JP2002011023A - 人工歯及びその製造方法 - Google Patents

人工歯及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顎骨との直接結合を要しない人工歯及びその
製造方法並びに同種・異種移植可能な人工歯及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 歯根膜並びに神経及び血管の細胞成分を
除去した同種又は異種の永久歯の歯根管内に抽出コラー
ゲンが充填された層を有すると共に該細胞成分が除去さ
れた歯根膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラーゲ
ンの膜を有する人工歯。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工歯及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】永久歯が抜けたり、抜歯された後には、
もはや新しい歯は生えてこない。そこで現状では、顎骨
にアルミナセラミックスやチタン等からなる歯根の代用
物を埋め込み、該歯根代用物の上に目的とする歯の歯冠
形状を型どった人工歯冠を結合・固定して歯の代用とし
ている。しかし、この方法では該歯根代用物が顎骨に直
接結合・固定されているため、該人工歯にかかる繰り返
し荷重(患者が繰り返しものを噛むことによって生じ
る)に耐えられずに該人工歯が抜けるという不具合があ
った。
【0003】一方、永久歯の移植については、自己の永
久歯を自己の他の部位に移し替える、すなわち自家移植
において生着したという報告(動物実験及び臨床例)が
ある。しかし、この方法では「智歯(親知らず)」を利
用するにとどまる。また、同種・異種移植については成
功したとの報告がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況を改善すべくなされたものであって、顎骨との直接
結合を要しない人工歯及びその製造方法並びに同種・異
種移植可能な人工歯及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これまで
同種・異種移植が成功していないのは、移植した永久歯
に歯根膜、歯髄、神経、及び血管、就中歯根膜をうまく
再生させることができなかったからであることを突き止
め本発明を完成させるに至ったものである。
【0006】すなわち、本発明は、歯根膜並びに神経及
び血管の細胞成分を除去した同種又は異種の永久歯を利
用した人工歯であって、歯根管内に抽出コラーゲンが充
填された層を有すると共に該細胞成分を除去された歯根
膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラーゲンの膜を
有することを特徴とする。
【0007】ここで、『歯根膜並びに神経及び血管の細
胞成分を除去』とは、人工歯の元となる同種又は異種の
永久歯から抗原性を示す又は抗原性の強い該永久歯由来
の細胞成分を完全に取り除くことを意味する。該細胞成
分の抜けた歯根膜、すなわち該永久歯のセメント質に垂
直にくい込むように存在している結合組織が残されてい
る歯根膜は、被移植者自身の歯根膜が再生するまでの足
場をその上に形成せしめられた抽出コラーゲンの膜(そ
の形成過程において該細胞成分の抜けた歯根膜中にも浸
入する)と共に提供するので歯根膜の再生に資するもの
として残しておくことが肝要である。尚、該採取された
永久歯には神経及び血管が付随している場合が多いが、
その中の細胞成分は該歯根膜中の細胞成分の除去を行う
際に付随的に除去される。細胞外成分を意識的に残した
歯根膜とは異なり、この際に神経及び血管の細胞外成分
は全て除去されてもよい。
【0008】また、前記の同種又は異種の永久歯は、少
なくとも歯根に相当する形状を有し、歯根管に相当する
内腔をその中に有するハイドロキシアパタイトからなる
成形体とその間隙に存在せしめられた抽出コラーゲンと
からなる人工歯であって、該内腔に抽出コラーゲンが充
填された層を有すると共に該歯根相当部分の表面に抽出
