JP2002010758A - 切込み付き魚肉練り製品およびその製造方法 - Google Patents

切込み付き魚肉練り製品およびその製造方法

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JP2002010758A
JP2002010758A JP2000197910A JP2000197910A JP2002010758A JP 2002010758 A JP2002010758 A JP 2002010758A JP 2000197910 A JP2000197910 A JP 2000197910A JP 2000197910 A JP2000197910 A JP 2000197910A JP 2002010758 A JP2002010758 A JP 2002010758A
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Japan
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fish meat
cut
heating step
producing
paste product
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Makio Doi
万希夫 土井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食べやすくしながら、分量を一人分ずつ均等に
分けるのを容易にする。全体でまとまりのある形を保つ
ことができる。 【解決手段】成形した魚肉すり身3に、長さ方向に沿っ
て串4を差し込む。成形後の魚肉すり身3をガスで加熱
する。魚肉すり身3の内部まで熱が通ったならば、魚肉
すり身3に複数の切込み2を付ける。切込み2は、薄い
板状に成形された魚肉すり身3の一方の面に、包丁によ
り串4に対し交差する方向で斜めに付ける。切込み2を
付けた魚肉すり身3を電気で加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切込みを有する蒲
鉾その他の切込み付き魚肉練り製品およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蒲鉾は、弾力性がある独特の歯触
りのため、そのままの形で食卓に供されると、歯が弱っ
た老人などには食べにくい。そこで、蒲鉾は、食べやす
くするよう、しばしば切り分けて食卓に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
人に供する場合、ばらばらに切り分けられた蒲鉾は、分
量を一人分ずつ均等に分けるのが難しいという課題があ
った。また、ばらばらに切り分けられた蒲鉾は、全体で
まとまりのある形を保っていないため、食卓で見た目が
悪いという課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、食べやすくしながら、分量を一人分
ずつ均等に分けるのが容易で、かつ、全体でまとまりの
ある形を保つことができる切込み付き魚肉練り製品およ
びその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る切込み付き魚肉練り製品は、1または
2以上の切込みを有することを特徴とする。
【0006】本発明に係る切込み付き魚肉練り製品の製
造方法は、魚肉すり身に加熱工程中に1または2以上の
切込みを付けることを特徴とする。本発明に係る切込み
付き魚肉練り製品の製造方法により、本発明に係る切込
み付き魚肉練り製品を容易に製造することができる。
【0007】切込み付き魚肉練り製品は、笹蒲鉾、ちく
わ、さつま揚げその他いかなる魚肉練り製品であっても
よい。切込みは、切込みごとに噛み切ったとき一口サイ
ズとなる箇所に設けられていることが好ましい。切込み
は、1または2以上の直線状であっても、網の目状であ
ってもよく、いかなる形状であってもよい。切込みは、
切込みの長さを大きくするため、魚肉練り製品の表面に
対し斜め方向となるよう付けられることが好ましい。
【0008】本発明に係る切込み付き魚肉練り製品は、
切込みに沿って噛み切ることにより噛み切りやすく、歯
が弱った老人であっても食べやすくすることができる。
本発明に係る切込み付き魚肉練り製品は、切り分けられ
てはいないため、全体でまとまりのある形を保ち、1個
の大きさを一人分に適した大きさに揃えれば、複数の人
に均等に分けやすい。
【0009】切込みを魚肉すり身の加熱工程中に付ける
ことにより、切込み面も加熱を受け、切込み面を互いに
付着しにくくすることができるとともに、切込み面を加
熱殺菌することができる。切込みは、手作業で行って
も、機械化して行ってもよい。
【0010】特に、本発明に係る切込み付き魚肉練り製
品の製造方法では、加熱工程前の魚肉すり身に串を差し
込み、加熱工程中の魚肉すり身にカッターで前記串に対
し交差する方向で切込みを付けることが好ましい。カッ
ターは、包丁、ナイフその他魚肉すり身に切込みを付け
るものであれば、いかなるものであってもよい。
【0011】この場合、串によりカッターが遮られて魚
肉すり身を分断せずに、切込みを付けることができる。
魚肉すり身に差し込む串の位置を表面から任意の深さの
位置に変えることにより、切込みの深さを調整すること
ができる。
【0012】また、本発明に係る切込み付き魚肉練り製
品の製造方法で、前記加熱工程は1次加熱工程および2
次加熱工程から成り、前記1次加熱工程では前記2次加
熱工程に比べて魚肉すり身の内部まで熱を通しやすい加
熱が行われ、前記2次加熱工程では魚肉すり身の表面に
焼き色を付けるよう加熱され、前記1次加熱工程と前記
2次加熱工程との間に切込みを付けることが好ましい。
1次加熱工程には遠赤外線を発するガス加熱が好まし
い。2次加熱工程には電気加熱が好ましい。
【0013】この場合、1次加熱工程で内部まで熱を通
すことにより、製品が縮みにくくなるとともに、魚肉す
り身がカッターに付着しにくく切りやすくなり、また、
切込み面が互いに付着しにくくなる。その後に2次加熱
工程を行うことにより、切込み面も加熱を受け、切込み
面を互いに付着しにくくすることができるとともに、切
込み面を加熱殺菌することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は、本発明
の実施の形態を示している。図1および図2に示すよう
に、切込み付き魚肉練り製品1が、複数の切込み2を有
する。切込み付き魚肉練り製品1は、笹蒲鉾から成る。
切込み付き魚肉練り製品1は、以下の工程で製造され
る。なお、切込み付き魚肉練り製品1の原料および加熱
温度その他の加工条件は、一般の笹蒲鉾の原料および加
工条件と同様である。
【0015】魚肉に食塩等の添加物を加えて擂潰し、魚
肉すり身3を準備する。魚肉すり身3を、笹蒲鉾にする
ため、笹の葉状に薄く成形する。成形は、尾鰭を有する
魚の形のほか、パンダなどの動物の形、丸形、三角形な
ど任意の形状で行うことができる。魚肉すり身3の1個
の大きさは、成形により一人分として食べるのに適した
大きさに揃えられる。成形した魚肉すり身3に、長さ方
向に沿って串4を差し込む。
【0016】成形後の魚肉すり身3をガスで加熱する
(1次加熱工程)。魚肉すり身3の内部まで熱が通った
ならば、魚肉すり身3に複数の切込み2を付ける。切込
み2は、薄い板状に成形された魚肉すり身3の一方の面
に、包丁により串4に対し交差する方向で斜めに付け
る。切込み2は、切込み2ごとに噛み切ったとき一口サ
イズとなる箇所に直線状に設ける。切込み2を付ける
際、串4により包丁が遮られて魚肉すり身3を分断せず
に、切込み2を付けることができる。なお、魚肉すり身
3に差し込む串4の位置を表面3aから任意の深さの位
置に変えることにより、切込み2の深さAを調整するこ
とができ、切込み2の箇所が薄肉でつながるように切る
こともできる。
【0017】切込み2を付けた魚肉すり身3を電気で加
熱する(2次加熱工程)。ガスによる1次加熱工程で
は、遠赤外線を発するため、電気による2次加熱工程に
比べて魚肉すり身3の内部まで熱を通しやすくなってい
る。電気による2次加熱工程では魚肉すり身3の表面に
焼き色を付けるよう加熱される。
【0018】加熱の際、1次加熱工程で内部まで熱を通
すことにより、製品が縮みにくくなるとともに、魚肉す
り身3がカッターに付着しにくく切りやすくなり、ま
た、切込み面2aが互いに付着しにくくなる。その後に
2次加熱工程を行うことにより、切込み面2aも加熱を
受け、切込み面2aを互いに付着しにくくすることがで
きるとともに、切込み面2aを加熱殺菌することができ
る。加熱後、切込み付き魚肉練り製品1から串4を引き
抜く。こうして、切込み付き魚肉練り製品1を容易に製
造することができる。
【0019】切込み付き魚肉練り製品1は、切込み2に
沿って噛み切ることにより噛み切りやすく、歯が弱った
老人であっても食べやすくなっている。また、切込み2
に沿って噛み切って食べることにより、切込み付き魚肉
練り製品1の表面に歯形を残さずに、きれいな見た目で
食べることができる。切込み付き魚肉練り製品1は、切
り分けられてはいないため、全体でまとまりのある形を
保っている。切込み付き魚肉練り製品1は、1個の大き
さを一人分に適した大きさに揃えてあるため、1個ずつ
分けることで、複数の人に均等に分けやすい。
【0020】切込み付き魚肉練り製品1は、切込み2が
魚肉すり身3の加熱工程中に付けられるため、切込み面
2aも加熱を受け、切込み面2aが互いに付着しにくく
なっているとともに、切込み面2aが加熱殺菌され、保
存性が保たれている。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る切込み付き魚肉練り製品お
よびその製造方法によれば、食べやすくしながら、分量
を一人分ずつ均等に分けるのが容易で、かつ、全体でま
とまりのある形を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の切込み付き魚肉練り製品
の正面図である。
【図2】図1に示す切込み付き魚肉練り製品の右側面図
である。
【符号の説明】
1 切込み付き魚肉練り製品 2 切込み 2a 切込み面 3 魚肉すり身 4 串

