JP2011008808A - 防災監視盤 - Google Patents

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崇 山本
Hideaki Ito
英明 伊藤
Kumiko Ando
久美子 安藤
Kazuyuki Nakajima
数幸 中島
Kiyoaki Koyama
清明 小山
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Abstract

【課題】画面切替に対し火災発生情報の画面を最も優先して火災状況を迅速かつ適切に把握できるようにする。
【解決手段】監視区域に設置した火災感知器により火災を監視し、同じ液晶表示部に火災画面60とそれ以外の表示画面61、62、63を切替えて表示する防災監視盤であって、画面切替スイッチの操作に基づいて液晶表示部の表示画面を切替え、火災画面60以外の表示画面61、62、63の表示中に、火災画面確認スイッチ70を操作した場合に火災画面60に切り替えて表示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶表示部を使用して火災表示画面や障害表示画面などを切替え表示する防災監視盤に関する。
従来、集合住宅の各住戸と共用部の火災を監視する火災報知設備の防災監視盤にあっては、防災監視盤に数行程度の文字表示ができる小型の液晶表示器と、例えば6桁程度の数値を表示できる7セグメント表示器を設け、最初に火災が発生した地区及び2番目に火災が発生した地区のアドレス番号を7セグメント表示器に表示し、同時に液晶表示器に火災発生地区の名称を表示している。
また、液晶表示器には火災警報画面だけでなく、システム障害などの障害警報画面など、各種の警報表示、情報表示や設定表示画面が任意に切替えて表示することができる。
特開平1−140299号公報 特開平10−214390号公報 特開平11−161870号公報
しかしながら、このような従来の防災監視盤における火災情報の表示にあっては、火災発生後にも盤上に設けた切替スイッチの操作によって液晶表示器の火災画面を、それ以外の情報が表示される画面に切り替えることが出来るため、火災発生時に誤って、もしくは故意に画面を切り替えてしまった場合、火災画面を再度確認するためには、画面切替操作を行わなければならず、緊急時には火災発生地区の確認や認識に支障を与える。また7セグメント表示器には、火災発生アドレスを表示しているだけであるので、火災発生地区を即座には認識できない問題があった。
また近年における液晶表示器の低価格化に伴い10行を超える比較的サイズの大きな液晶表示器が従来と同じ価格で入手できるようになり、このため7セグメント表示器を廃止し、全て液晶表示器で表示させるようにしたものも考えられている。
このように、7セグメント表示器を廃止して全ての情報を液晶表示器に表示した場合には、火災警報表示中に画面を他の情報画面に切り替えると、火災情報が全く見えなくなるため、緊急時に火災発生地区の確認や認識に大きな支障を与える。
本発明は、画面切替に対し火災画面を最優先にして火災状況を迅速かつ適切に把握できるようにする防災監視盤を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、監視区域に設置した火災感知器により火災を監視し、同じ画面表示部に火災発生時の発生地区名称などを表示する火災画面とそれ以外の情報法を表示する画面を切替えて表示する防災監視盤において、所定の第1スイッチの操作に基づいて表示部の表示画面を切替え、火災画面以外の表示画面の表示中に、所定の第2スイッチを操作した場合に火災画面に切り替えて表示する切替制御部を設けたことを特徴とする。
このため火災発生時に他の表示画面に切り替わっていても、第2スイッチとして設けた例えば火災画面確認スイッチを押している間は火災画面が表示され、どのような表示画面に切り替わっていても即座に火災画面に戻って火災状況を把握できる。
以上説明してきたように本発明によれば、火災発生により火災画面が裏画面として存在して他の表示画面に切り替わっているときには、火災画面確認スイッチなどの特定のスイッチ操作により、火災画面に切り替えて表示させることで、火災画面に対し裏画面への切替えを許容すると同時に即時に火災画面に戻って火災状況の確認と把握を行うことができる。
