JPH09200971A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH09200971A
JPH09200971A JP8006028A JP602896A JPH09200971A JP H09200971 A JPH09200971 A JP H09200971A JP 8006028 A JP8006028 A JP 8006028A JP 602896 A JP602896 A JP 602896A JP H09200971 A JPH09200971 A JP H09200971A
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charging
voltage
secondary battery
power supply
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JP8006028A
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Tamiji Nagai
民次 永井
Kazunori Ozawa
和典 小沢
Kazuo Yamazaki
和夫 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リチウムイオン電池などの2次電池の充電装
置において、2次電池の状態の検出が簡単な構成で良好
に行えるようにする。 【解決手段】 電源回路から低圧の充電用電源を供給し
た状態で、電源回路と2次電池33との間に接続され充
電の開始,停止を制御するスイッチング手段34の一端
及び他端間の電位又は2次電池33の一端及び他端間の
電位を検出し、この検出した電位に基づいて、スイッチ
ング手段33をオン状態とすると共に電源回路の出力電
圧を所定電位として、2次電池への充電を開始させる制
御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、2次電池の充電装
置に関し、特にリチウムイオン電池などの充電開始時に
定電流充電が必要な2次電池に適用して好適な充電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、充電が可能な電池である2次電池
において、充電開始時に定電流充電を行い、その後電池
電圧の上昇に従って定電圧充電を行う2次電池として、
リチウムイオン電池が開発されている。このリチウムイ
オン電池は、例えば図12に示す特性にて充電される。
図12は一般的なリチウムイオン電池の充電電流・電圧
対経過時間の特性図であり、充電開始から電池電圧が所
定電位になるまでは、充電電流Iを一定電流として充電
を行う。この定電流充電を行うことで、電池電圧Vが上
昇し、この電池電圧Vが所定値を越えたとき、定電圧充
電に切換える。このときには、例えばリチウムイオン電
池の満充電時(即ち100%充電されたとき)の電池電
圧に相当する電圧V1 を供給する。この定電圧充電を行
うことで、リチウムイオン電池が充電されて、電池電圧
が電圧V1 まで上昇するが、この充電が行われるに従っ
て、充電電流Iは減少する。ここで、この充電電流Iが
所定値まで減少したとき、リチウムイオン電池が100
%充電(或いは100%に近い状態に充電)されたと判
断し、充電電流の供給を停止させる。
【0003】このようにして充電を行うことで、リチウ
ムイオン電池を効率良く充電することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
最初に定電流充電を行って、その後定電圧充電に切換え
て充電させるのは、リチウムイオン電池の充電残量がほ
とんどない状態の場合であり、電池に残量がある場合に
は、充電電流を少なくした状態で定電圧充電を行い、大
電流による急速充電で2次電池としての特性を劣化する
のを防止する必要がある。
【0005】従って、充電を開始させる前には、充電す
る電池の状態を検出して、その残量を検出する必要があ
る。この残量の検出を行うために、充電開始時にはプリ
充電と称される小電流での充電を行って、そのときの電
池電圧などを検出して、電池残量を検出する処理を行っ
ていた。
【0006】図13は、従来のこのプリ充電ができる充
電装置の回路構成の一例を示す図で、スイッチング電源
を構成するスイッチング用トランス1の2次側(1次側
は省略)の一端に、ダイオード2のアノードを接続し、
このダイオード2のカソードとトランス1の2次側の他
端との間を、コンデンサ3で接続し、ダイオード2によ
る整流とコンデンサ3による平滑化で、所定電圧の直流
電源を得る。
【0007】そして、ダイオード2のカソードを、開閉
スイッチSW1を介して、この充電装置に装着された2
次電池(リチウムイオン電池)4の一端(正極)に接続
し、この2次電池4の他端(負極)をイッチング用トラ
ンス1の2次側の他端に接続する。また、開閉スイッチ
SW1と並列に、開閉スイッチSW2と抵抗器5との直
列回路を接続する。
【0008】この場合、スイッチSW1及びSW2の開
閉は、制御回路6により制御される。この制御回路6
は、スイッチング用トランス1の2次側から電源が供給
されるように接続してあり、この電源により作動する。
そして、この制御回路は、図示しない何らかの方法(例
えば電池電圧の検出)により、2次電池4の状態を検出
するようにしてある。
【0009】そして、制御回路6による制御について説
明すると、充電開始時にはスイッチSW2を閉状態と
し、スイッチSW1は開状態としておく。このようにす
ることで、抵抗器5が2次電池4に直列に接続された状
態で、スイッチング用トランス1の2次側から電源が供
