JP2003032909A - 二次電池の充電装置 - Google Patents

二次電池の充電装置

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JP2003032909A JP2001212550A JP2001212550A JP2003032909A JP 2003032909 A JP2003032909 A JP 2003032909A JP 2001212550 A JP2001212550 A JP 2001212550A JP 2001212550 A JP2001212550 A JP 2001212550A JP 2003032909 A JP2003032909 A JP 2003032909A
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電時に、モールドによるデバイスの特性変
化、充電環境温度の変化、デバイスの経時変化等による
影響を除去して安定した充電を行う。 【解決手段】 予備充電を数秒間行う微少充電を行った
後、充電停止状態でのAD変換器5の出力値(電流値)
をRAM8に一時保存する。その後の充電期間におい
て、この一時保存された出力値と定電流充電時のAD変
換器5の出力値との差が予め設定された所定の値になる
ようにCPU6が制御するが、その制御手段として、出
力ポートを介して電流制御用の差動増幅器3の非反転入
力端子側にマルチプレクサ4を介して接続されている電
圧調整回路9内の複数個の電圧を調整するための抵抗R
1〜R4を、それぞれGNDに短絡するか、または開放
にするかのいずれかの選択を行い、積分器として機能す
る差動増幅器3の非反転入力端子に印加される電圧を調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池の充電装
置に関し、特に、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、
ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池の
充電を行う定電流制御型、定電圧/定電流制御型の二次
電池の充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、充電装置を用いてリチウムイオン
電池等の二次電池を充電する場合、充電の初期の段階で
は、急速充電の10分の1程度の電流で充電する予備充
電が行われている。また、この予備充電は、定電流制御
下で行われている。
【0003】この予備充電は、+端子と−端子との短絡
状態の発生など、不良箇所を有する電池に対して、誤っ
て充電のための大電流を流すことを排除することを意図
して行われている。
【0004】予備充電により、充電対象の電池の正常が
確認できた後に、急速充電を行っている。この急速充電
には、一定の電流で充電を行う定電流制御方式と、一定
の電圧で充電を行う走電圧制御方式とがある。一般に、
予備充電の直後には定電流制御方式による急速充電が行
われている。
【0005】図5は、従来の代表的なリチウムイオン電
池用充電装置の電流制御回路の回路図を示す。予備充電
と急速充電との切替えは、CPU96からの「H」(ハ
イレベル)、「L」(ローレベル)信号によって行われ
る。充電電流はOPアンプ(差動増幅器)のオフセット
値や抵抗のバラツキ、基準電圧のずれ等の誤差要因で設
計値からずれることが多い。特に予備充電は電流が少な
いので信号成分が小さく誤差の影響を受けやすい。電流
検出抵抗を大きくすることによって信号を大きくするこ
とは可能だが、エネルギーのロスが増大するので好まし
くない。
【0006】そこで充電電流の調整を行うのであるが、
従来の回路では予備充電と急速充電の充電電流の調整
は、積分器として機能する差動増幅器93の非反転入力
端子側の電圧調整用抵抗R11〜R15、若しくは差動
増幅器91の非反転入力端子側の電圧調整用抵抗R21
〜R25で行っている。
【0007】従来、この電圧調整用抵抗の調整(トリミ
ング)は、例えば、レーザーカットトリミング法や、ツ
ェナーダイオードトリミング法によって製品出荷前に行
われている。これらのトリミングによって、図5に示す
電圧を調整するための抵抗R11〜R15、R21〜R
25と、GND間にあるスイッチS11〜S15、S2
1〜S25を、それぞれ投入(短絡)側または切断(開
放)側のいずれかに固定するという方式がとられてい
た。
【0008】なお、特開平10−108382号公報に
開示されている「基準値発生回路の出力調整装置および
その出力調整方法でも、図5に示す回路と同様に抵抗を
使用して基準値発生回路からの供給電圧をトリミング
