JP3291402B2 - 二次電池の充電方法 - Google Patents

二次電池の充電方法

Info

Publication number
JP3291402B2
JP3291402B2 JP25518994A JP25518994A JP3291402B2 JP 3291402 B2 JP3291402 B2 JP 3291402B2 JP 25518994 A JP25518994 A JP 25518994A JP 25518994 A JP25518994 A JP 25518994A JP 3291402 B2 JP3291402 B2 JP 3291402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charging
time
secondary battery
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25518994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08124601A (ja
Inventor
哲也 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP25518994A priority Critical patent/JP3291402B2/ja
Priority to US08/544,795 priority patent/US5684386A/en
Publication of JPH08124601A publication Critical patent/JPH08124601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291402B2 publication Critical patent/JP3291402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/44Methods for charging or discharging
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00711Regulation of charging or discharging current or voltage with introduction of pulses during the charging process
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二次電池の充電方法に関
し、とくに、所定の時間間隔で電池電圧や電池温度を検
出して充電状態を制御する二次電池の充電方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−
水素電池、あるいはリチウムイオン二次電池等の二次電
池は、電池電圧を検出し、あるいは電池温度を検出して
充電状態を制御しながら満充電している。ニッケル−カ
ドミウム電池は満充電になると電池電圧がピーク値とな
り、さらに、充電を継続すると電池電圧がピーク値から
−ΔV低下する性質がある。このため、電池電圧を検出
することによって電池が満充電になったかどうかを判定
できる。さらに、二次電池を急速充電すると、電池温度
が異常に上昇することがある。電池温度が高くなった状
態で急速充電を継続すると、電池特性を悪化させる弊害
が発生する。このため、電池温度を検出しながら急速充
電し、値温度が設定値よりも高くなったときには、充電
を一時的に休止し、あるいは充電電流を小さく設定し
て、電池性能の低下を防止している。
【0003】急速充電している二次電池の電圧を検出す
ると、充電電流によって検出電圧に誤差が発生する。充
電電流を大きくすると、検出される電池電圧は高くな
り、反対に充電電流を小さくすると電池電圧を低くなっ
てしまう。二次電池を急速充電する等価回路を図1に示
している。この図に示すように、二次電池の内部抵抗r
による電圧降下が、電池電圧に加算して検出される。さ
らに、実際に二次電池を大きな電流で急速充電すると、
二次電池と充電器とを接続する接点の抵抗でも電圧降下
が発生する。接点抵抗R1とR3は、二次電池と直列に接
続されるので、接点抵抗に発生する電圧降下が、電池電
圧に加算して検出される。
【0004】この弊害を防止するために、図2に示すよ
うに、急速充電と測定時間とを一定の周期で繰り返し、
急速充電を休止する測定時間に二次電池の電圧を検出す
る方法が開発されている。(例えば、特開平6−225
472号公報に詳しい。)この方法は、二次電池の内部
抵抗や接点抵抗に起因する誤差を皆無にできる特長があ
る。それは、充電電流を0として電池電圧を検出するの
で、内部抵抗や接点抵抗によって電圧降下が発生しない
からである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すように、急
速充電を停止する測定時間を一定の周期で設けて、電池
電圧を検出する方法は、内部抵抗や接点抵抗の電圧降下
に起因する測定誤差を解消できるが、測定環境によって
は、必ずしも十分に満足できる精度で電池電圧を検出す
ることができない欠点がある。とくに、二次電池のピー
ク電圧や−ΔV低下を検出して二次電池の満充電を判定
