JP3778853B2 - 二次電池の充電方法と充電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の二次電池をパルス充電して満充電する充電方法と充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の二次電池をパルス充電する方法は開発されている(特開平11−285161号)。この公報に記載される充電方法は、二次電池を充電するパルスを順番に切り換えて、1パルスでひとつの二次電池を充電して満充電する。パルス充電される二次電池は、充電状態と、充電を休止する状態とが、短い周期で繰り返される。いずれかひとつの二次電池を充電しているとき、他の全ての二次電池は充電を休止する。
【0003】
たとえば、4個の二次電池を充電するときは、図1に示すように、それぞれの二次電池に、順番にパルス状に充電電流が供給される。この図は、二次電池を、1.8Aの充電電流で0.5秒充電して、1.5秒は充電を休止する。この充電方法によると、パルス充電するパルス電流を大きくして、二次電池を短い時間で満充電できる。パルス電流を1.8Aとして、平均的な充電電流を0.45Aと少なくできるからである。
【0004】
この図に示す充電方法は、全ての二次電池を、0.45Aの平均電流で急速充電して、しかも、一緒に満充電できる。このため、全ての二次電池を短時間で満充電できる。4個の二次電池を、0.45Aの連続する電流で満充電し、満充電した後に充電する二次電池を切り換える方法では、4個の二次電池を満充電するのに、4倍の時間がかかってしまう。順番にパルス充電する方法は、いずれかひとつの二次電池をパルス充電しているときに、他の二次電池の充電を休止するので、1パルスの充電電流を大きくして、二次電池を短時間に急速充電できる。しかも、パルス充電するパルスを順番に切り換えて、全ての二次電池の充電を一緒に進行させるので、全体の充電時間を短縮できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パルス充電する方法でさらに充電時間ほ短縮するには、パルス充電するときのパルス電流を大きくする必要がある。パルス電流を大きくするためには、充電用の電源を大きくする必要があって製造コストが高くなる。また、二次電池をパルス充電するパルス電流が大きくなると、二次電池の性能が低下することがある。このため、充電時における電池の性能の低下を考慮すると、パルス充電のパルス電流はできるかぎり小さくするのがよい。ただ、パルス充電のピーク電流を小さくすると充電時間が長くなるので、ユーザーは便利に使用できなくなる。
【0006】
すなわち、パルス充電は、充電時間を短縮するためにはパルス電流を大きくする必要があるので、充電用電源の製作コストが高くなるばかりでなく、電池性能にとっても決して好ましい充電環境にはならず、電池性能を考えてパルス電流を小さくすると、充電時間が長くなって便利に使用できなくなる。
【0007】
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、パルス充電のパルス電流を大きくすることなく二次電池を短時間で充電できる充電方法と充電装置を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、パルス充電のパルス電流を大きくすることなく充電時間を短縮して、充電用電源の出力電流を大きくすることなく、低コストな充電用電源で急速充電できる充電方法と充電装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、パルス電流を大きくすることなく電池の性能低下を極減しながら急速充電できる充電方法と充電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の二次電池の充電方法は、複数の二次電池1を充電する方法であって、充電用電源2から複数の二次電池1に、互いにタイミングのずれたパルスの充電電流を供給してパルス充電する。さらに、この充電方法は、充電用電源2から二次電池1に充電電流を供給しないとき、あるいは充電用電源2から二次電池1に設定電流よりも小さい充電電流を供給するときに、充電用電源2から予備電池6に充電電流を供給して予備電池6を充電する。さらに、充電された予備電池6から二次電池1に供給する予備充電電流と、充電用電源2から二次電池1に供給するパルス充電電流の両方で時間をずらして二次電池1を充電する。
