JP2001333542A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP2001333542A
JP2001333542A JP2000148263A JP2000148263A JP2001333542A JP 2001333542 A JP2001333542 A JP 2001333542A JP 2000148263 A JP2000148263 A JP 2000148263A JP 2000148263 A JP2000148263 A JP 2000148263A JP 2001333542 A JP2001333542 A JP 2001333542A
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Japan
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secondary battery
voltage
battery
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JP2000148263A
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English (en)
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Tomoki Nonaka
智己 野中
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過放電保護回路を有する2次電池が過放電の
状態となった場合においても確実に充電する。 【解決手段】 初期充電手段1aは、過放電保護回路2
bの動作を停止させるために、2次電池2を初期充電す
る。状態検出手段1bは、2次電池2の状態を検出す
る。予備充電手段1cは、状態検出手段1bによって2
次電池が正常であると判定された場合には、2次電池2
が所定の電圧になるまで予備充電する。急速充電手段1
dは、予備充電手段1cによる予備充電終了後に、2次
電池2を急速充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は充電装置に関し、特
に、過放電保護回路を有する2次電池を充電する充電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、繰り返し充電可能な2次電池を使
用した種々の電子機器が市場に数多く流通している。
【0003】ところで、2次電池を充電する際には、寿
命の短縮につながる過充電や過放電を行わないように注
意する必要がある。一部の電池(例えば、リチウムイオ
ン電池(以下、リチウム電池と称す))では、電池内部
に過放電および過充電から電池を保護するための保護回
路を有しているものもある。図9はその一例である。こ
の例では、2次電池Bは、電池本体C、半導体スイッチ
F1,F2、ダイオードD1,D2、サーミスタS、お
よび、端子T1〜T4によって構成されている。
【0004】電池本体Cは、例えば、リチウム電池によ
って構成されている。サーミスタSは、電池本体Cの温
度を検出する。半導体スイッチF1,F2は、FET
(Field Effect Transistor)によって構成されてお
り、それぞれ、過充電および過放電防止用のスイッチの
役割を担っている。
【0005】図10は、各半導体スイッチの状態変化と
電池電圧との関係を示す図である。図10(A)は、半
導体スイッチF1の特性を示している。この図に示すよ
うに、半導体スイッチF1は、電圧V1以下ではONの
状態であり、それ以上ではOFFの状態となる。図10
(B)は、半導体スイッチF2の状態を示している。こ
の図に示すように、半導体スイッチF2は、電圧V2以
下ではOFFの状態であり、それ以上ではONの状態と
なる。
【0006】従って、過充電によって電池本体Cの電圧
がV1を越えた場合には、半導体スイッチF1がOFF
の状態となり、また、過放電によって電池本体Cの電圧
がV2を下回った場合には半導体スイッチF2がOFF
の状態となり、電池本体Cを保護する。
【0007】なお、ダイオードD1,D2は、半導体ス
イッチF1,F2がOFFの状態になった場合でも充電
または放電ができるようにするためのバイパスの役割を
担っている。具体的には、過充電によって半導体スイッ
チF1がOFFの状態になった場合には、並列接続され
ているダイオードD1が順バイアス状態となってここを
電流がバイパスすることによって電池本体Cからの放電
が可能となる。
【0008】また、過放電によって半導体スイッチF2
がOFFの状態になった場合には、並列接続されている
ダイオードD2が順バイアス状態となってここを電流が
バイパスすることによって電池本体Cに対する充電が可
能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2次電池の
充電装置の中には、充電開始時に電池電圧を検出し、そ
の電圧が所定の電圧よりも低い場合または高い場合に
は、電池に異常があると判断して充電を実行せずに終了
するものがある。
【0010】このような充電装置により、過放電の状態
