JPH1164398A - 電池電圧の測定方法 - Google Patents

電池電圧の測定方法

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JPH1164398A
JPH1164398A JP9225177A JP22517797A JPH1164398A JP H1164398 A JPH1164398 A JP H1164398A JP 9225177 A JP9225177 A JP 9225177A JP 22517797 A JP22517797 A JP 22517797A JP H1164398 A JPH1164398 A JP H1164398A
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Satoshi Takada
高田  智
Ataru Ichikawa
中 市川
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Denso Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性を確保しつつ高精度な電池電圧測定を行
うことができる電池電圧の測定方法を提供する。 【解決手段】リチウムイオン電池1の正極と負極に一対
の接触端子2,3を接触させ、一対の接触端子2,3で
リチウムイオン電池1の電圧を測定しながら電池を充放
電させることによりリチウムイオン電池1の充放電特性
を検査する。所定電流I1 を流した時に接触端子2,3
で測定された電圧をV1 、微少電流Iz を流した時の接
触端子2,3で測定された電圧をVz としたとき、接触
抵抗Rd を、Rd =(V1 −Vz )/(I1 −Iz )よ
り求め、電流Ix を流して電圧Vxを測定した時に、接
触抵抗による電圧降下を補正した電池電圧Vr を、Vr
=Vx −Ix ・Rd とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電池電圧の測定
方法に係り、特に、二次電池(例えば、リチウムイオン
電池)の生産ラインでの充放電特性検査工程に用いるこ
とができるものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、二次電池の電池電圧の計測方
法として、2端子法及び4端子法が使用されている。
【0003】特開平6−290814号公報には2端子
法による計測例が掲載されており、2端子法は、図8に
示すように、二次電池20の正極,負極に一対の端子2
1,22を接触させて電流,電圧を計測するものであ
る。また、特開平6−215801号公報には4端子法
による計測例が掲載されており、4端子法は、図9に示
すように、二次電池30の正極,負極に二対の端子3
1,32、33,34を接触させて各端子対にて充放電
電流の印加及び電池電圧の計測を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2端子法に
おいては、充放電電流が大きくなると図8の端子21,
22と二次電池20との接触抵抗に起因する電圧降下が
無視できなくなり、高精度な電池電圧測定ができなくな
るという問題点がある。つまり、2端子法で計測する
と、端子21,22と二次電池20との接触抵抗Rb
と、充放電電流Iにより発生する電圧降下Vb (=I×
Rb )だけ実際の電池電圧より大きな電圧が計測される
ため、高精度な電圧計測ができない。しかし、2端子法
においては、接触不良等により正常に電圧が計測できな
い場合には、同時に電流が流れにくくなり異常状態で安
全側に働く機構であるため過充電,過放電の危険が少な
いという4端子法には無い長所がある。即ち、4端子法
においては、電池電圧を計測する端子33,34(図9
参照)にはほとんど電流が流れないため、接触抵抗によ
る電圧降下が発生せず高精度な電圧計測ができるもの
の、接触不良等により正常な電圧が計測できない場合で
も他の端子対31,32に充放電電流が流れ、過充電,
過放電を起こす危険が大きい。
【0005】なお、特開平7−105931号公報で
は、より確実な電気的導通が保たれるような電池との接
続方法が提案されており、これは、螺合により接続する
ものであり、電池に螺子軸を設ける必要があり、また接
続機構が複雑なため、電池の自動化生産ラインに適用す
ると設備コストが高くなる等の問題点がある。また、こ
の特開平7−105931号公報による方法と2端子法
と4端子法を組合せると、上記問題点を軽減することは
できるが、完全に解決することはできない。
【0006】そこで、この発明の目的は、安全性を確保
