JP2002006858A - 遠隔操作装置及び音声記録再生装置 - Google Patents

遠隔操作装置及び音声記録再生装置

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JP2002006858A
JP2002006858A JP2000188008A JP2000188008A JP2002006858A JP 2002006858 A JP2002006858 A JP 2002006858A JP 2000188008 A JP2000188008 A JP 2000188008A JP 2000188008 A JP2000188008 A JP 2000188008A JP 2002006858 A JP2002006858 A JP 2002006858A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 リモコン操作時においても各動作モードの操
作状態を容易に確認することができるとともに、使い易
く誤動作のないように音声記録再生装置を遠隔操作す
る。 【解決手段】 音声記録再生装置を制御するための操作
部18と、この操作部18の操作に応答して音声記録再
生装置の動作を制御する制御信号を発生させる制御部1
7と、音声信号を入力する音声入力部13と、制御信号
及び音声信号を音声記録再生装置に送信するとともに、
音声記録再生装置からの音声信号及び音声記録再生装置
の動作状態を示す状態信号を受信するアンテナ15を含
む送受信部14と、音声記録再生装置からの音声信号を
再生する音声再生部19と、制御部17により表示制御
がなされるもので、該遠隔操作装置の動作状態を表示す
るとともに状態信号に基づいて音声記録再生装置の動作
状態を表示する表示部16とを含んで構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン機能を備
えた音声記録再生装置に係り、特にリモコン操作時に各
動作モードの操作状態を容易に認識でき、且つ使いやす
く誤操作のないように音声記録再生装置を遠隔操作可能
な遠隔操作装置及び音声記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号をデジタルデータに変換
した後、書き換え可能な記憶媒体としてのフラッシュメ
モリに記憶し、上記フラッシュメモリに記憶された音声
データをアナログ化して再生するという携帯型の音声記
録再生装置(以降、ICレコーダという)が実用化され
ている。同様に、画像のみならず音声も前記フラッシュ
メモリに記録する電子スチルカメラが実用化されてい
る。
【0003】いずれの場合も、上記フラッシュメモリに
設けられた音声データ領域およびインデックス情報領域
に、デジタル信号に変換された音声データ、および該音
声データに関するインデックス情報(音声データのアド
レス、録音日時等)を記憶するようになっている。
【0004】また、上記電子スチルカメラやビデオカメ
ラのように多機能化が進んだ装置は、モード切換え等の
操作性を少しでもよくするために、本機とは別体のリモ
コンを設けることが多い。
【0005】例えば、実開平6−70316号公報に記
載の提案では、赤外線等の光を用いたワイヤレスリモコ
ンにより、本機側(VTR、音声レコーダ等)を遠隔操
作することが述べられている。しかも、リモコン本体に
はマイクロフォンが内蔵されているので、通常の制御信
号以外に変調した音声信号も本機側に送信することがで
きる。このとき、もし本機が録音モードであれば、受信
信号の中から制御信号と音声信号を区別して復調するこ
とにより、再び音声信号として録音することができるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実開平6−70316号公報に記載の発明のように、
送信手段による伝送媒体を赤外線等の光だけに限定する
と、ワイヤレスリモコンの発光信号を確実に到達させる
には近距離でなければならない。しかも、障害物があっ
てはならないなど、使用上の制約がかなり生じる。この
ように、使い勝手が悪いことにもかかわらず、また操作
者にワイヤレスリモコンの動作状態を告知させる表示部
が設けられていない構成となっているので、ワイヤレス
リモコンと録音機能を有する本機間との送受信の成否も
確認できず、すなわちリモコン操作時の各種動作モード
の操作状態をユーザが容易に認識することができないと
いった問題点があった。さらに、上記従来の発明では、
ワイヤレスリモコンには送信部だけが設けられており、
一方、録音機能を有する本機には受信部だけが設けられ
ている構成となっているため、双方向通信による相互の
情報のやり取りはできず、また、これらの情報に基づい
た相互制御もできないといった不都合もあった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、リモコン操作時においても各動作モードの
操作状態を容易に確認することができるとともに、使い
易く誤動作のないように音声記録再生装置を遠隔操作で
きる遠隔操作装置及び音声記録再生装置の提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による遠
隔操作装置は、音声の記録及び再生を行うことが可能な
音声記録再生装置と双方向のワイヤレス通信を行うこと
が可能な遠隔操作装置において、前記音声記録再生装置
を制御するための操作スイッチと、前記操作スイッチの
操作に応答して前記音声記録再生装置の動作を制御する
制御信号を発生させる制御部と、音声信号を入力する入
力部と、前記制御信号及び前記音声信号を前記音声記録
再生装置に送信する第1の送信手段と、前記音声記録再
生装置からの音声信号及び前記音声記録再生装置の動作
状態を示す状態信号を受信する第1の受信手段と、前記
音声記録再生装置からの音声信号を再生する音声再生部
と、前記制御部により表示制御がなされるもので、前記
遠隔操作装置の動作状態を表示するとともに、前記状態
信号に基づいて前記音声記録再生装置の動作状態を表示