の2次電池を充電しようとした場合、半導体スイッチF
2はOFFの状態であり、また、ダイオードD2は逆バ
イアスの状態であるので、端子T1,T2には電圧が出
現せず、その結果として電池が異常であると判断されて
充電ができない場合があるという問題点があった。
【0011】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、保護回路付きの2次電池を確実に充電
することが可能な充電装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、過放電保護回路2bを有す
る2次電池2を充電する充電装置1において、前記過放
電保護回路2bの動作を停止させるために、前記2次電
池2を初期充電する初期充電手段1aと、前記初期充電
手段による初期充電終了後に、前記2次電池2の状態を
検出する状態検出手段1bと、前記状態検出手段1bに
よって前記2次電池が正常であると判定された場合に
は、前記2次電池2が所定の電圧になるまで予備充電す
る予備充電手段1cと、前記予備充電手段1cによる予
備充電終了後に、前記2次電池2を急速充電する急速充
電手段1dと、を有することを特徴とする充電装置が提
供される。
【0013】ここで、初期充電手段1aは、過放電保護
回路2bの動作を停止させるために、2次電池2を初期
充電する。状態検出手段1bは、初期充電手段1aによ
る初期充電終了後に、2次電池2の状態を検出する。予
備充電手段1cは、状態検出手段1bによって2次電池
が正常であると判定された場合には、2次電池2が所定
の電圧になるまで予備充電する。急速充電手段1dは、
予備充電手段1cによる予備充電終了後に、2次電池2
を急速充電する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明に係る
充電装置1は、初期充電手段1a、状態検出手段1b、
予備充電手段1c、および、急速充電手段1dによって
構成されている。また、充電の対象となる2次電池2
は、電池本体2aおよび過放電保護回路2bから構成さ
れている。
【0015】ここで、初期充電手段1aは、過放電保護
回路2bの動作を停止させるために、2次電池を初期充
電する。状態検出手段1bは、初期充電手段1aによる
初期充電終了後に、2次電池2の状態を検出する。
【0016】予備充電手段1cは、状態検出手段1bに
よって2次電池2が正常であると判定された場合には、
2次電池2が所定の電圧になるまで予備充電する。急速
充電手段1dは、予備充電手段1cによる予備充電終了
後に、2次電池2を急速充電する。
【0017】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。いま、電池本体2aが過放電の状態である2次電池
2が充電装置1に対して接続され、充電が開始されたと
する。このとき、2次電池2の内部では、過放電保護回
路2bが動作しているので、2次電池の出力端子には電
圧は出現しない。従って、従来の充電装置では、状態検
出手段1bが最初に動作するので、この2次電池が異常
であると判定されてしまう。
【0018】しかしながら、本発明に係る充電装置1の
場合では、状態検出手段1bによって2次電池2の状態
が検出される前に、初期充電手段1aによって初期充電
が行われる。即ち、初期充電手段1aは、予備充電手段
1cによる充電電流と同値またはそれ以下の電流によっ
て短時間2次電池2を充電する。
【0019】その結果、電池本体2aは過放電の状態を
脱し、過放電保護回路2bはその動作を停止するので、
2次電池2の出力端子には所定の電圧が出力されること
になる。
【0020】すると、状態検出手段1bは、この2次電
池が正常であると判定し、予備充電手段1cにより通常
通りに予備充電が開始される。そして、予備充電が終了
すると、急速充電手段1dによる急速充電が開始される
ことになる。
【0021】以上、説明したように、本発明によれば、
過放電保護回路を有する2次電池が過放電の状態で接続
された場合においても、初期充電手段1aの働きによ
り、通常通りに充電を行うことが可能となる。
【0022】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図であ
る。この図に示すように、本発明に係る充電装置は、電
源10、出力ドライブ部11、制御切り換え部12、オ
ペアンプ13,14、抵抗15,16、充電電圧検出回
路17、充電電流検出回路18、制御ロジック回路1
9、および、電流検出抵抗20によって構成されてい
る。
【0023】ここで、電源10は、スイッチングレギュ
レータやトランスその他によって構成されており、商用
電源を降圧して整流することにより所定の直流電圧を発
生し、出力ドライブ部11に供給する。
【0024】出力ドライブ部11は、オペアンプ13ま
たはオペアンプ14によって制御され、2次電池である
リチウム電池21を所定の電圧または電流によって充電
する。
【0025】オペアンプ13は、定電圧制御回路を構成
し、充電電圧検出回路17によって検出されたリチウム
電池21の端子電圧Vと、制御ロジック回路19から供
給された基準電圧信号Vrefとの差分に応じて出力ド
ライブ部11を制御し、リチウム電池21を定電圧充電
する。