コラーゲンの膜を有する人工歯であってもよい。被移植
者自身の歯根膜再生に資する細胞成分の抜けた歯根膜を
有さない点においてその再生の完璧さは相対的に低くな
るが、その他の点、すなわち被移植者自身の歯根膜並び
に神経及び血管の再生に必要な工夫を施しているから、
顎骨との直接結合を要しない人工歯を提供するとの目的
は十分に達成し得るからである。尚、ハイドロキシアパ
タイトは、現段階において所望の強度を有し、且つ、生
体適合性に優れるものとして認識されている材料故選択
されたものである。したがって、ハイドロキシアパタイ
ト以上の強度を有し、且つ生体適合性を示すものであれ
ば当然に使用し得る。
【0009】尚、歯根管内又は該歯根管に相当する内腔
に充填され、その結果形成される抽出コラーゲンの層
は、移植された人工歯に対し被移植者自身の神経及び血
管の再生のための足場を提供するものであり、また歯根
又は歯根相当部分の表面に形成される抽出コラーゲンの
膜は、移植された人工歯に対し被移植者自身の歯根膜再
生のための足場を提供するものである。したがって、該
抽出コラーゲンが充填された層及び/又は該抽出コラー
ゲンの膜中に成長因子、例えば、b−FGF等を更に含
有せしめてもよい。これらの再生速度が速められるから
である。
【0010】ここで、『抽出コラーゲン』とは、各種動
物、例えばウシ、ブタ、ウサギ、ヒツジ、カンガルー、
鳥等の皮膚、骨、軟骨、腱、臓器を原料とし、酸、アル
カリ、酵素等を用いて可溶化されたI型コラーゲン、又
はI型とIII 型の混合コラーゲンをいい、『それらの層
又は膜』はコラーゲン分子が分散しているアモルファス
構造のものをいう。抽出コラーゲンは、優れた生体親和
性及び組織適合性を有し組織の再生を促進する、という
コラーゲン本来の性質を保持しており、しかも可溶化操
作にて抗原性基であるテロペプタイドが除去されている
ので、本発明の目的には好適な材料である。
【0011】一方、前記の人工歯は、以下のようにして
製造することができる。同種又は異種の生体から採取し
た永久歯を人工歯の元として使用する場合であるが、先
ず、界面活性剤(好ましくは非イオン性の界面活性剤、
それも"TritonX-100"、"Lubrol PX" 、"Tween series"
等に代表されるポリオキシエチレン誘導体)にて該永久
歯を洗浄して該永久歯の歯根膜並びに神経及び血管の細
胞成分を除去し(ここで、少なくとも歯根膜の細胞外成
分は残存させる)、次いで該永久歯の歯根管内に抽出コ
ラーゲンを充填すると共に該細胞成分を除去された歯根
膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラーゲンの膜を
形成する。
【0012】ここで、界面活性剤による該歯の洗浄は、
具体的には、0.1〜3wt%の界面活性剤溶液に12
〜72時間浸漬することによって行う。界面活性剤の濃
度が0.1wt%未満であると前記の細胞成分の除去が
不充分であるし、3wt%を越えると該界面活性剤が残
存するからである。一方、浸漬時間が12時間未満では
該細胞成分の除去が不充分であるし、72時間を越える
と採取した永久歯由来の歯根膜の細胞外成分が破壊され
るからである。尚、該歯の神経及び血管は極めて細い管
である歯根管中に存在しているため、界面活性剤溶液の
より早い且つ充分な浸透を図る意味で該永久歯の洗浄に
先立ち、歯根管内を機械的に、例えば歯科用ブラシ等を
使用して掃除しておいてもよい。更に、該神経及び血管
の除去の完璧さを期す意味で、該洗浄の前及び/又は該
掃除の後に超音波洗浄を行ってもよい。
【0013】次に、抽出コラーゲンの充填層と膜の形成
であるが、後者は、好ましくは0.1〜3wt%、特に
1〜2wt%の抽出コラーゲンを含む約3N の塩酸溶液
に前記の洗浄後の人工歯を浸漬し、これを風乾して、歯
根(正確には細胞成分が除去された歯根膜)の表面に厚
さが好ましくは10〜2000μm 、特に30〜100
μm のコラーゲン膜を形成すればよく、一方、前者は、
該コラーゲン塩酸溶液を、例えば真空にて吸引する方法
(歯根管が2本ある歯)や歯冠の先端を切除して歯根管
を開放孔とした後真空にて吸引する方法(歯根管が1本
しかない歯)、更には注射器にて圧入する方法等を適用
