JP2002008124A - 自動販売機の搬送装置および自動販売機 - Google Patents

自動販売機の搬送装置および自動販売機

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JP2002008124A
JP2002008124A JP2000188531A JP2000188531A JP2002008124A JP 2002008124 A JP2002008124 A JP 2002008124A JP 2000188531 A JP2000188531 A JP 2000188531A JP 2000188531 A JP2000188531 A JP 2000188531A JP 2002008124 A JP2002008124 A JP 2002008124A
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Masataka Oda
昌隆 小田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品収納部の高さを高くしても支障を生じる
ことがなく、商品取出口を前面扉の略中央寄り高さに設
けた場合でも、少ない時間で商品を商品取出口に出すこ
とができる自動販売機の搬送装置および自動販売機を提
供する。 【解決手段】 商品Xを略上下方向に並べて収納すると
ともに下部に収納している商品を上方に搬送する上送り
収納搬送路8と、上送り収納搬送路8側からの商品Xを
商品取出口10側へ1つずつ払い出す払出装置9とを備
えることにより、自動販売機に対して商品Xを充填する
充填口6を自動販売機本体2の下部に設けることができ
て、自動販売機の商品収納部5を上方に延ばしても、容
易に充填作業を行うことができ、しかも、商品Xの収容
数を従来よりも増加できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機、特に商
品に対して搬送する機能と収納する機能とを備えた搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶商品などを扱う自動販売機は
図6に示す構造とされている。接客面をなす前面扉31
を開閉自在に支持する自動販売機本体32に、断熱構造
となった庫内部33と、断熱構造ではなくて外気が流通
可能とされた庫外部34とが設けられている。庫外部3
4は自動販売機本体32の下部に配置され、自動販売機
本体32における庫外部34よりも上方のスペースが庫
内部33に割り当てられている。
【0003】庫内部33には、搬送機能と収納機能とを
兼ねた商品収納部35と、商品収納部35から払い出さ
れた商品Xを、前面扉31の下部に設けられた商品取出
口36に案内するシュート37とが設けられている。商
品収納部35には、複数の収納搬送路38が上下に蛇行
状に延びるように形成されており、各収納搬送路38の
下端部には、収納した商品Xをシュート37上に払い出
す払出装置39が設けられている。また商品収納部35
の上端部には商品Xを充填する商品充填口40がそれぞ
れ開口されているとともに、この商品充填口40と収納
搬送路38の上端とが傾斜導入通路41により接続さ
れ、商品充填口40から充填された商品Xは、その自重
により傾斜導入通路41を介して奥側に流れた後、収納
搬送路38内を流れ落ちることにより下方に搬送され
る。払出装置39は、下端より2番目の商品Xが下方に
移動することを規制しながら、下端の商品Xの落下規制
を解除することにより、商品Xをシュート37上に1つ
ずつ順次払い出すようになっている。
【0004】この種の自動販売機には、自動販売機本体
32に商品Xを冷却したり暖めたりするための冷却装置
や加熱装置が設けられている。冷却装置はコンプレッサ
や外部熱交換器42などからなる庫外冷却ユニットと、
庫内部33に配設された内部熱交換器43などとからな
り、内部熱交換器43の近傍箇所に加熱装置としてのヒ
ータなども配設されている。
【0005】また、このような自動販売機において、商
品取出口36を前面扉31の略中央寄り高さに設けて、
商品取出口36に払い出された商品をかがむことなく容
