JP2006074935A - 充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池電圧と残存する充電容量の対応を良好にする充電方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 電池の充電方法は、装着された電池41を、第1の規定時間、充電又は放電した後、第2の規定時間、充電又は放電を中止し、この後、前記電池41の開放電圧を測定する工程とを備える充電方法であって、前記開放電圧と複数の規定電圧と比較することで、前記電池41を残存容量に応じて分類し、分類別に対応した充電制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、充電方法に関する。
以下の特許文献に記載された充電方法においては、充電を開始するときに電池の充電開始電圧を検出し、充電開始電圧が設定電圧よりも高い電池は定格急速充電電流で充電する。充電開始電圧が設定電圧よりも低い電池は、定格急速充電電流よりも低電流な制限急速充電電流で急速充電する。
特開2001−186683
このような充電方法は、充電を開始するときに電池の充電開始電圧を検出している。このように電池電圧を測定することで、電池電圧に対応した電池の残存する充電容量を測定することことができる。しかしながら、充電開始時の電池電圧に、残存する充電容量を対応させることは、正確でないことが多かった。
本発明はこのような問題点を解決するために成されたものであり、電池電圧と残存する充電容量の対応を良好にする充電方法を提供することを目的とする。
本発明の充電方法は、装着された電池を、第1の規定時間、充電又は放電した後、第2の規定時間、充電又は放電を中止し、この後、前記電池の開放電圧を測定する工程とを備える充電方法であって、前記開放電圧と複数の規定電圧と比較することで、前記電池を残存容量に応じて分類し、分類別に対応した充電制御を行うことを特徴とする。
本発明の充電方法は、第1の規定時間、充電又は放電することで、電池電圧が測定される前の電池の状態を、同じにすることができる。第2の規定時間、充電又は放電を中止し、この後、前記電池の開放電圧を測定することで、電池電圧が安定化する。これによって、電池の残存容量に対応した適切な電圧を測定することができ、各残存容量に適した充電制御ができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための充電方法を例示するものであって、本発明は充電方法を以下の方法に特定しない。
図1に示す充電回路は、電池41に充電電流を供給して充電する電源回路2と、電源回路42と電池41との間に接続されて電池41の平均充電電流を調整するスイッチング素子43と、このスイッチング素子43をオンオフに切り換えて、充電電流を調整する制御回路44と、電池温度を検出して制御回路44に温度信号を入力する温度センサー45とを備える。
電池41は、規格上の単1〜4型電池等を使用する場合は、充電器(図示なし)に電池41を設置したときに、温度センサー45が電池41に密着するように配置される。また、電池41がパック電池である場合には、温度センサー45は、パック電池内の素電池に密着させて配置される。
また、本実施例の充電器は、制御回路44にて制御され、周囲の空気を電池41に当てて電池41を冷却するための冷却ファン25を備えている。本実施例においては、後述するように、電池41の充電状態に応じて、冷却ファン25は、停止、低速、中速、高速に制御される。
この充電回路が電池41を充電するときの電池温度が上昇する特性と、電池電圧が変化する特性を図2のグラフに示している。この図2において、曲線Aは電池温度が上昇する特性を、曲線Bは電池電圧(充電開始時の電池温度25℃)が変化する特性を示している。この図に示すように、図1の充電回路は、満充電されるときに電池温度が上昇する割合を小さくするのではなく、充電を開始した最初の温度上昇充電工程において、電池温度を上昇所定温度まで上昇させ、その後は温度保持充電工程において、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する。したがって、最初に大きな電流を流して電池温度を上昇させる。いいかえると、電池温度が上昇する程度に大きな電流を流して電池41を充電する。このとき、電池41は大きな電流で充電されるが、電池温度が高くならないので、電池性能が低下することはなく、この時間帯に大きな容量を充電できる。
