JP2002010513A - 二次電池の充電方法と充電器 - Google Patents

二次電池の充電方法と充電器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の電池をより好ましい環境で充電して、
電池性能を低下させることなく大電流で急速充電する。 【解決手段】 二次電池の充電方法は、電池の温度上昇
で二次電池1の充電電流を変更して充電する。二次電池
の充電方法は、充電を開始するときの電池温度である充
電開始温度と、充電している二次電池1の温度が上昇す
る温度上昇勾配とを検出し、充電開始温度と温度上昇勾
配によって、充電電流を変化させる電流切換温度を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の温度上昇を
検出して、充電電流を変更しながら充電する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】二次電池は、電池の状態に応じて充電電
流を最適値に調整することにより、電池性能を低下させ
ることなく、大きな電流で短時間に満充電できる。この
ことを実現する充電方法として、以下のステップで、ニ
ッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池を充電す
る方法が開発されている。 (1) 充電を開始するときに電池の温度を検出する。こ
のとき、検出した電池の温度を20℃と仮定する。 (2) たとえば、3Aで予備充電して、満充電した電池
や不良電池を判別する。 (3) その後、充電電流を7Aに切り換えて急速充電を
開始する。 (4) 電池の温度を検出し、検出温度が25℃となっ
て、充電開始温度よりも5℃高くなると、充電電流を1
0Aに増加させる。 (5) さらに、電池温度を検出し、電池温度が50℃と
なって10Aの充電を開始したときの温度からさらに2
5℃高くなると、充電電流を3Aに減少する。 (6) 電池電圧から満充電を検出し、あるいは電池温度
が60℃になると満充電と判定し、あるいはまた、充電
を開始してから60分経過すると満充電と判定して充電
を終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の充電方法は、電
池温度が低いときには大電流では充電せず、電池温度が
上昇して、充電のための化学反応を速やかにできる状態
になると充電電流を増加し、さらに、電池が満充電に近
付くと充電電流を少なくするので、電池の性能低下を極
減しながら、短時間で急速充電でる特長がある。ただ、
この充電方法は、電池の温度上昇が設定値になるときに
充電電流を変更するので、温度特性が異なる電池を必ず
しも理想的な環境では充電できず、電池性能を低下させ
たり、あるいは充電時間が長くなる等の弊害が発生す
る。このため、ニッケル−水素電池とニッケル−カドミ
ウムの両方を充電する充電器、あるいは、電池の種類は
同じであっても、温度特性が異なる電池を充電するとき
に、特定の電池の性能を低下し、あるいは充電時間が長
くなる等の弊害が発生する。さらに、単三電池や単二電
池のように、規格寸法の二次電池の充電器は、異なるメ
ーカーの二次電池が充電される。充電器の取扱説明書
は、メーカーに専用の充電器を使用するように記載して
いる。ただ、消費者は、現実には、違うメーカーの電池
を充電しているのが実状である。さらに、同じメーカー
の電池であっても、電池は日進月歩に改良されて容量や
電気特性、さらに温度特性も変化する。さらにまた、同
じメーカーの電池であって同じ外形寸法であっても、用
途によって容量や温度特性が異なる。たとえば、容量が
できるかぎり大きくなるように設計している電池と、で
きるかぎり大電流で放電できるように設計している電池
では、温度特性が異なる。
【0004】したがって、電池温度を検出して充電電流
を変更して充電する方法は、必ずしも全ての電池を理想
に近い環境で充電できない。本発明は、さらにこの欠点
を解決することを目的に開発されたもので、本発明の重
要な目的は、種々の電池をより好ましい環境で充電する
ことにより、電池性能を低下することなく大電流で急速
