JP2002008166A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

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JP2002008166A
JP2002008166A JP2000192931A JP2000192931A JP2002008166A JP 2002008166 A JP2002008166 A JP 2002008166A JP 2000192931 A JP2000192931 A JP 2000192931A JP 2000192931 A JP2000192931 A JP 2000192931A JP 2002008166 A JP2002008166 A JP 2002008166A
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terminal
monitoring
operation mode
control system
control
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JP2000192931A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Miyake
敏之 三宅
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサー装置や設備機器などの試験動作確認
を、システムの稼働中において、専用の点検器を用いる
ことなく容易におこなうことのできる監視制御システム
を提供すること。 【解決手段】 センサー装置や設備機器などの監視/制
御対象5に端末装置3を分散設置させ、中央監視装置1
にてこの端末装置3の監視制御をおこなう監視制御シス
テムであって、図1に示すように、少なくとも試験状態
として端末装置を運用させる運用モードの設定切り替え
をおこなう切り替え手段4を端末装置3に設け、中央監
視装置1が、この切り替え手段4による前記運用モード
の設定状態が試験運用モードであることを検出したとき
に、当該端末装置3と他の監視/制御対象5’とを連動
させる処理を除外するよう成す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルや建物内に設
置されたセンサー装置や設備機器などの監視、制御をお
こなう監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、ビルや建物内に設置
されてセンサー装置や設備機器などの監視/制御をおこ
なう複数の端末コントローラと、この各端末コントロー
ラと通信ネットワークを介して接続された中央監視装置
とを備えた監視制御システムがある。このような監視制
御システムは、多くの場合、図10に示すように、セン
サー装置や設備機器Dなどにはそれぞれ端末装置Cが設
けられ、この複数の端末装置Cと端末コントローラBと
が多重伝送線7にて接続されている。そして、端末装置
Cへ入出力される信号が多重伝送線7と通信ネットワー
ク6とを介して中央監視装置Aへ伝達されるようになっ
ている。
【0003】上記監視制御システムにおいては、通常、
定期的あるいは監視制御システムの動作に不具合の生じ
たときなどに、中央監視装置Aにて正しく監視、制御が
行われるか否かの試験動作確認がなされる。一般に、こ
の試験動作は、模擬的に設備機器を入切させたり、ま
た、センサー装置や設備機器Dなどの代わりに模擬入力
装置を用いてそれを操作させたりして、模擬的な処理や
センサー装置と同等のアナログ信号を入力させる。
【0004】この試験動作は、通常のシステム稼働状態
のときにおこなうと、上記の擬似的入力などのイベント
に連動する連動機能処理が発生して、通常のシステム動
作とは無関係の設備動作が生ずることがある。そのた
め、点検作業者は、事前に点検や調整をおこなう設備機
器と関連して連動動作をおこなう機器群の調査を行い、
中央監視装置Aや端末コントローラBなどを操作して、
その連動機能を一時的に停止させたり、手動にて設備機
器そのものに対しても連動を除外させたりする必要があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の技術においては、点検作業者への負担が増大するとと