して歯根管内に導入し、該充填されたコラーゲン塩酸溶
液を乾燥すればよい。
【0014】また、前記の少なくとも歯根膜中の細胞成
分を除去する方法としては、急速凍結法を適用して行っ
てもよい(界面活性剤による方法と同様、一般的にはこ
の操作にて採取された永久歯由来の神経及び血管の細胞
成分も除去される)。
【0015】ここで急速凍結法による採取した永久歯の
凍結は、具体的には、−10〜−196℃の温度に急速
に凍結し、この温度条件を1〜48時間維持することに
よって行う。−10℃未満の温度では細胞成分の破壊が
不充分であるし、−196℃超では人工歯自体が破壊さ
れてしまうからである。一方、維持時間については、1
時間未満では細胞成分の破壊が不充分であるし、48時
間超では人工歯自体が脆弱になってしまうからである。
尚、この方法においても界面活性剤を用いる方法と同様
に歯根管内の機械的な予備清掃を行っても良い。また、
界面活性剤を用いる方法と同様の理由で急速凍結法適用
の前後において超音波洗浄を行ってもよい。
【0016】一方、歯根管に相当する内腔をその中に形
成したハイドロキシアパタイトからなる成形体とその間
隙に存在せしめられた抽出コラーゲンからなる人工歯を
元として用いる場合には、歯根膜の細胞成分の除去、ひ
いては神経及び血管の除去が不要故、該内腔への抽出コ
ラーゲンの充填と該歯の歯根に相当する部分の表面への
抽出コラーゲン膜の形成のみを同種又は異種の永久歯を
元にした人工歯のそれと同様に行えばよい。尚、元とな
るハイドロキシアパタイトからなる成形体とその間隙に
存在せしめられた抽出コラーゲンからなる人工歯は、該
ハイドロキシアパタイトをフィラー、該抽出コラーゲン
をバインダーとして混練し(粘土状物ができる)、所望
の歯根形状(歯冠に相当する部分は歯科治療において用
いられている補綴物を利用すればよいので必ずしも移植
前の歯の全体形状を有するものにする必要はない)に成
形し(歯根管に相当する内腔は予め又は成形時にその中
に形成)、次いで熱を加え該抽出コラーゲンに熱脱水架
橋を施すことによって作製するか、又は歯根管に相当す
る内腔を有する所望の歯根形状のハイドロキシアパタイ
トの焼結体の歯根相当部分に該内腔に向けて微細な孔
(その径は少なくとも90μm 、好ましくは300μm
程度。尚、該孔は好ましくは貫通孔)を多数形成し、次
いで歯根相当部分の表面への該抽出コラーゲンの膜の形
成する際に該抽出コラーゲンを該孔を介してしみ込ませ
ることによって作成する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に基き本
発明を詳細に説明する。
【0018】実施例1 白色家兎の下顎切歯及びビーグル犬の下顎犬歯を歯根膜
の損傷がないように抜歯し、それらをそれぞれ界面活性
剤を用いた洗浄法に付した。該洗浄法の条件は下記の通
りである(丸付き番号は、各操作の順番を示したも
の)。 超音波洗浄 処理時間:1時間 界面活性剤溶液による洗浄 使用薬剤:"Triton X-100"(シグマ社製) 使用濃度:1wt% 浸漬時間:72時間(室温下、継続攪拌) 超音波洗浄 処理時間:1時間 リンス 処理時間:48時間(室温下、流水中)
【0019】前記の操作後、染色(ヘマトキシリン・エ
オジン染色による)し、光学顕微鏡下に歯根膜中の細胞
残存状態を観察した結果、該細胞成分は完全に除去され
ていることを確認した(神経及び血管の細胞成分も同様
に完全に除去されていた)。
【0020】前記の操作を施した別のサンプル(細胞残
存状態の観察に供さなかったサンプル)を約3N の抽出
コラーゲン塩酸溶液に60分浸漬すると共に注射器を用
いてそれぞれの歯根管内に該抽出コラーゲン塩酸溶液を
注入し、次いで140℃にて24時間熱脱水架橋を行
い、同種生体由来の人工歯を得た。因に、歯根表面に形
成された抽出コラーゲンの膜の厚みは、約100μm で
あった。
【0021】得られた人工歯をそれぞれ別の同種生体
(下顎切歯を抜歯した別の白色家兎及び下顎犬歯を抜歯
したビーグル犬。尚、これらの供試体の抜歯においては
歯根膜の残存がないように行った。)に埋植した。90
日後、該移植された人工歯を顎骨と共に薄切して光学顕