充電できる二次電池の充電方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の二次電池の充電
方法は、電池の温度上昇で二次電池1の充電電流を変更
して充電する。二次電池の充電方法は、充電を開始する
ときの電池温度である充電開始温度と、充電している二
次電池1の温度が上昇する温度上昇勾配とを検出し、充
電開始温度と温度上昇勾配によって、充電電流を変化さ
せる電流切換温度を変更する。
【0006】本発明の二次電池の充電方法は、好ましく
は、電池温度が第1電流切換温度まで上昇すると充電電
流を増加して充電し、その後、電池温度が第2電流切換
温度までに上昇すると充電電流を減少する。
【0007】さらに、本発明の充電方法は、好ましく
は、温度上昇勾配が小さくなると、充電電流を増加させ
る第1電流切換温度を低くする。さらにまた、本発明の
充電方法は、好ましくは、電池温度が充電停止温度まで
上昇すると充電を停止する。温度上昇勾配は、たとえ
ば、電池温度が所定の温度上昇する時間で検出すること
ができる。さらに、本発明の充電方法は、好ましくは、
充電開始温度が所定の温度よりも低いとき、温度上昇勾
配が低くなるにしたがって第2電流切換温度を低くす
る。
【0008】本発明の充電器は、電池の温度が上昇する
と二次電池1の充電電流を変更して充電する。充電器
は、充電している電池の温度上昇勾配と充電開始温度か
ら、充電電流を切り換える電池の温度を特定する温度テ
ーブルを記憶している記憶回路10と、この記憶回路1
0に記憶される温度テーブルにしたがって、充電電流を
切り換える電流制御回路3とを備える。電流制御回路3
は、充電開始温度と温度上昇勾配を検出し、検出した充
電開始温度と温度上昇勾配から、記憶回路10に記憶し
ている温度テーブルによって充電電流を特定し、特定さ
れた充電電流で二次電池1を充電するようにしている。
【0009】本発明の充電器は、好ましくは、記憶回路
10が、充電開始温度と温度上昇勾配からテーブル値を
特定する温度テーブルと、テーブル値から電流切換温度
を特定する温度テーブルとを記憶している。さらに、本
発明の充電器は、好ましくは、記憶回路10が、充電開
始温度と温度上昇勾配から充電を停止させる充電停止温
度(TCO)を特定する温度テーブルを記憶している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための充電方法と充電器を例示
するものであって、本発明は充電方法と充電器を以下の
ものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0012】図1は本発明の充電方法に使用する充電回
路のブロック図を示す。この図の回路は、入力される商
用の交流を二次電池1を充電する直流電圧とする電源回
路2と、この電源回路2を制御して、二次電池1の充電
電流を変更する電流制御回路3と、二次電池1を充電す
る電流値を記憶している記憶回路10とを備える。
【0013】図の電源回路2はスイッチング電源で、入
力される商用の交流を直流に変換する第1整流回路4
と、第1整流回路4から出力される直流をスイッチング
して交流に変換するスイッチング素子5と、このスイッ
チング素子5でスイッチングされる交流を、二次電池1
を充電する電圧に変更するトランス6と、トランス6の
二次側に出力される交流を整流して直流に変換する第2
整流回路7とを備える。この図の電源回路2は、スイッ
チング素子5をオンオフにするデューティーを変更し
て、二次電池1を充電する電流を変更する。スイッチン
グ素子5のオフ時間に対するオン時間を長くすると、充
電電流は増加し、オン時間を短くすると充電電流は減少
する。スイッチング素子5のオン時間を長くすると、第
1整流回路4からトランス6に供給される電力が増加し
て、トランス6の出力が大きくなるからである。したが
って、この電源回路2は、スイッチング素子5をオンオ
フにするデューティーを制御して、二次電池1の充電電
流を調整できる。
【0014】図示しないが、電源回路は、出力側に電流
を制御する出力制御回路を設けて、二次電池の充電電流