する方法は、電池電圧を高い精度で測定することが極め
て大切である。それは、前回の測定値と次の測定値とを
比較して、ピーク電圧と判定し、あるいは−ΔV低下と
判定するからである。急速充電を停止して電池電圧を検
出しても、種々の要因で測定誤差が発生する。
【0006】たとえば、図1に示す回路で、電池電圧を
検出するとき、電池電圧の検出回路は、入力インピーダ
ンスが無限大ではないので、電池電圧を検出するために
接点に微細な電流が流れる。この微小電流は接点抵抗に
電圧降下を発生させる。困ったことに、実際に二次電池
を充電する状態において、電池電圧を検出する毎に、接
点抵抗が変動することがある。接点抵抗が変化すると、
接点抵抗の電圧降下が変動し、電池電圧に測定誤差を発
生させる。さらに、急速充電される二次電池は、電極が
化学変化してしだいに充電される。電極の化学変化は、
マクロ的に観察すれば充電容量に比例して進行するが、
ミクロに観察すると必ずしも理想的な状態で充電容量に
比例して進行するとは限らない。このため、急速充電を
停止した直後に電池電圧を検出しても、二次電池の内部
状態によっては検出電圧が微細な範囲で変動することが
ある。
【0007】電池電圧の測定精度を非常に高くできるな
ら、二次電池の内部状態の変動に起因する測定誤差はそ
れほど問題とはならない。しかしながら、現在の充電方
法は、電池の検出電圧をマイクロコンピューターで演算
して充電電流を制御しているので、検出した電圧をA/
Dコンバータでアナログ値からデジタル値にA/D変換
し、デジタル値をマイクロコンピューターに入力して演
算している。A/Dコンバータは、直線状にアナログ値
をデジタル値に変換できない。たとえば、6ビットのA
/Dコンバータは、入力電圧の最大値を64階調に、8
ビットのA/Dコンバータは256階調の階段状に分離
されたデジタル値として出力する。電池の検出電圧が、
A/D変換されるれるデジタル値の境界にあるとき、測
定誤差が極めて少なくても、誤差が1ビットになってし
まう欠点がある。この誤差は、A/Dコンバータのビッ
ト数を大きくして少なくできるが、ビット数の大きいA
/Dコンバータは非常に高価になる欠点がある。また、
いかにA/Dコンバータのビット数を大きくしても、A
/D変換されるデジタル値の境界にある電池電圧は、1
ビットの誤差の原因となる。
【0008】このように、従来の方法は、安価なA/D
コンバータを使用して、電池電圧を正確に測定すること
が難しい欠点があった。電池電圧の検出誤差は、二次電
池の満充電状態の正確な検出を阻害する。このため、二
次電池の充電方法において、いかに電池電圧を正確に高
精度に検出できるかは極めて大切なことである。電池電
圧にかぎらず、電池温度を検出して充電状態を制御する
方法も同じ弊害が発生する。
【0009】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、電池
電圧または電池温度をより正確に検出して二次電池を理
想に近い状態で急速充電できる二次電池の充電方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の二次電池の充電
方法は、前述の目的を達成するために下記のようにして
二次電池を充電する。充電方法は、所定時間二次電池を
充電する急速充電時間と、急速充電を停止して二次電池
の電圧を検出する測定時間とを繰り返しながら二次電池
を充電し、測定時間に検出される二次電池の電圧が設定
値になると急速充電を停止する。
【0011】さらに本発明の二次電池の充電方法は、測
定時間において、二次電池を、インターバル充電時間と
休止時間とを繰り返してパルス充電する。インターバル
充電時間と休止時間とを繰り返しながら、複数回の休止
時間に電池電圧を複数回検出し、検出した電池電圧を演
算して1回の測定時間における電池電圧を測定する。測
定した電池電圧でもって二次電池の充電状態を制御す
る。
【0012】さらに、本発明の請求項2に記載する二次
電池の充電方法は、電池温度を検出する測定時間におい
て、二次電池を、インターバル充電時間と休止時間とを
繰り返してパルス充電する。さらに、インターバル充電
時間と休止時間とを繰り返しながら、複数回の休止時間
に電池温度を複数回検出する。検出した電池温度を演算
して1回の測定時間における電池温度を測定し、測定し
た電池温度でもって二次電池の充電状態を制御する。
【0013】さらにまた、本発明の請求項3に記載する
二次電池の充電方法は、急速充電時間(T2)に対する
インターバル充電時間(T1)を1/10以下とし、ま
た、インターバル充電時間(T1)に対する休止時間
(T0)を1/2以下に設定する。
【0014】
【作用】本発明の二次電池の充電方法は、図3に示すよ
うに、測定時間に二次電池をパルス充電する。パルス充
電するときには、二次電池をインターバル充電時間と休
止時間とを繰り返して充電する。休止時間に二次電池の
電圧や温度を検出する。たとえば、本発明の充電方法は
下記のように時間設定して二次電池を充電する。 急速充電時間……………………1sec インターバル充電時間…………1.6msec 休止時間…………………………0.1msec さらに、測定時間には、パルス充電を256周期繰り返
し、1周期の休止時間に1回電池電圧と電池温度とを検
出して、全体で256回検出して、その平均値を検出電