本発明で使用される防災受信盤の説明図 図1の防災受信盤の表示操作部を拡大した説明図 図1の防災受信盤の内部に設けたメンテナンススイッチの説明図 本発明の防災監視設備の全体構成を示したブロック図 本発明の防災受信盤における火災発生時の火災画面の表示と裏画面への切替禁止の説明図 本発明の防災受信盤でメンテナンスモードを設定した際の画面切替えの説明図 本発明による画面切替処理のフローチャート 本発明の他の実施形態による画面切替処理の説明図
図1は本発明による防災監視盤の説明図である。図1において、防災監視盤1は、集合住宅の管理人室などに設置されており、盤正面に火災発報代表灯や火災監視機能に関する表示操作部を有する火災監視部2と、共同玄関の集合玄関機や各住戸のインターホン設備と通話が可能なインターホン親機3を設けている。火災監視部2には液晶表示部4が設けられている。
図2は図1の防災監視盤1における火災監視部2を拡大して示している。火災監視部2に設けている液晶表示部4は、例えば全角文字で1行20文字を13行で表示できるサイズを持っている。このように十分なサイズの液晶表示部4を使用することで、火災発生時における第1報、第2報、第3報というように複数の火災受信状態を表示でき、併せて火災発生場所の地区名称の表示や火災発生に対する対処などのメッセージを表示することもできる。
液晶表示部4の右側には画面切替スイッチ5が設けられる。液晶表示部4に任意の画面が表示された状態で画面切替スイッチ5を押すと、予め定めた画面種類の順番に画面の切替表示が行われる。
この実施形態にあっては、画面切替スイッチ5の上側に示す発報表示灯54、住戸警報表示灯55、盤障害表示灯56及び回線障害表示灯57のそれぞれに対応して、火災画面、住戸警報画面、盤障害画面、回線障害画面を表示することができる。
なお、火災画面は火災信号を受信して火災を判定したときに、その発生場所などを表示する画面で、住戸警報画面は住戸用火災受信機からガス漏れなどの警報を受信した場合の警報表示画面である。また、盤障害画面は、防災監視盤1内部の回路などの障害が発生した場合の障害警報画面で、回線障害画面はシステム全体における伝送障害などの障害を表示する障害表示画面である。また、各表示灯54〜57により現在液晶表示部4に表示されている画面種別に合わせて点灯して種別を識別できるようにしている。
この4つの表示灯は液晶表示部4に対応する画面が表示されると点灯し、液晶表示部4に表示されずに、画面情報が存在している場合にはいわゆる裏画面の存在を示すために点滅するようになる。
画面切替スイッチ5の右側にはシフトスイッチ6が設けられ、その左側にオーバーフロー灯6aを設けている。オーバーフロー灯6aは、例えば火災画面を液晶表示部4に表示している状態で火災発報が複数あって1画面中に表示可能な警報表示数以上となり、火災警報表示が画面からオーバフローしている場合に点灯し、画面に表示しきれないことを知らせる。
このためオーバーフロー灯6aが点灯している場合にはシフトスイッチ6を押すことで、液晶表示部4の画面上に発報情報などをシフト表示させることができる。このオーバーフロー灯6aは、切替表示されている画面表示にあわせて必要に応じて点灯する。
更に画面切替スイッチ5の下側の表示灯の中にスイッチ注意灯7が設けられており、このスイッチ注意灯7は後の説明で明らかにする防災監視盤1の内部に設けているメンテナンススイッチの操作でメンテナンスモードを設定した際に点滅する。また、この他、音響停止など通常監視で行わない設定がされている場合などに点滅して注意を促している。
このメンテナンスモードにおけるスイッチ注意灯7の点滅周期は、例えばその下側に設けている地区音響一時停止のためのスイッチや音響停止のためのスイッチを押した場合の点滅周期に比べ、より速い周期で点滅させるようにしてメンテナンスモードの設定を他のスイッチ操作から区別している。
本発明の防災監視盤1にあっては、火災発生時に液晶表示部4に火災画面を表示しているときには画面切替スイッチ5を操作しても他の裏画面に切り替わることがなく、火災画面が最優先で表示されている。
このような火災画面を最優先で表示して他の裏画面への切替えを禁止する機能は、図3に示す防災監視盤1の内部に設けているメンテナンスモードスイッチ8の操作によるメンテナンスモードの設定で解除することができる。防災監視盤1の内部に設けたメンテナンスモードスイッチ8に対応して、メンテナンスモード灯9が設けられており、メンテナンスモードスイッチ8を操作してメンテナンスモードが設定されると、メンテナンスモード灯9が点滅する。