もに、点検作業自体が長時間にわたることがあった。し
たがって上記監視制御システムへは、通常のシステム稼
働状態にて容易に、且つ短時間にセンサー装置や設備機
器などの試験動作確認をおこなうことができるよう要望
が寄せられている。
【0006】ところで、中央監視装置に連動処理用の登
録テーブルを複数設け、一時的に連動を停止させるスイ
ッチを設けて、端末装置による連動機能をグループ毎に
停止させること、あるいは、特開平10−334382
として開示されている防災監視システムにおいては、受
信機又は上記端末コントローラに相当する中継盤に、点
検器が外部接続されたことを検出して受信機を点検する
ための保守モードの動作状態にに遷移させ、点検器が外
されたことを検出した際には、保守モードの動作状態を
解除して元の動作状態に復帰させるモード切替部を設け
ることが提案されている。
【0007】上記においては、容易に連動を停止でき
て、さらに後者のものにおいては点検器を受信機もしく
は中継盤にコネクタ接続するだけで、自動的に受信機ま
たは中継盤において点検に必要な地区音響装置や防排煙
機器等の連動停止、更には移報出力の停止ができて、点
検のための準備作業や保守点検終了後の復旧作業を容易
におこなうことができる。しかし、何れのものも、常時
連動が必要とされる設備機器が試験動作中に連動制御さ
れないこととなって、監視制御システムの運用上におい
て緊急性の高いものがあった場合には対応できないこと
が想定される。なお、さらに後者の場合においては、専
用の点検器を準備する必要もあり、システム管理上にお
いて手間のかかることも想定された。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、センサー装置や設備機器
などの試験動作確認を、システムの稼働中において、専
用の点検器を用いることなく容易におこなうことのでき
る監視制御システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の監視制御システムにあっては、センサー装
置や設備機器などの監視/制御対象に端末装置を分散設
置させ、中央監視装置にてこの端末装置の監視制御をお
こなう監視制御システムであって、少なくとも試験状態
として端末装置を運用させる運用モードの設定切り替え
をおこなう切り替え手段を端末装置に設け、中央監視装
置が、この切り替え手段による前記運用モードの設定状
態が試験運用モードであることを検出したときに、当該
端末装置と他の監視/制御対象とを連動させる処理を除
外するよう成したことを特徴としている。
【0010】これにより、分散設置される端末装置に設
けられた、運用モードの設定切り替えをおこなう切り替
え手段を、端末装置を試験状態として運用させる設定に
して、中央監視装置にてこの切り替え手段が試験運用モ
ードの設定状態であることを検出させて、当該端末装置
と他の監視/制御対象との連動処理を除外させることが
できる。
【0011】また、センサー装置や設備機器などの監視
/制御対象に端末装置を分散設置させ、中央監視装置に
てこの端末装置の監視制御を端末コントローラを介して
おこなう監視制御システムであって、少なくとも試験状
態として端末装置を運用させる運用モードの設定切り替
えをおこなう切り替え手段を端末コントローラに設け、
中央監視装置が、この切り替え手段による前記運用モー
ドの設定状態が試験運用モードであることを検出したと
きに、当該端末コントローラに制御される端末装置と他
の監視/制御対象とを連動させる処理を除外するよう成
すことも好ましい。
【0012】この場合、分散設置される端末装置の制御
をおこなう端末コントローラに設けられた、運用モード
の設定切り替えをおこなう切り替え手段を、端末装置を
試験状態として運用させる設定にして、中央監視装置に
てこの切り替え手段が試験運用モードの設定状態である
ことを検出させて、当該端末装置と他の監視/制御対象
との連動処理を除外させることができる。
【0013】また、上記端末コントローラは、端末装置
を接続させる複数の系統とその系統毎に対応させた切り
替え手段とを有し、中央監視装置が、その切り替え手段
のそれぞれの設定状態を検出し、その状態が試験運用モ
ードである系統に接続された端末装置と他の監視/制御
対象とを連動させる処理を除外するのが好ましい。この
