JP3439013B2 - 二次電池のパルス充電方法 - Google Patents
二次電池のパルス充電方法Info
- Publication number
- JP3439013B2 JP3439013B2 JP04263896A JP4263896A JP3439013B2 JP 3439013 B2 JP3439013 B2 JP 3439013B2 JP 04263896 A JP04263896 A JP 04263896A JP 4263896 A JP4263896 A JP 4263896A JP 3439013 B2 JP3439013 B2 JP 3439013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- charging
- battery
- secondary battery
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0029—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
- H02J7/0036—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits using connection detecting circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/007—Regulation of charging or discharging current or voltage
- H02J7/00711—Regulation of charging or discharging current or voltage with introduction of pulses during the charging process
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/007—Regulation of charging or discharging current or voltage
- H02J7/00712—Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
- H02J7/007182—Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として二次電池
をパルス充電する充電方法に関し、とくに、二次電池の
満充電を確実に検出できる充電方法に関する。 【０００２】 【従来の技術】リチウムイオン二次電池は極めて優れた
二次電池である。それは、体積や重量に対する充電容量
が極めて大きいからである。リチウムイオン二次電池
は、定電流充電した後に定電圧充電するのが一般的な充
電方法である。この充電方法は、電池電圧が設定電圧
（例えば、４．２０Ｖ）になるまで定電流充電し、電圧
が設定電圧に到達した後は、電池電圧が設定電圧を越え
て上昇しないように、設定電圧による定電圧充電に切り
換えるものである。この充電方法は、定電流充電する充
電電流を大きくすることにより、満充電する時間を短く
することができる。しかしながら、充電電流を余りに大
きくすると、電池性能が低下する恐れがある。従って、
最大充電電流は、電池性能を低下させないような値に制
限される。 【０００３】一方、特開平２−１１９５３９号公報に記
載された充電方法は、定電流充電するときの電池の最終
電圧を、その後に定電圧充電するときの設定電圧（４．
２０Ｖ）よりも高い電圧（例えば、４．４０Ｖ）とする
ことによって、二次電池を満充電する時間を短くしてい
る。この充電方法は、最初に最終電圧を高くして定電流
充電するので、定電流充電時の充電量を多くして、トー
タルの充電時間を短くすることができる。さらに、この
充電方法は、定電流充電するときの最終電圧を高くする
程、充電時間を短くできる。しかしながら、定電流充電
するときの設定電圧を高くすると、リチウムイオン二次
電池の電池性能を低下させる弊害がある。 【０００４】この弊害を解消することを目的として、充
電と休止とを繰り返すパルス充電によって、電池性能の
低下を防止して充電時間を短縮する技術が開発されてい
る（特開平６−１１３４７４号公報）。この充電方法
は、充電を開始した最初は、電池電圧が第１の電圧（例
えば、４．４０Ｖ）に上昇するまで定電流充電し、その
後、第１の電圧での定電圧充電と充電休止とを繰り返す
パルス充電を行うものである。パルス充電後は、第１の
電圧より低い第２の電圧（４．２０Ｖ）で定電圧充電し
て満充電する。 【０００５】この充電方法は、パルス充電する工程にお
いて、二次電池の満充電電圧より高い第１の電圧での充
電を行うが、充電と休止とを繰り返すので、電池性能の
低下を防止できる。また、第２の電圧より高い第１の電
圧による充電を行うので、充電時間を短くできる。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この充
電方法は、充電を開始した最初に定電流充電し、その後
パルス充電し、最後に定電圧充電して電池を満充電する
ため、充電回路が複雑になる欠点がある。この欠点を解
消するために、本願出願人は、充電と休止とを繰り返し
て二次電池をパルス充電する方法であって、二次電池の
充電を休止させるときに電池電圧を検出し、電池電圧が
設定電圧に低下するまでは、充電を休止し、電池電圧が
設定電圧よりも低下すると、充電を再開するパルス充電
方法を開発した（特願平７−９２４７０号）。この充電
方法は、図１に示すように、電池電圧と充電電流が変化
して、二次電池が満充電に近付くにしたがって、休止時
間が長くなる。満充電に近付いた二次電池は、電池電圧
が低下するのが遅くなるからである。したがって、電池
の休止時間を検出して満充電を検出することができる。 【０００７】この充電方法は、簡単な充電回路で二次電
池を充電できる特長がある。しかしながら、充電してい
る途中に二次電池が外されると、二次電池が満充電され
たと間違って検出される欠点がある。それは、充電して
いる二次電池が外されると、二次電池の充電電流が０と
なり、充電を休止する時間が設定時間よりも長くなるか
らである。 【０００８】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、二次
電池の満充電を確実に検出して簡単な充電回路でパルス
充電できる二次電池のパルス充電方法を提供することに
ある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明のパルス充電方法
は、充電と休止とを繰り返して二次電池１を充電する。
充電を休止して充電電流が０となるときに、電池の開放
電圧を検出する。電池の開放電圧は、電池を充電電源か
ら切り離して検出する。検出した開放電圧を設定電圧に
比較し、設定電圧よりも低下すると充電を再開する。充
電電流が０となる休止時間、いいかえると、充電を休止
してから電池の開放電圧が設定電圧に低下するまでの時
間が、設定時間よりも長くなると、二次電池１は満充電
されたと判定される。満充電された二次電池１は、充電
を休止するときに、電池電圧が設定電圧まで低下するの
に時間がかかるからである。 【００１０】さらに、本発明の二次電池のパルス充電方
法は、充電を休止して充電電流が０となる休止時間が設
定時間よりも長いときに、検出した電池の開放電圧を最
低電圧に比較する。電池の開放電圧が最低電圧よりも高
くて、休止時間が設定時間よりも長いときに二次電池１
が満充電されたと判定する。休止時間が設定時間よりも
長くても、検出した電池の開放電圧が最低電圧よりも低
いときは、二次電池が除去されたと判定して満充電され
たとは判定しない。 【００１１】本発明のパルス充電方法は、休止時間が設
定時間よりも長いときに、電池の開放電圧を最低電圧に
