JP2001189050A - コンテンツ記録再生装置およびコンテンツ記録再生方法 - Google Patents

コンテンツ記録再生装置およびコンテンツ記録再生方法

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JP2001189050A
JP2001189050A JP37351999A JP37351999A JP2001189050A JP 2001189050 A JP2001189050 A JP 2001189050A JP 37351999 A JP37351999 A JP 37351999A JP 37351999 A JP37351999 A JP 37351999A JP 2001189050 A JP2001189050 A JP 2001189050A
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing

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  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作の簡易なコンテンツデータ記録再生装置を
提供すること。 【解決手段】コンテンツデータを供給する外部機器と通
信するための通信手段6と、コンテンツデータを保持さ
せる記録/読み出し可能な記憶手段11と、通信手段を介
して得たコンテンツデータを記憶手段に記録し、この記
憶手段に記録されているコンテンツデータを読み出して
再生する記録/再生手段2,3 と、記録操作を行うための
記録操作手段8と、この記録操作手段が操作されると記
録/再生処理状況を判断して、コンテンツ再生中のとき
は再生を中止した後に、コンテンツ再生中でないときは
引き続いて、通信手段を介して受信されるコンテンツデ
ータを記憶手段に記録すべく制御する制御手段2,3 とを
備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツデータ
を記録し、再生可能なコンテンツ記録再生装置およびコ
ンテンツ記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、録音・再生機能付の携帯型オ
ーディオプレーヤとしては磁気テープや、光磁気ディス
ク等のメディアを使用するものが主流であるが、これら
は回転駆動部分があり、従って、消費電力が比較的大き
いという問題がある。
【0003】一方、近年においてはデータ量を音楽用C
D(コンパクトディスク)の1/10にも圧縮でき、し
かも、このデータは半導体メモリに保持させれば良いの
で、省電力型であり、音質も遜色ない音声圧縮技術とし
てMP3が登場した。しかし、このMP3用の音楽デー
タを扱う軽量コンパクトな携帯機器としての携帯型オー
ディオプレーヤには厄介な問題がある。
【0004】それは、この携帯型オーディオプレーヤに
対して新しい音楽データをセットしようとする場合であ
る。すなわち、この場合、音楽データの記録を行うわけ
であるが、それにはまず、この携帯型オーディオプレー
ヤをコンテンツの再生を行う別の機器と接続した上で、
当該携帯型オーディオプレーヤを記録状態にする必要が
ある。そして、これが以外と煩わしい。
【0005】具体的に手順を説明すると、音楽データを
記録(録音)する際には携帯型のオーディオプレーヤと
は別にコンテンツの再生を行う機器、例えば、CDプレ
ーヤ等が必要であるので、これを準備する。そして、音
楽データの再生を行う機器の出力端子と、携帯型オーデ
ィオプレーヤの入力端子をケーブルにより接続する。デ
ジタル信号を用いる場合は光ケーブル等のデジタル信号
用のケーブルを用い、アナログ信号を用いる場合はアナ
ログ信号用のケーブルを用いて接続する。
【0006】携帯型オーディオプレーヤにはコンテンツ
を録音するための記憶メディアをセットして、記録(録
音)の待機をする。
【0007】一方、音楽データの再生を行う再生機器も
コンテンツ再生の準備をすると共に、準備が整ったなら
ば、携帯型オーディオプレーヤの記録(録音)を開始操
作し、その後、再生機器で音楽データの再生操作を行
う。このようにすることで、記憶メディアに記録(録
音)される。デジタル信号による録音を行う場合は、音
楽データの再生を行うだけで、自動的に記録(録音)を
始めることも可能である。
【0008】記録を終了する時は、携帯型オーディオプ
レーヤの記録の終了操作をし、その後、コンテンツを再
生している機器の再生を終了操作することで記録は終了
する。デジタル信号による記録を行った場合は、音楽デ
ータの再生機器の再生を終了操作するだけで、携帯型オ
ーディオプレーヤの記録を終了させることも可能であ
る。
【0009】しかし、これでは、新しいコンテンツを記
憶メディアに記録する場合に、コンテンツ再生機器と携
帯型オーディオプレーヤそれぞれの(記憶メディアに記
録するための)準備を、記録実行の都度、行う必要があ
る。
【0010】また、音楽データ再生機器からコンテンツ
を記録する機器へは記録の開始または停止は制御できる
が、逆に携帯型オーディオプレーヤからコンテンツ再生
機器を制御することができないため、記憶メディアに記
録する時はユーザは、コンテンツを再生する機器と携帯
型オーディオプレーヤの双方をそれぞれタイミングを合
わせて操作する必要がある。
【0011】また、2台の機器間でのケーブルの接続や
それぞれの機器別の再生、記録操作など、コンテンツ記
録のためにユーザが行わねばならない設定操作ステップ
数が多いため、手間がかかるばかりでなく、知識も必要
となるために操作できる人が限定されてしまう。
【0012】また、携帯型オーディオプレーヤは記録モ
ードと再生モードは同時実行はできるようになっていな
いため、音楽データを記録するときは再生を中止させ、
再生する時は記録を中止させなければならない。このた
め、コンテンツのデータを記録するときは聴きたい曲を
聴くことができず、聴きたい曲を聴く時は記録をするこ
とができない。従って、不便である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
音楽データ再生機器から携帯型オーディオプレーヤに新
しいコンテンツのデータを記録しようとした場合、両機
器を接続して双方をタイミングを合わせて個別に操作す
る必要がある。つまり、再生機器の側については再生操
作し、記録側である携帯型オーディオプレーヤ側につい
ては記録操作すると云った具合である。従って、従来の
装置では、コンテンツのデータを記録する場合に、その
操作が厄介であり、操作性の改善が望まれるところであ
る。
【0014】また、音楽などのコンテンツデータを記録
するときは記録しようとするコンテンツデータはモニタ
聴取できるが、記録中のコンテンツデータのモニタ聴取
しないで別のコンテンツのデータを聴きたいと思って
も、2つのコンテンツの記録と再生の同時実行はできな
いため、記録中のコンテンツ以外のユーザの所望する音
楽データを聴くことができなかった。
【0015】そこで、この発明の目的とするところは、
別々のコンテンツデータの記録と再生を同時に実行可能
なコンテンツ記録再生装置を提供することにある。
【0016】また、この発明の目的とするところは、煩
わしいセッティングや操作を伴うことなく、各別のコン
テンツデータの記録と再生を同時に実行可能なコンテン
ツ記録再生装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。 [1]第1には、本発明は、記憶手段に対してコンテン
ツデータを記録および再生させるコンテンツ記録再生装
置において、コンテンツデータを供給する外部機器と通
信するための通信手段と、この通信手段を介して得たコ
ンテンツデータを前記記憶手段に記録し、この記憶手段
に記録されているコンテンツデータを読み出して再生す
る記録/再生手段と、記録操作を行うための記録操作手
段と、この記録操作手段が操作されると自己の状況を判
断して、コンテンツ再生中のときは再生を中止した後
に、コンテンツ再生中でないときは引き続いて、前記通
信手段を介して受信されるコンテンツデータを前記記憶
手段に記録すべく制御する制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0018】このような構成の本装置は、記録操作手段
が操作されると自己の状況を判断して、コンテンツ再生
中のときは再生を中止した後、それ以外の状態のときは
そのまま外部機器接続用インタフェースである通信手段
を介して受信されるコンテンツデータを記憶メディアに
記録すべく制御する。
【0019】そのため、コンテンツデータ、例えば、音
楽、映像データなどのコンテンツデータを供給する外部
機器と通信手段を介して接続しておき、記録用の操作手
段を操作するだけで、記憶手段への受信コンテンツの記
録態勢に入るので、外部機器からの音楽、映像データと
云った各種コンテンツを煩雑な操作を要することなく、
簡単に記憶手段ヘ記録させることができるようになる。
【0020】従来は記録・再生は別々に手動で行わなけ
ればならず、記憶手段ヘの記録もその都度、手動で行わ
なければならなかったので時間がかかったが、この発明
では、外部機器からの音楽、映像データなどのコンテン
ツを自動的に記憶手段に記録することができるようにな
る。
【0021】[2]第2には、本発明は、記憶手段に対
してコンテンツデータを記録および再生させるコンテン
ツ記録再生装置において、コンテンツデータを供給する
外部機器と接続するための双方向通信可能な通信手段
と、前記通信手段を介して得たコンテンツデータを前記
記憶手段に記録し、また、この記憶手段に記録されてい
るコンテンツデータを読み出して再生する記録/再生手
段と、再生時のデータをスプールするスプール用メモリ
と、外部機器からコンテンツデータの記録通知を受ける
と記録/再生手段の処理状況を判断して、コンテンツ再
生中のときは前記スプール用メモリへの再生コンテンツ
データのスプール量が確保されている場合にコンテンツ
データの受信を許可し、前記外部機器接続用インタフェ
ースを介して受信されるコンテンツデータを前記記憶手
段に記録すべく制御し、スプール量が不十分なときは所
要のスプール量が確保されるまでスプールを実行した後
にコンテンツデータの受信を許可し、受信されるコンテ
ンツデータを前記記憶手段に記録すべく制御する制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0022】この構成においては、再生時には再生用の
コンテンツデータをスプール用メモリ(RAM4)にス
プールしてこれを再生処理していく。一方、外部機器か
らコンテンツデータを記録させる通知である記録通知を
受けると、制御手段は、現在の記録/再生手段の処理状
況を判断し、コンテンツ再生中のときはスプール用メモ
リへの再生コンテンツデータのスプール量が確保されて
いる場合にはコンテンツデータの受信を許可し、外部機
器からのコンテンツデータの送信を実施可能にし、これ
によって通信手段を介して受信されるコンテンツデータ
を記憶手段に記録すべく制御し、スプール量が不十分な
ときは所要のスプール量が確保された後にコンテンツデ
ータの受信を許可し、受信されるコンテンツデータを記
憶手段に記録すべく制御する。
【0023】従って、音楽、映像データなどの各別のコ
ンテンツデータの記録と再生両方を、同時に実行するこ
とが可能になり、しかも、これを自動で行えるので、操
作が極めて容易な録再同時実行型の携帯型コンテンツプ
レーヤを提供できる。
【0024】[3]第3には、本発明は、記憶手段に対
してコンテンツデータを記録および再生させるコンテン
ツ記録再生装置において、コンテンツデータを供給する
外部機器と接続するための双方向通信可能な通信手段
と、この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記
記憶手段に記録し、また、この記憶手段に記録されてい
るコンテンツデータを読み出して再生する記録/再生手
段と、モード選択をするための選択手段と、コンテンツ
データの再生中に通信ケーブル接続がなされても再生中
のコンテンツデータの再生を続ける第1のモード、コン
テンツデータの再生中に通信ケーブル接続がなされると
コンテンツデータの再生を停止し、外部機器から受信さ
れたコンテンツデータを記憶手段に記録する第2のモー
ド、コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続がな
されると再生中のコンテンツデータの再生終了まで待
ち、再生終了後、外部機器からのコンテンツデータを受
信して記憶手段に記録する第3のモード、コンテンツデ
ータの再生中に通信ケーブル接続がなされると再生中の
コンテンツデータの再生を一旦中止し、外部機器から送
られてくるコンテンツデータを記憶手段に記録すると共
に、記録終了後、中止していたコンテンツデータの再生
を再開する第4のモードの実行が可能であり、これら4
モードのうち、前記モード選択手段にて選択されたモー
ド対応に前記記録/再生手段での記録/再生処理を制御
する制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0025】この構成においては、前記通信ケーブルを
接続することにより受信コンテンツデータの記録動作を
開始させることができるが、記録動作には、(1)コンテ
ンツデータの再生中に通信ケーブル接続がなされても再