し、その結果をスイッチに代えてハンダ付けで固定して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平10−108382号公報の技術を含む従来の二次
電池の充電装置にあっては、ウェハー状態でトリミング
を行うために、モールドによるデバイスの特性の変化
や、環境温度の影響、経時変化が大きくなり、信頼性が
低くなるという欠点があった。
【0010】また、複数セル対応の充電装置の場合、セ
ル数によって差動増幅器の同相電圧の影響を受けてしま
うという欠点もあった。さらに、装置(ハードウェア)
を使用してトリミングを行うので、レーザーカットトリ
ミング法は投資コストが割高となり、また、ツェナーダ
イオードトリミング法ではチップ面積が大きくなってし
まうといった問題を有していた。
【0011】本発明は、以上のような従来の二次電池の
充電装置における問題点に鑑みてなされたものであり、
充電時に、モールドによるデバイスの特性変化、充電環
境温度の変化、デバイスの経時変化等による影響を受け
ずに安定した充電を行うことができる二次電池の充電装
置を提供することを目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、充電対象電池のセル
数が異なっても差動増幅器の同相電圧の影響を受けない
二次電池の充電装置を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、基準値発生回路からの供給電圧をトリ
ミングする電圧調整回路の小型化とコストダウンを図る
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の課題を
解決するために、充電期間中に充電電流を検出して、充
電電流を制御する手段を備えた二次電池の充電装置にお
いて、二次電池に供給される充電電流の電流値を検出す
る充電電流検出手段と、前記充電電流検出手段からの出
力を使用して充電電流を制御する回路中の差動増幅器の
非反転入力端子側に印加する電圧を充電中に調整する電
圧調整手段と、前記差動増幅器からの出力により、前記
充電電流をフィードバック制御する充電電流制御手段と
を備えたことを特徴とする二次電池の充電装置が提供さ
れる。
【0014】ここで、前記二次電池の充電装置は、電流
検出用差動増幅器により増幅しアナログ出力された充電
電流検出抵抗の電位差をディジタル情報の検出値に変換
するアナログ−ディジタル変換手段と、定電流充電期間
前の充電停止状態でのディジタル情報の検出値を第1の
検出値として記憶する検出値記憶手段と、定電流充電期
間におけるディジタル情報の検出値を第2の検出値とし
て前記第1の検出値との差を計算する検出値計算手段
と、前記検出値計算手段により計算された差に基づい
て、電流制御用の積分器として機能する差動増幅器また
は前記電流検出用差動増幅器の、非反転入力端子に接続
される抵抗を複数個の電圧調整抵抗の選択により調整す
る電圧調整手段とを備えることが可能である。
【0015】また、前記定電流充電期間は、予備充電期
間および急速充電期間中の定電流充電期間であることが
可能である。さらに、前記電圧調整手段による電圧値の
調整は、前記検出値検出手段により計算される差が充電
期間毎に定められた所定の範囲内になるように調整され
ることが可能である。
【0016】また、前記定電流充電中に定期的に充電を
停止し、充電停止状態での前記ディジタル情報の検出値
を第3の検出値として記憶し、この後の前記検出値計算
手段による計算は、第1の検出値の代わりに第3の検出
値を用いることが可能である。
【0017】さらに、前記予備充電期間の前に微少充電
期間を有し、微少充電期間後の停止状態での前記ディジ
タル情報の検出値を前記第1の検出値とすることが可能
である。
【0018】即ち、本発明では、より具体的には、二次
電池に対して定電流充電を行うアナログ制御回路と、検
出された充電電流(アナログ値)をデジタル値に変換す
るAD変換器と、充電プログラムを記憶するROM部
と、このプログラムに従って演算を行うCPU(ディジ
タル情報処理装置)と、このCPUで演算された値及び
算出された値を一時記憶するRAM部とを備えた充電装
置において、充電停止状態でのAD変換器の出力と定電
流充電時のAD変換器の出力の差が所定の値になるよう
にアナログ制御回路内に接地された差動増幅器の非反転
入力端子側に接続された抵抗(CPUに接続されたスイ
ッチ素子により選択制御が可能に接続されている)を上
記CPUを使用して選択することで、上記差動増幅器の
非反転入力端子側に印加する電圧を調整している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る二次電池の充電装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【0020】本実施の形態に係る二次電池の充電装置