比較する。最低電圧は、設定電圧よりも低く設定され、
電池が装着されているかどうかを検出する。二次電池１
が満充電されると、電池の開放電圧が低下するのが遅く
なるので、休止時間が設定時間よりも長くなる。ただ、
満充電された二次電池１が充電器から外されても、充電
電流が０となって充電は休止される。このため、二次電
池１が外されても、休止時間は設定時間よりも長くな
る。本発明の充電方法は、休止時間が設定時間よりも長
いとき、電池の開放電圧を最低電圧に比較して、電池が
満充電されたのか、あるいは、外されたのかを識別す
る。二次電池１が外されると、電池電圧が０Ｖとなるの
で、最低電圧よりも低くなる。このように、本発明の充
電方法は、下記のとのふたつの条件を満足するとき
に、二次電池１が満充電されたと判定する。すなわち、 休止時間が設定時間よりも長く、 電池の開放電圧が最低電圧よりも高いとき に限って、二次電池１が満充電されたと判定する。休止
時間が長くても、電池の開放電圧が最低電圧よりも低い
ときは、二次電池１が外されたと判定して、満充電され
た状態と区別する。 【００１２】 【００１３】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのパルス充電方法を例示す
るものであって、本発明はパルス充電方法を下記のもの
に特定しない。 【００１４】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。 【００１５】本発明のパルス充電方法に使用する充電回
路と二次電池１を図２に示す。この充電回路は、リチウ
ムイオン二次電池の充電回路を示す。この充電回路は、
入力される商用電源を、二次電池１であるリチウムイオ
ン二次電池の充電に適した電圧と電流を出力する定電圧
定電流電源２と、この定電圧定電流電源２の出力側に互
いに並列に接続された急速充電スイッチＳＷ１と、トリ
クル充電スイッチＳＷ２と、急速充電スイッチＳＷ１お
よびトリクル充電スイッチＳＷ２を制御する制御回路３
と、二次電池１の満充電を表示する満充電表示回路４
と、二次電池１の充電電流を検出する電流検出抵抗５と
を備える。 【００１６】定電圧定電流電源２は、たとえば、安定化
して出力する電圧を４．３Ｖ／セルに設定する。出力電
流は、たとえば、１〜２Ｃで充電できる電流値に設定さ
れる。トリクル充電スイッチＳＷ２は、二次電池１をト
リクル充電するときにオン、その他のときにオフに切り
換えられる。急速充電スイッチＳＷ１は、二次電池１を
急速充電するときにオン、その他のときにオフに切り換
えられる。 【００１７】制御回路３は、二次電池１の充電電流と開
放電圧を検出して、トリクル充電スイッチＳＷ２と急速
充電スイッチＳＷ１をオンオフに制御する。 【００１８】二次電池１を内蔵するパック電池６は保護
回路７を内蔵している。保護回路７は、二次電池１の電
圧を検出して、二次電池１の電圧が設定電圧よりも高く
なると充電を休止させる。保護回路７は、二次電池１と
直列に接続されたスイッチング素子８のＦＥＴと、電池
の電圧を検出してスイッチング素子８をオンオフに制御
する電圧検出回路９とを備える。 【００１９】電圧検出回路９は、電池電圧が設定電圧を
越えると、ＦＥＴをオフに切り換える。ただ、電圧検出
回路９は、電池電圧が設定電圧を越えても直ちにＦＥＴ
をオフに切り換えない。電池電圧が設定電圧を越えて一
定時間経過すると、ＦＥＴをオフに切り換える。電池電
圧が設定電圧を越えて、ＦＥＴがオフになるまでの短い
時間、二次電池１はパルス充電される。二次電池１がパ
ルス充電される時間は、ＦＥＴがオフに切り換えられる
時間で調整される。ＦＥＴがオフになると、二次電池１
は充電されなくなって、電池の開放電圧は次第に低下す
る。電圧検出回路９は、低下する電池の開放電圧を検出
して、開放電圧が設定電圧以下になると、再びＦＥＴを
オンにして二次電池１をパルス充電する。この充電が繰
り返されて、二次電池１はパルス充電される。 【００２０】図２に示す充電回路は、二次電池１の保護
回路７をパルス充電の制御回路３に併用する。このた
め、充電回路は、二次電池１をパルス充電するための回
路を必要とせず、簡単な回路にできる。ただ、本発明の
パルス充電方法は、パルス充電させる回路を充電回路に
装備する回路で二次電池を充電することもできる。 【００２１】図２に示す充電回路は、図３に示すタイミ
ングチャートで、二次電池１を充電する。この図は、上
から順番に、 ａ トリクル充電スイッチのオンオフ ｂ 急速充電スイッチのオンオフ ｃ 充電電流のレベル ｄ 定電圧定電流電源の出力端子の電圧 を示している。 【００２２】図４は、図２に示す充電回路が、図３のタ
イミングチャートで二次電池１を充電するフローチャー
トを示す。図４のフローチャートにおいて、〜の工
程は、図３の〜のタイミングを示している。図４の
フローチャートは、下記の工程で二次電池１を満充電す
る。 【００２３】のステップ このステップにおいて、急速充電スイッチＳＷ１はオ
フ、トリクル充電スイッチＳＷ２は、一定の周期でオン
オフされる（Ｓ１）。制御回路３は、急速充電スイッチ
ＳＷ１とトリクル充電スイッチＳＷ２をオフとする状態
で、電池の開放電圧を検出し、検出した開放電圧から電
池の有無を検出する（Ｓ２）。二次電池１が接続されて
いると、電池の開放電圧は０Ｖとならない。二次電池が
接続されていないと、開放電圧はほぼ０Ｖとなる。電池
が装着されるまで、このステップ（Ｓ１、Ｓ２）をルー
プする。 【００２４】のステップ このステップにおいて、二次電池１は予備充電され、不
良電池が識別される。このステップにおいて、急速充電
スイッチＳＷ１はオフ、トリクル充電スイッチＳＷ２は
オンとなる（Ｓ３）。二次電池１がトリクル充電され
て、電池の電圧が検出され、検出された電圧が最低電圧
に比較される（Ｓ４）。最低電圧は、たとえば２．９Ｖ
に設定される。電池電圧は、二次電池１をトリクル充電
する状態で検出される。電池電圧が最低電圧である２．
９Ｖよりも高くなると次のステップに進む。トリクル充
電して１５０分経過しても、電池電圧が最低電圧である
２．９Ｖ以上に上昇しない電池は、不良電池と判定され
る（Ｓ５）。不良電池と判定されると、トリクル充電ス
イッチＳＷ２と急速充電スイッチＳＷ１はオフになっ
て、充電は終了する（Ｓ１５）。トリクル充電しても電
池電圧が２．９Ｖ以上にならない電池は、たとえば、内
部ショートした不良電池である。 【００２５】のステップ このステップにおいて、二次電池１はパルス充電され
る。トリクル充電スイッチＳＷ２はオフ、急速充電スイ
ッチＳＷ１はオンに制御される（Ｓ６）。急速充電スイ
ッチＳＷ１がオンになると、電池電圧は設定電圧よりも
高くなる。定電圧定電流電源２の出力電圧が設定電圧よ
りも高いからである。定電圧定電流電源２の出力電圧
は、たとえば４．３Ｖに、電池の設定電圧は例えば４．
２Ｖに設定される。電池電圧が設定電圧よりも高くなる
と、保護回路７の電圧検出回路９はこのことを検出し、
一定時間後にスイッチング素子８であるＦＥＴをオフに
切り換える。ＦＥＴがオフになると、電池の充電が休止
され、電池の開放電圧は次第に低下する。電池の開放電
圧が設定電圧よりも低くなると、電圧検出回路９はＦＥ
Ｔをオンに切り換える。その後、この状態が繰り返され
て、二次電池１はパルス充電される。 【００２６】保護回路７のＦＥＴがオンオフされて、二
次電池１がパルス充電されるとき、制御回路３は、パル
ス充電のトータル時間をあらかじめ設定されている設定
時間に比較する（Ｓ７）。タイマーの設定時間を経過す
ると、急速充電スイッチＳＷ１とトリクル充電スイッチ
ＳＷ２の両方をオフにして充電を終了させる（Ｓ１
５）。 【００２７】さらに、制御回路３は４００ミリ秒の間に
１６回充電電流を検出し（Ｓ８）、検出した全ての電流
値が”Ｌ”であるかどうかを判定する（Ｓ９）。充電電
流の”Ｌ”と”Ｈ”の識別は、たとえば、充電電流が３
