JP2002142273A - オーディオ及び/又は映像システム中継機 - Google Patents

オーディオ及び/又は映像システム中継機

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JP2002142273A
JP2002142273A JP2000333235A JP2000333235A JP2002142273A JP 2002142273 A JP2002142273 A JP 2002142273A JP 2000333235 A JP2000333235 A JP 2000333235A JP 2000333235 A JP2000333235 A JP 2000333235A JP 2002142273 A JP2002142273 A JP 2002142273A
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audio
signal
repeater
video
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Tamako Ikeda
瑞子 池田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Details Of Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の信号源を接続してオーディオやビデ
オの再生システムを構成させる場合に、自由なシステム
構成が組めるようにする。 【解決手段】 少なくとも複数台のオーディオ信号源及
び/又は映像信号源と、それぞれの信号源から出力され
るオーディオ信号又は映像信号を選択して処理できる処
理装置とが接続されて構成されるオーディオ及び/又は
映像システムの制御信号線に接続される中継機として、
このシステムに接続されたそれぞれの機器を、所定のコ
マンドの伝送で認識してシステム構成を判断し、処理装
置にオーディオ信号又は映像信号を供給する機器を選択
するコマンドを伝送させて、信号源の選択を実行させる
制御手段を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数台のオ
ーディオ信号源が接続されるステレオ再生システムに使
用して好適な中継機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク(CD)再生
装置やミニディスク(MD)記録再生装置などの複数台
のオーディオ信号源を、アンプ装置と称されるオーディ
オ信号処理装置に接続し、そのアンプ装置に接続された
スピーカ装置からオーディオを出力させて聴取させるス
テレオ再生システムが各種実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなステレオ再
生システムを構成させた場合、1台の再生システムに複
数台のオーディオ信号源が接続されることになるが、1
台のシステムに同じ種類のオーディオ信号源を複数台接
続することは一般的ではない。例えば、2台のコンパク
トディスク再生装置をアンプ装置に接続することは、接
続構成的には可能であっても、その2台の装置の制御を
アンプ装置側から正しく行うことができなくなってしま
う場合がある。例えば、アンプ装置として、接続された
コンパクトディスク再生装置に装着されたディスクのタ
イトル情報やトラック情報などを受け取れるようにした
装置があるが、このようなディスクに関する情報を受け
取れるのは1台の再生装置からだけであり、2台の再生
装置からの情報を得ることは困難であった。
【0004】従って、従来のステレオ再生システムで
は、ディスク再生装置などを複数台接続してシステム構
成を拡張することは困難であった。なお、ここではオー
ディオ信号を再生して出力させるオーディオ再生システ
ムの場合の問題について説明したが、ビデオディスクや
ビデオテープなどの再生装置と受像機などでビデオ再生
システムを構成させる場合にも、同様の問題がある。
【0005】本発明の目的は、この種の再生システムを
構成させる場合に、自由なシステム構成が組めるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも複
数台のオーディオ信号源及び/又は映像信号源と、それ
ぞれの信号源から出力されるオーディオ信号又は映像信
号を選択して処理できる処理装置とが接続されて構成さ
れるオーディオ及び/又は映像システムの制御信号線に
接続される中継機であって、このシステムに接続された
それぞれの機器を、所定のコマンドの伝送で認識してシ
ステム構成を判断し、処理装置にオーディオ信号又は映
像信号を供給する機器を選択するコマンドを伝送させ
て、信号源の選択を実行させる制御手段を備えたオーデ
ィオ及び/又は映像システム中継機としたものである。
【0007】このようにしたことで、この中継機を用意
することで、この中継機でシステムに接続された信号源