【0009】
予備電池6は、充電用電源2が二次電池1のパルス充電を開始する以前に、充電用電源2で充電することができる。さらに、予備電池6は、パルス充電の途中で充電することもできる。予備電池6は、電圧降下素子8を介して二次電池1を充電することができる。この電圧降下素子8には、ダイオードが使用できる。
【0010】
さらに、本発明の充電方法は、いずれかの二次電池1が満充電された後も、同じ周期で満充電されない二次電池1をパルス充電し、満充電された二次電池1の充電を停止しているタイミングで予備電池6を充電することができる。
【0011】
本発明の請求項7の二次電池の充電装置は、複数の二次電池1を充電する充電用電源2と、充電用電源2と二次電池1との間に接続されて、互いにタイミングをずらせてパルス充電するように、充電する二次電池1を切り換える主充電スイッチ4と、充電用電源2に予備充電スイッチ5を介して接続されて充電用電源2で充電される予備電池6と、予備電池6と二次電池1との間に接続しているサブ充電スイッチ7と、このサブ充電スイッチ7と主充電スイッチ4と予備充電スイッチ5とをオンオフに制御する制御回路3とを備える。制御回路3は、複数の二次電池1を順番にパルス充電するように主充電スイッチ4をオンオフに切り換えると共に、充電用電源2が二次電池1を充電しないタイミングで、予備充電スイッチ5をオンに切り換えて、充電用電源2が予備電池6を充電するように制御する。さらに、制御回路3は、主充電スイッチ4を順番にオンオフに切り換えて、二次電池1をパルス充電するパルス充電タイミングにおいて、主充電スイッチ4がオフに切り換えられて充電用電源2でパルス充電されない二次電池1に接続しているサブ充電スイッチ7をオンにし、充電用電源2と予備電池6の両方で二次電池1を充電する。
【0012】
本発明の充電装置は、サブ充電スイッチ7と二次電池1との間にダイオードを接続することができる。制御回路3は、二次電池1が装着されないことを検出して、予備充電スイッチ5をオンにして予備電池6を充電用電源2で充電することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための充電方法と充電装置を例示するものであって、本発明は充電方法と充電装置を以下のものに特定しない。
【0014】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】
図2は、本発明の充電方法に使用する充電装置の回路図を示す。この回路図の充電装置は、複数の二次電池1を、互いにタイミングをずらせてパルス充電するための充電用電源2と、充電用電源2と充電される二次電池1との間に接続されて、充電する二次電池1を切り換える主充電スイッチ4と、充電用電源2に予備充電スイッチ5を介して接続されて充電用電源2で充電される予備電池6と、予備電池6と二次電池1との間に接続しているサブ充電スイッチ7と、このサブ充電スイッチ7と主充電スイッチ4と予備充電スイッチ5とをオンオフに制御する制御回路3とを備える。
【0016】
充電用電源2は、制御回路3に制御されて、二次電池1を所定の電流で定電流パルス充電する。充電用電源2は、スイッチング電源で、100ボルトの交流を整流する整流回路11と、整流回路11から出力される直流をスイッチングするスイッチング回路12と、このスイッチング回路12でスイッチングされる交流を一次側に入力して、入力される電圧を二次電池1の充電電圧に降下させるトランス13と、トランス13から出力される交流を整流して直流とするダイオードからなる整流回路14と、整流回路14の出力電圧と制御回路3からの信号で、スイッチング回路12がスイッチングするデューティーを制御するCV/CC制御回路15および絶縁用PC回路16とを備えている。
【0017】
主充電スイッチ4は、制御回路3によって、一定の周期でオンオフに切り換えられて、二次電池1を順番にパルス充電する。パルス充電は、充電時間を0.5秒、充電を休止する時間を1.5秒として、複数の二次電池1を順番にパルス充電する。ただ、本発明の充電方法は、パルス充電する充電時間を特定しない。パルス充電する1パルスの充電時間は、たとえば、50ミリ秒〜10秒、好ましくは0.1〜5秒、さらに好ましくは0.2〜3秒、最適には0.2〜1秒に設定される。