易に取り出せるようにした中央取出し式のものがある。
この種の自動販売機は、例えば図7に示すように、シュ
ート51により導かれた商品Xを、左右に延びるベルト
コンベヤ装置52により左端または右端に送り出し、所
定端に送られた商品Xを、昇降自在な昇降バスケット5
3により上方へ送り、上方に送られた商品Xを商品取出
口54に払い出すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6、
図7に示す従来構成の自動販売機では、何れも商品Xを
自動販売機本体32の上部から充填する構造であるた
め、商品収納部35の高さを人の背の高さよりも高くす
ることができず、商品収納部35への商品Xの収納個数
に制約があった。
【0007】また、図7に示す自動販売機では、商品の
払出指示があった際には、商品Xをシュート51上に払
い出した後に、商品Xをベルトコンベヤ装置52により
移動させたり、昇降バスケット53により上方へ送った
りする動作が必要であるため、利用客が商品Xを選択し
てから商品Xが商品取出口54に出るまで、多くの時間
がかかってしまう。さらには、払出装置から払い出した
商品を長い経路で移動させるため、炭酸飲料などが入れ
られた商品を払い出した直後に開封するとふきこぼれる
ことがあるという課題もあった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、商品
収納部の高さを高くしても支障を生じることがなく、商
品取出口を前面扉の略中央寄り高さに設けた場合でも、
少ない時間で商品を商品取出口に出すことができる自動
販売機の搬送装置および自動販売機を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の自動販売機の搬送装置は、
外部から自動販売機本体内へ商品を充填する充填口を、
商品の払出動作を行う払出装置よりも下方に配設し、充
填口側から充填された商品を略上下方向に並べて収納す
るとともに自動販売機本体の上部に搬送する上送り収納
搬送路を設け、上送り収納搬送路側からの商品を払出装
置により商品取出口側へ1つずつ払い出すように構成し
たことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、自動販売機に対して商
品を充填する充填口を払出装置よりも下方に設けたた
め、自動販売機の搬送装置を上方に延ばすように設ける
ことが可能となる。
【0011】本発明の請求項2記載の自動販売機の搬送
装置は、外部から自動販売機本体内へ商品を充填する充
填口を、商品の払出動作を行う払出装置よりも下方に配
設し、充填口側から充填された商品を収納するとともに
自動販売機本体の上部に搬送する上送り収納搬送路と、
上送り収納搬送路側からの商品を1つずつ払い出す前記
払出装置と、払出装置により払い出された商品を接客面
に設けられた商品取出口に案内する取出口案内手段とを
備え、上送り収納搬送路に、昇降自在とされて、上昇す
る際には商品に係合して上方へ移動させ、下降する際に
は、商品から離脱して単独で移動するプッシャと、商品
の上方への移動は許容しながら商品の下方への移動を阻
止する保持部材とを設けたことを特徴とする。
【0012】この構成において、充填口から商品を充填
した状態でプッシャを上昇させることで、商品がプッシ
ャに係合して上送り収納搬送路内で上方へ移動されて、
さらに払出装置側へ送られ、払出装置が設けられている
箇所に達した商品は、払出装置の払出動作により取出口
案内手段を介して商品取出口に払い出される。また、こ
の後、プッシャが次の充填商品の送り動作を行うために
下降された場合でも、上送り収納搬送路の商品は保持部
材によりその位置に保持される。この構成によれば、商
品の充填口が自動販売機本体の下部にあるため、自動販
売機の搬送装置を上方に延ばすように設けることが可能
となる。
【0013】本発明の請求項3記載の自動販売機は、請
求項1または2に記載の自動販売機の搬送装置を備え、
商品取出口を接客面における略中央寄り高さに設けたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
自動販売機において、搬送装置が設けられている庫内部
より上方に、冷却装置の庫外ユニットなどが設けられて
いる庫外部を配置し、冷却装置の庫内熱交換器を庫内部
の上部に配設したことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、庫内熱交換器からの冷
気がすぐに払出装置が設けられている箇所の商品に当た
るため、効率的に冷却することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る自動販売機について、図面に基き説明する。
【0017】図1に示すように、この自動販売機では、
接客面をなす前面扉1を開閉自在に支持する自動販売機
本体2に、断熱構造となった庫内部3と、断熱構造では
なくて外気が流通可能とされた庫外部4とが設けられて
いるが、庫外部4は自動販売機本体2の天井部に配置さ
れ、自動販売機本体2における庫外部4よりも下方のス
ペースが庫内部3に割り当てられている。
【0018】庫内部3には、搬送機能と収納機能とを兼
ねた商品収納部5が設けられ、外部から自動販売機本体
2内へ商品Xを充填する充填口6が庫内部3の下部(す
なわち、後述する払出装置9よりも下方位置)に配設さ
れている。商品収納部5には、充填口6から充填された
商品Xを奥側に導く複数の奥側送り通路7と、各奥側送
り通路7からの商品Xを収納するとともに庫内部3の上
部に搬送する複数の上送り収納搬送路8と、上送り収納
搬送路8の上端部からの商品Xを手前側に導く手前側送
り通路16と、この手前側送り通路16の手前端位置に
それぞれ設けられて手前側送り通路16の商品を1つず
つ払い出す複数の払出装置9と、払出装置9により払い
出された商品Xを前面扉1の略中央寄り高さに設けられ
た商品取出口10に案内する取出口案内通路11とを備
えており、取出口案内通路11をなす取出口案内通路壁
12は、前面扉1の裏面に固定されている。
【0019】商品収納部5の下部に配設された奥側送り
通路7は奥側ほど低くなるような傾斜通路で構成され、
奥側送り通路7の商品Xは自重で転動して上送り収納搬
送路8の下端部に流れるようになっている。
【0020】上送り収納搬送路8には、その片面側(手
前面側)に臨む昇降自在の昇降コンベア13に、上昇す
る際には商品Xに係合して上方へ移動させ、下降する際
には、商品Xから離脱して単独で移動する1つのプッシ
ャ14が例えばピン14cなどを介して回動可能に取付
けられている。このプッシャ14は、昇降コンベア13
が駆動されて上昇する際には、一端に形成した当接平面
部14dが昇降コンベア13に当接して上送り収納搬送
路8に突出した姿勢を保持し、商品Xに係合してこの商
品Xを上方へ移動させる。一方、プッシャ14が下降す
る際に商品Xに当接すると、図3に示すように、昇降コ
ンベア13に沿うように回動することで、商品Xから離
脱して単独で移動する。また、図示しないが、昇降コン
ベア13に設けられている駆動モータには、モータの過
負荷を検知する手段が設けられている。
【0021】上送り収納搬送路8には他の片面側(奥面
側)から臨むように、複数の保持部材15が例えば2つ
の商品Xを並べた寸法と同等の間隔毎に設けられてい
る。保持部材15は、所定位置に固定された水平軸15
aを中心に開閉体15bが回動自在に取付けられてい
る。そして、商品Xが上方へ移動されてきた際には、図
2において仮想線で示すように、開閉体15bが上送り
収納搬送路8の壁面8aに沿うように回動して商品Xの
上方への移動を許容する。一方、商品Xが下方へ移動し
ようとした際には、図2において実線で示すように、開
閉体15bが上送り収納搬送路8内に突出する方向に回
動するとともに、開閉体15bの一端に設けた当接平面
部15cが収納搬送路8の壁面8aに当接し、商品Xの
下方への移動を阻止するようになっている。さらに、収
納搬送路8の下端位置近傍には商品Xが充填されたこと
を検知する検知センサ21が設けられている。
【0022】商品収納部5の上部に配設された手前側送
り通路16は手前側ほど低くなるような傾斜通路で構成
され、手前側送り通路16の商品Xは自重で手前側へ転
動して、払出装置9が設けられている手前側送り通路1
6の手前側端部に向けて流れるようになっている。ま
た、上送り収納搬送路8と手前側送り通路16との接続
部上方箇所には、手前側送り通路16の全体に商品Xが
満たされて充填されていることを検知する充填検知スイ
ッチ17が設けられている。
【0023】払出装置9は、従来の自動販売機と同様な
構成のものが用いられ、前端より2番目の商品Xが手前
側に移動することを規制しながら、前端の商品Xの手前
側への移動規制を解除することにより、商品Xを前方へ
1つずつ順次払い出すようになっている。そして、払出
装置9から払い出された商品Xは、取出口案内通路11
を通して商品取出口10に払い出される。
【0024】この自動販売機においても、商品Xを冷却
したり暖めたりするための冷却装置や加熱装置が自動販
売機本体2に設けられているが、従来と異なって、その
配置箇所は、自動販売機本体2の天井部に配置された庫
外部4ならびに、庫内部3における上端部に設けられて
いる。冷却装置は、コンプレッサ22や庫外熱交換器1
8などからなり庫外部4に配設された庫外冷却ユニット
19と、庫内部3に配設された庫内熱交換器20などと
からなり、庫内熱交換器20は、庫内部3の上端部に配
設されている。また、庫内熱交換器20の近傍箇所に加
熱装置としてのヒータ(図示せず)なども配設されてい
る。
【0025】さらに、前面扉1の裏面には表示部付きの
入力操作部(図示せず)が設けられており、この入力操
作部から所定の入力操作を行うことにより、上送り収納
搬送路8の昇降コンベア13の送り駆動動作などを行わ
せることができるようになっている。
【0026】上記構成において、前面扉1を開けて充填
口6から商品Xを充填すると、これらの商品Xは奥側送
り通路7の奥側に順次流れて導かれる。この状態で入力
操作部を操作し、投入した商品Xが検知センサ21を通
過する都度、逆転させ、次の商品Xを送り込むと再度上
昇させる昇降コンベア13の送り駆動動作が繰り返して
行われる。この送り駆動動作は、昇降コンベア13を、
その上送り収納搬送路8に臨む面が上方に移動するよう
に所定方向に駆動させることで、商品Xの上送り収納搬
送路8における上方への送り動作を行わせる。そして、
プッシャ14にて送り上げている商品Xに既に充填済み
の商品Xが当接して上方への移動動作が行えなくなり、
充填検知スイッチ17のONと昇降コンベア13の駆動
モータが過負荷となったことを検知した段階で、満杯検
知を行う。
【0027】このようにして、奥側送り通路7に充填さ
れた商品Xがプッシャ14に係合して上送り収納搬送路
8内で上方へ移動され、手前側送り通路16において商
品Xがない場合にはこの手前側送り通路16内を流れて
払出装置9の払出位置まで充填される。また、上送り収
納搬送路8内に充填された商品Xに対しては保持部材1
5が係合しているため、各商品Xは保持されている状態
が維持される。したがって、商品販売の待機時にプッシ
ャ14の位置を維持するために昇降コンベア13に通電
しておくような必要がなく、昇降コンベア13に常時通
電しておく場合と比べて、省電力を促進できるととも
に、停電などがあった場合でも、上送り収納搬送路8内
から商品Xが流れ落ちたりすることがないので、信頼性
も向上する。
【0028】この状態で、販売指示があった場合には、
払出装置9により商品Xが手前側へ払い出され、取出口
案内通路11を通して商品Xが商品取出口10に排出さ
れる。この際、販売指示があった場合に、商品Xは取出
口案内通路11を流れ落ちて商品取出口10に排出され
るだけであるため、商品取出口10を前面扉1の略中央
寄り高さに設けて、商品取出口10に払い出された商品
をかがむことなく容易に取り出せるようにしながら、利
用客が商品Xを選択してから商品Xが商品取出口10に
出るまで、ごく僅かの時間しかかからない。
【0029】また、商品の払出動作が行われて手前側送
り通路16の商品X群が1つずつ手前側に移動すると、
手前側送り通路16の奥端部に商品Xが無くなるため、
これが充填検知スイッチ17にて検知され、上送り収納
搬送路8内への商品Xの充填送り動作が再度行われて、
商品Xが手前側送り通路16に補充される。一方、奥側
送り通路7の商品Xが順次無くなり、上送り収納搬送路
8の商品Xが順次無くなり、最後に上送り収納搬送路8
の商品Xが全て無くなって充填送り動作を行ってもプッ
シャ14に当たる商品Xが無くなった場合には、昇降コ
ンベア13の駆動モータが過負荷となることがないた
め、商品Xが売り切れたとみなして売切れ表示を行う。
なお、この代わりに、従来と同様に払出装置9にも売切
れ検出スイッチを設けて、昇降コンベア13の駆動モー
タが過負荷となることがなく、かつ売切れ検出スイッチ
で売り切れを検知した場合に売切れ表示を行ったり、駆
動モータの負荷状態は関係なく、売切れ検出スイッチで
売り切れを検知した場合に売切れ表示を行ったりしても
よい。
【0030】また、この構成により、商品Xを充填する
充填口6を自動販売機本体の下部に設けることができる
ので、自動販売機の商品収納部5を上方に延ばしても、
容易に充填作業を行うことができ、自動販売機の商品収
納部5を上方に延ばしたものを採用することで、商品X
の収容数を従来よりも増加させることができる。
【0031】さらに、庫外部4を自動販売機本体2の天
井部に配置して、庫内部3の上部に内部熱交換器20や
加熱装置としてのヒータなどを配置したため、庫内熱交
換器20からの冷気やヒータからの暖気が、払出装置9
が設けられている箇所の商品X、すなわち、販売が間近
な商品Xにすぐに当たり、効率的に冷却や加熱を行うこ
とができる。
【0032】なお、上記実施の形態においては、商品取
出口10を前面扉1の略中央寄り高さに設けた場合を述
べたが、これに限るものではなく、商品取出口10を前
面扉1の下部に設けたり、あるいは上部に設けたりする
ことも可能である。そして、何れの場合も払出の際に
は、払出装置9から払い出された商品Xは取出口案内通
路11を流れ落ちて商品取出口10に排出されるだけで
あるため、利用客が商品Xを選択してから商品Xが商品
取出口6に出るまで、ごく僅かの時間しかかからず、迅
速に払い出される。
【0033】また、プッシャ14や保持部材15の構造
も上述したものに限るものではない。例えば、図4、図
5に示すように、プッシャ14として、断面略矢じり形
状で弾性変形可能な状態で一体的に設けられているもの
を採用し、このプッシャ14に、上面側の水平面14a
と下面側の傾斜面14bとを形成してもよい。この場合
には、昇降コンベア13が駆動されて上昇する際には上
送り収納搬送路8に突出した姿勢を保持し、商品Xに水
平面14aで係合してこの商品Xを上方へ移動し、ま
た、下降する際には、プッシャ14がその傾斜面14b
で、下降する商品Xに当接して変形することで、商品X
から離脱して単独で移動する。また、この構造を保持部
材15に適用したりしてもよい。さらに、商品収納部5
が自動販売機の奥行き方向に2列ある場合を概略的に図
示したが、これに限るものではなく、3列や4列または
それ以上設けてもよいことはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部から
自動販売機本体内へ商品を充填する充填口を自動販売機
本体の下部、すなわち払出装置よりも下方に配設し、充
填口側から充填された商品を略上下方向に並べて収納す
るとともに自動販売機本体の上部に搬送する上送り収納
搬送路と、上送り収納搬送路側からの商品を商品取出口
側へ1つずつ払い出す払出装置とを備えることにより、
自動販売機に対して商品を充填する充填口を自動販売機
本体の下部に設けることができて、自動販売機の搬送装
置(商品収納部)を上方に延ばしても、容易に充填作業
を行うことができ、このように自動販売機の搬送装置を
上方に延ばしたものを採用することで、商品の収容数を
従来よりも増加させることができる。
【0035】また、上送り収納搬送路に、昇降自在とさ
れて、上昇する際には商品に係合して上方へ移動させ、
下降する際には、商品から離脱して単独で移動するプッ
シャと、商品の上方への移動は許容しながら商品の下方
への移動を阻止する保持部材とを設けることにより、商
品販売の待機時にプッシャの位置を維持するためにプッ
シャ駆動手段に通電しておくような必要がなく、プッシ
ャ駆動手段に常時通電しておく場合と比べて、省電力を
促進できるとともに、停電などがあった場合でも、上送
り収納搬送路内から商品が流れ落ちたりすることがない