生中のコンテンツデータの再生を続ける第1のモード、
(2)コンテンツデータの再生中にケーブル接続がなされ
るとコンテンツデータの再生を停止し、外部機器から受
信されたコンテンツデータを記憶手段に記録する第2の
モード、(3)コンテンツデータの再生中にケーブル接続
がなされると再生中のコンテンツデータの再生終了まで
待ち、再生終了後、外部機器からのコンテンツデータを
受信して記憶手段に記録する第3のモード、(4)コンテ
ンツデータの再生中にケーブル接続がなされると再生中
のコンテンツデータの再生を一旦中止し、外部機器から
送られてくるコンテンツデータを記憶手段に記録すると
共に、記録終了後、中止していたコンテンツデータの再
生を再開する第4のモードのいずれかを選択可能であ
る。
【0026】このように、再生と記録の関係を種々に設
定できるようにしたことにより、通信ケーブルを接続操
作するだけで、コンテンツ提供側、例えば、パソコンか
ら送り出すコンテンツデータを自動記録させたり、再生
中のコンテンツデータを再生終了後に、パソコンから送
り出すコンテンツデータを自動記録させたり、再生中の
コンテンツデータの再生を中断させ、パソコンから送り
出すコンテンツデータを自動記録させた後に、再生中断
中のコンテンツデータを再生再開させると云った種々の
使用形態が選択でき、所望の再生または記録が操作を容
易に自動実行可能にした携帯型コンテンツプレーヤを提
供できる。
【0027】[4]第4には本発明は、記憶手段に対し
てコンテンツデータを記録および再生させるコンテンツ
記録再生装置において、コンテンツデータを供給する外
部機器と接続するための双方向通信可能な通信手段と、
この記憶手段に対してコンテンツデータを記録し、記録
されているコンテンツデータを読み出して再生する記録
/再生手段と、前記外部機器と前記通信手段を介してケ
ーブル接続されると、当該外部機器からの制御信号待ち
となり、この外部機器から与えられる“記録”/“再
生”の制御信号に従って記録/再生手段に対し“記録”
/“再生”を実行させるべく制御する制御手段とを具備
たことを特徴とする。
【0028】本装置は、パソコンなどの外部機器と通信
回線を介して接続されると、当該外部機器からの制御信
号待ちとなり、この外部機器から与えられる“記録”/
“再生”の制御信号に従って、“記録”/“再生”を実
行し、その終了後に再び外部機器からの制御信号待ちと
なるように制御手段は制御する。このような制御手段を
設けたことで、本発明のコンテンツ記録/再生装置はコ
ンテンツデータの再生中、停止中または電源オフ中など
の状態に関係なく、外部機器からコンテンツデータの再
生または記録の選択と実行をさせることが可能となる携
帯型コンテンツ記録/再生機器を提供できる。
【0029】[5]第5には、本発明は、記憶手段に対
してコンテンツデータを記録および再生させるコンテン
ツ記録再生装置において、コンテンツデータを供給する
外部機器と接続するための双方向通信可能な通信手段
と、この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記
記憶手段に記録し、この記憶メディアに記録されている
コンテンツデータを読み出して再生する記録/再生手段
と、再生/記録の優先度を定めるためのモードを設定す
るモード設定手段と、外部機器から伝送されるコンテン
ツデータの記録と自己の保持しているコンテンツデータ
の再生が競合するとき、前記記録/再生手段での両者の
同時実行が処理能力上不可能な時は前記設定されたモー
ドに従って優先度順に再生または記録の処理を実施べく
前記記録/再生手段を制御する制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0030】このような構成において、設定手段によ
り、再生/記録の優先度指定のための設定をすると、外
部機器から伝送されるコンテンツデータの記録処理と自
己の保持しているコンテンツデータを再生処理が競合す
るとき、記録/再生手段での両者の同時実行が処理能力
上不可能な時は前記設定された優先度に従い、再生また
は、記録のいずれかを優先実施する。
【0031】故に、記録と再生が競合するとき、両方の
同時実行ができない時は、設定されたモードに従い、自
動で記録または再生が選択され、優先度の低い処理は中
断されてその後に再開されるようになるので、簡単な操
作で所望のように記録・再生が可能となる。また、記録
するときは再生を中止させたり、再生するときは記録を
中止させるような操作を手動でする必要もなく、従っ
て、極めて簡易な操作により記録と再生が行える。
【0032】[6]第6には、本発明は、記憶手段に対
してコンテンツデータを記録および再生させるコンテン
ツ記録再生装置において、コンテンツデータを供給する
外部機器と接続するための双方向通信可能な通信手段
と、この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記
記憶手段に記録し、この記憶手段に記録されているコン
テンツデータを読み出して再生する記録/再生手段と、
コンテンツデータの記録要求が外部機器から成される
と、前記記録/再生手段での現在の処理状態を調べて負
荷状態を知り、コンテンツの再生と記録を同時実行でき
ない時には前記外部機器側に指示を仰ぎ、当該外部機器
からの指令により、記録処理と再生処理の優先順位を決
定して優先度の高い順に処理を実行すべく前記記録/再
生手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0033】本装置は、保持しているコンテンツデータ
を再生するプレーヤであって、コンテンツデータを供給
する外部機器と接続されてこの外部機器から供給される
コンテンツデータを記録することが可能であり、コンテ
ンツデータの記録/再生同時実行可能なコンテンツプレ
ーヤにおいて、コンテンツデータの記録要求が上記外部
機器から成されると、自己の現在の処理状態を調べて、
負荷状態を知り、負荷が大きく、コンテンツの再生と記
録を同時実行できない時には前記外部機器側に指示を仰
ぎ、当該外部機器からの指令により、記録処理と再生処
理の優先順位を決定して優先度の高い順に処理を実行す
る構成としたものである。
【0034】このコンテンツプレーヤは、コンテンツの
再生、記録を通信回線を介して接続された外部機器単独
の操作により、リモートコントロールできるようにした
記録/再生同時実行可能なコンテンツプレーヤである。
そして、記録と再生の両方を同時に実行できない時は、
外部機器からの指示対応の優先順序で記録または再生を
選択し、自動実行する構成であるので、従来のように、
再生中に記録するときは再生を中止したり、記録中に再
生するときは記録を中止すると云った操作が必要ないの
で、極めて容易に記録/再生が行えるようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について、説明する。
【0036】(第1の実施例)図1は本発明による携帯
型コンテンツプレーヤ(以下、単にプレーヤと記述)の
構成図である。この携帯型コンテンツプレーヤ1は、演
算や制御の中枢となるCPU(プロセッサ)2,プログ
ラムなどを格納する読み出し専用のメモリであるROM
3,データの一時格納やプログラムの実行のために使用
したりするランダムアクセス可能なメモリであるRAM
4、メモリカードなどのデバイスを接続してデータの授
受をおこなうためのインタフェースであるメディアI/
F部5、USBコネクタなどをはじめとするパソコン
(パーソナルコンピュータ装置)用の標準的なコネクタ
と接続してデータの授受を行うためのインタフェースで
ある外部I/F部6、外部にオーディオ信号を出力する
ためのインタフェースであるオーディオI/F部7、人
手による操作手段とのインタフェースをとるユーザI/
F部8、コンテンツ格納などに用いるフラッシュメモリ
9、操作内容や状況表示などに用いる例えば液晶ディス
プレイパネル(LCD)などによる表示デバイス10が
内部バスで接続されており、また、周辺機器としてメモ
リカード11、パソコン12、イヤホン13,USBケ
ーブル14がある。
【0037】ROM3には、メディアI/F部5を介し
て接続されるメモリカード11に記憶されたコンテンツ
を読み込み、再生するためのプログラムや、外部I/F
部6からのデータをメモリカード11に記憶するための
プログラムなどが保持されている。
【0038】CPU2は、ROM3にあるプログラムを
実行する。RAM4はROM2にあるプログラムをCP
U2が実行する際にテンポラリのメモリとして使用され
る。
【0039】ユーザI/F部8は、プレーヤ1本体に設
けられている複数のスイッチと接続されている。これら
のスイッチとしては音量を調整するための音量スイッ
チ、再生を指示したり、停止操作をするための再生・停
止スイッチ、早送り操作や逆戻し操作をするための早送
り・逆戻しスイッチ、電源のON/OFF操作をするた
めの電源スイッチ及びコンテンツを記録する場合の操作
用のスイッチである記録用スイッチなどがある。ユーザ
I/F部8は、これらのスイッチの操作がなされたとき
に、その情報をCPU2に与えるためのインタフェース
である。
【0040】本発明の携帯型コンテンツプレーヤは、ユ
ーザが当該プレーヤの記録用スイッチを押すことによっ
て、当該プレーヤが現在コンテンツ再生中であった場合
には、コンテンツの再生を中止して、パソコン12から
与えられるコンテンツを記録することができ、あるいは
当該プレーヤが停止中であっても、あるいは電源オフ中
であっても、それら状況に関係なくパソコン12からの
コンテンツを記録することができる構成である。
【0041】外部I/F部6は具体的には、パソコン1
2の標準的な接続用のインタフェースの一つとなってい
る双方向データ伝送が可能なUSB(Universal Serial
Bus)インターフェースを採用している。
【0042】メディアI/F部5はメモリカード11と
の読み出し・書き込みを行うインターフェースである。
メモリカード11にはPCM形式やADPCM形式ある
いはMP3(MPEG-Audio Layer3)形式,MPEG-2
AAC(Advanced Audio Coding)形式等の圧縮されたコ
ンテンツデータが保存されており、パソコン12から外
部I/F部6を介してメモリカード11に記憶する場合
も、上記のファイル形式のコンテンツデータがUSBケ
ーブル14、外部I/F部6を介して出力され、これを
ファイルとしてメモリカード12に記録することができ
る。
【0043】オーディオI/F部7はデジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/Aコンバータと、このD/A
コンバータで変換されて得られたアナログ信号を増幅す
るアンプと、このアンプにより増幅されたアナログ信号
を外部に出力するための端子(出力端子)から構成され
ており、当該出力端子にイヤホン(あるいはヘッドホ
ン)13を接続することにより、ここでアナログ信号を
音声に変換してユーザに再生音声を聴かせることができ
るようにしている。
【0044】メモリカード11は本携帯型コンテンツプ
レーヤ1に着脱自在であり、本携帯型コンテンツプレー
ヤ1に装着時においては、再生スイッチをユーザが操作
したときに、これを受けたCPU2は当該メモリカード
11に保持されているコンテンツデータはROM3内の
プログラムを実行して所定のデータ形式に変換し、オー
ディオI/F部6を介してイヤホン13に出力させるよ
うに機能する。
【0045】また、表示デバイス10は任意の操作に対
する結果等を表示する。
【0046】なお、本携帯型コンテンツプレーヤ1に接
続するパソコン12には、当該携帯型コンテンツプレー
ヤ1に記録させたいコンテンツとその送信用のプログラ
ムを持たせてあるものとする。
【0047】すなわち、コンテンツをパソコン12に格
納させておき、また、パソコン12にはこの格納したコ
ンテンツの送信プログラムを持たせるが、この送信プロ
グラムは、実行させるとユーザ指定のコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部からコンテンツ要求信号
を受信すると、コンテンツの“出力通知”を出力してか
ら、上記ユーザ指定のコンテンツの送信を開始すると云
った機能を有するものとする。また、パソコン12には
コンテンツの送信が終了したならば、その段階で“終了
通知”を外部に送信する機能を持たせてある。
【0048】第1の実施例におけるこのような構成の本
携帯型コンテンツプレーヤ1の作用を、図2に示す動作
フローチャートを用いて説明する。第1の実施例におけ
る本携帯型コンテンツプレーヤ1の特徴は、どのような
状況下にあってもコンテンツの記録をワンタッチで実行
することができる構成としている点である。
【0049】コンテンツの記録をする場合には、本携帯
型コンテンツプレーヤ1には外部I/F6を介してUS
Bケーブル14によりパソコン12と接続する。当然の
ことながら、パソコン12には記録させたいコンテンツ
とこのコンテンツの送信プログラムを持たせてある。そ
して、パソコン12に当該コンテンツの送信プログラム
を実行させ、ユーザがコンテンツの指定をして送信実行
を指示するとコンテンツの送信準備に入り、USBコネ
クタを用いた自己内蔵の外部I/Fを用いて外部とデー
タ授受するように機能し、自己内蔵の外部I/Fを介し
て外部からコンテンツ要求信号の受信待ちとなる。