しつつ高精度な電池電圧測定を行うことができる電池電
圧の測定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、二次電池に所定の電流を流した時に接触端子で
測定された電圧と、電池に微少電流を流した時に測定さ
れた電圧から電池と接触端子との接触部分で発生する接
触抵抗が求められ、測定した電池の電圧がこの接触抵抗
を基に補正される。
【0008】このように、2端子法の「接触端子の接続
不良が構造的に安全側に働く」という特徴と、4端子法
の「電圧計測系の電流を極めて小さくすることで接触部
の電圧降下をキャンセルできる」という特徴に着目し、
2端子での接続で、電流を極めて小さくした電池電圧測
定をすることにより、接続機構を複雑にすることなく
(自動化生産ラインに適用できる接続機構で)、高精度
な電池電圧測定を行うことができる。
【0009】より具体的には、請求項2に記載のよう
に、所定電流I1 を流した時に接触端子で測定された電
圧をV1 、微少電流Iz を流した時の接触端子で測定さ
れた電圧をVz としたとき、接触抵抗Rd を Rd =(V1 −Vz )/(I1 −Iz ) より求め、電流Ix を流して電圧Vx を測定した時に、
接触抵抗による電圧降下を補正した電池電圧Vr を Vr =Vx −Ix ・Rd とする。
【0010】また、請求項3に記載のように、接触抵抗
を、所定時間毎に検出すると、実用上好ましいものとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。図1には、二次電池の
充放電特性検査装置の全体構成図を示す。本装置は、被
検出対象であるリチウムイオン二次電池1の自動化生産
ラインにおいて、充放電特性検査工程に使用されるもの
である。
【0012】図1において、検査装置はリチウムイオン
電池1をセットできるようになっている。また、同装置
には接触端子2と接触端子3とが移動可能に支持されて
いる。接触端子2はバネ4にてリチウムイオン電池1の
正極側に付勢されている。また、接触端子3はバネ5に
てリチウムイオン電池1の負極側に付勢されている。そ
して、リチウムイオン電池1の正極と負極に一対の接触
端子2,3が接触している。ここで、一対の接触端子
2,3は、一般的な安価でシンプルな構造のものでよい
が、接触部(先端部)を鋭利にするなどできるだけ良好
な接触が得られるようにするのが望ましい。
【0013】充放電特性検査装置には充放電部6が設け
られ、この充放電部6はアナログ信号とデジタル信号が
混在して使用されている。この充放電部6で、リチウム
イオン電池1を充放電するのに充分な電圧および電流を
供給できる。
【0014】このように接触端子2,3は、充放電電流
の導通用と電池電圧の計測用を兼ねているため、接触端
子2,3の接続不良により正常な電池電圧が計測できな
い時、充放電電流は流れにくくなり、異常要因が安全側
に働くので、過充電,過放電の危険が少ない。
【0015】以下、充放電部6について詳細に説明す
る。電源端子Vccにはトランジスタ7を介して前述の接
触端子2が接続されている。また、前述の接触端子3は
電流検出用抵抗8を介して接地されている。接触端子3
と電流検出用抵抗8との間の接続点aは差動増幅器9の
一方の入力端子に接続され、差動増幅器9の他方の入力
端子は抵抗10を介して接地されている。差動増幅器9
の出力端子はA/Dコンバータ11を介してマイコン1
2に接続されている。そして、リチウムイオン電池1に
流れる電流が抵抗8を通る際に電圧降下を生じ、この通
電電流に応じた電圧降下成分が差動増幅器9にて増幅さ
れ、この増幅後の信号(アナログ信号)がA/Dコンバ
ータ11にてデジタル信号に変換されてマイコン12に
取り込まれる。つまり、抵抗8に流れる時の電圧降下を
差動増幅器9で計測することにより充放電電流が検出さ
れる。
【0016】また、前述の接触端子2と接触端子3は差
動増幅器13の入力端子にそれぞれ接続され、差動増幅
器13の出力端子はA/Dコンバータ14を介してマイ
コン12に接続されている。そして、リチウムイオン電
池1の正極端子と負極端子間の電圧が差動増幅器13に
て増幅され、この増幅後の信号(アナログ信号)がA/
Dコンバータ14にてデジタル信号に変換されてマイコ
ン12に取り込まれる。このように電池電圧が差動増幅
器13にて検出される。
【0017】マイコン12にはD/Aコンバータ15を
介してトランジスタ7のベース端子が接続され、マイコ
ン12はトランジスタ7を制御してリチウムイオン電池
1に印加する電圧と電流を制御する。詳しくは、マイコ
ン12はA/Dコンバータ11,14から受取ったデー