このメンテナンスモードスイッチ8によるメンテナンスモードの設定状態にあっては、液晶表示部4に火災画面が表示されていても、画面切替スイッチ5の操作により他の障害表示画面などの裏画面に切り替えることができる。
図4は本発明の火災報知設備の実施形態を示したブロック図である。図4において、防災監視盤1からは、各住戸側に対し伝送線28と通話線29が引き出され、この伝送線28と通話線29に対し住戸用火災受信機10が各住戸ごとに接続されている。
住戸用火災受信機10は住戸用制御部11を備え、住戸用制御部11は、制御部12、防災監視盤1との火災情報や通話制御情報などの伝送のやり取りを行う伝送回路13、インターホンなどの音声をやり取りするための通話回路14、火災警報などの音声を出力する音声合成部15から構成されている。
また住戸用制御部11に対しては、火災表示灯21、集合玄関機38や防災監視盤1などと通話を行うインターホン機能のハンドセット22、トランジスタ23により作動されるリレー24、音声合成部15からの音声信号を増幅するパワーアンプ25と住戸用スピーカ26が設けられている。
感知器回線18には住戸内の火災を監視する住戸用火災感知器20が接続され、また終端には終端抵抗が接続されている。住戸用制御部11の構成の一部又は全部はMPU(マイクロプロセッサユニット)の制御機能で実現することができる。
更に住戸用火災受信機10に対しては、住戸玄関口などに設置されたドアホン27が接続されている。このドアホン27には火災時に火災警報表示を行う戸外表示器27aが設置されている。
ここで防災監視盤1と住戸用火災受信機10との間の伝送線28による伝送は、住戸用火災受信機10側に固有のアドレスを設定し、防災監視盤1からのアドレスの指定による住戸用火災受信機10の呼出しで信号を伝送するいわゆるR型伝送方式を採用している。住戸用火災受信機10へのアドレスの設定は、ディップスイッチ等で構成されるアドレス設定部16で行われる。
また住戸用制御部11の制御出力によりオン、オフされるトランジスタ23の負荷となるリレー24とその切替リレー接点24a,24bにより、通話線29に対する切替回路が構成される。リレー24の切替リレー接点24aは、通常監視状態では通話線29を通話回路14に接続し、防災監視盤からのインターホン親機と住戸用火災受信機10に設けているハンドセット22との間での通話ができるようにしている。
また切替リレー接点24bは、図示のように通常監視状態では音声合成部15に閉じており、インターホンの呼出音や住戸用火災受信機10で火災感知器20からの発報信号により火災監視部17が火災を検知した際に住戸内に音声警報を出すようにしている。
リレー24は、防災監視盤1から火災判断に基づく近隣火災警報や全館一斉鳴動のための音声警報出力制御信号を伝送回路13を介して制御部12で受けた際に、制御部12によるトランジスタ23のオンにより駆動され、切替リレー接点24a,24bを破線のようにバイパス線29aに切り替え、防災監視盤1からの通話線29による近隣火災警報や全館一斉鳴動のための音声メッセージ信号を直接パワーアンプ25に加え、住戸用スピーカ26から近隣火警報や全館一斉鳴動の音声メッセージを出力できるようにしている。
防災監視盤1はMPUを用いた主制御部30を備える。主制御部30にはプログラムの実行で実現される火災を監視制御するための主制御部31と液晶表示部4の表示画面を切替制御するための切替制御部32が設けられる。
切替制御部32は、操作部33として図2の防災監視盤1に示した画面切替スイッチ5の操作により、通常時にあっては火災画面以外の表示画面の切替えを行うことができるが、火災発生による火災画面の表示中は他の裏画面への切替えを禁止する。
また切替制御部32は図3に示すように、防災監視盤1の盤内に設置したメンテナンスモードスイッチ8の操作によりメンテナンスモードが設定された場合には、火災画面から他の表示画面への切替禁止を解除し、火災警報表示中の火災画面の表示状態であっても他の裏画面への切替を可能とする。