この図において、曲線Xは、本実施例において、冷却ファン7を動作させて充電を行ったときの電池温度を示し、X(10℃)、X(25℃)、X(30℃)は充電開始時の電池の温度が、各々、10℃、25℃、30℃の電池の温度上昇を示している。点線で示す曲線Yは、温度上昇充電工程だけにおいて、冷却ファン25が動作しないときの電池温度の上昇を示しており、Y(10℃)、Y(25℃)、Y(30℃)は充電開始時の電池の温度が、各々、10℃、25℃、30℃の温度上昇を示している。冷却ファン25が動作しないときは、温度上昇が大きいことが理解できる。そして、冷却ファン25が動作しないときは、温度上昇が大きく、電池温度が、後述する上昇所定温度、保持設定温度に短時間で到達することより、充電電流を減少させる必要があり、このため、充電時間が長くなる。
電源回路42は、スイッチング素子3をオンにする状態で、電池41を、平均電流1.5C〜10C、好ましくは2C〜8C、さらに好ましくは2C〜5Cの大きな電流で充電する出力を有する。電源回路は、制御回路とは別のアダプターとしてリード線を介して制御回路に接続することができる。ただ、電源回路を制御回路と同じケースに収納することもできる。
充電回路は、図1に示すように複数の電源回路42を切り換えて電池41を充電することもできる。複数の電源回路2は、切換スイッチ6を介してスイッチング素子43に接続される。切換スイッチ46は、電池41を充電する電源回路42を切り換える。複数の電源回路42は、電池41をパルス充電するときのピーク電流が異なる。電池41は平均充電電流が同じであっても、パルス充電するピーク電流が大きいと発熱が大きくなる。このため、電池41を大電流で充電するとき、ピーク電流が小さくなる電源回路42に切り換えて、電池1を充電すると、電池41の発熱を少なくできる。したがって、電池41をより大きな平均充電電流で充電して電池温度の上昇を少なくできる。
スイッチング素子43はトランジスターやFETで、制御回路44にスイッチングされて電池41をパルス充電する。スイッチング素子43は、スイッチングされないでオン状態に保持されて、電池41を最初に大電流で充電して電池温度を所定の温度である上昇所定温度、保持設定温度まで上昇させる。この場合、定電流充電となる。また、スイッチング素子43は、所定のデューティー比でオンオフにスイッチングされて、電池41を最初にパルスの大電流(平均電流値が大きい大電流)で充電して所定の温度である上昇所定温度、保持設定温度まで上昇することもできる。
スイッチング素子43は、オンオフに切り換えられるデューティー比で電池41をパルス充電する平均充電電流を調整する。パルス充電するときのデューティー比(Q)は、スイッチング素子43をオンにする時間(ton)とオフにする時間(toff)との比率であるから以下の式で表される。
Q=ton/(ton+toff)
したがって、スイッチング素子43がオンオフに切り換えられるデューティー比を小さくすると平均充電電流は小さくなり、反対にデューティー比を大きくすると平均充電電流は大きくなる。
制御回路44は、温度センサー45から入力される信号で電池温度を検出して、スイッチング素子43を所定のデューティー比でオンオフに切り換える。スイッチング素子43をオンオフに切り換えるデューティー比は、電池温度が高い状態では小さく、電池温度が低くなると大きくして、電池温度を保持設定温度に保持する。図2に示すように、充電を開始する最初には電池温度が低いので、電池温度が上昇所定温度まで上昇するまでは大きな電流で充電し、その後は電池41の温度を保持設定温度に保持するように、制御回路44がスイッチング素子43のデューティー比を制御する。制御回路4が、スイッチング素子3をオンオフに切り換える周期は、1msec〜10sec、好ましくは10msec〜2sec、さらに好ましくは50msec〜2secとする。
制御回路44は、温度センサー45で検出した電池温度が保持設定温度よりも低いとき、デューティー比を大きくして、電池41をパルス充電する平均充電電流を大きくして電池温度を上昇させる。電池温度が保持設定温度まで上昇すると、デューティー比を小さくして電池温度が保持設定温度を越えないように、また保持設定温度から低下しないようにスイッチング素子3のデューティー比を制御する。したがって、制御回路44は電池41を定電流で充電することはなく、また定電圧で充電することもない。制御回路44は、スイッチング素子43のデューティー比を制御して、電池41を充電する平均充電電流を制御し、電池41の温度が図2のカーブを示すようにコントロールする。