【0026】オペアンプ14は、定電流制御回路を構成
し、充電電流検出回路18によって検出された電流検出
抵抗20の両端に発生した電圧と、制御ロジック回路1
9から供給された基準電圧信号Irefとの差分に応じ
て出力ドライブ部11を制御し、リチウム電池21を定
電流充電する。
【0027】抵抗15,16は、制御ロジック回路19
から出力された基準電圧信号Vrefまたは基準電圧信
号Irefをオペアンプ13,14の反転入力端子に供
給する。
【0028】充電電圧検出回路17は、リチウム電池2
1の出力端子に出現した電圧を検出し、オペアンプ13
および制御ロジック回路19に供給する。充電電流検出
回路18は、電流検出抵抗20の両端に発生した電圧を
検出し、制御ロジック回路19およびオペアンプ14に
供給する。
【0029】制御ロジック回路19は、充電電圧検出回
路17および充電電流検出回路18によって検出された
充電電圧または充電電流に応じた基準電圧信号Vre
f,Irefを発生してオペアンプ13,14をそれぞ
れ制御するとともに、制御切り換え部12を制御して定
電流充電または定電圧充電の何れかを選択する。更に、
リチウム電池21に内蔵されているサーミスタ21fか
らの温度信号により、リチウム電池21の温度が異常で
ある場合には充電を終了する制御を行う。
【0030】電流検出抵抗20は、微小な値を有する抵
抗素子によって構成され、リチウム電池21のマイナス
端子からグランドへ流れる電流(充電電流)に対応する
電圧を発生して充電電流検出回路18に供給する。
【0031】リチウム電池21は、リチウム電池本体2
1a、FET21b,21c、ダイオード21d,21
e、および、サーミスタ21fによって構成されてい
る。リチウム電池本体21aは、例えば、1セル・コー
クス系のリチウムイオン電池である。
【0032】FET21b,21cは、それぞれ、過放
電および過充電の際にOFFの状態となってリチウム電
池本体21aを保護する。ダイオード21e,21f
は、バイパスの役割を担っており、FET21b,21
cがOFFの状態になった場合においても、放電または
充電が可能となるように機能する。
【0033】サーミスタ21fは、リチウム電池21の
内部温度に対応してその抵抗値が変化する。次に、以上
の実施の形態の動作について説明する。以下では、先
ず、図3〜図6を参照して従来の場合における動作につ
いて説明した後、図7〜図8を参照して本発明の場合に
おける動作について説明する。
【0034】図3は、従来の場合における充電時の動作
の一例を示すフローチャートである。このフローチャー
トは、リチウム電池21が充電装置に接続されるととも
に、電源10が商用電源に接続された場合に実行され
る。 [S1]制御ロジック回路19は、充電電圧検出回路1
7によって検出された電池電圧が異常であるか否かを判
定し、異常である場合にはステップS2に進み、それ以
外の場合にはステップS3に進む。 [S2]制御ロジック回路19は、充電を中止し、処理
を終了する。 [S3]制御ロジック回路19は、サーミスタ21fの
抵抗値を参照して電池温度が異常であるか否かを判定
し、異常である場合にはステップS2に進み、それ以外
の場合にはステップS4に進む。 [S4]制御ロジック回路19は、電池電圧が3.2V
以上であるか否かを判定し、3.2V以上である場合に
はステップS8に進み、それ以外の場合にはステップS
5に進む。 [S5]制御ロジック回路19は、定電流制御によりリ
チウム電池21を充電する。具体的には、制御ロジック
回路19は、先ず、制御切り換え部12を制御してオペ
アンプ14側に切り換えるとともに、充電電流検出回路
18によって検出された充電電流を参照してリチウム電
池21に供給される電流が、例えば、0.2Aで一定に
なるような基準電圧信号Irefを発生してオペアンプ
14に供給する。 [S6]制御ロジック回路19は、リチウム電池の電圧
または温度が異常であることを検出する異常検出処理を
実行する。なお、この処理は、図4を参照して詳述す
る。 [S7]制御ロジック回路19は、電池電圧が3.2V
未満であるか否かを判定し、3.2V未満である場合に
はステップS5に戻り、それ以外の場合にはステップS
8に進んで同様の処理を繰り返す。 [S8]制御ロジック回路19は、定電流制御により、
定電流制御によりリチウム電池21を充電する。具体的
には、制御ロジック回路19は、充電電流検出回路18
によって検出された充電電流を参照してリチウム電池2
1に供給される電流が、例えば、1.0Aで一定になる
ような基準電圧信号Irefを発生してオペアンプ14
に供給する。 [S9]制御ロジック回路19は、異常検出処理を実行
する。この処理の詳細は、図4を参照して後述する。 [S10]制御ロジック回路19は、電池電圧が4.2
V未満である場合にはステップS8に戻って同様の処理
を繰り返し、それ以外の場合にはステップS11に進
む。 [S11]制御ロジック回路19は、定電圧制御により
リチウム電池21を充電する。具体的には、制御ロジッ
ク回路19は、先ず、制御切り換え部12を制御してオ
ペアンプ13側に切り換えるとともに、充電電圧検出回
路17によって検出された充電電圧を参照してリチウム
電池21に印加される電圧が、例えば、4.2Vで一定