を判断して、その接続を判断した信号源の選択を実行さ
せるコマンドを、信号源からの信号を選択する機器に送
って実行させることができ、信号源からの信号を選択す
る機器での制約を受けずに、システム構成を拡張するこ
とが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施の形態について説明する。
【0009】本例においては、複数台のオーディオ信号
源と、そのオーディオ信号源からのオーディオ信号を選
択して、選択された1台のオーディオ信号源からのオー
ディオ信号を再生処理するアンプ装置とで構成されたス
テレオ再生システムに接続される中継機としたものであ
る。但し本例のシステムで使用されるアンプ装置は、ラ
ジオ放送などを受信するオーディオチューナ部と、入力
オーディオ信号を選択する信号切換部と、その信号切換
部で選択されたオーディオ信号を増幅処理するアンプ部
とが一体化されたレシーバ装置と称される機器として構
成してある。
【0010】図1は、本例のオーディオ再生システムの
システム構成例を示した図である。レシーバ装置10に
は、複数のスピーカ装置11,12が接続してあり、レ
シーバ装置10内のアンプ部でスピーカ駆動用に増幅さ
れたオーディオ信号が、このスピーカ装置11,12に
供給されて、スピーカ装置11,12から出力される。
【0011】レシーバ装置10に接続されるオーディオ
信号源としては、ここでは2台のコンパクトディスク
(CD)プレーヤ20,30と、2台のミニディスク
(MD)デッキ40,50と、2台のテープデッキ6
0,70とを用意してある。用意されたそれぞれのオー
ディオ信号源のオーディオ信号出力端子は、それぞれ別
の信号線を介してレシーバ装置10のオーディオ信号入
力端子に接続させてあり、レシーバ装置10内の信号切
換部で入力端子に得られるオーディオ信号の切換処理を
行う。図1では、オーディオ信号を伝送させるための信
号線は、破線で示してある。このオーディオ信号の伝送
は、アナログオーディオ信号の伝送と、デジタルオーデ
ィオデータの伝送のいずれであっても良い。
【0012】2台のCDプレーヤ20,30としては、
デジタルオーディオデータなどが記録された光ディスク
を再生するディスク再生装置である。ここでは、それぞ
れのプレーヤ20,30が1台で数十枚〜数百枚の光デ
ィスクを装着できて、その装着された多数の光ディスク
の中の指示された1枚の光ディスクの再生ができるプレ
ーヤとしてあり、各プレーヤ20,30に装着されたデ
ィスクに関する情報(ディスクのタイトル名,演奏者
名,曲名,演奏時間などの情報)は、プレーヤ内のメモ
リがディスクから読出して記憶させてある。なお、ディ
スクのタイトル名,演奏者名などがディスクに記憶され
てない場合には、ユーザの操作などで入力させて記憶さ
せるようにしても良い。また、例えば過去に装着されて
いたディスクに関する情報のように、プレーヤ20,3
0に現在装着されてないディスクに関する情報が記憶さ
れていても良い。
【0013】2台のMDデッキ40,50としては、ミ
ニディスク(MD)と称される樹脂パッケージに収納さ
れた光磁気ディスク又は光ディスクを媒体として使用す
るフォーマットのディスク記録再生装置であり、入力し
たデジタルオーディオデータなどを光磁気ディスクに記
録し、デジタルオーディオデータなどが記録された光磁
気ディスク又は光ディスクを再生するものである。この
MDデッキ40,50についても、装着されたディスク
に関する情報(ディスクのタイトル名,演奏者名,曲
名,演奏時間などの情報)を、デッキ内のメモリに記憶
させるようにしても良い。
【0014】2台のテープデッキ60,70としては、
カセットに収納された磁気テープを記録媒体として使用
して、アナログオーディオ信号又はデジタルオーディオ
データを磁気テープに記録し再生するテープ記録再生装
置である。このテープデッキ60,70の場合にも、装
着されたテープに記録されたサブコードなどでタイトル
名,演奏者名,曲名,演奏時間などの情報が得られる場
合には、これらの情報をデッキ内のメモリに記憶させる
ようにしても良い。
【0015】また本例においては、これらのオーディオ
信号源20〜70とレシーバ装置10には、所定のフォ
ーマットのコントロール信号用端子を備えて、各機器の
コントロール信号用端子が信号線(コントロール線)で
接続させてある。本例の場合のコントロール線の接続と
しては、システム内の機器を1台ずつ順番に接続するい
わゆるディジーチェーン接続である。このコントロール
線で接続された機器の間では、各種制御コマンドや機器
の状態に関するデータなどが双方向で伝送である。図1
では、実線で示すラインがコントロール線に相当する。
【0016】このようにしてオーディオ再生システムが
構成されるが、本例においては図1に示すように、この
オーディオ再生システムに、中継機100を接続し、こ
の中継機100を介してシステム内の機器のコントロー