００ｍＡよりも大きいと”Ｈ”、小さいと”Ｌ”とす
る。”Ｌ”と”Ｈ”を識別する電流のしきい値は、二次
電池１の容量を考慮して最適値に設定する。１６回の充
電電流がすべて”Ｌ”となるまで、このステップをルー
プする（Ｓ８、Ｓ９）。１６回の充電電流のすべてが”
Ｌ”でないときは、カウンターのカウント値を０にリセ
ットして（Ｓ１０）、このステップをループする。 【００２８】１６回検出した充電電流がすべて”Ｌ”で
あると、急速充電スイッチＳＷ１を一次的にオフにし
て、電池の開放電圧を検出する。開放電圧を最低電圧
（２．９Ｖ）に比較する（Ｓ１１）。電池の開放電圧が
２．９Ｖよりも高いときは、急速充電スイッチＳＷ１を
オンにして、カウンターのカウント値に１をプラスする
（Ｓ１２）。開放電圧が２．９Ｖより低いときは、電池
がないと判定して、急速充電スイッチＳＷ１とトリクル
充電スイッチＳＷ２をオフに保持して、充電を終了させ
る（Ｓ１５）。 【００２９】カウンターのカウント値が４かどうかを判
定する（Ｓ１３）。４００ミリ秒の間に１６回検出して
全ての電流値が”Ｌ”となる回数が４回になると、二次
電池１が満充電されたとして満充電を表示する（Ｓ１
４）。 【００３０】満充電されると、さらにＳ６のステップに
ジャンプし、タイマーの経過時間を経過すると、Ｓ１５
にジャンプして充電を終了する。 【００３１】以上の充電方法は、一定の周期で電池の充
電電流を検出して、休止時間が設定時間よりも長いかど
うかを検出している。本発明のパルス充電方法は、休止
時間を検出して設定時間に比較する方法を前記の方法に
特定しない。たとえば、充電電流が”Ｌ”になるとカウ
ントを開始し、充電電流が”Ｈ”になるとカウントを停
止してカウント値をリセットするタイマーを使用して、
休止時間を設定時間に比較することもできる。このタイ
マーを使用する方法は、タイマーのカウント値が設定値
になると、信号を出力して休止時間が設定時間になった
ことを検出する。 【００３２】以上のパルス充電方法は、二次電池をリチ
ウムイオン二次電池とする実施例を詳述した。ただ、本
発明の充電方法は、パルス充電する二次電池をリチウム
イオン二次電池に特定せず、たとえば、ニッケルカドミ
ウム電池やニッケル水素電池等のパルス充電にも利用で
きる。 【００３３】 【発明の効果】本発明の充電方法は、二次電池をパルス
充電するので、簡単な回路で充電でき、しかも、電池の
満充電を正確に判定できる特長がある。それは、本発明
の充電方法が、充電を休止するときの休止時間が設定時
間よりも長いときに、電池の開放電圧を最低電圧に比較
し、電池の開放電圧が最低電圧よりも高くて、休止時間
が設定時間よりも長いとき二次電池が満充電されたと判
定するからである。電池をパルス充電する方法であっ
て、充電を停止した後、電池の開放電圧が設定電圧に低
下するまで、充電を休止させる方法は、休止時間の長さ
を検出して、満充電されたことを検出できる。満充電さ
れると充電の休止時間が長くなるからである。ただ、こ
の方法は、満充電されない電池が充電器から外される
と、満充電と間違って判定される欠点がある。本発明
は、休止時間に加えて、電池の開放電圧を検出して、開
放電圧を最低電圧に比較するので、電池が外された充電
を満充電と間違うことがない。 【００３４】さらに、本発明のパルス充電方法は、二次
電池の保護回路を、パルス充電のスイッチングに併用す
るので、さらに充電回路を簡素化できる特長がある。そ
れは、充電回路に、パルス充電させるためのスイッチン
グ回路を必要としないからである。好都合なことに、リ
チウムイオン二次電池は、ほとんど例外なく過充電を防
止するために保護回路を内蔵している。このため、本発
明のパルス充電方法は、リチウムイオン二次電池に最適
な充電方法である。
をパルス充電する充電方法に関し、とくに、二次電池の
満充電を確実に検出できる充電方法に関する。 【０００２】 【従来の技術】リチウムイオン二次電池は極めて優れた
二次電池である。それは、体積や重量に対する充電容量
が極めて大きいからである。リチウムイオン二次電池
は、定電流充電した後に定電圧充電するのが一般的な充
電方法である。この充電方法は、電池電圧が設定電圧
（例えば、４．２０Ｖ）になるまで定電流充電し、電圧
が設定電圧に到達した後は、電池電圧が設定電圧を越え
て上昇しないように、設定電圧による定電圧充電に切り
換えるものである。この充電方法は、定電流充電する充
電電流を大きくすることにより、満充電する時間を短く
することができる。しかしながら、充電電流を余りに大
きくすると、電池性能が低下する恐れがある。従って、
最大充電電流は、電池性能を低下させないような値に制
限される。 【０００３】一方、特開平２−１１９５３９号公報に記
載された充電方法は、定電流充電するときの電池の最終
電圧を、その後に定電圧充電するときの設定電圧（４．
２０Ｖ）よりも高い電圧（例えば、４．４０Ｖ）とする
ことによって、二次電池を満充電する時間を短くしてい
る。この充電方法は、最初に最終電圧を高くして定電流
充電するので、定電流充電時の充電量を多くして、トー
タルの充電時間を短くすることができる。さらに、この
充電方法は、定電流充電するときの最終電圧を高くする
程、充電時間を短くできる。しかしながら、定電流充電
するときの設定電圧を高くすると、リチウムイオン二次
電池の電池性能を低下させる弊害がある。 【０００４】この弊害を解消することを目的として、充
電と休止とを繰り返すパルス充電によって、電池性能の
低下を防止して充電時間を短縮する技術が開発されてい
る（特開平６−１１３４７４号公報）。この充電方法
は、充電を開始した最初は、電池電圧が第１の電圧（例
えば、４．４０Ｖ）に上昇するまで定電流充電し、その
後、第１の電圧での定電圧充電と充電休止とを繰り返す
パルス充電を行うものである。パルス充電後は、第１の
電圧より低い第２の電圧（４．２０Ｖ）で定電圧充電し
て満充電する。 【０００５】この充電方法は、パルス充電する工程にお
いて、二次電池の満充電電圧より高い第１の電圧での充
電を行うが、充電と休止とを繰り返すので、電池性能の
低下を防止できる。また、第２の電圧より高い第１の電
圧による充電を行うので、充電時間を短くできる。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この充
電方法は、充電を開始した最初に定電流充電し、その後
パルス充電し、最後に定電圧充電して電池を満充電する
ため、充電回路が複雑になる欠点がある。この欠点を解
消するために、本願出願人は、充電と休止とを繰り返し
て二次電池をパルス充電する方法であって、二次電池の
充電を休止させるときに電池電圧を検出し、電池電圧が
設定電圧に低下するまでは、充電を休止し、電池電圧が
設定電圧よりも低下すると、充電を再開するパルス充電
方法を開発した（特願平７−９２４７０号）。この充電
方法は、図１に示すように、電池電圧と充電電流が変化
して、二次電池が満充電に近付くにしたがって、休止時
間が長くなる。満充電に近付いた二次電池は、電池電圧
が低下するのが遅くなるからである。したがって、電池
の休止時間を検出して満充電を検出することができる。 【０００７】この充電方法は、簡単な充電回路で二次電
池を充電できる特長がある。しかしながら、充電してい
る途中に二次電池が外されると、二次電池が満充電され
たと間違って検出される欠点がある。それは、充電して
いる二次電池が外されると、二次電池の充電電流が０と
なり、充電を休止する時間が設定時間よりも長くなるか
らである。 【０００８】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、二次
電池の満充電を確実に検出して簡単な充電回路でパルス
充電できる二次電池のパルス充電方法を提供することに
ある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明のパルス充電方法