場合、中央監視装置は、端末コントローラに設けられ
た、分散設置される端末装置の運用モードの設定切り替
えをおこなう、複数系統毎に対応した切り替え手段それ
ぞれの設定状態が、試験運用モードの状態であることを
検出し、当該切り替え手段と対応する系統に接続された
端末装置と他の監視/制御対象との連動処理を除外させ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は、本発明の、請求
項1に対応する第1の実施形態を示し、図7乃至図9
は、請求項2、3に対応する第2の実施形態を示してい
る。
【0015】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態の監視制御システムを示す概略構成図、図2
は、同監視制御システムの中央監視装置の動作説明図、
図3は、同監視制御システムの端末コントローラの、多
重伝送信号の説明図、図4は、同監視制御システムの中
央監視装置の、連動制御登録テーブルの説明図、図5
は、同監視制御システムの中央監視装置の、機器情報テ
ーブルの説明図、図6は、同監視制御システムの中央監
視装置の、連動処理を除外する手順を示すフローチャー
トである。
【0016】この実施形態の監視制御システムは、セン
サー装置や設備機器などの監視/制御対象5に端末装置
3を分散設置させ、中央監視装置1にてこの端末装置3
の監視制御をおこなう監視制御システムであって、図1
に示すように、少なくとも試験状態として端末装置を運
用させる運用モードの設定切り替えをおこなう切り替え
手段4を端末装置3に設け、中央監視装置1が、この切
り替え手段4による前記運用モードの設定状態が試験運
用モードであることを検出したときに、当該端末装置3
と他の監視/制御対象(5’)とを連動させる処理を除
外するよう成している。
【0017】詳しくは、この監視制御システムは、ビル
などの建物に設置される設備機器などの監視、制御をお
こなうもので、図2に示すように、中央監視装置1と、
この中央監視装置1と通信ネットワーク6を介して接続
された複数の端末コントローラ2a,2b…と、この各
端末コントローラと多重伝送線7を介して接続された、
端末装置3となる複数の端末器31,32,33…、3
nとを備えている。
【0018】中央監視装置1は、複数の端末コントロー
ラ2a,2b…が接続された通信ネットワーク6から入
力される端末器31,32,33…、3nによる監視制
御信号を受信し、その信号を出力した端末器を識別する
通信制御部を中心にして、記憶部、信号伝送部、表示部
及び操作部、音響部らを有しておりこれらはいずれも中
央監視装置1内に配設されている。
【0019】上記通信制御部は、マイクロプロセッサ
(MPU)を主体に構成されており、また上記記憶部
は、リードオンリーメモリ(ROM)及びランダムアク
セスメモリ(RAM)などにて形成されて、通信制御部
による所定の動作手順を規定するプログラムや、通信制
御部によって処理されうるデータを記憶する。この記憶
部には、接続されるべき複数の端末器31,32,33
…、3nのアドレスデータが登録されている接続端末ア
ドレステーブル、端末器31,32,33…、3nが設
定しうる物理アドレステーブル、連動制御情報、及び、
後述する切り替え手段4により設定される、端末装置を
通常運用させる定常、及び試験運用させる試験の各端末
運用情報が記憶される。
【0020】通信制御部は、上記物理アドレステーブル
に基づいて端末コントローラ2a,2b…を介して循環
的に順次各端末器31,32,33…、3nにアクセス
し、端末コントローラ2a,2b…による各端末器3
1,32,33…、3nからの返信情報のアドレスデー
タと上記接続端末アドレステーブルとを照合して設備機
器、センサーの状態確認を行う。そして、上記表示部に
表示出力するとともに、必要に応じて音響部のブザー装
置等を鳴動させ警報報知をおこなう。
【0021】この場合、連動制御情報は、図4に示すよ
うに、例えば端末アドレスADn、連動先端末アドレス
ADm及び連動条件データSoを含んで構成され、操作
部から必要に応じて書き換え可能としている。また、こ
の書き換え時には、この連動制御情報が後述する端末コ
ントローラ2a,2b…に向けて送信されて、中央監視
装置1と端末コントローラ2とは絶えず同一のテーブル