給されるようになり、この抵抗器5によるロスの分だけ
2次電池4に供給される充電電流が減少し、小電流によ
るプリ充電が行われる。
【0010】そして、このプリ充電状態で2次電池4の
電池電圧などの電池状態を制御回路6が検出し、その検
出した状態が、急速充電できる程度に残量が少ない状態
であると判断したとき、スイッチSW1を閉状態とし、
スイッチSW2を開状態として、抵抗器5によるロスが
ない状態で2次電池4に充電電流を供給し、大電流によ
る急速充電を開始させる。
【0011】ここで、スイッチSW1をオンさせたとき
の充電特性と、スイッチSW2をオンさせたときの充電
特性を、図14に示すと、スイッチSW1をオンさせた
ときの充電特性としては、一定の電圧で比較的大きな電
流まで流すことができる。そして、スイッチSW2をオ
ンさせたときの充電特性としては、電流値が小さな値に
抑えられた特性となっている。
【0012】このように、充電電流を流す経路を複数設
けて、充電電流を変化させてプリ充電を行うように構成
すると、それだけ充電装置の構成が複雑になる不都合が
あった。
【0013】また、従来のプリ充電ができる別の充電装
置の構成として、図15に示す回路構成としたものもあ
る。この回路の場合には、ダイオード2のカソードを、
開閉スイッチSW3を介して、この充電装置に装着され
た2次電池(リチウムイオン電池)4の一端(正極)に
接続し、この2次電池4の他端(負極)をスイッチング
用トランス1の2次側の他端に接続する。
【0014】そして、スイッチSW3の開閉は、制御回
路7により制御される。この制御回路7は、スイッチン
グ用トランス1の2次側から電源が供給されるように接
続してある。そして、この制御回路は、図示しない何ら
かの方法(例えば電池電圧の検出)により、2次電池4
の状態を検出するようにしてあり、その検出状態に基づ
いてスイッチSW3の開閉を制御する。
【0015】そして、スイッチSW3の制御状態につい
て説明すると、通常の充電(急速充電など)を行う際に
は、スイッチSW3を連続的に閉状態とし、小電流によ
るプリ充電を行う際には、スイッチSW3の開閉を繰り
返し行うようにする。即ち、例えば図16に示すよう
に、充電開始時にプリ充電を行う際には、スイッチSW
3のオン・オフを繰り返して、所定の電流値Iによる2
次電池4への供給を断続的に行い、平均的な充電電流を
低下させて、小電流によるプリ充電が行われる状態とす
る。そして、プリ充電から通常の充電に切換える際に
は、スイッチSW3を連続的に閉状態とさせ、所定の電
流値Iによる充電を連続して行う。
【0016】このようにスイッチの断続的な開閉でプリ
充電を行うようにすると、1個のスイッチを設けるだけ
で、通常の充電とプリ充電とを行うことができるが、こ
のスイッチのオン・オフによるプリ充電時には、スイッ
チの開閉切換時のピーク電流が制御回路7に伝わり、制
御回路7の動作に悪影響を与える可能性が高かった。従
って、このようなスイッチのオン・オフの繰り返しによ
るプリ充電は、好ましくなかった。
【0017】本発明はこれらの点に鑑み、2次電池の状
態の検出が簡単な構成で良好に行える充電装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源回路から
低圧の充電用電源を供給した状態で、電源回路と2次電
池との間に接続され充電の開始,停止を制御するスイッ
チング手段の一端及び他端間の電位又は2次電池の一端
及び他端間の電位を検出し、この検出した電位に基づい
て、上記スイッチング手段をオン状態とすると共に上記
電源回路の出力電圧を所定電位として、2次電池への充
電を開始させる制御を行うようにしたものである。
【0019】かかる構成によると、スイッチング手段の
制御と、このスイッチング手段の一端及び他端間の電位
又は2次電池の一端及び他端間の電位の検出とに基づい
て2次電池の状態を検出することで、従来のプリ充電時
と同様に2次電池の状態を的確に検出することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1及び図2を参照して説明する。
【0021】図1は本例の充電装置の構成を示すブロッ
ク図で、商用交流電源11からの交流100V電源を、
ダイオードブリッジよりなる整流回路12に供給して、
直流電源とする。そして、この直流電源を1次側制御回
路13に供給し、この1次側制御回路13で所定の処理
を施して、スイッチング用トランス20の1次側巻線2
1に供給する。そして、このスイッチング用トランス2
0の2次側巻線22に低圧の所定電圧に変換された直流
低圧電源を得る。この場合、スイッチング用トランス2
0の1次側には、スイッチング状態を制御するための補
助巻線23が設けてある。なお、1次側制御回路13に
は、フォトカプラ40を介して後述する2次側の制御回
路36から制御信号が供給され、この制御信号に応じて
出力電圧が制御される。
【0022】そして、このスイッチング用トランス20
の2次巻線22の一端を、スイッチング用ダイオード3
1のアノードに接続し、このダイオード31のカソード
と2次巻線22の他端との間を、スイッチング用コンデ
ンサ32で接続し、所定電圧の直流低圧電源を得る。
【0023】そして、この直流低圧電源が得られるダイ
オード31のアノードを、この充電装置に装着された2
次電池(ここでは2次電池としてリチウムイオン電池を
使用する)33の一端(正極)に接続し、この2次電池
33の他端(負極)を、充電制御用スイッチング手段で
ある電界効果トランジスタ(FET)34のソース・ド
レイン間を介して、スイッチング用トランス20の2次
巻線22の他端に接続する。この場合、電界効果トラン
ジスタ34のソース・ドレイン間の接続方向としては、
このトランジスタ34を導通状態としたとき、2次電池