を調整することができる。出力制御回路は、トランジス
ターやFET等の半導体素子で実現できる。出力制御回
路の半導体素子は、内部抵抗を変更して二次電池の充電
電流を制御する。
【0015】電流制御回路3は、充電している二次電池
1の温度を検出する温度センサー8から入力される電池
温度から二次電池1の充電電流を演算する演算回路9
と、演算回路9から入力される制御信号と、電池と直列
に接続している電流検出抵抗11から入力される電流検
出電圧でスイッチング素子5をオンオフにする信号を出
力するCV−CC制御回路12と、CV−CC制御回路
12の出力でスイッチング素子5をオンオフに切り換え
るフォトカップラ13とを備える。
【0016】温度センサー8は、充電する二次電池1の
表面に配設されて、二次電池1の温度を検出する。図1
は、バッテリーパック15に内蔵している二次電池1を
充電する回路を示している。バッテリーパック15は、
二次電池1の温度を検出する温度センサー8を内蔵して
いる。温度センサー8は、サーミスタのように電池温度
で抵抗が変化する素子である。図の回路図に示す充電器
は、充電器の内部温度を検出する充電器温度センサー1
4も内蔵している。充電器温度センサー14の信号は演
算回路9に入力される。演算回路9は、充電器の温度が
設定温度よりも高くなることを検出すると、充電を中断
し、あるいは充電電流を減少させる。
【0017】演算回路9は、温度センサー8から入力さ
れる信号を演算して、二次電池1を充電する電流を制御
する。演算回路9が充電電流を変更する電池温度は、記
憶回路10に記憶している。演算回路9は、記憶回路1
0に記憶しているテーブルにしたがって、二次電池1の
充電電流を変更する。演算回路9は、充電を開始した最
初に、所定の電流で二次電池1を予備充電して、満充電
された電池と不良電池を識別する。不良電池でなく、ま
た満充電された電池でないと判定されると、その後、所
定の電流で充電し、電池の温度が第1電流切換温度まで
上昇すると充電電流を増加させる。電池が満充電に近付
いて、電池温度が第2電流切換温度まで上昇すると、充
電電流を減少させて満充電する。
【0018】演算回路9から出力される充電電流を切り
換える信号はCV−CC制御回路12に入力される。C
V−CC制御回路12は、演算回路9が特定した充電電
流で二次電池1を充電するように、フォトカップラ13
を介してスイッチング素子5のオンオフを制御する。C
V−CC制御回路12は、電流検出抵抗11の出力信号
で、二次電池1の充電電流を検出する。電流検出抵抗1
1で検出した充電電流が、演算回路9で特定された電流
となるように、フィードバックをかけてスイッチング素
子5を制御する。たとえば、充電電流が演算回路9から
特定される充電電流よりも小さくなると、CV−CC制
御回路12は、スイッチング素子5をオンにする時間を
長くして、充電電流を増加させる。CV−CC制御回路
12から出力されるオンオフのスイッチング信号は、フ
ォトカップラ13で絶縁されてスイッチング素子5に入
力される。
【0019】記憶回路10は、二次電池1を充電する電
流値を記憶しており、電流制御回路3の演算回路9に接
続されている。記憶回路10は、表1と表2に示す温度
テーブルを記憶している。演算回路9は、記憶回路10
に記憶している表1と表2から、充電電流を切り換える
電池温度を特定する。演算回路9は、表1の温度テーブ
ルから表2のテーブル値を特定する。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1は、充電開始温度と温度上昇勾配から
テーブル値を特定する温度テーブルである。この表にお
いて温度上昇勾配は、電池温度が1℃上昇する時間で特
定される。温度上昇勾配は、単位時間に電池温度が上昇
する勾配であるから、上昇温度(℃)/時間(秒)で計
算される。したがって、上昇温度を1℃とする場合、温
度上昇勾配は1℃/時間(秒)となって時間の逆数で計
算される。このことから、表1において、1℃温度が上
昇する時間の長い電池は、温度上昇勾配が小さく温度が
ゆっくりと上昇する電池となる。この表は、予備充電し
た後、7Aで充電して電池温度が1℃上昇する時間で温