【0050】一方、本携帯型コンテンツプレーヤ1にお
いては、プログラムを実行しているCPU2は、まず、
ステップS51において、記録ボタンが押されたかどう
かを常にチェックしている。もし、記録ボタンが押され
るとボタンが押された時のプレーヤ1の状態をチェック
する(ステップS52)。
【0051】そして、チェックの結果、再生中であった
ならば、再生を停止させる(ステップS53)。そし
て、ステップS54の処理へと進む。ステップS52で
のチェックの結果、電源は“ON”であり、且つ、再生
が“停止中”であればステップS54の処理へ進む。ま
た、ステップS52でのチェックの結果、電源が“OF
F”であれば、ステップS55の処理に進み、CPU2
は電源を“ON”にすべく制御して、ステップS54の
処理に進む。
【0052】ステップS54では、CPU2は外部I/
F部6を介してパソコン12にコンテンツ要求信号を出
力する。パソコン12側ではコンテンツ要求信号を受信
すると、コンテンツの出力通知を出力し(ステップS5
5)、プレーヤ1側はこれを受信することで、コンテン
ツの記録を開始する(ステップS57)。
【0053】すなわち、上述したように、パソコン12
にはコンテンツが格納されており、また、パソコン12
にはこの格納したコンテンツの送信プログラムを持たせ
ると共に、この送信プログラムは、実行させるとユーザ
指定のコンテンツの送信準備に入り、USBコネクタを
用いた自己内蔵の外部I/Fを用いて外部とデータ授受
するように機能し、自己内蔵の外部I/Fを介して外部
からコンテンツ要求信号を受信すると、コンテンツの出
力通知を出力してから、上記ユーザ指定のコンテンツの
送信の送信を開始すると云った機能を持っている。
【0054】従って、本携帯型コンテンツプレーヤ1に
おいては、ステップS55においてコンテンツの出力通
知を出力するので、これを受けたパソコン12は、コン
テンツの出力通知を出力してから、上記ユーザ指定のコ
ンテンツの送信を開始する。
【0055】本携帯型コンテンツプレーヤ1側では、C
PU2はパソコン12からの出力通知を受けた後、パソ
コン12から送られてくるコンテンツを外部I/F6を
介して受け取り、メディアI/F部5を介してメモリカ
ード11に書き込むように動作する(ステップS5
7)。
【0056】記録するコンテンツの送信が終了すると、
パソコン12はコンテンツ「終了通知」を出力し、プレ
ーヤ1側ではこれを受信すると(ステップS57)、メ
モリカード11への記録を終了する(ステップS5
8)。
【0057】以上の結果、再生中、停止中、電源OFF
などプレーヤがどのような状態にあっても、記録スイッ
チの操作のみで、直ちにコンテンツの受信とメモリへの
記録を行うことができるので、手軽に新しいコンテンツ
を取り込んで保存できるようになる。
【0058】このように、本実施例は、外部機器と接続
される双方向通信が可能な外部機器接続用インタフェー
スと、音楽、映像データなどのコンテンツデータの記録
/再生可能な記憶メディアと、当該記憶メディアに対し
てデータを記録/再生する記録/再生手段とを備えるコ
ンテンツ記録/再生機器において、記録操作を行うため
の記録操作手段と、この記録操作手段が操作されると自
己の状況を判断して、コンテンツ再生中のときは再生を
中止した後、それ以外の状態のときはそのまま外部機器
接続用インタフェースを介して受信されるコンテンツデ
ータを記憶メディアに記録すべく制御する制御手段を設
けることを特徴とする。
【0059】そのため、音楽、映像データなどのコンテ
ンツデータを供給する外部機器と外部機器接続用インタ
フェースを介して接続しておき、記録用の操作手段を操
作するだけで、記憶メディアへの受信コンテンツの記録
態勢に入るので、外部機器からの音楽、映像データと云
った各種コンテンツを煩雑な操作を要することなく、簡
単に記憶メディアヘ記録させることができるようにな
る。
【0060】以上は、コンテンツ再生機器、記録機器の
それぞれをタイミングを合わせて操作することなく、ワ
ンタッチで簡単に記憶メディアヘ記録させることができ
るようになり、コンテンツの再生中でも自動再生停止さ
せて自動記録を実行できるようにした例を示した。
【0061】次に、コンテンツを記録中であっても、別
のコンテンツを同時に再生して鑑賞することができるよ
うにした異なるコンテンツそれぞれの記録と再生の同時
実行が可能な携帯型コンテンツ記録/再生装置の実施例
を第2の実施例として説明する。
【0062】(第2の実施例)異なるコンテンツそれぞ
れの記録と再生の同時実行が可能な第2の実施例おける
携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録/再
生装置)についての実施例を説明をする。
【0063】この実施例における携帯型コンテンツプレ
ーヤ1の基本構成は、図1に示す通りであり、ROM3
のプログラム内容、およびユーザI/F部8以外は第1
の実施例で説明した各構成要素の機能と同じで良い。従
って、ここでは異なる部分のみを説明する。
【0064】第2の実施例においては、ユーザI/F部
8はプレーヤ1本体に設けられている複数のスイッチと
接続されている。これらのスイッチは音量スイッチ、再
生・停止スイッチ、早送り・逆戻しスイッチ、電源スイ
ッチである。なお、異なるコンテンツそれぞれの記録と
再生の同時実行が可能なように、ROM3のプログラム
も記録と再生の同時実行処理対応のものとしてある。ま
た、コンテンツ再生にあたってはメモリ(RAM4)に
は再生用のコンテンツデータをスプールしてから再生に
入るようにし、これによって、受信するコンテンツの記
録処理時に、これとは別の再生コンテンツが支障無く再
生できるように環境を整えておくものとする。そのため
に、ROM3のプログラムも記録と再生の同時実行処理
の他、再生コンテンツが支障無く再生できるようにRA
M4に十分な量(再生コンテンツが支障無く再生できる
ように予め定めた所要量以上)をスプールしてから再生
に入り、再生中にいつでも受信コンテンツデータの記録
処理を実行できるようにプログラミングしてあるものと
する。また、パソコン12からの受信コンテンツデータ
の記録処理は、当該パソコン12から記録通知を受ける
ことで実行開始するようになっており、従って、パソコ
ン12には携帯型コンテンツプレーヤ1に、コンテンツ
データを送って記録させる場合には、それに先立ち、記
録通知を送信するように構成してある。また、パソコン
12には、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテン
ツ記録/再生装置)1から“データ出力の待機通知”を
受けると、コンテンツデータの送信の実行を“待機通
知”が解除されるまで待つように構成してあり、“待機
通知”が解除されると、すなわち、携帯型コンテンツプ
レーヤ(携帯型コンテンツ記録/再生装置)1から“デ
ータ出力可通知”を受けるとコンテンツデータの送信実
行を開始する構成としてある。
【0065】従って、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯
型コンテンツ記録/再生装置)1には、コンテンツデー
タを再生する状況下にある場合に、再生コンテンツデー
タのスプール量が十分でないときには、十分なスプール
量(少なくとも、上記の所要量分、もしくはそれ以上)
が確保されるまで、“データ出力の待機通知”を外部に
I/F部6を介して伝送し、コンテンツデータのスプー
ルが終了した時点で“データ出力可通知”を出力するよ
うにROM3のプログラムを設定してあるものとする。
【0066】また、パソコン12にはコンテンツの送信
が終了したならば、その段階で“終了通知”を外部に送
信する機能を持たせてある。
【0067】次に、このような構成の第2の実施例にか
かる携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録
/再生装置)1の動作について、図3に示す動作フロー
チャートを用いて説明をする。
【0068】本携帯型コンテンツプレーヤ1に接続する
パソコン12には、当該携帯型コンテンツプレーヤ1に
記録させたいコンテンツとその送信用のプログラムを持
たせてあるものとする。
【0069】すなわち、コンテンツをパソコン12に格
納させておき、また、パソコン12にはこの格納したコ
ンテンツの送信プログラムを持たせるが、この送信プロ
グラムは、実行させるとユーザ指定のコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部からコンテンツ要求信号
を受信すると、コンテンツの出力通知を出力してから、
上記ユーザ指定のコンテンツの送信の送信を開始すると
云った機能を有するものとする。
【0070】本携帯型コンテンツプレーヤ1とパソコン
12は、外部I/F6を用い、USBケーブル14によ
り接続しておく。
【0071】記録させたいコンテンツとこのコンテンツ
の送信プログラムを持たせてあるパソコン12をユーザ
は操作して、当該コンテンツの送信プログラムを実行さ
せ、かつ、ユーザはコンテンツの指定をして送信実行を
指示する。
【0072】すると、パソコン12はコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部に“記録通知”を送信す
る。そして、外部からの“データ出力可通知”信号の受
信待ちとなる。
【0073】一方、本携帯型コンテンツプレーヤ1にお
いては、プログラムを実行しているCPU2は、ROM
3のプログラムを実行することにより、次のように処理
を進める。プログラムを実行開始すると(ステップS9
0)、まず、自己がコンテンツの“記録中”の状態であ
るか、または“記録通知”がパソコン12から出力され
たかをチェックする(ステップS91)。そして、チェ
ックの結果、コンテンツの記録中であったり、あるいは
パソコン12からの“記録通知”があった時はステップ
S100へ進む。
【0074】また、ステップS91でのチェックの結
果、“記録通知”がないか、“コンテンツの記録中”の
状態でなければ、次に自己がコンテンツの再生中の状態
であるか、あるいはユーザI/F部8からの再生指示が
あったかどうかをチェックする(ステップS92)。そ
して、このステップS92でのチェックの結果、もし、
それもなければステップS91へ戻るが、“再生中”で
あった場合、あるいは“再生通知”があった時はステッ
プS93に進み、メモリカード11からデータを読み出
し、ステップS94でその読み出したデータをメモリ
(RAM4)にスプールして、データの再生を行う。
【0075】ステップS91でのチェックの結果、コン
テンツの“記録中”であったり、あるいはパソコン12
からの“記録通知”があった時はステップS100へ進
むが、このステップS100においても自己がコンテン
ツの“再生中”の状態であるか、または“再生通知”が
あったかどうかをチェックする。そして、ステップS1
00におけるチェックの結果、もしいずれでもなければ
ステップS105へ進む。
【0076】これに対し、ステップS100でのチェッ
クの結果、“再生中”の状態または“再生通知”があっ
た時は、再生時のデータをスプールしているメモリ(R
AM4)のスプール量が十分かどうか確かめる(ステッ
プS101)。
【0077】そして、スプール量が不足している場合
は、パソコン12に対し、“データ出力の待機通知”を
出力し(ステップS102)、メモリカード11からデ
ータを読み出し(ステップS103)、メモリ(RAM
4)にスプールする(ステップS104)。
【0078】パソコン12では、“データ出力の待機通
知”を受けたことにより、コンテンツデータの送信の実
行を“待機通知”が解除されるまで待つ。
【0079】このようにして、パソコン12からのデー
タを読み出す処理をしても、コンテンツを途切れずに再
生可能にするために必要なだけのデータがメモリにスプ
ールされるまで、データの読み出しとスプールを行う。
【0080】十分な量がスプールされたならば、パソコ
ン12に対して、データ出力可の通知を出力する(ステ
ップS105)。この通知を受けたパソコン12はコン
テンツをパケットデータとして出力するので、プレーヤ
1側ではこれを受信してコンテンツデータを取り込む
(ステップS106)。
【0081】パケットデータの受信が終わったら、受信
すべきコンテンツデータが終了かどうか、パソコン12
から送られてくる“終了通知”を確認する(ステップS
107)。そして、確認した結果、もし“終了通知”が
アクティブであったら、受信すべきコンテンツは“終
了”と判断して、メモリカード11にデータを記録し
(ステップS108)、ステップS91へ戻る。
【0082】また、ステップS107で“終了通知”が
インアクティブであったら、受信データが残っていると
判断して、まずはステップS109でパソコン12に
“データ出力待機通知”を出力し、ステップS110で
受信データをメモリカード11に記録する。
【0083】以上のような動作ステップを設けることに
より、プレーヤ1では異なるコンテンツそれぞれの記録
と再生の同時実行が可能となるほか、記録はパソコン1
2側からのコマンド一つで自動的に実行される構成とな
る。
【0084】以上、この第2の実施例は、外部機器と接
続される双方向通信が可能な外部機器接続用インタフェ
ースと、音楽、映像データなどのコンテンツデータの記
録/再生可能な記憶メディアと、当該記憶メディアに対
してデータを記録/再生する記録/再生手段とを備える
