JP2002006415A - 写真処理装置における搬送制御方法、及びその搬送制御機構 - Google Patents

写真処理装置における搬送制御方法、及びその搬送制御機構

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JP2002006415A
JP2002006415A JP2000186299A JP2000186299A JP2002006415A JP 2002006415 A JP2002006415 A JP 2002006415A JP 2000186299 A JP2000186299 A JP 2000186299A JP 2000186299 A JP2000186299 A JP 2000186299A JP 2002006415 A JP2002006415 A JP 2002006415A
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Takuya Shiotani
拓也 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光材料を効率よく搬送でき、搬送能力を向上
させ得る搬送技術を提供すること。 【解決手段】搬送経路が搬送方向に沿って複数の搬送ユ
ニットに分割構成された構成ににおいて、各搬送ユニッ
トにおける感光材料の有り/無しを示す存在情報を各搬
送ユニット毎に保持しておき、各搬送ユニットの存在情
報を下流側から上流側へ順次走査して、下流側の搬送ユ
ニットの存在情報が「無し」の場合には、隣接した上流
側の搬送ユニットは搬出可能と判断し、隣接した上流側
の搬送ユニットの存在情報を「無し」とするとともに、
下流側の搬送ユニットの存在情報を「有り」とする処理
を各搬送ユニットに関して順次行った後、搬出可能と判
断された搬送ユニットの駆動手段を同時に制御して、各
搬送ユニットの感光材料を一斉に下流側へ搬出するよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真画像がそれぞ
れ露光された複数の感光材料を、所定の搬送経路に沿っ
て上流側から下流側へ搬送するように構成された写真処
理装置における搬送技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真画像がそれぞれ露光され
た複数の感光材料を、所定の搬送経路に沿って上流側か
ら下流側へ搬送するように構成された写真処理装置にお
ける搬送機構として、図5に示したようなものがある。
図5の写真処理装置における搬送機構100は、搬送経路
が、搬送方向に沿って複数の搬送ユニット110A、110
B、110C・・・に分割構成され、各搬送ユニット110
A、110B、110C・・・にはそれぞれ駆動手段120A、1
20B、120C・・・を備えて、上流側の搬送ユニットか
ら下流側の搬送ユニットへ(110A→110B、110B→110
C、110C→・・・)と感光材料を搬送するように構成さ
れたものである。そして、上流側の搬送ユニットの動作
条件としては、当該搬送ユニットに感光材料があるこ
と、且つ、下流側の搬送ユニットに感光材料がないこと
(即ち、下流側が空であること)である。従って、図5
の(1)のように搬送ユニット110Eが空の場合には、ま
ず、上流側の搬送ユニット110Dの駆動手段120Dが作動
して、印画紙P4を1段階だけ下流側へ搬送する。する
と、図5の(2)のように搬送ユニット110Dが空になるの
で、搬送ユニット110Cが作動して、印画紙P3を1段
階だけ下流側へ搬送する。次に、図5の(3)のように搬
送ユニット110Cが空になるので、搬送ユニット110Bが
作動して、印画紙P2を1段階だけ下流側へ搬送する。
さらに、図5の(4)のように搬送ユニット110Bが空にな
るので、搬送ユニット110Aが作動して、印画紙P1を
1段階だけ下流側へ搬送して、図5の(5)のような状態
になるのである。このように4段階で4枚の感光材料を
それぞれ1段階だけ前方へ搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような搬送機構10