図1の充電回路は、以下の工程で電池41を充電する。以下は、ニッケル−水素電池の充電方法を例示するが、ニッケル−カドミウム電池も充電電流を変更して同じように充電できる。
(1) まず、充電開始の前に、充電回路において、充電する電池41の温度を温度センサー
45で検出する。制御回路44は、検出した電池温度が開始設定温度範囲にあるとき、温度上昇充電工程を開始する。温度上昇充電工程を開始する電池41の開始設定温度範囲は0〜40℃、好ましくは10〜30℃とする。電池温度が開始設定温度範囲よりも低いとき、あるいは高いときには、電池電圧を検出しながら通常充電を開始する。通常充電は、充電電流を1C以下に制限し、電池電圧を検出しながら、電池電圧がピーク電圧となり、あるいはΔVを検出して満充電する。
さらに、電池41の残容量を電圧から検出する。満充電に近い電池が、次の温度上昇充電工程で充電されると過充電されて、電池性能が低下するからである。
まず、制御回路44にて、電池を装着した時の初期の電池電圧を、下記の各種設定電圧と比較して、大まかに電池を残存容量に応じて、以下の残存容量に分類する。
A残存容量大状態 (初期電池電圧1.36V以上)
B残存容量小状態 (初期電池電圧1.26V超、1.36V未満、概略の残存容量25%以上65%未満)
C空状態 (初期電池電圧1.26V以下、 概略の残存容量25%未満)
ここで、上記のCの空状態と分類された電池は、以下の後述する(2)(3)の工程を順に進んで充電することになる。Bの残存容量小状態に分類された電池は、後述するA-3状態(やや空状態)と同じの制御で充電される。このように、B、C状態の初期電池電圧の低い電池は、電池電圧と残存容量とは対応している。しかしながら、Aの残存容量大状態の電池は、初期の電池電圧と残存容量が対応していないことがあるので、以下のように、短時間の充電の後、一定時間放置し、充電後の電池電圧を測定することにより、残容量を把握している。残容量を正しく把握することで、残容量が大きい電池が、後述する温度上昇充電工程等の充電により、過充電となることを防止している。
Aの残存容量大状態の電池は、より適切に残容量を反映した電池電圧とするために、電池41を一定時間(例えば、5〜60S)充電(例えば、電流1.5C〜10C)し、充電を中止し、一定時間(例えば、0.5〜3分)経過後、電池電圧を測定してもよい。図3は、単3電池を、電流10Aで、7S間充電し、充電を停止したときの、各残存容量(80%、70%、60%)の電池の電池電圧の変化を示している。充電を停止後、10S以上経過すると安定しはじめ、20S以上であればかなり安定しており、30〜60S以上経過するれば、ほぼ安定する。
装着された電池の電池電圧(=開放電圧)と電池の残存容量との関係は、大まかに対応している。しかしながら、例えば、測定される電池電圧が同じでも、測定前の電池の状態、即ち、放電された後か、充電された後か、長期に保存された後かで、電池残存容量は異なることになる。ここで、本実施例では、電池を一定時間(=第1の規定時間)充電することより、電池電圧が測定される前の電池の状態を、同じにすることができる。そして、その後、電池内部で化学反応を安定化させ、図3に示す安定化した電池電圧となるまでの一定時間(=第2の規定時間)経過させた後に、電池電圧を計測している。ここで、電池を一定時間充電することに代わって、電池を一定時間放電することも採用できる。但し、放電より電池を一定時間充電する方が、大きな電流を利用できること、充電が進み容量が増加することより、望ましい。
測定される電池電圧に応じて、制御回路44にて下記の各種規定電圧と比較され、以下の残存容量の状態に分類する。
A-1満充電状態 (電池電圧1.45V以上、 概略の残存容量80%以上)
A-2やや満充電状態(電池電圧1.42以上1.45V未満、概略の残存容量65%以上80%未満)
A-3やや空状態 (電池電圧1.42V未満、概略の残存容量25%以上65%未満)、
そして、残存容量の分類別に、充電制御を行うことになる。A-2のやや満充電状態においては、以下の工程の(3)で開示されるような、平均充電電流(以下、電流値(やや満)とする)にて充電される。このとき、電池温度は、満充電を検出するために利用される。