する表示部と、を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項1の発明によれば、上記構成の遠隔
操作装置において、前記制御手段,前記第1の受信手段
等を用いて、制御手段によって、前記遠隔操作装置の動
作状態を表示するとともに、前記状態信号に基づいて前
記音声記録再生装置の動作状態を表示するように前記表
示部を表示制御することにより、リモコン操作時におい
ても各動作モードの操作状態を容易に確認することがで
きる。これにより、たとえ本体装置にトラブルが起きた
としても容易に確認することができるので、誤操作も無
くすことが可能である。
【0010】請求項2の発明による遠隔操作装置は、請
求項1に記載の遠隔操作装置において、前記音声記録再
生装置の動作停止から所定時間経過後は低消費電流の待
機状態となるように該遠隔操作装置及び、/又は前記音
声記録再生装置の制御を行う第1の制御手段を具備した
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明と同様の作用、効果が得られる他に、前記第1の制
御手段によって、前記音声記録再生装置の動作停止から
所定時間経過後は低消費電流の待機状態となるように該
遠隔操作装置及び、/又は前記音声記録再生装置の制御
を行うことにより、無駄に電池を消耗することもなく、
消費電力を低減することが可能となる。
【0012】請求項3の発明による音声記録再生装置
は、遠隔操作装置と双方向のワイヤレス通信を行うこと
が可能な音声記録再生装置において、前記遠隔操作装置
からの音声信号及び制御信号を受信する第2の受信手段
と、前記遠隔操作装置からの音声信号を所定のフォーマ
ットに従って符号化して音声データに変換する符号化手
段と、前記音声データを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された音声データを読み出し手段と、前記読
み出し音声データを復号化して音声信号に変換する復号
化手段と、前記復号化された音声信号を前記遠隔操作装
置に送信する第2の送信手段と、を具備したことを特徴
とするものである。
【0013】請求項3の発明によれば、前記第2の送受
信手段を設けたことにより、前記復号化された音声信号
を前記遠隔操作装置に送信することができ、さらに、該
音声記録再生装置と前記請求項1または請求項2の発明
の遠隔操作装置とシステムを構成すれば、該遠隔操作装
置側でその音声信号を受信し再生することも可能であ
る。つまり、双方向の通信機能を有効に活用することが
でき、さらに、該遠隔操作装置によって遠隔制御がなさ
れるので、従来にはない使い勝手が良く且つ高性能な音
声記録再生装置を構成することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 第1の実施の形態: (構成)図1は本発明に係る遠隔操作装置の一実施の形
態を示し、該装置の概略構成を示すブロック図である。
【0015】図1に示すように、本実施の形態の遠隔操
作装置(以下、リモコンと称して説明することもある)
は、例えば音声録音機能を有する音声記録再生装置を遠
隔操作制御するために設けられたもので、音声を電気信
号に変換するマイクロフォン(図中にはMICと示し、
以下、MICと称す)12を具備しており、このMIC
12からの音声出力は、音声入力部13に入力される。
【0016】音声入力部13は、例えば図示しないマイ
クアンプを含んで構成され、制御部17によって増幅率
が自在に制御可能に構成されている。このマイクアンプ
で増幅されたアナログの音声信号は、送信機能を有する
送受信部14に入力されて、所定の形式に変調された
後、アンテナ15から所定の周波数の電波として出力さ
れる。
【0017】また、遠隔操作装置には、使用者が操作を
行うための操作部18が設けられており、この操作部1
8は、例えば録音スイッチ(REC),再生スイッチ
(PLAY),停止スイッチ(STOP),早送りスイ
ッチ(FF),早戻しスイッチ(REW),メニュース
イッチ(MENU),ホールドスイッチ(HOLD)等
の各種スイッチが機能別に配設されている。
【0018】表示部16は、例えば液晶ディスプレイ
(LCD)等の表示部材で構成されたものであり、前記
操作部18のいずれかのスイッチ操作により、所定のシ
ーケンスが開始したときの動作モード、またはその後の
動作状況を表示する。
【0019】例えば、表示部16は、録音スイッチ(R
EC)を押下した場合には、録音の経過時間、録音可能
な残り時間、及びファイルナンバー等を表示する。ま
た、メニュースイッチ(MENU)を押した場合は、マ
イク感度(高/低)、録音モード(標準/ロング)、及
びアラーム(オン/オフ)等の機能選択に関連した表示
を行う。さらに、後述する制御部17が時計機能を有し
ているときは、現在日時の表示も行う。また、各シーケ
ンスの動作状況に応じて、リモコン(遠隔操作装置)及
び装置本体のバッテリーチェック判定結果も表示する。
【0020】制御部17は、例えばCPUで構成された
ものであり、前記操作部18のスイッチ入力に応じて、
前記音声入力部13,送受信部14,表示部16,及び
音声再生部19を統括的に制御する。具体的には、制御
部17は、前記操作部18のスイッチ入力を認識すると
ともに、この認識結果に基づき、音声入力部13内のマ
イクアンプの増幅率可変制御、送受信部14における音
声信号及びリモコン制御信号の送受信制御、表示部16
における各種動作モードまたは動作状態(操作状態)等
の表示制御、音声再生部19における再生制御等を行
う。
【0021】また、本実施の形態の遠隔操作装置には、
単にリモコン操作信号を送信するだけでなく、リモコン
操作する音声記録再生装置との間で双方向にリモコン制
御信号や音声信号を送受信可能な送受信部14が設けら
れている。つまり、この送受信部14は、後述する音声
記録再生装置本体の送受信部22(図2参照)と一対で
機能する。また、この送受信部14は、1個の送信機能
と1個の受信機能とのそれぞれ別々の回路を備えて構成