タをそれぞれフィードバックして、リチウムイオン電池
1を充放電するのに必要な電流または電圧がリチウムイ
オン電池1に印加されるようにトランジスタ7のベース
端子への信号(充放電電流制御信号)を制御する。な
お、電池電圧と充放電電流とは一定の時間間隔で測定さ
れてマイコン12に取り込まれる。
【0018】マイコン12には充電開始スイッチ16と
放電開始スイッチ17が接続されている。また、マイコ
ン12には表示器18が接続され、この表示器18によ
り補正後の電池電圧と電池容量が表示される。
【0019】次に、このように構成した充放電特性検査
装置の作用を説明する。図2にはマイコン12が実行す
る定電流充電のためのフローチャートを示し、図3には
マイコン12が実行する定電圧充電のためのフローチャ
ートを示す。また、図4にはマイコン12が実行する放
電のためのフローチャートを示す。さらに、図6,7に
は充電・放電のためのタイムチャートを示す。
【0020】ここで、リチウムイオン電池1の充放電特
性検査方法の概略を説明する。一般的に、リチウムイオ
ン電池1の充放電特性検査では、下記手順により電池容
量Qを測定する。 (i)定電流充電;図6のt1〜t2における所定充電電
流Imax において電池電圧が充電終止電圧Vmax になる
までの充電動作。 (ii)定電圧充電;図6のt2〜t3における充電終止
電圧Vmax において電流が充電終止電流Imin になるま
での充電動作。 (iii)定電流放電;図7のt11〜t12における所定
放電電流Io において電池電圧が放電終止電圧Vmin に
なるまでの放電動作。
【0021】ここで、(i),(ii)にて電池を満充電状
態に、(iii)にて完全放電状態にし、満充電状態から完
全放電状態までに放電する電流の容量を計測する。具体
的には図7のt11〜t12の時間Tを計測することに
より電流容量Qを算出する。即ち、電池容量Qは電流容
量であり、放電の開始から放電の終了までの時間T(図
7では約120分と記す)を測定し、この時間と一定電
流値Io との積を演算することにより算出でき、単位は
mAhである。
【0022】なお、一般的には、充電終止電圧Vmax は
4.2ボルト程度,放電終止電圧Vmin は3ボルト程
度,放電電流Io は1時間程度で満充電状態から完全放
電状態になる電流量である。
【0023】この時、電池電圧は満充電状態および完全
放電状態を判定する基準となるため、正確な計測が必要
である。試算によれば、±1mA,±1mV精度の計測
系で電池容量を計測した場合、±10mAhの誤差が発
生する。
【0024】以下、本実施形態での作用を詳細に説明す
る。マイコン12は図2においてステップ100で充電
開始スイッチ16がオン操作されたか判断し、オン操作
されるとステップ110で接触抵抗Rd の算出ルーチン
を実行する。算出ルーチンの詳細を図5に示す。図5に
おいて、マイコン12はステップ111で微少電流Iz
を流し、ステップ112で微少電流Iz を流した時の電
圧Vz を測定する。そして、マイコン12はステップ1
13で所定電流I1 を流し、ステップ114で所定電流
1 を流した時の電圧V1 を測定する。つまり、電流I
1 を印加し、印加した電流で電池電圧が変化しない程度
の充分短い期間内に電池電圧V1 を計測する。具体的に
は、1C充電の場合、100msec以内であれば、電
池電圧の変化量は誤差範囲とすることができる。
【0025】その後、マイコン12はステップ115で
次式により接触抵抗Rd を算出する。 Rd =(V1 −Vz )/(I1 −Iz ) つまり、計測された電池電圧の差(Vd =V1 −Vz )
が、接触端子2,3と電池間の接触抵抗Rd と電流(I
1 −Iz )とによる電圧降下なので、接触抵抗Rd は
(V1 −Vz )/(I1 −Iz )となる。このデータは
メモリ12a(図1参照)に格納される。
【0026】このようにして接触抵抗Rd の算出処理を
終了すると、図2のステップ120に移行する。マイコ
ン12はステップ120で最大充電電流Imax 一定で充
電し、ステップ130でその時の電圧Vx 、電流Ix を
測定する。つまり、定電流Imax に制御するために電流
Ix を測定する。さらに、マイコン12はステップ14
0でVx 値、Ix 値および前述の接触抵抗Rd から、 Vr =Vx −Ix ・Rd にて接触抵抗成分を加味した電圧値Vr を算出する。即
ち、電圧Vx を、測定した電流Ix で補正する。
【0027】そして、マイコン12はステップ150で
補正後の電圧値Vr が充電終止電圧(充電最大電圧)V
max に達したか否か判定し、達していないとステップ1