圧と検出温度とする。
【0015】以上のように、測定時間に二次電池をパル
ス充電し、充電を停止する休止時間に256回も電池電
圧と電池温度とを検出して、その平均値を演算する方法
は、たとえある測定時期に正確に測定できなかったとし
ても、その平均値は極めて正確な電池電圧、あるいは電
池温度となる。とくに、各回の検出電圧がA/D変換す
る境界値にあっても、何回も検出して平均することによ
り、正確に電池電圧と温度とを検出できる特長がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための二次電池の充電方法を例示するもの
であって、本発明は二次電池の充電方法を下記の方法に
特定しない。
【0017】本発明の二次電池の充電方法は、電池電圧
を検出し、あるいは電池温度を検出する方法を独得の方
法とするものである。したがって、充電回路には、従来
から使用されている回路、あるいはこれから開発される
回路を利用することができる。たとえば、本発明の充電
方法は、図1に示す充電回路で二次電池を充電できる。
【0018】図1において、充電器1と二次電池2との
間に接続された抵抗は、二次電池2を内蔵するパック電
池3と充電器1とを接続する接点の抵抗、すなわち接点
抵抗R1、R2、R3である。さらに、二次電池2と直列
に接続されている抵抗は電池の内部抵抗rである。二次
電池2はパック電池3に内蔵されており、パック電池3
は温度検出センサーとして、電池温度によって抵抗が変
化するサーミスター4を内蔵している。
【0019】充電器1は、パック電池3を充電する電源
回路5と、電源回路5とパック電池3との間に直列に接
続されて充電状態を制御する充電コントロールスイッチ
6と、パック電池3の電圧と温度とで充電コントロール
スイッチ6をオンオフに制御する演算回路7とを内蔵し
ている。電源回路5は、パック電池3に内蔵される二次
電池2を、所定の電流で急速充電する出力電流、あるい
は出力電圧に調整されている。電源回路5は、パック電
池3に内蔵される二次電池の種類によって出力電流と出
力電圧とを最適値に設定する。パック電池3には、たと
えば、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電
池、あるいはリチウムイオン二次電池等の二次電池が内
蔵される。
【0020】演算回路7はマイクロコンピューターであ
る。演算回路7には、パック電池3の電池電圧を分圧抵
抗R4、R5で分圧して入力している。さらに、演算回路
7には、定電流源8に直列に接続されたサーミスター4
の電圧信号が入力される。定電流駆動されるサーミスタ
ー4は、抵抗に比例した電圧を演算回路7に入力する。
サーミスター4の抵抗は、電池温度によって変化する。
このため、サーミスター4は電池温度に対応した電圧を
演算回路7に出力する。演算回路7は、入力されるアナ
ログ値である電圧信号と温度信号をデジタル値に変換す
るA/Dコンバータ9を入力側に内蔵している。
【0021】演算回路7は、入力される電池電圧と電池
温度とを演算して、充電コントロールスイッチ6をオン
オフ制御してパック電池3を満充電する。パック電池3
がニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電池を内
蔵する場合、演算回路7は電池電圧のピーク電圧、−Δ
V低下を検出して、充電コントロールスイッチ6をオン
からオフに切り換えて満充電する。さらに、電池温度が
設定温度よりも高くなったときも、充電コントロールス
イッチ6をオンからオフに切り換えて、充電を停止す
る。パック電池がリチウムイオン二次電池を内蔵する場
合、演算回路7は電源回路5も制御する。演算回路7
は、最初にリチウムイオン二次電池を定電流充電し、リ
チウムイオン二次電池が設定電圧になると、定電圧充電
して満充電する。リチウムイオン二次電池を内蔵するパ
ック電池3を充電するときも、電池温度を検出して、電
池温度が設定値よりも高くなると充電コントロールスイ
ッチ6をオフにして充電を中止する。
【0022】図1に示す充電回路は、図5のフローチャ
ートで二次電池を充電する。 (N1) 演算回路7が充電コントロールスイッチ6を
オンにして、急速充電を開始する。 (N2) 急速充電を開始した後、演算回路7は1se
c経過したかどうかを判定する。このステップは、図3
における二次電池の急速充電時間(T2)であって、1
secに設定されている。二次電池の急速充電時間(T
2)は、短くすると二次電池をより正確に満充電でき
る。ただし、急速充電時間を短くすると、急速充電時間
に比較して、電池電圧と電池温度を測定する時間が長く
なり、満充電するまでの時間が長くなる。急速充電時間
(T2)は、二次電池を満充電する時間と、充電状態と
を考慮して、たとえば0.2〜60sec、好ましくは
0.3〜30sec、さらに好ましくは0.5〜10s
ecの範囲に設定される。
【0023】(N3) 急速充電を終了した後、パルス
充電を開始する。パルス充電は、図3に示すように、二
次電池の電圧と電池温度とを検出する時間に行われる。
パルス充電は、インターバル充電時間(T1)と休止時
間(T0)とを一定の周期で繰り返して行われる。この
ステップは、図4において、パルス充電のインターバル
充電時間(T1)を設定する時間である。インターバル