されており、各々独立してオン/オフすることができる
ようになっている。さらに、この送受信部14では、送
信の送信機能と受信機能を同時に働かせて双方向に通信
することも可能である。例えば、前記制御部17は、前
記音声入力部13から出力される音声信号を検出する
と、音声記録再生装置本体に音声信号を送信するため
に、前記送受信部14における送信機能をオンにする。
同様に、制御部17は、所定シーケンスの開始毎にも制
御信号を送信するので、前記送受信部14における送信
機能をオンにする。
【0022】一方、音声記録再生装置本体から送信され
る音声信号は、前記送受信部14における受信機能で受
信した後に復調してから音声再生部19に出力される。
音声再生部19は、復調された音声信号を所定のレベル
まで増幅して、ヘッドフォン11に出力する。これによ
り、遠隔操作装置側で音声記録再生装置から送信された
音声信号をヘッドフォン11を介して再生することがで
きる。
【0023】図2に、前記遠隔操作装置と双方向にワイ
ヤレス通信が可能な本発明に係る音声記録再生装置の一
実施の形態を示すブロック図が示されている。図2に示
すように、本実施の形態の音声記録再生装置は、音声録
音機能を備え、前記遠隔操作装置によって遠隔操作制御
がなされるもので、コーデック23及びデジタル信号処
理部(図中にはDSPと示し、以下、DSPと称す)2
6を具備している。コーデック23は、図示しないロー
パスフィルタ,A/D変換器,及びD/A変換器等を含
んで構成されている。
【0024】図2の遠隔操作装置から音声信号が送信さ
れると、送信された音声信号は、図1の送受信部22の
受信機能で受信された後復調されて、コーデック23の
ローパスフィルタに入力される。このとき、音声信号に
付帯する制御信号は、復調時に弁別されてシステム制御
部27に入力される。システム制御部27は、上記制御
信号のコード内容に応じて、録音及び再生など予め決め
られた所定のシーケンスを実行する。
【0025】前記コーデック23のローパスフィルタに
より不要な周波数帯域をカットされた音声信号は、図示
はしないがコーデック23内の次段のA/D変換器に入
力される。該A/D変換器は、供給されたアナログの音
声信号を所定の周波数でサンプリング処理することによ
り、デジタル信号に変換し、デジタル信号処理部(DS
Pともいう)26に出力する。
【0026】デジタル信号処理部26は、録音時又は再
生時に録音信号又は再生信号に対しそれぞれ録音又は再
生するのに必要なデジタル処理を施すもので、これらの
処理はシステム制御部27によって制御されるようにな
っている。
【0027】例えば録音時には、デジタル信号処理部2
6は、システム制御部27に制御されて前記A/D変換
器の出力信号をフレーム単位で一定のフォーマットのデ
ータとなるように圧縮変換処理(符号化処理)を施し、
符号化したデータを得る。この符号化されたデータは、
一時的にシステム制御部27内の図示しないバッファメ
モリに音声データとして記憶される。つまり、システム
制御部27は、デジタル信号処理部26を制御すること
によって音声データを認識するとともに、この音声デー
タを内部のバッファメモリに書き込み制御を行う。
【0028】前記システム制御部27は、例えばCPU
で構成されており、該音声記録再生装置における各回路
部全般の制御を行うものである。このシステム制御部2
7には、前記デジタル信号処理部26以外に、記憶手段
としての記憶部(例えばメモリ)28が接続されてい
る。この記憶部28は、不揮発性の半導体メモリ、例え
ばフラッシュメモリ等で構成されたものであり、録音時
は前記デジタル信号処理部26で符号化された音声デー
タを、システム制御部27の図示しないバッファメモリ
を介して記憶する。このとき、該記憶部28には、音声
データに関するインデックス情報も音声データとともに
記憶される。
【0029】一方、再生時には、前記デジタル信号処理
部26は、システム制御部27が前記記憶部28から逐
次読み出す音声データをフレーム単位で伸長変換処理
(復号化処理)を施し、復号化したデータを得る。この
復号化されたデジタル信号は、コーデック23のD/A
変換器に入力される。該D/A変換器は、供給されたデ
ジタルの音声信号にアナログ変換処理を施すことによ
り、アナログ信号の音声信号に変換する。その後、この
アナログ信号に変換された音声信号は、図示はしないが
コーデック23内の次段のローパスフィルタで不要な周
波数帯域がカットされて音声再生部24に出力され、該
音声再生部24によって増幅された後、スピーカ25に
出力することにより、該スピーカ25から音声として再
生されることになる。また、この音声信号は、送受信部
22も供給され、該送受信部22の送信機能で所定の形
式に変調された後、アンテナ21より図1に示す遠隔操
作装置(リモコン)に送信される。
【0030】(作用)次に、本発明に係る音声記録再生
装置及び遠隔操作装置の作用について図3乃至図6を参
照しながら詳細に説明する。なお、図3は音声記録再生
装置のシステム制御部における制御動作例を示すフロー
チャート、図4は遠隔操作装置の制御部における制御動
作例を示すフローチャート、図5は主に音声記録再生装
置の録音実行時におけるシステム制御部の制御動作例を
示すフロチャート、図6は主に遠隔操作装置のバッテリ
ーチェック時における制御部の制御動作例を示すフロチ
ャートをそれぞれ示している。まず、図2に示す音声記
録再生装置の主となる制御動作を図3を参照しながら説
明する。いま、図2に示す音声記録再生装置の電源が投
入されると、該装置内のシステム制御部27が起動し、
図3に示す処理ルーチンを実行させる。つまり、システ
ム制御部27は、ステップS1の処理で所定の初期設定
を行い、その後、続くステップS2の処理でタイマスタ
ートを実行するように制御する。なお、このタイマは、
所定時間経過後に装置本体が通常の動作モードから待機
モード(低消費電流モード)に入るための時間を計時す
る等に用いるものである。
【0031】装置本体が動作モードに入ると、システム
制御部27は、前記タイマの計時が所定の時間をオーバ