20に戻り、一定電流値Imax での充電動作を継続して
行う(図6のt1〜t2の挙動)。
【0028】マイコン12はステップ150で補正後の
電圧値Vr が充電終止電圧(充電最大電圧)に達すると
(図6のt2のタイミング)、図3のステップ160で
タイマのカウント動作を開始し、ステップ170でVma
x 一定で充電し、ステップ180でその時の電圧Vx 、
電流Ix を測定する。さらに、マイコン12はステップ
190でVx 値、Ix 値および前述の接触抵抗Rd か
ら、 Vr =Vx −Ix ・Rd にて接触抵抗成分を加味した電圧値Vr を算出する。即
ち、電圧Vx を、測定した電流Ix で補正する。
【0029】マイコン12はこの補正後電圧Vr が充電
終止電圧(充電最大電圧)Vmax となるように制御す
る。また、マイコン12は補正後電圧Vr を表示器18
に表示するとともにメモリ12aに格納する。
【0030】そして、マイコン12はステップ200で
タイマのカウントアップ値に達したか否か判定し、達し
ていないとステップ170に戻り、一定電圧値(最終的
な充電電圧)Vmax での充電動作を継続して行う(図6
のt2〜t3の挙動)。マイコン12はステップ200
でタイマのカウントアップ値(例えば、120分)に達
すると(図6のt3のタイミング)、充電処理を終了す
る。
【0031】このように充電処理として、電池電圧がV
max になるまで充電終止電流(最大充電電流)Imax で
定電流充電するとともに、電池電圧がVmax になると定
電圧充電に切替えて電池電圧がVmax をキープするよう
に制御するが、この時、充電電流は、Imax から徐々に
低下し、最終的にはほとんど電流が流れなくなる。理想
的には、充電電流がゼロとなった時点で充電完了となる
が、本例では一定時間(図6では120分)定電圧充電
を行い、完了する。
【0032】このように充電処理において電池電圧に誤
差があると、充電容量が正確でなくなるばかりでなく過
充電による電池の破損の虞があり、そのため正確な測定
が要求されるので、充電を開始する前の図5のステップ
111〜115において充放電電流をゼロの状態にし電
池電圧Vz を測定し、Vz 値、V1 値、I1 値からRd
値を算出して電圧補正に反映させる。ここで、電圧を測
定するためには僅かながら電流を流す必要があるが、こ
の時の電流Iz は微少であるため、通常はゼロとして問
題無い。
【0033】このように充電処理が終了すると、他の検
査等が行われる。その検査が終わると、再びリチウムイ
オン電池1がプラス・マイナスを逆に接続するようにセ
ットされる。
【0034】マイコン12は図4においてステップ30
0で放電開始スイッチ17がオン操作されたか判断し、
オン操作されるとステップ310で接触抵抗Rd の算出
ルーチンを実行する。算出ルーチンの詳細は図5と同じ
であり、詳細な説明は既に説明したので、ここでは割愛
する。
【0035】このようにして算出された接触抵抗Rd が
放電処理での電圧補正用としてメモリ12aに格納され
る。そして、接触抵抗Rd の算出処理を終了すると、図
4のステップ320に移行する。マイコン12はステッ
プ320でIo 一定で放電し、ステップ330でその時
の電圧Vx 、電流Ix を測定する。さらに、マイコン1
2はステップ340でVx 値、Ix 値および前述の接触
抵抗Rd から、 Vr =Vx −Ix ・Rd にて接触抵抗成分を加味した電圧値Vr を算出する。即
ち、電圧Vx を、測定した電流Ix で補正する。
【0036】そして、マイコン12はステップ350で
補正後の電圧値Vr が放電最小電圧値Vmin に達したか
否か判定し、達していないとステップ320に戻り、一
定電流値Io での放電動作を継続して行う(図7のt1
1〜t12の挙動)。
【0037】マイコン12はステップ350で補正後の
電圧値Vr が放電最小電圧値Vminに達すると(図7の
t12のタイミング)、ステップ360で電池容量Qを
算出し、表示器18に表示する。
【0038】このように放電時において、測定した電池
電圧に誤差があると、放電容量の計測が正確でなくなる
ばかりでなく、過放電により電池を破損する虞があるた
め、正確な測定が要求されるが、放電時も、充電の時と
同じ方法で接触抵抗による電圧降下の補正を行うことに
より過放電を防止することができる。
【0039】このように本実施の形態は、下記の特徴を
有する。 (イ)図5のステップ113,114の処理によるリチ
ウムイオン電池1に所定の電流I1 を流した時に接触端
子2,3で測定された電圧V1 と、図5のステップ11
1,112の処理によるリチウムイオン電池1に微少電