33から2次巻線22の他端側に電流が流れ、非導通状
態としたとき、この2次電池33から2次巻線22の他
端側への電流の流れが制限されるような接続方向として
ある。なお、この電界効果トランジスタ34のソース・
ドレイン間には、電流の流れが制御される方向とは逆方
向(即ち2次巻線22の他端側から2次電池33の負極
に電流が流れる方向)に、電流が流れる寄生ダイオード
35が生じている。
【0024】そして、このトランジスタ34のゲートを
制御する回路として、充電制御回路36が設けてある。
この充電制御回路36は、集積回路で構成され、スイッ
チング用トランス20の2次側に得られる信号が電源と
して供給されるように接続してある。即ち、ダイオード
31のカソード及び2次巻線22の他端側が、それぞれ
充電制御回路36に接続してある。そして、この充電制
御回路36からトランジスタ34のゲートに、スイッチ
ング制御信号を供給して、上述した電流の流れの制御
(即ち導通,非導通の制御)を行うと共に、非導通状態
とする場合には、ソース・ドレイン間をハイインピーダ
ンス状態に制御できるようにしてある。
【0025】そして本例においては、電界効果トランジ
スタ34の充電電流路の一端と他端との間の電位、即ち
ソース・ドレイン間の電位を検出する電圧検出回路37
が設けてあり、この検出回路37が検出したソース・ド
レイン間の電位のデータを充電制御回路36に供給す
る。
【0026】そして充電制御回路36では、この電圧検
出回路37の検出データに基づいて、トランジスタ34
の状態を制御する。また、充電制御回路36は、フォト
カプラ40を構成する発光ダイオード41に、電圧制御
信号(即ち制御する電圧値に比例して変化する信号)を
供給するようにしてある。そして、このフォトカプラ4
0の発光ダイオード41からの光を受光する受光素子4
2は、1次側制御回路13に接続してあり、充電制御回
路36が出力する電圧制御信号が1次側制御回路13に
伝わるようにしてある。1次側制御回路13では、この
電圧制御信号に基づいて、スイッチング用トランス20
の2次巻線22に得られる電源の電圧を制御するように
してある。
【0027】次に、この図1の構成の充電装置にて2次
電池33を充電する場合の動作を、充電開始時のプリ充
電動作を中心にして、図2のフローチャートを参照して
説明する。
【0028】まず、リチウムイオン電池である2次電池
33を充電する場合には、プリ充電と称される処理を行
って、2次電池33の状態を検出する処理を行う(ステ
ップ101)。本例の場合のプリ充電処理としては、ま
ず充電制御回路36から電界効果トランジスタ34のゲ
ートに供給する制御信号により、このトランジスタ34
のソース・ドレイン間をハイインピーダンス状態とす
る。なお、本例の場合には2次電池33として満充電時
の電池電圧が4.2Vのものを使用し、プリ充電時に
は、スイッチング用トランス20の2次巻線22に得ら
れる電源(以下単に入力電源と称する)の電圧を、4.
2V又は4.2Vよりも若干低い電圧値に設定させる。
【0029】この状態で、電圧検出回路37で電界効果
トランジスタ34のソース・ドレイン間の電圧を検出す
る(ステップ102)。そして、検出した電圧値を充電
制御回路36で判断して、その電圧値が制御回路36に
予め設定された基準電圧値以上であるか否か判断する
(ステップ103)。そして、基準電圧値以上の電圧で
ある場合には、充電制御回路36からフォトカプラ40
を介して1次側制御回路13に供給される電圧制御信号
により、入力電源電圧を低下させる処理を行い(ステッ
プ104)、この状態でプリ充電動作を続行させる(ス
テップ105)。
【0030】そして、電圧検出回路37で検出した電圧
値が基準電圧値未満である場合には、そのままの入力電
源電圧でプリ充電動作を続行させる。
【0031】そして、このプリ充電を開始させてから2
次電池33の状態(電池電圧など)を検出して、その電
池電圧などが所定状態となったとき、トランジスタ34
のソース・ドレイン間を、ハイインピーダンス状態から
導通状態に変化させ、比較的大きな電流値(例えば1
A)の入力電源で2次電池33を充電させ、いわゆる急
速充電を行う。
【0032】このように本例の充電装置によると、充電
の開始を制御するスイッチング手段である電界効果トラ
ンジスタ34を、ハイインピーダンス状態として充電電
流を流すことで、小電流によるプリ充電が行われ、装着
された2次電池33の状態を正確に検出することができ
る。そして、ハイインピーダンス状態として電源電圧を
低下させて、充電電流を流してプリ充電を行うことで、
電界効果トランジスタ34での損失を低下させた状態で
プリ充電が行われ、効率の良いプリ充電が可能になる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例を、図3及び
図4を参照して説明する。なお、第2の実施例の充電装
置の構成を示した図3において、上述した第1の実施例
の構成図である図1に対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0034】以下、第2の実施例の構成を説明すると、
この例では図3に示すように、スイッチング用トランス
20の2次側の電源出力が得られるダイオード31のア
ノードを、この充電装置に装着された2次電池(リチウ
ムイオン電池)33の一端(正極)に接続し、この2次
電池33の他端(負極)を、充電制御用スイッチング手
段である電界効果トランジスタ(FET)34のソース
・ドレイン間を介して、スイッチング用トランス20の
2次巻線22の他端に接続する。この場合、電界効果ト
ランジスタ34のソース・ドレイン間の接続方向として