するまで、続くステップS3による処理でリモコン信号
が受信されたか否かの判断処理を行うことにより、リモ
コン信号の受信待機状態を維持する。この判断処理で、
待機中にリモコン信号を受信したと判定された場合に
は、システム制御部27は、受信した制御信号のコード
内容を検出するために後続のステップS4〜10,及び
ステップS11に示す判定処理を行う。
【0032】なお、これらの判定処理は、録音スイッチ
(REC),再生スイッチ(PLAY),早送りスイッ
チ(FF),早戻しスイッチ(REW),停止スイッチ
(STOP),メニュースイッチ(MENU),消去ス
イッチ(ERASE)の順に、受信した制御信号と予め
決められた各スイッチのコードとが、一致するか否かを
参照することにより行う。
【0033】この場合、ステップS4による判断処理で
検出した制御信号のコードが録音スイッチであると判定
した場合には、システム制御部27は、録音処理のサブ
ルーチンであるステップS12に処理を移行し、該サブ
ルーチンを実行する。同様に、ステップS5による判断
処理で前記コードが再生スイッチであると判定した場合
には、再生処理のサブルーチンであるステップS13に
処理を移行し、ステップS6による判断処理で前記コー
ドが早送りスイッチであると判定した場合には、早送り
処理のサブルーチンであるステップS14に処理を移行
し、ステップS7による判断処理で前記コードが巻戻し
スイッチであると判定した場合には、早戻し処理のサブ
ルーチンであるステップS15に処理を移行し、ステッ
プS8の判断処理で前記コードが停止スイッチであると
判定した場合には、停止処理のサブルーチンを示すステ
ップS16の処理に移行し、ステップS9の判断処理で
前記コードがメニュースイッチであると判定した場合に
は、メニュー変更処理のサブルーチンであるステップS
17に処理を移行し、ステップS10の判断処理で前記
コードが消去スイッチであると判定した場合には、処理
をステップS18に移行して該処理にて消去処理を実行
するように制御する。
【0034】そして、システム制御部27は、サブルー
チン実行後は、続くステップS19の処理で上述したタ
イマを再スタートさせてメインループのステップS3に
処理を戻す。
【0035】なお、前記早送り処理(ステップS1
4),早戻し処理(ステップS15),停止処理(ステ
ップS16),メニュー変更処理(ステップS17),
及び消去処理(ステップS18)の各処理は、周知の技
術手段を用いて実施しており、また、本発明の内容に直
接関係しないので詳しい説明は省略する。
【0036】また、システム制御部27は、前記ステッ
プS4〜10の判断処理で前述したいずれのスイッチコ
ードにも該当しないものと判定した場合には、続くステ
ップS11の処理により、リモコンが通常の動作モード
から待機モード(低消費電流モード)に入るときに送信
されるタイムオーバコードの有無を検出し、このコード
が検出された場合には、続くステップS21の処理によ
り、該装置本体が待機モードとなるように制御する。ま
た、システム制御部27は、ステップS20の判断処理
で、装置本体が自ら待機中にタイムオーバを検出した場
合も前記ステップS21の処理と同様に制御する。これ
により、機器本体は待機モードとなる。
【0037】本実施の形態の音声記録再生装置では、待
機モードに入ると、システム制御部27の制御によって
該装置本体を低消費電流動作状態にさせる。
【0038】具体的には、システム制御部27は、前記
ステップS21の待機モードを実行すると、図2の送受
信部22,コーデック23,音声再生部24,デジタル
処理部26,及び記憶部28の電源を遮断、もしくは各
ブロックを構成する図示しないICに設けられているチ
ップイネーブル端子に、非選択信号を出力することによ
り、低消費電流状態にさせる。但し、送受信部22の受
信機能は、リモコンが送信する再起動信号を受信できる
ように受信待機状態を維持する。また、システム制御部
27は、自らも動作クロックを最も消費電流の少ない低
速クロックに切換えて低消費電流状態となるように制御
する。場合によっては、動作クロックをメインクロック
(例えば、9.28MHz)からサブクロック(例え
ば、32.768kHz)に切換えて、その後スイッチ
入力が検出されるまでメインクロックを完全に停止させ
るようにしても良い。
【0039】次に、図1に示す遠隔操作装置の主となる
制御動作を図4を参照しながら説明する。なお、図4
(a)は遠隔操作装置の制御部における制御動作例を示
すフローチャート、図4(b)は図4(a)に示す処理
ルーチンに含まれる待機モード処理ルーチンを示すフロ
チャートである。
【0040】いま、図1に示す遠隔操作装置の電源が投
入されると、該装置内の制御部17が起動し、図4
(a)に示す処理ルーチンを実行させる。つまり、制御
部17は、ステップS90の処理で所定の初期設定を行
い、その後、続くステップS91の処理でタイマスター
トを実行するように制御する。なお、このタイマは、所
定時間経過後に該遠隔操作装置(リモコン)が通常の動
作モードから待機モード(低消費電流モード)に入るた
めの時間を計時する等に用いるものである。
【0041】遠隔操作装置が動作モードに入ると、制御
部17は、前記タイマの計時が所定の時間をオーバする
まで、続くステップS92による処理で図2に示す装置
本体から送信される信号が受信されたか否かの判断処理
を行うことにより、受信待機状態を維持する。この判断
処理で、待機中に装置本体から送信された信号を受信し
たと判定した場合には、制御部17は、ステップS93
に処理を移行し、該処理にて受信した制御信号のコード
内容を検出してその都度検出したコード内容に対応した
表示更新処理を行うように制御する。そして、続くステ
ップS112の処理にて、タイマを再スタートさせて、
メインループのステップS92に処理ほ戻す。
【0042】一方、前記ステップS92の判断処理で、
装置本体の信号を受信しないと判定した場合には、制御
部17は、ステップS94〜99,及びステップS10
0の各判定処理に示すスイッチ検出動作により、録音ス