【0018】
1パルスの充電時間は、電池性能を低下させることなく急速充電できる時間に設定される。さらに、複数の二次電池1をパルス充電するとき、全ての二次電池1を同じ充電電流でパルス充電する方法と、それぞれの二次電池1を異なる充電電流でパルス充電する方法とがある。
【0019】
二次電池1によって、充電電流を変更する充電方法は、1パルスの時間幅を、充電電流を変更するのに要する時間に比較して充分に長く、たとえば、充電電流を変更するための時間の3倍、好ましくは10倍よりも長く設定される。二次電池1によって充電電流を変更するには、図に示すように、制御回路3でもって、充電用電源2のCV/CC制御回路15を制御する。この充電方法は、各パルスの充電電流を制御して、二次電池1を最適な充電電流で充電する。
【0020】
各パルスの充電電流を変更するとき、充電電流を変更するための時間を必要とする。スイッチング電源である充電用電源2は、スイッチング回路12をオンオフに切り換えるスイッチング周波数が、充電電流を変更する時間に影響を与える。スイッチング周波数を高くすると、各パルスの充電電流を変更する時間を短くなり、スイッチング周波数を低くすると、各パルスの充電電流を変更する時間が長くなる。したがって、スイッチング回路12をオンオフにスイッチングする周期は、パルス充電する1周期に比較して充分に短く、たとえば、1/100以下に設定される。
【0021】
パルス充電するときの休止時間は、一緒に充電される電池の個数で決定される。全ての電池を充電するパルスを順番を切り換えてパルス充電するからである。休止時間は、一緒に充電する電池の個数をn個とし、充電時間をTとするとき、(n−1)×Tとなる。
【0022】
主充電スイッチ4は、トランジスタやFETで構成されている。トランジスタの主充電スイッチ4は、コレクタを互いに接続して、充電用電源2の出力側に接続される。主充電スイッチ4を構成する各々のトランジスタのエミッタは、二次電池1のプラス側に、ベースは制御回路3に接続される。
【0023】
複数の主充電スイッチ4は、何れかひとつをオン、他をオフ状態に制御して、図3に示すように、複数の二次電池1を順番に繰り返しパルス充電する。主充電スイッチ4は、順番にオンに切り換えられて、二次電池1を順番にパルス充電する。満充電された二次電池1に接続される主充電スイッチ4は、オンに切り換えられるタイミングになってもオフに制御される。満充電されない二次電池1に接続される主充電スイッチ4は、その後も、一定の周期でオンに切り換えられて二次電池1を満充電する。
【0024】
主充電スイッチ4は、制御回路3からの出力信号でオンオフに切り換えられる。トランジスタである主充電スイッチ4は、制御回路3からベース電流が流入されるとオン、ベース電流が遮断されるとオフ状態となる。FETの主充電スイッチ4は、ゲートに電圧が印加されるとオン、ゲート電圧が印加されない状態でオフに制御される。
【0025】
制御回路3は、複数の主充電スイッチ4をオンオフに切り換えて、二次電池1をパルス充電する。さらに、全ての二次電池1を同じ充電電流で充電しない充電回路は、充電用電源2のCV/CC制御回路15を制御回路3で制御して、各二次電池1の充電電流を独立して制御する。
【0026】
さらに、二次電池1は、充電用電源2のみでなく予備電池6によっても充電される。予備電池6は、予備充電スイッチ5を介して充電用電源2に接続されて、充電用電源2で充電される。この予備電池6は、二次電池1と同タイプの電池で、満充電された状態では二次電池1とほぼ等しい電圧となるようにしている。さらに、予備電池6は、サブ充電スイッチ7を介して二次電池1に接続される。予備充電スイッチ5がオンのとき、予備電池6は充電用電源2で充電される。サブ充電スイッチ7がオンとき、予備電池6は二次電池1を充電する。予備充電スイッチ5は、制御回路3でオンオフに制御されて予備電池6を充電する。サブ充電スイッチ7も、制御回路3にオンオフに制御されて二次電池1を充電する。予備充電スイッチ5とサブ充電スイッチ7はトランジスターやFETで、主充電スイッチ4と同じようにして制御回路3で制御される。