は、このトランジスタ34を導通状態としたとき、2次
電池33から2次巻線22の他端側に電流が流れ、非導
通状態としたとき、この2次電池33から2次巻線22
の他端側への電流の流れが制限されるような接続方向と
してある。
【0035】そして、このトランジスタ34のゲートを
制御する回路として、充電制御回路39が設けてある。
この充電制御回路36は、集積回路で構成され、スイッ
チング用トランス20の2次側に得られる信号が電源と
して供給されるように接続してある。即ち、ダイオード
31のカソード及び2次巻線22の他端側が、それぞれ
充電制御回路39に接続してある。そして、この充電制
御回路39からトランジスタ34のゲートに、スイッチ
ング制御信号を供給して、上述した電流の流れの制御
(即ち導通,非導通の制御)を行うと共に、非導通状態
とする場合には、ソース・ドレイン間をハイインピーダ
ンス状態に制御できるようにしてある。
【0036】そして本例においては、装着された2次電
池33の一方の極と他方の極との間の電位、即ち電池電
圧を検出する電圧検出回路38が設けてあり、この検出
回路38が検出した電池電圧のデータを充電制御回路3
9に供給する。
【0037】そして充電制御回路39では、この電圧検
出回路38の検出データに基づいて、トランジスタ34
の状態を制御する。また、充電制御回路39は、フォト
カプラ40を介して1次側制御回路13に電圧制御信号
を供給するようにしてある。1次側制御回路13では、
この電圧制御信号に基づいて、スイッチング用トランス
20の2次巻線22に得られる電源の電圧を制御するよ
うにしてある。その他の部分は、図1に示した充電装置
と同様に構成する。
【0038】次に、この図3の構成の充電装置にて2次
電池33を充電する場合の動作を、充電開始時のプリ充
電動作を中心にして、図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0039】本例の回路でリチウムイオン電池である2
次電池33を充電する場合には、充電制御回路39から
電界効果トランジスタ34のゲートに供給する制御信号
により、このトランジスタ34のソース・ドレイン間を
ハイインピーダンス状態とした状態で、電圧検出回路3
8で電池電圧を検出する処理を行う(ステップ20
1)。
【0040】そして、このした電圧値を充電制御回路3
9で判断して、その電圧値が0V又は0Vに近い値であ
るか否か判断する(ステップ202)。ここで、0V又
は0Vに近い値である場合には、充電制御回路39から
フォトカプラ40を介して1次側制御回路13に供給さ
れる電圧制御信号により、入力電源電圧を低下させる処
理を行い(ステップ203)、この状態でプリ充電動作
を続行させる(ステップ204)。
【0041】そして、電圧検出回路38で検出した電圧
値が0Vに近い値でない場合には、そのままの入力電源
電圧でプリ充電動作を続行させる処理を行う。
【0042】そして、このプリ充電を開始させてから2
次電池33の状態(電池電圧など)を検出して、その電
池電圧などが所定状態となったとき、トランジスタ34
のソース・ドレイン間を、ハイインピーダンス状態から
導通状態に変化させ、比較的大きな電流値(例えば1
A)の入力電源で2次電池33を充電させ、いわゆる急
速充電を行う。
【0043】このように本例の充電装置によると、上述
した第1の実施例と同様に、充電の開始を制御するスイ
ッチング手段である電界効果トランジスタ34を、ハイ
インピーダンス状態として充電電流を流すことで、小電
流によるプリ充電が行われ、装着された2次電池33の
状態を正確に検出することができると共に、電界効果ト
ランジスタ34での損失を低下させた状態でプリ充電が
行われ、効率の良いプリ充電が可能になる。
【0044】次に、本発明の第3の実施例を、図5のフ
ローチャートを参照して説明する。この第3の実施例の
場合には、上述した第1の実施例の回路構成の充電装置
で、2次電池(リチウムイオン電池)の充電を行うもの
で、充電制御回路36の制御によるプリ充電時の処理
を、図5のフローチャートに示すように行う。
【0045】即ち、まず充電開始時には、充電の開始を
制御するスイッチング手段である電界効果トランジスタ
34を、ハイインピーダンス状態として、プリ充電動作
を開始させる(ステップ301)。このとき、充電制御
回路36の制御で、スイッチング用トランス20の2次
巻線22側に得られる電源電圧を低い電圧とする(ステ
ップ302)。このときの電圧値としては、集積回路で
構成された充電制御回路36を作動させることができる
最低の電圧(例えば3.0V)又はその電圧よりも若干
高い電圧値とする。
【0046】この状態でプリ充電を行い(ステップ30
3)、電圧検出回路37でハイインピーダンス状態のト
ランジスタ34の一端と他端の間の電位を検出させる
(ステップ304)と共に、充電制御回路36内のタイ
マを作動させる(ステップ311)。そして、このとき
検出した電圧値が基準電圧以上か否か判断する(ステッ
プ305)。そして、基準電圧以下の場合には、電池電
圧が低いと判断して、ステップ303でのプリ充電に戻
る。
【0047】そして、ステップ305で基準電圧以上で
あると判断した場合には、ステップ311で作動させた
タイマを停止させた後(ステップ306)、電界効果ト
ランジスタ34を導通状態として充電電流を増加させて
急速充電を行う(ステップ307)。
【0048】そして、ステップ305で基準電圧以下と
検出される状態が続く場合に、ステップ311でタイマ
を作動させてから1時間経過したか否か判断し(ステッ
プ312)、1時間経過した場合には、このときの2次
電池33に何らかの異常があると判断して、トランジス
タ34を非導通状態として充電を停止させる(ステップ