ルができるようにしてある。中継機100は、上述した
コントロール線を使用してディジーチェーン接続でシス
テム内の他の機器と接続させてあり、オーディオ信号そ
のものを伝送させるための接続はしてない。この中継機
100は、リモートコントロール装置200との間で赤
外線信号の送受信を行う構成としてある。
【0017】図2は、中継機100とリモートコントロ
ール装置200の内部構成例を示した図である。中継機
100は、システム内の他の機器とコントロール線で接
続するためのインターフェース部101を備え、このイ
ンターフェース部101がデータ処理部102に接続し
てあり、中央制御ユニット(CPU)107の制御で、
インターフェース部101からコントロール線に送出す
るデータの処理及びコントロール線からインターフェー
ス部101が受信したデータの処理が、データ処理部1
02で実行される。このデータ処理部102で実行され
るデータ処理としては、例えばシステムに接続された機
器の確認処理や、接続された機器を制御するコマンドを
生成させて該当する機器に送る処理や、接続された機器
に記憶された媒体(ディスクなど)に関する情報の収拾
処理などがある。これらの処理の詳細については後述す
る。
【0018】これらの処理を実行するために、CPU1
07には処理プログラムが記憶されたメモリ108が接
続してあり、また処理結果などを表示するための表示部
109が設けてある。なお、この表示部109を設けな
い構成としても良い。また、システムに接続された機器
の情報や、媒体に関する情報などのこの中継機100が
収拾した情報についても、メモリ108の所定エリアに
記憶させる。
【0019】また、中継機100がリモートコントロー
ル装置200と通信を行う手段として、データ処理部1
02で処理されたデータを送信処理する送信処理部10
3と、この送信処理部103で処理された送信信号を赤
外線信号として発光(送信)させる赤外線発光部104
と、赤外線信号を受光(受信)する赤外線受光部105
と、この受光部105が受光した信号を受信処理してデ
ータ処理部102に供給する受信処理部106とを備え
る。
【0020】リモートコントロール装置200は、中継
機100からの赤外線信号を受光する赤外線受光部20
1と、この受光部201が受光した信号を受信処理する
受信処理部202と、この受信処理部202が受信処理
したデータの処理を行うデータ処理部203と、このデ
ータ処理部203で処理されたデータを送信処理する送
信処理部204と、送信処理部204で処理された送信
信号を赤外線信号として発光させる赤外線発光部205
とを備える。データ処理部203でのデータ処理は、中
央制御ユニット(CPU)206の制御で実行され、C
PU206にはメモリ207が接続してある。また、C
PU206の制御に基づいて、文字,図形などを表示さ
せる表示部208が接続させてあり、さらにリモートコ
ントロール装置200の表面などに配置された多数のキ
ー210の操作情報がCPU206に供給される構成と
してある。
【0021】このリモートコントロール装置200は、
このシステム内の各機器の機能に割当てられたキー21
0が操作されることで、CPU206の制御でその機能
に対応したリモートコントロール信号をデータ処理部2
03で生成させて、赤外線信号発光部205から発光さ
せる処理が行われる。また、中継機100などから送信
される赤外線信号を赤外線信号受光部201が受光した
とき、その受光した信号がデータ処理部203で判別さ
れて、必要により表示部208に表示される。
【0022】図3は、このリモートコントロール装置2
00のキー210と表示部208の配置例を示したもの
である。ここでは液晶表示パネルなどで構成される表示
部208がリモートコントロール装置200の表面の上
部に配置してあり、キー210として、例えば以下の機
能のキーが配置してある。即ち、中継機100の電源キ
ー211と、システム全体の電源キー212と、同一機
能の機種が複数台ある場合に選択するためのセレクトキ
ー213と、ファンクション切換キー214と、メニュ
ーキー215と、エンターキー216と、リバースキー
217と、再生モード選択キー218と、再生キー21
9と、ホーズキー220と、ストップキー221と、逆
方向の曲サーチキー222と、正方向の曲サーチキー2
23と、逆方向送りキー224と、正方向送りキー22
5と、逆方向及び正方向のプリセットチューニング/デ
ィスクスキップキー226,227と、スリープキー2
28と、ミューティングキー229と、+方向及び−方
向の音量調整キー230,231とが配置してある。
【0023】このようにキーが配置されるリモートコン
トロール装置200を使用して、レシーバ装置10への
入力オーディオ信号を切換える場合には、ファンクショ
ン切換キー214を操作することで、CDプレーヤとM
Dデッキとテープデッキとレシーバに内蔵されたチュー
ナの中のいずれかの種類のものに選択することができ