イッチ(REC),再生スイッチ(PLAY),早送り
スイッチ(FF),早戻しスイッチ(REW),停止ス
イッチ(STOP),メニュースイッチ(MENU),
及び消去スイッチ(ERASE)の順に、オンしたスイ
ッチがあるか否かを検出する。
【0043】この場合、ステップS94による判断処理
でオンされたスイッチが録音スイッチであると判定した
場合には、制御部17は、録音スイッチのコードを送信
するサブルーチンであるステップS104に処理を移行
し、該サブルーチンを実行する。同様に、ステップS9
5による判断処理でオンされたスイッチが再生スイッチ
であると鼻邸した場合には、再生スイッチのコードを送
信するサブルーチンであるステップS105に処理を移
行し、ステップS96による判断処理でオンされたスイ
ッチが早送りスイッチであると判定した場合には、早送
りスイッチのコードを送信するサブルーチンであるステ
ップS106に処理を移行し、ステップS97による判
断処理でオンされたスイッチが巻戻しスイッチであると
判定した場合には、早戻しスイッチのコードを送信する
サブルーチンであるステップS107に処理を移行し、
ステップS98による判断処理でオンされたスイッチが
停止スイッチであると判定した場合には、停止スイッチ
のコードを送信するサブルーチンであるステップS10
8に処理を移行し、ステップS99による判断処理でオ
ンされたスイッチがメニュースイッチであると判定した
場合には、メニュースイッチのコードを送信するサブル
ーチンであるステップS109に処理を移行し、ステッ
プS100による判断処理でオンされたスイッチが消去
スイッチであると判定した場合には、消去スイッチのコ
ードを送信するサブルーチンであるステップS110に
処理を移行してそれぞれ実行する。
【0044】そして、制御部17は、サブルーチン実行
後は、続くステップS111の処理で上述したタイマを
再スタートさせてメインループのステップS92に処理
を戻す。
【0045】なお、前記ステップS94〜100の判断
処理ですべてのスイッチがオフしているものと判定した
場合、制御部18は、続くステップS101の判断処理
により、前記タイマの計時時間が所定時間をオーバした
か否かを判定し、オーバーしたと判定した場合には、続
くステップS102の処理で装置本体にタイムオーバコ
ードを送信した後、待機モードのサブルーチンであるス
テップS103の処理を実行して、該リモコンを待機モ
ードとなるように制御する。
【0046】本実施の形態の遠隔操作装置では、待機モ
ードに入ると、装置本体と同様に制御部17の制御によ
って該装置本体(リモコン)を低消費電流動作状態にさ
せる。
【0047】具体的には、制御部17は、図1の音声入
力部13,送受信部14,表示部16,及び音声再生部
19の電源を遮断、または各ブロックを構成する図示し
ないICに設けられているチップイネーブル端子に、非
選択信号を出力することにより、低消費電流状態にさせ
る。
【0048】このとき、制御部17は、装置本体(図2
参照)と同様に自ら動作クロックを最も消費電流の少な
い低速クロックに切換えて低消費電流状態となるように
制御する。場合によって、動作クロックをメインクロッ
ク(たとえば、9.28MHz)からサブクロック(例
えば、32.768kHz)に切換えて、その後通信が
再開されるか、またはスイッチ入力が検出されるまでメ
インクロックを完全に停止させるようにしても良い。
【0049】次に、図4(a)のルーチンにて実行され
るステップS103の待機モード処理について、さらに
図4(b)を参照しながら詳細に説明する。図4(a)
に示すルーチンのステップS103の待機モード処理が
実行されると、制御部17は、図4(b)に示す待機モ
ードのサブルーチンを起動する。
【0050】なお、この待機モードのシーケンスは、遠
隔操作装置(リモコン)及び装置本体のどちらにも適用
することができる。
【0051】制御部17は、このサブルーチンを実行す
ると、まずステップS30の処理にて上述したような低
消費電流動作のための設定処理を行うように制御する。
【0052】そして、該待機モード処理が例えば装置本
体に適用されている場合は、続くステップS31の処理
にて再起動信号受信の有無を検出しながら再起動信号が
受信されるまで低消費電流を維持する。一方、遠隔操作
装置に適用されている場合は、ステップS32の処理に
てスイッチ入力の有無を検出しながらスイッチ入力が発
生するまで低消費電流動作を維持する。このように対応
する制御部によって制御がなされるようになっている。
【0053】また、それぞれの場合において、システム
制御部27または制御部17は、再起動信号を受信また
はスイッチ入力を検出したときは、続くステップS33
の処理にて通常モードを設定してメインループにリター
ンする。
【0054】次に、図2の音声記録再生装置の録音実行
時におけるシステム制御部の録音処理制御動作例を図5
を参照しながら詳細に説明する。いま、図2の音声記録
再生装置において、図3に示すステップS12の録音処
理のサブルーチンが実行されると、システム制御部27
は、図5に示す録音処理ルーチンを起動する。つまり、
録音が開始すると、システム制御部27は、ステップS
40に処理を移行し、該処理にて後述するバッテリーチ
ェックのサブルーチンが実行される。
【0055】その後、バッテリーチェック処理が完了す
ると、システム制御部27は、続くステップS41の処
理にて、遠隔操作装置(リモコン)にこのバッテリーチ
ェックによる判定結果を送信するとともに、ステップS
42の処理にて装置本体でもこの判定結果に基づいて録
音シーケンス継続可否を決定する。この場合、B−NG
フラグ、またはR−NGフラグが“1”のときは、録音
シーケンスが正常に継続できないので、システム制御部
27は、ただちにステップS56の録音終了処理のサブ
ルーチンを実行してメインループにリターンする。ま
た、前記各フラグがいずれも“0”のときは、システム
制御部27は、続くステップS43の処理にて、マイク
感動(高/低),録音モード(標準/ロング),ファイ