データを保有するようになっている。また、端末運用情
報は、図5に示すように、例えば端末アドレスADn、
運用状態データSnとが対になっており、各端末コント
ローラ2a,2b…から、端末器31,32,33…、
3nが試験運用か定常状態かの状態を受信し、逐次更新
するようになっている。
【0022】なお、上記信号伝送部は、構内ネットワー
クなどの通信ネットワーク6によって中央監視装置1と
各端末コントローラ2a,2b…とを接続させるもの
で、所定の通信プロトコルに基づいて通信ネットワーク
6に通信信号を送出し、各端末コントローラ2a,2b
…からの端末器31,32,33…、3nの監視制御信
号を受信するよう機能する。また、上記表示部は、液晶
ディスプレー装置にて形成されて、端末器31,32,
33…、3n運用による監視状態などの表示や、試験運
用中である旨の表示をおこなう。この表示は、通信制御
部のMPUからの表示制御信号によって、記憶部のプロ
グラムにおいて予め設定され出力されている表示シンボ
ルの表示状態が制御されて表示内容が変化するようにな
っている。また、操作部は、複数の操作スイッチによっ
て形成され、通常の各種機能の設定されたスイッチによ
り操作入力をおこなう。
【0023】端末コントローラ2a,2b…は、上記中
央監視装置1との通信をおこなうための中央監視装置1
と同様の信号伝送部の他、この信号伝送部及び多重伝送
部の制御をおこなう伝送制御部、記憶部、表示部及び操
作部、音響部らを有している。
【0024】このものの伝送制御部は、多重伝送線7に
接続された端末器31,32,33…に、図3に示すよ
うに、信号送信開始を示すスタートパルス信号ST、信
号モードを示すモードデータ信号MD、端末器31,3
2,33…を呼び出すための8ビットのアドレスデータ
信号AD、設備機器5’を操作するための制御データ信
号CD、端末器31,32,33…からの受信データを
検証するためのチェックサムデータ信号CS、および端
末器31,32,33…からの信号の返送期間を設定す
る返送待機信号WTよりなる多重伝送信号Vsを多重伝
送部を介して出力させる。この多重伝送信号Vsは、複
極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調
によって多重伝送部より出力されるようになっている。
なお、この端末コントローラ2a,2b…の記憶部に
は、上記中央監視装置1と同じ各端末コントローラの対
応する端末器に係る連動制御情報及び端末運用情報が記
憶されるようになっている。
【0025】端末器31,32,33…は、端末コント
ローラ2a,2b…から出力される多重伝送信号Vsに
含まれているアドレスデータと照合される、例えばディ
ップスイッチ等のアドレス設定手段と、センサー装置5
の出力を返信したり設備機器5’を制御したりする監視
制御信号となる上記多重伝送信号Vsを伝送するための
信号伝送手段と、切り替え手段4に相当する切替スイッ
チ(SW)とを有して、上記の多重伝送線7に送り接続
されている。なお、切替スイッチ(SW)は、この場
合、押しボタン等の操作部をもったオルタネイト型のス
イッチにて形成されている。また、この端末器31,3
2,33…には、センサー装置5にて検知対象物か検知
されたときに、その旨を表示するためのLED素子等に
て形成される確認灯を有しており、この確認灯は、端末
コントローラ2a,2b…から受信確認信号を受信した
ときにも点灯するように構成されている。
【0026】次に、上記の監視制御システムにおける、
設備機器連動の処理を除外させる手順について、図4〜
図6の実施例に基づいて説明する。
【0027】中央監視装置1及び各端末コントローラ2
a,2b…は、それぞれの起動時において、それぞれの
管理対象となる端末器3,3’(31,32,33…、
3n)に接続されているセンサー装置5及び設備機器
5’(51,52,53…、5n)が試験運用モードで
あるか否かの情報である機器情報をそれぞれの記憶部に
予め記憶する。
【0028】設備機器・センサーまたは端末器の動作確
認を実施する場合、点検作業者が、まず、端末器31,
32に設けた切替スイッチ(SW)を操作する。する
と、その操作された端末器が試験運用モードとなって定
常運転の対象から外れたことが多重伝送線7を通じて端
末コントローラ2a,2b…に伝達され、さらに、この