コンテンツ記録/再生機器において、再生時のデータを
スプールするスプール用メモリ(RAM4)と、外部か
らコンテンツデータの記録通知を受けると自己の状況を
判断して、コンテンツ再生中のときはスプール用メモリ
への再生コンテンツデータのスプール量が確保されてい
る場合にはコンテンツデータの受信を許可し、外部機器
接続用インタフェースを介して受信されるコンテンツデ
ータを記憶メディアに記録すべく制御し、スプール量が
不十分なときは十分なスプール量が確保された後にコン
テンツデータの受信を許可し、受信されるコンテンツデ
ータを記憶メディアに記録すべく制御する制御手段を設
けることを特徴とする。
【0085】このように、コンテンツデータを再生する
場合には、再生したいコンテンツデータをスプール用メ
モリ(RAM4)にスプールしてから再生するように
し、外部からコンテンツデータの記録通知を受けると自
己の状況を判断して、コンテンツ再生中のときはスプー
ル用メモリへの再生コンテンツデータのスプール量が確
保されている場合にはコンテンツデータの受信を許可
し、外部機器接続用インタフェースを介して受信される
コンテンツデータを記憶メディアに記録すべく制御し、
スプール量が不十分なときは十分なスプール量が確保さ
れた後にコンテンツデータの受信を許可し、受信される
コンテンツデータを記憶メディアに記録すべく制御す
る。
【0086】従って、音楽、映像データなどのコンテン
ツデータの記録と再生両方を、同時に実行することが可
能になり、しかも、これを自動で行えるので、操作が極
めて容易な録再同時実行型の携帯型コンテンツプレーヤ
を提供できる。
【0087】以上は、コンテンツの記録と再生を同時に
実行可能にした例であった。次に、コンテンツデータの
供給側機器であるパソコン12とケーブルで接続する
と、モードに応じ、再生を中止してコンテンツの自動記
録させたり、再生終了後にコンテンツの自動記録をさせ
たりすることができるようにした携帯型コンテンツプレ
ーヤ例を次に第3の実施例として説明する。
【0088】(第3の実施例)次に第3の実施例におけ
る本発明の携帯型コンテンツプレーヤについて説明す
る。この実施例においても携帯型コンテンツプレーヤ1
の基本構成は、図1に示す通りであり、ROM3のプロ
グラム内容、およびユーザI/F部8以外は第1の実施
例で説明した各構成要素の機能と同じで良い。従って、
ここでは異なる部分のみを説明する。
【0089】第3の実施例においては、パソコンの持つ
外部機器が接続されるとこれを自動検知して認識し、利
用可能にするプラグ・アンド・プレイ機能を本発明の携
帯型コンテンツプレーヤにも持たせるようにしている。
そして、この機能により、通信ケーブル、例えば、US
Bケーブル14にてパソコン12と本発明のプレーヤ1
が接続されると、通信を開始できるように準備して実行
開始する機能をROM3のプログラムに持たせてある。
【0090】また、ユーザI/F部8はプレーヤ1の本
体に設けられている複数のスイッチと接続されている。
これらのスイッチとしては、音量スイッチ、再生・停止
スイッチ、早送り・逆戻しスイッチ、電源スイッチ及び
メモリカード11への記録スイッチ、そして、コンテン
ツの再生と記録のモード設定をする設定スイッチがあ
る。
【0091】モード設定スイッチでは、次の4種のモー
ドのいずれかを選択して設定可能である。
【0092】“モード1”;このモードは、「コンテン
ツの再生中にケーブルが接続されてもコンテンツの再生
を続ける」と云う機能を実現するモードである。
【0093】“モード2”;このモードは、「コンテン
ツの再生中にケーブルが接続されるとコンテンツの再生
を停止し、外部機器から自動的にコンテンツをメディア
に記録する」と云う機能を実現するモードである。
【0094】“モード3”;このモードは、「コンテン
ツの再生中にケーブルが接続されるとコンテンツの再生
が終了するまで待ち、再生終了後、外部機器から自動的
にコンテンツをメディアに記録する」と云う機能を実現
するモードである。
【0095】“モード4”;このモードは、「コンテン
ツの再生中にケーブルが接続されると自動的にコンテン
ツの再生を一旦中止し、且つ、外部機器からコンテンツ
をメディアに記録し終わるまで待ち、記録終了後に、前
記中断中の再生を再開する」と云う機能を実現するモー
ドである。
【0096】これら、各モード対応の処理と制御が可能
なように、ROM3のプログラムもこれらモード別処理
が実現可能なものとしてあり、また、設定されたモード
内容はフラッシュメモリ9に記憶されようになってい
る。
【0097】すなわち、本実施例では、設定されたモー
ド情報はフラッシュメモリ9に記憶し、外部I/F部6
にUSBケーブル14が接続された時に、プログラムは
フラッシュメモリ9にある設定内容を読み出すことによ
って、それぞれの設定内容に従った動作を行うようにし
てある。
【0098】次に、このような構成の第2の実施例にか
かる携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録
/再生装置)1の動作について、図3に示す動作フロー
チャートを用いて説明をする。
【0099】本携帯型コンテンツプレーヤ1に接続する
パソコン12には、当該携帯型コンテンツプレーヤ1に
記録させたいコンテンツとその送信用のプログラムを持
たせてあるものとする。
【0100】すなわち、コンテンツをパソコン12に格
納させておき、また、パソコン12にはこの格納したコ
ンテンツの送信プログラムを持たせるが、この送信プロ
グラムは、実行させるとユーザ指定のコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部からコンテンツ要求信号
を受信すると、コンテンツの出力通知を出力してから、
上記ユーザ指定のコンテンツの送信の送信を開始すると
云った機能を有するものとする。
【0101】記録させたいコンテンツとこのコンテンツ
の送信プログラムを持たせてあるパソコン12をユーザ
は操作して、当該コンテンツの送信プログラムを実行さ
せ、かつ、ユーザはコンテンツの指定をして送信実行を
指示する。
【0102】そして、その後に、本携帯型コンテンツプ
レーヤ1とパソコン12を、外部I/F6を用い、US
Bケーブル14により接続する。
【0103】すると、パソコン12はコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部に“記録通知”を送信す
る。そして、外部からの“データ出力可通知”信号の受
信待ちとなる。
【0104】一方、本携帯型コンテンツプレーヤ1にお
いては、プログラムを実行しているCPU2は、ROM
3のプログラムを実行することにより、次の図4のフロ
ーチャートのように処理を進める。
【0105】まず、プログラムを実行中の本携帯型コン
テンツプレーヤ1のCPU2は、ケーブルが接続される
と(ステップS1)、コンテンツが再生中かどうかチェ
ックする(ステップS2)。そして、コンテンツが再生
中の場合は状態フラグを“1”にセットし(ステップS
3)、そして、次に動作モードの設定内容をフラッシュ
メモリ9から読み出してその内容から動作モードのチェ
ックをする(ステップS4)。
【0106】ステップS2でのチェックの結果、コンテ
ンツデータの再生中でなければ、ステップS5で状態フ
ラグを“0”にして、ステップS4に進む。ステップS
4でモード設定が“再生優先モード”であった場合、ス
テップS11に進み、状態フラグの判別を行う。そし
て、判定の結果、もし、状態フラグが“1”ならば、ス
テップS12で状態フラグを“0”に戻し、ステップS
13で“記録不可通知”をパソコン12に出力する。こ
の時もプレーヤ1はコンテンツの再生を続けている。
【0107】ステップS11での状態フラグ判定の結
果、もし、状態フラグが“0”である時はプレーヤ1は
停止または電源が“OFF”の状態であったと判断し
て、ステップS22に進む。
【0108】そして、ステップS22ではパソコン12
に“記録可”を通知し、これを受けたパソコン12から
コンテンツデータが送られてくるので、これを受信して
メディアI/F部5を介してメモリカード11に当該コ
ンテンツデータを記録する(ステップS23)。これを
実行してコンテンツデータを記録を続け、そして、パソ
コン12からコンテンツデータの“記録終了通知(デー
タ終了通知)”を受けると(ステップS24)、記録終
了し(ステップS25)、動作モードと状態フラグを調
べる(ステップS26)。そして、動作モードが“記録
優先”であるか、“再生後記録”のモードであった場合
には、終了する。
【0109】一方、動作モードと状態フラグを調べた結
果、動作モードが“記録後再生”であり、かつ、状態フ
ラグが“1”のときには再生を再開する(ステップS2
7)。
【0110】また、ステップS11での判定の結果、状
態フラグが“1”のときにはステップS12で状態フラ
グを“0”に戻し、“記録不可”をパソコン12に通知
し、再生を続ける(ステップS13)。そして、プレー
ヤ1は再生するコンテンツがなくなると再生を終了し、
停止する(ステップS14)。
【0111】ステップS4でのチェックの結果、モード
設定が“記録優先モード”または“記録後再生モード”
であった場合、ステップS21へ進み、再生を停止す
る。その後、ステップS22でパソコン12に“記録可
通知”を出力する。すると、これを受けたパソコン12
からは記録するコンテンツが出力されるので、これをメ
モリカード11に記録する(ステップS23)。メモリ
カード11への記録が終了すると、パソコン12から
“データ終了通知”が出力され(ステップS24)、こ
の通知を受けて記録を終了する(ステップS25)。
【0112】そして、ステップS26で動作モードの判
別及び状態フラグの判別を行い、状態フラグが“1”で
あり、かつ、動作モードが“記録後再生モード”であれ
ば、ステップS27でコンテンツの再生を行い、状態フ
ラグが“0”または“記録優先モード”または“再生後
記録モード”であった場合はステップS28で停止す
る。
【0113】ステップS4でのモード判定の結果、モー
ド設定が“再生後記録モード”であった場合は、次に状
態フラグが“1”かどうかを判別する(ステップS3
1)。その結果、もし、“1”であったならば、コンテ
ンツ再生中にケーブルが接続されたと判断して、状態フ
ラグを“0”に戻した後(ステップS32)、“記録待
機通知”をパソコン12へ出力する(ステップS3
3)。
【0114】プレーヤ1からこの“記録待機通知”を受
けたパソコン12は、プレーヤ1から“記録可”の通知
が来るまで待機する。プレーヤ1はこの時もコンテンツ
の再生を続け、コンテンツの再生が終了すると(ステッ
プS34)、“記録可”の通知をパソコン12に出力す
る(ステップS22)。
【0115】以後は、記録優先モードのステップS23
〜S28までと同じ処理、動作を行う。
【0116】もし、ステップS31で状態フラグが
“0”であった場合は、USBケーブル14接続時はコ
ンテンツの再生はしていないと判断し、ステップS22
へ進む。以降の処理・動作は記録優先モードのステップ
S23〜S28と同じである。
【0117】以上のように、コンテンツデータの供給側
機器であるパソコン12とケーブルで接続すると、モー
ドに応じ、再生を中止してコンテンツの自動記録させた
り、再生終了後にコンテンツの自動記録をさせたりする
ことができるようにした携帯型コンテンツプレーヤを提
供できる。
【0118】以上、この第3の実施例は、通信ケーブル
を介して外部機器と接続される双方向通信が可能な外部
機器接続用インタフェースと、音楽、映像データなどの
コンテンツデータの記録/再生可能な記憶メディアと、
当該記憶メディアに対してデータを記録/再生する記録
/再生手段とを備えるコンテンツ記録/再生機器におい
て、前記通信ケーブルが接続されることにより受信コン
テンツデータの記録動作を開始する構成とすると共に、
(1)コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続がな
されても再生中のコンテンツデータの再生を続ける第1
のモードと、(2)コンテンツデータの再生中にケーブル
接続がなされるとコンテンツデータの再生を停止し、外
部機器から受信されたコンテンツデータを記憶メディア
に記録する第2のモードと、(3)コンテンツデータの再
生中にケーブル接続がなされると再生中のコンテンツデ
ータの再生終了まで待ち、再生終了後、外部機器からの
コンテンツデータを受信して記憶メディアに記録する第
3のモードと、(4)コンテンツデータの再生中にケーブ
ル接続がなされると再生中のコンテンツデータの再生を
一旦中止し、外部機器から送られてくるコンテンツデー
タを記憶メディアに記録すると共に、記録終了後、中止
していたコンテンツデータの再生を再開する第4のモー
ドのいずれかを選択可能に構成したことを特徴とする携
帯用コンテンツプレーヤである。
【0119】再生と記録の関係を種々に設定できるよう
にしたことにより、通信ケーブルを接続操作するだけ
で、コンテンツ提供側例えば、パソコンから送り出すコ
ンテンツデータを自動記録させたり、再生中のコンテン
ツデータを再生終了後に、パソコンから送り出すコンテ
ンツデータを自動記録させたり、再生中のコンテンツデ
ータの再生を中断させ、パソコンから送り出すコンテン
ツデータを自動記録させた後に、再生中断中のコンテン
ツデータを再生再開させると云った種々の使用形態が選
択でき、所望の再生または記録が操作を容易に自動実行