は、充電と休止とを繰り返して二次電池１を充電する。
充電を休止して充電電流が０となるときに、電池の開放
電圧を検出する。電池の開放電圧は、電池を充電電源か
ら切り離して検出する。検出した開放電圧を設定電圧に
比較し、設定電圧よりも低下すると充電を再開する。充
電電流が０となる休止時間、いいかえると、充電を休止
してから電池の開放電圧が設定電圧に低下するまでの時
間が、設定時間よりも長くなると、二次電池１は満充電
されたと判定される。満充電された二次電池１は、充電
を休止するときに、電池電圧が設定電圧まで低下するの
に時間がかかるからである。 【００１０】さらに、本発明の二次電池のパルス充電方
法は、充電を休止して充電電流が０となる休止時間が設
定時間よりも長いときに、検出した電池の開放電圧を最
低電圧に比較する。電池の開放電圧が最低電圧よりも高
くて、休止時間が設定時間よりも長いときに二次電池１
が満充電されたと判定する。休止時間が設定時間よりも
長くても、検出した電池の開放電圧が最低電圧よりも低
いときは、二次電池が除去されたと判定して満充電され
たとは判定しない。 【００１１】本発明のパルス充電方法は、休止時間が設
定時間よりも長いときに、電池の開放電圧を最低電圧に
比較する。最低電圧は、設定電圧よりも低く設定され、
電池が装着されているかどうかを検出する。二次電池１
が満充電されると、電池の開放電圧が低下するのが遅く
なるので、休止時間が設定時間よりも長くなる。ただ、
満充電された二次電池１が充電器から外されても、充電
電流が０となって充電は休止される。このため、二次電
池１が外されても、休止時間は設定時間よりも長くな
る。本発明の充電方法は、休止時間が設定時間よりも長
いとき、電池の開放電圧を最低電圧に比較して、電池が
満充電されたのか、あるいは、外されたのかを識別す
る。二次電池１が外されると、電池電圧が０Ｖとなるの
で、最低電圧よりも低くなる。このように、本発明の充
電方法は、下記のとのふたつの条件を満足するとき
に、二次電池１が満充電されたと判定する。すなわち、 休止時間が設定時間よりも長く、 電池の開放電圧が最低電圧よりも高いとき に限って、二次電池１が満充電されたと判定する。休止
時間が長くても、電池の開放電圧が最低電圧よりも低い
ときは、二次電池１が外されたと判定して、満充電され
た状態と区別する。 【００１２】 【００１３】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのパルス充電方法を例示す
るものであって、本発明はパルス充電方法を下記のもの
に特定しない。 【００１４】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。 【００１５】本発明のパルス充電方法に使用する充電回
路と二次電池１を図２に示す。この充電回路は、リチウ
ムイオン二次電池の充電回路を示す。この充電回路は、
入力される商用電源を、二次電池１であるリチウムイオ
ン二次電池の充電に適した電圧と電流を出力する定電圧
定電流電源２と、この定電圧定電流電源２の出力側に互
いに並列に接続された急速充電スイッチＳＷ１と、トリ
クル充電スイッチＳＷ２と、急速充電スイッチＳＷ１お
よびトリクル充電スイッチＳＷ２を制御する制御回路３
と、二次電池１の満充電を表示する満充電表示回路４
と、二次電池１の充電電流を検出する電流検出抵抗５と
を備える。 【００１６】定電圧定電流電源２は、たとえば、安定化
して出力する電圧を４．３Ｖ／セルに設定する。出力電
流は、たとえば、１〜２Ｃで充電できる電流値に設定さ
れる。トリクル充電スイッチＳＷ２は、二次電池１をト
リクル充電するときにオン、その他のときにオフに切り
換えられる。急速充電スイッチＳＷ１は、二次電池１を
急速充電するときにオン、その他のときにオフに切り換
えられる。 【００１７】制御回路３は、二次電池１の充電電流と開
放電圧を検出して、トリクル充電スイッチＳＷ２と急速
充電スイッチＳＷ１をオンオフに制御する。 【００１８】二次電池１を内蔵するパック電池６は保護
回路７を内蔵している。保護回路７は、二次電池１の電
圧を検出して、二次電池１の電圧が設定電圧よりも高く
なると充電を休止させる。保護回路７は、二次電池１と
直列に接続されたスイッチング素子８のＦＥＴと、電池
の電圧を検出してスイッチング素子８をオンオフに制御
する電圧検出回路９とを備える。 【００１９】電圧検出回路９は、電池電圧が設定電圧を
越えると、ＦＥＴをオフに切り換える。ただ、電圧検出
回路９は、電池電圧が設定電圧を越えても直ちにＦＥＴ
をオフに切り換えない。電池電圧が設定電圧を越えて一
定時間経過すると、ＦＥＴをオフに切り換える。電池電
圧が設定電圧を越えて、ＦＥＴがオフになるまでの短い
時間、二次電池１はパルス充電される。二次電池１がパ
ルス充電される時間は、ＦＥＴがオフに切り換えられる
時間で調整される。ＦＥＴがオフになると、二次電池１
は充電されなくなって、電池の開放電圧は次第に低下す
る。電圧検出回路９は、低下する電池の開放電圧を検出
して、開放電圧が設定電圧以下になると、再びＦＥＴを
オンにして二次電池１をパルス充電する。この充電が繰
り返されて、二次電池１はパルス充電される。 【００２０】図２に示す充電回路は、二次電池１の保護
回路７をパルス充電の制御回路３に併用する。このた
め、充電回路は、二次電池１をパルス充電するための回
路を必要とせず、簡単な回路にできる。ただ、本発明の
パルス充電方法は、パルス充電させる回路を充電回路に
装備する回路で二次電池を充電することもできる。 【００２１】図２に示す充電回路は、図３に示すタイミ
ングチャートで、二次電池１を充電する。この図は、上
から順番に、 ａ トリクル充電スイッチのオンオフ ｂ 急速充電スイッチのオンオフ ｃ 充電電流のレベル ｄ 定電圧定電流電源の出力端子の電圧 を示している。 【００２２】図４は、図２に示す充電回路が、図３のタ
イミングチャートで二次電池１を充電するフローチャー
トを示す。図４のフローチャートにおいて、〜の工
程は、図３の〜のタイミングを示している。図４の
フローチャートは、下記の工程で二次電池１を満充電す
る。 【００２３】のステップ このステップにおいて、急速充電スイッチＳＷ１はオ
フ、トリクル充電スイッチＳＷ２は、一定の周期でオン
オフされる（Ｓ１）。制御回路３は、急速充電スイッチ
ＳＷ１とトリクル充電スイッチＳＷ２をオフとする状態
で、電池の開放電圧を検出し、検出した開放電圧から電
池の有無を検出する（Ｓ２）。二次電池１が接続されて
いると、電池の開放電圧は０Ｖとならない。二次電池が
接続されていないと、開放電圧はほぼ０Ｖとなる。電池
が装着されるまで、このステップ（Ｓ１、Ｓ２）をルー
プする。 【００２４】のステップ このステップにおいて、二次電池１は予備充電され、不
良電池が識別される。このステップにおいて、急速充電
スイッチＳＷ１はオフ、トリクル充電スイッチＳＷ２は
オンとなる（Ｓ３）。二次電池１がトリクル充電され
て、電池の電圧が検出され、検出された電圧が最低電圧
に比較される（Ｓ４）。最低電圧は、たとえば２．９Ｖ
に設定される。電池電圧は、二次電池１をトリクル充電
する状態で検出される。電池電圧が最低電圧である２．
９Ｖよりも高くなると次のステップに進む。トリクル充
電して１５０分経過しても、電池電圧が最低電圧である
２．９Ｖ以上に上昇しない電池は、不良電池と判定され
る（Ｓ５）。不良電池と判定されると、トリクル充電ス
イッチＳＷ２と急速充電スイッチＳＷ１はオフになっ
て、充電は終了する（Ｓ１５）。トリクル充電しても電
池電圧が２．９Ｖ以上にならない電池は、たとえば、内
部ショートした不良電池である。 【００２５】のステップ このステップにおいて、二次電池１はパルス充電され
る。トリクル充電スイッチＳＷ２はオフ、急速充電スイ
ッチＳＷ１はオンに制御される（Ｓ６）。急速充電スイ