は、フライバックコンバータ方式を採用し、AC100
Vの電源11と、AC100Vの電源11から出力され
る交流を直流に整流する整流回路12と、整流回路12
からの出力を後述のパワーMOSFET18によりパル
ス幅変調された一次側入力を二次側に接続された充電回
路系統(回路図を後述するアナログ制御手段)のパワー
として供給するためのトランス13と、トランス13の
二次側出力を整流する整流回路14と、整流回路14の
出力を充電回路系統に投入または切断するための充電ス
イッチ15と、充電電流の電流値を検出するための抵抗
16、及び電流検出回路23(充電電流検出手段)と、
充電電流の逆流を防止するためのダイオード17と、充
電対象である二次電池20(ここではリチウムイオン電
池とする)と、二次電池20の電圧を検出する電圧検出
回路21と、充電電圧を制御する電圧制御回路22と、
電圧検出回路21及び電流検出回路23からの出力を入
力して充電の制御を行う充電制御回路25と、電流検出
回路23及び充電制御回路25からの出力を入力して充
電電流を制御する電流制御回路24(充電電流制御手
段)と、電圧制御回路22及び電流制御回路24からの
出力をフィードバックするためのフォトカプラ19と、
フォトカプラ19からの信号を入力してパルス幅変調の
制御を行うPWM(Pulse Width Modulation)制御回路
26と、PWM制御回路26の出力をゲートに入力して
充電電流源のパルス幅変調を行うパワーMOSFET1
8とを備える。
【0021】なお、トランス13は、一次側端子の一方
に整流回路12の出力を接続し、他方に後述するパワー
MOSFET18のドレインを接続し、二次側端子の一
方に整流回路14の入力側を接続し、他方は接地されて
いる。また、二次電池20の負極側も接地されている。
【0022】以下、本実施の形態に係る二次電池の充電
装置の機能を説明する。AC100Vの電源11は、整
流回路12により交流から直流に整流され、その出力
は、トランス13を介してもう一方の整流回路14に供
給される。トランス13の一次側の一方の端に整流回路
12の出力端子が接続され、一次側の他方の端にパワー
MOSFET18のドレインが接続されている。また、
既に述べたように、トランス13の二次側の一方の端子
は、整流回路14の入力側に接続され、他方の端は接地
されている。
【0023】パワーMOSFET18は、そのソースが
一次側の基準電位0(V)に接続され、ゲートにはPW
M制御回路26の出力が供給される。そして、このPW
M制御回路26によりパルス幅変調制御が行われる。即
ち、PWM制御回路26は、フォトカプラ19から供給
されるフィードバック信号によりパワーMOSFET1
8に供給するゲート電圧のデューティ比を制御する。
【0024】充電スイッチ15の一方の端子は、整流回
路14の出力端子に接続され、他方の端子は、充電電流
の電流値を検出するための抵抗16に接続されている。
この充電スイッチ15は、充電制御回路25から供給さ
れる充電制御信号により開閉動作(オン/オフ)を行
う。この回路の場合、常時開状態(オフ)になってお
り、充電制御回路25から充電開始信号が供給された時
点で閉状態(オン)になる。充電スイッチ15を投入し
てオンにすることにより、ダイオード17を介して二次
電池20への充電が開始される。ダイオード17は、二
次電池20から装置側への充電電流の逆流を防止する。
【0025】以下、充電の制御について説明する。充電
電流を検出するための抵抗16の両端の電位差(充電電
流に比例する電圧降下)を電流検出回路23により増幅
し、電流制御回路24に入力する。また、二次電池20
の電池電圧は、電圧検出回路21で検出され、電圧制御
回路22に入力される。充電電圧の状態により、常に電
圧制御回路22と、電流制御回路24とのいずれかが支
配的となり、定電圧制御または定電流制御を行う。この
電圧制御回路22及び電流制御回路24より出力される
フィードバック信号は、フォトカプラ19を介してPW
M制御回路26に供給される。
【0026】図2は、図1に示す電流検出回路23と、
電流制御回路24と、充電制御回路25の一実施例とし
ての回路図を示す。図2において、符号1,2,3は差
動増幅器を示す。電圧調整回路9内のMOS型トランジ
スタM1〜M4のゲートは、それぞれCPU6(ディジ
タル情報処理装置)のポートと接続されており、CPU
6からの制御によって、それぞれがON/OFF動作を
する。
【0027】図2に示す回路では、予備充電と急速充電
との切替えを、CPU6の制御により、マルチプレクサ
4で積分器として機能する差動増幅器3の非反転入力端
子に印加する印加電圧を出力ポートを介して切替えるこ
とによって行う。
【0028】より具体的には、充電開始時に、予備充電
と同程度の充電電流で数秒間行う微少充電を行った後、
