JP2002006341A - 液晶装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶装置およびその製造方法

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JP2002006341A
JP2002006341A JP2000191712A JP2000191712A JP2002006341A JP 2002006341 A JP2002006341 A JP 2002006341A JP 2000191712 A JP2000191712 A JP 2000191712A JP 2000191712 A JP2000191712 A JP 2000191712A JP 2002006341 A JP2002006341 A JP 2002006341A
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thin film
semiconductor layer
film transistor
liquid crystal
channel
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JP2000191712A
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Ichiro Murai
一郎 村井
Shoichi Takanabe
昌一 高鍋
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Seiko Epson Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Seiko Epson Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積容量の不良を低減することにより歩留ま
り向上、信頼性向上を図ることができる液晶装置を提供
する。 【解決手段】 本発明の液晶装置は、互いに対向するT
FTアレイ基板7、対向基板18間に液晶19が挟持さ
れ、TFTアレイ基板7上に互いに交差して設けられた
複数の走査線4および複数のデータ線3と、マトリクス
状に配置された複数の画素電極1、複数のスイッチング
用TFT2、および複数の蓄積容量とを有している。蓄
積容量はトランジスタ構造となっており、その蓄積容量
用TFT14がpチャネルトランジスタで構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置およびそ
の製造方法に関し、特に液晶装置に用いられる蓄積容量
の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film
Transistor, 以下、TFTと略記することもある)をス
イッチング素子として用いたアクティブマトリクス駆動
方式の液晶表示装置においては、TFTアレイ基板上に
縦横に多数の走査線およびデータ線が格子状に配置さ
れ、これらの各交点に対応して多数のTFTが設けられ
ている。各TFTは、走査線にゲート電極が接続され、
データ線に半導体層のソース領域が接続され、画素電極
に半導体層のドレイン領域が接続されている。そして、
走査線を介してTFTのゲート電極に走査信号が供給さ
れると、当該TFTのソース領域−ドレイン領域間のチ
ャネル領域が反転してTFTはオン状態とされ、データ
線を介して半導体層のソース領域に供給される画像信号
がチャネル領域を介して画素電極に供給される。
【0003】ところが、このような画像信号の供給は、
各TFTを介して画素電極毎に極めて短時間しか行われ
ない。そのため、ごく短時間だけオン状態とされたTF
Tを介して供給される画像信号の電圧をこのオン状態と
された時間よりもはるかに長時間にわたって保持するた
めに、各画素電極には液晶容量と並列に蓄積容量が形成
されるのが一般的である。
【0004】蓄積容量を形成するには、任意の1画素の
画素電極と当該画素の前段の走査線を一部重ねて配置し
て容量を形成する方法と、専用の容量線を例えばTFT
の半導体層の上方に重ねて配置して容量とする方法とが
ある。前者は開口率が稼げるが、走査線につながる寄生
容量が増加し、配線遅延が大きくなるという欠点があ
る。一方、後者は開口率は劣るが、走査線に影響を与え
ないため、表示の均一性が確保しやすいという利点があ
る。
【0005】後者の場合、すなわち容量線と半導体層と
で容量を形成する場合には、通常、容量線に重なった半
導体層の部分に不純物を導入して縮退させ、充分に低抵
抗とし、半導体ではなく導体として用いるのが一般的な
キャパシタ構造の容量の構成である。これに対して、容
量線に重なった部分の半導体層への不純物導入を行わ
ず、この半導体層の部分をそのまま半導体(チャネル領
域)として用い、MOSトランジスタをオン状態とする
ことで容量を形成するようにした構成、いわゆるMOS
構造の容量とする構成も提案されている。
【0006】例えば図12はMOS型容量を蓄積容量と
した画素の一構成例を示すものであり、文献("A 10.4-
in. XGA Low-Temperature Poly-Si TFT-LCD for Mobile