ッチＳＷ１がオンになると、電池電圧は設定電圧よりも
高くなる。定電圧定電流電源２の出力電圧が設定電圧よ
りも高いからである。定電圧定電流電源２の出力電圧
は、たとえば４．３Ｖに、電池の設定電圧は例えば４．
２Ｖに設定される。電池電圧が設定電圧よりも高くなる
と、保護回路７の電圧検出回路９はこのことを検出し、
一定時間後にスイッチング素子８であるＦＥＴをオフに
切り換える。ＦＥＴがオフになると、電池の充電が休止
され、電池の開放電圧は次第に低下する。電池の開放電
圧が設定電圧よりも低くなると、電圧検出回路９はＦＥ
Ｔをオンに切り換える。その後、この状態が繰り返され
て、二次電池１はパルス充電される。 【００２６】保護回路７のＦＥＴがオンオフされて、二
次電池１がパルス充電されるとき、制御回路３は、パル
ス充電のトータル時間をあらかじめ設定されている設定
時間に比較する（Ｓ７）。タイマーの設定時間を経過す
ると、急速充電スイッチＳＷ１とトリクル充電スイッチ
ＳＷ２の両方をオフにして充電を終了させる（Ｓ１
５）。 【００２７】さらに、制御回路３は４００ミリ秒の間に
１６回充電電流を検出し（Ｓ８）、検出した全ての電流
値が”Ｌ”であるかどうかを判定する（Ｓ９）。充電電
流の”Ｌ”と”Ｈ”の識別は、たとえば、充電電流が３
００ｍＡよりも大きいと”Ｈ”、小さいと”Ｌ”とす
る。”Ｌ”と”Ｈ”を識別する電流のしきい値は、二次
電池１の容量を考慮して最適値に設定する。１６回の充
電電流がすべて”Ｌ”となるまで、このステップをルー
プする（Ｓ８、Ｓ９）。１６回の充電電流のすべてが”
Ｌ”でないときは、カウンターのカウント値を０にリセ
ットして（Ｓ１０）、このステップをループする。 【００２８】１６回検出した充電電流がすべて”Ｌ”で
あると、急速充電スイッチＳＷ１を一次的にオフにし
て、電池の開放電圧を検出する。開放電圧を最低電圧
（２．９Ｖ）に比較する（Ｓ１１）。電池の開放電圧が
２．９Ｖよりも高いときは、急速充電スイッチＳＷ１を
オンにして、カウンターのカウント値に１をプラスする
（Ｓ１２）。開放電圧が２．９Ｖより低いときは、電池
がないと判定して、急速充電スイッチＳＷ１とトリクル
充電スイッチＳＷ２をオフに保持して、充電を終了させ
る（Ｓ１５）。 【００２９】カウンターのカウント値が４かどうかを判
定する（Ｓ１３）。４００ミリ秒の間に１６回検出して
全ての電流値が”Ｌ”となる回数が４回になると、二次
電池１が満充電されたとして満充電を表示する（Ｓ１
４）。 【００３０】満充電されると、さらにＳ６のステップに
ジャンプし、タイマーの経過時間を経過すると、Ｓ１５
にジャンプして充電を終了する。 【００３１】以上の充電方法は、一定の周期で電池の充
電電流を検出して、休止時間が設定時間よりも長いかど
うかを検出している。本発明のパルス充電方法は、休止
時間を検出して設定時間に比較する方法を前記の方法に
特定しない。たとえば、充電電流が”Ｌ”になるとカウ
ントを開始し、充電電流が”Ｈ”になるとカウントを停
止してカウント値をリセットするタイマーを使用して、
休止時間を設定時間に比較することもできる。このタイ
マーを使用する方法は、タイマーのカウント値が設定値
になると、信号を出力して休止時間が設定時間になった
ことを検出する。 【００３２】以上のパルス充電方法は、二次電池をリチ
ウムイオン二次電池とする実施例を詳述した。ただ、本
発明の充電方法は、パルス充電する二次電池をリチウム
イオン二次電池に特定せず、たとえば、ニッケルカドミ
ウム電池やニッケル水素電池等のパルス充電にも利用で
きる。 【００３３】 【発明の効果】本発明の充電方法は、二次電池をパルス
充電するので、簡単な回路で充電でき、しかも、電池の
満充電を正確に判定できる特長がある。それは、本発明
の充電方法が、充電を休止するときの休止時間が設定時
間よりも長いときに、電池の開放電圧を最低電圧に比較
し、電池の開放電圧が最低電圧よりも高くて、休止時間
が設定時間よりも長いとき二次電池が満充電されたと判
定するからである。電池をパルス充電する方法であっ
て、充電を停止した後、電池の開放電圧が設定電圧に低
下するまで、充電を休止させる方法は、休止時間の長さ
を検出して、満充電されたことを検出できる。満充電さ
れると充電の休止時間が長くなるからである。ただ、こ
の方法は、満充電されない電池が充電器から外される
と、満充電と間違って判定される欠点がある。本発明
は、休止時間に加えて、電池の開放電圧を検出して、開
放電圧を最低電圧に比較するので、電池が外された充電
を満充電と間違うことがない。 【００３４】さらに、本発明のパルス充電方法は、二次
電池の保護回路を、パルス充電のスイッチングに併用す
るので、さらに充電回路を簡素化できる特長がある。そ
れは、充電回路に、パルス充電させるためのスイッチン
グ回路を必要としないからである。好都合なことに、リ
チウムイオン二次電池は、ほとんど例外なく過充電を防
止するために保護回路を内蔵している。このため、本発
明のパルス充電方法は、リチウムイオン二次電池に最適
な充電方法である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明者が先に開発したパルス充電方法の電池
電圧と充電電流の特性を示すグラフ 【図２】本発明の実施例のパルス充電方法に使用する充
電回路の回路図 【図３】本発明の実施例に係る充電回路のタイミングチ
ャート図 【図４】本発明の実施例に係る充電回路が二次電池を充
電するフローチャート図 【符号の説明】 １…二次電池 ２…定電圧定電流電源 ３…制御回路 ４…満充電表示回路 ５…電流検出抵抗 ６…パック電池 ７…保護回路 ８…スイッチング素子 ９…電圧検出回路 ＳＷ１…急速充電スイッチ ＳＷ２…トリクル充電スイッチ
電圧と充電電流の特性を示すグラフ 【図２】本発明の実施例のパルス充電方法に使用する充
電回路の回路図 【図３】本発明の実施例に係る充電回路のタイミングチ
ャート図 【図４】本発明の実施例に係る充電回路が二次電池を充
電するフローチャート図 【符号の説明】 １…二次電池 ２…定電圧定電流電源 ３…制御回路 ４…満充電表示回路 ５…電流検出抵抗 ６…パック電池 ７…保護回路 ８…スイッチング素子 ９…電圧検出回路 ＳＷ１…急速充電スイッチ ＳＷ２…トリクル充電スイッチ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 所定量の充電を行った後に充電を休止
し、充電を休止するときに電池の開放電圧を検出して、
検出した開放電圧が設定電圧以下に低下すると前記所定
量の充電を再開することを繰り返して二次電池をパルス
充電し、充電を休止する時間が設定時間よりも長くなる
と、二次電池(1)が満充電されたとして充電を終了する
二次電池のパルス充電方法において、充電の休止時間が
設定時間よりも長いことが検出されると、電池の開放電
圧を最低電圧に比較し、電池の開放電圧が最低電圧より
も高いときは二次電池(1)が満充電されたと判定し、休
止時間が設定時間よりも長くても、電池の開放電圧が最
低電圧よりも低いときは、二次電池(1)が除去されたと
判定することを特徴とする二次電池のパルス充電方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04263896A JP3439013B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 二次電池のパルス充電方法 |
| TW085114142A TW315529B (ja) | 1996-02-29 | 1996-11-18 | |