度上昇勾配を特定している。本発明の充電方法は、所定
の温度上昇する時間ではなくて、時間を一定として電池
の上昇温度で温度上昇勾配を検出することもできる。
【0023】表2は、A〜Hのテーブル値において、充
電電流を7Aから10Aに切り換える第1電流切換温度
と、10Aから3Aに切り換える第2電流切換温度と、
充電を終了する充電停止温度(TCO)とを特定する温
度テーブルである。この温度テーブルにおいて、第2電
流切換温度は、充電開始温度を基準としているが、第1
電流切換温度を基準として、第1電流切換温度からの上
昇する温度とすることもできる。充電停止温度(TC
O)は、充電開始温度から上昇した温度差ではなくて、
電池自体の温度である。
【0024】図1に示す充電回路は、以下のステップで
二次電池1を充電する。充電するステップを図2に示し
ている。 [n=1のステップ]充電器に二次電池1がセットされ
たかどうか、さらにセットされた二次電池1の種別を判
別する。二次電池1がセットされたかどうかは、電圧を
検出して判別する。また、二次電池1の種別は、セット
された二次電池1の出力電圧で判別する。 [n=2のステップ]電池の温度を検出する。このステ
ップで電池の充電開始温度が検出される。 [n=3のステップ]電池温度が異常に高い場合、充電
電流を0.1Aに減少して充電を待機させる。電池温度
が設定温度まで低下すると、前のステップにもどる。電
池を急速充電しているときも、電池温度が異常に高くな
ると、このステップで充電電流を少なくして、電池温度
が低下するまで充電を待機させる。 [n=4のステップ]3Aの定電流で二次電池1を予備
出力する。このステップで、満充電した電池と、異常な
電池を識別する。電池が異常であると識別され、あるい
は満充電電池と識別されると、次のステップに進まな
い。
【0025】[n=5〜7のステップ]充電電流を7A
として急速充電を開始する。このステップにおいて、演
算回路9は電池の温度を検出し、電池温度が1℃上昇す
る時間を検出する。電池温度が1℃上昇する時間が検出
されると、検出された時間と充電開始温度から、表1に
したがって、テーブル値A〜Hを選択する。たとえば、
電池温度が1℃上昇する時間が18秒で、充電開始温度
が21℃であると、表1からテーブル値Cが選択され
る。テーブル値Cは、表2に示すように、電池温度が2
7℃になって充電開始温度から6℃上昇して第1電流切
換温度になると、充電電流を7Aから10Aに切り換え
る。10Aで充電して、電池温度が51℃になって充電
開始温度から30℃上昇して第2電流切換温度になる
と、充電電流を10Aから3Aに切り換える。
【0026】表2は、各々のテーブル値A〜Hにおい
て、充電を停止させる電池温度として充電停止温度(T
CO)を特定している。電池の温度がこの温度になる
と、充電電流に関係なく、充電を停止させる。充電開始
温度が25℃である電池は、10Aから3Aに切り換え
る第2電流切換温度が、充電開始温度+30℃であるか
ら、第2電流切換温度からすれば、55℃で充電電流を
10Aから3Aに切り換える。ただ、電池温度が55℃
になると充電を停止させるので、この電池は10Aから
3Aに切り換えることなく、電池温度が52℃になると
充電を停止する。したがって、10Aで充電して充電を
終了する。
【0027】
【発明の効果】本発明の二次電池の充電方法と充電器
は、温度特性が異なる電池を、より好ましい環境で充電
して、電池性能を低下することなく大電流で急速充電で
きる特長がある。それは、本発明の充電方法と充電器
が、電池の充電開始温度と温度上昇勾配を検出して、充
電開始温度と温度上昇勾配の両方で、充電電流を切り換
える電流切換温度を最適値に変更しているからである。
電池は化学反応して充電されるので、温度が低いときに
大電流で急速充電すると電池性能を低下させる原因とな
る。従来の充電方法は、充電電流を切り換える温度を一
定に特定しているので、温度特性が異なる電池を同じ充
電方法や充電器で充電すると、電池性能が低下したり、
あるいは短時間で急速充電できなくなる欠点があった。
本発明の充電方法と充電器は、充電開始温度と温度上昇
勾配の両方で、充電電流を切り換える温度を変更するの