313)。
【0049】このようにして充電開始時の処理が行われ
ることで、第1の実施例と同様に、急速充電を行う前
に、その充電を制御するスイッチング手段である電界効
果トランジスタをハイインピーダンス状態として、装着
された2次電池の状態を検出することができ、効率の良
い電池状態の検出処理ができる。そして本例において
は、電池状態を検出する状態であるプリ充電時における
電源回路(スイッチング電源)の出力電圧を、集積回路
である充電制御回路36を作動できる最低の電圧まで低
下させたことで、充電制御回路36により充電の制御が
できる状態で最低の電圧によりプリ充電が行われ、最も
2次電池に印加される電圧が低い状態でプリ充電ができ
る。従って、2次電池や回路に対する負担が最も少ない
状態で2次電池の状態が検出でき、良好な状態で2次電
池の状態検出ができる。
【0050】なお、この第3の実施例では、第1の実施
例で説明した電界効果トランジスタ34の一端と他端と
の間の電位を検出して、電池状態を検出する構成に適用
したが、第2の実施例で説明した電池電圧を検出する構
成に適用することも可能である。即ち、第2の実施例で
説明した第3の構成において、プリ充電時の電源電圧
を、充電制御回路39が作動する最低の電圧としても良
い。
【0051】次に、本発明の第4の実施例を、図6〜図
8を参照して説明する。この第4の実施例の場合には、
図6に示す回路の充電装置で、2次電池(リチウムイオ
ン電池)の充電を行う。なお、第4の実施例の充電装置
の構成を示した図6において、上述した第1,第2の実
施例の構成図である図1,図3に対応する部分には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0052】図6を参照して本例の充電装置を説明する
と、この図6の回路はスイッチング用トランス20の1
次側について省略してあり、2次側巻線22に接続され
たダイオード31とコンデンサ32とによりスイッチン
グ電源としての電源出力が得られる。一方の極の電源出
力であるダイオード31のカソードを、この充電装置に
装着された2次電池(リチウムイオン電池)33の正極
側に接続すると共に、この2次電池33の負極側を、充
電制御用のスイッチング手段である電界効果トランジス
タ34を介して2次巻線22の他端側(ダイオード31
が接続されてない側)に接続する。
【0053】そして、2次電池33の端子間の電圧を検
出して、その検出した電位に応じて充電を制御する電圧
検出・充電制御回路51が設けてある。この電圧検出・
充電制御回路51は、2次電池33の端子間の電圧を検
出できるように、この電池33の一方及び他方の端子が
接続してあると共に、スイッチング電源の出力が供給さ
れるように接続してある。そして、検出した電池電圧に
基づいて電界効果トランジスタ34のゲートの制御を行
い、このトランジスタ34を導通状態,非導通状態,ハ
イインピーダンス状態の3状態のいずれかとする制御を
行い、充電の制御を行う。なお、図6では電界効果トラ
ンジスタ34の寄生ダイオードについては省略してあ
る。ここまでは上述した第2の実施例の構成と同じであ
る。
【0054】そして本例においては、電圧検出・充電制
御回路51によるスイッチング電源の電圧制御を、その
ときの電池電圧に比例して行うようにしてある。その構
成について説明すると、スイッチング電源の出力が得ら
れる一端と他端との間を、抵抗器52,53の直列回路
により接続し、この抵抗器52,53の接続中点を、N
PN型のトランジスタ54のベースに接続する。そし
て、ダイオード31のカソードを、フォトカプラ40の
発光ダイオード41を介してトランジスタ54のコレク
タに接続し、2次巻線22の他端側をツェナーダイオー
ド55を介してトランジスタ54のエミッタに接続す
る。
【0055】そして、ダイオード31のカソードと電圧
検出・充電制御回路51の電圧制御端子との間を、抵抗
器56,57の直列回路により接続し、この抵抗器5
6,57の接続中点をPNP型のトランジスタ58のベ
ースに接続する。そして、ダイオード31のカソード
を、このトランジスタ58のエミッタに接続し、このト
ランジスタ59のコレクタを抵抗器59を介してトラン
ジスタ54のベースに接続する。
【0056】このような回路構成にて、プリ充電時に電
圧検出・充電制御回路51が検出した電池電圧に比例し
て、電圧制御端子から出力する電圧制御信号の電圧値を
変化させることで、図示しないスイッチング電源の1次
側の制御回路での電圧制御状態が変化し、2次電池33
に供給される電源の電圧が変化する。
【0057】ここで、この例でのプリ充電時の処理を、
図7のフローチャート及び図8の電圧特性図を参照して
説明すると、まずトランジスタ34をハイインピーダン
ス状態とした上で、電源電圧Vaを最低の電圧(例えば
電圧検出・充電制御回路51を作動させることができる
最低の電圧)として、プリ充電動作を開始させる(ステ
ップ401)。そして、電池電圧Vbを検出させる(ス
テップ402)。このとき、このプリ充電により電池3
3は徐々に充電されて、図8に示すように、電池電圧V
bが徐々に上昇する。ここで、電圧検出・充電制御回路
51の制御により、その上昇に比例して図8に示すよう
に電源電圧Vaを上昇させる制御を行う(ステップ40
3)。
【0058】そして、電池電圧Vbが予め決められた基
準電圧値V11以上の値になったか否か判断し(ステップ
404)、基準電圧値V11未満の場合にはステップ40
2,403での電池電圧に比例した電源電圧の上昇制御
を行う。そして、ステップ404で基準電圧値V11以上
の値になったと判断したときには、トランジスタ34を
ハイインピーダンス状態から導通状態に変化させて充電
電流を増加させると共に、電源電圧Vaを急速充電用の