端末コントローラ2a,2b…から通信ネットワーク6
を通じて中央監視装置1へ伝達される。このとき、中央
監視装置1及び端末コントローラ2a,2b…には、予
め端末器31,32,33…に接続されている設備機器
・センサーが定常か試験かの運用状態に関する機器情報
が記憶されている。そして、端末器31,32,33…
から試験運用モードとなった旨の通知を受けたときに発
信先の端末器に接続された設備機器・センサーに係る機
器情報の更新をおこなう(図5参照)。この更新の後、
中央監視装置1及び端末コントローラ2a,2b…は、
連動制御処理において、連動制御情報テーブルに登録さ
れている連動制御の入力条件を満たすイベントの発生を
検出したとき、上記の機器情報の参照を行いその設備機
器・センサーが試験運用モードであるときには連動制御
処理を実行しない。
【0029】具体的には、この場合、中央監視装置1に
おいて、連動制御情報としては、図4(a)に示すよう
に、「センサー52がONになったとき、設備機器5n
に対してONの制御を出力する」という登録がなされ、
また、1番目の端末コントローラ2aにおいては、図4
(b)に示すように、「センサー52がONになったと
き、設備機器53に対してONの制御を出力する」とい
う登録がなされているものとする。
【0030】そして、他の端末器全てが定常運用モード
下において、端末器31を試験運用モードとして端末器
31およびセンサー51の動作確認作業を終え、次い
で、端末器32およびセンサー52の動作確認作業を開
始するため、端末器31の切替スイッチ(SW)を操作
して「試験中」から「定常」変更するとともに、端末器
32ではその切替スイッチ(SW)を「定常」から「試
験中」へ操作する。すると、これらの切替スイッチ(S
W)の操作状態が端末器31および端末器32から1番
目の端末コントローラ2aに多重伝送線7を通じて伝達
される。端末器31および端末器32の切替スイッチ
(SW)による操作情報を受信した1番目の端末コント
ローラ2aは、その受信情報に基づき、記憶部内の機器
情報の中のセンサー51の作業状態の項目を「定常」
に、センサー52の作業状態の項目を「試験中」に更新
し、さらにこの端末器31および端末器32の機器情報
を通信ネットワーク6を通じて中央監視装置1に伝達す
る。
【0031】1番目の端末コントローラ2aから端末器
31および端末器32の切替スイッチ(SW)の情報を
受けた中央監視装置1は、その受信情報に基づいてその
記憶部の機器情報の中のセンサー51の運用状況の項目
を「定常」に、センサー52の作業状態の項目を「試験
中」に更新する。(図5参照)
【0032】次に、この更新後の監視制御システムの通
常の監視制御において、センサー52に検知動作があっ
て、1番目の端末コントローラ2aおよび中央監視装置
1にその検知結果が伝達されたときの設備機器連動の除
外処理を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
端末器31および端末器32の切替スイッチ(SW)が
操作されて機器情報を受信すると、端末コントローラ2
a,2b…および中央監視装置1は、まず、連動制御登
録テーブル内の設備機器連動の処理登録の有無の確認を
おこなう(ステップ1)。そして、この場合、センサー
52に係る端末器32の処理登録の有無の確認をおこな
って(ステップ2)、登録の無いときには処理を終了し
てメインルーチンへ移行する(ステップ5)。また、登
録の有ったときにはそれぞれの記憶部の機器情報の中の
端末器32の切替スイッチ(SW)の状態、すなわちセ
ンサー52の運用状態の項目の確認をおこなう(ステッ
プ3)。このとき、定常運用モードであるときにはメイ
ンルーチンへ移行する(ステップ5)。また、その運用
状態が「試験中」ないときはセンサー52による設備機
器の連動制御処理を行う(ステップ4)。その後、メイ
ンルーチンへ移行する(ステップ5)。このようにし
て、端末コントローラ2a,2b…内でセンサー52に
よる検知動作に連動するよう登録された設備機器53の
連動制御処理、あるいは、中央監視装置1内で同様に登
録された設備機器5nへの連動制御処理、あるいは設備
機器連動の除外処理が成されるのである。
【0033】したがって、以上説明した監視制御システ
ムによると、分散設置される端末器31,32,33