充電時間(T1)は1.6msecに設定されている。
インターバル充電時間(T1)は、急速充電時間(T2)
と同じ状態で二次電池を充電する。インターバル充電時
間(T1)は、二次電池の急速充電時間(T2)よりも短
く設定される。インターバル充電時間(T1)を長く設
定すると、パルス充電する時間が長くなるからである。
インターバル充電時間は、たとえば0.3〜100ms
ec、好ましくは0.5〜50msec、さらに好まし
くは1〜30msecに設定される。
【0024】(N4) インターバル充電した後、演算
回路7は充電コントロールスイッチ6をオフにして充電
を停止する。このステップは、パルス充電の休止を開始
するステップである。。 (N5) 休止時間(T0)が0.1msec経過する
まで、充電コントロールスイッチ6をオフに保持する。
休止時間(T0)が経過するまでこのステップをループ
する。休止時間(T0)を長くすると、二次電池を充電
しない時間が長くなって、満充電するまでの時間が長く
なる。短すぎると、二次電池の電圧と電池温度とを正確
に検出できない。また、A/Dコンバータに高速処理で
きる高価なものを使用する必要がある。休止時間(T
0)は、電池電圧と電池温度の検出精度と、A/Dコン
バータのコストと、満充電する時間とを考慮して最適値
に設定される。休止時間(T0)は、たとえば、10μ
sec〜10msec、好ましくは、30μsec〜1
msec、さらに好ましくは50μsec〜0.5ms
ecの範囲に設定される。
【0025】(N6) 演算回路7が、電池電圧と電池
温度とを検出してA/D変換する。 (N7) 電池電圧と電池温度とを検出した後、A/D
コンバータは充電コントロールスイッチ6をオフからオ
ンに切り換えて、充電を再開する。 (N8) 演算回路7は、前回に測定した電池電圧と電
池温度に、今回の測定値を加算する。最初は、前回の電
池電圧と電池温度とが測定されずに0であるから、最初
の測定電圧と温度とが電池電圧と電池温度として記憶さ
れる。
【0026】(N9) パルス充電の休止時間(T0)
を、256回繰り返して、電池電圧と電池温度とを検出
して演算回路7に加算したかどうかを判定する。256
回繰り返していないときには、N5のステップにループ
する。この例は、1回の測定時間における電池電圧と電
池温度の検出回数を256回に設定している。1回の測
定時間における電池電圧と電池温度の検出回数を多くす
ると、より正確に電池電圧と電池温度とを検出できる。
ただ、1回の測定時間における検出回数を多くすると、
休止時間のトータルが長くなり、満充電するまでの時間
が遅くなる。したがって、1回の測定時間における電池
電圧と電池温度の測定回数は、たとえば、22〜210
に、好ましくは24〜210回に、さらに好ましくは、26
〜210回に設定される。
【0027】(N10) 電池電圧と電池温度とを複数
回検出して、測定時間に、設定された回数だけ電池電圧
と電池温度とを検出したことの終了をセットする。この
ステップでパルス充電が終了される。
【0028】(N11) 演算回路7が、256回の検
出値を加算した値を加算回数である256で割って、電
池電圧と電池温度とを演算する。 (N12) 演算した電池電圧と電池温度を使用して、
充電状態を制御する。演算回路7は、たとえば、電池電
圧が設定電圧となり、あるいはピーク値から−ΔV低下
し、あるいは電池温度が設定値よりも高くなると、充電
コントロールスイッチ6をオフにして充電を停止する。
【0029】(N13) 演算回路が、二次電池を満充
電したかどうかを判定し、満充電を完了していないとき
にはN1のステップにジャンプし、N1〜N13のステ
ップを繰り返して、二次電池を満充電する。
【0030】以上の充電方法は、急速充電時間(T2)
を1secに、インターバル充電時間(T1)を1.6
msecに、休止時間(T0)を100μsecに設定
している。休止時間(T2)に対するインターバル充電
時間(T1)は、好ましくは1/10以下に、さらに好
ましくは1/3000〜1/100の範囲に設定され
る。パルス充電におけるインターバル充電時間を長くす
ると、1回の測定時間が長くなるからである。さらに、
インターバル充電時間(T1)に対する休止時間(T0)
は、好ましくは1/2以下に設定される。さらに好まし
くは1/100〜1/5の範囲に設定される。休止時間
(T0)を長くしても、電池電圧と温度の測定時間が長
くなって満充電するのが遅くなるからである。
【0031】さらに、前記の二次電池の充電方法は、1
回の測定時間に256回の休止時間を設けて二次電池の
電圧と電池温度とを256回検出し、これを平均して電
池電圧と電池温度とを演算している。1回の測定時間に
おける電池電圧と電池温度とは、必ずしも平均する必要
はない。加算した値を、演算回路7に記憶する設定値に
比較して充電状態を制御できるからである。すなわち、
1回の測定時間に加算する電池電圧と電池温度の回数が
決っているので、演算回路7に記憶する制御値を回数倍
高くしておくことによって、実質的には平均値に比較す
るのと同じにできるからである。
【0032】
【発明の効果】本発明の充電方法は、二次電池の電圧、
または電池温度を極めて高精度に検出して、二次電池の
充電状態を理想的な状態に制御できる特長がある。それ
は、本発明の充電方法が、急速充電時間の間に測定時間