制御回路3は、予備充電スイッチ5とサブ充電スイッチ7の両方をオンに切り換えることはない。予備充電スイッチ5とサブ充電スイッチ7の両方がオンに切り換えられると、充電用電源2が予備電池6と二次電池1の両方を充電するからである。ただし、図2に示すように、予備電池6と二次電池1との間にダイオード等の電圧降下素子8を接続する回路にあっては、二次電池1を充電するときに、予備充電スイッチ5とサブ充電スイッチ7の両方をオンにすることもできる。ダイオードで予備電池6の出力電圧が低下して、二次電池1の予備充電電流が制限されるからである。さらに、このダイオードは、二次電池1から予備電池6へ電流が流れるのを阻止する。
【0027】
制御回路3は、充電用電源2が二次電池1を充電しないときに、予備充電スイッチ5をオンにして充電用電源2で予備電池6を充電する。予備電池6が満充電されると、制御回路3は予備充電スイッチ5をオフにして予備電池6の過充電を防止する。
充電用電源2が二次電池1を充電しないのは、たとえば以下のタイミングである。
▲1▼ 充電用電源2が交流100Vの電源ラインに接続されるが、二次電池1が装着されないとき。このとき、充電用電源2は二次電池1を充電できないので、制御回路3は予備充電スイッチ5をオンにして予備電池6を充電する。制御回路3は、二次電池1が装着されないことを検出し、あるいは全ての主充電スイッチ4をオフにしていることを検出して、予備充電スイッチ5をオンにして予備電池6を充電する。
▲2▼ 全ての二次電池1が満充電されて充電が終了したとき。このときも、制御回路3は、全ての主充電スイッチ4がオフになったことを検出して、予備充電スイッチ5をオンにして予備電池6を充電する。
▲3▼ いずれかの二次電池1が満充電されて、満充電された二次電池1を充電するタイミング。複数の二次電池1を充電するとき、いずれかの二次電池1が速く充電される。この状態になると、制御回路3は、満充電された二次電池1を充電するタイミングなっても、主充電スイッチ4をオンに切り換えないで、予備充電スイッチ5をオンに切り換えて、満充電された二次電池1に代わって予備電池6を充電する。
【0028】
また、予備電池6は、充電用電源2から二次電池1に設定電流よりも小さいパルス充電電流を供給するときにも充電用電源2で充電することができる。このタイミングは以下のときに発生する。
▲1▼ 複数の二次電池1を一定の周期でパルス充電する場合、小容量の二次電池1が装着され、あるいは二次電池1が満充電に近くなって、パルス充電する時間幅を狭くすると、全ての二次電池1を充電しない休止時間が発生するとき。
このとき、制御回路3は、全ての主充電スイッチ4をオフにするタイミングで、予備充電スイッチ5をオンにして予備電池6を充電する。
▲2▼ 電池が満充電に近くなって、パルス充電する充電電流値が設定値よりも小さくなるとき。いずれかの二次電池1が満充電に近くなって電池電圧が上昇し、定電圧定電流特性の充電用電源2から二次電池1に供給されるパルス電流が定格電流よりも少なくなったとき。
たとえば、充電用電源2が定電圧特性で単3タイプの二次電池1を1.8Aのパルス電流で充電するとき、電池電圧が高くなって二次電池1のパルス充電電流が1Aまで減少するとき、この電池を充電するタイミングで充電用電源2には0.8Aの余裕ができる。したがって、この電流で予備電池6を充電することができる。このとき、制御回路3は主充電スイッチ4と予備充電スイッチ5の両方をオンにして、予備電池6を充電する。
【0029】
サブ充電スイッチ7は、パルス充電が休止されるタイミングで、二次電池1を充電する。したがって、制御回路3は、二次電池1に接続している主充電スイッチ4がオフになるタイミングで、この二次電池1に接続しているサブ充電スイッチ7をオンに切り換える。接続している主充電スイッチ4がオンとなる二次電池1に接続しているサブ充電スイッチ7は、オフに切り換えられる。したがって、二次電池1は、図3に示すように、充電用電源2から所定の周期でパルス充電電流が供給され、パルス充電電流が供給されないタイミングでは、予備電池6から予備充電電流が供給されて充電される。二次電池1が満充電されると、制御回路3は主充電スイッチ4とサブ充電スイッチ7の両方をオフ状態に保持して、満充電となった二次電池1の充電を終了させる。
【0030】