A-3のやや空状態においては、以下の(2)の工程における上昇所定温度(=約55℃)に到達以降の平均充電電流(以下、電流値(やや空)とする)にて充電されて、その後、(3)の工程にて充電されることになる。
ここで、上記の各平均充電電流値は、以下の大小関係となっている。
((2)の工程初期の平均充電電流値)>(電流値(やや満))>(電流値(やや空))
さらに充電を開始するときに電池41の内部抵抗を検出し、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも高いときには、温度上昇充電工程に移行しないで通常充電をする。通常充電の後、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも小さくなると、温度上昇充電工程を開始することもできる。
(2) 電池41の温度が開始設定温度範囲にあり、かつ電池電圧が保持設定電圧よりも低い場合は、温度上昇充電工程を開始する。温度上昇充電工程は、電池温度を所定の温度勾配で上昇させる大きな電流で充電する。この工程においては、電池温度の上昇勾配が約3℃/分となる平均充電電流で充電する。単三型タイプで公称容量が2100mAhのニッケル−水素電池の場合、平均充電電流を2C〜3Cとして温度上昇勾配が約3℃/分となる。ただし、この工程において、温度の上昇勾配を1℃/分〜5℃/分とする平均充電電流で充電することができる。また、電池41の平均充電電流を1.5C〜10Cとすることもできる。
ここで、冷却ファン25は、制御回路44にて制御されて、高速で回転される。この温度上昇充電工程においては、充電初期で電池温度が比較的低く、電池劣化する高温度より低いことより、温度上昇が大きい大電流で充電できる。冷却ファン25を高速で回転して多量の冷却空気を電池41に当て、電池温度の上昇を押さえながら、大電流で充電する。
また、ここで、所定の平均電流値(例えば、2.5C)で充電するとき(通常であれば温度上昇勾配は2℃/分〜3℃/分となる)、所定の温度上昇勾配(例えば、5℃/分)以上を検出したとき、或いは、−ΔV(例えば、60mV)を検出したとき、電池が満充電であるとして、充電を終了し、過充電を防止する。上述のように充電開始前に、電池の電圧を測定して、残容量を検出して、残容量が多い電池を通常充電し過充電を防止しているものの、電池電圧により残容量を判断する場合、電池電圧が適正に残容量を反映していない場合があり、この工程により、このような電池の過充電を防止している。つまり、仮に、実際の残容量が多いものの、電池電圧が低く残容量が小さいと判断し温度上昇充電工程で大電流にて充電する場合、上記のように、所定の温度上昇勾配以上、或いは、−ΔVを検出したとき、電池が満充電あると判断し、過充電を防止している。
この工程において、スイッチング素子3はオン状態に保持され、あるいはスイッチング素子3のデューティー比を大きくして、平均充電電流を前述の範囲とする。電池温度が上昇所定温度になって保持設定温度に近くなると、たとえば保持設定温度を57〜60℃に設定する場合、上昇所定温度(たとえば、約55℃)に近付くと、上昇所定温度(たとえば、約55℃)を検出し、平均充電電流を少なくして、電池41の温度上昇勾配を小さくする。
図2は、電池温度が上昇所定温度約55℃になると、この温度を検出して、平均充電電流を小さくして温度上昇勾配を緩くし、保持設定温度に近づいている(図2に示す温度上昇充電工程である)。平均充電電流は、スイッチング素子43をオンオフするデューティー比を小さくして制御される。このように、電池41の温度が保持設定温度に近くなり上昇所定温度になると平均充電電流を少なく制御する方法は、電池温度が保持設定温度を越えてオーバーシュートするのを防止して、電池41が高温障害で劣化するのを有効に阻止できる。ただし、電池41の温度が保持設定温度になるまで、電池41の温度が所定の温度勾配で上昇する平均充電電流で充電することもできる。
そして、上記の上昇所定温度を検出して、平均充電電流を低減し、後述する保持設定温度に至る間、冷却ファン25は、制御回路44にて制御されて、中速で回転される。上述の温度上昇充電工程での高速回転よりも、中速回転とするのは、高速回転で冷却すると、平均充電電流を小さくなっているので電池が必要以上に冷却されて温度が低下し、−ΔV(例えば、60mV)低下して、誤って満充電を検出することを防止しているからである。