このメンテナンスモードスイッチ8の操作によるメンテナンスモードの設定は、防災監視盤1を含む防災監視設備の施工時や保守点検時などに使用されるモードであり、疑似的な火災発生による火災画面の表示や疑似的な障害発生による各種障害画面の表示を行っていることから、火災画面の表示による画面切替禁止を解除することで、施工時における火災発生や障害の疑似的な発生に対する画面状態の確認が簡単にできるようにしている。
更に切替制御部32にあっては、メンテナンスモードスイッチ8を操作してメンテナンスモードを設定すると、内蔵するタイマが起動し、予め設定した一定時間例えば24時間後に自動的にメンテナンスモードを解除するようにしている。これによって、メンテナンスモードを設定したままスイッチの戻し忘れによって火災画面の最優先表示機能が損なわれてしまうことを防止する。
もちろんMPUで構成される主制御部30には、ROMやRAMなどが設けられている。主制御部30に対しては液晶表示部4と操作部33が接続される。また主制御部30に対しては主音響用音声合成部43が設けられ、その出力にパワーアンプ44を介して主音響用スピーカ45を接続している。
また防災監視盤1にはインターホン制御部34が設けられ、伝送回路35と通話回路36の機能が設けられている。このインターホン制御部34に設けた伝送回路35は、伝送線28を介して接続された住戸側の住戸用火災受信機10及び防災監視盤1に内蔵している中継器40のアドレスを指定して、制御信号(制御コマンド)やデータの伝送を行うR型伝送機能を実現する。
防災監視盤1に設けている中継器40からは集合住宅の共用部に対し共用部感知器回線41が引き出され、ここに共用部用火災感知器42及び終端抵抗42aを接続している。なお、共用部の大きさや数により、適宜、中継器40、共用部用火災感知器42が設けられる。また伝送回路35及び通話回路36に対しては集合玄関機38が接続される。
このため集合玄関機38とインターホン制御部34に接続しているインターホン親機のハンドセット37との通話、また住戸用火災受信機10のハンドセット22との間で集合玄関ドアの開閉制御や通話ができる。
防災監視盤1の主制御部30に対しては近隣火災警報や全館一斉鳴動を行うための音声合成部46が設けられ、その出力はパワーアンプ47を介して回線選択部49に接続されている。回線選択部49に対しては共用部に設置された共用部用スピーカ50a〜50nが接続されている。
回線選択部49の選択制御は、主制御部30に対し設けた入出力制御部48により行われる。即ち主制御部30で住戸用火災受信機10からの火災確認信号または中継器40からの火災信号の受信に基づいて火災及び火災発生地区を判断すると、入出力制御部48に対し例えば近隣火災警報であれば出火階及び直上階の共用部に対する回線選択を指示し、これに基づき入出力制御部48が出火階及び直上階に対応する回線選択部49に設けているリレーをオンし、その接点をオンすることでパワーアンプ47の出力に出火階及び直上階の共用部に設けている共用部スピーカ50a〜50nの内の対応するスピーカを接続する。
同時に主制御部30は、インターホン制御部34の伝送回路35を介して出火階及び直上階の住戸の住戸用火災受信機10に対し、そのアドレスを指定して音声警報出力制御信号を送り、トランジスタ23のオンによるリレー24の駆動で切替リレー接点24a,24bを破線側に切り替える。
更にインターホン制御部34には、トランジスタ51、リレー52、切替リレー接点52aで構成される切替回路が設けられ、主制御部30からの音声警報出力制御信号によりトランジスタ51を駆動してリレー52を作動することで、その切替リレー接点52aを同じく破線側に切り替え、この状態で音声合成部46より火災警報の音声メッセージ信号を出力することで、住戸及び共用部のスピーカから火災警報の音声メッセージを出力できるようにしている。
更に防災監視盤1には電源部53が設けられ、商用AC100Vにより内部に対する直流電源電圧を作り出している。
次に図4の防災監視設備における動作を説明する。なお、火災警報は近隣火災警報を例にとる。
住戸用火災受信機10を設置しているある住戸で火災が発生したとすると、住戸用火災感知器20が発報し、発報信号を火災監視部17で受信し、火災監視部17からの火災発報信号を受けて住戸用制御部11は、その制御部12により火災表示灯21を点灯し、併せてドアホン27に設けている戸外表示器27aを点滅する。
また音声合成部15を作動し、住戸用スピーカ26より例えば「火災感知器が作動しました。火災を確認してください。」などの音声メッセージを出力させる。