で、たとえば、充電を開始したときに温度の高い電池、
いいかえると、化学反応を速やかにできる電池を短時間
で大電流の急速充電に移行し、温度が低い電池、いいか
えると化学反応が緩慢な電池は、大電流に切り換える時
間を遅くして大電流による電池性能の低下を有効に防止
できる。さらに、充電中に温度がゆっくりと上昇する電
池と早く上昇する電池を、同じ温度で充電電流の切り換
えを行うと、電池性能を低下したり満充電できなくなっ
たりするが、本発明の充電方法と充電器は、温度上昇勾
配によっても充電電流を切り換える温度を最適値に変更
するので、温度が上昇する割合が異なる電池も、より理
想に近い状態で満充電できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の二次電池の充電方法に使用す
る充電回路のブロック図
【図2】図1に示す充電回路が二次電池を充電する工程
を示すフローチャート図
【符号の説明】
1…二次電池 2…電源回路 3…電流制御回路 4…第1整流回路 5…スイッチング素子 6…トランス 7…第2整流回路 8…温度センサー 9…演算回路 10…記憶回路 11…電流検出抵抗 12…CV−CC制御回路 13…フォトカップラ 14…充電器温度センサー 15…バッテリーパック

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の温度上昇で二次電池(1)の充電電
    流を変更して充電する充電方法において、 充電を開始するときの電池温度である充電開始温度と、
    充電している二次電池(1)の温度が上昇する温度上昇勾
    配とを検出し、充電開始温度と温度上昇勾配によって、
    充電電流を変化させる電流切換温度を変更する二次電池
    の充電方法。
  2. 【請求項2】 電池温度が第1電流切換温度まで上昇す
    ると充電電流を増加して充電し、その後、電池温度が第
    2電流切換温度までに上昇すると充電電流を減少する請
    求項1に記載の二次電池の充電方法。
  3. 【請求項3】 温度上昇勾配が小さくなると、充電電流
    を増加させる第1電流切換温度を低くする請求項1に記
    載の二次電池の充電方法。
  4. 【請求項4】 電池温度が充電停止温度まで上昇すると
    充電を停止する請求項1に記載の二次電池の充電方法。
  5. 【請求項5】 温度上昇勾配を、電池温度が所定の温度
    上昇する時間で検出する請求項1に記載の二次電池の充
    電方法。
  6. 【請求項6】 充電開始温度が所定の温度よりも低いと
    き、温度上昇勾配が低くなるにしたがって第2電流切換
    温度を低くする請求項1に記載の二次電池の充電方法。
  7. 【請求項7】 電池の温度が上昇すると二次電池(1)の
    充電電流を変更して充電する充電器において、 充電している電池の温度上昇勾配と充電開始温度から、
    充電電流を切り換える電池の温度を特定する温度テーブ
    ルを記憶している記憶回路(10)と、この記憶回路(10)に
    記憶される温度テーブルにしたがって、充電電流を切り
    換える電流制御回路(3)とを備え、 電流制御回路(3)が、充電開始温度と温度上昇勾配を検
    出し、検出した充電開始温度と温度上昇勾配から、記憶
    回路(10)に記憶している温度テーブルによって充電電流
    を特定し、特定された充電電流で二次電池(1)を充電す
    るようにしてなることを特徴とする充電器。
  8. 【請求項8】 記憶回路(10)が、充電開始温度と温度上
    昇勾配からテーブル値を特定する温度テーブルと、テー
    ブル値から電流切換温度を特定する温度テーブルとを記
    憶している請求項7に記載される充電器。
  9. 【請求項9】 記憶回路(10)が、充電開始温度と温度上
    昇勾配から充電を停止させる充電停止温度(TCO)を
    特定する温度テーブルを記憶している請求項7に記載さ
    れる充電器。
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