0では、各搬送ユニットがそれぞれ独立して下流側を確
認しながら作動するので、迅速な搬送ができないという
問題があった。従って、効率のよい搬送ができず搬送能
力も低いものであった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに、感光材料を効率よく搬送でき、搬送能力を向上さ
せ得る搬送技術を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の写真
処理装置における搬送制御方法は、写真画像がそれぞれ
露光された複数の感光材料を、所定の搬送経路に沿って
上流側から下流側へ搬送するように構成され、前記搬送
経路は、搬送方向に沿って複数の搬送ユニットに分割構
成されるとともに、各搬送ユニットにはそれぞれ駆動手
段を備えて、上流側の搬送ユニットから下流側の搬送ユ
ニットへ感光材料を搬送するように構成された写真処理
装置における搬送制御方法において、各搬送ユニットに
おける感光材料の有り/無しを示す存在情報を各搬送ユ
ニット毎に保持しておき、各搬送ユニットの存在情報を
下流側から上流側へ順次走査して、下流側の搬送ユニッ
トの存在情報が「無し」の場合には、隣接した上流側の
搬送ユニットは搬出可能と判断し、前記隣接した上流側
の搬送ユニットの存在情報を「無し」とするとともに、
前記下流側の搬送ユニットの存在情報を「有り」とする
処理を各搬送ユニットに関して順次行った後、搬出可能
と判断された搬送ユニットの駆動手段を同時に制御し
て、各搬送ユニットの感光材料を一斉に下流側へ搬出す
るように制御することを特徴としている。
【0006】請求項2の写真処理装置における搬送制御
機構は、写真画像がそれぞれ露光された複数の感光材料
を、所定の搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送す
るように構成され、前記搬送経路は、搬送方向に沿って
複数の搬送ユニットに分割構成されるとともに、各搬送
ユニットにはそれぞれ駆動手段を備えて、上流側の搬送
ユニットから下流側の搬送ユニットへ感光材料を搬送す
るように構成された写真処理装置における搬送制御機構
において、各搬送ユニットにおける感光材料の有り/無
しを示す存在情報を各搬送ユニット毎に保持する情報保
持手段と、各搬送ユニットの存在情報を下流側から上流
側へ順次走査して、下流側の搬送ユニットの存在情報が
「無し」の場合には、隣接した上流側の搬送ユニットは
搬出可能と判断し、前記隣接した上流側の搬送ユニット
の存在情報を「無し」とするとともに、前記下流側の搬
送ユニットの存在情報を「有り」とする処理を各搬送ユ
ニットに関して順次行う処理手段と、搬出可能と判断さ
れた搬送ユニットの駆動手段を同時に制御して、各搬送
ユニットの感光材料を一斉に下流側へ搬出するように制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による写真処理装
置の一例の構成図である。この写真処理装置Aは、別途
フィルム現像装置(図示せず)にて現像された現像済の
写真フィルムの各コマから画像データを読み取るスキャ
ナ部1と、読み取った画像データに基づき、設定された
プリントデータを印画紙に焼き付ける焼き付け部2と、
画像が焼き付けられた印画紙を現像して排出する現像部
3と、画像処理部4とから構成されている。
【0008】前記スキャナ部1は、入力媒体としての写
真フィルムから画像データを入力する入力手段であり、
現像済みの写真フィルムをスキャナユニット11にセッ
トすることにより、光源ユニット12からの光を、スキ
ャナユニット11のフィルムマスクに保持された写真フ
ィルムに照射して各コマの画像を順次読み取って画像デ
ータを画像処理部4に出力する。前記フィルムマスクは
処理するフィルムの形式、例えば135フィルムや24
0フィルム(いわゆるAPSフィルム)等に応じて適切
な構造のフィルムマスクに交換して処理する。
【0009】画像処理部4は、前記スキャナ部1からの
画像データに画像処理を施してプリントデータを作成す
る画像処理手段であり、画像処理ソフトウエアがインス
トールされたコンピュータで構成されている画像処理ユ
ニット45と、画像データを一時的に記憶するメモリ4
6と、フルキーボード42と、マウス43と、モニター
44とを備えている。前記モニター44は、前記画像処
理部4にて加工された画像データを表示する表示手段で
あり、複数コマの画像データを一覧表示したり、各コマ
の画像データを個別に順次表示したりする機能を有して
いる。スキャナ部1のスキャナユニット11において読
み取られた画像データは、画像処理部4に一旦保存され
て適宜画像処理された後、プリントデータとして焼き付
け部2へ出力される。前記画像処理部4においては、所
定の処理プログラムと、フルキーボード42から入力さ
れる情報とに従って画像処理される。そして、画像処理
された画像データは随時モニター44に表示される。そ
して、表示された画像データを操作者が確認して、画像
補正の必要があれば専用キーボード(図示せず)を操作
して補正内容を変更し、不都合であればマウス43等を
操作して変更する。そして、補正する必要がなければ例
えば「スタートキー」を押して画像補正の内容等を決定
して、プリントデータとして焼き付け部2に送り、露光
処理を開始させる。なお、前記専用キーボードは、フル
キーボード42の載置時に障害とならないように、操作
卓14の上面に設けられた凹部内に埋め込んで配置され
ている。前記メモリ46には半導体メモリ以外に、ハー
ドディスク装置や、フレキシブル磁気ディスク、CD−
ROM,MO,ZIP等の種々の交換可能な記録媒体の
読み書き装置を備えている。これらの記録媒体を、写真
フィルムに代わる入力媒体として使用することができ
る。
【0010】前記焼き付け部2は、画像処理部4で作成
されたプリントデータを印画紙Pに焼き付ける出力手段
であり、例えば二つのペーパーマガジン21a,21b
の何れか一方から供給される印画紙Pは、カッター22
によって所定の長さにカットされ、カットされた印画紙
Pは振り分け機構6を介して、2系列の露光部搬送機構
25に搬送されてそれぞれ露光開始位置にセットされ
る。画像処理部4から出力されたプリントデータは露光
処理ユニット26に入力されて露光データに変換され、
露光部キーボード(図示せず)の操作、例えば「スター
トキー」を押す等の操作に従って露光機構23に出力さ
れる。前記露光機構23においては前記プリントデータ
に基づいて、ライン露光用の露光データが生成され露光
ユニット24に出力される。
【0011】そして、露光ユニット24においては、露
光部搬送機構25によって1ラインずつ順次搬送される
印画紙Pに、図示しないレーザー光源とポリゴンミラー
等からなるレーザー露光機構を用いてライン露光するの
である。なお、前記露光処理ユニット26は、前記露光
部搬送機構25の搬送タイミングと露光ユニット24の
ライン露光のタイミングとを同期させて制御する。この
ようにして、印画紙Pにはプリントデータが焼き付けら
れるのである。なお、露光処理の工程に応じた情報が表
示される小型の露光部モニターも備えている。このよう
にして、プリントデータが焼き付けられた印画紙Pは、
2系列の送り出し搬送機構7へ送り込まれて高速で現像
部3へ送り出されるのである。前記2系列の送り出し機
構7は、例えば、5つの搬送ユニット7A、7B、7
C、7D、7Eに分割構成されている。
【0012】現像部3においては、前記2系列の送り出
し搬送機構7から送り込まれてきた露光済みの印画紙P
は、2列の状態で現像ユニット31の内部を順次搬送さ
れ、所定の薬液によって順次処理されて現像され、乾燥
ユニット32において乾燥させて後に仕上がりプリント
として排出されるのである。
【0013】以下に、前記2系列の送り出し搬送機構7
の構成を、同じ構成である片側のみを示した図2に基づ
いて詳細に説明する。まず、前記送り出し搬送機構7
は、矢印で示したように上流側から下流側へ向かった搬
送方向に沿って例えば5つのの搬送ユニット7A、7
B、7C、7D、7Eに分割構成されている。これらの
搬送ユニットの縦横の大きさは、最大幅の印画紙を搬送
し得る横幅で、最大長さの印画紙を搬送し得る縦方向の
長さに設定されている。そして、各搬送ユニット7A、
7B、7C、7D、7Eにはそれぞれ駆動モータと駆動
回路とを内蔵した駆動ユニット71A、71B、71
C、71D、71Eが配設されている。また、各搬送ユ
ニット7A、7B、7C、7D、7Eにおける感光材料
の有り/無しを検知して存在情報を出力する検知手段7
A、7B、7C、7D、7Eが配設されている。
【0014】72は送り出し搬送機構用の制御回路であ
り、半導体メモリ73と中央演算処理装置CPUとを備
えたマイコンによって構成されている。前記半導体メモ
リ73には、前記各搬送ユニットに対応した情報保持領
域が設定された情報保持手段であり、情報保持領域73
A、73B、73C、73D、73Eにはそれぞれ前記
検知手段74A、74B、74C、74D、74Eから
出力された感光材料の存在情報が保持されている。前記
中央演算処理装置CPUは、各検知手段からの存在情報
を前記情報保持領域73A、73B、73C、73D、
73Eにそれぞれ保持するとともに、後述する制御プロ
グラムに従ってその存在情報を書き換え、前記駆動ユニ
ットの作動/停止を制御する。図3は、図2の状態の印
画紙を後述する手順で1段階だけ下流側へ搬送した後の
状態を示す図である。
【0015】なお、特許請求の範囲に記載された駆動手
段は前記駆動ユニット71A、71B、71C、71
D、71Eに相当し、特許請求の範囲に記載された情報
保持手段は前記半導体メモリ73に相当し、特許請求の
範囲に記載された処理手段及び制御手段は前記中央演算
処理装置CPUに相当するものである。
【0016】以下に、前記制御プログラムの概要を図4
に説明する。ステップS1において、前記半導体メモリ
73の情報保持領域73A、73B、73C、73D、
73Eの存在情報の初期値として「無し」を書き込み、
駆動指令情報の初期値として「OFF」を書き込む。図
2のように、搬送ユニット7Eに印画紙が無い場合に
は、検出手段74Eは印画紙を検出しないので、搬送ユ
ニット7Eには印画紙が無いという存在情報を出力し、
他の搬送ユニット7A、7B、7C、7Dには印画紙が
有るという存在情報を出力する。この存在情報を受け取
った中央演算処理装置CPUは、図2に示したように、
半導体メモリ72の情報保持領域73A、73B、73
C、73D、73Eにそれぞれ「有り」、「有り」、
「有り」、「有り」、「無し」という存在情報を書き込
んで保持している。図2に示した状態の場合を例にとっ
て説明する。
【0017】ステップS2から、各情報保持領域73
A、73B、73C、73D、73Eにおける存在情報
の走査を開始する。ステップS3において、情報保持領
域73Eの存在情報は「無し」であって、情報保持領域
73Dの存在情報は「有り」であるので、当該搬送ユニ
ット7Dによる印画紙P4の搬送が可能であると判断で
きる。従って、情報保持領域73Dの存在情報「有り」
を情報保持領域73Eにシフトさせて、情報保持領域7
3Eの存在情報を「無し」から「有り」へ変更するとと
もに、情報保持領域73Dの存在情報を「有り」から
「無し」へ変更する。そして、該搬送ユニット7Dに対
する駆動指令情報を「OFF」から「ON」へ変更す
る。
【0018】ステップS4において、情報保持領域73
Dの存在情報はステップS3において「無し」に変更さ
れており、情報保持領域73Cの存在情報は「有り」で
あるので、当該搬送ユニット7Cによる印画紙P3の搬
送が可能であると判断できる。従って、情報保持領域7
3Cの存在情報「有り」を情報保持領域73Dにシフト
させて、情報保持領域73Dの存在情報を「無し」から
「有り」へ変更するとともに、情報保持領域73Cの存
在情報を「有り」から「無し」へ変更する。そして、該
搬送ユニット7Cに対する駆動指令情報を「OFF」か
ら「ON」へ変更する。ステップS5において、情報保
持領域73Cの存在情報はステップS4において「無
し」に変更されており、情報保持領域73Bの存在情報
は「有り」であるので、当該搬送ユニット7Bによる印
画紙P2の搬送が可能であると判断できる。従って、情
報保持領域73Bの存在情報「有り」を情報保持領域7
3Cにシフトさせて、情報保持領域73Cの存在情報を
「無し」から「有り」へ変更するとともに、情報保持領
域73Bの存在情報を「有り」から「無し」へ変更す
る。そして、該搬送ユニット7Bに対する駆動指令情報
を「OFF」から「ON」へ変更する。
【0019】ステップS6において、情報保持領域73
Bの存在情報はステップS5において「無し」に変更さ
れており、情報保持領域73Aの存在情報は「有り」で
あるので、当該搬送ユニット7Aによる印画紙P1の搬
送が可能であると判断できる。従って、情報保持領域7
3Aの存在情報「有り」を情報保持領域73Bにシフト
させて、情報保持領域73Bの存在情報を「無し」から
「有り」へ変更するとともに、情報保持領域73Aの存
在情報を「有り」から「無し」へ変更する。そして、該
搬送ユニット7Aに対する駆動指令情報を「OFF」か
ら「ON」へ変更する。ステップS7において、前記露
光部から送り出し搬送機構へ送り込まれてくる印画紙が
有るか無いかを露光部からの信号から判断し、送り込ま
れる印画紙が有る場合にはステップS8へ、無い場合に
はステップS9へ進む。ステップS8において、情報保
持領域73Aの存在情報はステップS6において「無
し」に変更されているので、当該搬送ユニット7Aによ
る印画紙の受け入れが可能であると判断できる。従っ
て、情報保持領域73Aの存在情報を「無し」から「有
り」へ変更するとともに、該搬送ユニット7Aに対する
駆動指令情報を「OFF」から「ON」へ変更する。
【0020】ステップS9においては、駆動指令情報が
「ON」にセットされている搬送ユニットに対しては駆
動指令信号を出力して一斉にそれらの駆動ユニットを作
動させて、印画紙をそれぞれの下流側の搬送ユニットに
搬送する。
【0021】このときの状態は図3に示したように、各
印画紙P1、P2、P3、P4はそれぞれ1段階だけ下
流側の搬送ユニットに搬送され、各情報保持領域の存在
情報はそれぞれ下流側にシフトされた状態となってお
り、実際の各印画紙の状態と一致している。このように
して、ステップS2からステップS8までの処理は、中
央演算処理装置CPUによってデジタル処理で一瞬で行
われるので、処理に必要な実質的な時間は、ステップS
10における動作時間だけである。従って、従来は4段
階の動作時間が必要であったのに対して、僅かに1段階
の動作で搬送することができるので、極めて効率のよい
搬送が可能となり、結果的に搬送能力が向上したことに
なる。また、図2、図3の例では、最も下流側の搬送ユ
ニットが空の状態を例にとって説明したが、搬送経路の
途中の搬送ユニットが空である場合も同様にその搬送ユ
ニットより上流側の搬送ユニットを一斉に作動させるこ
とによって、効率のよい搬送が可能となる。
【0022】なお、前記半導体メモリ72の情報保持領
域に保持されている各搬送ユニットに対応した存在情報
は、実際の印画紙の有無に対応しているので、前記各検
出手段を使用しなくても、もしくは、一部の検出手段の
みを使用することで、当該送り出し搬送機構を制御する
ことが可能である。この場合には、検出手段のコストを
低減できるという効果も得られる。
【0023】なお、露光ユニット24に用いるデジタル
露光の方式としては、前述したレーザー露光方式の他
に、PLZTシャッター方式、蛍光ビーム方式、液晶シ
ャッター方式等のように、高速な露光方式であれば種々
の方式を採用することができる。さらには、デジタル露
光方式に限らず、写真フィルムに照射した光の透過光を
印画紙の面上に結像させることによって露光するアナロ
グ露光方式の写真処理装置における搬送機構に採用する
ことも可能である。このようなアナログ露光方式の場合
には、振り分け機構は露光機構の後に設けるものとす
る。また、搬送経路は5つに限らず複数に分割構成され
ていればよい。また、送り出し搬送機構以外の搬送機構
に採用することも可能である。また、入力媒体は、写真
フィルムに限らず、ネットワーク、磁気記憶媒体、光学
的記憶媒体、または光磁気記憶媒体でもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の写真処理装置におけ
る搬送制御方法によれば、複数の搬送ユニットを一斉に
作動させることによって、効率のよい搬送ができるの
で、搬送能力を向上させることができる。請求項2の発
明によれば、上記効果の得られる写真処理装置の搬送制
御機構を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真処理装置の構成図である。
【図2】前記写真処理装置における要部のブロック図で
ある。
【図3】前記写真処理装置における要部のブロック図で
ある。
【図4】前記写真処理装置における制御プログラムのフ
ローチャートである。
【図5】従来の写真処理装置における搬送パターンを説
明する図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 焼き付け部 3 現像部 4 画像処理部 7 送り出し搬送機構、搬送機構 7A、7B、7C、7D、7E 搬送ユニット 71A、71B、71C、71D、71E 駆動ユニ
ット、駆動手段 72 制御回路、処理手段、制御手段 73 半導体メモリ、情報保持手段 73A、73B、73C、73D、73E 情報保持
領域 74A、74B、74C、74D、74E 検知手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真画像がそれぞれ露光された複数の感光
    材料を、所定の搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬
    送するように構成され、前記搬送経路は、搬送方向に沿
    って複数の搬送ユニットに分割構成されるとともに、各
    搬送ユニットにはそれぞれ駆動手段を備えて、上流側の
    搬送ユニットから下流側の搬送ユニットへ感光材料を搬
    送するように構成された写真処理装置における搬送制御
    方法において、各搬送ユニットにおける感光材料の有り
    /無しを示す存在情報を各搬送ユニット毎に保持してお
    き、各搬送ユニットの存在情報を下流側から上流側へ順
    次走査して、下流側の搬送ユニットの存在情報が「無
    し」の場合には、隣接した上流側の搬送ユニットは搬出
    可能と判断し、前記隣接した上流側の搬送ユニットの存
    在情報を「無し」とするとともに、前記下流側の搬送ユ
    ニットの存在情報を「有り」とする処理を各搬送ユニッ
    トに関して順次行った後、搬出可能と判断された搬送ユ
    ニットの駆動手段を同時に制御して、各搬送ユニットの
    感光材料を一斉に下流側へ搬出するように制御すること
    を特徴とする写真処理装置における搬送制御方法。
  2. 【請求項2】写真画像がそれぞれ露光された複数の感光
    材料を、所定の搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬
    送するように構成され、前記搬送経路は、搬送方向に沿
    って複数の搬送ユニットに分割構成されるとともに、各
    搬送ユニットにはそれぞれ駆動手段を備えて、上流側の
    搬送ユニットから下流側の搬送ユニットへ感光材料を搬
    送するように構成された写真処理装置における搬送制御
    機構において、各搬送ユニットにおける感光材料の有り
    /無しを示す存在情報を各搬送ユニット毎に保持する情
    報保持手段と、各搬送ユニットの存在情報を下流側から
    上流側へ順次走査して、下流側の搬送ユニットの存在情
    報が「無し」の場合には、隣接した上流側の搬送ユニッ
    トは搬出可能と判断し、前記隣接した上流側の搬送ユニ
    ットの存在情報を「無し」とするとともに、前記下流側
    の搬送ユニットの存在情報を「有り」とする処理を各搬
    送ユニットに関して順次行う処理手段と、搬出可能と判
    断された搬送ユニットの駆動手段を同時に制御して、各
    搬送ユニットの感光材料を一斉に下流側へ搬出するよう
    に制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする写真
    処理装置における搬送制御機構。
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