このような住戸用火災受信機10における火災受信の動作に対し、居住者が火災を確認したならば、図示しない火災確認釦を操作すると、伝送線28により防災監視盤1に対し火災確認信号が送出される。
また火災確認釦を操作しなくとも、火災受信から予め一定時間例えば2〜5分以内に定めた一定時間を経過すると、自動的に伝送線28より防災監視盤1に対し火災確認信号を送出する。なお火災受信から一定時間を経過する前に住戸用火災受信機10に設けられる警報音停止釦や復旧釦を操作すると、防災監視盤1に対する火災確認信号の送出は行われず初期状態に復旧する。
防災監視盤1は、火災発生住戸の住戸用火災受信機10からの火災確認信号をインターホン制御部34の伝送回路35を経由して主制御部30で受信すると、その主制御部31の機能により火災及び火災発生住戸を判断すると、主音響用音声合成部43を作動してパワーアンプ44により増幅した後、主音響用スピーカ45より火災発生を示す主音響の音声メッセージ出力、例えば「火事です。火事です。○○階△△△△号室で火災が発生しました。」などの主音響メッセージを出力する。
同時に、液晶表示部4に火災発生住戸の認証として「○○階△△△△号室で火災発生」などの地区名称(火災発生住戸)を表示する。また防災監視盤1において、火災代表表示や住戸警報表示を行わせる。
続いて主制御部30は火災発生住戸から、その火災発生階の住戸及び直上階の住戸、更に共用部のアドレスを認識し、火災発生階及び直上階の住戸にインターホン制御部34の伝送回路35経由で、アドレスを指定して近隣火災警報のために音声警報出力制御信号を送る。
このため火災発生階の住戸及び直上階の住戸にあっては、住戸用火災受信機10の住戸用制御部11において防災監視盤1からの音声警報出力制御信号が判別され、第2切替回路におけるリレー24の作動で切替リレー接点24a,24bを破線側のバイパス線31に切り替え、また防災監視盤1の第1切替回路においてもインターホン制御部34が制御出力によりリレー52を作動し切替リレー接点52aを破線側に切り替え、音声合成部46の出力を通話線29に接続する。
同時に主制御部30は入出力制御部48に火災発生階及び直上階の共用部の回線選択のための制御指示を行い、これを受けて回線選択部49の火災発生階及び直上階の回線に対応したリレーが作動され、出火階及び直上階の共用部用スピーカがパワーアンプ47の出力に接続される。
このような近隣火災警報の出力制御が済んだ状態で、主制御部30は音声合成部46を作動し、近隣火災警報の音声メッセージ信号を出力する。この近隣火災警報の音声メッセージ信号は、第1シグナルとして「フィンフィンフィンフィンフィン」を出した後、警報メッセージとして「火事です。火事です。○○階△△△△号室で火災が発生しました。安全を確認の上避難してください」との出力を行い、最後に「フィフィフィ」との第2シグナルを出し、これを繰り返す。
このような近隣火災警報用の音声合成部46からの音声信号により、出火階及び直上階の住戸用火災受信機10の住戸用スピーカ26、更に出火階及び直上階の共用部に設けている共用部スピーカより、近隣火災警報の音声メッセージの出力が行われる。なお火災警報時にあっては通話線29は音声警報のために使用されることから、インターホン機能は停止されることになる。
一方、共用部での火災発生に対しては中継器40で共用部用火災感知器42からの発報信号を受信して火災信号をインターホン制御部34の伝送回路35経由で監視制御部30に出力し、この場合にも住戸用火災受信機10からの火災確認信号を受信した場合と同様にして、出火場所を共用部と判断した火災警報制御が行われる。
図5は図4の防災監視盤1の主制御部30に設けている切替制御部32による画面切替処理を示した説明図である。
まず通常の監視状態にあっては、液晶表示部4に監視画面58を表示している。この監視画面においては、監視中であることのみが表示されている。この状態で住戸もしくは共用部で火災が発生して火災及び火災発生場所を特定すると、火災画面60に切り替わる。このとき発報表示灯54が点灯して発報表示画面が切替表示されていることを表示する。また火災画面60に切り替わった際に更に住戸警報、盤障害、更には回線障害が存在して住戸警報画面61、盤障害画面62、更に回線障害画面63が裏画面として存在していたとする。