可能にした携帯型コンテンツプレーヤを提供できる。
【0120】次に、外部機器単独の操作によりプレーヤ
側のコンテンツの再生、記録を自動実行することが可能
にした実施例を第4の実施例として説明する。
【0121】(第4の実施例)次に第4の実施例として
の本発明による携帯型コンテンツプレーヤについて説明
する。この実施例は、コンテンツの再生、記録を外部機
器単独の操作により自動実行可能な携帯型コンテンツプ
レーヤ1であり、この実施例における携帯型コンテンツ
プレーヤ1の基本構成は、図1に示す通りであって、R
OM3のプログラム内容、およびユーザI/F部8以外
は第1の実施例で説明した各構成要素の機能と同じで良
い。従って、ここでは異なる部分のみを説明する。
【0122】第4の実施例においては、CPU2は電源
“OFF”のときには、スリープモードでの動作状態に
あり、通信ケーブル、例えば、USBケーブル14にて
パソコン12と本発明のプレーヤ1が接続されると、通
信を開始できるようにスタンバイし、かつ、制御信号が
受信されると、図5のフローチャートに沿った処理を進
める機能をROM3のプログラムに持たせてある。
【0123】また、ユーザI/F部8はプレーヤ1の本
体に設けられている複数のスイッチと接続されている。
これらのスイッチとしては、音量スイッチ、再生・停止
スイッチ、早送り・逆戻しスイッチ、電源スイッチ及び
メモリカード11への記録スイッチがある。
【0124】次に、このような構成の第4の実施例にか
かる携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録
/再生装置)1の動作について、図3に示す動作フロー
チャートを用いて説明をする。
【0125】本実施例における携帯型コンテンツプレー
ヤ1は、接続されるパソコン12より、コンテンツを送
ってそれを“記録”させたり、記録してあるコンテンツ
をパソコン12からの指令により“再生”させたりする
ことができるようにしたものである。そのため、パソコ
ン12には当該携帯型コンテンツプレーヤ1に記録させ
たいコンテンツとその送信のための機能、そして、“記
録”/“再生”などの制御指令をユーザの操作指示によ
り送信する機能、プレーヤ1からの要求や応答内容を表
示したり、応答内容対応に制御する機能を実現するプレ
ーヤ操作用プログラムを持たせてあるものとする。
【0126】以下、図5に示す動作フローチャートを用
いて第4の実施例における携帯型コンテンツプレーヤの
動作説明をする。
【0127】第4の実施例においては、記録させたいコ
ンテンツおよびこのコンテンツの送信プログラムを持た
せてあるパソコン12と、本携帯型コンテンツプレーヤ
1を、外部I/F6を用い、USBケーブル14により
接続する。この状態で、携帯型コンテンツプレーヤ1に
おいては、パソコン12からの制御信号を常に受信して
いる(ステップS70)。
【0128】ユーザはパソコン12を操作して、上記プ
レーヤ操作用プログラムを実行させる。そして、コンテ
ンツを記録したいときは、ユーザはコンテンツの指定を
して“記録”の指示操作をし、コンテンツの再生をした
いときはユーザは“再生”の指示操作をすることによ
り、パソコン12は前者であれば制御信号として“記
録”の制御信号を送信実行し、後者であれば制御信号と
して“再生”の制御信号を送信実行をすることとなる。
【0129】一方、パソコン12からの制御信号受信待
ちとなっている携帯型コンテンツプレーヤ1において
は、CPU2は、受信した制御信号が、何であるかを判
定する。そして、判定の結果、受信した制御信号が、
“記録”や“再生”の制御信号であったならば、CPU
2はその受信した制御信号の内容をRAM4に保持する
(ステップS71)。そして、CPU2は次に現在のプ
レーヤ1の状態を判別する(ステップS72)。ここで
の状態判別は、電源は“ON”なのか“OFF”なの
か、コンテンツデータの“再生中”なのか、“停止中”
なのか、“記録中”なのか、などである。
【0130】ステップS71において、現在のプレーヤ
1の状態を判別した結果、現在、コンテンツ再生中の場
合は、ステップS71で記憶した制御内容を判別する
(ステップS73)。そして、判別の結果、ステップS
71で記憶した制御内容がもし、“再生”であればその
ままコンテンツの再生を続けるように制御し(ステップ
S78)、また、ステップS71で記憶した制御内容が
“記録”であれば、再生を停止すべく制御してから(ス
テップS76)、ステップS79に進む。
【0131】また、ステップS72での判別(現在のプ
レーヤ1の状態の判別)の結果、電源は“ON”で再生
は“停止中”であれば、ステップS71で記憶した内容
を判別する(ステップS74)。そして、その判別の結
果、制御内容が“再生”であれば、コンテンツの再生を
行う(ステップS78)。なお、ステップS74での判
別の結果、制御内容が“記録”であるならばステップS
79に進む。
【0132】一方、ステップS72での判別が電源“O
FF”であれば、電源を“ON”にし(ステップS7
5)、ステップS71での制御内容の判別を行う(ステ
ップS77)。その結果、もし“再生”であれば、コン
テンツの再生を行い(ステップS78)、また、ステッ
プS77での判別の結果、もし、“記録”であれば、ス
テップS79へ進む。
【0133】ステップS79では、CPU2は外部I/
F部6を介してパソコン12に“コンテンツ要求”信号
を出力する。パソコン12側では“コンテンツ要求”の
信号を受信すると、コンテンツの出力通知を出力し、プ
レーヤ1側はこれを受信することで(ステップS8
0)、コンテンツの記録を開始する(ステップS8
1)。
【0134】すなわち、上述したように、パソコン12
にはコンテンツが格納されており、また、パソコン12
にはこの格納したコンテンツの送信プログラムを持たせ
ると共に、この送信プログラムは、実行させるとユーザ
指定のコンテンツの送信準備に入り、USBコネクタを
用いた自己内蔵の外部I/Fを用いて外部とデータ授受
するように機能し、自己内蔵の外部I/Fを介して外部
からコンテンツ要求信号を受信すると、コンテンツの出
力通知を出力してから、上記ユーザ指定のコンテンツの
送信の送信を開始すると云った機能を持っている。
【0135】従って、本携帯型コンテンツプレーヤ1に
おいては、ステップS79においてコンテンツの出力通
知を出力するので、これを受けたパソコン12は、コン
テンツの出力通知を出力してから、上記ユーザ指定のコ
ンテンツの送信を開始する。
【0136】本携帯型コンテンツプレーヤ1側では、C
PU2はパソコン12からの出力通知を受けた後、パソ
コン12から送られてくるコンテンツを外部I/F6を
介して受け取り、メディアI/F部5を介してメモリカ
ード11に書き込むように動作する(ステップS8
1)。
【0137】コンテンツデータの伝送が終了するとパソ
コン12からは“コンテンツ終了通知”が送られてく
る。従って、プレーヤ1のCPU2は、これを受信す
る。そして、ステップS82で当該“コンテンツ終了通
知”を受信したプレーヤ1はステップS83で記録終了
すると、再びステップS70に戻り、パソコン12から
の制御信号の受信を待つ。
【0138】以上のように、この実施例ではプレーヤ側
にはパソコンなどの外部機器を接続すると、当該外部機
器からの制御信号を受け付ける状態になり、外部機器か
ら“再生”や“記録”の制御信号を送ると、その制御信
号内容に従って、コンテンツの再生、記録を実施される
ようにしたので、コンテンツの再生、記録は外部機器単
独の操作により携帯型コンテンツプレーヤを直接操作す
ることなく、当該携帯型コンテンツプレーヤにコンテン
ツの再生、記録を自動実行させることが可能となる。
【0139】このように、本実施例は、外部機器と接続
される双方向通信が可能な外部機器接続用インタフェー
スと、音楽、映像データなどのコンテンツデータの記録
/再生可能な記憶メディアと、当該記憶メディアに対し
てデータを記録/再生する記録/再生手段とを備える携
帯型コンテンツ記録/再生機器において、パソコンなど
の外部機器と通信回線を介して接続されると、当該外部
機器からの制御信号待ちとなり、この外部機器から与え
られる“記録”/“再生”の制御信号に従って、“記
録”/“再生”を実行し、その終了後に再び外部機器か
らの制御信号待ちとなる制御手段を設けたので、携帯型
のコンテンツ記録/再生機器がコンテンツデータの再生
中、停止中または電源オフ中などの状態に関係なく、外
部機器からコンテンツデータの再生または記録の選択と
実行をさせることが可能となる携帯型コンテンツ記録/
再生機器を提供できる。
【0140】通信回線を介して接続された外部機器から
コンテンツの供給を受けてこれを記録可能であって、異
なるコンテンツを一方は記録、他方は再生を同時実行可
能とすると共に、CPUによる処理の負荷が大きく、同
時できない時には設定モードに従って、自動的にコンテ
ンツの再生または記録を順次実行できるようにした実施
例を次に第5の実施例として説明する。
【0141】(第5の実施例)第5の実施例としての本
発明の携帯型コンテンツプレーヤについて説明する。こ
の実施例は、異なるコンテンツそれぞれの記録と再生を
同時実行することができない時でも、自動的にコンテン
ツの再生または記録が実行できるようにするものであ
る。
【0142】この実施例における携帯型コンテンツプレ
ーヤ1の基本構成は、図1に示す通りであり、ROM3
のプログラム内容、およびユーザI/F部8以外は第1
の実施例で説明した各構成要素の機能と同じで良い。従
って、ここでは異なる部分のみを説明する。
【0143】第5の実施例においては、ユーザI/F部
8はプレーヤ1本体に設けられている複数のスイッチと
接続されている。これらのスイッチは音量スイッチ、再
生・停止スイッチ、早送り・逆戻しスイッチ、電源スイ
ッチ、モード設定スイッチである。なお、異なるコンテ
ンツそれぞれの記録と再生の同時実行が可能なようにま
た、CPUの負荷をチェックすると共にCPUの負荷が
大きく、記録と再生が同時実行できない時には設定モー
ドに従って、自動的にコンテンツの再生または記録を順
次実行できるようにしたプログラムをROM3に格納し
てある。また、コンテンツ再生にあたっては再生用のコ
ンテンツデータをメモリ(RAM4)にスプールしてか
ら再生に入るようにし、これによって、受信するコンテ
ンツの記録処理時にも、これとは別の再生コンテンツが
支障無く再生できるように環境を整えておくものとす
る。そのために、ROM3のプログラムも記録と再生の
同時実行処理の他、再生コンテンツが支障無く再生でき
るようにRAM4に十分な量をスプールしてから再生に
入り、再生中にいつでも受信コンテンツデータの記録処
理を実行できるようにプログラミングしてあるものとす
る。また、パソコン12からの受信コンテンツデータの
記録処理は、当該パソコン12から“記録通知”を受け
ることで実行開始するようになっており、従って、パソ
コン12には携帯型コンテンツプレーヤ1に、コンテン
ツデータを送って記録させる場合には、それに先立ち、
“記録通知”を送信するように構成してある。
【0144】また、パソコン12には、携帯型コンテン
ツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録/再生装置)1から
“データ出力の待機通知”を受けると、コンテンツデー
タの送信の実行を“待機通知”が解除されるまで待つよ
うにした機能を持たせてあり、“待機通知”が解除され
ると、すなわち、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コ
ンテンツ記録/再生装置)1から“データ出力可通知”
を受けるとコンテンツデータの送信実行を開始する構成
としてある。
【0145】従って、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯
型コンテンツ記録/再生装置)1には、コンテンツデー
タを再生する状況下にある場合に、再生コンテンツデー
タのスプール量が十分でないときには、十分なスプール
量が確保されるまで、“データ出力の待機通知”を外部
にI/F部6を介して伝送し、コンテンツデータのスプ
ールが終了した時点で“データ出力可通知”を出力する
ようにROM3のプログラムを設定してあるものとす
る。
【0146】また、パソコン12にはユーザの指定する
コンテンツデータを通信回線を介して送信する機能があ
り、コンテンツの送信が終了したならば、その段階で
“終了通知”を外部に送信する機能を持たせてある。
【0147】次に、このような構成の第5の実施例にか
かる携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録
/再生装置)1の動作について、図6および図7に示す
動作フローチャートを用いて説明をする。図6の動作フ
ローチャートは記録/再生に当たってのCPUの負荷測
定とメモリスプールおよびコンテンツデータの書き込み
に関する処理であり、そして、負荷測定の結果、負荷が
過大で記録/再生の同時実行ができないときの処理部分
が図7に示す本実施例の動作フローチャートである。
【0148】本携帯型コンテンツプレーヤ1に接続する
パソコン12には、当該携帯型コンテンツプレーヤ1に
記録させたいコンテンツとその送信用のプログラムを持
たせてあるものとする。
【0149】すなわち、コンテンツをパソコン12に格
納させておき、また、パソコン12にはこの格納したコ
