球2を結合し、この球2の裏
側のn形表皮部9を除去し、第1のアルミニウム箔10
の裏面側に酸化物層(酸化アルミニウム)3を形成し、
シリコン球2の裏側の酸化物層3を除去して第2のアル
ミニウム箔8と接合する光電変換装置が開示されている
(例えば特開昭61−124179号公報参照)。
【0004】また、図4に示すように、基板1上に低融
点金属層11を形成し、この低融点金属層11上に第一
導電形の結晶半導体粒子2を配設し、この結晶半導体粒
子2上に第2導電形のアモルファス半導体層7を上記低
融点金属層11との間に絶縁層(SiO2)3を介して
形成する光電変換装置が開示されている(例えば特許第
2641800号公報参照)。
点金属層11を形成し、この低融点金属層11上に第一
導電形の結晶半導体粒子2を配設し、この結晶半導体粒
子2上に第2導電形のアモルファス半導体層7を上記低
融点金属層11との間に絶縁層(SiO2)3を介して
形成する光電変換装置が開示されている(例えば特許第
2641800号公報参照)。
【0005】また、図5に示すように、基板1上に高融
点金属層12と低融点金属層11と半導体微小結晶粒1
3を堆積させ、半導体の微小結晶粒13を融解させて飽
和させた上で徐々に冷却して半導体を液相エピタキシャ
ル成長させることによって多結晶薄膜13を形成する方
法が開示されている(例えば特公平8−34177号公
報参照)。
点金属層12と低融点金属層11と半導体微小結晶粒1
3を堆積させ、半導体の微小結晶粒13を融解させて飽
和させた上で徐々に冷却して半導体を液相エピタキシャ
ル成長させることによって多結晶薄膜13を形成する方
法が開示されている(例えば特公平8−34177号公
報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すような光電変換装置においては、p形中心核の上に
n形表皮部9をもつシリコン球2を製造する必要がある
こと、および第1のアルミニウム箔10に開口を形成
し、その開口にシリコン球2を押し込んで接合させる必
要があることから、シリコン球2の球径に均一性が要求
され、高コストになるという問題があった。
示すような光電変換装置においては、p形中心核の上に
n形表皮部9をもつシリコン球2を製造する必要がある
こと、および第1のアルミニウム箔10に開口を形成
し、その開口にシリコン球2を押し込んで接合させる必
要があることから、シリコン球2の球径に均一性が要求
され、高コストになるという問題があった。
【0007】また、図4に示すような光電変換装置によ
れば、低融点金属膜11に粒子2を固定した後に絶縁体
3を設けることから、絶縁体3が低融点金属膜11上だ
けでなく、粒子2上にも形成される。アモルファス半導
体層7を設ける前に粒子2上の絶縁体3を除去しなけれ
ばならず、そのための工程数が増加し、洗浄工程や製造
環境の管理を厳しくしなければならない。その結果、高
コストになるという問題があった。
れば、低融点金属膜11に粒子2を固定した後に絶縁体
3を設けることから、絶縁体3が低融点金属膜11上だ
けでなく、粒子2上にも形成される。アモルファス半導
体層7を設ける前に粒子2上の絶縁体3を除去しなけれ
ばならず、そのための工程数が増加し、洗浄工程や製造
環境の管理を厳しくしなければならない。その結果、高
コストになるという問題があった。
【0008】また、図5に示すような光電変換装置によ
れば、低融点金属11が第一導電形の液相エピタキシャ
ル多結晶層13中に混入するために、この多結晶層13
の性能が落ち、しかも絶縁体が無いために、下部電極1
2との間にリークが発生するという問題があった。
れば、低融点金属11が第一導電形の液相エピタキシャ
ル多結晶層13中に混入するために、この多結晶層13
の性能が落ち、しかも絶縁体が無いために、下部電極1
2との間にリークが発生するという問題があった。
【0009】本発明は上記のような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで製
造できる光電変換装置を提供することにある。
鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで製
造できる光電変換装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る光電変換装置は、基板上に第一導電
形の粒状結晶半導体を多数配置し、この粒状結晶半導体
上に少なくとも第二導電形の半導体層を形成してpn接