ルナンバー,及びこの音声データを記憶する音声データ
記憶領域開始アドレス等の各種情報を、記憶部28のイ
ンデックス情報領域に記憶するように制御する。
【0056】その後、システム制御部27は、処理をス
テップS44に移行し、該処理にて装置本体の受信信号
に音声信号が含まれているか否かを検出し、音声信号が
含まれていないものと判定した場合には、処理をステッ
プS57に移行し、含まれているものと判定した場合に
は、処理を続くステップS47に移行する。また、この
とき、音声信号が含まれている場合には、コーデック2
3に入力する音声信号は、所定のサンプリング周波数で
量子化されてデジタル信号に変換される。
【0057】そして、システム制御部27は、ステップ
S47の処理でデジタル信号処理部26により音声信号
を符号化するが、符号化そのものはフレーム単位で行
い、続くステップS48の判断処理にて音声データが所
定フレーム数になるまで連続的に行う。
【0058】その後、システム制御部27は、該システ
ム制御部27内の図示しないバッファメモリに記憶され
た音声データが、予め決められた所定のフレーム数(ス
テップS48の処理で設定されたフレーム数)になる
と、続くステップS49の処理で音声データを記憶部2
8の音声データ記憶領域開始アドレスから順に書き込ん
で記憶するように制御する。
【0059】そして、システム制御部27は、続くステ
ップS50の処理で、前記一連のシーケンスに伴う録音
情報を、逐次遠隔操作装置(リモコン)に送信するよう
に送信制御し、続くステップS51の処理で前述と同様
のバッテリーチェックのサブルーチンを実行する。な
お、このバッテリチェック処理は、前記ステップSS4
4〜50の実行中においても実行されるように制御すれ
ば有効である。
【0060】また、システム制御部27は、続くステッ
プS52の処理にて遠隔操作装置(リモコン)にバッテ
リーチェックの判定結果を送信するとともに、ステップ
S53の処理にて装装本体でもこの判定結果に基づい
て、録音シーケンス継続可否を決定する。この場合、B
−NGフラグ、またはR−NGフラグが“1”のとき
は、録音シーケンスが正常に継続できないので、システ
ム制御部27は、ただちにステップS56の録音終了処
理のサブルーチンを実行してメインループにリターンす
る。また、前記各フラグがいずれも“0”のときは、シ
ステム制御部27は、そのまま録音シーケンスを継続す
る。
【0061】なお、前記ステップS44〜53の一連の
処理は、ステップS54の判断処理により停止スイッチ
のコードが受信されるまで繰り返し行われるように制御
される。また、このステップS54の判断処理で、停止
スイッチのコードを受信したと判定した場合には、シス
テム制御部27は、上記と同様ステップS56の録音終
了処理のサブルーチンを実行してメインループにリター
ンする。
【0062】前述のステップS44の判断処理で、受信
信号を音声信号が含まれていないと判定した場合には、
システム制御部27はステップS57の処理で、前述と
同様のバッテリーチェックのサブルーチンを実行する。
また、システム制御部27は、ステップS58の処理で
遠隔操作装置(リモコン)にこのバッテリーチェックの
判定結果を送信するとともに、ステップS59の処理で
装置本体でもこの判定結果に基づいて、録音シーケンス
継続可否を決定する。この場合、B−NGフラグ、また
はR−NGフラグが“1”のときは、録音シーケンスが
正常に継続できないので、システム制御部27は、ただ
ちに前記同様ステップS56の録音終了処理のサブルー
チンを実行してメインループにリターンする。
【0063】また、前記各フラグがいずれも“0”のと
きは、システム制御部27は、続くステップS45の処
理で録音待機モードを設定する。このモードは、録音中
に所定時間以上音声信号が受信されない場合に機能する
もので、記憶部28を待機状態にする等して電力等を大
幅に低減することができるモードである。また、図示し
ない遠隔操作装置(リモコン)のモード選択で、録音開
始以前にこのモードを設定することにより機能する。
【0064】その後、システム制御部27は、続くステ
ップS46の処理で遠隔操作装置(リモコン)に録音待
機状態を送信して、処理を前記ステップS44に処理を
戻す。つまり、装置本体は、音声信号を受信するまでリ
モコンに録音待機状態を送信しながら録音シーケンスを
継続することになる。
【0065】次に、遠隔操作装置側でのバッテリーチェ
ック時における制御部の制御動作例について、図6を参
照しながら詳細に説明する。なお、このバッテリチェッ
ク処理ルーチンは、勿論、前記音声記録再生装置側にお
いても行われるようになっており、例えば上述の図5に
示すステップS40,51,57のいずれか一つの処理
が行われる場合に、実行されるものである。
【0066】いま、図1に示す遠隔操作装置において、
バッテリーチェック処理が実行されると、制御部17
は、図6に示すバッテリチェック処理ルーチンを起動す
る。つまり、制御部17は、ステップS70に処理を移
行し、該処理にてまず、電池電圧判定のサブルーチンを
実行する。
【0067】すると、制御部17は、該制御部17に組
み込まれたプログラムに従って、続くステップS71,
72の判断処理で、電池電圧が予め決められた所定レベ
ルの電圧か否かを判定し、判定結果がOKレベルのとき
は、ステップS75の処理でB−OKフラグを”1”に
設定(S75)する。一方、判定結果が警告レベルのと
きは、ステップS74の処理でB−警告フラグを“1”
に設定する。また、前記いずれの判定結果でもない場合
には、制御部17は、ステップS73の処理でB−NG
フラグを“1”に設定してバッテリーチェックを終了す
る。
【0068】前記電池電圧の判定結果がOKレベル、ま
たは警告レベルと判定した場合には、制御部17は、続
くステップS76の処理で電波強度判定のサブルーチン
を実行する。すると、制御部17は、該制御部17に組
み込まれたプログラムに従って、ステップS77の判断
処理を実行し、つまり送受信部14の受信信号レベルが
予め決められた所定レベルの電圧か否かを判定する。こ