を設け、測定時間には、インターバル充電時間と休止時
間とを繰り返して二次電池をパルス充電し、休止時間に
おいて繰り返し、電池電圧または電池温度を検出し、複
数回測定した電池電圧と電池温度から正確な電池電圧と
電池温度を演算するからである。たとえば、1回の測定
時間に256回電池電圧と電池温度とを検出し、これを
平均して電池電圧と電池温度とを演算すると、1回の測
定では到底実現できないほど高精度に、しかも正確に電
池電圧と電池温度とを検出できる特長がある。それは、
電池電圧と温度とを検出するときに、接点抵抗が変動
し、あるいは二次電池内部の充電状態が変動し、あるい
は、アナログ値をデジタル値にA/D変換するときに、
境界付近にあって誤差が発生したとしても、複数回検出
することによって、測定誤差を著しく少なくできるから
である。とくに、A/D変換するときに、検出した電圧
や温度が境界にあっても、複数回検出して誤差を少なく
できるので、A/Dコンバータに安価なものを使用し
て、高精度に測定できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次電池の充電方法に使用する充電回
路図
【図2】従来の方法で二次電池の電圧を検出しながら充
電する充電電流を示すグラフ
【図3】本発明の実施例の方法で二次電池の電圧を検出
しながら充電する充電電流を示すグラフ
【図4】図3のパルス充電状態を示す拡大図
【図5】図1の充電回路を使用して本発明の実施例の方
法でパック電池を充電するフローチャート図
【符号の説明】
1…充電器 2…二次電池 3…パック電池 4…サーミスター 5…電源回路 6…充電コントロールスイッチ 7…演算回路 8…定電流源 9…A/Dコンバータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間二次電池を充電する急速充電時
    間と、急速充電を停止して二次電池の電圧を検出する測
    定時間とを繰り返し、検出される二次電池の電圧が設定
    値になると急速充電を制御する二次電池の充電方法にお
    いて、 測定時間において、二次電池を、インターバル充電時間
    と休止時間とを繰り返してパルス充電し、複数回の休止
    時間に電池電圧を複数回検出し、検出した電池電圧を演
    算して1回の測定時間における電池電圧を測定し、測定
    した電池電圧でもって二次電池の充電状態を制御するこ
    とを特徴とする二次電池の充電方法。
  2. 【請求項2】 所定時間二次電池を充電する急速充電時
    間と、急速充電を停止して二次電池の温度を検出する測
    定時間とを繰り返し、検出される二次電池の温度で急速
    充電を制御する二次電池の充電方法において、 測定時間において、二次電池を、インターバル充電時間
    と休止時間とを繰り返してパルス充電し、複数回の休止
    時間に電池温度を複数回検出し、検出した電池温度を演
    算して1回の測定時間における電池温度を測定し、測定
    した電池温度でもって二次電池の充電状態を制御するこ
    とを特徴とする二次電池の充電方法。
  3. 【請求項3】 急速充電時間(T2)に対するインター
    バル充電時間(T1)を1/10以下とし、さらに、イ
    ンターバル充電時間(T1)に対する休止時間(T0)を
    1/2以下とする請求項1又は請求項2に記載の二次電
    池の充電方法。
JP25518994A 1994-10-20 1994-10-20 二次電池の充電方法 Expired - Lifetime JP3291402B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25518994A JP3291402B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 二次電池の充電方法
US08/544,795 US5684386A (en) 1994-10-20 1995-10-18 Charging method of a secondary battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25518994A JP3291402B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 二次電池の充電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08124601A JPH08124601A (ja) 1996-05-17
JP3291402B2 true JP3291402B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=17275277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25518994A Expired - Lifetime JP3291402B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 二次電池の充電方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5684386A (ja)