合部を形成し、この第二導電形の半導体層と前記基板と
の間に絶縁体を介在させた光電変換装置において、前記
絶縁体として前記粒状結晶半導体との重量関係が、V1
×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導体1個の体
積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋もれる体
積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁体の比
重)となる絶縁体を形成した。
に、請求項1に係る光電変換装置は、基板上に第一導電
形の粒状結晶半導体を多数配置し、この粒状結晶半導体
上に少なくとも第二導電形の半導体層を形成してpn接
合部を形成し、この第二導電形の半導体層と前記基板と
の間に絶縁体を介在させた光電変換装置において、前記
絶縁体として前記粒状結晶半導体との重量関係が、V1
×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導体1個の体
積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋もれる体
積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁体の比
重)となる絶縁体を形成した。
【0011】また、前記絶縁体として、SiO2、B2O
3、Al2O3、CaO、MgO、P2O5、およびLi2O
から選ばれる複数の材料からなる絶縁体を形成した。
3、Al2O3、CaO、MgO、P2O5、およびLi2O
から選ばれる複数の材料からなる絶縁体を形成した。
【0012】また、前記絶縁体として、SiO2、Al2
O3、CaO、MgO、およびTiO2から選ばれる少な
くとも1種のフィラーを含む絶縁体を形成した。
O3、CaO、MgO、およびTiO2から選ばれる少な
くとも1種のフィラーを含む絶縁体を形成した。
【0013】本発明の光電変換装置によれば、正極と負
極との分離が確実にされることから、従来の光電変換装
置と比較して製造マージンが大きく、低コストの製造が
可能となる。つまり、単一導電形を持つ粒子を低い粒径
精度で製造すればよく、低コストでの製造が可能とな
る。
極との分離が確実にされることから、従来の光電変換装
置と比較して製造マージンが大きく、低コストの製造が
可能となる。つまり、単一導電形を持つ粒子を低い粒径
精度で製造すればよく、低コストでの製造が可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の光電変換装置の一実
施形態を示す断面図、図2は本発明の光電変換装置の他
の実施形態を示す図である。
て詳細に説明する。図1は本発明の光電変換装置の一実
施形態を示す断面図、図2は本発明の光電変換装置の他
の実施形態を示す図である。
【0015】図1及び図2において、1は基板、2は第
一導電型の半導体粒子、3は絶縁体、4は第二導電形の
結晶質と非晶質とが混在する半導体層、5は保護膜であ
る。
一導電型の半導体粒子、3は絶縁体、4は第二導電形の
結晶質と非晶質とが混在する半導体層、5は保護膜であ
る。
【0016】基板1は金属、セラミック、樹脂等から成
る。基板1は下部電極を兼ねるために特性として導電性
を持つものであればよく、材質が金属の場合は基板1の
構成は単層又は他の金属との複層にする。なお、基板1
がセラミックや樹脂などの絶縁体の場合には、その表面
に図2に示す導電層1‘を形成する必要がある。この導
電層1‘に必要な特性は基板1が金属のときと同様であ
る。
る。基板1は下部電極を兼ねるために特性として導電性
を持つものであればよく、材質が金属の場合は基板1の
構成は単層又は他の金属との複層にする。なお、基板1
がセラミックや樹脂などの絶縁体の場合には、その表面
に図2に示す導電層1‘を形成する必要がある。この導
電層1‘に必要な特性は基板1が金属のときと同様であ
る。
【0017】第一導電型の半導体粒子2は、Si、Ge
にp形を呈するB、Al、Ga等、又はn形を呈する
P、As等が微量含まれているものである。半導体粒子
2の形状としては多角形のものや曲面のもの等がある
が、例えば後述する絶縁体層3上から半導体粒子2を押
し込んで基板1に接触させる際に、絶縁体層3を効率よ
く押しのけるために、曲面を持つもの、特に球状である
ものがよい。粒径分布としては均一、不均一を問わない