ンテンツの送信プログラムを持たせるが、この送信プロ
グラムは、実行させるとユーザ指定のコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部からコンテンツ要求信号
を受信すると、コンテンツの出力通知を出力してから、
上記ユーザ指定のコンテンツの送信の送信を開始すると
云った機能を有するものとする。
【0150】本携帯型コンテンツプレーヤ1とパソコン
12は、外部I/F6を用い、USBケーブル14によ
り接続しておく。
【0151】記録させたいコンテンツとこのコンテンツ
の送信プログラムを持たせてあるパソコン12をユーザ
は操作して、当該コンテンツの送信プログラムを実行さ
せ、かつ、ユーザはコンテンツの指定をして送信実行を
指示する。
【0152】すると、パソコン12はコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部に“記録通知”を送信す
る。そして、外部からの“データ出力可通知”信号の受
信待ちとなる。
【0153】一方、本携帯型コンテンツプレーヤ1にお
いては、プログラムを実行しているCPU2は、ROM
3のプログラムを実行することにより、次のように処理
を進める。プログラムを実行開始すると(図6のステッ
プS120)、まず、自己がコンテンツの“記録中”の
状態であるか、または“記録通知”がパソコン12から
出力されたかをチェックする(図6のステップS12
1)。そして、チェックの結果、コンテンツの記録中で
あったり、あるいはパソコン12からの“記録通知”が
あった時はステップS130へ進む。
【0154】また、ステップS121でのチェックの結
果、もし、“記録通知”がないか、コンテンツの“記録
中”の状態でなければステップS122に進み、次に自
己がコンテンツの“再生中”の状態であるか、あるいは
ユーザI/F部8からの“再生”指示があったかどうか
をチェックする。そして、このステップS122でのチ
ェックの結果、もし、それもなければステップS121
へ戻るが、“再生中”であった場合、あるいは“再生通
知”があった時はコンテンツデータを保持しているメモ
リカード11からデータを読み出し(図6のステップS
123)、その読み出したデータをメモリ(RAM4)
にスプールして、データの再生を行う(図6のステップ
S124)。
【0155】ステップS121でのチェックの結果、コ
ンテンツの“記録中”であったり、あるいはパソコン1
2からの“記録通知”があった時はステップS130へ
進むが、このステップS130においても自己がコンテ
ンツの“再生中”の状態であるか、または“再生通知”
があったかどうかをチェックする。そして、ステップS
130におけるチェックの結果、もしいずれでもなけれ
ば図6のステップS151へ進む。
【0156】これに対し、ステップS130でのチェッ
クの結果、“再生中”の状態または“再生通知”があっ
た時は、図6のステップS131に進み、再生時のデー
タをスプールしているメモリ(RAM4)のスプール量
が十分かどうか確かめる。
【0157】ステップS130で再生中であったり、ま
たは“再生の通知”があったならば、CPUの現在の負
荷計算をする(図6のステップS131)。その結果、
もし、記録と再生の同時実行が可能なレベルの負荷であ
ったならば、図6のステップS132へ進む。
【0158】また、ステップS130でのチェックの結
果、“再生中”の状態または“再生通知”があった時
は、図6のステップS132に進み、再生時のデータを
スプールしているメモリ(RAM4)のスプール量が十
分かどうか確かめる。
【0159】そして、スプール量が不足している場合
は、パソコン12に対し、“データ出力の待機通知”を
出力し(図6のステップS133)、メモリカード11
からデータを読み出し(図6のステップS134)、メ
モリ(RAM4)にスプールする(図6のステップS1
35)。
【0160】パソコン12では、“データ出力の待機通
知”を受けたことにより、コンテンツデータの送信の実
行を“待機通知”が解除されるまで待つ。
【0161】このようにして、パソコン12からのデー
タを読み出す処理をしても、コンテンツを途切れずに再
生可能にするために必要なだけのデータがメモリにスプ
ールされるまで、データの読み出しとスプールを行う。
【0162】十分な量がスプールされたならば、パソコ
ン12に対して、“データ出力可”の通知を出力する
(図6のステップS151)。この通知を受けたパソコ
ン12はコンテンツをパケットデータとして出力するの
で、プレーヤ1側ではこのデータの受信を行う(図6の
ステップS152)。
【0163】パケットデータの受信が終わったら、受信
すべきコンテンツデータが終了かどうか、パソコン12
から送られてくる“終了通知”を確認する(図6のステ
ップS153)。もし“終了通知”がアクティブであっ
たら、受信すべきコンテンツは“終了”と判断して、メ
モリカード11にデータを記録し(図6のステップS1
54)、ステップS121へ戻る。
【0164】また、ステップS153で“終了通知”が
インアクティブであったら、受信データが残っていると
判断して、まずはパソコン12に“データ出力待機通
知”を出力し(図6のステップS155)、受信データ
をメモリカード11に記録する(図6のステップS15
6)。
【0165】一方、ステップS131でのCPUの負荷
計算の結果、同時実行が困難なレベルの負荷であったな
らば、ステップS160(図7)へ進む。ステップS1
60では動作モードの判別を行い、その判定の結果、モ
ードが“再生優先モード”であればステップS161の
処理へ進み、また、モードが“記録優先モード”であれ
ばステップS170の処理へ進み、また、モードが“再
生後記録モード”であればステップS180の処理へ進
み、また、モードが“記録後再生モード”であればステ
ップS181の処理へ進む。
【0166】そして、これらのうち、“再生優先モー
ド”ではステップS161での処理においてコンテンツ
の記録を中止し、ステップS162で指定されたコンテ
ンツの再生を行う。そして、再生すべきコンテンツがな
くなったならば、再生を終了し(図7のステップS16
3)、再び図6のステップS120の処理へと戻る。
【0167】また、“記録優先モード”では、図7のス
テップS170の処理へと進むが、ここでは記録が優先
処理されるモードであることから“再生不可”であるこ
とを表示デバイス10に出力する。そして、“再生不
可”であることを表示デバイス10に表示させる。その
後、CPU2はパソコン12に対して“記録可”の通知
を出力し(図7のステップS171)、送られてきたパ
ケットデータを受信する(図7のステップS172)。
そして、パソコン12から“記録終了”通知があったか
否かを判別し(図7のステップS173)、その結果、
もし終了していなければ“データ待機”通知を出力し
(図7のステップS174)、ステップS175で受信
したデータをメディアに記録後、再び“記録可”の通知
をパソコン12に出力する(図7のステップS17
1)。
【0168】また、ステップS173でパソコン12か
ら“記録終了”通知を受信したならば、図7のステップ
S177へ進み、受信したデータをメディア(メモリカ
ード11)に記録後、記録を終了する。そして、次に動
作モードをチェックし(図7のステップS178)、そ
の結果、動作モードが“記録後再生モード”であった時
は中断中の再生を再開し(図7のステップS179)、
図6のステップS120へ戻る。
【0169】図7のステップS178でのチェックの結
果、動作モードが“記録優先モード”であった時は何も
せずに図6のステップS120へ戻る。
【0170】一方、図7のステップS160での動作モ
ード判別の結果、モードが“再生後記録モード”であっ
たときはCPU2はステップS180の処理に進むが、
ここではパソコン12に対し、“記録待機”の通知を出
力する。そして、次にコンテンツの再生を行い、再生す
べきコンテンツがなくなったならば再生を終了し(図7
のステップS176)、ステップS171へ進む。
【0171】また、ステップS160での動作モード判
別の判定の結果、モードが“記録後再生”のモードの時
は図7のステップS181の処理に移るが、ここでは再
生を待機し、ステップS171へ進み、上述のS171
以降の処理を行う。
【0172】以上のように、再生を優先させる“再生優
先モード”、記録を優先させる“記録優先モード”、再
生中ならば再生が終了した後に記録を開始させる“再生
後記録モード”、再生中ならば再生を中断させて記録を
行い、記録終了後に再生を再開させる“記録後再生モー
ド”などのモードを用意して、これらを選択できるよう
にし、選択したそれぞれのモード対応の制御を行うよう
に構成したことにより、異なるコンテンツそれぞれの記
録と再生を同時実行することができないプレーヤである
場合においても、自動的にコンテンツの再生または記録
を実行できるようになる。
【0173】この実施例は、コンテンツデータを供給す
る外部機器と接続される双方向通信が可能な外部機器接
続用インタフェースと、音楽、映像データなどのコンテ
ンツデータの記録/再生可能な記憶メディアと、当該記
憶メディアに対してデータを記録/再生する記録/再生
手段とを備えるコンテンツ記録/再生機器において、再
生/記録の優先内容指定のためのモード情報を設定する
モード設定手段と、外部機器から伝送されるコンテンツ
データの記録と自己の保持しているコンテンツデータを
再生が競合するとき、両者の同時実行が、処理能力上不
可能な時は前記設定されたモードに従い、再生または、
記録のいずれかを優先実施する制御手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0174】そして、記録と再生が競合するとき、両方
を同時に実行できない時は、設定されたモードに従い、
自動で記録または再生が選択され、優先度の低い処理は
中断されてその後に再開されるようになるので、簡単な
操作で所望のように記録・再生が可能となる。また、記
録するときは再生を中止させたり、再生するときは記録
を中止させるような操作を手動でする必要もなく、従っ
て、極めて簡易な操作により記録と再生が行えるように
なる。
【0175】通信回線を介して接続された外部機器から
コンテンツの供給を受けてこれを記録可能であって、異
なるコンテンツを一方は記録、他方は再生を同時実行可
能とすると共に、CPUによる処理の負荷が大きく、同
時できない時には外部機器からの指示に従って自動的に
コンテンツの再生または記録を順次実行できるようにし
た実施例を次に第6の実施例として説明する。
【0176】(第6の実施例)次に第6の実施例として
の本発明による携帯型コンテンツプレーヤについて説明
する。この実施例は、コンテンツの再生、記録を通信回
線を介して接続された外部機器単独の操作により、リモ
ートコントロールできるようにした携帯型コンテンツプ
レーヤ1であり、この実施例における携帯型コンテンツ
プレーヤ1の基本構成は、図1に示す通りであって、R
OM3のプログラム内容、およびユーザI/F部8以外
は第1の実施例で説明した各構成要素の機能と同じで良
い。従って、ここでは異なる部分のみを説明する。
【0177】第6の実施例においては、第5の実施例と
同様、ユーザI/F部8はプレーヤ1本体に設けられて
いる複数のスイッチと接続されている。これらのスイッ
チは音量スイッチ、再生・停止スイッチ、早送り・逆戻
しスイッチ、電源スイッチである。なお、CPU2によ
る異なるコンテンツそれぞれの記録と再生の処理の同時
実行が可能なように、ROM3のプログラムも記録と再
生の同時実行処理対応のものとしてある。また、コンテ
ンツ再生にあたってはメモリ(RAM4)には再生用の
コンテンツデータをスプールしてから再生に入るように
し、これによって、受信するコンテンツの記録処理時
に、これとは別の再生コンテンツが支障無く再生できる
ように環境を整えておくものとする。そのために、RO
M3のプログラムも記録と再生の同時実行処理の他、再
生コンテンツが支障無く再生できるようにRAM4に十
分な量をスプールしてから再生に入り、再生中にいつで
も受信コンテンツデータの記録処理を実行できるように
プログラミングしてあるものとする。また、パソコン1
2からの受信コンテンツデータの記録処理は、当該パソ
コン12から記録通知を受けることで実行開始するよう
になっており、従って、パソコン12には携帯型コンテ
ンツプレーヤ1に、コンテンツデータを送って記録させ
る場合には、それに先立ち、記録通知を送信するように
構成してある。また、パソコン12には、携帯型コンテ
ンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録/再生装置)1か
ら“データ出力の待機通知”を受けると、コンテンツデ
ータの送信の実行を“待機通知”が解除されるまで待つ
ように構成してあり、“待機通知”が解除されると、す
なわち、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ
記録/再生装置)1から“データ出力可通知”を受ける
とコンテンツデータの送信実行を開始する構成としてあ
る。
【0178】従って、携帯型コンテンツプレーヤ(携帯
型コンテンツ記録/再生装置)1には、コンテンツデー
タを再生する状況下にある場合に、再生コンテンツデー
タのスプール量が十分でないときには、十分なスプール
量が確保されるまで、“データ出力の待機通知”を外部