電圧値V12として、急速充電を開始させる(ステップ4
05)。
【0059】このようにしてプリ充電時の制御を行うこ
とで、電界効果トランジスタ34に加わる電力を、プリ
充電中には常時ほぼ同じとすることができ、スイッチン
グ手段である電界効果トランジスタ34の状態を良好に
保つことができる。
【0060】なお、この例ではプリ充電中に電池電圧を
検出するようにしたが、その代わりに、第1の実施例に
示したように、電界効果トランジスタ34のソース・ド
レイン間の電圧を検出するようにしても良い。
【0061】次に、本発明の第5の実施例を、図9及び
図10を参照して説明する。この第5の実施例の場合に
は、図9に示す回路の充電装置で、2次電池(リチウム
イオン電池)の充電を行う。なお、第5の実施例の充電
装置の構成を示した図9において、上述した第1,第
2,第4の実施例の構成図である図1,図3,図6に対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0062】図9を参照して本例の充電装置を説明する
と、この図9の回路は、図6の回路と同様にスイッチン
グ用トランス20の1次側について省略してあり、2次
側巻線22に接続されたダイオード31とコンデンサ3
2とによりスイッチング電源としての電源出力が得られ
る。一方の極の電源出力であるダイオード31のカソー
ドを、この充電装置に装着された2次電池(リチウムイ
オン電池)33の正極側に接続すると共に、この2次電
池33の負極側を、充電制御用のスイッチング手段であ
る電界効果トランジスタ34を介して2次巻線22の他
端側(ダイオード31が接続されてない側)に接続す
る。
【0063】そして、2次電池33の端子間の電圧を検
出して、その検出した電位に応じて充電を制御する電圧
検出・充電制御回路51が設けてあり、検出した電池電
圧に基づいて電界効果トランジスタ34のゲートの制御
を行い、このトランジスタ34を導通状態,非導通状
態,ハイインピーダンス状態の3状態のいずれかとする
制御を行う。ここまでは図6に示した第4の実施例の充
電装置の構成と同じである。
【0064】そして本例においては、電圧検出・充電制
御回路51によるスイッチング電源の電圧を、そのとき
の電池電圧に比例して複数段階に変化させる制御を行う
ようにしてある。その構成について説明すると、スイッ
チング電源の出力が得られる一端と他端との間を、抵抗
器52,53の直列回路により接続し、この抵抗器5
2,53の接続中点を、NPN型のトランジスタ54の
ベースに接続する。そして、ダイオード31のカソード
を、フォトカプラ40の発光ダイオード41を介してト
ランジスタ54のコレクタに接続し、2次巻線22の他
端側をツェナーダイオード55を介してトランジスタ5
4のエミッタに接続する。
【0065】そして、ダイオード31のカソードに抵抗
器56の一端を接続し、この抵抗器56の他端をNPN
型のトランジスタ58のベースに接続する。そして、ダ
イオード31のカソードを、このトランジスタ58のエ
ミッタに接続し、このトランジスタ59のコレクタを抵
抗器59を介してトランジスタ54のベースに接続す
る。
【0066】そして、それぞれ電圧特性が異なるツェナ
ーダイオード61,62,63を用意し、この3個のツ
ェナーダイオード61,62,63のカソードを、抵抗
器56とトランジスタ58のベースとの接続点に接続す
る。そして、各ツェナーダイオード61,62,63の
アノードを、切換スイッチ64を介して2次巻線22の
他端側に接続し、切換スイッチ64の切換状態により、
いずれか1個のツェナーダイオード61,62,63の
アノードだけを、2次巻線22の他端側に接続させる。
この切換スイッチ64の切換は、電圧検出・充電制御回
路51の電圧制御端子から出力される電圧制御信号電圧
により制御される。
【0067】このような回路構成にて、プリ充電時に電
圧検出・充電制御回路51が検出した電池電圧に比例し
て、電圧制御端子から出力する電圧制御信号の電圧値を
複数段階に変化させることで、図示しないスイッチング
電源の1次側の制御回路での電圧制御状態が複数段階に
変化し、2次電池33に供給される電源の電圧が複数段
階に変化する。
【0068】ここで、この例でのプリ充電時の処理を、
図10の電圧特性図を参照して説明すると、まずトラン
ジスタ34をハイインピーダンス状態とした上で、電源
電圧Vaを最低の電圧(例えば電圧検出・充電制御回路
51を作動させることができる最低の電圧)として、プ
リ充電動作を開始させる。即ち、切換スイッチ64によ
り電圧が最低となるツェナーダイオード(例えばツェナ
ーダイオード61)を接続させる。そして、このプリ充
電により電池33は徐々に充電されて、図10に示すよ
うに、電池電圧Vbが徐々に上昇する。ここで、電池電
圧Vbがある値まで上昇したとき、電圧検出・充電制御
回路51の制御により、切換スイッチ64を切換えさせ
て、電源電圧Vaを一段上昇させる。そして、更に電池
電圧Vbがある値まで上昇したとき、電圧検出・充電制
御回路51の制御により、切換スイッチ64を切換えさ
せて、電源電圧Vaをもう一段上昇させる。
【0069】そして、電池電圧Vbが予め決められた基
準電圧値V11以上の値になったとき、トランジスタ34
をハイインピーダンス状態から導通状態に変化させて充
電電流を増加させると共に、電源電圧Vaを急速充電用
の電圧値V12として、急速充電をさせる。
【0070】このようにしてプリ充電時の制御を行うこ
とで、電界効果トランジスタ34に加わる電力を、プリ
充電中には一定の範囲内にすることができ、スイッチン
グ手段である電界効果トランジスタ34の状態を良好に
保つことができる。この場合、この第5の実施例の場合