この時、裏画面として存在する住戸警報画面61、盤障害画面62及び回線障害画面63に対応して、住戸警報表示灯55、盤障害表示灯56、及び回線障害表示灯57が点滅し、裏画面の存在を示している。
このような火災画面60の表示状態にあっては、図2の防災監視盤1に設けている画面切替スイッチ5を押しても裏画面としての住戸警報画面61、盤障害画面62及び回線障害画面63への切替えは禁止され、優先的に火災画面60の表示が維持される。このため火災画面60の表示中に誤ってもしくは故意に画面切替スイッチ5を操作しても、他の裏画面に切り替って火災画面60が消えることがないため、火災状況の把握が損なわれることはない。
なお本発明の実施形態にあっては、火災画面60、住戸警報画面61、盤障害画面62及び回線障害画面63については、液晶表示部4の画面を上下に2つに分け、上半分の画面領域に火災などの発生場所の地区名称を表示し、下半分の画面領域に火災や障害に対する対処のガイダンスメッセージや必要とするスイッチ操作などを表示している。
そして、上半分の画面は予め同時に表示できる警報などの情報の個数が決められており、その個数以上の情報が存在する場合は、図2のオーバーフロー灯6aを点灯し、シフトスイッチ6の操作で表示されていない情報を表示することができる。また、火災画面60以外の画面を表示中に、火災を検出したときは、強制的に火災画面60に切り替わり火災発生場所を表示して火災表示を最優先としている。
図6は図3の盤内に設けているメンテナンスモードスイッチ8を操作して切替制御部32にメンテナンスモードを設定した際の画面切替処理の説明図である。このメンテナンスモードにおける画面切替処理にあっては、監視画面58の状態で例えば施工時などの動作確認のために火災感知器を試験発報させて疑似火災を発生させると火災画面60に切り替わり、画面上半分に火災発報した地区名称が表示される。このとき右側に示す発報表示灯54が点灯して火災警報を表示する画面が液晶表示部4に表示されていることを示す。
この火災画面60の表示状態で住戸警報画面61、盤障害画面62、回線障害画面63がそれぞれ疑似的な障害発生に対応して裏画面として存在していた場合には、火災画面60の表示状態で住戸警報表示灯55、盤障害表示灯56及び回線障害表示灯57のそれぞれが裏画面の存在を示すために点滅している。
したがって、この裏画面を見たい場合には図2の防災監視盤1に設けている画面切替スイッチ5を押すことで、例えば火災画面60から住戸警報画面61に切り替わり、もう一度押すと住戸警報画面61から盤障害画面62に切り替わり、もう一度押すと盤障害画面62から回線障害画面63に切り替わり、再度押すと回線障害画面63から最初の火災画面60に戻るという画面切替えを必要に応じて行うことができる。
なお、画面切替スイッチ5の操作による画面切替に応じて、表示灯54〜57点灯が切り替わり、液晶表示部4に表示している画面の種別を識別できるようにしている。この表示灯54〜57それぞれにおいて、表示する警報情報がない場合や裏画面のときは、表示灯54〜57は消灯している。当然、情報がない場合でも画面を表示することができる。
図7は図5の通常時及び図6のメンテナンスモードにおける画面切替えを行う主制御部30の切替制御部32による画面切替処理のフローチャートである。この画面切替処理にあっては、ステップS1でメンテナンスモードか否かチェックしており、メンテナンスモードでない場合はステップS2に進み、画面切替スイッチ5のオンをチェックする。
スイッチオンを判別した場合、通常の監視状態にあってはステップS3に進み、火災画面による火災表示中か否かチェックする。火災表示中であれば、ステップS4で画面切替スイッチによる入力をキャンセルし、ステップS5で画面切替スイッチの操作に対するエラー音を出力して火災画面表示を維持し、処理を終了する。ステップS3で火災画面による火災表示中でなければ、ステップS8に進み、画面を裏画面(現在表示されている画面の次の画面)に切り替えて表示する。
一方、ステップS1でメンテナンスモードが判別された場合には、ステップS6に進み、予め定めた一定時間例えば24時間経過したか否かチェックする。24時間未満であればステップS7に進み、画面切替スイッチ5のオンをチェックし、スイッチオンを判別するとステップS8に進み、裏画面に対する画面切替えを行って表示する。