JP (1) JP3291402B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3439013B2 (ja) * 1996-02-29 2003-08-25 三洋電機株式会社 二次電池のパルス充電方法
AUPO917297A0 (en) * 1997-09-15 1997-10-09 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Charging of batteries
CA2277531A1 (en) * 1998-07-27 2000-01-27 Dominique G. Makar Pulse modified invariant current battery charging method and apparatus
JP4699597B2 (ja) * 2000-11-10 2011-06-15 カルソニックカンセイ株式会社 モード切換型冷凍システム制御装置及び制御方法
ES2257545T3 (es) * 2001-05-28 2006-08-01 10Charge Elektrotechnikai Fejleszto Es Kereskedelmi Kft. Procedimiento y aparato para cargar una bateria recargable con electrolito no liquido.
US6677730B2 (en) 2001-12-21 2004-01-13 Energenx, Inc. Device and method for pulse charging a battery and for driving other devices with a pulse
US8188718B2 (en) * 2002-05-28 2012-05-29 Advanced Battery Management, Llc Method and apparatus for a remote battery charger with a self contained power source
DE10349557B4 (de) * 2003-10-22 2010-09-09 Infineon Technologies Ag Verwendung einer Kondensatoranordnung und Verfahren zur Ansteuerung
JP5043777B2 (ja) 2007-08-22 2012-10-10 パナソニック株式会社 非水電解質二次電池の充電方法
JP5317583B2 (ja) * 2008-08-27 2013-10-16 キヤノン株式会社 充電システムおよび充電装置
US11791647B2 (en) 2010-05-21 2023-10-17 Qnovo Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell
US10389156B2 (en) 2010-05-21 2019-08-20 Qnovo Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell
US9142994B2 (en) 2012-09-25 2015-09-22 Qnovo, Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell
US11397215B2 (en) 2010-05-21 2022-07-26 Qnovo Inc. Battery adaptive charging using battery physical phenomena
US8970178B2 (en) 2010-06-24 2015-03-03 Qnovo Inc. Method and circuitry to calculate the state of charge of a battery/cell
US8638070B2 (en) 2010-05-21 2014-01-28 Qnovo Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell
US8791669B2 (en) 2010-06-24 2014-07-29 Qnovo Inc. Method and circuitry to calculate the state of charge of a battery/cell
US10067198B2 (en) 2010-05-21 2018-09-04 Qnovo Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell using the state of health thereof
US11397216B2 (en) 2010-05-21 2022-07-26 Qnovo Inc. Battery adaptive charging using a battery model
JP5998454B2 (ja) * 2011-11-07 2016-09-28 ソニー株式会社 制御装置、制御方法および制御システム
US9063018B1 (en) 2012-10-22 2015-06-23 Qnovo Inc. Method and circuitry to determine temperature and/or state of health of a battery/cell