には、電源電圧の制御が複数段階に行われ、第4の実施
例のようにほぼ連続的に制御する場合に比べて、簡単な
構成で制御ができる。
【0071】なお、この第5の実施例の場合にも、プリ
充電中に電池電圧を検出するようにしたが、その代わり
に、第1の実施例に示したように、電界効果トランジス
タ34のソース・ドレイン間の電圧を検出するようにし
ても良い。
【0072】また、この第5の実施例では、プリ充電中
の電源電圧を3段階に変化させるようにしたが、2段階
又は3段階以上に変化させるようにしても良い。
【0073】次に、本発明の第6の実施例を、図11を
参照して説明する。この第5の実施例の場合には、図1
1に示す回路の充電装置で、2次電池(リチウムイオン
電池)33の充電を行う。
【0074】図11を参照して本例の充電装置を説明す
ると、図11は電源電圧の供給源をブロック化して省略
して示してあり、ここではプリ充電中の電圧を発生させ
る第1の定電圧源71と、急速充電中の電圧を発生させ
る第2の定電圧源72との2種類の電源が用意されてい
る。この場合、第1の定電圧源71の出力電圧として
は、後述する充電制御回路75を作動させるのに必要な
最低電圧よりも低い電圧とする。そして、この2つの定
電圧源71,72の出力を、切換スイッチ73により選
択的に2次電池(リチウムイオン電池)33の正極側に
供給する。この場合、切換スイッチ73の切換は、充電
制御回路75により制御される。
【0075】そして、2次電池33の負極側と定電圧源
71,72との間には、充電を制御するスイッチング手
段としての電界効果トランジスタ34を接続する。この
電界効果トランジスタ34の制御は、充電制御回路75
により行われ、導通状態,非導通状態,ハイインピーダ
ンス状態の3状態に制御される。そして、2次電池33
の電池電圧を検出する電圧検出回路77の検出信号が、
充電制御回路75に供給されるようにしてある。
【0076】そして、充電制御回路75の電源供給路と
しては、スイッチ73で選択された電源が、ダイオード
74を介して供給されるようにしてある。そして、この
充電制御回路75の電源供給路と並列に、比較的容量の
大きなコンデンサ76が接続してある。
【0077】そして、充電制御回路75による充電の制
御としては、プリ充電を行う際には、トランジスタ34
をハイインピーダンス状態とした上で、スイッチ73を
随時切換えさせて、第1の定電圧源71と第2の定電圧
源72とを随時切換えさせる。この切換周期としては、
コンデンサ76に十分な容量の電荷が蓄積された状態が
維持される程度とする。
【0078】そして、急速充電時には、トランジスタ3
4を導通状態とした上で、第2の定電圧源72の出力を
連続的に2次電池33に供給させる。このプリ充電と急
速充電との切換えは、電圧検出回路77による電池電圧
の検出に基づいて行う。
【0079】このように制御することで、プリ充電時に
第1の定電圧源71の出力が2次電池33に供給されて
いる状態では、充電制御回路75を作動させるのに必要
な電圧が得られないが、第2の定電圧源72からの電源
(この電源の電圧は充電制御回路75を作動させるのに
十分な電圧)が供給されている間に、コンデンサ76が
充電される。従って、第1の定電圧源71の出力が供給
されている間は、コンデンサ76に充電された電荷によ
り、充電制御回路75を作動させるのに十分な電圧が得
られ、充電制御回路75で適正なプリ充電の制御ができ
る。
【0080】そして、このようにプリ充電時の電源電圧
を、充電装置内の回路を作動させるのに必要な電圧より
も低くできることで、プリ充電時に2次電池33に供給
される電源の電圧を非常に低くすることができ、非常に
低い電圧による良好なプリ充電ができる。即ち、プリ充
電時に2次電池33に供給する電源電圧を低くすること
ができることで、何らかの要因で2次電池33に異常が
ある場合(例えば端子間がショートしていた場合)など
でも、そのことによる充電回路側のダメージを最小限に
抑えることができる。
【0081】なお、この第6の実施例の場合には、2つ
の定電圧源を設けて切換えるように構成したが、他の実
施例で説明したように、スイッチング電源の1次側など
の制御により、電源電圧を可変させる構成としても良
い。また、この第6の実施例の場合にも、電池電圧の検
出で電池状態を検出するようにしたが、スイッチング手
段(電界効果トランジスタ34)の一端と他端との間の
電位を検出するように構成しても良い。
【0082】また、上述した各実施例では、2次電池と
してリチウムイオン電池を充電する場合について説明し
たが、他の同様な定電圧充電を必要とする2次電池の充
電装置にも適用できることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】本発明によると、スイッチング手段の制
御と、このスイッチング手段の一端及び他端間の電位又
は2次電池の一端及び他端間の電位の検出とに基づいて
2次電池の状態を検出でき、従来のプリ充電時と同様に
2次電池の状態を的確に検出することができる。従っ
て、プリ充電専用の充電回路を設けることなく、2次電
池の状態を正確に検出することができ、充電装置の回路
構成を簡単にすることができる。
【0084】この場合、スイッチング手段として電界効
果トランジスタを使用し、この電界効果トランジスタの
一端及び他端間のインピーダンス値を高くして、検出手
段で電位を検出するようにしたことで、電界効果トラン
ジスタのインピーダンス制御を行うだけで、簡単に2次
電池の状態が検出できると共に、2次電池の電池電圧が
低い場合やショートしている場合などでも、電界効果ト
ランジスタの損失を小さくすることができ、トランジス
タそのものや放熱板のサイズを小さくすることができ、
装置の小型化に貢献する。