の場合、判定結果が所定レベル以上と判定した場合に
は、制御部17は、ステップS79の処理でR−OKフ
ラグを“1”に設定し、一方、判定結果が所定のレベル
に満たないと判定した場合には、ステップS78の処理
でR−NGフラグを“1”に設定する。
【0069】また、制御部17は、これら判定結果を遠
隔操作装置(リモコン)の表示部16にリアルタイムに
表示するように表示制御する。これにより、操作者に対
して的確に告知することができる。なお、遠隔操作装置
(リモコン)と装置本体との警告表示を明確に区別して
表示するように制御しても良い。
【0070】ところで、本発明の係る遠隔操作装置を実
際に構成した場合の構成例、及び録音時における表示例
を図7及び図8を参照しながら詳細に説明する。
【0071】図7は遠隔操作装置の概略構成を示す上面
図及び正面図であり、図8(a)は該遠隔操作装置の表
示部における録音時の表示例を示し、図8(b)は音声
記録再生装置の概略構成を示す正面図を示している。図
7に示すように、遠隔操作装置(リモコン)61の上面
には、マイクロフォン孔60及びイヤフォンジャック6
6が配設されている。製品仕様によっては、マイクジャ
ックなどを配設してもよい。
【0072】遠隔操作装置61の正面には、LCD6
5,録音スイッチ(REC)69,再生スイッチ(PL
AY)67,早送りスイッチ(FF)68,早戻しスイ
ッチ(REW)70,停止スイッチ(STOP)63,
メニュースイッチ(MENU)64,及び消去スイッチ
(ERASE)62等の表示部を含む各スイッチがそれ
ぞれ配設されている。なお、前記操作スイッチは、通常
タクティルプッシュスイッチ(Tactile Push Switch )
といわれるフェザータッチのスイッチを用いることが多
い。
【0073】まず、使用者の操作によって遠隔操作装置
61の録音スイッチ(REC)69をオンにすると、装
置本体は録音動作を開始する。このとき、録音動作状態
であることを操作者に告知するために、制御部17によ
る表示制御によって、LCD65には、例えば図8
(a)に示すような表示を行う。
【0074】図8(a)において、パターン表示80
は、録音中の音声データを収納するフォルダを表す。パ
ターン表示71は、録音中の録音モードを表す。パター
ン72は、録音中であることを表す。パターン表示73
は、録音可能な残り時間を表す。パターン表示74は、
録音経過時間を表す。したがって、このようにな表示を
行うことにより、リモコン操作時においても各動作モー
ドの操作状態を容易に確認することができる。
【0075】一方、音声記録再生装置は、例えば図8
(b)に示すように構成され、該装置本体76の正面に
は、パワースイッチ(POWER)78,LED75,
及びスピーカ77が配設されている。パワースイッチ
(POWER)78がオンのときLED75が点灯する
ので、使用者は、装置本体が動作状態か否かを容易に確
認することができる。この状態において、リモコンから
電波79として音声信号が送信され、装置本体で受信し
て録音される。
【0076】再生時、装置本体から送信される音声信号
は、遠隔操作装置で受信され、上述したように再生音
は、前記イヤフォンジャック66に出力される。これに
より、イヤホンジャック66に差し込まれたマイクロホ
ン11(図1参照)によってその音声を再生することが
可能となる。
【0077】なお、音声記録再生装置は、前述の図8
(b)に示すような形態に限定されるものではなく、例
えば、処理速度,記憶容量,及びソフトの汎用性に優れ
たパソコンを用いて構成しても良い。また、複数の遠隔
操作装置(リモコン)に対応できるように、装置本体を
多チャンネル化となるように構成しても良い。
【0078】(効果)したがって、本実施の形態によれ
ば、装置本体の制御あるいは動作状態を遠隔操作装置
(リモコン)に逐一表示するので、たとえ本体装置にト
ラブルが起きたとしても容易に確認することができる。
このため、誤操作も起きにくい。また、動作停止中は、
装置本体及び遠隔操作装置(リモコン)ともに低消費電
流の待機状態となるように制御されるので、無駄に電池
(電力)を消耗することもない。また、装置本体のバッ
テリーチェックの判定結果を遠隔操作装置(リモコン)
の表示部に表示するので、動作確認も容易である。ま
た、装置本体及び遠隔操作装置(リモコン)の双方向通
信が良好に行われているか否かを表示部に表示し、さら
に通信状態が不安定な場合は、実行中の動作を中断して
前記表示部に警告表示を出力するので、誤動作の持続を
未然に防止することもできる。
【0079】[付記項] (付記項1) 音声の記録及び再生を行うことが可能な
音声記録再生装置と双方向のワイヤレス通信を行うこと
が可能な遠隔操作装置において、前記音声記録再生装置
を制御するための操作スイッチと、前記操作スイッチの
操作に応答して前記音声記録再生装置の動作を制御する
制御信号を発生させる制御部と、音声信号を入力する入
力部と、前記制御信号及び前記音声信号を前記音声記録
再生装置に送信する第1の送信手段と、前記音声記録再
生装置からの音声信号及び前記音声記録再生装置の動作
状態を示す状態信号を受信する第1の受信手段と、前記
音声記録再生装置からの音声信号を再生する音声再生部
と、前記制御部により表示制御がなされるもので、前記
遠隔操作装置の動作状態を表示するとともに、前記状態
信号に基づいて前記音声記録再生装置の動作状態を表示
する表示部と、を具備することを特徴とする遠隔操作装
置。
【0080】(付記項2) 前記音声記録再生装置の動
作停止から所定時間経過後は低消費電流の待機状態とな
るように該遠隔操作装置及び/又は前記音声記録再生装
置の制御を行う第1の制御手段を具備することを特徴と
する付記項1に記載の遠隔操作装置。
【0081】(付記項3) 前記制御部は、該遠隔操作
装置及び前記音声記録再生装置の電源状態をそれぞれ区
別して表示するように前記表示部を表示制御することを
特徴とする付記項1に記載の遠隔操作装置。
【0082】(付記項4) 前記制御部は、該遠隔操作
装置と前記音声記録再生装置との間の送受信の電波強度