また、温度上昇充電工程において、所定の時間(例えば、15分)内に、所定の温度(例えば、約55℃の上昇所定温度、又は、後述する保持設定温度)に到達しないときは、後述する温度保持充電工程における平均充電電流(温度上昇充電工程での平均充電電流の半分程度の約1.5C)程度とし、温度保持充電工程での充電制御とすることができる。これにより、充電開始前の電池温度が低温(約0〜10℃程度)の電池において、急激に温度が上昇し、電池に悪影響を及ぼすことを低減できる。
(3) 温度上昇充電工程の終わりに、電池温度が保持設定温度まで上昇すると、電池温度
が保持設定温度に保持されるように、平均充電電流を制御して温度保持充電工程で電池41を充電する。この温度保持充電工程においては、制御回路44がスイッチング素子43をオンオフに切り換えるデューティー比を制御して、パルス充電の平均充電電流を調整して、電池温度を保持設定温度に保持する。この工程において、温度センサー45が電池温度を検出して、温度信号を制御回路44に入力する。制御回路44は、検出された電池温度で、スイッチング素子43をオンオフに切り換えるデューティー比を制御する。電池温度が高くなると、デューティー比を小さくして平均充電電流を減少させて電池温度を低下させ、電池温度が低くなるとデューティー比を大きくして平均充電電流を増加させて電池温度を上昇させて、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する。また、温度保持充電工程において、電池温度は、一定温度(例えば、58℃)に保持することが望ましい。
ここで、保持設定温度は、電池の悪影響、性能低下が発生する温度以下で、最大付近の温度に設定される。また、使用者が電池41に触れても問題がなく、熱い電池41を異常と感じない程度に設定される。このような保持設定温度は、上限としては、最大で略70℃であって、好ましくは65℃以下であって、更に好ましくは、63℃以下に設定される。保持設定温度の範囲としては、好ましくは50〜65℃、更に好ましくは、53〜63℃、これ以上に好ましくは、56〜61℃、そして、57〜60℃に設定される。
また、電池温度を保持設定温度に保持するためには、本実施例においては、以下のように制御される。まず、保持設定温度において、制御規定温度を所定温度(例えば、58℃)に設定する。そして、検出される電池温度が、この制御規定温度より、たとえば、1℃上昇する毎に、段階的に平均充電電流を低下させ、また、検出される電池温度が、この制御規定温度より1℃低下する毎に、段階的に平均充電電流を上昇させる。このような制御により、電池温度を保持設定温度に保持して充電される。
上記の制御規定温度に代わって、制御規定温度を所定の温度範囲(例えば、57〜59℃)に設定してもよい。そして、検出される電池温度が、この制御規定温度より、たとえば、1℃上昇する毎に、段階的に平均充電電流を低下させ、また、検出される電池温度が、この制御規定温度より1℃低下する毎に、段階的に平均充電電流を上昇させる。このような制御により、電池温度を保持設定温度に保持して充電する。
この温度保持充電工程において、電池41が満充電に近付くと、平均充電電流を小さくしても、電池温度が上昇する傾向が強くなる。したがって、電池41が満充電に近付くと、電池温度が上昇し、又は上昇しようとするが、電池温度を保持設定温度に保持するように、平均充電電流が低減される。つまり、制御回路44はスイッチング素子43をオンオフに切り換えるデューティー比を極めて小さく制御する。このため、電池41が満充電に近くなると、制御回路44は平均充電電流を急激に減少させる。したがって、温度保持充電工程においては、電池41の満充電を検出して充電を停止しなくとも、平均充電電流が急激に減少されて過充電が防止される。本実施例の温度保持充電工程における充電終了については、タイマーで充電を終了している。タイマーは、電池41が略満充電となるように電池41を充分に充電できる時間(例えば、略15分程度)に設定している。また、本実施例においては、上述のように、満充電近くで電池温度が上昇し、平均充電電流が低減するので、この低減された電流を検出したときは、タイマーの設定時間より前でも充電を終了している。