| US08/798,924 US5808447A (en) | 1996-02-29 | 1997-02-12 | Pulse charging method for rechargeable batteries |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04263896A JP3439013B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 二次電池のパルス充電方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09233726A JPH09233726A (ja) | 1997-09-05 |
| JP3439013B2 true JP3439013B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=12641566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04263896A Expired - Fee Related JP3439013B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 二次電池のパルス充電方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5808447A (ja) |
| JP (1) | JP3439013B2 (ja) |
| TW (1) | TW315529B (ja) |
Families Citing this family (57)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3439013B2 (ja) * | 1996-02-29 | 2003-08-25 | 三洋電機株式会社 | 二次電池のパルス充電方法 |
| JP3767068B2 (ja) * | 1997-02-26 | 2006-04-19 | 宇部興産株式会社 | 二次電池の充電装置および充電方法 |
| AUPO917297A0 (en) * | 1997-09-15 | 1997-10-09 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Charging of batteries |
| GB2330460B (en) * | 1997-10-16 | 2001-09-05 | Nec Technologies | Fast charging of lithium ion cells |
| CA2277531A1 (en) * | 1998-07-27 | 2000-01-27 | Dominique G. Makar | Pulse modified invariant current battery charging method and apparatus |
| US6137265A (en) * | 1999-01-11 | 2000-10-24 | Dell Usa, L.P. | Adaptive fast charging of lithium-ion batteries |
| DE69925984T2 (de) * | 1999-03-09 | 2005-12-22 | Sony International (Europe) Gmbh | Ladegerät für Batterien |
| JP2001178011A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-29 | Toshiba Battery Co Ltd | 二次電池装置 |
| US6259231B1 (en) * | 2000-11-16 | 2001-07-10 | R G Technology Ventures, Llc | Rapid battery charger |
| JP4710212B2 (ja) | 2002-11-19 | 2011-06-29 | 日本電気株式会社 | リチウムイオン二次電池システムおよびリチウムイオン二次電池の運転方法 |
| US7157882B2 (en) * | 2002-11-22 | 2007-01-02 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Method and system for battery protection employing a selectively-actuated switch |
| US6707272B1 (en) | 2002-11-22 | 2004-03-16 | Motorola, Inc. | Pulse charging circuit and method |
| US7589500B2 (en) | 2002-11-22 | 2009-09-15 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Method and system for battery protection |
| US7425816B2 (en) * | 2002-11-22 | 2008-09-16 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Method and system for pulse charging of a lithium-based battery |
| US7176654B2 (en) * | 2002-11-22 | 2007-02-13 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Method and system of charging multi-cell lithium-based batteries |
| US8471532B2 (en) | 2002-11-22 | 2013-06-25 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Battery pack |
| US7592094B2 (en) * | 2003-02-03 | 2009-09-22 | Kelly Shawn P | Device, system and method for improving efficiency and preventing degradation of energy storage devices |
| US7405536B2 (en) * | 2003-10-08 | 2008-07-29 | Black & Decker Inc. | Battery pack-detecting charger |
| CN100416977C (zh) * | 2003-10-08 | 2008-09-03 | 布莱克和戴克公司 | 电池充电器、包含其的设备及其方法 |
| KR100542215B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2006-01-10 | 삼성에스디아이 주식회사 | 2차 전지의 충전방법 및 충전장치 |
| US8317423B2 (en) | 2004-08-11 | 2012-11-27 | Elc Management Llc | Mascara for use with a vibrating applicator: compositions and methods |
| US7465114B2 (en) | 2004-08-11 | 2008-12-16 | Elc Management Llc | Vibrating mascara applicator, suitable compositions and method of use |
| US8327858B2 (en) | 2004-08-11 | 2012-12-11 | Elc Management Llc | Vibrating mascara applicator |