制御回路3は、マイコンと、電池電圧を検出してアナログ電圧をデジタル電圧に変換するA/Dコンバータを内蔵している。マイコンには、A/Dコンバータから、各二次電池1を充電しているときのオン電圧が入力される。マイコンは、入力されたオン電圧を演算して、主充電スイッチ4と、予備充電スイッチ5と、サブ充電スイッチ7と、充電用電源2とを制御する。さらに、制御回路3はタイマーも内蔵しており、タイマーと電池電圧で主充電スイッチ4とサブ充電スイッチ7を制御する。
【0031】
制御回路3は、充電している二次電池1のオン電圧を検出して、各二次電池1のオン電圧がピーク値から降下するΔVを検出して満充電を検出する。制御回路3は、オン電圧のみでなく、充電を休止しているときの電池電圧であるオフ電圧を検出して、満充電を検出することもできる。この充電方法は、オン電圧とオフ電圧のいずれかが、ピーク電圧となり、あるいはΔV低下することを検出して満充電と判定する。
【0032】
制御回路3は、図5のフローチャートで二次電池1を充電する。このフローチャートは、全ての二次電池1を満充電した後、予備電池6を充電している。ただ、本発明は、予備電池6を充電するのをこのタイミングには特定しない。
【0033】
[N=1のステップ]
制御回路3は、主充電スイッチ4をオンに切り換える。この状態で、第1の二次電池1は充電用電源2からパルス充電電流が供給されてパルス充電される。このとき、他の全ての主充電スイッチ4と、予備充電スイッチ5とサブ充電スイッチ7はオフに保持される。
[N=2のステップ]
このステップで、制御回路3は、n個の二次電池1を順番に切り換えてパルス充電するために、カウンタ(図示せず)をm=1とする。
[N=2、3、4、5、6、7、8のステップ]
二次電池1が満充電されるまで、N=2、3、4、5、6、7のステップをループして、二次電池1をパルス充電する。このとき、二次電池1は、パルス充電の休止時間に予備電池6で充電される。すなわち、二次電池1は、充電用電源2からパルス充電電流が供給されるタイミングと、充電用電源2からパルス充電電流が供給されないで予備電池6から予備充電電流が供給されるタイミングとを一定の周期で繰り返して充電される。このとき、制御回路3は、主充電スイッチ4を順番にオンに切り換えて二次電池1をパルス充電する。さらに、パルス充電される二次電池1に接続されるサブ充電スイッチ7をオフ、パルス充電されない二次電池1に接続しているサブ充電スイッチ7をオンに切り換えて、パルス充電されない二次電池1を予備電池6で充電する。予備充電スイッチ5は、オフに保持される。二次電池1の満充電が検出されると、全ての主充電スイッチ4と、全てのサブ充電スイッチ7の両方をオフに保持して、充電を終了する。
[N=9のステップ]
その後、制御回路3は、予備充電スイッチ5をオンにして、予備電池6を充電し、予備電池6が満充電されると予備充電スイッチ5をオフに切り換える。
【0034】
以上のフローチャートは、複数の二次電池1がほぼ等しい充電容量で満充電される状態、すなわち複数の二次電池がほぼ同時に満充電される状態を示している。ただ、複数の二次電池が異なる充電容量で満充電される場合、すなわち全ての二次電池を満充電するまでの時間に差がある場合は、図示しないが、満充電された二次電池の充電をキャンセルして、この二次電池が過充電されるのを阻止することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の二次電池の充電方法と充電装置は、パルス充電のパルス電流を大きくすることなく二次電池を短時間で充電できる特長がある。それは、本発明の充電方法と充電装置が、充電用電源から二次電池に充電電流を供給しないとき、あるいは充電用電源から二次電池に設定電流よりも小さい充電電流を供給するときに、充電用電源から予備電池に充電電流を供給して予備電池を充電しており、充電された予備電池から供給する予備充電電流と、充電用電源から供給するパルス充電電流の両方で時間をずらして二次電池を充電しているからである。本発明の充電方法と充電装置は、パルス充電と予備電池からの充電を時間をずらして、いいかえると、パルス充電しないタイミングにおいて予備電池で充電するので、パルス充電のパルス電流を大きくすることなく、効率よく二次電池を短時間で充電できる。このように、パルス充電のパルス電流を大きくすることなく短時間で二次電池を充電できる本発明の充電方法と充電装置は、充電用電源の出力電流を大きくすることなく、低コストな充電用電源で急速充電できると共に、電池の性能低下を極減しながら急速充電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の充電方法で複数の二次電池をパルス充電するタイミングを示すグラフ