る。そして、CDプレーヤとMDデッキとテープデッキ
は、それぞれ複数台(ここではそれぞれ2台)システム
に接続されているが、セレクトキー213を操作するこ
とで、その複数台の中の所望の機器が選択できる。ま
た、多数のディスクが装着可能なCDプレーヤ20又は
30でのディスク選択は、ディスクスキップキー22
6,227の操作で可能である。選択された機器やディ
スクについての情報は、例えば中継機100からの情報
に基づいて表示部208に表示される。表示部208の
表示例については後述する。
【0024】次に、本例の中継機100が行う処理の例
について説明する。まず、中継機100は、この中継機
100が接続されたシステムに接続されている機器を確
認する処理が行われる。図4のフローチャートは、中継
機100がシステムに接続されている機器を確認する処
理の全体の流れを示した図である。本例においては、こ
のオーディオ再生システムに接続可能な機器を1台ずつ
順に確認する処理が行われる。即ち、最初にレシーバ装
置の接続確認処理を行い(ステップS11)、次に第1
のCDプレーヤ20の接続確認処理を行い(ステップS
12)、次に第2のCDプレーヤ30の接続確認処理を
行い(ステップS13)、次に第1のMDデッキ40の
接続確認処理を行い(ステップS14)、次に第2のM
Dデッキ50の接続確認処理を行い(ステップS1
5)、次に第1のテープデッキ60の接続確認処理を行
い(ステップS16)、次に第2のテープデッキ70の
接続確認処理を行う(ステップS17)。
【0025】このようにして、このシステムに接続可能
な全ての機器の接続確認処理を行い、その接続確認処理
で該当する機器の存在(接続)が確認できたとき、その
確認できた機器に関する情報を中継機100内のメモリ
に登録させる。そして、接続可能な全ての機器の接続確
認処理を行った後に、ここまでの処理で接続を確認した
情報に基づいて、システムに接続された機器に関する情
報を、赤外線信号としてリモートコントロール装置20
0に送信させる(ステップS19)。なお、この図4に
示したシステムに接続された機器の確認処理は、例えば
リモートコントロール装置200からの確認を実行させ
る指令を受信したときに実行したり、或いは中継機10
0の電源が投入されたときに自動的に実行したり、或い
は中継機100に設けたリセットスイッチなどが操作さ
れたときに実行するようにしても良い。また、システム
に接続されたレシーバ装置10側からの指令に基づいて
実行するようにしても良い。
【0026】この図4に示したステップS11〜S17
などでの1台毎の機器の接続確認処理は、図5のフロー
チャートに示した処理で実行される。即ち、まず中継機
100は該当する機器に対してモデルネームリクエスト
を送信し(ステップS21)、そのリクエストに対する
アンサーが受信できたか否か判断する(ステップS2
2)。この判断で、アンサーが受信できたときには、そ
のアンサーに含まれる情報から、機器情報を確認し、そ
の確認した機器情報を中継機100内のメモリに保持さ
せる(ステップS23)。
【0027】また、ステップS22でアンサーが受信で
きない場合には、このとき確認作業を行っている機器に
対してリクエストを3回送信したか否か判断し(ステッ
プS24)、リクエストを3回送信してない場合には、
ステップS21に戻って再度モデルネームリクエストを
送信させる。そして、ステップS24の判断で、リクエ
ストを3回送信してアンサーが受信できない状態である
と判断したときには、該当する機器がシステムに接続さ
れてないと判断し、そのことを中継機100内のメモリ
に登録させる(ステップS25)。
【0028】このようにして1台ずつ接続を判断して、
図4のフローチャートのステップS19で中継機100
から送信されるシステムに接続された機器に関する情報
を、リモートコントロール装置200で受信したとき、
本例のリモートコントロール装置200の表示部208
では、システムに接続された機器を文字などで表示させ
るようにしてある。図6は、このシステム構成の表示例
を示した図で、この例では「接続チェック」と表示させ
て、接続チェック結果の表示であることを示し、認識し
た各機器の略号を表示させてある。なお、リモートコン
トロール装置200内のメモリに、認識したシステム構
成に関する情報は記憶させて保持させておく。
【0029】そして、この認識したシステム構成に基づ
いて、リモートコントロール装置200でシステム内の
各機器の操作が行える。即ち、例えばCDプレーヤやM
Dデッキのように同一機能の機種が複数台存在すると
き、ファンクションキー214で該当する機能の機種を
選択した後に、セレクトキー213を操作して、操作す
る機器を2台の中から選択することで、リモートコント
ロール装置200に用意された再生キー219などの操
作指示用のキーが操作されたとき、その操作指示が選択
された機器に対する操作指示が行われる。リモートコン
トロール装置200の表示部208では、このときの操