充電停止状態でのAD変換器5の出力値をRAM8(検
出値記憶手段)に一時保存する。この値と定電流充電時
のAD変換器5の出力値との差が所定の値になるように
CPU6(検出値計算手段、充電電流調整手段)を使用
し、その出力ポートを介して、電流制御用の差動増幅器
3の非反転入力端子側にマルチプレクサ4を介して接続
されている電圧調整回路9(電圧調整手段)内の複数個
の電圧を調整するための抵抗R1〜R4を、それぞれG
NDに短絡するか、または開放にするかのいずれかの選
択をCPU6が行い、これにより、積分器として機能す
る差動増幅器3の非反転入力端子に印加される印加電圧
を調整する。
【0029】例えば、CPU6の制御により、その出力
ポートからの信号が全て「H」(ハイレベル)とされる
場合は、抵抗R1〜R4とGND間にあるMOS型トラ
ンジスタM1〜M4が全てオン状態となり、抵抗R1〜
R4とGNDが短絡され、CPU6の制御により、その
出力ポートからの信号が全て「L」(ローレベル)とさ
れる場合は、抵抗Rl〜R4とGND間にあるMOS型
トランジスタMl〜M4がオフ状態となり、抵抗Rl〜
R4はGNDと短絡されずに開放状態となる。
【0030】ちなみに、本実施の形態において、微少充
電の実施後に充電停止状態でのAD変換器5の出力を取
得しているのは下記の理由による。一般に、リチウムイ
オン電池は、完全に放電された状態で内部の保護回路が
作動し、電池電圧が0(V)になる。従って、本実施の
形態に係る二次電池20(リチウムイオン電池)につい
ても、保護回路が作動した電池電圧が0Vの場合と充電
中とでは電位差が大きくなるために、電流検出用の差動
増幅器1の同相電圧の影響が大きくなってしまう。そこ
で微少充電を実施することにより、同相電圧分である電
池電圧をまず上げてから、この時点で、充電停止状態の
AD変換器5の出力を取得し、この値を基準とすること
により、同相電圧の影響を低減することができる。
【0031】図3は、本発明の実施の形態に係る二次電
池の充電装置の充電期間における充電電流と電池電圧と
の関係を経過時間による変化で示したグラフである。図
3に示すグラフでは、充電電流をAD変換器5の出力で
示し、かつ微少充電後の充電停止状態でのAD変換器5
の出力を基準の検出値とする。
【0032】予備充電開始時に、AD変換器5の出力
(検出値)と、上記基準の検出値との差が予備充電期間
について予め定められた所定の範囲内に入っていない場
合には、予備充電時に、上記の差が、上記所定の範囲内
に入るまでCPU6の出力ポートにより電圧調整回路9
内の抵抗R1〜R4のトリミングを行う。
【0033】同様に、急速充電開始時にも、AD変換器
5の出力(検出値)と、上記基準の電流値との差が急速
充電期間について予め定められた所定の値の範囲内に入
っていない場合には、急速充電時に、上記の差が、上記
所定の範囲内に入るまでCPU6の出力ポートにより電
圧調整回路9内の抵抗R1〜R4のトリミングを行い、
充電電流の補正を行う。
【0034】ここで、図2に示す電圧調整回路9内の抵
抗Rl〜R4の抵抗値に、それぞれ重みを付けるように
すると、少ない抵抗数で広い電圧変化範囲をカバーでき
る。図4は、図1に示す電流検出回路23と、電流制御
回路24と、充電制御回路25の他の一実施例としての
回路図を示す。
【0035】図4に示す回路は、電圧調整回路9の接続
位置が図2に示す回路と異なっている点を除き、図2に
示す回路と実質的に同じ回路である。図4に示す回路で
は、差動増幅器1の非反転入力端子側の電圧V5を、電
圧調整回路9を使用して、図2に示す回路と同様の方法
で調整することによっても充電期間における充電電流の
補正を行っている。
【0036】なお、本実施の形態により、予備充電や急
速充電の開始時に充電電流の調整を行ったとしても、電
池電圧が増加するに連れて同相電圧の影響で充電電流が
ずれる場合が生じる可能性がある。この場合は、定期的
に充電を停止し、充電停止状態でのAD変換器5の出力
を取り込んで、充電電流の基準値を更新することによ
り、やはり同相電圧の変化による影響を除去することが
可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明では、充
電対象の二次電池に対して定電流充電を行う時に、この
二次電池に供給される充電電流の電流値を検出し、ま
た、充電中に、この電流値を検出するための回路を構成
する差動増幅器の非反転入力端子側に印加する電圧を、
上記検出した電流値をディジタル情報として入力するデ
ィジタル情報処理装置を用いて調整しており、これによ
り充電電流が所定の範囲内に入るように制御することが
できるので、モールドによるデバイスの特性変化、充電
環境温度の変化、デバイスの経時変化等による影響を除