| FR2882506B1 (fr) | 2005-02-25 | 2007-05-18 | Oreal | Procede de maquillage au moyen d'un applicateur vibrant |
| US7345453B2 (en) * | 2005-03-01 | 2008-03-18 | Honeywell International, Inc. | Capacity degredation in a lead acid battery method and apparatus |
| CN101171718B (zh) * | 2005-03-11 | 2012-08-22 | 泰克蒂姆有限公司 | 双向电池充电控制器 |
| JP5020530B2 (ja) * | 2006-04-14 | 2012-09-05 | パナソニック株式会社 | 充電方法ならびに電池パックおよびその充電器 |
| US20070285055A1 (en) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Meyer Gary D | Battery pack |
| US7750604B2 (en) * | 2007-02-16 | 2010-07-06 | O2Micro, Inc. | Circuits and methods for battery charging |
| JP2008301638A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 充電回路 |
| US8310198B2 (en) * | 2008-01-14 | 2012-11-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lithium ion secondary cell charge method and hybrid vehicle |
| DE102009045526A1 (de) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | SB LiMotive Company Ltd., Suwon | Verfahren zur Initialisierung und des Betriebs eines Batteriemanagementsystems |
| US9300015B2 (en) | 2010-05-04 | 2016-03-29 | Dell Products Lp | Systems and methods for monitoring and characterizing information handling system use behavior |
| US11791647B2 (en) | 2010-05-21 | 2023-10-17 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell |
| US11397216B2 (en) | 2010-05-21 | 2022-07-26 | Qnovo Inc. | Battery adaptive charging using a battery model |
| US10067198B2 (en) | 2010-05-21 | 2018-09-04 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell using the state of health thereof |
| US10389156B2 (en) | 2010-05-21 | 2019-08-20 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell |
| US9142994B2 (en) | 2012-09-25 | 2015-09-22 | Qnovo, Inc. | Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell |
| KR101802000B1 (ko) | 2010-05-21 | 2017-11-27 | 큐노보 인코포레이티드 | 배터리/셀을 적응적으로 충전하는 방법 및 회로 |
| US8970178B2 (en) | 2010-06-24 | 2015-03-03 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to calculate the state of charge of a battery/cell |
| US11397215B2 (en) | 2010-05-21 | 2022-07-26 | Qnovo Inc. | Battery adaptive charging using battery physical phenomena |
| US8791669B2 (en) | 2010-06-24 | 2014-07-29 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to calculate the state of charge of a battery/cell |
| WO2013051863A2 (ko) | 2011-10-04 | 2013-04-11 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 충전 장치 및 방법 |
| KR102125507B1 (ko) * | 2012-07-02 | 2020-06-23 | 삼성전자주식회사 | 배터리 충전을 위한 방법 및 그 전자 장치 |
| US9063018B1 (en) | 2012-10-22 | 2015-06-23 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to determine temperature and/or state of health of a battery/cell |
| JP6040899B2 (ja) * | 2013-04-08 | 2016-12-07 | ソニー株式会社 | 電子機器および給電システム |
| US9461492B1 (en) | 2013-04-19 | 2016-10-04 | Qnovo Inc. | Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell using a charge-time parameter |
| TWI497796B (zh) * | 2013-07-29 | 2015-08-21 | Leadtrend Tech Corp | 對一可充電式電池的充電方法 |
| US20170210596A1 (en) * | 2014-01-27 | 2017-07-27 | Otis Elevator Company | Charge algorithm for battery propelled elevator |
| US10574079B1 (en) | 2014-06-20 | 2020-02-25 | Qnovo Inc. | Wireless charging techniques and circuitry for a battery |
| EP3001531B1 (en) * | 2014-09-23 | 2018-07-25 | Braun GmbH | Method for charging a rechargeable battery of an electric device |
| EP3462564A4 (en) | 2017-04-07 | 2019-05-08 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | WIRELESS LOADING SYSTEM, DEVICE AND METHOD AND DEVICE TO BE LOADED |