が、均一の場合は粒径を揃えるための工程が必要になる
ため、より安価に製造するためには不均一な方が有利で
ある。なお、半導体粒子2の粒径が不均一でも半導体粒
子2を押し込む冶具に柔軟性のある材料を使用すること
で、基板1に充分接触させることが可能となる。さらに
凸曲面を持つことによって光の光線角度の依存性も小さ
い。また、粒子の直径は10〜500μmがよく、10
μm未満では押しつける際に、絶縁体層3が押しつけ治
具に付着して半導体粒子2の表面が汚染され、500μ
mを越えると従来の平板状の半導体原料の使用量と変わ
らなくなり、半導体原料の節約の意味で粒子状の半導体
を使用する利点がなくなる。
にp形を呈するB、Al、Ga等、又はn形を呈する
P、As等が微量含まれているものである。半導体粒子
2の形状としては多角形のものや曲面のもの等がある
が、例えば後述する絶縁体層3上から半導体粒子2を押
し込んで基板1に接触させる際に、絶縁体層3を効率よ
く押しのけるために、曲面を持つもの、特に球状である
ものがよい。粒径分布としては均一、不均一を問わない
が、均一の場合は粒径を揃えるための工程が必要になる
ため、より安価に製造するためには不均一な方が有利で
ある。なお、半導体粒子2の粒径が不均一でも半導体粒
子2を押し込む冶具に柔軟性のある材料を使用すること
で、基板1に充分接触させることが可能となる。さらに
凸曲面を持つことによって光の光線角度の依存性も小さ
い。また、粒子の直径は10〜500μmがよく、10
μm未満では押しつける際に、絶縁体層3が押しつけ治
具に付着して半導体粒子2の表面が汚染され、500μ
mを越えると従来の平板状の半導体原料の使用量と変わ
らなくなり、半導体原料の節約の意味で粒子状の半導体
を使用する利点がなくなる。
【0018】絶縁体3は正極と負極の分離を行うために
設ける。例えばSiO2、B2O3、Al2O3、CaO、
MgO、P2O5、Li2O、SnO2、PbO、ZnO等
を任意な成分とするガラススラリーを用いた絶縁体等が
ある。絶縁体3は基板1上に形成したときに、ある程度
の固さ又は粘性が必要であり、押し込まれた半導体粒子
2を一時的に保持する必要がある。そして、後述の基板
1と半導体粒子2の間でオーミック接合を取る際の加熱
温度で融解して半導体粒子2を部分的に覆う特性を持つ
ものである。
設ける。例えばSiO2、B2O3、Al2O3、CaO、
MgO、P2O5、Li2O、SnO2、PbO、ZnO等
を任意な成分とするガラススラリーを用いた絶縁体等が
ある。絶縁体3は基板1上に形成したときに、ある程度
の固さ又は粘性が必要であり、押し込まれた半導体粒子
2を一時的に保持する必要がある。そして、後述の基板
1と半導体粒子2の間でオーミック接合を取る際の加熱
温度で融解して半導体粒子2を部分的に覆う特性を持つ
ものである。
【0019】ここで重要なのは、半導体粒子2を基板1
に押しつけてオーミック接合を取る前に基板1上に、絶
縁体3を仮形成しておくことである。このようにするこ
とで、半導体粒子2の上部表面を絶縁体3で覆ったり、
半導体粒子2を汚染することなく基板1に接合すること
が可能となり、接合後に半導体粒子2の上部表面を研磨
する等の機械的処理が不要となる。
に押しつけてオーミック接合を取る前に基板1上に、絶
縁体3を仮形成しておくことである。このようにするこ
とで、半導体粒子2の上部表面を絶縁体3で覆ったり、
半導体粒子2を汚染することなく基板1に接合すること
が可能となり、接合後に半導体粒子2の上部表面を研磨
する等の機械的処理が不要となる。
【0020】このときの絶縁体3は、半導体粒子2と絶
縁体3との重量関係が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V
1:粒状結晶半導体1個の体積、V2:粒状結晶半導体
1個が絶縁体に埋もれる体積、ρ1:粒状結晶半導体の
比重、ρ2:絶縁体の比重)となる絶縁体材料を用い
る。
縁体3との重量関係が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V
1:粒状結晶半導体1個の体積、V2:粒状結晶半導体
1個が絶縁体に埋もれる体積、ρ1:粒状結晶半導体の
比重、ρ2:絶縁体の比重)となる絶縁体材料を用い
る。
【0021】本来ならば上記式は、α1×V1×ρ1≧
α2×V2×ρ2(α1:粒状結晶半導体の室温時と接
合温度時の体積膨張比、α2:絶縁体の室温時と接合温
度時の溶融又は一部溶融体積の膨張比)で表すべきであ
る。しかしながら、α1については粒状結晶半導体の線
膨張係数は2〜6×10-6/℃であり、体積で考えれば
α1は1+(2〜50×10-9)となり、α1≒1であ
る。また、α2については絶縁体の室温時と接合温度時
の溶融又は一部溶融時の伸び率から推測して大きく見積
もっても1+(10-10)となり、α2≒1である。よ
って、α1=α2=1と近似し、上記式(V1×ρ1≧V
2×ρ2)とできる。
α2×V2×ρ2(α1:粒状結晶半導体の室温時と接
合温度時の体積膨張比、α2:絶縁体の室温時と接合温
度時の溶融又は一部溶融体積の膨張比)で表すべきであ
る。しかしながら、α1については粒状結晶半導体の線
膨張係数は2〜6×10-6/℃であり、体積で考えれば
α1は1+(2〜50×10-9)となり、α1≒1であ
る。また、α2については絶縁体の室温時と接合温度時
の溶融又は一部溶融時の伸び率から推測して大きく見積
もっても1+(10-10)となり、α2≒1である。よ
って、α1=α2=1と近似し、上記式(V1×ρ1≧V
2×ρ2)とできる。
【0022】絶縁体3の比重が半導体粒子2の比重より
も遙かに高いと、半導体粒子2と基板1との間でオーミ
ック接合を取る際の加熱温度で絶縁体3が融解するとき
に半導体粒子2に浮力が発生して融解した絶縁体3中で
浮いてしまい、半導体粒子2と基板1との間でオーミッ
ク接合できなくなる。そこで、絶縁体3中で半導体粒子
2に浮力が発生しないように、上記重量関係の式のごと
く半導体粒子2が絶縁体3の層中にしめる体積分の絶縁
体3の重量が半導体粒子2の重量以下であることが重要
となる。
も遙かに高いと、半導体粒子2と基板1との間でオーミ
ック接合を取る際の加熱温度で絶縁体3が融解するとき
に半導体粒子2に浮力が発生して融解した絶縁体3中で
浮いてしまい、半導体粒子2と基板1との間でオーミッ
ク接合できなくなる。そこで、絶縁体3中で半導体粒子
2に浮力が発生しないように、上記重量関係の式のごと
く半導体粒子2が絶縁体3の層中にしめる体積分の絶縁
体3の重量が半導体粒子2の重量以下であることが重要
となる。
【0023】半導体粒子2の球面を活用すべく、絶縁体
3中に半導体粒子2を例えば1/2埋め込んだ場合に必
要となる絶縁体の比重は、半導体粒子2の比重の2倍以
下となる。例えば半導体粒子2の主材料がSi(比重ρ
=2.33g/cm3)の場合の例を以下に挙げると、絶
縁体3の比重ρは4.66g/cm3以下であればよ
い。この条件を満たす絶縁体3としてはSiO2(ρ=
2.65g/cm3、m.p.1800℃)、B2O
3(ρ=1.84g/cm3、m.p.577℃)、Al 2
O3(ρ=3.96g/cm3、m.p.2050℃)、
CaO(ρ=3.37g/cm3、m.p.2572
℃)、MgO(ρ=3.65g/cm3、m.p.280
0℃)、P2O5(ρ=2.39g/cm3、m.p.36
0℃)、Li2O(ρ=2.01g/cm3、m.p.1
700℃)等があり、これらを任意に主成分とする材料
を用いればよい。上記材料に比べてPbO(ρ=9.5
3g/cm3、m.p.888℃)、SnO(ρ=6.4
4g/cm3、m.p.700℃)、ZnO(ρ=5.6
1g/cm3、m.p.1975℃)、BaO(ρ=5.
72g/cm3、m.p.1923℃)等は重いため主
材料にはできないが、絶縁体3全体の比重ρが4.66
g/cm3以下になるように、上記材料との複合で用い
てもよい。
3中に半導体粒子2を例えば1/2埋め込んだ場合に必
要となる絶縁体の比重は、半導体粒子2の比重の2倍以
下となる。例えば半導体粒子2の主材料がSi(比重ρ
=2.33g/cm3)の場合の例を以下に挙げると、絶
縁体3の比重ρは4.66g/cm3以下であればよ
い。この条件を満たす絶縁体3としてはSiO2(ρ=
2.65g/cm3、m.p.1800℃)、B2O
3(ρ=1.84g/cm3、m.p.577℃)、Al 2
O3(ρ=3.96g/cm3、m.p.2050℃)、
CaO(ρ=3.37g/cm3、m.p.2572
℃)、MgO(ρ=3.65g/cm3、m.p.280
0℃)、P2O5(ρ=2.39g/cm3、m.p.36
0℃)、Li2O(ρ=2.01g/cm3、m.p.1
700℃)等があり、これらを任意に主成分とする材料
を用いればよい。上記材料に比べてPbO(ρ=9.5
3g/cm3、m.p.888℃)、SnO(ρ=6.4
4g/cm3、m.p.700℃)、ZnO(ρ=5.6
1g/cm3、m.p.1975℃)、BaO(ρ=5.
72g/cm3、m.p.1923℃)等は重いため主
材料にはできないが、絶縁体3全体の比重ρが4.66
g/cm3以下になるように、上記材料との複合で用い
てもよい。
【0024】なお、絶縁体3の融解温度は基板1と半導
体粒子2とのオーミック接合温度以下であることが必要
である。半導体粒子2の主材料がSiで基板1の表面の
材料がAlの場合のオーミック接合温度は577℃以上
であることから、上記材料の単一成分例えば特許第26
41800号公報に挙げられているSiO2単体では融
点が高いために、本件の製造方法では絶縁体3を形成で
きない。上記材料の複数を任意に主成分とする材料を用
いれば絶縁体3の融解温度は基板1と半導体粒子2の間
でオーミック接合温度以下にすることが可能となる。
体粒子2とのオーミック接合温度以下であることが必要
である。半導体粒子2の主材料がSiで基板1の表面の
材料がAlの場合のオーミック接合温度は577℃以上
であることから、上記材料の単一成分例えば特許第26
41800号公報に挙げられているSiO2単体では融
点が高いために、本件の製造方法では絶縁体3を形成で
きない。上記材料の複数を任意に主成分とする材料を用
いれば絶縁体3の融解温度は基板1と半導体粒子2の間
でオーミック接合温度以下にすることが可能となる。
【0025】また、比重が重い材料でも、比重ρが4.
66g/cm3以下の上記材料をフィラーとして含有さ
せ、全体としての比重を4.66g/cm3以下にして
も浮力問題の解決が可能である。例えば、SiO2、A
l2O3、CaO、MgO、TiO2(ρ=4.2g/cm
3、m.p.1855℃)等の1種又は複数種の材料の
フィラーがある。
66g/cm3以下の上記材料をフィラーとして含有さ
せ、全体としての比重を4.66g/cm3以下にして
も浮力問題の解決が可能である。例えば、SiO2、A
l2O3、CaO、MgO、TiO2(ρ=4.2g/cm
3、m.p.1855℃)等の1種又は複数種の材料の
フィラーがある。
【0026】なお、主材料とは、処理温度で融解して初
期の形状を失い、冷却固化して絶縁層のガラス構造を形
成する材料をいい、フィラーとは、処理温度では融解せ
ずに、ほぼ初期の形状のまま残って絶縁層のガラス構造
内に混在する材料または粒子をいう。
期の形状を失い、冷却固化して絶縁層のガラス構造を形
成する材料をいい、フィラーとは、処理温度では融解せ
ずに、ほぼ初期の形状のまま残って絶縁層のガラス構造
内に混在する材料または粒子をいう。
【0027】第二導電形の半導体層4は結晶質又は結晶
質と非晶質とが混在する層であればよく、気相成長法等
で例えばシラン化合物の気相にn形を呈するリン系化合
物の気相、又はp形を呈するホウ素系化合物の気相を微
量導入して形成する。なお、結晶質又は結晶質と非晶質
とが混在する半導体層はアモルファス半導体層と比較し
て光の透過率が高いために、膜厚を厚くすることが可能
となる。入射光の一部が半導体粒子2のない部分で結晶
質と非晶質とが混在する半導体層4を透過し、下部の基
板1で反射して半導体粒子2に照射されることで、光電
変換装置全体に照射される光エネルギーを効率よく半導
体粒子2に照射することが可能となる。また、結晶質と
非晶質とが混在する半導体層4は電極の役目も兼ね備え
ることから、透明導電膜を別途設ける必要はなく、よっ
て工程が簡略化され、より低コスト化が可能となる。さ
らに、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導体層
4を形成した際の欠陥部に電極としての透明導電膜を形
成すると、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導
体層4の欠陥部の下部に位置する半導体粒子2と透明導
電膜がリークしてしまうといった問題が発生する。
質と非晶質とが混在する層であればよく、気相成長法等
で例えばシラン化合物の気相にn形を呈するリン系化合
物の気相、又はp形を呈するホウ素系化合物の気相を微
量導入して形成する。なお、結晶質又は結晶質と非晶質
とが混在する半導体層はアモルファス半導体層と比較し
て光の透過率が高いために、膜厚を厚くすることが可能
となる。入射光の一部が半導体粒子2のない部分で結晶
質と非晶質とが混在する半導体層4を透過し、下部の基
板1で反射して半導体粒子2に照射されることで、光電
変換装置全体に照射される光エネルギーを効率よく半導
体粒子2に照射することが可能となる。また、結晶質と
非晶質とが混在する半導体層4は電極の役目も兼ね備え
ることから、透明導電膜を別途設ける必要はなく、よっ
て工程が簡略化され、より低コスト化が可能となる。さ
らに、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導体層
4を形成した際の欠陥部に電極としての透明導電膜を形
成すると、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導
体層4の欠陥部の下部に位置する半導体粒子2と透明導
電膜がリークしてしまうといった問題が発生する。
【0028】導電性の兼ね合いから、層中の微量元素の
濃度は高くてもよく、例えば1×1016〜1021atm
/cm3程度である。さらに、結晶質又は結晶質と非晶
質とが混在する半導体層4は半導体粒子2の表面に沿っ
て形成し、pn接合が光の入射表面の近傍に位置し、且
つ半導体粒子2の凸曲面形状に沿って位置するように形
成することが望ましい。pn接合を半導体粒子2の凸曲
面状の表面に沿って形成することによってpn接合の面
積を広く稼ぐことができ、半導体粒子2の内部で生成し
たキャリアを効率よく収集することが可能となる。な
お、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導体層は
アモルファス半導体層よりも安定な材料であることか
ら、高い信頼性が期待される。