また、温度保持充電工程において、所定の温度上昇勾配(例えば、2℃/分)以上、所定の電池温度(例えば、62℃)以上、或いは、−ΔV(例えば、60mV)を検出したとき満充電として、充電を停止する機能も備えている。
そして、この温度保持充電工程においては、冷却ファン25は、制御回路44にて制御されて、低速で回転される。上述の上昇所定温度を検出してから後述する保持設定温度に至る間の中速回転より、低速回転とするのは以下の理由からである。温度保持充電工程においては、上昇所定温度を検出してから後述する保持設定温度に至る間より、通常、平均充電電流が小さくなることより、中速或いは高速回転で冷却すると、電池が必要以上に冷却されて温度が低下し、−ΔV(例えば、60mV)低下して、誤って満充電を検出することを防止しているからである。
特に、ニッケル−水素電池の単3サイズにおいては、同じサイズにも係らず、種々の電池容量が1700mAHから2500mAHまでのものがある。充電器を使用するユーザーは、以前に販売された容量の小さい電池(例えば、1700mAH)も保有しており、このような電池を本実施例の充電器にて、充電することがある。
本実施例の充電器では、現時点の最大容量である2500mAHの電池が満充電となるように、タイマー時間、電流値等が設定されている。
よって、例えば、容量の小さい1700mAHの電池を充電するなら、タイマー時間以前に満充電となる。従って、本実施例においては、上述のように所定の電池温度(例えば、62℃)以上で満充電を検出する機能があるので、このような容量の小さい電池は、マイマー時間以前に、電池温度を検出して満充電を検出することになる。ここで、もし、冷却ファン7が高速、中速で回転するなら、このような容量の小さい電池が満充電状態で温度が上昇しようとしているにも係らず、冷却ファン25による大きな冷却により、測定される電池温度が上昇せず、電池の過充電が進むことになる。このような問題を解決するため、本実施例においては、この温度保持充電工程においては、冷却ファン7が、温度上昇充電工程での高速、中速回転より低速の低速回転で回転されることより、温度保持充電工程において満充電状態の電池の温度上昇を適切に検出することができる。
また、ここで冷却ファン25を停止することなく、低速で回転するのは、電池の温度上昇を押さえて、より大きい平均充電電流にて短時間で充電するためである。
さらに温度保持充電工程で電池41を充電しているときに、電池41の内部抵抗を検出し、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも高くなると、通常充電をして電池41の充電電流を小さくする。通常充電においても、電池1の温度が保持設定温度よりも高くならないようにする。
(4) 以上の温度上昇充電工程と温度保持充電工程で、電池41はほぼ満充電されるが、完全には満充電されない。温度保持充電工程の後は、通常充電して電池1を完全に満充電することができる。
以上の充電方法は、温度上昇充電工程と温度保持充電工程において電池41をパルス充電しているが、本発明は必ずしもパルス充電するデューティー比を制御して平均充電電流を調整する必要はない。たとえば、温度上昇充電工程と温度保持充電工程において、連続して充電する充電電流を制御して、平均充電電流を所定の電流として電池を充電することもできる。
本発明の一実施例にかかる充電方法に使用する充電回路の一例を示す回路図である。 本発明の一実施例にかかる充電方法で電池を充電するときの温度特性と電圧特性を示すグラフである。 本発明の一実施例にかかる充電方法において、初期に充電し、充電を中止するときの電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
41…電池
42…電源回路
43…スイッチング素子
44…制御回路
45…温度センサー
46…切換スイッチ
25…冷却ファン

Claims (1)

  1. 装着された電池を、第1の規定時間、充電又は放電した後、第2の規定時間、充電又は放電を中止し、この後、前記電池の開放電圧を測定する工程とを備える充電方法であって、
    前記開放電圧と複数の規定電圧と比較することで、前記電池を残存容量に応じて分類し、
    分類別に対応した充電制御を行うことを特徴とする充電方法。
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