JP2019175499A - 火災報知設備 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、火災受信機を備えた火災報知設備に於いて、火災受信機は、電源投入から火災監視状態に移行する間に行われる立上げ処理を異ならせた、複数の立上げモードを有することを特徴とする。
予め定められた複数の立上げ処理を実行した後に火災監視状態に移行する第1の立上げモードと、
予め定められた複数の立上げ処理のうち一部のみを実行した後に火災監視状態に移行する第2の立上げモードと、
を含む。
本発明は、火災受信機から引き出された回線に火災感知器を接続し、火災受信機を電源投入操作により通常モードで立上げた場合に、予め定めた複数の立上げ処理の全てを実行した後に火災監視状態に移行し、火災監視状態で火災感知器からの火災信号を火災受信機で受信して警報する火災報知設備に於いて、火災受信機は、電源投入操作及び保守施工モード設定操作により保守施工モードで立上げた場合に、複数の立上げ処理の一部を実行した後に火災監視状態に移行するようにしたため、施工や保守点検の際に電源投入操作と保守施工モード設定操作を行って火災受信機を保守施工モードで立ち上げると、通常モードの立上げで必要とした複数の立上げ処理の一部を実行することで火災監視状態に移行し、立上げに要する時間を短縮することで、設備の立上げを頻繁に繰り返しても、施工や保守点検に伴う作業を効率良く円滑に進めることを可能とする。
また、火災受信機は、保守施工モードで立上げて火災監視状態に移行した状態で、保守施工モードの立ち上げで実行していない残りの立上げ処理を実行するようにしたため、保守施工モードによる立上げで時間短縮のために省略した立上げ処理を、火災監視状態に移行した後の時間的に余裕のある状態で実行することでリカバリーすることができ、立上げ処理の一部を省略しても設備の運用に及ぼす影響を最小限に留めることを可能とする。
火災受信機は、通常モードで立ち上げた場合に、火災感知器を接続した回線の断線を確認する断線監視処理及び火災感知器の故障を確認する自動試験処理を含む複数の立上げ処理を実行し、保守施工モードで立上げた場合に、断線監視処理および自動試験処理を除く一部の立上げ処理を実行するようにしたため、立上げ処理として実行しなくとも設備の運用に対する影響の少なく且つ火災監視状態に移行した状態で実行される断線監視処理及び自動試験処理を省略することで、保守施工モードにより立ち上げて火災監視状態に移行しても、試験治具を用いた感知器試験等の作業を適切に進めることを可能とする。
本発明の火災受信機による効果は、前述した火災報知設備による効果と同様になる。
図1はP型の火災受信機を正面から示した説明図である。図1に示すように、火災受信機10は建物の防災センタや管理人室等に設置されており、火災感知器を信号回線により接続して火災を監視し、また、制御回線に防火戸等を接続している。
(火災受信機の構成)
図2はP型火災報知設備の概略を火災受信機の機能構成と共に示したブロック図である。図2に示すように、P型の火災受信機10から監視領域に対し火報回線26、制御回線36、更に図示しない防排煙回線や警報回線を引き出している。火報回線26には、オンオフ型火災感知器28、P型アドレッサブル火災感知器(以下「PA火災感知器」という)30、発信機32等を接続している。
有のアドレスを予め設定しており、火災を検出して火報回線26に発報電流を流して火災信号を火災受信機10に送信すると、火災受信機10から呼出信号が出力され、これに応じて発報したPA火災感知器30がアドレス信号を応答送信することで、感知器単位の火災監視を可能とする。
(通常モードの立上げ制御)
火災受信機10の制御部20は、図1に示した扉パネル11を開いて電源スイッチ(図示せず)による電源投入操作を検出すると、通常モードで立ち上がり、予め定めた複数の立上げ処理を実行し、全ての立上げ処理を完了すると表示部12の表示又は警報部46の音響出力により立上げ完了を報知して火災監視状態に移行する制御を行う。
制御部20は、保守施工モードによる立上げで、通常モードの立上げで実行した断線監視処理及び自動試験処理は行わずにスキップする制御を行う。このような保守施工モードの立上げに要する処理時間は、例えば68秒となり、1分程度の短い時間で立ち上げることができる。
図3は火災受信機による立上げ処理の制御動作を示したフローチャートである。図3に示すように、火災受信機10の制御部20は、ステップS1で通常モードによる立上げ操作を検出するとステップS2〜S3に示す所定の立上げ処理、断線監視処理、自動試験処理を逐次実行し、これを終了するとステップS5で立上げ終了を報知してステップS6の通常モードの火災監視処理に移行し、S7の断線監視処理及びステップS8の定期自己診断による自動試験処理を運用状態で繰り返している。
(R型火災報知設備)
上記の実施形態はP型の火災受信機を例とっているが、R型として知られた伝送回線にアドレスを設定したアナログ火災感知器を接続して感知器単位に火災を監視して警報する火災受信機についても、同様に、保守施工モードの立上げで通常モードの立上げで実行している複数の立上げ処理の一部を省略することで、立上げ時間を短縮適用することができる。
上記の実施形態では、保守施工モードによる立上げで、断線監視処理及び自動試験処理を省略しているが、立上げで省略する処理は火災受信機の立上げ後の動作に対する影響の少ない範囲で適宜に定めることができる。
上記の実施形態は、メインプロセッサ及びローカルプロセッサといったマルチプロセッサ構成としていることから、その状態整合処理が不可欠となるが、シングルプロセッサ構成の場合には状態整合処理は不要となる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11:扉パネル
12:表示部
14:操作部
16:子扉
18:保守施工モード設定スイッチ
20:制御部
22:メインプロセッサ
24:ローカルプロセッサ
25:回線受信部
26:火報回線
28:オンオフ型火災感知器
30:P型アドレッサブル火災感知器(PA火災感知器)
32:発信機
34:回線制御部
36:制御回線
40:防火戸
46:警報部
48:移報部
Claims (6)
- 火災受信機を備えた火災報知設備に於いて、前記火災受信機は、電源投入から火災監視状態に移行する間に行われる立上げ処理を異ならせた、複数の立上げモードを有することを特徴とする火災報知設備。
- 請求項1記載の火災報知設備に於いて、前記複数の立上げモードに含まれる複数の立上げ処理は、立上げモード毎に、一部が重複し、残りが重複しないことを特徴とする火災受信機。
- 請求項1又は2記載の火災報知設備に於いて、前記火災受信機は、操作部の操作により前記複数の立上げモードの何れかを選択可能としたことを特徴とする火災報知設備。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の火災報知設備に於いて、前記火災受信機は、予め定められた複数の立上げ処理の全てを実行するか、一部のみを実行するかを選択可能としたことを特徴とする火災報知設備。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の火災報知設備に於いて、前記複数の立上げモードは、
予め定められた複数の立上げ処理を実行した後に前記火災監視状態に移行する第1の立上げモードと、
前記予め定められた複数の立上げ処理のうち一部のみを実行した後に前記火災監視状態に移行する第2の立上げモードと、
を含むことを特徴とする火災報知設備。
- 請求項5記載の火災報知設備に於いて、前記火災受信機は、前記第2の立上げモードで立上げて前記火災監視状態に移行した状態で、前記第1の立上げモードで実行する立上げ処理のうち、前記第2の立上モードで実行していない立上げ処理を実行することを特徴とする火災報知設備。
Priority Applications (1)
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JP2019110787A JP6799112B2 (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
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