【図2】本発明の一実施例にかかる充電方法に使用する充電装置の回路図
【図3】本発明の一実施例にかかる充電方法で複数の二次電池をパルス充電するタイミングを示すグラフ
【図4】図2に示す充電装置で複数の二次電池を充電する工程を示すフローチャート
【符号の説明】
1…二次電池
2…充電用電源
3…制御回路
4…主充電スイッチ
5…予備充電スイッチ
6…予備電池
7…サブ充電スイッチ
8…電圧降下素子
11…整流回路
12…スイッチング回路
13…トランス
14…整流回路
15…CV/CC制御回路
16…絶縁用PC回路

Claims (9)

  1. 複数の二次電池(1)を充電する方法であって、充電用電源(2)から複数の二次電池(1)に、互いにタイミングのずれたパルスの充電電流を供給してパルス充電し、
    さらに、充電用電源(2)から二次電池(1)に充電電流を供給しないとき、あるいは充電用電源(2)から二次電池(1)に設定電流よりも小さい充電電流を供給するときに、充電用電源(2)から予備電池(6)に充電電流を供給して予備電池(6)を充電し、充電された予備電池(6)から二次電池(1)に供給する予備充電電流と、充電用電源(2)から二次電池(1)に供給するパルス充電電流の両方で時間をずらせて二次電池(1)を充電する二次電池の充電方法。
  2. 充電用電源(2)が二次電池(1)のパルス充電を開始する以前に、充電用電源(2)が予備電池(6)を充電する請求項1に記載される二次電池の充電方法。
  3. パルス充電の途中で予備電池(6)を充電する請求項1に記載される二次電池の充電方法。
  4. 予備電池(6)が電圧降下素子(8)を介して二次電池(1)を充電する請求項1に記載される二次電池の充電方法。
  5. 電圧降下素子(8)にダイオードを使用する請求項4に記載される二次電池の充電方法。
  6. いずれかの二次電池(1)が満充電された後も、同じ周期で満充電されない二次電池(1)をパルス充電し、満充電された二次電池(1)の充電を停止しているタイミングで予備電池(6)を充電する請求項1に記載される二次電池の充電方法。
  7. 複数の二次電池(1)を充電する充電用電源(2)と、充電用電源(2)と二次電池(1)との間に接続されて、互いにタイミングをずらせてパルス充電するように、充電する二次電池(1)を切り換える主充電スイッチ(4)と、充電用電源(2)に予備充電スイッチ(5)を介して接続されて充電用電源(2)で充電される予備電池(6)と、予備電池(6)と二次電池(1)との間に接続しているサブ充電スイッチ(7)と、このサブ充電スイッチ(7)と主充電スイッチ(4)と予備充電スイッチ(5)とをオンオフに制御する制御回路(3)とを備え、
    制御回路(3)が、複数の二次電池(1)を順番にパルス充電するように主充電スイッチ(4)をオンオフに切り換えると共に、充電用電源(2)が二次電池(1)を充電しないタイミングで、予備充電スイッチ(5)をオンに切り換えて、充電用電源(2)が予備電池(6)を充電するように制御し、主充電スイッチ(4)を順番にオンオフに切り換えて、二次電池(1)をパルス充電するパルス充電タイミングにおいて、主充電スイッチ(4)がオフに切り換えられて充電用電源(2)でパルス充電されない二次電池(1)に接続しているサブ充電スイッチ(7)をオンにし、充電用電源(2)と予備電池(6)の両方で二次電池(1)を充電するようにしてなる充電装置。
  8. サブ充電スイッチ(7)と二次電池(1)との間にダイオードを接続している請求項7に記載される二次電池の充電装置。
  9. 制御回路(3)が、二次電池(1)が装着されないことを検出して、予備充電スイッチ(5)をオンにして予備電池(6)を充電用電源(2)で充電する請求項7に記載される二次電池の充電装置。
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