になるような基準電圧信号Vrefを発生してオペアン
プ13に供給する。 [S12]制御ロジック回路19は、異常検出処理を実
行する。この処理の詳細は、図4を参照して後述する。 [S13]制御ロジック回路19は、充電電流が0.1
A以上であるか否かを判定し、0.1A以上である場合
にはステップS11に戻って同様の処理を繰り返し、そ
れ以外の場合には処理を終了する。
【0035】次に、図4を参照して、図3のステップS
6,S9,S12に示す異常検出処理の詳細について説
明する。このフローチャートが開始されると、以下の処
理が実行される。 [S30]制御ロジック回路19は、充電電圧検出回路
17の出力を参照して電池電圧が異常か否かを判定し、
異常と判定した場合にはステップS33に進み、それ以
外の場合にはステップS31に進む。 [S31]制御ロジック回路19は、充電電流検出回路
18の出力を参照して充電電流が異常か否かを判定し、
異常と判定した場合にはステップS33に進み、それ以
外の場合にはステップS32に進む。 [S32]制御ロジック回路19は、サーミスタ21f
の出力を参照して電池温度が異常であるか否かを判定
し、異常と判定した場合にはステップS33に進み、そ
れ以外の場合にはもとの処理に復帰する。 [S33]制御ロジック回路19は、充電を中止し、処
理を終了する。
【0036】次に、図5を参照して、図3に示す方法に
よる充電電圧および充電電流と経過時間との関係につい
て説明する。なお、以下に示す電流値は1000mAH
の容量を有するリチウム電池を基準として決定されたも
のである。
【0037】時刻t1において、充電が開始されると、
図3に示すステップS1,S3の処理により、電池電圧
と電池温度がチェックされ、異常がない場合にはステッ
プS4において、電池電圧が3.2V以上であるか判定
される。この例では、3.2V未満であるのでステップ
S5に進み、定電流(0.2A)による充電が開始され
る。
【0038】その結果、電池の電圧が徐々に上昇する
(p1参照)。そして、電池の電圧が3.2V以上にな
った場合には、ステップS8の定電流制御が開始され、
定電流(1.0A)による充電が開始される(p2参
照)。
【0039】電池電圧が4.2V以上になった場合に
は、ステップS11に示す定電圧制御が開始され、定電
圧(4.2V)による充電が開始される。定電流制御が
開始されると、充電電流は徐々に減少し(p3参照)、
充電電流が0.1A未満になった場合には充電を終了す
る。
【0040】なお、充電電流が0.1Aになった場合の
充電率は95%であるので、図5には示していないが、
この後充電率を100%に近づけるためにトリクル充電
と呼ばれる1A程度の定電圧充電を継続することも可能
である。
【0041】次に、図6を参照して、過放電により内部
のFET21bがOFFの状態となった電池を充電する
場合について説明する。リチウム電池21内部のFET
21bがOFFの状態になっている場合には、図6に示
すように、出力電圧は0Vである。時刻t1において充
電が開始されたとすると、ステップS1において電池の
充電電圧が異常と判定され、ステップS2に進んで充電
が中止される。その結果、充電がなされないまま処理が
終了することになる。ここで、図中破線で示す電圧V
1,V2は、図10に示すV1,V2に対応しており、
異常と判定される閾値の電圧である。
【0042】次に、本発明の実施の形態の動作を図7に
示すフローチャートを参照して説明する。なお、このフ
ローチャートにおいて、図6の場合と対応する部分には
同一の符号を付してあるので、その説明は省略する。
【0043】この例では、図3の場合と比較して、ステ
ップS40,41の処理が新たに追加されている。その
他の処理は、図3の場合と同様である。この処理が開始
されると、先ず、ステップS40において、定電流制御
による充電が開始される。具体的には、制御ロジック回
路19が、制御切り換え部12をオペアンプ14側に切
り換えるとともに、充電電流検出回路18からの出力を
参照してリチウム電池21に流れる電流が一定(例え
ば、0.05A)になるように制御する。
【0044】続くステップS41では、制御ロジック回
路19は、内部のカウンタ等を参照し、所定の時間(例
えば、1sec)が経過したか否かを判定し、経過して
いない場合にはステップS40に戻って同様の処理を繰
り返し、それ以外の場合にはステップS1に進む。
【0045】図8は、以上のフローチャートに基づいて
リチウム電池21を充電した場合における充電電圧およ
び充電電流と、経過時間との関係を示す図である。時刻
t1において充電が開始されると、ステップS40に示
す定電流制御による微少電流での充電が開始される。こ
のとき、リチウム電池21内部のFET21bはOFF
の状態であり、回路が切断された状態にあるが、リチウ
ム電池に対して電圧が印加されると、ダイオード21d
が順バイアス状態となってリチウム電池本体21aに対
して電流が供給されることになる。その結果、電池の電
圧が上昇し(p0参照)、V2を上回る結果となる。
【0046】そして、一定の時間が経過すると、ステッ
プS41においてYESと判定され、ステップS1に進
む。ステップS1では、電池電圧が異常か否かが判定さ
れるが、前述のように電池電圧はV2を上回っているの