【0085】また、検出手段で電位を検出する際の電源
回路の出力電位を、充電制御手段が作動する最低の電圧
値の近傍の値まで低下させることで、最も低い電圧の充
電電源を2次電池に供給した状態で2次電池の状態が検
出でき、2次電池や回路に対する負担が最も少ない状態
で2次電池の状態が検出でき、良好な状態で2次電池の
状態検出ができる。
【0086】また、充電開始後の2次電池の一端及び他
端間の電位の上昇に従って、電源回路の出力電圧を上昇
させることで、スイッチング手段に印加される電力をほ
ぼ均一に保つことができ、スイッチング手段の状態を良
好に保つことができる。
【0087】また、充電開始後の上記2次電池の一端及
び他端間の電位の上昇に従って、電源回路の出力電圧を
複数段階に変化させて上昇させることで、スイッチング
手段に印加される電力をほぼ均一に保つことができ、ス
イッチング手段の状態を良好に保つことができる。この
場合、電圧の変化は複数段階で良いので、電圧回路の制
御が、簡単な制御で良い。
【0088】また、電源回路と充電制御手段との間に、
電荷蓄積手段を接続し、検出手段で検出する際の電源回
路の出力電位を、充電制御手段が作動する最低の電圧以
下に低下させるようにしたことで、電荷蓄積手段に電荷
の蓄積がある限りは、検出手段で検出する際の2次電池
に供給する充電電源の電圧を、充電制御手段の動作電圧
以下の低い電圧とすることができ、より低い電圧を印加
させた状態で、より良好に2次電池の状態を検出できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による充電装置の構成を
示す構成図である。
【図2】第1の実施例による充電処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施例による充電装置の構成を
示す構成図である。
【図4】第1の実施例による充電処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の第3の実施例による充電処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例による充電装置の構成を
示す構成図である。
【図7】第4の実施例による充電処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】第4の実施例による充電状態を示す特性図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施例による充電装置の構成を
示す構成図である。
【図10】第5の実施例による充電状態を示す特性図で
ある。
【図11】本発明の第6の実施例による充電装置の構成
を示す構成図である。
【図12】リチウムイオン蓄電池の充電特性の例を示す
説明図である。
【図13】従来の充電装置の一例を示す構成図である。
【図14】図13の例の充電特性を示す特性図である。
【図15】従来の充電装置の別の例を示す構成図であ
る。
【図16】図15の例の充電特性を示す特性図である。
【符号の説明】
11 商用交流電源 12 整流回路 13 1次側制御回路 20 スイッチング用トランス 31 スイッチング用ダイオード 32 スイッチング用コンデンサ 33 2次電池(リチウムイオン電池) 34 電界効果トランジスタ 35 寄生ダイオード 36 充電制御回路 37,38 電圧検出回路 40 フォトカプラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電開始時に定電流充電が必要な2次電
    池を充電する充電装置において、 上記2次電池に所定の充電用電源を供給する電源回路
    と、 上記電源回路と上記2次電池との間に接続され充電の開
    始,停止を制御するスイッチング手段と、 上記電源回路から低圧の充電用電源を供給した状態で、
    上記スイッチング手段の一端及び他端間の電位又は上記
    2次電池の一端及び他端間の電位を検出する検出手段
    と、 上記検出手段で検出した電位に基づいて、上記スイッチ
    ング手段をオン状態とすると共に上記電源回路の出力電
    圧を所定電位として、上記2次電池への充電を開始させ
    る充電制御手段とを備えた充電装置。
  2. 【請求項2】 上記スイッチング手段として電界効果ト
    ランジスタを使用し、この電界効果トランジスタの一端
    及び他端間のインピーダンス値を高くして、上記検出手
    段で電位を検出するようにした請求項1記載の充電装
    置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段で検出する際の上記電源回
    路の出力電位を、上記充電制御手段が作動する最低の電
    圧値の近傍の値とするようにした請求項1記載の充電装
    置。
  4. 【請求項4】 上記充電開始後の上記2次電池の一端及
    び他端間の電位の上昇に従って、上記電源回路の出力電
    圧を上昇させるようにした請求項1記載の充電装置。
  5. 【請求項5】 上記充電開始後の上記2次電池の一端及
    び他端間の電位の上昇に従って、上記電源回路の出力電
    圧を複数段階に変化させて上昇させるようにした請求項
    1記載の充電装置。
  6. 【請求項6】 上記電源回路と上記充電制御手段との間
    に、電荷蓄積手段を接続し、 上記検出手段で検出する際の上記電源回路の出力電位
    を、上記充電制御手段が作動する最低の電圧以下に低下
    させるようにした請求項1記載の充電装置。
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