去して安定した充電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る二次電池の充電装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電流検出回路と、電流制御回路と、
充電制御回路の一実施例としての回路図を示す。
【図3】本発明の実施の形態に係る二次電池の充電装置
の充電期間における充電電流と電池電圧との関係を経過
時間による変化で示したグラフである。
【図4】図1に示す電流検出回路と、電流制御回路と、
充電制御回路の他の一実施例としての回路図を示す。
【図5】従来の代表的なリチウムイオン電池用充電装置
の電流制御回路の回路図を示す。
【符号の説明】
1〜3 差動増幅器 4 マルチプレクサ 5 AD変換器 6 CPU 7 ROM 8 RAM 9 電圧調整回路 11 AC100Vの電源 12 整流回路(一次側) 13 トランス 14 整流回路(二次側) 15 充電スイッチ 16 抵抗(電流値検出用) 17 ダイオード(逆流防止用) 18 パワーMOSFET 19 フォトカプラ 20 二次電池(充電対象の電池) 21 電圧検出回路 22 電圧制御回路 23 電流検出回路 24 電流制御回路 25 充電制御回路 26 PWM制御回路 M1〜M4 MOS型トランジスタ R1〜R2 抵抗(電圧調整用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA00 CB12 CB31 CB32 CC01 CC04 CC07 CC09 CC12 CD06 CD09 CD14 5G003 AA01 BA01 CA03 CC02 GA01 GB04 GC05 5H030 AA02 AA03 AS18 BB01 BB03 FF42 FF52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電期間中に充電電流を検出して、充電
    電流を制御する手段を備えた二次電池の充電装置におい
    て、 二次電池に供給される充電電流の電流値を検出する充電
    電流検出手段と、 前記充電電流検出手段からの出力を使用して充電電流を
    制御する回路中の差動増幅器の非反転入力端子側に印加
    する電圧を充電中に調整する電圧調整手段と、 前記差動増幅器からの出力により、前記充電電流をフィ
    ードバック制御する充電電流制御手段と、 を備えたことを特徴とする二次電池の充電装置。
  2. 【請求項2】 電流検出用差動増幅器により増幅しアナ
    ログ出力された充電電流検出抵抗の電位差をディジタル
    情報の検出値に変換するアナログ−ディジタル変換手段
    と、 定電流充電期間前の充電停止状態でのディジタル情報の
    検出値を第1の検出値として記憶する検出値記憶手段
    と、 定電流充電期間におけるディジタル情報の検出値を第2
    の検出値として前記第1の検出値との差を計算する検出
    値計算手段と、 前記検出値計算手段により計算された差に基づいて、電
    流制御用の積分器として機能する差動増幅器または前記
    電流検出用差動増幅器の、非反転入力端子に接続される
    抵抗を複数個の電圧調整抵抗の選択により調整する電圧
    調整手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の二次電池の充
    電装置。
  3. 【請求項3】 前記定電流充電期間は、予備充電期間お
    よび急速充電期間中の定電流充電期間であることを特徴
    とする請求項2記載の二次電池の充電装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧調整手段による電圧値の調整
    は、前記検出値検出手段により計算される差が充電期間
    毎に定められた所定の範囲内になるように調整されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の二次電池の充電装置。
  5. 【請求項5】 前記定電流充電中に定期的に充電を停止
    し、充電停止状態での前記ディジタル情報の検出値を第
    3の検出値として記憶し、この後の前記検出値計算手段
    による計算は、第1の検出値の代わりに第3の検出値を
    用いることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記
    載の二次電池の充電装置。
  6. 【請求項6】 前記予備充電期間の前に微少充電期間を
    有し、微少充電期間後の停止状態での前記ディジタル情
    報の検出値を前記第1の検出値とすることを特徴とする
    請求項3記載の二次電池の充電装置。
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