US9461492B1 (en) 2013-04-19 2016-10-04 Qnovo Inc. Method and circuitry to adaptively charge a battery/cell using a charge-time parameter
EP2874267A1 (de) * 2013-11-18 2015-05-20 HILTI Aktiengesellschaft Ladegerätsteuerung durch Akku
US10574079B1 (en) 2014-06-20 2020-02-25 Qnovo Inc. Wireless charging techniques and circuitry for a battery
JP6416665B2 (ja) * 2015-03-11 2018-10-31 株式会社マキタ バッテリ接続システム及びバッテリパック
AU2017215242B2 (en) 2016-02-05 2019-01-03 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Adaptor and charging control method
CN107294145A (zh) * 2016-03-30 2017-10-24 通用电气公司 充电装置、系统和方法
JP2021083136A (ja) * 2018-03-14 2021-05-27 日立Astemo株式会社 受電装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3074694B2 (ja) * 1990-03-01 2000-08-07 ソニー株式会社 充電装置
CA2038160C (en) * 1991-03-13 1996-10-22 Jiri K. Nor Charging circuits for rechargeable batteries and cells
JPH05137271A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Nec Corp 電池充電方法
JPH0690531A (ja) * 1992-07-21 1994-03-29 Sony Corp 充電装置
JP3213401B2 (ja) * 1992-09-29 2001-10-02 三洋電機株式会社 非水系二次電池の充電方法
DE4243710C2 (de) * 1992-12-23 1998-07-30 Telefunken Microelectron Ladeverfahren für Akkumulatoren und Schaltanordnung zur Durchführung des Verfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
US5684386A (en) 1997-11-04
JPH08124601A (ja) 1996-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3291402B2 (ja) 二次電池の充電方法
US8643331B1 (en) Enhanced voltage-based fuel gauges and methods
JP6066163B2 (ja) 開路電圧推定装置、状態推定装置及び開路電圧推定方法
JP7072607B2 (ja) デューティ制御を用いた効果的なバッテリセルのバランシング方法及びシステム
JPH09233725A (ja) 急速充電回路
JP2006129588A (ja) 二次電池の電力制御方法及び電源装置
JP4817647B2 (ja) 二次電池の寿命判定方法。
JP2001231179A (ja) 電池容量検出方法および装置並びに電池パック
WO2019225032A1 (ja) 蓄電池の容量把握方法および容量監視装置
JPH04229027A (ja) 充電装置及び充電方法
JP3797254B2 (ja) 二次電池の容量調整方式
JP2003035755A (ja) 電池蓄電量検出方法
JP2004271342A (ja) 充放電制御システム
KR19990028876A (ko) 배터리 충전과정의 제어 및 종결방법
JPH1164398A (ja) 電池電圧の測定方法
JP2004101188A (ja) 電池の満充電容量を検出する方法
JP2937796B2 (ja) 電力貯蔵用二次電池の充放電電流測定方法及び残存電力量測定方法並びに測定装置
JP3744833B2 (ja) 電動車両用二次電池の寿命判別方法
JP6672976B2 (ja) 充電量算出装置、コンピュータプログラム及び充電量算出方法
JP2000268885A (ja) 二次電池の充電状態検出方法及び装置
JPH0779535A (ja) 電池残存容量検知方式
JPH09238431A (ja) 蓄電池の充電方法及び装置
JP2005086867A (ja) 充電制御システム
JP2581679B2 (ja) 蓄電池監視方法
JPH08106924A (ja) 急速充電器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11