作状況などを表示させても良い。この場合の操作指示
は、赤外線信号でリモートコントロール装置200から
中継機100に送られ、中継機100で操作を行う機種
が判断されて、該当する機器に対してコントロール線を
介して操作指示に対応したコマンドが伝送される。ま
た、システム構成の判断から、同一機能の機種が1台し
か接続されてないと判断したときには、例えセレクトキ
ー213が操作されても、操作される機器は変化しな
い。
【0030】そして本例においては、CDプレーヤ2
0,30としては、装着されたディスクに関する情報
(ディスクのタイトル名,演奏者名,曲名,演奏時間な
どの情報)を記憶させるようにしてあるが、この記憶さ
れたディスクに関する情報は、中継機100に転送させ
て、中継機100内のメモリに保持させることができる
ようにしてある。
【0031】図7のフローチャートは、このディスクに
関する情報(ここではこのような情報をディスクメモと
称する)を中継機100に転送させるダウンロード処理
例を示したものである。図7に従って説明すると、まず
中継機100はリモートコントロール装置200からデ
ィスクメモのダウンロード指示を受信すると(ステップ
S31)、第1のCDプレーヤ20に対して、ディスク
メモをリクエストするデータを、コントロール線を介し
て送信する(ステップS32)。このリクエストの送信
後にアンサーとしてのディスクメモの情報を受信できた
か否か判断し(ステップS33)、ディスクメモの情報
を受信できたとき、その情報を中継機100内のメモリ
に記憶させ、中継機100内のCPU107に設定され
るダウンロードカウンタをカウントアップさせる(ステ
ップS34)。
【0032】次に、第2のCDプレーヤ30に対して、
ディスクメモをリクエストするデータを、コントロール
線を介して送信する(ステップS35)。このリクエス
トの送信後にアンサーとしてのディスクメモの情報を受
信できたか否か判断し(ステップS36)、ディスクメ
モの情報を受信できたとき、その情報を中継機100内
のメモリに記憶させ、中継機100内のCPU107に
設定されるダウンロードカウンタをカウントアップさせ
る(ステップS37)。
【0033】こりようにして、中継機100が接続され
たシステムに接続された機器の中でディスクメモなどの
媒体に関する情報が蓄積された全ての機器からの、記憶
情報のダウンロード処理を行い、その処理で得られた情
報を中継機100内のメモリに蓄積させる。
【0034】このようにして中継機100に蓄積された
ディスクメモなどの媒体に関する情報は、リモートコン
トロール装置200に赤外線信号などで転送させるよう
にして、このリモートコントロール装置200内でも記
憶させるようにしても良い。このようにすることで、例
えば図8に示すように、リモートコントロール装置20
0の表示部208に、各機器が保持するディスクメモを
表示させることができる。
【0035】図8の例では、ディスクネームを3枚分表
示させた例としてあり、リモートコントロール装置20
0のキー操作により、その表示を順にスクロールさせ
て、所望のディスクの情報を表示させるようにすること
が考えられる。また、所定の操作により、何れかのディ
スクを選択することで、そのディスクの各曲の詳細が表
示されるようにしても良い。さらに、何れかのディスク
を選択した状態で、再生操作を行うことで、そのディス
クが再生されるような指令が、中継機100を経由して
該当するプレーヤに送られるようにしても良い。
【0036】なお、このようなリモートコントロール装
置200での表示や操作を行うために必要なディスクメ
モなどの情報は、リモートコントロール装置200に記
憶させる代わりに、その都度リモートコントロール装置
200が中継機100と赤外線信号による双方向通信を
行って、必要な情報を得るようにしても良い。
【0037】次に、本例の中継機100とリモートコン
トロール装置200を使用したオーディオ再生システム
の操作例を、図9を参照して説明する。この図9の例
は、システム内のCDプレーヤ20又は30(このプレ
ーヤの選択は既に述べたセレクトキー213などの操作
で行われる)を操作したときの例としてある。まず中継
機100は、システム内の各機器の動作状態を、コント
ロール線を介したポーリングで順に判断して、システム
内での状態を把握する。この例では、最初の状態では各
CDプレーヤとMDデッキが停止状態であったとする。
【0038】この状態で、リモートコントロール装置2
00でCDプレーヤを再生させるキー操作があったと
き、リモートコントロール装置200から中継機100
に対して赤外線信号が伝送されて、中継機100でこの
操作指令が判断され、中継機100からコントロール線
を介してCDプレーヤ20又は30に対して、再生コマ
ンドが伝送される。そのコマンドがCDプレーヤ側で受
理されたとき、アンサーが中継機100に伝送され、中
継機100がCDプレーヤでの再生動作を把握する。そ
して、中継機100がこのアンサーを受信したとき、リ