にI/F部6を介して伝送し、コンテンツデータのスプ
ールが終了した時点で“データ出力可通知”を出力する
ようにROM3のプログラムを設定してあるものとす
る。
【0179】また、パソコン12にはコンテンツの送信
が終了したならば、その段階で“終了通知”を外部に送
信する機能を持たせてあり、また、携帯型コンテンツプ
レーヤ1からの再生/記録の指示の要求である“制御要
求”を受けることにより、再生と記録のいずれを優先さ
せるかを指示する機能を持たせてある。この指示内容の
選択はユーザによる手動指定であっても良いし、プログ
ラムによる指示であっても良い。
【0180】また、パソコン12には携帯型コンテンツ
プレーヤ1から“記録待機”の通知を受けると、携帯型
コンテンツプレーヤ1に対してのコンテンツデータの送
信を待機状態にする機能、“データ出力待機”の通知を
受信すると現在、送信を実行中のコンテンツデータを、
送信待機する機能などを有している。“データ出力待
機”は受信側での受信バッファに蓄積されたデータをメ
モリカード11に記録するための処理が済むまで、送信
側に送信を待たせるようにするための機能であり、これ
を旨く利用できるようにするために、本実施例ではコン
テンツデータの送信はパケット単位で実行させるパケッ
ト伝送を採用している。
【0181】次に、このような構成の第6の実施例にか
かる携帯型コンテンツプレーヤ(携帯型コンテンツ記録
/再生装置)1の動作について、図6および図8に示す
動作フローチャートを用いて説明をする。図6は記録/
再生に当たってのCPUの負荷測定とメモリスプールお
よびコンテンツデータの書き込みに関する処理であっ
て、この部分は第5の実施例を踏襲している。そして、
負荷測定の結果、負荷が過大で記録/再生の同時実行が
できないときの処理部分が図8に示す本実施例の動作フ
ローチャートである。
【0182】本携帯型コンテンツプレーヤ1に接続する
パソコン12には、当該携帯型コンテンツプレーヤ1に
記録させたいコンテンツとその送信用のプログラムを持
たせてあるものとする。
【0183】すなわち、コンテンツのデータをパソコン
12に格納させておき、また、パソコン12にはこの格
納したコンテンツの送信プログラムを持たせるが、この
送信プログラムは、実行させるとユーザ指定のコンテン
ツの送信準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵
の外部I/Fを用いて外部とデータ授受するように機能
し、自己内蔵の外部I/Fを介して外部から“コンテン
ツ要求信号”を受信すると、コンテンツの“出力通知”
を出力してから、上記ユーザ指定のコンテンツのデータ
送信を開始すると云った機能を有するものとする。
【0184】記録させたいコンテンツとこのコンテンツ
の送信プログラムを持たせてあるパソコン12と本携帯
型コンテンツプレーヤ1は、外部I/F6を用い、US
Bケーブル14により接続しておく。そして、ユーザは
パソコン12を操作して、当該コンテンツの送信プログ
ラムを実行させ、かつ、ユーザはコンテンツの指定をし
て送信実行を指示する。
【0185】すると、パソコン12はコンテンツの送信
準備に入り、USBコネクタを用いた自己内蔵の外部I
/Fを用いて外部とデータ授受するように機能し、自己
内蔵の外部I/Fを介して外部に“記録通知”を送信す
る。そして、外部からの“データ出力可通知”信号の受
信待ちとなる。
【0186】一方、本携帯型コンテンツプレーヤ1にお
いては、CPU2は、ROM3のプログラムを実行する
ことにより、次のように処理を進める。プログラムを実
行開始すると(図6のステップS120)、まず、自己
がコンテンツの“記録中”の状態であるか、または“記
録通知”がパソコン12から出力されたかをチェックす
る(図6のステップS121)。そして、チェックの結
果、現在、コンテンツの“記録中”であったり、あるい
はパソコン12からの“記録通知”があった段階であっ
た時はステップS130へ進む。
【0187】また、ステップS121でのチェックの結
果、もし、“記録通知”がないか、コンテンツの記録中
の状態でなければ、次に自己がコンテンツの再生中の状
態であるか、あるいはユーザI/F部8からの再生指示
があったかどうかをチェックする(図6のステップS1
22)。そして、このステップS122でのチェックの
結果、もし、それもなければステップS121へ戻る
が、“再生中”であった場合、あるいは“再生通知”が
あった時はコンテンツのデータを保持させたメモリカー
ド11からコンテンツデータを読み出し(図6のステッ
プS123)、その読み出したデータをメモリ(RAM
4)にスプールして、データの再生を行う(図6のステ
ップS124)。
【0188】ステップS121でのチェックの結果、コ
ンテンツの“記録中”であったり、あるいはパソコン1
2からの“記録通知”があった時はステップS130へ
進むが、このステップS130においても自己がコンテ
ンツの“再生中”の状態であるか、または“再生通知”
があったかどうかをチェックする。そして、ステップS
130におけるチェックの結果、もしいずれでもなけれ
ば図6のステップS151へ進む。
【0189】これに対し、ステップS130でのチェッ
クの結果、“再生中”の状態または“再生通知”があっ
た時は、(再生時のデータをスプールしているメモリ
(RAM4)のスプール量が十分かどうか確かめる図6
のステップS131)。
【0190】ステップS130でのチェックの結果、再
生中であったり、または“再生の通知”があったなら
ば、CPUの現在の負荷計算をする(図6のステップS
131)。その結果、もし、記録と再生の同時実行が可
能なレベルの負荷であったならば、図6のステップS1
32へ進む。
【0191】また、ステップS130でのチェックの結
果、“再生中”の状態または“再生通知”があった時
は、再生時のデータをスプールしているメモリ(RAM
4)のスプール量が十分かどうか確かめる(図6のステ
ップS132)。
【0192】そして、スプール量が不足している場合
は、パソコン12に対し、“データ出力の待機通知”を
出力し(図6のステップS133)、メモリカード11
からデータを読み出し(図6のステップS134)、メ
モリ(RAM4)にスプールする(図6のステップS1
35)。
【0193】パソコン12では、“データ出力の待機通
知”を受けたことにより、コンテンツデータの送信の実
行を“待機通知”が解除されるまで待つ。
【0194】このようにして、パソコン12からのデー
タを読み出す処理をしても、コンテンツを途切れずに再
生可能にするために必要なだけのデータがメモリにスプ
ールされるまで、データの読み出しとスプールを行う。
【0195】十分な量がスプールされたならば、パソコ
ン12に対して、“データ出力可”の通知を出力する
(図6のステップS151)。この通知を受けたパソコ
ン12はコンテンツをパケットデータとして出力するの
で、このデータの受信を行う(図6のステップS15
2)。
【0196】パケットデータの受信が終わったならば、
CPU2は受信すべきコンテンツデータが終了かどう
か、パソコン12から送られてくる“終了通知”を確認
することで判断する(図6のステップS153)。すな
わち、もし“終了通知”がアクティブであったならば、
受信すべきコンテンツは“終了”と判断して、メモリカ
ード11にデータを記録し(図6のステップS15
4)、ステップS121へ戻る。
【0197】また、ステップS153で“終了通知”が
インアクティブであったら、受信データが残っていると
判断して、まずはパソコン12に“データ出力待機通
知”を出力し(図6のステップS155)、受信データ
をメモリカード11に記録する(図6のステップS15
6)。
【0198】以上の動作は第5の実施例と同様である
が、第6の実施例ではステップS131でのCPUの負
荷計算の結果、同時実行が困難なレベルの負荷であった
場合での処理が異なる。
【0199】すなわち、CPU2は、ステップS131
でのCPU負荷計算の結果、記録と再生処理の同時実行
が困難なレベルの負荷であったならば、図8のステップ
S200へ進む。CPU2は、ステップS200の処理
においてパソコン12へ“制御要求”を出力し、再生を
するのか,記録をするのかをパソコン12側で選択させ
るようにする。パソコン12側ではこれを受けて再生/
記録の選択の指示を促す画面を表示する。ユーザはこの
メッセージにより、再生/記録いずれかの指示を与える
ことになる。
【0200】そして、パソコン12側から再生/記録い
ずれかの指示が与えられることにより、送られてくる制
御内容をプレーヤ1側では受信し、これについてCPU
2はパソコン12からの制御内容を判別する(図8のス
テップS201)。
【0201】その結果、もし、“再生”ならばCPU2
はパソコン12に対し、“記録待機”の通知を出力する
(図8のステップS202)。そして、再生を実行し
(図8のステップS203)、再生すべきコンテンツの
データの再生処理が終了したならば(図8のステップS
204)、ステップS211へ進む。
【0202】一方、ステップS201での制御内容判別
の結果、“記録”であった時はCPU2は再生を待機状
態にする(図8のステップS210)。これにより、再
生処理を中断状態にする。
【0203】次にCPU2は“記録可”の通知をパソコ
ン12に出力し(図8のステップS211)、これを受
け取ったパソコン12はコンテンツデータをパケット伝
送により送信することとなるので、プレーヤ1側のCP
U2は、パソコン12からのパケットデータを受信する
(図8のステップS212)。そして、パソコン12か
ら“記録終了”通知があるか否かを判別し、その結果、
“終了通知”がなければステップS213へ進み、“デ
ータ出力待機”通知を出力後、メモリカード11に記録
し(図8のステップS214)、ステップS211へ進
み、これを繰り返す。
【0204】受信すべきデータがなくなると、パソコン
12から“記録終了”通知があるので(図8のステップ
S225)、その時はステップS216へ進み、記録を
終了する。さらにステップS217ではステップS20
1での判別と同様にパソコン12からの制御内容を判別
する。そして、その判別の結果、もし記録であれば、ス
テップS218へ進み、再生を再開してステップS12
0へ戻る。ステップS217での判別の結果、再生であ
れば、そのままステップS120へ戻る。
【0205】以上のように、第6の実施例は、保持して
いるコンテンツデータを再生するプレーヤであって、コ
ンテンツデータを供給する外部機器と接続されて供給さ
れるコンテンツデータを記録することが可能であり、各
別のコンテンツデータの記録/再生同時実行可能なコン
テンツプレーヤにおいて、コンテンツデータの記録要求
が上記外部機器から成されると、自己の現在の処理状態
を調べて、負荷状態を知り、負荷が大きく、各別のコン
テンツの再生と記録を同時実行できない時には前記外部
機器側に指示を仰ぎ、当該外部機器からの指令により、
記録処理と再生処理の優先順位を決定して優先度の高い
順に処理を実行する構成としたものであり、コンテンツ
の再生、記録を通信回線を介して接続された外部機器単
独の操作により、リモートコントロールできるようにし
た記録/再生同時実行可能な携帯型コンテンツプレーヤ
である。そして、記録と再生の両方を同時に実行できな
い時は、外部機器からの指示対応の優先順序で記録また
は再生を選択し、自動実行する構成であるので、従来の
ように、再生中に記録するときは再生を中止したり、記
録中に再生するときは記録を中止すると云った必要もな
いから、極めて容易な操作により記録/再生が行えるよ
うになる。
【0206】以上、種々の実施例を説明したが、本発明
は上述した実施例に限定されるものではなく、種々変形
して実施可能である。例えば、上述の例ではコンテンツ
データは音楽データを主体に説明したが、動画、静止画
などの他のコンテンツのデータも、同様に扱うことがで
きるものである。また、上述の実施例ではいずれもパソ
コンとの接続をUSBによる接続としたが、IEEE1394の
ような双方向通信が可能で機器の接続を認識できるプラ
グ・アンド・プレイ対応のインターフェースでも実現可
能である。また、再生するコンテンツデータはオーディ
オデータに限らず、音声データや動画データ、映像デー
タ等などでも適用可能である。また、上述の実施例では
いずれもコンテンツは記憶メディアに記録したり、この
記録したものを読み出す構成を説明したが、内部のRA
Mなどをコンテンツの記録や再生に利用するようにして
もちろん差し支えないものである。
【0207】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、簡易にコンテンツデータの記録と再生を実行できる
携帯型コンテンツデータ記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
第1の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明の
第2の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明の
第3の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明の
第4の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の