微鏡にて観察した結果、歯根膜はおろか、神経及び血管
も再生していることが確認された。
【0022】実施例2 界面活性剤を用いた洗浄法に代えて急速凍結法を適用し
たこと(操作を急速凍結に変更。その条件は、−84
℃での凍結を72時間継続した後、4℃で1時間解凍で
ある。)及び操作を行わなかったこと以外、実施例1
と同様にして歯根膜中の細胞除去効果の確認試験及び被
移植体の歯根膜の再生状況(神経及び血管のそれも観
察)の観察試験を行った。
【0023】結果は、両試験とも実施例1と同様であっ
た。
【0024】
【発明の効果】本発明の人工歯によれば、顎骨と人工歯
との間に被移植体自身の歯根膜が再生されるので人工歯
と顎骨との直接結合を要せず、しかもその移植供給源と
して同種・異種の永久歯はおろかヒドロキシアパタイト
と抽出コラーゲンからなる人工物をも利用し得る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯根膜並びに神経及び血管の細胞成分を
    除去した同種又は異種の永久歯の歯根管内に抽出コラー
    ゲンが充填された層を有すると共に該細胞成分が除去さ
    れた歯根膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラーゲ
    ンの膜を有する人工歯。
  2. 【請求項2】 少なくとも歯根に相当する形状を有し、
    歯根管に相当する内腔をその中に有するハイドロキシア
    パタイトからなる成形体とその間隙に存在せしめられた
    抽出コラーゲンとからなる人工歯であって、該内腔に抽
    出コラーゲンが充填された層を有すると共に該歯根相当
    部分の表面に抽出コラーゲンの膜を有する人工歯。
  3. 【請求項3】 前記の抽出コラーゲンが充填された層及
    び/又は抽出コラーゲンの膜中に成長因子を更に含む請
    求項1又は2記載の人工歯。
  4. 【請求項4】 同種又は異種の生体から採取した永久歯
    を界面活性剤にて洗浄して該永久歯の歯根膜並びに神経
    及び血管の細胞成分を除去し、次いで該永久歯の歯根管
    内に抽出コラーゲンを充填すると共に該細胞成分が除去
    された歯根膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラー
    ゲンの膜を形成する人工歯の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記の界面活性剤による採取した永久歯
    の洗浄が0.1〜3wt%の界面活性剤溶液に該採取し
    た永久歯を12〜72時間浸漬することによって行われ
    る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 同種又は異種の生体から採取した永久歯
    を急速凍結して該永久歯の歯根膜並びに神経及び血管の
    細胞成分を除去し、次いで該永久歯の歯根管内に抽出コ
    ラーゲンを充填すると共に該細胞成分が除去された歯根
    膜をその上に有する歯根の表面に抽出コラーゲンの膜を
    形成する人工歯の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記の急速凍結法による採取した永久歯
    の凍結が該採取した永久歯を−10〜−196℃の温度
    に急速に凍結し、この温度条件を1〜48時間維持する
    ことによって行われる請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 歯根管に相当する内腔をその中に形成し
    た少なくとも歯根に相当する形状を有するハイドロキシ
    アパタイトからなる成形体とその間隙に存在せしめられ
    た抽出コラーゲンとからなる人工歯を作製し、次いで該
    人工歯の内腔中に抽出コラーゲンを充填すると共に該歯
    の歯根に相当する部分の表面に抽出コラーゲンの膜を形
    成する人工歯の製造方法。
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