流Iz を流した時に測定された電圧Vz から、ステップ
115の処理により電池1と接触端子2,3との接触部
分で発生する接触抵抗Rd を求め、図2のステップ14
0や図3のステップ190や図4のステップ340の処
理において、測定した電池の電圧をこの接触抵抗Rd を
基に補正するようにした。具体的には、電流Ix を流し
て電圧Vx を測定した時に、Vr =Vx −Ix ・Rd に
て算出する。
【0040】このように、2端子法の「接触端子の接続
不良が構造的に安全側に働く」という特徴と、4端子法
の「電圧計測系の電流を極めて小さくすることで接触部
の電圧降下をキャンセルできる」という特徴に着目し、
2端子での接続で、電流を極めて小さくした電池電圧測
定をすることにより、接続機構を複雑にすることなく自
動化生産ラインに適用できる接続機構で、高精度な電池
電圧測定を行うことができる。
【0041】以上により、シンプルで安価な接触端子に
より、安全で高精度な計測を実現することができる。こ
れまでに説明した実施形態の他にも下記のように実施し
てもよい。
【0042】図1ではトランジスタ7を電流増幅器とし
て使用しているが、トランジスタ7の代わりに、マイコ
ン12の指令により任意の電流値に制御できれば、パワ
ーOPアンプを使用するなど、使用部品,回路構成など
はどのようなものであってもよい。
【0043】また、出力電圧または電流を外部から指令
できる電源を使用してもよい。また、抵抗8を電流検出
手段として使用したが、抵抗8の代りに電流センサを使
用するなど、使用部品,回路構成などはどのようなもの
であってもよい。
【0044】また、ノイズフィルタ,計測信号のレベル
調整用の増幅器を付加してもよい。また、図1では、充
放電部6は、A/Dコンバータ11,14、D/Aコン
バータ15、マイコン12を主要部品として構成し、ソ
フトウエアで電圧,電流の制御を行っているが、電流制
御部分をハードウエアにするなど、使用部品,回路構成
などはどのようなものであってもよい。
【0045】また、接触抵抗の検出は充電開始時と放電
開始時に行ったが、充電開始時のみ行ったり、所定時間
毎に行ってもよい。接触抵抗を求める処理を定期的(所
定時間毎に)に実施し、最新の接触抵抗Rd を用いて電
池電圧の補正を行うと、接触端子2,3と電池1との接
触抵抗が振動等によって変化しやすい環境においても、
より信頼性の高い検査を行うことができ実用上好ましい
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における二次電池の充放電特性検査装
置の全体構成図。
【図2】作用を説明するためのフローチャート。
【図3】作用を説明するためのフローチャート。
【図4】作用を説明するためのフローチャート。
【図5】作用を説明するためのフローチャート。
【図6】作用を説明するためのタイムチャート。
【図7】作用を説明するためのタイムチャート。
【図8】2端子法による計測装置の構成図。
【図9】4端子法による計測装置の構成図。
【符号の説明】
1…リチウムイオン電池、2,3…接触端子、12…マ
イコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池の正極と負極に一対の接触端子
    を接触させ、前記一対の接触端子で二次電池の電圧を測
    定しながら二次電池を充放電させる際において、 前記二次電池に所定の電流を流した時に接触端子で測定
    された電圧と、前記二次電池に微少電流を流した時に測
    定された電圧から電池と接触端子との接触部分で発生す
    る接触抵抗を求め、測定した電池の電圧をこの接触抵抗
    を基に補正することを特徴とする電池電圧の測定方法。
  2. 【請求項2】 所定電流I1 を流した時に接触端子で測
    定された電圧をV1、微少電流Iz を流した時の接触端
    子で測定された電圧をVz としたとき、前記接触抵抗R
    d を Rd =(V1 −Vz )/(I1 −Iz ) より求め、電流Ix を流して電圧Vx を測定した時に、
    前記接触抵抗による電圧降下を補正した電池電圧Vr を Vr =Vx −Ix ・Rd とすることを特徴とする請求項1に記載の電池電圧の測
    定方法。
  3. 【請求項3】 接触抵抗を、所定時間毎に検出するよう
    にした請求項1に記載の電池電圧の測定方法。
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Cited By (12)

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