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または2以上の切込みを有することを特
    徴とする切込み付き魚肉練り製品。
  2. 【請求項2】魚肉すり身に加熱工程中に1または2以上
    の切込みを付けることを特徴とする切込み付き魚肉練り
    製品の製造方法。
  3. 【請求項3】加熱工程前の魚肉すり身に串を差し込み、
    加熱工程中の魚肉すり身にカッターで前記串に対し交差
    する方向で切込みを付けることを特徴とする請求項2記
    載の切込み付き魚肉練り製品の製造方法。
  4. 【請求項4】前記加熱工程は1次加熱工程および2次加
    熱工程から成り、前記1次加熱工程では前記2次加熱工
    程に比べて魚肉すり身の内部まで熱を通しやすい加熱が
    行われ、前記2次加熱工程では魚肉すり身の表面に焼き
    色を付けるよう加熱され、前記1次加熱工程と前記2次
    加熱工程との間に切込みを付けることを特徴とする請求
    項2または3記載の切込み付き魚肉練り製品の製造方
    法。
JP2000197910A 2000-06-30 2000-06-30 切込み付き魚肉練り製品およびその製造方法 Pending JP2002010758A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100930958B1 (ko) * 2009-02-24 2009-12-10 김유성 꼬치 포육 및 그 제조방법
KR101097860B1 (ko) 2009-10-06 2011-12-23 김유성 꼬치 포육
CN103190650A (zh) * 2013-02-22 2013-07-10 周涛 小鱼食品及其套装产品

Cited By (4)

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