で、ステップS3に進むことになる。それ以降は、図3
と同様の処理が実行され、充電が終了する。
【0047】以上に説明したように、本発明によれば、
保護回路が付加された電池が過放電の状態で接続された
場合であっても、確実に充電することが可能となる。な
お、以上の実施の形態では、0.05A程度の電流を1
秒間流すようにしたが、例えば、予備充電の電流値であ
る0.2Aを短時間(例えば、0.2秒)流すようにし
てもよい。そのような構成によれば、既存の回路を流用
することが可能となるので、設計者の負担を軽減すると
ともに、製造コストを低減することが可能となる。
【0048】また、電流も定電流である必要はなく、大
きさも流す時間も特に制限はない。但し、電流が大きす
ぎたり、流す時間が長すぎたりする場合には、電池に異
常が生じる可能性も否定できないので、その点には留意
する必要がある。
【0049】更に、以上の実施の形態ではリチウム電池
を例に挙げて説明を行ったが、本発明はリチウム電池の
みに限定されるものではなく、過放電保護回路が具備さ
れた2次電池であれば適用可能であることはいうまでも
ない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、過放電
保護回路を有する2次電池を充電する充電装置におい
て、過放電保護回路の動作を停止させるために、2次電
池を初期充電する初期充電手段と、初期充電手段による
初期充電終了後に、2次電池の状態を検出する状態検出
手段と、状態検出手段によって2次電池が正常であると
判定された場合には、2次電池が所定の電圧になるまで
予備充電する予備充電手段と、予備充電手段による予備
充電終了後に、2次電池を急速充電する急速充電手段
と、を有するようにしたので、過放電状態の2次電池も
確実に充電することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】従来における充電のアルゴリズムの一例を説明
するフローチャートである。
【図4】図3に示す異常検出処理の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】図3に示すフローチャートによる充電電圧およ
び充電電流と経過時間との関係を示す図である。
【図6】図3に示すフローチャートにより過放電状態と
なった電池を充電した場合における充電電圧および充電
電流と経過時間との関係を示す図である。
【図7】本発明に係る充電処理の一例を説明するフロー
チャートである。
【図8】図7に示すフローチャートによる充電電圧およ
び充電電流と経過時間との関係を示す図である。
【図9】保護回路が内蔵された2次電池の構成例を示す
図である。
【図10】図9に示す半導体スイッチのONまたはOF
Fの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 充電装置 1a 初期充電手段 1b 状態検出手段 1c 予備充電手段 1d 急速充電手段 2 2次電池 2a 電池本体 2b 過放電保護回路 10 電源 11 出力ドライブ部 12 制御切り換え部 13,14 オペアンプ 15,16 抵抗 17 充電電圧検出回路 18 充電電流検出回路 19 制御ロジック回路 20 電流検出抵抗 21 リチウム電池 21a 電池本体 21b,21c FET 21d,21e ダイオード 21f サーミスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過放電保護回路を有する2次電池を充電
    する充電装置において、 前記過放電保護回路の動作を停止させるために、前記2
    次電池を初期充電する初期充電手段と、 前記初期充電手段による初期充電終了後に、前記2次電
    池の状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段によって前記2次電池が正常であると
    判定された場合には、前記2次電池が所定の電圧になる
    まで予備充電する予備充電手段と、 前記予備充電手段による予備充電終了後に、前記2次電
    池を急速充電する急速充電手段と、 を有することを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 前記初期充電手段は、前記予備充電手段
    と同一の電流値で、前記予備充電手段よりも短い時間で
    初期充電を行うことを特徴とする請求項1記載の充電装
    置。
  3. 【請求項3】 過放電保護回路を有する2次電池を充電
    する充電方法において、 前記過放電保護回路の動作を停止させるために、前記2
    次電池を初期充電する初期充電ステップと、 前記初期充電ステップによる初期充電終了後に、前記2
    次電池の状態を検出する状態検出ステップと、 前記状態検出ステップによって前記2次電池が正常であ
    ると判定された場合には、前記2次電池が所定の電圧に
    なるまで予備充電する予備充電ステップと、 前記予備充電ステップによる予備充電終了後に、前記2
    次電池を急速充電する急速充電ステップと、 を有することを特徴とする充電方法。
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