モートコントロール装置200に対して赤外線信号で、
CDプレーヤが再生状態であることを告知する。このと
き、再生中のディスク番号やトラック番号などの情報を
リモートコントロール装置200に送り、表示させる。
なお、レシーバ装置10に対して、再生状態になったC
Dプレーヤから供給されるオーディオ信号を選択させ
て、そのオーディオ信号をスピーカから出力させるよう
なコマンドを、中継機100が同時に送って、制御する
ようにしても良い。
【0039】また、この再生が開始された状態で、再度
リモートコントロール装置200でCDプレーヤの再生
操作があったときには、中継機100にこの再生指示が
赤外線信号で伝送されるが、中継機100がCDプレー
ヤでの再生動作を把握しているので、中継機100から
CDプレーヤに対してはコントロール線を介した再生コ
マンドの伝送は行われない。中継機100からリモート
コントロール装置200に対して、再生中であることの
指示だけが返送される。
【0040】このように本例の中継機100をオーディ
オ再生システムに接続することで、システムに接続され
た機器構成を、この中継機100が把握することがで
き、システム内の各機器の制御を良好に行うことができ
る。この場合、中継機100では同一機能の複数台の機
器を認識することができるので、例えば2台CDプレー
ヤを接続するようなことが可能になり、入力オーディオ
信号を選択する側の機器での機能に制限されることな
く、同一機能の多数の機器を接続したシステム構成の場
合にも対処できるようになる。また、ディスクメモのよ
うな媒体に関する情報を中継機100が収拾して、リモ
ートコントロール装置200側でその収拾した情報を表
示できることで、よりシステムとしての使い勝手が向上
する。
【0041】なお、上述した実施の形態では、中継機1
00側に表示部109を設けるようにしたが、表示はリ
モートコントロール装置200側でだけ行うようにし
て、中継機100には表示部を設けないようにしても良
い。また、中継機100とリモートコントロール装置2
00との間は、赤外線信号により双方向の通信を行うよ
うにしたが、その他の無線信号で通信を行うようにして
も良い。
【0042】また、上述した実施の形態では、オーディ
オ再生システムに接続されるアンプ装置として、レシー
バ装置と称されるアンプ装置とチューナとが一体化され
たオーディオ機器を適用したが、アンプ装置とチューナ
とが別体のものを使用してオーディオ再生システムを構
成しても良い。
【0043】また、上述した実施の形態では、オーディ
オ信号源からの出力を処理するオーディオシステムに適
用したが、ビデオディスクプレーヤ,VTR装置,テレ
ビジョンチューナなどの映像信号源と受像機などを接続
させて構成される映像再生システムに、同様の中継機を
接続させて、その映像再生システムの制御などを中継機
を介して行うようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明の中継機を用意してオーディオや
ビデオの再生システムなどに接続することで、この中継
機でシステムに接続された信号源を判断して、その接続
を判断した信号源の選択を実行させるコマンドを、信号
源からの信号を選択する機器に送って実行させることが
でき、信号源からの信号を選択する機器での制約を受け
ずに、システム構成を拡張することが可能になる。
【0045】この場合、赤外線信号又は無線信号の通信
手段を備えて、この通信手段がリモートコントロール装
置からの所定の制御信号を受信したとき、その制御信号
で指示された機器を選択するコマンドを制御手段が伝送
させることで、本発明の中継機に信号を送れるリモート
コントロール装置を使用して、システムに接続された機
器の自由な選択が行えるようになる。
【0046】また、制御手段は、接続された信号源が記
憶する媒体に関する情報を収拾し、この制御手段が収拾
した媒体に関する情報を記憶する記憶手段を備えたこと
で、本発明の中継機を使用して、システムに接続された
信号源が扱う媒体に関する情報を中継機が統一的に管理
できるようになる。
【0047】また、この媒体に関する情報を記憶して管
理する場合に、赤外線信号又は無線信号の通信手段を備
えて、制御手段は、記憶手段に記憶された媒体に関する
情報を、通信手段から出力させるようにしたことで、こ
の中継機と通信可能なリモートコントロール装置を使用
して、媒体に関する情報の表示などが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム構成例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による中継機とリモート
コントロール装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるリモートコントロ
ール装置の例を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるシステムに接続さ