が所定レベル以下のときは警告表示を行うように前記表
示部を表示制御することを特徴とする付記項1に記載の
遠隔操作装置。
【0083】(付記項5) 遠隔操作装置と双方向のワ
イヤレス通信を行うことが可能な音声記録再生装置にお
いて、前記遠隔操作装置からの音声信号及び制御信号を
受信する第2の受信手段と、前記遠隔操作装置からの音
声信号を所定のフォーマットに従って符号化して音声デ
ータに変換する符号化手段と、前記音声データを記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された音声データを
読み出し手段と、前記読み出し音声データを復号化して
音声信号に変換する復号化手段と、前記復号化された音
声信号を前記遠隔操作装置に送信する第2の送信手段
と、を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
【0084】(付記項6) 前記音声記録再生装置の動
作停止から所定時間経過後は低消費電流の待機状態とな
るように該音声記録再生装置を制御する第2の制御手段
を具備することを特徴とする付記項5記載の音声記録再
生装置。
【0085】(付記項7) 音声起動モード設定時、所
定時間音声信号の入力がない場合には前記遠隔操作装置
及び該音声記録再生装置を低消費電流待機状態となるよ
うに制御する第3の制御手段を具備することを特徴とす
る付記項5に記載の音声記録再生装置。
【0086】(付記項8) 前記遠隔操作装置と該音声
記録再生装置の間の送受信の電波強度が所定レベル以下
のときは録音動作を停止する停止手段を具備することを
特徴とする付記項5に記載の音声記録再生装置。
【0087】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、リ
モコン操作時においても各動作モードの操作状態を容易
に確認することができるとともに、使い易く誤動作のな
いように音声記録再生装置を遠隔操作できる遠隔操作装
置及び音声記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔操作装置の一実施の形態を示し、
該装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の音声記録再生装置の一実施の形態を示
し、該装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】図2の装置本体のシステム制御部における制御
動作例を示すフローチャート。いる図1の電話機の内部
構造を示す分解構成斜視図。
【図4】図1の遠隔操作装置の制御部における制御動作
例を示すフローチャート。
【図5】図2の装置本体の録音実行時におけるシステム
制御部の制御動作例を示すフローチャート。
【図6】図1の遠隔操作装置のバッテリーチェック時に
おける制御部の制御動作例を示すフローチャート。
【図7】実際の遠隔操作装置の構成例を示す構成図。
【図8】遠隔操作装置の録音時における表示部の表示例
及び装置本体の構成例を示す説明図。
【符号の説明】
11…ヘッドフォン、 12…マイクロフォン(MIC)、 13…音声入力部、 14…送受信部(リモコン側)、 15…アンテナ(リモコン側)、 16…表示部、 17…制御部(CPU)、 18…操作部、 19…音声再生部、 21…アンテナ(本機側)、 22…送受信部(本機側)、 23…コーデック、 24…音声再生部、 25…スピーカ、 26…デジタル信号処理部(DSP)、 27…システム制御部(CPU)、 28…記憶部(メモリ)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声の記録及び再生を行うことが可能な
    音声記録再生装置と双方向のワイヤレス通信を行うこと
    が可能な遠隔操作装置において、 前記音声記録再生装置を制御するための操作スイッチ
    と、 前記操作スイッチの操作に応答して前記音声記録再生装
    置の動作を制御する制御信号を発生させる制御部と、 音声信号を入力する入力部と、 前記制御信号及び前記音声信号を前記音声記録再生装置
    に送信する第1の送信手段と、 前記音声記録再生装置からの音声信号及び前記音声記録
    再生装置の動作状態を示す状態信号を受信する第1の受
    信手段と、 前記音声記録再生装置からの音声信号を再生する音声再
    生部と、 前記制御部により表示制御がなされるもので、前記遠隔
    操作装置の動作状態を表示するとともに、前記状態信号
    に基づいて前記音声記録再生装置の動作状態を表示する
    表示部と、 を具備したことを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 前記音声記録再生装置の動作停止から所
    定時間経過後は低消費電流の待機状態となるように該遠
    隔操作装置及び、/又は前記音声記録再生装置の制御を
    行う第1の制御手段を具備したことを特徴とする請求項
    1に記載の遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 遠隔操作装置と双方向のワイヤレス通信
    を行うことが可能な音声記録再生装置において、 前記遠隔操作装置からの音声信号及び制御信号を受信す
    る第2の受信手段と、 前記遠隔操作装置からの音声信号を所定のフォーマット
    に従って符号化して音声データに変換する符号化手段
    と、 前記音声データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された音声データを読み出し手段
    と、 前記読み出し音声データを復号化して音声信号に変換す
    る復号化手段と、 前記復号化された音声信号を前記遠隔操作装置に送信す
    る第2の送信手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
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