濃度は高くてもよく、例えば1×1016〜1021atm
/cm3程度である。さらに、結晶質又は結晶質と非晶
質とが混在する半導体層4は半導体粒子2の表面に沿っ
て形成し、pn接合が光の入射表面の近傍に位置し、且
つ半導体粒子2の凸曲面形状に沿って位置するように形
成することが望ましい。pn接合を半導体粒子2の凸曲
面状の表面に沿って形成することによってpn接合の面
積を広く稼ぐことができ、半導体粒子2の内部で生成し
たキャリアを効率よく収集することが可能となる。な
お、結晶質又は結晶質と非晶質とが混在する半導体層は
アモルファス半導体層よりも安定な材料であることか
ら、高い信頼性が期待される。
【0029】保護膜5は透明誘電体の特性を持つものが
よく、CVD法やPVD法等で例えば酸化珪素、酸化セ
シウム、酸化アルミニウム、窒化珪素、酸化チタン、S
iO 2−TiO2、酸化タンタル、酸化イットリウム等を
単一組成又は複数組成で単層又は組み合わせて結晶質と
非晶質とが混在する半導体層4上に形成する。保護膜5
は光の入射面に接しているために、透明性が必要であ
り、結晶質と非晶質とが混在する半導体層4の欠陥部の
下部に位置する半導体粒子2と保護膜5及びその上部と
の間のリークを防止するために必要である。なお、保護
膜5の膜厚を最適化すれば反射防止膜としての機能も期
待できる。
よく、CVD法やPVD法等で例えば酸化珪素、酸化セ
シウム、酸化アルミニウム、窒化珪素、酸化チタン、S
iO 2−TiO2、酸化タンタル、酸化イットリウム等を
単一組成又は複数組成で単層又は組み合わせて結晶質と
非晶質とが混在する半導体層4上に形成する。保護膜5
は光の入射面に接しているために、透明性が必要であ
り、結晶質と非晶質とが混在する半導体層4の欠陥部の
下部に位置する半導体粒子2と保護膜5及びその上部と
の間のリークを防止するために必要である。なお、保護
膜5の膜厚を最適化すれば反射防止膜としての機能も期
待できる。
【0030】なお、直列抵抗値を低くするために、結晶
質と非晶質とが混在する半導体層4又は保護層5の上に
一定間隔のフィンガーやバスバーといったパターン電極
を設け、変換効率を向上させることも可能である。
質と非晶質とが混在する半導体層4又は保護層5の上に
一定間隔のフィンガーやバスバーといったパターン電極
を設け、変換効率を向上させることも可能である。
【0031】
【実施例】次に、本発明の光電変換装置の実施例を説明
する。 [例1]実施例1の光電変換装置の断面図を図2に示
す。鉄を含む基板1上にアルミニウム層19を10μm
の厚みに形成し、その上に絶縁体3を焼成後の厚みが1
00μmになるように形成した。絶縁体としては表1の
各ガラスフリットにセルロース系バインダーと溶剤とし
てカルビトールを混合したものを用いた。その上に直径
250μmのp形シリコン粒子2を密に配置して絶縁体
3中に押し込み、アルミニウム層19に接触させた。次
に、絶縁体3の融解とシリコン粒子2をアルミニウム層
19に接合させるために、577℃以上の温度で加熱し
て、シリコン粒子2とアルミニウム層19の接合状況を
確認した。その結果を表1に示す。
する。 [例1]実施例1の光電変換装置の断面図を図2に示
す。鉄を含む基板1上にアルミニウム層19を10μm
の厚みに形成し、その上に絶縁体3を焼成後の厚みが1
00μmになるように形成した。絶縁体としては表1の
各ガラスフリットにセルロース系バインダーと溶剤とし
てカルビトールを混合したものを用いた。その上に直径
250μmのp形シリコン粒子2を密に配置して絶縁体
3中に押し込み、アルミニウム層19に接触させた。次
に、絶縁体3の融解とシリコン粒子2をアルミニウム層
19に接合させるために、577℃以上の温度で加熱し
て、シリコン粒子2とアルミニウム層19の接合状況を
確認した。その結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】比較例1〜4の絶縁体ではシリコン粒子2
がアルミニウム層19に接合できず、絶縁体の溶融時に
シリコン粒子2が浮いてしまったものと推定される。比
較例5と6では、シリコン粒子2に浮力が生じなかった
ために、シリコン粒子2がアルミニウム層19に接合は
したが、絶縁体の軟化点が処理温度より高いために、絶
縁体が未融解の状態となり、脆く、アルミニウム層19
から剥離してしまった。
がアルミニウム層19に接合できず、絶縁体の溶融時に
シリコン粒子2が浮いてしまったものと推定される。比
較例5と6では、シリコン粒子2に浮力が生じなかった
ために、シリコン粒子2がアルミニウム層19に接合は
したが、絶縁体の軟化点が処理温度より高いために、絶
縁体が未融解の状態となり、脆く、アルミニウム層19
から剥離してしまった。
【0034】一方、実施例1〜7では、シリコン粒子2
に浮力が生じなかったために、アルミニウム層19に接
合でき、絶縁体の軟化点が処理温度より低いために、絶
縁体が融解でき、しかもシリコン粒子2の表面が絶縁体
材料で汚染されず、良好であった。また、実施例8〜1
2でも比重が軽いフィラーを入れることによって絶縁体
全体としての比重を目的の比重まで軽くすることがで
き、実施例1〜7と同様に良好であった。なお、基板は
アルミニウムの単一基板(図1)でも同様の効果であっ
た。
に浮力が生じなかったために、アルミニウム層19に接
合でき、絶縁体の軟化点が処理温度より低いために、絶
縁体が融解でき、しかもシリコン粒子2の表面が絶縁体
材料で汚染されず、良好であった。また、実施例8〜1
2でも比重が軽いフィラーを入れることによって絶縁体
全体としての比重を目的の比重まで軽くすることがで
き、実施例1〜7と同様に良好であった。なお、基板は
アルミニウムの単一基板(図1)でも同様の効果であっ
た。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の光電変換装置に