第5の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の
第5の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の
第6の実施例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯型オーディオプレーヤ(携帯型コンテンツプレ
ーヤ) 2…CPU(プロセッサ) 3…ROM(読み出し専用メモリ) 4…RAM(ランダムアクセスメモリ) 5…メディアI/F(インタフェース)部 6…外部I/F(インタフェース)部 7…オーディオI/F(インタフェース)部 8…ユーザーI/F(インタフェース)部 9…フラッシュメモリ 10…表示デバイス 11…メモリカード 12…パソコン(パーソナルコンピュータ) 13…イヤホン(ヘッドホン) 14…USBケーブル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と通信するための
    通信手段と、 この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記記憶
    手段に記録し、この記憶手段に記録されているコンテン
    ツデータを読み出して再生する記録/再生手段と、 記録操作を行うための記録操作手段と、 この記録操作手段が操作されると記録/再生手段での記
    録/再生処理状況を判断し、コンテンツ再生中のときは
    再生を中止した後に、コンテンツ再生中でないときは引
    き続いて、前記通信手段を介して受信されるコンテンツ
    データを前記記憶手段に記録すべく制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ記録再生装置。
  2. 【請求項2】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と接続するための
    双方向通信可能な通信手段と、 この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記記憶
    手段に記録し、この記憶手段に記録されたコンテンツデ
    ータを読み出して再生する記録/再生手段と、再生時の
    データをスプールするスプール用メモリと、 外部機器からコンテンツデータの記録通知を受けると記
    録/再生の処理状況を判断し、コンテンツ再生中のとき
    は前記スプール用メモリへの再生コンテンツデータのス
    プール量を調べてスプール量が確保されている場合にコ
    ンテンツデータの受信を許可し、前記外部機器接続用イ
    ンタフェースを介して受信されるコンテンツデータを前
    記記憶メディアに記録すべく制御し、スプール量が不十
    分なときは所要のスプール量を確保するまでスプールを
    実行した後にコンテンツデータの受信を許可し、受信さ
    れるコンテンツデータを前記記憶手段に記録すべく制御
    する制御手段と、を備えることを特徴とするコンテンツ
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と接続するための
    双方向通信可能な通信手段と、 この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記記憶
    手段に記録し、この記憶手段に記録されているコンテン
    ツデータを読み出して再生する記録/再生手段と、 モードの選択をする選択手段と、 コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続がなされ
    ても再生中のコンテンツデータの再生を続ける第1のモ
    ード、コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続が
    なされるとコンテンツデータの再生を停止し、外部機器
    から受信されたコンテンツデータを記憶手段に記録する
    第2のモード、コンテンツデータの再生中に通信ケーブ
    ル接続がなされると再生中のコンテンツデータの再生を
    終了するまで待ち、再生終了後、外部機器からのコンテ
    ンツデータを受信して記憶手段に記録する第3のモー
    ド、コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続がな
    されると再生中のコンテンツデータの再生を一旦中止
    し、外部機器から送られてくるコンテンツデータを記憶
    手段に記録すると共に、記録終了後、中止していたコン
    テンツデータの再生を再開する第4のモードの実行が可
    能であり、これら4モードのうち、前記モード選択手段
    にて選択されたモード対応に前記記録/再生手段での記
    録/再生処理を制御する制御手段と、を具備したことを
    特徴とするコンテンツ記録再生装置。
  4. 【請求項4】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と接続するための
    双方向通信可能な通信手段と、 前記記憶手段に対してコンテンツデータを記録し、ま
    た、読み出して再生する記録/再生手段と、 前記外部機器と前記通信手段を介してケーブル接続され
    ると、当該外部機器からの制御信号待ちとなり、この外
    部機器から与えられる“記録”/“再生”の制御信号に
    従って記録/再生手段に対し“記録”/“再生”を実行
    させるべく制御する制御手段と、を具備たことを特徴と
    するコンテンツ記録再生装置。
  5. 【請求項5】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と接続するための
    双方向通信可能な通信手段と、 この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記記憶
    手段に記録し、この記憶手段に記録されているコンテン
    ツデータを読み出して再生する記録/再生手段と、 記録/再生手段での再生/記録の優先度を定めるための
    モードを設定するモード設定手段と、 外部機器から伝送されるコンテンツデータの記録と自己
    の保持しているコンテンツデータの再生が競合すると
    き、前記記録/再生手段での両者の同時実行が、処理能
    力上不可能な時は前記設定されたモードに従い、優先度
    順に再生または記録の処理を実施べく前記記録/再生手
    段を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする
    コンテンツ記録再生装置。
  6. 【請求項6】記憶手段に対してコンテンツデータを記録
    および再生させるコンテンツ記録再生装置において、 コンテンツデータを供給する外部機器と接続するための
    双方向通信可能な通信手段と、 この通信手段を介して得たコンテンツデータを前記記憶
    手段に記録し、この記憶手段に記録されているコンテン
    ツデータを読み出して再生する記録/再生手段と、 コンテンツデータの記録要求が外部機器から成される
    と、前記記録/再生手段での現在の処理状態を調べて負
    荷状態を知り、コンテンツの再生と記録を同時実行でき
    ない時には前記外部機器側に指示を仰ぎ、当該外部機器
    からの指令により、記録処理と再生処理の優先順位を決
    定して優先度の高い順に処理を実行すべく制御する制御
    手段と、を具備したことを特徴とするコンテンツ記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】コンテンツデータを供給する外部機器から
    通信手段を介して受信した前記コンテンツデータを記憶
    手段に記録すると共に、この記憶手段に記録されている
    コンテンツデータを読み出して再生するコンテンツ記録
    /再生方法として、 記録の指示を与えることにより、現在の記録/再生処理
    の状況を判断し、現在、コンテンツ再生中のときは再生
    を中止した後に、コンテンツ再生中でないときは引き続
    いて、前記通信手段を介して受信されるコンテンツデー
    タを前記記憶手段に記録すべく制御することを特徴とす
    るコンテンツ記録再生方法。
  8. 【請求項8】コンテンツデータを供給する外部機器から
    通信手段を介して受信した前記コンテンツデータを記憶
    手段に記録すると共に、この記憶手段に記録されている
    コンテンツデータを読み出して再生するコンテンツ記録
    /再生方法として、 再生するコンテンツデータはスプール用メモリにスプー
    ルするようにし、 外部からコンテンツデータの記録通知を受けると現在の
    記録再生の状況を判断して、コンテンツ再生中のときは
    前記スプール用メモリへの再生コンテンツデータのスプ
    ール量が確保されている場合にコンテンツデータの受信
    を許可し、前記通信手段を介して受信されるコンテンツ
    データを前記記憶手段に記録すべく制御し、スプール量
    が不十分なときはスプールを実行して所要のスプール量
    を確保した後にコンテンツデータの受信を許可し、受信
    されるコンテンツデータを前記記憶手段に記録すること
    を特徴とするコンテンツ記録再生方法。
  9. 【請求項9】コンテンツデータを供給する外部機器と通
    信ケーブルを介して接続すると共に、外部機器から受信
    したコンテンツデータは記憶手段に記録し、この記憶手
    段に記録されているコンテンツデータを読み出して再生
    するコンテンツ記録/再生装置のコンテンツ記録/再生
    方法として、 コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続がなされ
    ても再生中のコンテンツデータの再生を続ける第1のモ
    ード、コンテンツデータの再生中に通信ケーブル接続が
    なされるとコンテンツデータの再生を停止し、外部機器
    から受信されたコンテンツデータを記憶手段に記録する
    第2のモード、コンテンツデータの再生中に通信ケーブ
    ル接続がなされると再生中のコンテンツデータの再生終
    了まで待ち、再生終了後、外部機器からのコンテンツデ
    ータを受信して記憶手段に記録する第3のモード、コン
    テンツデータの再生中に通信ケーブル接続がなされると
    再生中のコンテンツデータの再生を一旦中止し、外部機
    器から送られてくるコンテンツデータを記憶手段に記録
    すると共に、記録終了後、中止していたコンテンツデー
    タの再生を再開する第4のモードを選択して実行可能と
    すると共に、前記記録/再生の際の制御を、これら4モ
    ードのうちの選択した一つのモード対応に実施すること
    を特徴とするコンテンツ記録再生方法。
  10. 【請求項10】コンテンツデータを供給する外部機器と
    通信ケーブルを介して接続すると共に、外部機器から受
    信したコンテンツデータは記憶手段に記録し、この記憶
    手段に記録されているコンテンツデータを読み出して再
    生するコンテンツ記録/再生装置のコンテンツ記録/再
    生方法として、 前記外部機器と前記通信ケーブルにて接続されると、当
    該外部機器からの制御信号待ちとなり、この外部機器か
    ら与えられる“記録”/“再生”の制御信号に従ってコ
    ンテンツデータの記録/再生を実行させることを特徴と
    するコンテンツ記録再生方法。
  11. 【請求項11】コンテンツデータを供給する外部機器と
    接続すると共に、外部機器から受信したコンテンツデー
    タは記憶手段に記録し、この記憶手段に記録されている
    コンテンツデータを読み出して再生するコンテンツ記録
    /再生装置のコンテンツ記録/再生方法として、 再生/記録の優先度を定め、記憶手段に保持しているコ
    ンテンツデータの再生と外部機器から伝送されるコンテ
    ンツデータの記録とが競合するとき、処理能力上、両者
    の同時実行が不可能な時は前記定めた優先度順に従って
    再生または記録の処理を実施させることを特徴とするコ
    ンテンツ記録再生方法。
  12. 【請求項12】コンテンツデータを供給する外部機器と
    接続すると共に、外部機器から受信したコンテンツデー
    タは記憶手段に記録し、この記憶手段に記録されている
    コンテンツデータを読み出して再生するコンテンツ記録
    /再生装置のコンテンツ記録/再生方法として、 各別のコンテンツデータについて記録/再生の同時実行
    を可能にし、且つ、コンテンツデータの記録要求を外部
    機器から受けるとコンテンツデータの記録を実行を開始
    させるようにすると共に、コンテンツデータの記録開始
    に先立ち、記録/再生の現在の処理状態を調べて負荷状
    態を知り、各別のコンテンツの再生と記録を同時実行で
    きない時には前記外部機器側に指示を仰ぎ、当該外部機
    器からの指令により定まる記録処理と再生処理の優先順
    位に従って記録/再生処理を実行させることを特徴とす
    るコンテンツ記録再生方法。
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