れた機器の確認処理例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態による1台の機器毎の接
続確認処理例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態による接続確認後の表示
例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるディスクメモダウ
ンロード処理例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態によるディスクネーム表
示例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態による動作制御例を示す
説明図である。
【符号の説明】
10…レシーバ装置、11,12…スピーカ装置、2
0,30…コンパクトディスク(CD)プレーヤ、4
0,50…ミニディスク(MD)デッキ、60,70…
テープデッキ、100…中継機、101…インターフェ
ース部、102…データ処理部、103…送信処理部、
104…赤外線発光部、105…赤外線受光部、106
…受信処理部、107…中央制御ユニット(CPU)、
108…メモリ、109…表示部、200…リモートコ
ントロール装置、201…赤外線受光部、202…受信
処理部、203…データ処理部、204…送信処理部、
205…赤外線発光部、206…中央制御ユニット(C
PU)、207…メモリ、208…表示部、210…キ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数台のオーディオ信号源及
    び/又は映像信号源と、上記それぞれの信号源から出力
    されるオーディオ信号又は映像信号を選択して処理でき
    る処理装置とが接続されて構成されるオーディオ及び/
    又は映像システムの制御信号線に接続される中継機であ
    って、 上記システムに接続されたそれぞれの機器を、所定のコ
    マンドの伝送で認識してシステム構成を判断し、上記処
    理装置にオーディオ信号又は映像信号を供給する機器を
    選択するコマンドを伝送させて、信号源の選択を実行さ
    せる制御手段を備えたオーディオ及び/又は映像システ
    ム中継機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーディオ及び/又は映
    像システム中継機において、 赤外線信号又は無線信号の通信手段を備えて、 上記通信手段がリモートコントロール装置からの所定の
    制御信号を受信したとき、その制御信号で指示された機
    器を選択するコマンドを上記制御手段が伝送させるオー
    ディオ及び/又は映像システム中継機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のオーディオ及び/又は映
    像システム中継機において、 上記制御手段は、接続された信号源が記憶する媒体に関
    する情報を収拾し、 上記制御手段が収拾した媒体に関する情報を記憶する記
    憶手段を備えたオーディオ及び/又は映像システム中継
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のオーディオ及び/又は映
    像システム中継機において、 赤外線信号又は無線信号の通信手段を備えて、 上記制御手段は、上記記憶手段に記憶された媒体に関す
    る情報を、上記通信手段から出力させるようにしたオー
    ディオ及び/又は映像システム中継機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004336731A (ja) * 2003-04-17 2004-11-25 Sharp Corp 端末装置、センタ装置、通信システム、端末装置の制御方法、センタ装置の制御方法、端末装置制御プログラム、センタ装置制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JP2012244442A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Yamaha Corp スピーカ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004336731A (ja) * 2003-04-17 2004-11-25 Sharp Corp 端末装置、センタ装置、通信システム、端末装置の制御方法、センタ装置の制御方法、端末装置制御プログラム、センタ装置制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
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