よれば、基板上に第一導電形の粒状結晶半導体を多数配
置し、この粒状結晶半導体上に第二導電形の半導体層を
形成してpn接合部を形成し、この第二導電形の半導体
層と上記基板との間に絶縁体を介在させた光電変換装置
において、上記絶縁体として半導体粒子との重量関係
が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導体1
個の体積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋もれ
る体積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁体の
比重)となる絶縁体材料を用いることによって、基板と
半導体粒子の接合を行いながら良好な絶縁体を形成する
ことが可能となり、もって電極に穴を開ける必要がな
く、半導体粒子がない部分の入射光を利用することがで
き、上記絶縁体によって半導体層と基板の電極との間で
リークが発生することを防止することができ、その結
果、より安価で良好な変換効率を達成することができ
る。また、本発明の光電変換装置によれば、形状の自由
度があり、入射する光線角度の依存性が少ない光電変換
装置を提供できる。
よれば、基板上に第一導電形の粒状結晶半導体を多数配
置し、この粒状結晶半導体上に第二導電形の半導体層を
形成してpn接合部を形成し、この第二導電形の半導体
層と上記基板との間に絶縁体を介在させた光電変換装置
において、上記絶縁体として半導体粒子との重量関係
が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状結晶半導体1
個の体積、V2:粒状結晶半導体1個が絶縁体に埋もれ
る体積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ2:絶縁体の
比重)となる絶縁体材料を用いることによって、基板と
半導体粒子の接合を行いながら良好な絶縁体を形成する
ことが可能となり、もって電極に穴を開ける必要がな
く、半導体粒子がない部分の入射光を利用することがで
き、上記絶縁体によって半導体層と基板の電極との間で
リークが発生することを防止することができ、その結
果、より安価で良好な変換効率を達成することができ
る。また、本発明の光電変換装置によれば、形状の自由
度があり、入射する光線角度の依存性が少ない光電変換
装置を提供できる。
【図1】本発明の光電変換装置の一実施形態を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の光電変換装置の他の実施形態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来の光電変換装置を示す断面図である。
【図4】従来の他の光電変換装置を示す断面図である。
【図5】従来のその他の光電変換装置を示す断面図であ
る。
る。
1:基板、1‘・・・・導電膜、2:第一導電形の結晶半導
体粒子、3:絶縁体、4:第二導電形の半導体層、5:
誘電体保護層
体粒子、3:絶縁体、4:第二導電形の半導体層、5:
誘電体保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有宗 久雄 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場八日市ブロック 内 Fターム(参考) 5F051 AA02 AA03 AA05 DA01 DA03 DA20 FA06 FA13 GA02 GA03
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に第一導電形の粒状結晶半導体を
多数配置し、この粒状結晶半導体上に第二導電形の半導
体層を形成してpn接合部を形成し、この第二導電形の
半導体層と前記基板との間に絶縁体を介在させた光電変
換装置において、前記絶縁体として前記粒状結晶半導体
との重量関係が、V1×ρ1≧V2×ρ2(V1:粒状
結晶半導体1個の体積、V2:粒状結晶半導体1個が絶
縁体に埋もれる体積、ρ1:粒状結晶半導体の比重、ρ
2:絶縁体の比重)となる絶縁体を形成したことを特徴
とする光電変換装置。 - 【請求項2】 前記絶縁体が、SiO2、B2O3、Al2
O3、CaO、MgO、P2O5、およびLi2Oから選ば
れる複数の材料からなることを特徴とする請求項1に記
載の光電変換装置。 - 【請求項3】 前記絶縁体が、SiO2、Al2O3、C
aO、MgO、およびTiO2から選ばれる少なくとも
1種のフィラーを含むことを特徴とする請求項1に記載
の光電変換装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198451A JP2002016272A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 光電変換装置 |
US09/866,069 US6620996B2 (en) | 2000-05-29 | 2001-05-25 | Photoelectric conversion device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198451A JP2002016272A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 光電変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002016272A true JP2002016272A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18696615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000198451A Pending JP2002016272A (ja) | 2000-05-29 | 2000-06-30 | 光電変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002016272A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013168237A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