…、3nに設けられた、運用モードの設定切り替えをお
こなう切替スイッチ(SW)を、端末器31,32,3
3…、3nを試験状態として運用させる設定にして、中
央監視装置1にてこの切替スイッチ(SW)が試験運用
モードの設定状態であることを検出させて、当該端末装
置と他の監視/制御対象5’との連動処理を除外させる
ことができるので、センサー装置5や設備機器5’など
の試験動作確認を、システムの稼働中において、専用の
点検器を用いることなく容易におこなうことができる。
【0034】なお、本発明は、上記に示されたもの以外
に、端末コントローラを設けることなく、直接中央監視
装置から端末装置の監視制御を行うのものを含むことは
言うまでもない。
【0035】[第2の実施形態]図7は、第2の実施形
態の監視制御システムの中央監視装置の動作説明図、図
8は、同監視制御システムの端末コントローラの、切り
替え手段の説明図、図9は、同監視制御システムの他の
実施例を示す概略構成図である。
【0036】この実施形態の監視制御システムは、切り
替え手段を設ける構成の仕方が第1の実施形態と異なる
もので、他の構成は第1の実施形態のものと同一で、同
一のものには同じ符号を付している。そして、センサー
装置や設備機器などの監視/制御対象5に端末装置3を
分散設置させ、中央監視装置1にてこの端末装置3の監
視制御を端末コントローラ2a,2b…を介しておこな
う監視制御システムであって、図7に示すように、少な
くとも試験状態として端末装置を運用させる運用モード
の設定切り替えをおこなう切り替え手段8を端末コント
ローラ2a,2b…に設け、中央監視装置1が、この切
り替え手段8による前記運用モードの設定状態が試験運
用モードであることを検出したときに、当該端末コント
ローラ2に制御される端末装置3と他の監視/制御対象
(5’)とを連動させる処理を除外するよう成してい
る。
【0037】また、該実施形態の監視制御システムにお
いては、端末コントローラ2a,2b…は、端末装置3
を接続させる複数の系統7a,7b,7c…とその系統
7a,7b,7c…毎に対応させた切り替え手段8とを
有し、中央監視装置1が、その切り替え手段8のそれぞ
れの設定状態を検出し、その状態が試験運用モードであ
る系統に接続された端末装置3と他の監視/制御対象
(5’)とを連動させる処理を除外させてもいる。
【0038】このものの端末コントローラ2a,2b…
は、図8に示すように、切り替え手段8に相当する、複
数の操作部をもったディップスイッチにて形成された切
替スイッチ(SW)を有している。そして、複数の系統
7a,7b,7c…を、この切替スイッチ(SW)の各
操作部を操作して、各系統7a,7b,7c…を「定
常」から「試験中」変更させる。すると、この端末コン
トローラ2a,2b…から通信ネットワーク6を通じて
中央監視装置1へ伝達される。中央監視装置1は、端末
コントローラ2a,2b…に設けられた1つの系統に接
続された全ての端末装置3が、試験運用モードの状態で
あることを検出し、当該端末装置3と他の系統の監視/
制御対象5’との連動処理を除外させる。
【0039】したがって、以上説明した監視制御システ
ムによると、分散設置される端末器31,32,33
…、3nの制御をおこなう端末コントローラ2a,2b
…に設けられた、運用モードの設定切り替えをおこなう
切替スイッチ(SW)を、端末器31,32,33…、
3nを試験状態として運用させる設定にして、中央監視
装置1にてこの切替スイッチ(SW)が試験運用モード
の設定状態であることを検出させて、当該端末装置と他
の監視/制御対象5’との連動処理を除外させることが
できるので、センサー装置5や設備機器5’などの試験
動作確認を、システムの稼働中において、専用の点検器
を用いることなく容易におこなうことができる。
【0040】また、中央監視装置1は、端末コントロー
ラ2a,2b…に設けられた、分散設置される端末装置
3の運用モードの設定切り替えをおこなう、複数系統7
a,7b,7c…毎に対応した切替スイッチ(SW)そ
れぞれの設定状態が、試験運用モードの状態であること
を検出し、当該切替スイッチ(SW)の操作箇所と対応
する系統に接続された端末装置と他の監視/制御対象と
の連動処理を除外させるので、きめ細かい設定が可能と
なって使い勝手が良い。
【0041】なお、本発明は、上記に示されたもの以外