このためメンテナンスモードの際には、ステップS3の火災表示中か否かによる表示の切替えと画面切替スイッチに対する入力キャンセルは行われず、火災画面の存在に関わらず常に画面切替スイッチ5の操作を有効として裏画面の切替えを行う。ステップS6でメンテナンスモードの設定から24時間を経過すると、ステップS9に進み、自動的にメンテナンスモードを解除して通常の監視モードに戻る。
図8は図4の防災監視盤1の主制御部30に設けている切替制御部30の他の実施形態による画面切替えの説明図である。この図8の実施形態にあっては、図2の防災監視盤1に設けている画面切替スイッチ5による裏画面への切替えは、火災画面の存在の有無に関わらず有効として切り替える。
即ち、通常監視画面58で火災が発生すると火災画面60に切り替わり、この状態で裏画面として住戸警報画面61、盤障害画面62及び回線障害画面63が、画面切替スイッチ5の操作で順番に切り替えることができる。
これに加え図8の実施形態にあっては、新たに火災画面確認スイッチ70を設けている。
火災画面確認スイッチ70は火災画面6が裏画面となっている状態、例えば住戸警報画面61、盤障害画面62または回線障害画面63が液晶表示部に表示されている状態でスイッチを押すと、スイッチを押している間、火災画面60に切り替わって表示する。火災画面確認スイッチ70を離すと元の画面に戻る。
このため、火災発生時において火災画面以外の他の裏画面に切り替えた状態にあっても、火災画面確認スイッチ70を押すだけで割込み的に火災画面60に戻ってスイッチを押している間、表示し続け、これによって火災画面60が裏画面として存在していても、必要なときにはいつでも火災画面60に戻して火災状況を確認することができる。
なお、火災画面確認スイッチ70の操作を押し続けているとき火災画面60を表示するのではなく、火災画面確認スイッチ70を押すと所定時間継続して火災画面を表示するようにしても良い。
また上記の実施形態は住戸及び共用部の火災を監視する集合住宅の火災報知設備の防災監視盤を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、火災や障害表示に同じ液晶表示器を使用して画面切替えにより表示する適宜の防災監視設備の防災監視盤にそのまま適用することができる。
また本発明はその目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
1:防災監視盤
2:火災監視部
3:インターホン親機
4:液晶表示部
5:画面切替スイッチ
6:シフトスイッチ
7:オーバーフロー灯
8:メンテナンスモードスイッチ
9:メンテナンスモード灯
10:住戸用火災受信機
11:住戸用制御部
12:制御部
13,35:伝送回路
14,36:通話回路
15:住戸用音声合成部
16:アドレス設定部
17:火災監視部
18:住戸感知器回線
20:住戸用火災感知器
21:火災表示灯
22,37:ハンドセット
23,51:トランジスタ
24,52:リレー
24a,24b,52a:切替リレー接点
25,43,47:パワーアンプ
26:住戸用スピーカ
27:ドアホン
27a:戸外表示器
28:伝送線
29:通話線
29a:バイパス線
30:主制御部
31:監視制御部
32:切替制御部
33:操作部
34:インターホン制御部
38:玄関集合機
40:中継器
41:共用部感知器回線
42:共用部用火災感知器
43:主音響警報用音声合成部
45:主音響警報用スピーカ
46:近隣警報用音声合成部
48:入出力制御部
49:回線選択部
50:共用部スピーカ
53:電源部
54:発報表示灯
55:住戸警報表示灯
56:盤障害表示灯
57:回線障害表示灯
58:監視画面
60:火災画面
61:住戸警報画面
62:盤障害画面
64:回線障害画面
70:火災画面確認スイッチ

Claims (1)

  1. 監視区域に設置した火災感知器により火災を監視し、同じ画面表示部に火災発生時の発生地区名称などを表示する火災画面とそれ以外の情報を表示する画面を切替えて表示する防災監視盤において、
    所定の第1スイッチの操作に基づいて前記表示部の表示画面を切替え、前記火災画面以外の表示画面の表示中に、所定の第2スイッチを操作した場合に前記火災画面に切り替えて表示する切替制御部を設けたことを特徴とする防災監視盤。
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