| JP7059290B2 (ja) | 2017-04-07 | 2022-04-25 | オッポ広東移動通信有限公司 | 無線充電装置、無線充電方法及び被充電機器 |
| JP6918135B2 (ja) | 2017-04-07 | 2021-08-11 | オッポ広東移動通信有限公司Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ Ｏｐｐｏ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｃｏｒｐ．， Ｌｔｄ． | 無線充電装置、無線充電方法及び被充電機器 |
| EA202092249A1 (ru) | 2018-03-22 | 2020-12-14 | Таэ Текнолоджиз, Инк. | Системы и способы для регулировния и управления мощностью |
| US11177676B2 (en) | 2019-06-25 | 2021-11-16 | Ford Global Technologies, Llc | Systems and methods for fast charging batteries using intermittent discharge pulses |
| CN116546896A (zh) * | 2020-10-26 | 2023-08-04 | 日本烟草国际股份有限公司 | 气溶胶产生装置电力系统 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4056764A (en) * | 1974-06-03 | 1977-11-01 | Nissan Motor Company, Limited | Power supply system having two different types of batteries and current-limiting circuit for lower output battery |
| US4736150A (en) * | 1986-07-09 | 1988-04-05 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Method of increasing the useful life of rechargeable lithium batteries |
| JPH02119539A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 鉛蓄電池の充電制御回路 |
| SE465242B (sv) * | 1989-04-12 | 1991-08-12 | Rydborn S A O | Saett och anordning foer laddning av ett batteri |
| TW226496B (en) * | 1992-07-21 | 1994-07-11 | Sanyo Denki Kk | Battery charger |
| JP3213401B2 (ja) * | 1992-09-29 | 2001-10-02 | 三洋電機株式会社 | 非水系二次電池の充電方法 |
| US5442274A (en) * | 1992-08-27 | 1995-08-15 | Sanyo Electric Company, Ltd. | Rechargeable battery charging method |
| JP3291402B2 (ja) * | 1994-10-20 | 2002-06-10 | 三洋電機株式会社 | 二次電池の充電方法 |
| JP3005460B2 (ja) * | 1995-04-18 | 2000-01-31 | 三洋電機株式会社 | 二次電池の充電方法 |
| JP3439013B2 (ja) * | 1996-02-29 | 2003-08-25 | 三洋電機株式会社 | 二次電池のパルス充電方法 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP04263896A patent/JP3439013B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-18 TW TW085114142A patent/TW315529B/zh not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-02-12 US US08/798,924 patent/US5808447A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09233726A (ja) | 1997-09-05 |
| US5808447A (en) | 1998-09-15 |
| TW315529B (ja) | 1997-09-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3439013B2 (ja) | 二次電池のパルス充電方法 | |
| KR100393436B1 (ko) | 전지의 급속충전 방법 | |
| JP3229696B2 (ja) | 電池の充電方法 | |
| JPH07240235A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| MXPA01012699A (es) | Metodo y aparato para cargar rapidamente una bateria. | |
| JPH07235332A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| JPH0997629A (ja) | 複数のリチウムイオン二次電池の充電方法 | |
| JP3306188B2 (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| JPH08308123A (ja) | 複数のリチウムイオン電池の充電方法 | |
| JP3433010B2 (ja) | パック電池のパルス充電方法 | |
| JPH08103032A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| US6583605B2 (en) | Charging method and charger | |
| JP3583926B2 (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| JP2002199606A (ja) | パック電池と電池の充電方法 | |
| JPH07105983A (ja) | パック電池の充電方法 | |
| CN116325417A (zh) | 一种充电器及其充电方法 | |
| JP2000182677A (ja) | 二次電池充電装置 | |
| JP3739820B2 (ja) | 充電装置 | |
| JPH08241735A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
| JPH0845550A (ja) | リチウムイオン二次電池の急速充電方法 | |
| JP4050863B2 (ja) | 組電池の充電方法 | |
| JP3395355B2 (ja) | 充電装置 | |
| JP3157312B2 (ja) | 充電装置 | |
| JPH06196206A (ja) | 充電方法 | |
| JPH07105980A (ja) | 非水系二次電池の充電方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |