JP2002007517A - 製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体 - Google Patents
製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体Info
- Publication number
- JP2002007517A JP2002007517A JP2000190829A JP2000190829A JP2002007517A JP 2002007517 A JP2002007517 A JP 2002007517A JP 2000190829 A JP2000190829 A JP 2000190829A JP 2000190829 A JP2000190829 A JP 2000190829A JP 2002007517 A JP2002007517 A JP 2002007517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- failure
- computer
- analysis
- received
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 title claims abstract description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 62
- 238000003326 Quality management system Methods 0.000 claims description 76
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 64
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 238000011835 investigation Methods 0.000 claims description 10
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 5
- 239000000047 product Substances 0.000 description 144
- 230000008569 process Effects 0.000 description 40
- 239000011265 semifinished product Substances 0.000 description 10
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 8
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 4
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 238000011160 research Methods 0.000 description 3
- 208000034804 Product quality issues Diseases 0.000 description 2
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 2
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 2
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- XUKUURHRXDUEBC-KAYWLYCHSA-N Atorvastatin Chemical compound C=1C=CC=CC=1C1=C(C=2C=CC(F)=CC=2)N(CC[C@@H](O)C[C@@H](O)CC(O)=O)C(C(C)C)=C1C(=O)NC1=CC=CC=C1 XUKUURHRXDUEBC-KAYWLYCHSA-N 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 238000013475 authorization Methods 0.000 description 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 238000012797 qualification Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品に関連する情報(故障情報,解析情報
等)を,簡便に利用できるようにする。 【構成】 品質管理システムは,複数のクライアント・
コンピュータ3とネットワーク1を介して接続されたサ
ーバ・コンピュータ2から構成される。サーバ2は営業
所のクライアント3から送信される製品の故障内容を表
す故障現象情報を受信し,受信した故障現象情報を特定
する伝票番号を発行し,発行した伝票番号と受付けた故
障現象情報とを互いに関連付けてデータベース9に格納
する。またサーバ2は,技術主管部門のクライアント3
から要求にもとづいて,故障現象情報を上記データベー
ス9から読出し,読出した故障現象情報を技術主管部門
のクライアント3に送信する。技術主管部門のクライア
ント3からの解析情報が,伝票番号と互いに関連づけら
れてデータベース9に格納される。
等)を,簡便に利用できるようにする。 【構成】 品質管理システムは,複数のクライアント・
コンピュータ3とネットワーク1を介して接続されたサ
ーバ・コンピュータ2から構成される。サーバ2は営業
所のクライアント3から送信される製品の故障内容を表
す故障現象情報を受信し,受信した故障現象情報を特定
する伝票番号を発行し,発行した伝票番号と受付けた故
障現象情報とを互いに関連付けてデータベース9に格納
する。またサーバ2は,技術主管部門のクライアント3
から要求にもとづいて,故障現象情報を上記データベー
ス9から読出し,読出した故障現象情報を技術主管部門
のクライアント3に送信する。技術主管部門のクライア
ント3からの解析情報が,伝票番号と互いに関連づけら
れてデータベース9に格納される。
Description
【0001】
【技術分野】この発明は,製品または半製品(部材,材
料,部品等)の品質保持,品質向上,改善点の発見,欠
陥品の早期発見等のために用いられる製品の品質管理シ
ステム,このような製品の品質管理システムに用いられ
るサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびに
サーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した
媒体に関する。
料,部品等)の品質保持,品質向上,改善点の発見,欠
陥品の早期発見等のために用いられる製品の品質管理シ
ステム,このような製品の品質管理システムに用いられ
るサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびに
サーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した
媒体に関する。
【0002】
【発明の背景】ユーザが故障した製品をその製品を取扱
う営業所(販売店)に持込んだ場合には,一般に,営業
所ではユーザからその故障製品を預かり,故障状況等を
記述した伝票を作成し,故障製品を伝票(故障伝票)と
ともに,製造メーカーに送付する。製造メーカでは営業
所から送付された故障製品を解析して故障原因を調査す
る。修理可能であれば,故障製品を修理し,故障要因,
修理の内容等を伝票に記載し,修理後の製品を再び営業
所に返送する。
う営業所(販売店)に持込んだ場合には,一般に,営業
所ではユーザからその故障製品を預かり,故障状況等を
記述した伝票を作成し,故障製品を伝票(故障伝票)と
ともに,製造メーカーに送付する。製造メーカでは営業
所から送付された故障製品を解析して故障原因を調査す
る。修理可能であれば,故障製品を修理し,故障要因,
修理の内容等を伝票に記載し,修理後の製品を再び営業
所に返送する。
【0003】故障状況やその原因等の情報は,製造メー
カ側にとってみれば,その後の製品の品質向上,改善点
の発見,欠陥品の早期発見等に大変役立つものである。
営業所から送られてくる故障伝票やその故障伝票に対応
する解析報告等の情報を,迅速に製品の品質の向上等に
役立てるのが好ましい。
カ側にとってみれば,その後の製品の品質向上,改善点
の発見,欠陥品の早期発見等に大変役立つものである。
営業所から送られてくる故障伝票やその故障伝票に対応
する解析報告等の情報を,迅速に製品の品質の向上等に
役立てるのが好ましい。
【0004】
【発明の開示】この発明は,製品に関連する情報(故障
情報,解析情報等)を,簡便に利用できるようにする製
品の品質管理システムを提供することを目的とする。
情報,解析情報等)を,簡便に利用できるようにする製
品の品質管理システムを提供することを目的とする。
【0005】またこの発明は,製品の品質管理システム
の動作の中核となるサーバ・コンピュータの制御方法お
よびサーバ・コンピュータを提供することを目的とす
る。
の動作の中核となるサーバ・コンピュータの制御方法お
よびサーバ・コンピュータを提供することを目的とす
る。
【0006】この発明はまた,製品の品質管理システム
を構成するサーバ・コンピュータを制御するためのプロ
グラムを格納した記録媒体を提供するものである。ここ
で,プログラム記録媒体にはFD,MO,CD−ROM
等の可搬型の記録媒体のみならず,ハードディスク,磁
気テープ,半導体メモリ等を含む。
を構成するサーバ・コンピュータを制御するためのプロ
グラムを格納した記録媒体を提供するものである。ここ
で,プログラム記録媒体にはFD,MO,CD−ROM
等の可搬型の記録媒体のみならず,ハードディスク,磁
気テープ,半導体メモリ等を含む。
【0007】この発明における製品の品質管理システム
は,ネットワークを介して接続される複数のクライアン
ト・コンピュータとサーバ・コンピュータから構成され
る。
は,ネットワークを介して接続される複数のクライアン
ト・コンピュータとサーバ・コンピュータから構成され
る。
【0008】この発明によるサーバ・コンピュータの制
御方法では,サーバ・コンピュータは,第1のクライア
ント・コンピュータから送信された製品の故障内容を表
す故障現象情報を受信する。受信した故障現象情報を特
定する伝票番号を発行する。発行した伝票番号と受付け
た故障現象情報とを互いに関連付けてデータベースに格
納する。
御方法では,サーバ・コンピュータは,第1のクライア
ント・コンピュータから送信された製品の故障内容を表
す故障現象情報を受信する。受信した故障現象情報を特
定する伝票番号を発行する。発行した伝票番号と受付け
た故障現象情報とを互いに関連付けてデータベースに格
納する。
【0009】第2のクライアント・コンピュータから
は,伝票番号特定情報を含む第1の伝票読出し要求を受
信する。受信した第1の伝票読出し要求にもとづいて,
その要求に含まれる伝票番号特定情報によって特定され
る故障現象情報を上記データベースから読出す。読出し
た故障現象情報を上記第2のクライアント・コンピュー
タに送信する。
は,伝票番号特定情報を含む第1の伝票読出し要求を受
信する。受信した第1の伝票読出し要求にもとづいて,
その要求に含まれる伝票番号特定情報によって特定され
る故障現象情報を上記データベースから読出す。読出し
た故障現象情報を上記第2のクライアント・コンピュー
タに送信する。
【0010】上記第2のクライアント・コンピュータか
ら,上記故障現象情報にもとづいて得られる故障原因調
査結果を含む解析情報が送信される。解析情報を受信し
たサーバ・コンピュータでは,受信した解析情報を上記
伝票番号と互いに関連づけてデータベースに格納する。
ら,上記故障現象情報にもとづいて得られる故障原因調
査結果を含む解析情報が送信される。解析情報を受信し
たサーバ・コンピュータでは,受信した解析情報を上記
伝票番号と互いに関連づけてデータベースに格納する。
【0011】製品の故障内容を表す故障現象情報には,
製品を特定する情報(製品名,製品ナンバ等),故障内
容を特定する情報(故障内容を特定する識別符号等),
故障製品の数量,故障現象情報の入力者名(後述するI
Dでもよい),入力日,故障現象の入力者によるコメン
ト等,故障製品の故障の内容を表すための多種の情報
(データ)が含まれる。このような故障現象情報が第1
のクライアント・コンピュータからサーバ・コンピュー
タに送信され,データベースに格納される。
製品を特定する情報(製品名,製品ナンバ等),故障内
容を特定する情報(故障内容を特定する識別符号等),
故障製品の数量,故障現象情報の入力者名(後述するI
Dでもよい),入力日,故障現象の入力者によるコメン
ト等,故障製品の故障の内容を表すための多種の情報
(データ)が含まれる。このような故障現象情報が第1
のクライアント・コンピュータからサーバ・コンピュー
タに送信され,データベースに格納される。
【0012】サーバ・コンピュータでは,故障現象情報
を受信すると伝票番号を発行する。この伝票番号が故障
現象情報を特定するためのケースナンバーとなる。発行
される伝票番号によって故障現象情報が特定される。伝
票番号を表示したウインドウ(画面またはページ)を,
故障現象情報の入力に用いられた第1のクライアント・
コンピュータに送信するようにしてもよい。
を受信すると伝票番号を発行する。この伝票番号が故障
現象情報を特定するためのケースナンバーとなる。発行
される伝票番号によって故障現象情報が特定される。伝
票番号を表示したウインドウ(画面またはページ)を,
故障現象情報の入力に用いられた第1のクライアント・
コンピュータに送信するようにしてもよい。
【0013】故障現象情報の入力が行われる第1のクラ
イアント・コンピュータには,好ましくは,故障現象情
報を入力するための入力フォームを表すウインドウ(画
面またはページ)がサーバ・コンピュータから送信され
る。入力フォームを表すウインドウにもとづいて,故障
現象情報が第1のクライアント・コンピュータに入力さ
れ,その入力内容(故障現象情報)がサーバ・コンピュ
ータに送信される。さらに好ましくは,入力フォームを
表すウインドウに故障現象情報の入力のための種々の選
択枝を用意しておく。すなわち,故障現象情報について
はあらかじめ想定される内容も含まれるので,あらかじ
め想定できる内容については第1のクライアント・コン
ピュータにおいて選択枝の中から故障製品の故障状況に
合致するものを選択させるようにする。故障現象情報が
系統化されるので,故障内容の分析等に役に立つ。
イアント・コンピュータには,好ましくは,故障現象情
報を入力するための入力フォームを表すウインドウ(画
面またはページ)がサーバ・コンピュータから送信され
る。入力フォームを表すウインドウにもとづいて,故障
現象情報が第1のクライアント・コンピュータに入力さ
れ,その入力内容(故障現象情報)がサーバ・コンピュ
ータに送信される。さらに好ましくは,入力フォームを
表すウインドウに故障現象情報の入力のための種々の選
択枝を用意しておく。すなわち,故障現象情報について
はあらかじめ想定される内容も含まれるので,あらかじ
め想定できる内容については第1のクライアント・コン
ピュータにおいて選択枝の中から故障製品の故障状況に
合致するものを選択させるようにする。故障現象情報が
系統化されるので,故障内容の分析等に役に立つ。
【0014】サーバ・コンピュータには,第2のクライ
アント・コンピュータから第1の伝票読出し要求が送信
される。第1の伝票読出し要求は伝票番号特定情報を含
む。サーバ・コンピュータではその伝票番号特定情報に
よって特定される伝票番号の故障現象情報を検索(抽
出)し,上記第2のクライアント・コンピュータに送信
する。伝票番号特定情報は伝票番号そのものを表す情報
であってもよいし,その他伝票番号と関連づけられた別
の情報(たとえば,伝票が発行された日付,伝票を発行
した部門,その伝票が示す故障製品等)であってもよ
い。
アント・コンピュータから第1の伝票読出し要求が送信
される。第1の伝票読出し要求は伝票番号特定情報を含
む。サーバ・コンピュータではその伝票番号特定情報に
よって特定される伝票番号の故障現象情報を検索(抽
出)し,上記第2のクライアント・コンピュータに送信
する。伝票番号特定情報は伝票番号そのものを表す情報
であってもよいし,その他伝票番号と関連づけられた別
の情報(たとえば,伝票が発行された日付,伝票を発行
した部門,その伝票が示す故障製品等)であってもよ
い。
【0015】第2のクライアント・コンピュータでは,
故障現象情報が読出される(たとえば画面表示され
る)。読出された故障現象情報にもとづいて,故障原因
調査結果を含む解析情報が入力され,入力された解析情
報が第2のクライアント・コンピュータからサーバ・コ
ンピュータに送信される。解析情報には,故障原因,対
処方法,修理箇所の説明,交換部品の説明等の多数の情
報を含ませることができる。もちろん,解析情報を入力
するための入力フォームを表すウインドウ(画面または
ページ)をサーバ・コンピュータから第2のクライアン
ト・コンピュータに送信してもよい。
故障現象情報が読出される(たとえば画面表示され
る)。読出された故障現象情報にもとづいて,故障原因
調査結果を含む解析情報が入力され,入力された解析情
報が第2のクライアント・コンピュータからサーバ・コ
ンピュータに送信される。解析情報には,故障原因,対
処方法,修理箇所の説明,交換部品の説明等の多数の情
報を含ませることができる。もちろん,解析情報を入力
するための入力フォームを表すウインドウ(画面または
ページ)をサーバ・コンピュータから第2のクライアン
ト・コンピュータに送信してもよい。
【0016】解析情報を受信したサーバ・コンピュータ
において,その解析情報が上記伝票番号と互いに関連付
けられて,データベースに記憶される。この発明による
と,従来のような感圧紙(登録商標)を用いることな
く,伝票(故障伝票等)に記載されるべき情報がサーバ
・コンピュータのデータベースに格納される。サーバ・
コンピュータにアクセスすることによって伝票番号によ
って特定される故障現象情報および解析情報を取出す
(データベースから読出す)ことができるので,情報伝
達の速度が早く,故障製品に対する処理(複数の部署へ
の持回り)を迅速化することができる。
において,その解析情報が上記伝票番号と互いに関連付
けられて,データベースに記憶される。この発明による
と,従来のような感圧紙(登録商標)を用いることな
く,伝票(故障伝票等)に記載されるべき情報がサーバ
・コンピュータのデータベースに格納される。サーバ・
コンピュータにアクセスすることによって伝票番号によ
って特定される故障現象情報および解析情報を取出す
(データベースから読出す)ことができるので,情報伝
達の速度が早く,故障製品に対する処理(複数の部署へ
の持回り)を迅速化することができる。
【0017】データベースに格納された故障現象情報や
解析情報は,故障現象情報や解析情報の入力(データベ
ースへの登録)に用いられたクライアント・コンピュー
タ以外のクライアント・コンピュータであっても利用可
能である。故障現象情報や解析情報を複数のスタッフの
間で共有することができる。故障発生状況やその対処方
法等を多くのスタッフが知識として得ることができるの
で,サービス内容の向上,製品の品質の向上,製品の改
善点の早期発見,欠陥品の早期発見等に役立つ。
解析情報は,故障現象情報や解析情報の入力(データベ
ースへの登録)に用いられたクライアント・コンピュー
タ以外のクライアント・コンピュータであっても利用可
能である。故障現象情報や解析情報を複数のスタッフの
間で共有することができる。故障発生状況やその対処方
法等を多くのスタッフが知識として得ることができるの
で,サービス内容の向上,製品の品質の向上,製品の改
善点の早期発見,欠陥品の早期発見等に役立つ。
【0018】一実施態様では,第3のクライアント・コ
ンピュータから送信される伝票番号特定情報を含む第2
の伝票読出し要求を受信し,受信した第2の伝票読出し
要求にもとづいて,その要求に含まれる伝票番号特定情
報によって特定される故障現象情報および解析情報を上
記データベースから読出し,読出した故障現象情報およ
び解析情報を上記第3のクライアント・コンピュータに
送信する。上記第3のクライアント・コンピュータから
送信される上記故障現象情報および解析情報にもとづい
て得られる故障原因詳細調査結果を含む詳細解析情報を
受信し,受信した詳細解析情報を上記伝票番号と互いに
関連づけてデータベースに格納する。このように,第1
のクライアント・コンピュータおよび第2のクライアン
ト・コンピュータにおいて入力され,サーバ・コンピュ
ータのデータベースに格納された情報(故障現象情報,
解析情報)を用いて行われるさらに詳細な解析情報(詳
細解析情報)をデータベースに格納すれば,データベー
スの内容がさらに充実したものとなる。格納される詳細
解析情報は伝票番号と関連付けられてデータベースに格
納されるので,先にデータベースに格納された故障現象
情報および解析情報とも関連づけられる。一つの伝票
(故障製品)に関する故障現象情報,解析情報および詳
細解析情報が互いに結び付くので,相互の情報をそれぞ
れ容易に参照することができる。
ンピュータから送信される伝票番号特定情報を含む第2
の伝票読出し要求を受信し,受信した第2の伝票読出し
要求にもとづいて,その要求に含まれる伝票番号特定情
報によって特定される故障現象情報および解析情報を上
記データベースから読出し,読出した故障現象情報およ
び解析情報を上記第3のクライアント・コンピュータに
送信する。上記第3のクライアント・コンピュータから
送信される上記故障現象情報および解析情報にもとづい
て得られる故障原因詳細調査結果を含む詳細解析情報を
受信し,受信した詳細解析情報を上記伝票番号と互いに
関連づけてデータベースに格納する。このように,第1
のクライアント・コンピュータおよび第2のクライアン
ト・コンピュータにおいて入力され,サーバ・コンピュ
ータのデータベースに格納された情報(故障現象情報,
解析情報)を用いて行われるさらに詳細な解析情報(詳
細解析情報)をデータベースに格納すれば,データベー
スの内容がさらに充実したものとなる。格納される詳細
解析情報は伝票番号と関連付けられてデータベースに格
納されるので,先にデータベースに格納された故障現象
情報および解析情報とも関連づけられる。一つの伝票
(故障製品)に関する故障現象情報,解析情報および詳
細解析情報が互いに結び付くので,相互の情報をそれぞ
れ容易に参照することができる。
【0019】他の実施態様では,上記データベースに
は,故障製品の処理の進捗状況を表す進捗状況情報が上
記伝票番号と関連付けられて格納されている。サーバ・
コンピュータは,第4のクライアント・コンピュータか
ら送信された進捗前進情報または進捗後退情報にもとづ
いて上記故障製品の処理の進捗状況情報を更新する。故
障製品によっては,営業所,技術主管部門,工場や研究
所等の複数の部署を経て,ユーザの元に返却されること
がある。進捗状況情報により,伝票番号によって特定さ
れる故障製品の現時点における処理状況を知ることがで
きる。この進捗状況を表す進捗状況情報が第4のクライ
アント・コンピュータからの進捗前進情報または進捗後
退情報によって更新される。進捗前進情報では進捗状況
が一段階(または複数段階)進むように,進捗後退情報
では進捗状況が一段階(または複数段階)後退するよう
に,進捗状況情報が書換えられる(更新される)。
は,故障製品の処理の進捗状況を表す進捗状況情報が上
記伝票番号と関連付けられて格納されている。サーバ・
コンピュータは,第4のクライアント・コンピュータか
ら送信された進捗前進情報または進捗後退情報にもとづ
いて上記故障製品の処理の進捗状況情報を更新する。故
障製品によっては,営業所,技術主管部門,工場や研究
所等の複数の部署を経て,ユーザの元に返却されること
がある。進捗状況情報により,伝票番号によって特定さ
れる故障製品の現時点における処理状況を知ることがで
きる。この進捗状況を表す進捗状況情報が第4のクライ
アント・コンピュータからの進捗前進情報または進捗後
退情報によって更新される。進捗前進情報では進捗状況
が一段階(または複数段階)進むように,進捗後退情報
では進捗状況が一段階(または複数段階)後退するよう
に,進捗状況情報が書換えられる(更新される)。
【0020】さらに他の実施態様では,上記データベー
スには,伝票番号が発行された年月日を表す日付情報,
故障製品を特定するための製品特定情報および伝票番号
の発行者の所属部門を特定する発行部門情報が上記伝票
番号と関連付けられて格納されている。サーバ・コンピ
ュータは,第5のクライアント・コンピュータから送信
された伝票番号発行年度情報,製品特定情報,発行部門
情報のうち少なくとも一つの情報を含む集計要求にもと
づいて,集計要求に合致する伝票の数を集計した集計表
データを作成する。
スには,伝票番号が発行された年月日を表す日付情報,
故障製品を特定するための製品特定情報および伝票番号
の発行者の所属部門を特定する発行部門情報が上記伝票
番号と関連付けられて格納されている。サーバ・コンピ
ュータは,第5のクライアント・コンピュータから送信
された伝票番号発行年度情報,製品特定情報,発行部門
情報のうち少なくとも一つの情報を含む集計要求にもと
づいて,集計要求に合致する伝票の数を集計した集計表
データを作成する。
【0021】上述の第1,第2,第3,第4または第5
のクライアント・コンピュータは,それぞれ異なるコン
ピュータ・システムであってもよいし,その一部または
全部が同じ(一つの)コンピュータ・システムであって
もよい。コンピュータ・システムの利用態様によって,
そのコンピュータ・システムが第1〜第5のいずれかの
クライアント・コンピュータとして位置づけられる。
のクライアント・コンピュータは,それぞれ異なるコン
ピュータ・システムであってもよいし,その一部または
全部が同じ(一つの)コンピュータ・システムであって
もよい。コンピュータ・システムの利用態様によって,
そのコンピュータ・システムが第1〜第5のいずれかの
クライアント・コンピュータとして位置づけられる。
【0022】好ましくは,上記データベースには,製品
の品質管理システムの利用者ごとに,IDおよびパスワ
ードが記憶される。第1,第2,第3,第4または第5
のクライアント・コンピュータからはIDおよびパスワ
ードが送信され,それらがサーバ・コンピュータにおい
て受信される。サーバ・コンピュータでは,受信したI
Dおよびパスワードと上記データベースに記憶されてい
るIDおよびパスワードとが一致するかどうかを判断
し,IDおよびパスワードのいずれもが一致した場合
に,伝票番号の発行,故障現象情報の送信,故障現象情
報および解析情報の送信,故障現象情報,解析情報およ
び詳細解析情報の送信,進捗状況情報の更新,または集
計表データの作成を実行する。いわゆる利用ユーザの認
証であり,クライアント・コンピュータおよびサーバ・
コンピュータが接続されたネットワークがオープンなも
の(不特定の者が接続できるネットワーク)であったと
しても,製品の品質管理システムの利用を特定の者(社
員,会員等)に制限することができる。
の品質管理システムの利用者ごとに,IDおよびパスワ
ードが記憶される。第1,第2,第3,第4または第5
のクライアント・コンピュータからはIDおよびパスワ
ードが送信され,それらがサーバ・コンピュータにおい
て受信される。サーバ・コンピュータでは,受信したI
Dおよびパスワードと上記データベースに記憶されてい
るIDおよびパスワードとが一致するかどうかを判断
し,IDおよびパスワードのいずれもが一致した場合
に,伝票番号の発行,故障現象情報の送信,故障現象情
報および解析情報の送信,故障現象情報,解析情報およ
び詳細解析情報の送信,進捗状況情報の更新,または集
計表データの作成を実行する。いわゆる利用ユーザの認
証であり,クライアント・コンピュータおよびサーバ・
コンピュータが接続されたネットワークがオープンなも
の(不特定の者が接続できるネットワーク)であったと
しても,製品の品質管理システムの利用を特定の者(社
員,会員等)に制限することができる。
【0023】さらに好ましくは,上記データベースに
は,製品の品質管理システムの利用者ごとに製品の品質
管理システムの利用範囲を規定する権限レベル情報が記
憶される。受信したIDにもとづいて製品の品質管理シ
ステムの利用者の権限レベルが参照される。
は,製品の品質管理システムの利用者ごとに製品の品質
管理システムの利用範囲を規定する権限レベル情報が記
憶される。受信したIDにもとづいて製品の品質管理シ
ステムの利用者の権限レベルが参照される。
【0024】参照された権限レベル情報が表す権限レベ
ルに応じて,上記第1,第2または第3のクライアント
・コンピュータに送信する故障現象情報,解析情報また
は詳細解析情報のうち少なくとも一つの情報の送信範囲
が制限される。閲覧可能な情報の範囲を製品の品質管理
システムの利用者ごとに設定することができる。製品の
品質管理システムの利用者ごとの職務,資格等に応じた
適切な情報提供を図ることができる。
ルに応じて,上記第1,第2または第3のクライアント
・コンピュータに送信する故障現象情報,解析情報また
は詳細解析情報のうち少なくとも一つの情報の送信範囲
が制限される。閲覧可能な情報の範囲を製品の品質管理
システムの利用者ごとに設定することができる。製品の
品質管理システムの利用者ごとの職務,資格等に応じた
適切な情報提供を図ることができる。
【0025】参照された権限レベル情報が表す権限レベ
ルに応じて,上記第1,第2,第3または第4のクライ
アント・コンピュータから送信される故障現象情報,解
析情報,詳細解析情報または進捗状況情報のうち,少な
くとも一つの情報の受付範囲を制限するようにしてもよ
い。データベースに情報を格納することができる利用者
を,特定の権限レベルを有する利用者に制限することが
できる。
ルに応じて,上記第1,第2,第3または第4のクライ
アント・コンピュータから送信される故障現象情報,解
析情報,詳細解析情報または進捗状況情報のうち,少な
くとも一つの情報の受付範囲を制限するようにしてもよ
い。データベースに情報を格納することができる利用者
を,特定の権限レベルを有する利用者に制限することが
できる。
【0026】この発明は,上述の制御方法によって制御
されるサーバ・コンピュータも提供している。
されるサーバ・コンピュータも提供している。
【0027】製品の品質管理システムの運用の観点から
見れば,製品の品質管理システムは,次のように表現す
ることもできる。
見れば,製品の品質管理システムは,次のように表現す
ることもできる。
【0028】この発明による製品の品質管理システム
は,営業所コンピュータ,技術主管部門コンピュータお
よびサーバ・コンピュータがネットワークを介して相互
に接続されて構成されるものである。営業所コンピュー
タは,複数の製品のそれぞれについて故障現象を表すデ
ータの入力を受付ける第1の受付手段,および上記第1
の受付手段によって受付られた故障現象を表すデータを
サーバ・コンピュータに送信する第1の送信手段を備え
ているものである。サーバ・コンピュータは,上記第1
の送信手段によって営業所コンピュータから送信された
故障現象を表すデータを受信する第1の受信手段,およ
び上記第1の受信手段によって受信された故障現象を表
すデータを記憶する第1の記憶手段を備えている。技術
主管部門コンピュータは,上記サーバ・コンピュータの
第1の記憶手段にアクセスし,記憶された故障現象を表
すデータを読出して受信する第1の受信手段,上記第1
の受信手段によって受信された故障現象を表すデータに
もとづいて入力される故障原因を特定するための解析デ
ータの入力を受付ける第2の受付手段,および上記第2
の受付手段によって入力された解析データをサーバ・コ
ンピュータに送信する第2の送信手段を備えているもの
である。サーバ・コンピュータはさらに,第2の送信手
段によって技術主管部門コンピュータから送信された解
析データを受信する第2の受信手段,および上記第2の
受信手段によって受信された解析データを,上記技術主
管部門コンピュータに送信した故障現象を表すデータと
関連させて記憶する第2の記憶手段を備えているもので
ある。
は,営業所コンピュータ,技術主管部門コンピュータお
よびサーバ・コンピュータがネットワークを介して相互
に接続されて構成されるものである。営業所コンピュー
タは,複数の製品のそれぞれについて故障現象を表すデ
ータの入力を受付ける第1の受付手段,および上記第1
の受付手段によって受付られた故障現象を表すデータを
サーバ・コンピュータに送信する第1の送信手段を備え
ているものである。サーバ・コンピュータは,上記第1
の送信手段によって営業所コンピュータから送信された
故障現象を表すデータを受信する第1の受信手段,およ
び上記第1の受信手段によって受信された故障現象を表
すデータを記憶する第1の記憶手段を備えている。技術
主管部門コンピュータは,上記サーバ・コンピュータの
第1の記憶手段にアクセスし,記憶された故障現象を表
すデータを読出して受信する第1の受信手段,上記第1
の受信手段によって受信された故障現象を表すデータに
もとづいて入力される故障原因を特定するための解析デ
ータの入力を受付ける第2の受付手段,および上記第2
の受付手段によって入力された解析データをサーバ・コ
ンピュータに送信する第2の送信手段を備えているもの
である。サーバ・コンピュータはさらに,第2の送信手
段によって技術主管部門コンピュータから送信された解
析データを受信する第2の受信手段,および上記第2の
受信手段によって受信された解析データを,上記技術主
管部門コンピュータに送信した故障現象を表すデータと
関連させて記憶する第2の記憶手段を備えているもので
ある。
【0029】営業所コンピュータと技術主管部門コンピ
ュータは,いずれもネットワークによってサーバ・コン
ピュータに相互に接続されているので,第1の記憶手段
および第2の記憶手段に記憶された故障現象を表すデー
タおよび故障原因を特定するための解析データを,営業
所および技術主管部門のいずれの場所においても共通に
利用することができる。
ュータは,いずれもネットワークによってサーバ・コン
ピュータに相互に接続されているので,第1の記憶手段
および第2の記憶手段に記憶された故障現象を表すデー
タおよび故障原因を特定するための解析データを,営業
所および技術主管部門のいずれの場所においても共通に
利用することができる。
【0030】好ましくは,上記ネットワークには,工場
コンピュータが接続される。工場コンピュータは,上記
サーバ・コンピュータの第1の記憶手段および第2の記
憶手段にアクセスし,第1の記憶手段に記憶された故障
現象を表すデータおよび第2の記憶手段に記憶された解
析データを読出して受信する第3の受信手段,上記第3
の受信手段によって受信された故障現象を表すデータお
よび解析データにもとづいて入力される故障原因を特定
するための詳細解析データの入力を受付ける第3の受付
手段,および上記第3の受付手段によって入力された詳
細解析データをネットワークを介してサーバ・コンピュ
ータに送信する第3の送信手段を備えているものであ
る。サーバ・コンピュータはさらに,第3の送信手段に
よって工場コンピュータから送信された詳細解析データ
を受信する第3の受信手段,および上記第3の受信手段
によって受信された詳細解析データを,上記工場コンピ
ュータに送信した故障現象を表すデータおよび解析デー
タと関連させて記憶する第3の記憶手段を備えているも
のである。製品を製造している工場に設置された工場コ
ンピュータから入力される詳細解析データにより,より
細かな点に及ぶ解析データを得ることができる。工場コ
ンピュータには研究所等(研究所等においても,一般に
より細かな解析データを得ることができる)に設置され
るコンピュータも含まれる。
コンピュータが接続される。工場コンピュータは,上記
サーバ・コンピュータの第1の記憶手段および第2の記
憶手段にアクセスし,第1の記憶手段に記憶された故障
現象を表すデータおよび第2の記憶手段に記憶された解
析データを読出して受信する第3の受信手段,上記第3
の受信手段によって受信された故障現象を表すデータお
よび解析データにもとづいて入力される故障原因を特定
するための詳細解析データの入力を受付ける第3の受付
手段,および上記第3の受付手段によって入力された詳
細解析データをネットワークを介してサーバ・コンピュ
ータに送信する第3の送信手段を備えているものであ
る。サーバ・コンピュータはさらに,第3の送信手段に
よって工場コンピュータから送信された詳細解析データ
を受信する第3の受信手段,および上記第3の受信手段
によって受信された詳細解析データを,上記工場コンピ
ュータに送信した故障現象を表すデータおよび解析デー
タと関連させて記憶する第3の記憶手段を備えているも
のである。製品を製造している工場に設置された工場コ
ンピュータから入力される詳細解析データにより,より
細かな点に及ぶ解析データを得ることができる。工場コ
ンピュータには研究所等(研究所等においても,一般に
より細かな解析データを得ることができる)に設置され
るコンピュータも含まれる。
【0031】製品の品質管理システムにおけるデータの
送受信の観点から,製品の品質管理システムの動作制御
方法を規定することができる。この発明による製品の品
質管理システムの動作制御方法は,データ処理を行うサ
ーバ・コンピュータと,データの入出力処理を行うクラ
イアント・コンピュータとがネットワークを介して相互
に接続されて構成される製品の品質管理システムの制御
方法である。サーバ・コンピュータは,クライアント・
コンピュータからの要求に応じて,製品の故障内容,故
障現象,故障製品の分析結果,解析結果などの故障製品
に関する情報を入力するための被入力画像を表すデータ
をクライアント・コンピュータに送信する。上記クライ
アント・コンピュータは,上記サーバ・コンピュータか
ら送信された被入力画像を表すデータを受信し,被入力
画像にもとづいて入力される故障製品に関する情報の入
力を受付け,受付けた故障製品に関する情報を上記サー
バ・コンピュータに送信する。上記サーバ・コンピュー
タは,上記クライアント・コンピュータから送信された
故障製品に関する情報を受信し,受信した故障製品に関
する情報を記憶する。被入力画像には,ウェブ・ペー
ジ,ウインドウなどによりクライアント・コンピュータ
の表示画面上に表示される入力フォームを表す画像を含
む。
送受信の観点から,製品の品質管理システムの動作制御
方法を規定することができる。この発明による製品の品
質管理システムの動作制御方法は,データ処理を行うサ
ーバ・コンピュータと,データの入出力処理を行うクラ
イアント・コンピュータとがネットワークを介して相互
に接続されて構成される製品の品質管理システムの制御
方法である。サーバ・コンピュータは,クライアント・
コンピュータからの要求に応じて,製品の故障内容,故
障現象,故障製品の分析結果,解析結果などの故障製品
に関する情報を入力するための被入力画像を表すデータ
をクライアント・コンピュータに送信する。上記クライ
アント・コンピュータは,上記サーバ・コンピュータか
ら送信された被入力画像を表すデータを受信し,被入力
画像にもとづいて入力される故障製品に関する情報の入
力を受付け,受付けた故障製品に関する情報を上記サー
バ・コンピュータに送信する。上記サーバ・コンピュー
タは,上記クライアント・コンピュータから送信された
故障製品に関する情報を受信し,受信した故障製品に関
する情報を記憶する。被入力画像には,ウェブ・ペー
ジ,ウインドウなどによりクライアント・コンピュータ
の表示画面上に表示される入力フォームを表す画像を含
む。
【0032】
【実施例】(1)品質管理システムの構成 図1は品質管理システムの全体的構成を,図2はサーバ
・コンピュータの電気的構成を,図3はクライアント・
コンピュータの電気的構成をそれぞれ示している。
・コンピュータの電気的構成を,図3はクライアント・
コンピュータの電気的構成をそれぞれ示している。
【0033】品質管理システムは,ネットワーク1を介
して相互に接続されたサーバ・コンピュータ2(以下,
サーバ2という)と複数のクライアント・コンピュータ
3(以下,クライアント3という)とから構成されてい
る。ネットワーク1は公衆回線または専用回線のいずれ
をも含む。ネットワーク1は,一般にインターネットま
たはイントラネットを構成する電気通信回線である。
して相互に接続されたサーバ・コンピュータ2(以下,
サーバ2という)と複数のクライアント・コンピュータ
3(以下,クライアント3という)とから構成されてい
る。ネットワーク1は公衆回線または専用回線のいずれ
をも含む。ネットワーク1は,一般にインターネットま
たはイントラネットを構成する電気通信回線である。
【0034】サーバ2(図2)は品質管理システムの中
核をなすものである。サーバ2はCPU5を含み,この
CPU5にワーク・エリアやバッファ・エリア等を提供
するメモリ6,データを送信/受信する送受信装置7,
データを書込み/読出すハードディスク8,CD−RO
Mに記録されたデータを読出すCD−ROMドライブ10
およびフロッピー(登録商標)ディスク(FD)にデー
タを書込/読出すFDドライブ11がそれぞれ接続されて
いる。
核をなすものである。サーバ2はCPU5を含み,この
CPU5にワーク・エリアやバッファ・エリア等を提供
するメモリ6,データを送信/受信する送受信装置7,
データを書込み/読出すハードディスク8,CD−RO
Mに記録されたデータを読出すCD−ROMドライブ10
およびフロッピー(登録商標)ディスク(FD)にデー
タを書込/読出すFDドライブ11がそれぞれ接続されて
いる。
【0035】サーバ2のハードディスク8には,品質管
理プログラム,通信プログラム,オペレーティング・シ
ステムおよびデータベース9があらかじめ記憶されてい
る。
理プログラム,通信プログラム,オペレーティング・シ
ステムおよびデータベース9があらかじめ記憶されてい
る。
【0036】品質管理プログラムは,サーバ2とクライ
アント3とを品質管理システムとして機能させるプログ
ラムである。通信プログラムは,ネットワーク1を介し
てサーバ2とクライアント3との間のデータまたはプロ
グラムの送受信に用いられるプログラム(たとえばブラ
ウザ)である。オペレーティング・システムは,サーバ
2を統合的に制御するプログラムである。これらのプロ
グラムはいずれも,一般にはCD−ROM等の可搬の記
録媒体に記録することができる。この場合にはCD−R
OMドライブ10等およびCPU5を介して,これらのプ
ログラムがハード・ディスク8にインストールされる。
品質管理プログラムの動作の詳細,およびデータベース
9の内容については後述する。
アント3とを品質管理システムとして機能させるプログ
ラムである。通信プログラムは,ネットワーク1を介し
てサーバ2とクライアント3との間のデータまたはプロ
グラムの送受信に用いられるプログラム(たとえばブラ
ウザ)である。オペレーティング・システムは,サーバ
2を統合的に制御するプログラムである。これらのプロ
グラムはいずれも,一般にはCD−ROM等の可搬の記
録媒体に記録することができる。この場合にはCD−R
OMドライブ10等およびCPU5を介して,これらのプ
ログラムがハード・ディスク8にインストールされる。
品質管理プログラムの動作の詳細,およびデータベース
9の内容については後述する。
【0037】クライアント3(図3)も基本的にはサー
バ2と同じハードウエア構成を有している。クライアン
ト3のCPU13には,メモリ14,送受信装置15,ハード
ディスク16,CD−ROMドライブ17およびFDドライ
ブ18がそれぞれ接続されている。クライアント3のCP
U13にはさらに,画像等を表示するための表示装置(C
RTディスプレイ等)19および命令,指令等の入力のた
めの入力装置(キーボード,マウス等)が接続されてい
る。
バ2と同じハードウエア構成を有している。クライアン
ト3のCPU13には,メモリ14,送受信装置15,ハード
ディスク16,CD−ROMドライブ17およびFDドライ
ブ18がそれぞれ接続されている。クライアント3のCP
U13にはさらに,画像等を表示するための表示装置(C
RTディスプレイ等)19および命令,指令等の入力のた
めの入力装置(キーボード,マウス等)が接続されてい
る。
【0038】クライアント3のハードディスク16にも,
通信プログラムおよびオペレーティング・システムがあ
らかじめ記憶されている。データベースおよび品質管理
プログラムは記憶されていない。
通信プログラムおよびオペレーティング・システムがあ
らかじめ記憶されている。データベースおよび品質管理
プログラムは記憶されていない。
【0039】この実施例の品質管理システムにおいて
は,サーバ2は一般には各種の製品を製造するメーカの
オフィスに配置され,クライアント3は品質管理システ
ムにおいて管理される製品を取扱う営業所(販売店),
技術主管部門,工場等の種々の場所に設置される。品質
管理システムでは,サーバ2および複数のクライアント
3が,いわゆるクライアント/サーバ(C/S)システ
ムを構成している。クライアント3がサーバ2に所定の
処理を要求し,サーバ2は要求された処理を実行する。
サーバ2およびクライアント3において実行される処理
は,基本的に上述の品質管理プログラムにもとづく処理
である。
は,サーバ2は一般には各種の製品を製造するメーカの
オフィスに配置され,クライアント3は品質管理システ
ムにおいて管理される製品を取扱う営業所(販売店),
技術主管部門,工場等の種々の場所に設置される。品質
管理システムでは,サーバ2および複数のクライアント
3が,いわゆるクライアント/サーバ(C/S)システ
ムを構成している。クライアント3がサーバ2に所定の
処理を要求し,サーバ2は要求された処理を実行する。
サーバ2およびクライアント3において実行される処理
は,基本的に上述の品質管理プログラムにもとづく処理
である。
【0040】故障製品が営業所に持込まれた場合を例に
とる。この場合の品質管理システムの運用の基本的な流
れは次の通りである。
とる。この場合の品質管理システムの運用の基本的な流
れは次の通りである。
【0041】故障製品が営業所に持込まれると,営業所
のスタッフ(営業所に勤務する社員等)によって,その
故障製品の故障現象を表す情報(以下,故障現象情報と
いう)がクライアント3に入力される。入力された故障
現象情報がサーバ2に送信される。サーバ2においてク
ライアント3から送信された故障現象情報がサーバ2の
データベース9に記憶される。このときに故障製品に付
随する伝票番号がサーバ2において発行される。
のスタッフ(営業所に勤務する社員等)によって,その
故障製品の故障現象を表す情報(以下,故障現象情報と
いう)がクライアント3に入力される。入力された故障
現象情報がサーバ2に送信される。サーバ2においてク
ライアント3から送信された故障現象情報がサーバ2の
データベース9に記憶される。このときに故障製品に付
随する伝票番号がサーバ2において発行される。
【0042】技術主管部門のスタッフは,データベース
9に記憶されている営業所のスタッフが入力した故障現
象情報をクライアント3を用いてデータベース9から読
出すことができる(好ましくは,営業所から技術主管部
門に電子メールによって,故障製品が技術主管部門に向
けて発送された旨を通知する)。営業所から送られた故
障製品と営業所のスタッフが入力した故障現象情報とに
もとづいて,技術主管部門のスタッフが故障製品の故障
原因等を解析する(一次解析)。技術主管部門のスタッ
フは,クライアント3に故障原因等の解析結果の情報
(以下,一次解析情報という)を入力する。一次解析情
報は,営業所のスタッフが入力した故障現象情報に関連
するようにサーバ2のデータベース9に記憶される。技
術主管部門において故障原因が究明され,かつ修理が可
能である場合には技術主管部門において修理が施され
る。技術主管部門のスタッフによってクライアント3に
最終的な解析結果(報告書)(以下,解析結果情報とい
う)が入力され,サーバ2のデータベース9に記憶され
る。修理済みの製品が営業所に返送され,その製品を営
業所に持ち込んだユーザに修理済み製品が返される。
9に記憶されている営業所のスタッフが入力した故障現
象情報をクライアント3を用いてデータベース9から読
出すことができる(好ましくは,営業所から技術主管部
門に電子メールによって,故障製品が技術主管部門に向
けて発送された旨を通知する)。営業所から送られた故
障製品と営業所のスタッフが入力した故障現象情報とに
もとづいて,技術主管部門のスタッフが故障製品の故障
原因等を解析する(一次解析)。技術主管部門のスタッ
フは,クライアント3に故障原因等の解析結果の情報
(以下,一次解析情報という)を入力する。一次解析情
報は,営業所のスタッフが入力した故障現象情報に関連
するようにサーバ2のデータベース9に記憶される。技
術主管部門において故障原因が究明され,かつ修理が可
能である場合には技術主管部門において修理が施され
る。技術主管部門のスタッフによってクライアント3に
最終的な解析結果(報告書)(以下,解析結果情報とい
う)が入力され,サーバ2のデータベース9に記憶され
る。修理済みの製品が営業所に返送され,その製品を営
業所に持ち込んだユーザに修理済み製品が返される。
【0043】技術主管部門において故障の原因究明がで
きない,または故障製品の修理が技術主管部門ではでき
ないような場合には,技術主管部門から工場に向けてそ
の故障製品が送られる。好ましくは,故障製品を発送し
た旨が電子メールによって技術主管部門から工場に連絡
される。工場のスタッフは,データベース9に記憶され
ている営業所のスタッフが入力した故障現象情報と技術
主管部門のスタッフが入力した一次解析情報とをデータ
ベース9からクライアント3を用いて読出すことができ
る。工場においてさらに詳細な解析が行われる。工場の
スタッフによって故障製品の修理が完了すると,工場の
スタッフは故障原因等の解析結果情報(以下,工場解析
情報という)をクライアント3に入力するとともに,修
理済みの製品を技術主管部門に返送する。クライアント
3に入力された工場のスタッフによる工場解析情報は,
営業所のスタッフが入力した故障現象情報および技術主
管部門のスタッフが入力した一次解析情報と関連するよ
うにサーバ2のデータベース9に記憶される。
きない,または故障製品の修理が技術主管部門ではでき
ないような場合には,技術主管部門から工場に向けてそ
の故障製品が送られる。好ましくは,故障製品を発送し
た旨が電子メールによって技術主管部門から工場に連絡
される。工場のスタッフは,データベース9に記憶され
ている営業所のスタッフが入力した故障現象情報と技術
主管部門のスタッフが入力した一次解析情報とをデータ
ベース9からクライアント3を用いて読出すことができ
る。工場においてさらに詳細な解析が行われる。工場の
スタッフによって故障製品の修理が完了すると,工場の
スタッフは故障原因等の解析結果情報(以下,工場解析
情報という)をクライアント3に入力するとともに,修
理済みの製品を技術主管部門に返送する。クライアント
3に入力された工場のスタッフによる工場解析情報は,
営業所のスタッフが入力した故障現象情報および技術主
管部門のスタッフが入力した一次解析情報と関連するよ
うにサーバ2のデータベース9に記憶される。
【0044】技術主管部門のスタッフは工場から返送さ
れた修理製品を受取ると(電子メールによって工場解析
を終えた旨が連絡されると),クライアント3を用いて
工場のスタッフによる工場解析情報をデータベース9か
ら読出し,工場解析情報にもとづいて解析結果情報をク
ライアント3に入力する。解析結果情報がサーバ2のデ
ータベース9に記憶される。技術主管部門から営業所に
電子メールによって解析を終えた旨が連絡される。技術
主管部門のスタッフから営業所に修理済みの製品が返送
され,返送された修理済みの製品がその製品を営業所に
持ち込んだユーザに渡される。
れた修理製品を受取ると(電子メールによって工場解析
を終えた旨が連絡されると),クライアント3を用いて
工場のスタッフによる工場解析情報をデータベース9か
ら読出し,工場解析情報にもとづいて解析結果情報をク
ライアント3に入力する。解析結果情報がサーバ2のデ
ータベース9に記憶される。技術主管部門から営業所に
電子メールによって解析を終えた旨が連絡される。技術
主管部門のスタッフから営業所に修理済みの製品が返送
され,返送された修理済みの製品がその製品を営業所に
持ち込んだユーザに渡される。
【0045】(2)データベース 図4から図6は,データベース9に記憶されたデータテ
ーブルの代表的なものを示している。
ーブルの代表的なものを示している。
【0046】伝票テーブル 伝票テーブル31には,図4に示すように,伝票番号,発
行日,報告書分類,発行部門,製品/半製品,故障内
容,新規入力報告者ID,新規入力コメント,新規入力
承認者ID,一次解析報告者ID,一次解析コメント,
一次解析承認者ID,工場解析報告者ID,工場解析コ
メント,工場解析承認者ID,進捗区分,その他多種類
のデータが格納されている。
行日,報告書分類,発行部門,製品/半製品,故障内
容,新規入力報告者ID,新規入力コメント,新規入力
承認者ID,一次解析報告者ID,一次解析コメント,
一次解析承認者ID,工場解析報告者ID,工場解析コ
メント,工場解析承認者ID,進捗区分,その他多種類
のデータが格納されている。
【0047】「伝票番号」は伝票を識別するユニークな
番号である。伝票が発行されるたびに新たな伝票番号が
採番されて格納される。「発行日」はその伝票番号の伝
票が発行された日付を表す。
番号である。伝票が発行されるたびに新たな伝票番号が
採番されて格納される。「発行日」はその伝票番号の伝
票が発行された日付を表す。
【0048】「報告書分類」は,伝票ごとに作成される
報告書の分類を表し,故障報告,解析依頼または品質情
報連絡のいずれかが格納される。
報告書の分類を表し,故障報告,解析依頼または品質情
報連絡のいずれかが格納される。
【0049】「発行部門」は伝票発行を行った部門およ
び場所を表す。
び場所を表す。
【0050】「製品/半製品」は発行された伝票がどの
ような製品(または半製品)に関する伝票であるかを表
す。半製品とは製品(完成品)に用いられる部材,材
料,部品等を意味する。
ような製品(または半製品)に関する伝票であるかを表
す。半製品とは製品(完成品)に用いられる部材,材
料,部品等を意味する。
【0051】「故障内容」は製品(または半製品)の故
障(不具合)の内容を簡潔に示すものである。
障(不具合)の内容を簡潔に示すものである。
【0052】「新規入力報告者ID」は,伝票発行に関
わった品質管理システムの利用者のIDである。後述す
るように,品質管理システムの利用者にはそれぞれユニ
ークなID(ユーザID)が付与されている。新規入力
報告者はコメント(たとえば,故障現象に関するコメン
ト)を入力することができ,このコメントが「新規入力
コメント」に格納される。
わった品質管理システムの利用者のIDである。後述す
るように,品質管理システムの利用者にはそれぞれユニ
ークなID(ユーザID)が付与されている。新規入力
報告者はコメント(たとえば,故障現象に関するコメン
ト)を入力することができ,このコメントが「新規入力
コメント」に格納される。
【0053】「新規入力承認者ID」は,新規入力(故
障現象)を承認した品質管理システムの利用者のユーザ
IDである。後述するように,承認者によって承認され
た伝票およびその伝票によって特定される故障製品等が
次の処理(技術主管部門における一次解析処理,工場に
おける工場解析処理等)に進む。
障現象)を承認した品質管理システムの利用者のユーザ
IDである。後述するように,承認者によって承認され
た伝票およびその伝票によって特定される故障製品等が
次の処理(技術主管部門における一次解析処理,工場に
おける工場解析処理等)に進む。
【0054】「一次解析報告者ID」は,伝票とともに
故障製品等を受取り,解析(故障内容の調査等)を行っ
た品質管理システムの利用者のユーザIDである。たと
えば,故障製品が営業所から技術主管部門に送られ,こ
こで一次解析が行われた場合には,一次解析を行った品
質管理システムの利用者のユーザIDが格納される。
「一次解析コメント」には一次解析を行った品質管理シ
ステムの利用者の解析結果に対するコメントが格納され
る。「一次解析承認者ID」は一次解析結果の内容を承
認した品質管理システムの利用者のユーザIDである。
故障製品等を受取り,解析(故障内容の調査等)を行っ
た品質管理システムの利用者のユーザIDである。たと
えば,故障製品が営業所から技術主管部門に送られ,こ
こで一次解析が行われた場合には,一次解析を行った品
質管理システムの利用者のユーザIDが格納される。
「一次解析コメント」には一次解析を行った品質管理シ
ステムの利用者の解析結果に対するコメントが格納され
る。「一次解析承認者ID」は一次解析結果の内容を承
認した品質管理システムの利用者のユーザIDである。
【0055】「工場解析報告者ID」は,一次解析の
後,さらに工場や研究所において故障製品等の解析(故
障内容の調査等)を行った品質管理システムの利用者の
ユーザIDである。たとえば,故障製品が営業所から技
術主管部門を経て工場に送られ,工場で工場解析が行わ
れた場合には,工場解析を行った品質管理システムの利
用者のユーザIDが格納される。「工場解析コメント」
には工場解析を行った品質管理システムの利用者の解析
結果に対するコメントが格納される。「工場解析承認者
ID」は工場解析結果の内容を承認した品質管理システ
ムの利用者のユーザIDである。
後,さらに工場や研究所において故障製品等の解析(故
障内容の調査等)を行った品質管理システムの利用者の
ユーザIDである。たとえば,故障製品が営業所から技
術主管部門を経て工場に送られ,工場で工場解析が行わ
れた場合には,工場解析を行った品質管理システムの利
用者のユーザIDが格納される。「工場解析コメント」
には工場解析を行った品質管理システムの利用者の解析
結果に対するコメントが格納される。「工場解析承認者
ID」は工場解析結果の内容を承認した品質管理システ
ムの利用者のユーザIDである。
【0056】「進捗区分」は,伝票の進捗状況を表す。
ここではA,B,CおよびDの4つの進捗区分が設定さ
れている。Aは故障現象(故障内容)を確認中で未だ承
認されていない状況であることを,Bは一次解析を確認
中で未だ承認されていない状況であることを,Cは工場
解析を確認中で未だ承認されていない状況であること
を,Dは解析結果(工場解析の後,技術主管部門で作成
される最終的な報告)を確認中で未だ承認されていない
状況であることをそれぞれ意味する。
ここではA,B,CおよびDの4つの進捗区分が設定さ
れている。Aは故障現象(故障内容)を確認中で未だ承
認されていない状況であることを,Bは一次解析を確認
中で未だ承認されていない状況であることを,Cは工場
解析を確認中で未だ承認されていない状況であること
を,Dは解析結果(工場解析の後,技術主管部門で作成
される最終的な報告)を確認中で未だ承認されていない
状況であることをそれぞれ意味する。
【0057】上述したデータ(項目)の他にも,伝票テ
ーブル31には,解析結果を入力した品質管理システムの
利用者の「解析結果報告者ID」,「解析結果コメン
ト」,解析結果の承認者の「解析結果承認者ID」,各
解析や報告等が入力された日付(年月日)等の種々のデ
ータ(項目)が含まれる。
ーブル31には,解析結果を入力した品質管理システムの
利用者の「解析結果報告者ID」,「解析結果コメン
ト」,解析結果の承認者の「解析結果承認者ID」,各
解析や報告等が入力された日付(年月日)等の種々のデ
ータ(項目)が含まれる。
【0058】伝票テーブル31に格納される各種のデータ
は,コード情報で表すこともできる。この場合には,コ
ード情報と各種データとの対応関係を示すコード・テー
ブルが,別途,データベース9に用意される。
は,コード情報で表すこともできる。この場合には,コ
ード情報と各種データとの対応関係を示すコード・テー
ブルが,別途,データベース9に用意される。
【0059】利用者マスタ 図5は利用者マスタを示している。利用者マスタ32に
は,品質管理システムを利用することができる利用者に
関するデータが格納されている。
は,品質管理システムを利用することができる利用者に
関するデータが格納されている。
【0060】「ユーザID」は,品質管理システムの利
用者ごとに付与される識別符号である。「名前」にはそ
のユーザIDを持つ利用者の名前が格納されている。
用者ごとに付与される識別符号である。「名前」にはそ
のユーザIDを持つ利用者の名前が格納されている。
【0061】「部門」はユーザIDによって特定される
利用者の所属先を表す。「パスワード」はユーザIDと
対で利用者に与えられるものであり,後述するよう,品
質管理システムの利用が認められた者であるかどうかの
判断処理で利用される。
利用者の所属先を表す。「パスワード」はユーザIDと
対で利用者に与えられるものであり,後述するよう,品
質管理システムの利用が認められた者であるかどうかの
判断処理で利用される。
【0062】「権限レベル」は,品質管理システムの利
用者の中で品質管理システムを利用することができる範
囲を定めるものであり,レベル1からレベル7までの権
限レベルのうちのいずれかが各利用者ごとに設定され
る。図6はこの権限レベルの内容を表す権限テーブルを
示している。図6に示す権限テーブル33において,たと
えば,レベル1の権限が与えられている利用者(利用者
マスタ32の「権限レベル」がレベル1の利用者)は,故
障現象,一次解析,工場解析および解析報告のいずれの
データも,読出し(閲覧)および書込み(更新)が可能
(R/W)である。権限レベル4の利用者は,故障現
象,一次解析および解析報告については読出し(閲覧)
のみが可能であり(R ONLY),工場解析について
は読出しおよび書込みのいずれも可能(R/W)であ
る。権限テーブル33において「ダウンロード」には,後
述するダウンロード可能なデータをダウンロードできる
か否かの権限を表すデータが格納される。
用者の中で品質管理システムを利用することができる範
囲を定めるものであり,レベル1からレベル7までの権
限レベルのうちのいずれかが各利用者ごとに設定され
る。図6はこの権限レベルの内容を表す権限テーブルを
示している。図6に示す権限テーブル33において,たと
えば,レベル1の権限が与えられている利用者(利用者
マスタ32の「権限レベル」がレベル1の利用者)は,故
障現象,一次解析,工場解析および解析報告のいずれの
データも,読出し(閲覧)および書込み(更新)が可能
(R/W)である。権限レベル4の利用者は,故障現
象,一次解析および解析報告については読出し(閲覧)
のみが可能であり(R ONLY),工場解析について
は読出しおよび書込みのいずれも可能(R/W)であ
る。権限テーブル33において「ダウンロード」には,後
述するダウンロード可能なデータをダウンロードできる
か否かの権限を表すデータが格納される。
【0063】「メールアドレス」は,品質管理システム
の利用者のメール・アドレスを表す。
の利用者のメール・アドレスを表す。
【0064】(3)品質管理システムの運用 図7は品質管理システムの運用の初期段階の処理の流れ
を示すフローチャートである。図8は品質管理システム
を構成するクライアント3の表示装置19の表示画面に表
示されるウインドウの例を示すものである。
を示すフローチャートである。図8は品質管理システム
を構成するクライアント3の表示装置19の表示画面に表
示されるウインドウの例を示すものである。
【0065】クライアント3おいて通信プログラム(ブ
ラウザ)が起動された後,入力装置20から品質管理シス
テムのウェブ・ページ(WWW(World Wide Web)ペー
ジ,ホーム・ページ;以下単にウインドウまたはページ
という)の表示のためのURL(Uniform Resource Loc
ator,アドレス)が入力されると(ステップ51),サー
バ2からクライアント3にメインメニュー・ウインドウ
の表示のためのデータ(HTML(Hyper Text Markup Lang
uage)データ,ASP(Active Server Pages)データ等)
が送信される(ステップ52)。クライアント3の表示装
置19の表示画面上にメインメニュー・ウインドウW1が
表示される(ステップ53,図8)。以下,ウインドウの
表示のためのデータを,単に「ウインドウ」ということ
にする。
ラウザ)が起動された後,入力装置20から品質管理シス
テムのウェブ・ページ(WWW(World Wide Web)ペー
ジ,ホーム・ページ;以下単にウインドウまたはページ
という)の表示のためのURL(Uniform Resource Loc
ator,アドレス)が入力されると(ステップ51),サー
バ2からクライアント3にメインメニュー・ウインドウ
の表示のためのデータ(HTML(Hyper Text Markup Lang
uage)データ,ASP(Active Server Pages)データ等)
が送信される(ステップ52)。クライアント3の表示装
置19の表示画面上にメインメニュー・ウインドウW1が
表示される(ステップ53,図8)。以下,ウインドウの
表示のためのデータを,単に「ウインドウ」ということ
にする。
【0066】メインメニュー・ウインドウW1には,品
質管理システムにおいて実行される複数の処理のうちの
一つを選択するための処理選択領域W1aと,ユーザI
Dを入力するための入力ボックスW1bと,パスワード
を入力するための入力ボックスW1cと,「ログイン」
ボタンW1dが含まれている。
質管理システムにおいて実行される複数の処理のうちの
一つを選択するための処理選択領域W1aと,ユーザI
Dを入力するための入力ボックスW1bと,パスワード
を入力するための入力ボックスW1cと,「ログイン」
ボタンW1dが含まれている。
【0067】処理選択領域W1aでは,「新規入力処
理」,「解析データ検索処理」,「過去データ検索処
理」,「承認処理」,「クレーム数集計処理」または
「オンラインヘルプ」のいずれかの処理を選択すること
ができる。後述するように,ここで選択された処理のた
めの新たなウインドウが,メインメニュー・ウインドウ
W1に代わって表示画面上に表示されることになる。
「オンラインヘルプ」が選択されると,たとえば,サー
バ2のハードディスク8にあらかじめ記憶されたヘルプ
ファイル(品質管理システムの操作方法等の説明など)
がクライアント3に送信される。オンラインヘルプ処理
を除く処理の詳細,およびそれらの処理においてメイン
メニュー・ウインドウW1に代わって表示画面上に表示
される各種ウインドウの詳細は,後述する。
理」,「解析データ検索処理」,「過去データ検索処
理」,「承認処理」,「クレーム数集計処理」または
「オンラインヘルプ」のいずれかの処理を選択すること
ができる。後述するように,ここで選択された処理のた
めの新たなウインドウが,メインメニュー・ウインドウ
W1に代わって表示画面上に表示されることになる。
「オンラインヘルプ」が選択されると,たとえば,サー
バ2のハードディスク8にあらかじめ記憶されたヘルプ
ファイル(品質管理システムの操作方法等の説明など)
がクライアント3に送信される。オンラインヘルプ処理
を除く処理の詳細,およびそれらの処理においてメイン
メニュー・ウインドウW1に代わって表示画面上に表示
される各種ウインドウの詳細は,後述する。
【0068】ユーザIDおよびパスワードは,品質管理
システムの利用を認められた者(利用者)に与えられた
一対の符号(文字,数字,記号等またはこれらの組合
せ)である。品質管理システムの利用者にはユーザID
およびパスワードが事前に知らされる。また利用者全員
のユーザIDおよびパスワードの対は,あらかじめサー
バ2のデータベース9(利用者マスタ32;図5)に記憶
されている。
システムの利用を認められた者(利用者)に与えられた
一対の符号(文字,数字,記号等またはこれらの組合
せ)である。品質管理システムの利用者にはユーザID
およびパスワードが事前に知らされる。また利用者全員
のユーザIDおよびパスワードの対は,あらかじめサー
バ2のデータベース9(利用者マスタ32;図5)に記憶
されている。
【0069】営業所,技術主管部門または工場のスタッ
フによって,クライアント3の入力装置20が用いられ
て,処理選択領域W1aにおいていずれかの処理が選択
され,かつユーザIDおよびパスワードが入力ボックス
W1b,W1cにそれぞれ入力される。ログイン・ボタ
ンW1dがクリックされると(ステップ54),ネットワ
ーク1を通じて,選択された処理を表すデータならびに
ユーザIDおよびパスワードがサーバ2に向けて送信さ
れる。
フによって,クライアント3の入力装置20が用いられ
て,処理選択領域W1aにおいていずれかの処理が選択
され,かつユーザIDおよびパスワードが入力ボックス
W1b,W1cにそれぞれ入力される。ログイン・ボタ
ンW1dがクリックされると(ステップ54),ネットワ
ーク1を通じて,選択された処理を表すデータならびに
ユーザIDおよびパスワードがサーバ2に向けて送信さ
れる。
【0070】サーバ2では受信したユーザIDおよびパ
スワードを,利用者マスタ32に格納されているユーザI
Dおよびパスワードと照合する認証処理が行われる(ス
テップ55)。ユーザIDおよびパスワードのいずれもが
合致した場合(認証)には,選択された処理に対応する
ウインドウ(後述する)がメインメニュー・ウインドウ
W1に代わって表示画面上に表示される(ステップ55で
YES,ステップ57〜61)。認証できない場合(送信され
たユーザIDまたはパスワードが利用者マスタ32に存在
しない等)には,たとえばエラーメッセージをクライア
ント3に向けて送信する等のエラー処理が行われる(ス
テップ55でNO,ステップ56)。
スワードを,利用者マスタ32に格納されているユーザI
Dおよびパスワードと照合する認証処理が行われる(ス
テップ55)。ユーザIDおよびパスワードのいずれもが
合致した場合(認証)には,選択された処理に対応する
ウインドウ(後述する)がメインメニュー・ウインドウ
W1に代わって表示画面上に表示される(ステップ55で
YES,ステップ57〜61)。認証できない場合(送信され
たユーザIDまたはパスワードが利用者マスタ32に存在
しない等)には,たとえばエラーメッセージをクライア
ント3に向けて送信する等のエラー処理が行われる(ス
テップ55でNO,ステップ56)。
【0071】上述のように,品質管理システムの利用者
は,それぞれあらかじめ権限レベルが設定されている
(利用者マスタ32の「権限レベル」)。権限レベルはサ
ーバ2のデータベース9(利用者マスタ32)においてユ
ーザIDおよびパスワードに対応させて記憶されている
ので,認証された場合にはその利用者の権限レベルがサ
ーバ2において認識されることになる。権限レベルにも
とづく品質管理システム(品質管理プログラム)の処理
については,後述する品質管理システムの処理の説明の
中で明らかになるであろう。
は,それぞれあらかじめ権限レベルが設定されている
(利用者マスタ32の「権限レベル」)。権限レベルはサ
ーバ2のデータベース9(利用者マスタ32)においてユ
ーザIDおよびパスワードに対応させて記憶されている
ので,認証された場合にはその利用者の権限レベルがサ
ーバ2において認識されることになる。権限レベルにも
とづく品質管理システム(品質管理プログラム)の処理
については,後述する品質管理システムの処理の説明の
中で明らかになるであろう。
【0072】新規入力処理 図9は品質管理システムの処理の一つである「新規入力
処理」の流れを示すフローチャートである。
処理」の流れを示すフローチャートである。
【0073】メインメニュー・ウインドウW1の処理選
択領域W1aにおいて「新規入力処理」が選択された場
合には(図7,ステップ57),図10に示すように,サー
バ2からクライアント3に新規入力データ指示ウインド
ウW2が送信され,クライアント3の表示画面上に表示
される(ステップ65,66)。
択領域W1aにおいて「新規入力処理」が選択された場
合には(図7,ステップ57),図10に示すように,サー
バ2からクライアント3に新規入力データ指示ウインド
ウW2が送信され,クライアント3の表示画面上に表示
される(ステップ65,66)。
【0074】新規入力データ指示ウインドウW2は,営
業所,技術主管部門または工場のスタッフが故障製品の
故障状況を入力したり,製品(または半製品)について
解析依頼をしたり,製品(または半製品)の品質情報を
他の部署(部門)に連絡する場合に最初に開かれる(用
いられる)ウインドウである。
業所,技術主管部門または工場のスタッフが故障製品の
故障状況を入力したり,製品(または半製品)について
解析依頼をしたり,製品(または半製品)の品質情報を
他の部署(部門)に連絡する場合に最初に開かれる(用
いられる)ウインドウである。
【0075】新規入力データ指示ウインドウW2には,
報告書分類選択領域W2a,発行部門表示領域W2bお
よび製品選択領域W2cならびに「次へ」および「クリ
ア」ボタンが設けられている。
報告書分類選択領域W2a,発行部門表示領域W2bお
よび製品選択領域W2cならびに「次へ」および「クリ
ア」ボタンが設けられている。
【0076】たとえば,故障製品がユーザから営業所に
持込まれたとする。営業所のスタッフによってクライア
ント3が用いられて故障製品の故障状況が入力されるこ
とになる。この場合には,報告書分類選択領域W2aに
おいて「故障報告」が選択される。発行部門表示領域W
2bには,営業所のスタッフの所属する部門名(営業所
名)が表示される。発行部門表示領域W2bに表示され
る部門名は,サーバ2のデータベース9(利用者マスタ
32)に格納された利用者ごとの所属部門のデータであ
る。既にサーバ2に与えられているユーザIDにもとづ
いて(メインメニュー・ウインドウW1で入力されてい
る),その利用者の所属部門名が発行部門として表示さ
れる。
持込まれたとする。営業所のスタッフによってクライア
ント3が用いられて故障製品の故障状況が入力されるこ
とになる。この場合には,報告書分類選択領域W2aに
おいて「故障報告」が選択される。発行部門表示領域W
2bには,営業所のスタッフの所属する部門名(営業所
名)が表示される。発行部門表示領域W2bに表示され
る部門名は,サーバ2のデータベース9(利用者マスタ
32)に格納された利用者ごとの所属部門のデータであ
る。既にサーバ2に与えられているユーザIDにもとづ
いて(メインメニュー・ウインドウW1で入力されてい
る),その利用者の所属部門名が発行部門として表示さ
れる。
【0077】「解析依頼」は,営業所のスタッフが技術
主管部門または工場に,または技術主管部門のスタッフ
が工場に製品等の異常等の原因解析を依頼する場合に選
択される。「品質情報連絡」は,営業所,技術主管部門
または工場のスタッフが製品等の品質に関する情報を入
力する場合に選択される(ステップ67)。「故障報告」
が選択されると故障報告書が,「解析依頼」が選択され
ると解析依頼報告書が,「品質情報連絡」が選択される
と品質情報報告書が,それぞれ作成されることになる。
主管部門または工場に,または技術主管部門のスタッフ
が工場に製品等の異常等の原因解析を依頼する場合に選
択される。「品質情報連絡」は,営業所,技術主管部門
または工場のスタッフが製品等の品質に関する情報を入
力する場合に選択される(ステップ67)。「故障報告」
が選択されると故障報告書が,「解析依頼」が選択され
ると解析依頼報告書が,「品質情報連絡」が選択される
と品質情報報告書が,それぞれ作成されることになる。
【0078】製品選択領域W2cには,製品名(または
半製品名)を入力するための5つの入力ボックスが設け
られている。ここでは,「ネガ」,「ペーパー」,「リ
バーサル」,「ケミカル」および「その他」の5つの大
分類が表示され,それらの隣にそれぞれ入力ボックスが
設けられている。各入力ボックスの左側にはラジオ・ボ
タンが,右側にはプルダウン・ボタンがそれぞれ設けら
れている。営業所等のスタッフによってマウスが用いら
れていずれかのプルダウン・ボタンがクリックされる
と,大分類に属する複数の製品名(半製品名)が表示画
面上に一覧に表示される(図示略)。
半製品名)を入力するための5つの入力ボックスが設け
られている。ここでは,「ネガ」,「ペーパー」,「リ
バーサル」,「ケミカル」および「その他」の5つの大
分類が表示され,それらの隣にそれぞれ入力ボックスが
設けられている。各入力ボックスの左側にはラジオ・ボ
タンが,右側にはプルダウン・ボタンがそれぞれ設けら
れている。営業所等のスタッフによってマウスが用いら
れていずれかのプルダウン・ボタンがクリックされる
と,大分類に属する複数の製品名(半製品名)が表示画
面上に一覧に表示される(図示略)。
【0079】故障報告を例にとると,ユーザによって持
込まれた製品(または半製品)の名称がいずれかの入力
ボックスに入力される。営業所のスタッフはプルダウン
・ボタンをクリックすることによって一覧に表示される
複数の製品名(半製品名)の表示の中から,故障製品の
製品名を選択すればよい(クリックすればよい)。故障
状況等の入力作業を簡易に行うことができる。プルダウ
ン・ボタンがクリックされることによって一覧に表示さ
れる製品名(半製品名)を表すデータも,新規入力デー
タ指示ウインドウW2を表すデータに含まれることはい
うまでもない。
込まれた製品(または半製品)の名称がいずれかの入力
ボックスに入力される。営業所のスタッフはプルダウン
・ボタンをクリックすることによって一覧に表示される
複数の製品名(半製品名)の表示の中から,故障製品の
製品名を選択すればよい(クリックすればよい)。故障
状況等の入力作業を簡易に行うことができる。プルダウ
ン・ボタンがクリックされることによって一覧に表示さ
れる製品名(半製品名)を表すデータも,新規入力デー
タ指示ウインドウW2を表すデータに含まれることはい
うまでもない。
【0080】「クリア」ボタンがクリックされると,新
規入力データ指示ウインドウW2における選択内容(入
力内容)がクリアされる。
規入力データ指示ウインドウW2における選択内容(入
力内容)がクリアされる。
【0081】「次へ」ボタンがクリックされると,新規
入力データ指示ウインドウW2に代えて,詳細入力ウイ
ンドウW3が表示画面上に表示される(ステップ68,6
9,図11)。図11は,新規入力データ指示ウインドウW
2において「故障報告」が報告書として選択された場合
の詳細入力ウインドウW3の例を示している。
入力データ指示ウインドウW2に代えて,詳細入力ウイ
ンドウW3が表示画面上に表示される(ステップ68,6
9,図11)。図11は,新規入力データ指示ウインドウW
2において「故障報告」が報告書として選択された場合
の詳細入力ウインドウW3の例を示している。
【0082】図11に示す詳細入力ウインドウW3には,
故障内容,故障詳細,故障現象入力者,故障現象入力
日,故障現象コメント等,故障製品の故障現象を表すた
めの複数の入力項目と,入力項目に対応する入力ボック
ス(入力フォーム)があらかじめ用意されている。これ
らの複数の入力ボックス内を埋めるように,営業所等の
スタッフが故障状況を詳細入力ウインドウW3に順次入
力する(ステップ70)。
故障内容,故障詳細,故障現象入力者,故障現象入力
日,故障現象コメント等,故障製品の故障現象を表すた
めの複数の入力項目と,入力項目に対応する入力ボック
ス(入力フォーム)があらかじめ用意されている。これ
らの複数の入力ボックス内を埋めるように,営業所等の
スタッフが故障状況を詳細入力ウインドウW3に順次入
力する(ステップ70)。
【0083】詳細入力ウインドウW3にもラジオ・ボタ
ンが設けられている。マウスを用いてラジオ・ボタンが
クリックされると,その入力項目ついてあらかじめ用意
された複数の入力内容(選択肢)が表示画面上に一覧に
表示される(図示略)。営業所のスタッフが故障製品の
故障現象を入力する場合には,一覧に表示された複数の
入力内容(選択肢)の表示の中から,故障製品の故障現
象に合致する内容を選択すればよい。
ンが設けられている。マウスを用いてラジオ・ボタンが
クリックされると,その入力項目ついてあらかじめ用意
された複数の入力内容(選択肢)が表示画面上に一覧に
表示される(図示略)。営業所のスタッフが故障製品の
故障現象を入力する場合には,一覧に表示された複数の
入力内容(選択肢)の表示の中から,故障製品の故障現
象に合致する内容を選択すればよい。
【0084】故障現象の入力を終えた後,詳細入力ウイ
ンドウW3の下部の「登録」ボタンがクリックされる。
入力された故障現象を表すデータがクライアント3から
サーバ2に向けて送信される。「指示ウインドウ」ボタ
ンは,新規入力データ指示ウインドウW2を再び表示画
面上に表示させる場合にクリックされる。
ンドウW3の下部の「登録」ボタンがクリックされる。
入力された故障現象を表すデータがクライアント3から
サーバ2に向けて送信される。「指示ウインドウ」ボタ
ンは,新規入力データ指示ウインドウW2を再び表示画
面上に表示させる場合にクリックされる。
【0085】「登録」ボタンがクリックされると,サー
バ2において伝票番号が新たに採番される(ステップ7
1,伝票番号発行)。データベース9に記憶された伝票
テーブル31に新たなレコードが作成され,そこに採番さ
れた伝票番号が格納される。作成された新たなレコード
には,伝票発行日,発行部門(入力者の所属部門),故
障現象を表すデータ等が記憶される(ステップ72)。ま
た図12に示すように,クライアント3には採番された伝
票番号を知らせるためのウインドウ(伝票番号表示ウイ
ンドウ)W4がサーバ2から送信される(ステップ7
3)。
バ2において伝票番号が新たに採番される(ステップ7
1,伝票番号発行)。データベース9に記憶された伝票
テーブル31に新たなレコードが作成され,そこに採番さ
れた伝票番号が格納される。作成された新たなレコード
には,伝票発行日,発行部門(入力者の所属部門),故
障現象を表すデータ等が記憶される(ステップ72)。ま
た図12に示すように,クライアント3には採番された伝
票番号を知らせるためのウインドウ(伝票番号表示ウイ
ンドウ)W4がサーバ2から送信される(ステップ7
3)。
【0086】図12に示す伝票番号表示ウインドウW4に
おいて,伝票番号を表示する部分W4aには伝票印刷イ
メージへのリンクがはられている。伝票番号(ここでは
「AD11999090140」)の部分W4aがクリ
ックされると,伝票を表すイメージデータがサーバ2か
らクライアント3に送信され,クライアント3の表示画
面上に伝票印刷イメージが表示される(図示略)。
おいて,伝票番号を表示する部分W4aには伝票印刷イ
メージへのリンクがはられている。伝票番号(ここでは
「AD11999090140」)の部分W4aがクリ
ックされると,伝票を表すイメージデータがサーバ2か
らクライアント3に送信され,クライアント3の表示画
面上に伝票印刷イメージが表示される(図示略)。
【0087】また,伝票番号表示ウインドウW4には
「指示ウインドウへ」の文字表示部分および「AD11
999090140にファイルを添付する」の文字表示
部分W4bが含まれており,これらについてもリンクが
はられている。「指示ウインドウへ」の文字表示部分が
クリックされると,新規入力データ指示ウインドウW3
が再び表示画面上に表示される。「AD1199909
0140にファイルを添付する」の文字表示部分がクリ
ックされると,図13に示すように,クライアント3から
サーバ2にファイルを送信するためのウインドウ(ファ
イル添付ウインドウ)W5が,伝票番号表示ウインドウ
W4に代わって表示画面上に表示される。
「指示ウインドウへ」の文字表示部分および「AD11
999090140にファイルを添付する」の文字表示
部分W4bが含まれており,これらについてもリンクが
はられている。「指示ウインドウへ」の文字表示部分が
クリックされると,新規入力データ指示ウインドウW3
が再び表示画面上に表示される。「AD1199909
0140にファイルを添付する」の文字表示部分がクリ
ックされると,図13に示すように,クライアント3から
サーバ2にファイルを送信するためのウインドウ(ファ
イル添付ウインドウ)W5が,伝票番号表示ウインドウ
W4に代わって表示画面上に表示される。
【0088】ファイル添付ウインドウW5には,「文
書」と「画像」のそれぞれについて,クライアント3か
らサーバ2に送信すべきファイル(文書ファイルまたは
画像ファイル)の格納アドレス(パス)を記述するため
の入力ボックスW5a,W5bが設けられている。また
「参照」,「送信」および「リセット」ボタンが「文
書」と「画像」についてそれぞれ設けられている。
書」と「画像」のそれぞれについて,クライアント3か
らサーバ2に送信すべきファイル(文書ファイルまたは
画像ファイル)の格納アドレス(パス)を記述するため
の入力ボックスW5a,W5bが設けられている。また
「参照」,「送信」および「リセット」ボタンが「文
書」と「画像」についてそれぞれ設けられている。
【0089】たとえば,故障製品に関する詳細な故障状
況を説明する説明文を記述したワードプロセッサ用文書
ファイルをクライアント3からサーバ2に送信する場合
には,入力ボックスW5aにその文書ファイルが記憶さ
れているハードディスク16におけるパス(アドレス)が
入力されて,「送信」ボタンがクリックされる。文書フ
ァイル(または文書ファイルのコピー)がクライアント
3からサーバ2に送信される(ステップ74)。サーバ2
のデータベース9(伝票テーブル31)(または他のテー
ブル)に,受信された文書ファイルが新たに採番された
伝票番号に関連付けられて記憶される(ステップ75)。
同様にして,画像ファイルをクライアント3からサーバ
2に送信する場合には,入力ボックスW5bにその画像
ファイルが記憶されているハードディスク16におけるパ
スが入力されて,「送信」ボタンがクリックされる。画
像ファイル(または画像ファイルのコピー)がクライア
ント3からサーバ2に送信され,データベース9(伝票
テーブル31)(または他のテーブル)に記憶される(ス
テップ74,75)。「参照」ボタンは,文書ファイルや画
像ファイルが記憶されているパスを探す場合にクリック
され,この「参照」ボタンがクリックされるとクライア
ント3のハードディスク16内に記憶されているフォルダ
やファイルが階層構造で示される。「リセット」ボタン
は入力ボックスW5a,W5b内の表示を消去する場合
にクリックされる。
況を説明する説明文を記述したワードプロセッサ用文書
ファイルをクライアント3からサーバ2に送信する場合
には,入力ボックスW5aにその文書ファイルが記憶さ
れているハードディスク16におけるパス(アドレス)が
入力されて,「送信」ボタンがクリックされる。文書フ
ァイル(または文書ファイルのコピー)がクライアント
3からサーバ2に送信される(ステップ74)。サーバ2
のデータベース9(伝票テーブル31)(または他のテー
ブル)に,受信された文書ファイルが新たに採番された
伝票番号に関連付けられて記憶される(ステップ75)。
同様にして,画像ファイルをクライアント3からサーバ
2に送信する場合には,入力ボックスW5bにその画像
ファイルが記憶されているハードディスク16におけるパ
スが入力されて,「送信」ボタンがクリックされる。画
像ファイル(または画像ファイルのコピー)がクライア
ント3からサーバ2に送信され,データベース9(伝票
テーブル31)(または他のテーブル)に記憶される(ス
テップ74,75)。「参照」ボタンは,文書ファイルや画
像ファイルが記憶されているパスを探す場合にクリック
され,この「参照」ボタンがクリックされるとクライア
ント3のハードディスク16内に記憶されているフォルダ
やファイルが階層構造で示される。「リセット」ボタン
は入力ボックスW5a,W5b内の表示を消去する場合
にクリックされる。
【0090】もちろん,ファイル(文書ファイルまたは
画像ファイル)の送信は必ず行う必要はなく,ファイル
を送信しない場合にはステップ74および75の処理は行わ
れない。
画像ファイル)の送信は必ず行う必要はなく,ファイル
を送信しない場合にはステップ74および75の処理は行わ
れない。
【0091】解析中データ検索処理 図14は品質管理システムの処理の一つである解析中デー
タ検索処理(処理中伝票検索処理)の流れを示すフロー
チャートである。
タ検索処理(処理中伝票検索処理)の流れを示すフロー
チャートである。
【0092】メインメニュー・ウインドウW1において
「解析データ検索」が選択されると(図7,ステップ5
8),解析中データ検索指示ウインドウW6がサーバ2
からクライアント3に向けて送信され,図15に示すよう
に,クライアント3の表示画面上にメインメニュー・ウ
インドウW1に代わって画面表示される(ステップ77,
78)。解析データ検索処理は,基本的には,発行された
伝票のうち,処理中の伝票(未だすべての処理(故障の
修理処理,解析処理,返送処理など)を終えていない製
品の伝票)を検索するための処理である。
「解析データ検索」が選択されると(図7,ステップ5
8),解析中データ検索指示ウインドウW6がサーバ2
からクライアント3に向けて送信され,図15に示すよう
に,クライアント3の表示画面上にメインメニュー・ウ
インドウW1に代わって画面表示される(ステップ77,
78)。解析データ検索処理は,基本的には,発行された
伝票のうち,処理中の伝票(未だすべての処理(故障の
修理処理,解析処理,返送処理など)を終えていない製
品の伝票)を検索するための処理である。
【0093】解析中データ検索指示ウインドウW6に
は,報告書分類指示領域W6a,発行部門/報告先/回
付先指示領域W6b,進捗区分指示領域W6c,製品指
示領域W6dおよび出力順指示領域W6eならびに「検
索」および「クリア」ボタンが含まれている。
は,報告書分類指示領域W6a,発行部門/報告先/回
付先指示領域W6b,進捗区分指示領域W6c,製品指
示領域W6dおよび出力順指示領域W6eならびに「検
索」および「クリア」ボタンが含まれている。
【0094】発行される伝票について,上述のように,
解析依頼報告書,故障報告書,品質情報連絡報告書のい
ずれかの報告書が作成される。報告書分類指示領域W6
aでは,解析依頼報告書,故障報告書または品質情報連
絡報告書のいずれの報告書が作成された伝票を検索(抽
出)の対象とするか,またはすべての報告書を検索対象
とするかが指示される。たとえば,「故障報告書」を検
索対象とすると,検索(抽出)される伝票は「故障報告
書」が作成された伝票となる。
解析依頼報告書,故障報告書,品質情報連絡報告書のい
ずれかの報告書が作成される。報告書分類指示領域W6
aでは,解析依頼報告書,故障報告書または品質情報連
絡報告書のいずれの報告書が作成された伝票を検索(抽
出)の対象とするか,またはすべての報告書を検索対象
とするかが指示される。たとえば,「故障報告書」を検
索対象とすると,検索(抽出)される伝票は「故障報告
書」が作成された伝票となる。
【0095】発行部門/報告先/回付先指示領域W6b
では,検索対象とする伝票を,発行部門,報告先または
回付先のいずれかによって絞込むことができる。たとえ
ば,「発行部門」について複数存在する営業所のうちの
一の営業所の名称を指定すると,指定した営業所が発行
した伝票が検索対象とされる。
では,検索対象とする伝票を,発行部門,報告先または
回付先のいずれかによって絞込むことができる。たとえ
ば,「発行部門」について複数存在する営業所のうちの
一の営業所の名称を指定すると,指定した営業所が発行
した伝票が検索対象とされる。
【0096】発行された伝票には進捗状況(進捗段階)
を表すデータが付随する(伝票テーブル31参照)。進捗
区分指示領域W6cでは,進捗状況がA,B,Cおよび
Dのいずれかの伝票を検索対象とするか,または進捗状
況に関わらず,すべての伝票を検索対象とするかが指定
される。
を表すデータが付随する(伝票テーブル31参照)。進捗
区分指示領域W6cでは,進捗状況がA,B,Cおよび
Dのいずれかの伝票を検索対象とするか,または進捗状
況に関わらず,すべての伝票を検索対象とするかが指定
される。
【0097】製品指示領域W6dでは,特定の製品に関
する伝票を検索対象とするか,すべての製品に関する伝
票を検索対象とするかが指示される。
する伝票を検索対象とするか,すべての製品に関する伝
票を検索対象とするかが指示される。
【0098】出力順指示領域W6eでは,検索結果を一
覧に表示するウインドウ(次に示す)における表示の順
序(伝票番号の昇順/降順)が指示される。
覧に表示するウインドウ(次に示す)における表示の順
序(伝票番号の昇順/降順)が指示される。
【0099】検索指示(条件)が入力された後,「検
索」ボタンがクリックされると(ステップ79),検索指
示(条件)に当てはまる伝票がサーバ2において伝票テ
ーブル31から検索(抽出)され,検索結果を表すデータ
がサーバ2からクライアント3に送信される(ステップ
80)。図16に示すように,クライアント3には検索結果
が一覧に表示される(解析中データ一覧ウインドウW
7,ステップ81)。
索」ボタンがクリックされると(ステップ79),検索指
示(条件)に当てはまる伝票がサーバ2において伝票テ
ーブル31から検索(抽出)され,検索結果を表すデータ
がサーバ2からクライアント3に送信される(ステップ
80)。図16に示すように,クライアント3には検索結果
が一覧に表示される(解析中データ一覧ウインドウW
7,ステップ81)。
【0100】解析中データ一覧ウインドウW7におい
て,伝票番号の表示部分にリンクがはられている。いず
れかの伝票番号の表示部分がクリックされると(ステッ
プ82),その伝票番号によって特定される伝票の詳細な
データがサーバ2においてデータベース9(伝票テーブ
ル31)から読出され,クライアント3に送信される。ク
ライアント3の表示画面上に伝票の詳細データが表示さ
れる(ステップ83,84)。伝票の詳細データは報告書と
してまとめられる。図17,図18および図19は,伝票詳細
(報告書)を示すウインドウ(報告書表示ウインドウ)
W8の一例を表している。図17〜図19は一つのウインド
ウ(報告書表示ウインドウ)W8を示すものである。ウ
インドウW8の右端のスクロールバーを操作することに
よって,ウインドウ内の表示がスクロールする。
て,伝票番号の表示部分にリンクがはられている。いず
れかの伝票番号の表示部分がクリックされると(ステッ
プ82),その伝票番号によって特定される伝票の詳細な
データがサーバ2においてデータベース9(伝票テーブ
ル31)から読出され,クライアント3に送信される。ク
ライアント3の表示画面上に伝票の詳細データが表示さ
れる(ステップ83,84)。伝票の詳細データは報告書と
してまとめられる。図17,図18および図19は,伝票詳細
(報告書)を示すウインドウ(報告書表示ウインドウ)
W8の一例を表している。図17〜図19は一つのウインド
ウ(報告書表示ウインドウ)W8を示すものである。ウ
インドウW8の右端のスクロールバーを操作することに
よって,ウインドウ内の表示がスクロールする。
【0101】報告書表示ウインドウW8に示される報告
書には,次の5つの情報記述領域が含まれる。
書には,次の5つの情報記述領域が含まれる。
【0102】故障現象情報記述領域W8a:製品の故障
現象に関する情報が記述される。たとえば,故障製品が
持込まれた営業所等のスタッフによって詳細入力ウイン
ドウW3を用いて入力され,データベース9(伝票テー
ブル31)に格納された情報である。製品名称,受付日
(入力日),故障内容,故障詳細,入力者コメント等の
種々の情報が含まれる。
現象に関する情報が記述される。たとえば,故障製品が
持込まれた営業所等のスタッフによって詳細入力ウイン
ドウW3を用いて入力され,データベース9(伝票テー
ブル31)に格納された情報である。製品名称,受付日
(入力日),故障内容,故障詳細,入力者コメント等の
種々の情報が含まれる。
【0103】一次解析情報記述領域W8b:故障製品に
対する第1段階目の解析(一次解析)に関する情報が記
述される。たとえば,営業所から故障製品を受取った技
術主管部門においてそのスタッフによって入力され,サ
ーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)に格納され
た情報である。一次解析の入力者(報告者)名,入力
日,解析に対するコメント,一次解析の承認者名,承認
日等の情報が含まれる。
対する第1段階目の解析(一次解析)に関する情報が記
述される。たとえば,営業所から故障製品を受取った技
術主管部門においてそのスタッフによって入力され,サ
ーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)に格納され
た情報である。一次解析の入力者(報告者)名,入力
日,解析に対するコメント,一次解析の承認者名,承認
日等の情報が含まれる。
【0104】工場解析情報記述領域W8c:故障製品等
に対する第2段階目の解析(工場解析)の情報が記述さ
れる。たとえば,営業所と技術主管部門とを経た故障製
品を受取った工場のスタッフに入力され,サーバ2のデ
ータベース9(伝票テーブル31)に格納された情報であ
る。工場解析の入力者(報告者)名,入力日,解析に対
するコメント,工場解析の承認者名,承認日等の情報が
含まれる。
に対する第2段階目の解析(工場解析)の情報が記述さ
れる。たとえば,営業所と技術主管部門とを経た故障製
品を受取った工場のスタッフに入力され,サーバ2のデ
ータベース9(伝票テーブル31)に格納された情報であ
る。工場解析の入力者(報告者)名,入力日,解析に対
するコメント,工場解析の承認者名,承認日等の情報が
含まれる。
【0105】解析報告情報記述領域W8d:技術主管部
門から営業所に報告される解析報告に関する情報が記述
される。たとえば,営業所,技術主管部門,工場を経た
故障製品を受取った技術主管部門のスタッフによって入
力され,サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)
に格納された情報である。解析報告の入力者(報告者)
名,入力日,解析報告に対するコメント,解析報告の承
認者名,承認日等の情報が含まれる。
門から営業所に報告される解析報告に関する情報が記述
される。たとえば,営業所,技術主管部門,工場を経た
故障製品を受取った技術主管部門のスタッフによって入
力され,サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)
に格納された情報である。解析報告の入力者(報告者)
名,入力日,解析報告に対するコメント,解析報告の承
認者名,承認日等の情報が含まれる。
【0106】対策情報記述領域W8e:故障製品等の故
障原因に対する対策(方策)が記述される。たとえば,
解析報告を入力した技術主管部門のスタッフによって入
力され,サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)
に格納された情報である。対策の入力者名,入力日,コ
メント,承認者名,承認日等の情報が含まれる。
障原因に対する対策(方策)が記述される。たとえば,
解析報告を入力した技術主管部門のスタッフによって入
力され,サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)
に格納された情報である。対策の入力者名,入力日,コ
メント,承認者名,承認日等の情報が含まれる。
【0107】報告書表示ウインドウW8に含まれる記述
領域W8a〜W8eのすべての領域の記述を,品質管理
システムのすべての利用者が閲覧できる訳ではない。上
述のように,品質管理システムの利用者にはそれぞれ権
限レベル(図6)が設定されているので,この権限レベ
ルに応じて,品質管理システムの利用者ごとに,閲覧で
きる記述領域が制限される。
領域W8a〜W8eのすべての領域の記述を,品質管理
システムのすべての利用者が閲覧できる訳ではない。上
述のように,品質管理システムの利用者にはそれぞれ権
限レベル(図6)が設定されているので,この権限レベ
ルに応じて,品質管理システムの利用者ごとに,閲覧で
きる記述領域が制限される。
【0108】たとえば,報告書表示ウインドウW8が権
限レベル1の利用者によって開かれた場合(メインメニ
ュー・ウインドウW1に入力されたユーザIDおよびパ
スワードが,権限レベル1の利用者のユーザIDおよび
パスワードである場合)には,クライアント3の表示画
面にはすべての情報記述領域の情報が表示される(図
6:権限レベル参照)。報告書表示ウインドウW8が権
限レベル6の利用者によって開かれた場合には,故障現
象情報記述領域W8a,一次解析情報記述領域W8bお
よび解析結果情報記述領域W8eの記述は表示画面に表
示されるが,工場解析情報記述領域W8の記述は表示さ
れない(マスクがかけられる)。対策情報記述領域W8
dについては品質管理システムのすべての利用者が閲覧
することができるようにしてもよいし,権限テーブル33
に対策情報記述領域W8dに関して権限を設けて,所定
の権限レベルを持つ利用者のみが閲覧できるようにして
もよい。
限レベル1の利用者によって開かれた場合(メインメニ
ュー・ウインドウW1に入力されたユーザIDおよびパ
スワードが,権限レベル1の利用者のユーザIDおよび
パスワードである場合)には,クライアント3の表示画
面にはすべての情報記述領域の情報が表示される(図
6:権限レベル参照)。報告書表示ウインドウW8が権
限レベル6の利用者によって開かれた場合には,故障現
象情報記述領域W8a,一次解析情報記述領域W8bお
よび解析結果情報記述領域W8eの記述は表示画面に表
示されるが,工場解析情報記述領域W8の記述は表示さ
れない(マスクがかけられる)。対策情報記述領域W8
dについては品質管理システムのすべての利用者が閲覧
することができるようにしてもよいし,権限テーブル33
に対策情報記述領域W8dに関して権限を設けて,所定
の権限レベルを持つ利用者のみが閲覧できるようにして
もよい。
【0109】報告書表示ウインドウW8は,一次解析情
報,工場解析情報および解析結果情報の情報入力(記
述)にも用いられる。書込み権限(この権限も権限テー
ブル33において設定されている)を有する品質管理シス
テムの利用者によって,一次解析情報記述領域W8b,
工場解析情報記述領域W8cおよび解析結果情報記述領
域W8dのそれぞれについて,一次解析情報,工場解析
情報および解析結果情報が記述,修正される(ステップ
85)。
報,工場解析情報および解析結果情報の情報入力(記
述)にも用いられる。書込み権限(この権限も権限テー
ブル33において設定されている)を有する品質管理シス
テムの利用者によって,一次解析情報記述領域W8b,
工場解析情報記述領域W8cおよび解析結果情報記述領
域W8dのそれぞれについて,一次解析情報,工場解析
情報および解析結果情報が記述,修正される(ステップ
85)。
【0110】報告書表示ウインドウW8には「削除」お
よび「更新」ボタンが設けられている。「削除」ボタン
がクリックされることによって,報告書に記載されてい
る情報がデータベース9(伝票テーブル31)から削除さ
れる。「更新」ボタンがクリックされることによって報
告書の情報が書換えられた場合(新たに記入された場
合)に,その書換え後の内容がデータベース9(伝票テ
ーブル31)に記憶(上書き)される(ステップ86)。
よび「更新」ボタンが設けられている。「削除」ボタン
がクリックされることによって,報告書に記載されてい
る情報がデータベース9(伝票テーブル31)から削除さ
れる。「更新」ボタンがクリックされることによって報
告書の情報が書換えられた場合(新たに記入された場
合)に,その書換え後の内容がデータベース9(伝票テ
ーブル31)に記憶(上書き)される(ステップ86)。
【0111】営業所,技術主管部門,工場等に設置され
たクライアント・コンピュータ3が用いられて,この報
告書表示ウインドウW8にしたがって書込み権限を有す
る利用者により,故障現象情報領域W8a,一次解析情
報記述領域W8b,工場解析情報記述領域W8c,解析
報告情報記述領域W8dおよび対策情報記述領域W8e
に情報が順次記述されていくことになる。
たクライアント・コンピュータ3が用いられて,この報
告書表示ウインドウW8にしたがって書込み権限を有す
る利用者により,故障現象情報領域W8a,一次解析情
報記述領域W8b,工場解析情報記述領域W8c,解析
報告情報記述領域W8dおよび対策情報記述領域W8e
に情報が順次記述されていくことになる。
【0112】報告書表示ウインドウW8の「印刷」ボタ
ンは,表示画面上に表示されている報告書を印刷装置
(図示略)から出力する場合にクリックされる。
ンは,表示画面上に表示されている報告書を印刷装置
(図示略)から出力する場合にクリックされる。
【0113】過去データ検索処理 図20は品質管理システムの処理の一つである過去データ
検索処理(処理済み伝票検索処理)の流れを示すフロー
チャートである。
検索処理(処理済み伝票検索処理)の流れを示すフロー
チャートである。
【0114】メインメニュー・ウインドウW1におい
て,「過去データ検索処理」が選択される(図7,ステ
ップ59)と,過去データ検索指示ウインドウW9がサー
バ2からクライアント3に向けて送信され,図21に示す
ように,クライアント3の表示画面上に画面表示される
(ステップ91,92)。過去データ検索処理は,基本的に
は,すべての処理を終えた伝票を検索するための処理で
ある。すべての処理を終えた伝票(処理済み伝票)と
は,進捗区分Dの伝票について承認処理(後述する)が
行われた伝票を意味する。
て,「過去データ検索処理」が選択される(図7,ステ
ップ59)と,過去データ検索指示ウインドウW9がサー
バ2からクライアント3に向けて送信され,図21に示す
ように,クライアント3の表示画面上に画面表示される
(ステップ91,92)。過去データ検索処理は,基本的に
は,すべての処理を終えた伝票を検索するための処理で
ある。すべての処理を終えた伝票(処理済み伝票)と
は,進捗区分Dの伝票について承認処理(後述する)が
行われた伝票を意味する。
【0115】過去データ検索指示ウインドウW9には,
上述の解析中データ検索指示ウインドウW6(図15)と
同じように,報告書分類指示領域W9a,発行部門/報
告先/回付先指示領域W9b,製品指示領域W9cおよ
び出力順指示領域W9eが含まれている。これらの領域
において検索条件を指示(指定)して,「検索」ボタン
をクリックすると(ステップ93),検索条件を満たす伝
票がサーバ2において伝票テーブル31から抽出され(ス
テップ94),検索結果が一覧に表示される(ステップ9
5,図24:過去データ一覧ウインドウW11)。
上述の解析中データ検索指示ウインドウW6(図15)と
同じように,報告書分類指示領域W9a,発行部門/報
告先/回付先指示領域W9b,製品指示領域W9cおよ
び出力順指示領域W9eが含まれている。これらの領域
において検索条件を指示(指定)して,「検索」ボタン
をクリックすると(ステップ93),検索条件を満たす伝
票がサーバ2において伝票テーブル31から抽出され(ス
テップ94),検索結果が一覧に表示される(ステップ9
5,図24:過去データ一覧ウインドウW11)。
【0116】図22および図23は,過去データ検索指示ウ
インドウの他の例を示すものである。この過去データ検
索指示ウインドウW10では,受付日,伝票番号,報告部
門,製品,故障内容,故障詳細,原因,原因詳細や,営
業所,技術主管部門または工場のスタッフによって報告
書に記述されたコメントに含まれる単語(キーワード)
を用いて,検索条件が設定される。
インドウの他の例を示すものである。この過去データ検
索指示ウインドウW10では,受付日,伝票番号,報告部
門,製品,故障内容,故障詳細,原因,原因詳細や,営
業所,技術主管部門または工場のスタッフによって報告
書に記述されたコメントに含まれる単語(キーワード)
を用いて,検索条件が設定される。
【0117】過去データ一覧ウインドウW11に表示され
た伝票番号の表示部分のいずれかがクリックされると
(ステップ96),クリックされた伝票番号によって特定
される伝票の詳細データがサーバ2からクライアント3
に送信され,表示画面上に表示される(ステップ97,9
8,図25〜図26:報告書表示ウインドウW12)。過去デ
ータ検索処理において画面表示される報告書では,対策
情報記述領域W12eに,故障製品等の故障原因に対する
方策等を記述することができる。
た伝票番号の表示部分のいずれかがクリックされると
(ステップ96),クリックされた伝票番号によって特定
される伝票の詳細データがサーバ2からクライアント3
に送信され,表示画面上に表示される(ステップ97,9
8,図25〜図26:報告書表示ウインドウW12)。過去デ
ータ検索処理において画面表示される報告書では,対策
情報記述領域W12eに,故障製品等の故障原因に対する
方策等を記述することができる。
【0118】過去データ一覧ウインドウW11(図24)に
「ダウンロード」ボタンW11aが設けられている。「ダ
ウンロード」ボタンW11aがクリックされると(ステッ
プ99),表示画面上に表示されている伝票データがクラ
イアント3にダウンロードされる(ステップ100,10
1)。ダウンロードについても権限レベルが設定されて
おり(図6参照),権限を持つ利用者のみが伝票データ
をダウンロードすることができる。
「ダウンロード」ボタンW11aが設けられている。「ダ
ウンロード」ボタンW11aがクリックされると(ステッ
プ99),表示画面上に表示されている伝票データがクラ
イアント3にダウンロードされる(ステップ100,10
1)。ダウンロードについても権限レベルが設定されて
おり(図6参照),権限を持つ利用者のみが伝票データ
をダウンロードすることができる。
【0119】承認処理 図27は品質管理システムの処理の一つである「承認処
理」の流れを示すフローチャートである。
理」の流れを示すフローチャートである。
【0120】メインメニュー・ウインドウW1において
「承認処理」が選択された場合には(図7,ステップ6
0),図29に示すように,サーバ2からクライアント3
に承認処理指示ウインドウW13が送信され,クライアン
ト3の表示画面上に表示される(ステップ103,104)。
上述のように,伝票テーブル31(図5)には,各伝票ご
とに進捗状況(進捗段階)(A,B,CまたはDのアル
ファベットで示される)を表すデータが格納されてい
る。承認処理ではこの進捗状況を次に進める(前に戻す
場合もある)ための処理が行われる。すなわち,進捗状
況Aを進捗状況Bに,進捗状況Bを進捗状況Cに,進捗
状況Cを進捗状況Dに,進捗状況Dを過去データに進め
る処理が行われる。
「承認処理」が選択された場合には(図7,ステップ6
0),図29に示すように,サーバ2からクライアント3
に承認処理指示ウインドウW13が送信され,クライアン
ト3の表示画面上に表示される(ステップ103,104)。
上述のように,伝票テーブル31(図5)には,各伝票ご
とに進捗状況(進捗段階)(A,B,CまたはDのアル
ファベットで示される)を表すデータが格納されてい
る。承認処理ではこの進捗状況を次に進める(前に戻す
場合もある)ための処理が行われる。すなわち,進捗状
況Aを進捗状況Bに,進捗状況Bを進捗状況Cに,進捗
状況Cを進捗状況Dに,進捗状況Dを過去データに進め
る処理が行われる。
【0121】承認処理指示ウインドウW13では,上述の
承認処理を行う伝票の検索を行うことができる。承認処
理指示ウインドウW13には,解析中データ検索指示ウイ
ンドウW6(図15)と同様,報告書分類指示領域W13
a,発行部門/報告先/回付先指示領域W13b,製品指
示領域W13cおよび出力順指示領域W13dが含まれてい
る。また「承認処理」および「クリア」ボタンが含まれ
ている。
承認処理を行う伝票の検索を行うことができる。承認処
理指示ウインドウW13には,解析中データ検索指示ウイ
ンドウW6(図15)と同様,報告書分類指示領域W13
a,発行部門/報告先/回付先指示領域W13b,製品指
示領域W13cおよび出力順指示領域W13dが含まれてい
る。また「承認処理」および「クリア」ボタンが含まれ
ている。
【0122】承認処理指示ウインドウW13を用いて承認
処理を行うべき伝票の検索条件が入力される(ステップ
105 )。「承認処理」ボタンがクリックされると,検索
条件に該当する伝票がサーバ2のデータベース9(伝票
テーブル31)において検索される(ステップ106 )。検
索結果(抽出伝票番号の一覧)がサーバ2からクライア
ント3に送信され,クライアント3の表示画面上に表示
される(ステップ107,図示略)。いずれかの伝票番号
が選択されると(ステップ108 ),選択された伝票の詳
細データ(報告書)がサーバ2からクライアント3に送
信される(ステップ109 ,110,図29,図30および図3
1:承認ウインドウW14)。
処理を行うべき伝票の検索条件が入力される(ステップ
105 )。「承認処理」ボタンがクリックされると,検索
条件に該当する伝票がサーバ2のデータベース9(伝票
テーブル31)において検索される(ステップ106 )。検
索結果(抽出伝票番号の一覧)がサーバ2からクライア
ント3に送信され,クライアント3の表示画面上に表示
される(ステップ107,図示略)。いずれかの伝票番号
が選択されると(ステップ108 ),選択された伝票の詳
細データ(報告書)がサーバ2からクライアント3に送
信される(ステップ109 ,110,図29,図30および図3
1:承認ウインドウW14)。
【0123】承認ウインドウW14の上部および下部には
「更新」,「削除」,「承認取消」および「承認」ボタ
ンが含まれている。
「更新」,「削除」,「承認取消」および「承認」ボタ
ンが含まれている。
【0124】「更新」ボタンW14aは,更新者が報告書
の内容を変更(更新)した場合にクリックされる。更新
者によって報告書の内容が変更され,その後「更新」ボ
タンがクリックされると,変更内容がクライアント3か
らサーバ2に送信され,サーバ2のデータベース9(伝
票テーブル31)の内容が更新される。もちろん,この場
合,更新者は,上述のように,書込み権限(図6の権限
レベル参照)を有する者である必要があるのはいうまで
もない。更新者の名前(またはID)が更新者の欄に書
き込まれる。
の内容を変更(更新)した場合にクリックされる。更新
者によって報告書の内容が変更され,その後「更新」ボ
タンがクリックされると,変更内容がクライアント3か
らサーバ2に送信され,サーバ2のデータベース9(伝
票テーブル31)の内容が更新される。もちろん,この場
合,更新者は,上述のように,書込み権限(図6の権限
レベル参照)を有する者である必要があるのはいうまで
もない。更新者の名前(またはID)が更新者の欄に書
き込まれる。
【0125】「削除」ボタンW14bがクリックされる
と,表示画面に表示されている伝票データ(報告書)が
サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)から削除
される。
と,表示画面に表示されている伝票データ(報告書)が
サーバ2のデータベース9(伝票テーブル31)から削除
される。
【0126】「承認取消」ボタンW14cがクリックされ
ると,それまで承認されていた段階(進捗状況)が一つ
前の段階まで戻される。たとえば,進捗状況Dであれば
進捗状況Cに,進捗状況Cであれば進捗状況Bに,進捗
状況Bであれば進捗状況Aに戻る。サーバ2のデータベ
ース9(伝票テーブル31)において進捗状況を表すデー
タが書換えられる。
ると,それまで承認されていた段階(進捗状況)が一つ
前の段階まで戻される。たとえば,進捗状況Dであれば
進捗状況Cに,進捗状況Cであれば進捗状況Bに,進捗
状況Bであれば進捗状況Aに戻る。サーバ2のデータベ
ース9(伝票テーブル31)において進捗状況を表すデー
タが書換えられる。
【0127】「承認」ボタンW14dがクリックされると
(ステップ111 ),進捗状況が次に進められる。すなわ
ち,伝票テーブル31(図5)において進捗状況を表すデ
ータが次の段階の進捗状況を表すデータに更新される。
承認者の欄に承認者の名前が記述される。
(ステップ111 ),進捗状況が次に進められる。すなわ
ち,伝票テーブル31(図5)において進捗状況を表すデ
ータが次の段階の進捗状況を表すデータに更新される。
承認者の欄に承認者の名前が記述される。
【0128】表示画面に表示されている伝票(報告書)
の進捗状況が進捗状況Dである場合に「承認」ボタンW
14dがクリックされると,解析中データとして取扱われ
ていた伝票が,過去データとして取扱われることになる
(すなわち,過去データ検索処理における検索対象とな
る)。
の進捗状況が進捗状況Dである場合に「承認」ボタンW
14dがクリックされると,解析中データとして取扱われ
ていた伝票が,過去データとして取扱われることになる
(すなわち,過去データ検索処理における検索対象とな
る)。
【0129】「承認」ボタンW14dがクリックされると
承認が行われた旨が,「承認取消」ボタンW14cがクリ
ックされると承認が取消された旨が,それぞれ電子メー
ルによって関係者に通知される(ステップ112 )。これ
により,その後に処理を行う者(たとえば,営業所から
送られる故障製品の解析を行うべき技術主管部門のスタ
ッフ)に,処理を行うべき旨が知らされることになるの
で,業務を円滑に進ませることができる。
承認が行われた旨が,「承認取消」ボタンW14cがクリ
ックされると承認が取消された旨が,それぞれ電子メー
ルによって関係者に通知される(ステップ112 )。これ
により,その後に処理を行う者(たとえば,営業所から
送られる故障製品の解析を行うべき技術主管部門のスタ
ッフ)に,処理を行うべき旨が知らされることになるの
で,業務を円滑に進ませることができる。
【0130】クレーム集計処理 図32は品質管理システムの処理の一つである「クレーム
数集計処理」の流れを示すフローチャートである。
数集計処理」の流れを示すフローチャートである。
【0131】メインメニュー・ウインドウW1において
「クレーム数集計処理」が選択された場合には(図7,
ステップ61),図33に示すように,サーバ2からクライ
アント3にクレーム数集計指示ウインドウW15が送信さ
れ,クライアント3の表示画面上に表示される(ステッ
プ115,116)。
「クレーム数集計処理」が選択された場合には(図7,
ステップ61),図33に示すように,サーバ2からクライ
アント3にクレーム数集計指示ウインドウW15が送信さ
れ,クライアント3の表示画面上に表示される(ステッ
プ115,116)。
【0132】クレーム数集計指示ウインドウW15では,
製品/故障内容別クレーム数集計表,半製品/製品別ク
レーム集計表,部門/製品別クレーム集計表または部門
/半製品/製品別クレーム集計表のいずれの集計表を表
示画面上に表示するかを選択する。またクレーム数集計
指示ウインドウW15では,年度,製品/半製品,発行部
門,報告書分類を指定して,指定した年度,製品/半製
品,発行部門または報告書について,上述の集計表を表
示させることができる。クレームとは,製品等について
一般的なユーザ(消費者)からの異議(不平,不満等)
を意味する。
製品/故障内容別クレーム数集計表,半製品/製品別ク
レーム集計表,部門/製品別クレーム集計表または部門
/半製品/製品別クレーム集計表のいずれの集計表を表
示画面上に表示するかを選択する。またクレーム数集計
指示ウインドウW15では,年度,製品/半製品,発行部
門,報告書分類を指定して,指定した年度,製品/半製
品,発行部門または報告書について,上述の集計表を表
示させることができる。クレームとは,製品等について
一般的なユーザ(消費者)からの異議(不平,不満等)
を意味する。
【0133】指定された集計表を構成するクレーム数
(伝票数)が,伝票テーブル31に格納されているデータ
に基づいて,サーバ2において集計される(ステップ11
8 )。図34はクレーム集計表の一つである製品/故障内
容別クレーム集計表が表示されたウインドウの一例を示
すものである。製品および故障内容ごとにクレーム数が
月単位でまとめられて集計表が作成される。
(伝票数)が,伝票テーブル31に格納されているデータ
に基づいて,サーバ2において集計される(ステップ11
8 )。図34はクレーム集計表の一つである製品/故障内
容別クレーム集計表が表示されたウインドウの一例を示
すものである。製品および故障内容ごとにクレーム数が
月単位でまとめられて集計表が作成される。
【0134】このように,クレーム集計処理では,サー
バ2がクライアント3からの指示に応じてデータベース
9(伝票テーブル31)に記憶されているデータにもとづ
いて集計表を作成し,クライアント3に送信する(ステ
ップ117,118)。送信された集計表がクライアント3に
おいて画面表示される(ステップ119 )。
バ2がクライアント3からの指示に応じてデータベース
9(伝票テーブル31)に記憶されているデータにもとづ
いて集計表を作成し,クライアント3に送信する(ステ
ップ117,118)。送信された集計表がクライアント3に
おいて画面表示される(ステップ119 )。
【0135】集計表表示ウインドウW16の上部に,「ダ
ウンロード」ボタンが設けられている。「ダウンロー
ド」ボタンがクリックされると(ステップ120 ),表示
画面上に表示されている集計結果を表示するためのデー
タ(たとえば,CSV(CommaSeparated Value)デー
タ)が,サーバ2からクライアント3に送信される(ス
テップ121,122)。集計結果を表示するためのデータの
ダウンロードも,権限レベル(図6)によって制限され
ることがある。
ウンロード」ボタンが設けられている。「ダウンロー
ド」ボタンがクリックされると(ステップ120 ),表示
画面上に表示されている集計結果を表示するためのデー
タ(たとえば,CSV(CommaSeparated Value)デー
タ)が,サーバ2からクライアント3に送信される(ス
テップ121,122)。集計結果を表示するためのデータの
ダウンロードも,権限レベル(図6)によって制限され
ることがある。
【図1】品質管理システムの全体的構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】サーバ・コンピュータの電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】クライアント・コンピュータの電気的構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】伝票テーブルの内容を示す。
【図5】利用者マスタの内容を示す。
【図6】権限テーブルの内容を示す。
【図7】クライアント・コンピュータとサーバ・コンピ
ュータとにおいてそれぞれ行われる処理(運用開始処
理)の流れを示すフローチャートである。
ュータとにおいてそれぞれ行われる処理(運用開始処
理)の流れを示すフローチャートである。
【図8】メインメニュー・ウインドウを示す。
【図9】クライアント・コンピュータとサーバ・コンピ
ュータとにおいてそれぞれ行われる処理(新規入力処
理)の流れを示すフローチャートである。
ュータとにおいてそれぞれ行われる処理(新規入力処
理)の流れを示すフローチャートである。
【図10】新規入力データ指示ウインドウを示す。
【図11】詳細入力ウインドウを示す。
【図12】伝票番号表示ウインドウを示す。
【図13】ファイル添付ウインドウを示す。
【図14】クライアント・コンピュータとサーバ・コン
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(解析中デー
タ検索処理)の流れを示すフローチャートである。
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(解析中デー
タ検索処理)の流れを示すフローチャートである。
【図15】解析中データ検索指示ウインドウを示す。
【図16】解析中データ一覧ウインドウを示す。
【図17】報告書表示ウインドウを示す。
【図18】報告書表示ウインドウを示す。
【図19】報告書表示ウインドウを示す。
【図20】クライアント・コンピュータとサーバ・コン
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(過去データ
検索処理)の流れを示すフローチャートである。
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(過去データ
検索処理)の流れを示すフローチャートである。
【図21】過去データ検索指示ウインドウを示す。
【図22】過去データ検索指示ウインドウの他の例を示
す。
す。
【図23】過去データ検索指示ウインドウの他の例を示
す。
す。
【図24】過去データ一覧ウインドウを示す。
【図25】報告書表示ウインドウを示す。
【図26】報告書表示ウインドウを示す。
【図27】クライアント・コンピュータとサーバ・コン
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(承認処理)
の流れを示すフローチャートである。
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(承認処理)
の流れを示すフローチャートである。
【図28】承認処理指示ウインドウを示す。
【図29】承認ウインドウを示す。
【図30】承認ウインドウを示す。
【図31】承認ウインドウを示す。
【図32】クライアント・コンピュータとサーバ・コン
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(クレーム数
集計処理)の流れを示すフローチャートである。
ピュータとにおいてそれぞれ行われる処理(クレーム数
集計処理)の流れを示すフローチャートである。
【図33】クレーム数集計指示ウインドウを示す。
【図34】クレーム数集計結果ウインドウを示す。
1 ネットワーク 2 サーバ・コンピュータ 3 クライアント・コンピュータ 5,13 CPU 6,14 メモリ 7,15 送受信装置 8,16 ハードディスク 9 データベース 19 表示装置 20 入力装置
Claims (14)
- 【請求項1】 複数のクライアント・コンピュータとネ
ットワークを介して接続される製品の品質管理システム
におけるサーバ・コンピュータの制御方法であり,第1
のクライアント・コンピュータから送信された製品の故
障内容を表す故障現象情報を受信し,受信した故障現象
情報を特定する伝票番号を発行し,発行した伝票番号と
受付けた故障現象情報とを互いに関連付けてデータベー
スに格納し,第2のクライアント・コンピュータから送
信された伝票番号特定情報を含む第1の伝票読出し要求
を受信し,受信した第1の伝票読出し要求にもとづい
て,その要求に含まれる伝票番号特定情報によって特定
される故障現象情報を上記データベースから読出し,読
出した故障現象情報を上記第2のクライアント・コンピ
ュータに送信し,上記第2のクライアント・コンピュー
タから送信された上記故障現象情報にもとづいて得られ
る故障原因調査結果を含む解析情報を受信し,受信した
解析情報を上記伝票番号と互いに関連づけてデータベー
スに格納する,製品の品質管理システムにおけるサーバ
・コンピュータの制御方法。 - 【請求項2】 第3のクライアント・コンピュータから
送信された伝票番号特定情報を含む第2の伝票読出し要
求を受信し,受信した第2の伝票読出し要求にもとづい
て,その要求に含まれる伝票番号特定情報によって特定
される故障現象情報および解析情報を上記データベース
から読出し,読出した故障現象情報および解析情報を上
記第3のクライアント・コンピュータに送信し,上記第
3のクライアント・コンピュータから送信された上記故
障現象情報および解析情報にもとづいて得られる故障原
因詳細調査結果を含む詳細解析情報を受信し,受信した
詳細解析情報を上記伝票番号と互いに関連づけてデータ
ベースに格納する,請求項1に記載のサーバ・コンピュ
ータの制御方法。 - 【請求項3】 上記データベースには,伝票処理の進捗
状況を表す進捗状況情報が上記伝票番号と関連付けられ
て格納されており,第4のクライアント・コンピュータ
から送信された進捗前進情報または進捗後退情報にもと
づいて,上記伝票処理の進捗状況情報を更新する,請求
項1または2に記載のサーバ・コンピュータの制御方
法。 - 【請求項4】 上記データベースには,伝票番号が発行
された年月日を表す日付情報,故障製品を特定するため
の製品特定情報および伝票番号の発行者の所属部門を特
定する発行部門情報が上記伝票番号と関連付けられて格
納されており,第5のクライアント・コンピュータから
送信された伝票番号発行年度情報,製品特定情報,発行
部門情報のうち少なくとも一つの情報を含む集計要求に
もとづいて,集計要求に合致する伝票の数を集計した集
計表データを作成する,請求項1から3のいずれか一項
に記載のサーバ・コンピュータの制御方法。 - 【請求項5】 上記データベースには,製品の品質管理
システムの利用者ごとに,IDおよびパスワードが記憶
されており,第1,第2,第3,第4または第5のクラ
イアント・コンピュータからそれぞれ送信されたIDお
よびパスワードを受信し,受信したIDおよびパスワー
ドと上記データベースに記憶されているIDおよびパス
ワードとが一致するかどうかを判断し,IDおよびパス
ワードのいずれもが一致した場合に,伝票番号の発行,
故障現象情報の送信,故障現象情報および解析情報の送
信,故障現象情報,解析情報および詳細解析情報の送
信,進捗状況情報の更新,または集計表データの作成を
実行する,請求項4に記載のサーバ・コンピュータの制
御方法。 - 【請求項6】 上記データベースには,製品の品質管理
システムの利用者ごとに,製品の品質管理システムの利
用範囲を規定する権限レベルを表す権限レベル情報が記
憶されており,受信したIDにもとづいて,そのIDに
よって特定される製品の品質管理システムの利用者の権
限レベル情報を参照し,参照された権限レベル情報が表
す権限レベルに応じて,上記第1,第2または第3のク
ライアント・コンピュータに送信する故障現象情報,解
析情報または詳細解析情報のうち,少なくとも一つの情
報の送信範囲を制限する,請求項5に記載のサーバ・コ
ンピュータの制御方法。 - 【請求項7】 参照された権限レベル情報が表す権限レ
ベルに応じて,上記第1,第2,第3または第4のクラ
イアント・コンピュータから受付ける故障現象情報,解
析情報,詳細解析情報または進捗状況情報のうち,少な
くとも一つの情報の受付範囲を制限する,請求項6に記
載のサーバ・コンピュータの制御方法。 - 【請求項8】 複数のクライアント・コンピュータとネ
ットワークを介して接続される製品の品質管理システム
におけるサーバ・コンピュータであり,第1のクライア
ント・コンピュータから送信された製品の故障内容を表
す故障現象情報を受信する第1の受信手段,上記第1の
受信手段によって受信された故障現象情報を特定する伝
票番号を発行する伝票番号発行手段,上記伝票番号発行
手段によって発行された伝票番号と受付けた故障現象情
報とを互いに関連付けてデータベースに格納する第1の
格納手段,第2のクライアント・コンピュータから送信
された伝票番号特定情報を含む第1の伝票読出し要求を
受信する第2の受信手段,上記第2の受信手段によって
受信された第1の伝票読出し要求にもとづいて,その要
求に含まれる伝票番号特定情報によって特定される故障
現象情報を上記データベースから読出し,読出した故障
現象情報を上記第2のクライアント・コンピュータに送
信する第1の送信手段,上記第1の送信手段によって送
信された故障現象情報を受信した上記第2のクライアン
ト・コンピュータから送信される,上記故障現象情報に
もとづいて得られる故障原因調査結果を含む解析情報を
受信する第3の受信手段,および上記第3の受信手段に
よって受信された解析情報を,上記伝票番号と互いに関
連づけてデータベースに格納する第2の格納手段,を備
えた製品の品質管理システムにおけるサーバ・コンピュ
ータ。 - 【請求項9】 第3のクライアント・コンピュータから
送信された伝票番号特定情報を含む第2の伝票読出し要
求を受信する第4の受信手段,上記第4の受信手段によ
って受信された第2の伝票読出し要求にもとづいて,そ
の要求に含まれる伝票番号特定情報によって特定される
故障現象情報および解析情報を上記データベースから読
出し,読出した故障現象情報および解析情報を上記第3
のクライアント・コンピュータに送信する第2の送信手
段,上記第2の送信手段によって送信された故障現象情
報および解析情報を受信した上記第3のクライアント・
コンピュータから送信される,上記故障現象情報および
解析情報にもとづいて得られる故障原因詳細調査結果を
含む詳細解析情報を受信する第5の受信手段,および上
記第5の受信手段によって受信された詳細解析情報を,
上記伝票番号と互いに関連づけてデータベースに格納す
る第3の格納手段,を備えた請求項8に記載のサーバ・
コンピュータ。 - 【請求項10】 営業所コンピュータ,技術主管部門コ
ンピュータおよびサーバ・コンピュータがネットワーク
を介して相互に接続可能であり,営業所コンピュータ
は,複数の製品のそれぞれについての故障現象を表すデ
ータの入力を受付ける第1の受付手段,および上記第1
の受付手段によって受付られた故障現象を表すデータを
サーバ・コンピュータに送信する第1の送信手段を備え
ており,サーバ・コンピュータは,上記第1の送信手段
によって営業所コンピュータから送信された故障現象を
表すデータを受信する第1の受信手段,および上記第1
の受信手段によって受信された故障現象を表すデータを
記憶する第1の記憶手段を備えており,技術主管部門コ
ンピュータは,上記サーバ・コンピュータの第1の記憶
手段にアクセスし,記憶された故障現象を表すデータを
読出して受信する第1の受信手段,上記第1の受信手段
によって受信された故障現象を表すデータにもとづいて
入力される故障原因を特定するための解析データの入力
を受付ける第2の受付手段,および上記第2の受付手段
によって入力された解析データをサーバ・コンピュータ
に送信する第2の送信手段を備えており,サーバ・コン
ピュータはさらに,第2の送信手段によって技術主管部
門コンピュータから送信された解析データを受信する第
2の受信手段,および上記第2の受信手段によって受信
された解析データを,上記技術主管部門コンピュータに
送信した故障現象を表すデータと関連させて記憶する第
2の記憶手段,を備えている製品の品質管理システム。 - 【請求項11】 上記ネットワークには,工場コンピュ
ータが接続可能であり,工場コンピュータは,上記サー
バ・コンピュータの第1の記憶手段および第2の記憶手
段にアクセスし,第1の記憶手段に記憶された故障現象
を表すデータおよび第2の記憶手段に記憶された解析デ
ータを読出して受信する第3の受信手段,上記第3の受
信手段によって受信された故障現象を表すデータおよび
解析データにもとづいて入力される故障原因を特定する
ための詳細解析データの入力を受付ける第3の受付手
段,および上記第3の受付手段によって入力された詳細
解析データをネットワークを介してサーバ・コンピュー
タに送信する第3の送信手段を備えており,サーバ・コ
ンピュータはさらに,第3の送信手段によって工場コン
ピュータから送信された詳細解析データを受信する第3
の受信手段,および上記第3の受信手段によって受信さ
れた詳細解析データを,上記工場コンピュータに送信し
た故障現象を表すデータおよび解析データと関連させて
記憶する第3の記憶手段を備えている,請求項10に記載
の製品の品質管理システム。 - 【請求項12】 データ処理を行うサーバ・コンピュー
タと,データの入出力処理を行うクライアント・コンピ
ュータとがネットワークを介して相互に接続可能であ
り,サーバ・コンピュータは,クライアント・コンピュ
ータからの要求に応じて,製品の故障内容,故障現象,
故障製品の分析結果,解析結果などの故障製品に関する
情報を入力するための被入力画像を表すデータをクライ
アント・コンピュータに送信し,上記クライアント・コ
ンピュータは,上記サーバ・コンピュータから送信され
た被入力画像を表すデータを受信し,被入力画像にもと
づいて入力される故障製品に関する情報の入力を受付
け,受付けた故障製品に関する情報を上記サーバ・コン
ピュータに送信し,上記サーバ・コンピュータは,上記
クライアント・コンピュータから送信された故障製品に
関する情報を受信し,受信した故障製品に関する情報を
記憶する,製品の品質管理システムの動作制御方法。 - 【請求項13】 複数のクライアント・コンピュータと
ネットワークを介して接続される製品の品質管理システ
ムにおけるサーバ・コンピュータの動作を制御するため
のプログラムであり,第1のクライアント・コンピュー
タから送信された製品の故障内容を表す故障現象情報を
受信し,受信した故障現象情報を特定する伝票番号を発
行し,発行した伝票番号と受付けた故障現象情報とを互
いに関連付けてデータベースに格納し,第2のクライア
ント・コンピュータから送信された伝票番号特定情報を
含む第1の伝票読出し要求を受信し,受信した第1の伝
票読出し要求にもとづいて,その要求に含まれる伝票番
号特定情報によって特定される故障現象情報を上記デー
タベースから読出し,読出した故障現象情報を上記第2
のクライアント・コンピュータに送信し,上記第2のク
ライアント・コンピュータから送信された上記故障現象
情報にもとづいて得られる故障原因調査結果を含む解析
情報を受信し,受信した解析情報を上記伝票番号と互い
に関連づけてデータベースに格納するようにサーバ・コ
ンピュータを制御するプログラム,を記録したコンピュ
ータが読取り可能な記録媒体。 - 【請求項14】 第3のクライアント・コンピュータか
ら送信された伝票番号特定情報を含む第2の伝票読出し
要求を受信し,受信した第2の伝票読出し要求にもとづ
いて,その要求に含まれる伝票番号特定情報によって特
定される故障現象情報および解析情報を上記データベー
スから読出し,読出した故障現象情報および解析情報を
上記第3のクライアント・コンピュータに送信し,上記
第3のクライアント・コンピュータから送信された上記
故障現象情報および解析情報にもとづいて得られる故障
原因詳細調査結果を含む詳細解析情報を受信し,受信し
た詳細解析情報を上記伝票番号と互いに関連づけてデー
タベースに格納するようにサーバ・コンピュータを制御
するプログラム,をさらに記録した請求項13に記載のコ
ンピュータが読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190829A JP2002007517A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190829A JP2002007517A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002007517A true JP2002007517A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18690232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000190829A Pending JP2002007517A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002007517A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003280713A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 製造情報管理システム |
JP2005521966A (ja) * | 2002-04-03 | 2005-07-21 | アイエムエス ヘルス インコーポレイテッド | セールス及びマーケットリサーチデータのレポート及びデリバリングのシステム及び方法 |
KR101512735B1 (ko) * | 2013-08-28 | 2015-04-16 | 승보 오토모티브 주식회사 | 품질 관리 장치 및 방법 |
CN110032576A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-07-19 | 平安科技(深圳)有限公司 | 一种业务处理方法以及装置 |
CN111459769A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-07-28 | 贵州电网有限责任公司 | 一种网络资源的数据展示方法及系统 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000190829A patent/JP2002007517A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003280713A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 製造情報管理システム |
JP2005521966A (ja) * | 2002-04-03 | 2005-07-21 | アイエムエス ヘルス インコーポレイテッド | セールス及びマーケットリサーチデータのレポート及びデリバリングのシステム及び方法 |
KR101512735B1 (ko) * | 2013-08-28 | 2015-04-16 | 승보 오토모티브 주식회사 | 품질 관리 장치 및 방법 |
CN110032576A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-07-19 | 平安科技(深圳)有限公司 | 一种业务处理方法以及装置 |
CN110032576B (zh) * | 2019-03-12 | 2023-06-16 | 平安科技(深圳)有限公司 | 一种业务处理方法以及装置 |
CN111459769A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-07-28 | 贵州电网有限责任公司 | 一种网络资源的数据展示方法及系统 |
CN111459769B (zh) * | 2020-03-31 | 2024-05-28 | 贵州电网有限责任公司 | 一种网络资源的数据展示方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6279006B1 (en) | Structured data management system and computer-readable recording medium storing structured data management program | |
US6647390B2 (en) | System and methods for standardizing data for design review comparisons | |
JP3625418B2 (ja) | 保全情報管理システム及び保全計画の提供方法 | |
US5802493A (en) | Method and apparatus for generating a proposal response | |
US8688464B2 (en) | Screening electronic service requests | |
US11126968B2 (en) | Custom application builder for supply chain management | |
US20040122936A1 (en) | Methods and apparatus for collecting, managing and presenting enterprise performance information | |
US20230336500A1 (en) | Configurable views of context-relevant content | |
US20020072922A1 (en) | Information processing system, information disclosing server, and portal server | |
US20070219653A1 (en) | Knowledge management system for requesting, gathering, and evaluating knowledge in a common environment | |
WO2005041032A1 (ja) | 統合業務ソフトウエアの導入運用支援システム | |
US20030229553A1 (en) | Automated online underwriting | |
US7685207B1 (en) | Adaptive web-based asset control system | |
US7120632B2 (en) | Methods and systems for managing business information on a web site | |
JP6732084B1 (ja) | コンピュータプログラム、送信方法及び送信装置 | |
JP2000285128A (ja) | 業務分析システム | |
US8887045B2 (en) | System and method for providing data links | |
JP3987018B2 (ja) | 統合業務ソフトウェアの導入運用支援システム | |
JP2002007517A (ja) | 製品の品質管理システム,製品の品質管理システムに用いられるサーバ・コンピュータおよびその制御方法,ならびにサーバ・コンピュータを制御するプログラムを記録した媒体 | |
JP5275287B2 (ja) | 渉外活動支援方法、渉外活動支援システム、渉外活動支援プログラム | |
JP2003141313A (ja) | ワークフローシステム、及びナレッジマネジメントシステム | |
JP2008250519A (ja) | 商談支援システム及び商談支援サーバ | |
JP4256598B2 (ja) | ベンダ情報管理システム | |
JP2004287874A (ja) | データ分析方法および営業支援システム | |
JP3873404B2 (ja) | ワークフローシステム |