ので、信頼性も向上する。
【0036】また、商品取出口を前面扉の略中央寄り高
さに設けて、商品取出口に払い出された商品をかがむこ
となく容易に取り出せるようにした場合でも、利用客が
商品を選択してから商品が商品取出口に出るまで、ごく
僅かの時間しかかからず、商品は迅速に払い出される。
【0037】さらに、搬送装置が設けられている庫内部
より上方に、冷却装置の庫外ユニットなどが設けられて
いる庫外部を配置し、冷却装置の庫内熱交換器を庫内部
の上部に配設することで、庫内熱交換器からの冷気など
が、販売が間近な商品にすぐに当たるため、効率的に冷
却や加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の側面
断面図である。
【図2】同自動販売機における上送り収納搬送路の一部
を示す斜視図である。
【図3】同自動販売機における上送り収納搬送路の一部
を示す側面図であり、プッシャが下方へ移動することが
許容されている状態を示す。
【図4】本発明の他の実施の形態にかかる自動販売機に
おける上送り収納搬送路の一部を示す斜視図である。
【図5】同他の実施の形態にかかる自動販売機における
上送り収納搬送路の一部を示す側面図であり、プッシャ
が下方へ移動することが許容されている状態を示す。
【図6】従来の自動販売機の側面断面図である。
【図7】他の従来の中央取出し式の自動販売機の概略的
な斜視図である。
【符号の説明】
1 前面扉 2 自動販売機本体 3 庫内部 4 庫外部 5 商品収納部 6 充填口 7 奥側送り通路 8 上送り収納搬送路 9 払出装置 10 商品取出口 11 取出口案内通路 12 取出口案内通路壁 13 昇降コンベア 14 プッシャ 15 保持部材 15a 水平軸 15b 開閉体 15c 当接平面部 16 手前側送り通路 17 充填検知スイッチ 18 庫外熱交換器 19 庫外冷却ユニット 20 庫内熱交換器 X 商品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から自動販売機本体内へ商品を充填
    する充填口を、商品の払出動作を行う払出装置よりも下
    方に配設し、充填口側から充填された商品を略上下方向
    に並べて収納するとともに自動販売機本体の上部に搬送
    する上送り収納搬送路を設け、上送り収納搬送路側から
    の商品を払出装置により商品取出口側へ1つずつ払い出
    すように構成した自動販売機の搬送装置。
  2. 【請求項2】 外部から自動販売機本体内へ商品を充填
    する充填口を、商品の払出動作を行う払出装置よりも下
    方に配設し、充填口側から充填された商品を収納すると
    ともに自動販売機本体の上部に搬送する上送り収納搬送
    路と、上送り収納搬送路側からの商品を1つずつ払い出
    す前記払出装置と、払出装置により払い出された商品を
    接客面に設けられた商品取出口に案内する取出口案内手
    段とを備え、上送り収納搬送路に、昇降自在とされて、
    上昇する際には商品に係合して上方へ移動させ、下降す
    る際には、商品から離脱して単独で移動するプッシャ
    と、商品の上方への移動は許容しながら商品の下方への
    移動を阻止する保持部材とを設けた自動販売機の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動販売機の
    搬送装置を備え、商品取出口を接客面における略中央寄
    り高さに設けた自動販売機。
  4. 【請求項4】 搬送装置が設けられている庫内部より上
    方に、冷却装置の庫外ユニットなどが設けられている庫
    外部を配置し、冷却装置の庫内熱交換器を庫内部の上部
    に配設した請求項3に記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008536207A (ja) * 2005-03-17 2008-09-04 エンネ エ ドッピオヴゥ グローバル ヴェンディング ソシエタ ペル アチオニ カプセル供給装置

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