に、図9に示すように、端末コントローラが1つの系統
のみ有し、中央監視装置からその端末コントローラに接
続された端末装置の監視制御を行うのものを含むことは
言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1、2記載の監視制御システムにあって
は、センサー装置や設備機器などの試験動作確認を、シ
ステムの稼働中において、専用の点検器を用いることな
く容易におこなうことができる。
【0043】また、請求項3記載の監視制御システムに
あっては、中央監視装置は、端末コントローラに設けら
れた、分散設置される端末装置の運用モードの設定切り
替えをおこなう、複数系統毎に対応した切り替え手段そ
れぞれの設定状態が、試験運用モードの状態であること
を検出し、当該切り替え手段と対応する系統に接続され
た端末装置と他の監視/制御対象との連動処理を除外さ
せるので、きめ細かい設定が可能となって使い勝手が良
い。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明の第1の実施形態の監視制御シ
ステムを示す概略構成図である。
【図2】同監視制御システムの中央監視装置の動作説明
図である。
【図3】同監視制御システムの端末コントローラの、多
重伝送信号の説明図である。
【図4】同監視制御システムの中央監視装置の、連動制
御登録テーブルの説明図である。
【図5】同監視制御システムの中央監視装置の、機器情
報テーブルの説明図である。
【図6】同監視制御システムの中央監視装置の、連動処
理を除外する手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態の監視制御システムの中央監視
装置の動作説明図である。
【図8】同監視制御システムの端末コントローラの、切
り替え手段の説明図である。
【図9】同同監視制御システムの他の実施例を示す概略
構成図である。
【図10】本発明の従来例である監視制御システムを示
す概略構成図である。
【符号の説明】
1 中央監視装置 2 端末コントローラ 3,3’ 端末器(端末装置) 4、8 切り替えスイッチ(切り替え手段) 51 センサー装置(監視/制御対象) 52 設備機器(監視/制御対象)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサー装置や設備機器などの監視/制
    御対象に端末装置を分散設置させ、中央監視装置にてこ
    の端末装置の監視制御をおこなう監視制御システムであ
    って、 少なくとも試験状態として端末装置を運用させる運用モ
    ードの設定切り替えをおこなう切り替え手段を端末装置
    に設け、中央監視装置が、この切り替え手段による前記
    運用モードの設定状態が試験運用モードであることを検
    出したときに、当該端末装置と他の監視/制御対象とを
    連動させる処理を除外するよう成したことを特徴とする
    監視制御システム。
  2. 【請求項2】 センサー装置や設備機器などの監視/制
    御対象に端末装置を分散設置させ、中央監視装置にてこ
    の端末装置の監視制御を端末コントローラを介しておこ
    なう監視制御システムであって、 少なくとも試験状態として端末装置を運用させる運用モ
    ードの設定切り替えをおこなう切り替え手段を端末コン
    トローラに設け、中央監視装置が、この切り替え手段に
    よる前記運用モードの設定状態が試験運用モードである
    ことを検出したときに、当該端末コントローラに制御さ
    れる端末装置と他の監視/制御対象とを連動させる処理
    を除外するよう成したことを特徴とする監視制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 端末コントローラは、端末装置を接続さ
    せる複数の系統とその系統毎に対応させた切り替え手段
    とを有し、中央監視装置が、その切り替え手段のそれぞ
    れの設定状態を検出し、その状態が試験運用モードであ
    る系統に接続された端末装置と他の監視/制御対象とを
    連動させる処理を除外する請求項2記載の監視制御シス
    テム。
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