WO2013168623A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JPWO2013168623A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2016-01-07 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
US9941112B2 (en) | 2011-05-26 | 2018-04-10 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd | Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device |
DE112012003178B4 (de) | 2012-05-08 | 2022-12-08 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Halbleitervorrichtung und Halbleitervorrichtung |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198451A patent/JP2002016272A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9941112B2 (en) | 2011-05-26 | 2018-04-10 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd | Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device |
WO2013168237A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
WO2013168623A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
WO2013168238A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JP5508547B1 (ja) * | 2012-05-08 | 2014-06-04 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
CN103890919A (zh) * | 2012-05-08 | 2014-06-25 | 新电元工业株式会社 | 半导体接合保护用玻璃复合物、半导体装置的制造方法以及半导体装置 |
US9190365B2 (en) | 2012-05-08 | 2015-11-17 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Glass composition for protecting semiconductor junction, method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device |
JP5827398B2 (ja) * | 2012-05-08 | 2015-12-02 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物の製造方法、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JPWO2013168623A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2016-01-07 | 新電元工業株式会社 | 半導体接合保護用ガラス組成物、半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
US9318401B2 (en) | 2012-05-08 | 2016-04-19 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Glass composition for protecting semiconductor junction, method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device |
US9698069B2 (en) | 2012-05-08 | 2017-07-04 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Glass composition for protecting semiconductor junction, method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device |
DE112012003178B4 (de) | 2012-05-08 | 2022-12-08 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Halbleitervorrichtung und Halbleitervorrichtung |
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