PCApplications", Y.Aoki et al., p.176-179, SID'99
DIGEST, 1998)に発表されたものである。
【0007】この図に示す画素において、TFT100
は1つの半導体層102上に2つのゲート電極101が
設けられたデュアルゲート型nチャネルTFTであり、
当該半導体層102を利用してnチャネルのMOS型蓄
積容量103が設けられている。このように、蓄積容量
としてMOS型容量を採用した場合、容量線に重なる部
分の半導体層に不純物を導入するためのイオン注入工程
が不要となるため、製造プロセスにおける工程数が削減
できるという利点が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蓄積容量を用いた液晶装置においては以下のような問題
点があった。半導体層に充分に不純物を導入し、導体と
した通常のキャパシタ構造の蓄積容量の場合、横軸に印
加電圧(例えば半導体層側を基準電位としたときの容量
線側の電位)、縦軸に容量をとった時の容量(C−V)
特性は直線性を示し、印加電圧が正であっても、負であ
っても容量が形成される。よって、例えば図7(a)に
示すように、画像信号が最小値2V、最大値10Vのパ
ルス波形Pを示すとすると、半導体層側の電位はこのパ
ルス波形に従って振れ、容量線側の電位レベルVcはパ
ルスの振幅の中心値である6Vに設定できることにな
る。この設定とすると、半導体層の電位が10Vに振れ
たときは半導体層を基準として容量線に対して実質的に
−4Vの電位が印加されることになり、半導体層の電位
が2Vに振れたときは容量線に+4Vの電位が印加され
ることになる。
【0009】ところが、半導体層を基準として容量線に
負電位が印加された場合と正電位が印加された場合とで
蓄積容量の電荷保持特性に差異が生じ、所望の電荷保持
特性が得られていない恐れがあった。その結果、蓄積容
量が所定の容量を所定の時間だけ保持できない場合が生
じ、歩留まりの低下を招いたり、半導体層−容量線間の
誘電体膜の経時劣化が生じ、信頼性の低下を招く等の不
具合が生じることが懸念されていた。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、蓄積容量の不良を低減することに
より歩留まり向上、信頼性向上を図ることができる液晶
装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の液晶装置は、互いに対向する一対
の基板間に液晶が挟持され、一対の基板のうちの一方の
基板上に、互いに交差して設けられた複数の走査線およ
び複数のデータ線と、走査線とデータ線との交差に対応
してマトリクス状に配置された複数の画素電極、画素電
極のスイッチング素子をなす複数のスイッチング用TF
T、および複数の蓄積容量用TFTとを有する液晶装置
であって、蓄積容量用TFTがpチャネルトランジスタ
であることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第2の液晶装置は、互いに
対向する一対の基板間に液晶が挟持され、一対の基板の
うちの一方の基板上に、互いに交差して設けられた複数
の走査線および複数のデータ線と、走査線とデータ線と
の交差に対応してマトリクス状に配置された複数の画素
電極、画素電極のスイッチング素子をなす複数のスイッ
チング用TFT、および複数の蓄積容量とを有する液晶
装置であり、蓄積容量が、スイッチング用TFTを介し
てパルス状の画像信号が供給される下部電極と、下部電
極の上方に少なくとも一部が平面的に重なるように配置
され一定の電位が供給される上部電極と、これら下部電
極と上部電極との間に介在する誘電体膜とからなり、上
部電極に対して画像信号のパルスの振幅の中心値よりも
低い電位が供給されることを特徴とする。
【0013】本発明者らは、n型多結晶シリコン膜から
なる下部電極上にシリコン酸化膜からなる誘電体膜を形
成し、さらにその上にクロム、アルミニウム等の金属膜
からなる上部電極を形成したキャパシタを実際に作製
し、上部電極に負電位を印加した場合と正電位を印加し
た場合とで上部電極−下部電極間に流れるリーク電流特
性を比較した。
【0014】リーク電流の測定結果を図9に示す。図9
の縦軸はリーク電流値[A]、横軸は電界強度[MV/
cm](印加電圧を誘電体膜厚で割って標準化した
値)、である。実線で示したデータが上部電極に正電位
を印加した場合、2点鎖線で示したデータが負電位を印
加した場合、をそれぞれ示している。
【0015】図9から明らかなように、上部電極に正電
位を印加した場合の方が、負電位を印加した場合に比べ
てリーク電流のレベルが2桁程度大きく、耐圧も低いこ
とが確認された(図9では図面を見やすくするために代
表的な1つのデータのみを図示するが、実際にはより多
くの測定を行っており、全て同様の傾向を示すことを確
認している)。
【0016】また上記のキャパシタ構造での測定とは別
に、多結晶シリコン膜からなる半導体層上にシリコン酸
化膜からなるゲート誘電体膜を形成し、さらにその上に
金属膜からなるゲート電極を形成したnチャネルMOS
トランジスタ、pチャネルMOSトランジスタをそれぞ
れ作製し、キャパシタ構造での測定と同様にゲート電極
に負電位を印加した場合と正電位を印加した場合とでゲ
ート電極−半導体層間に流れるリーク電流特性を比較し
た。
【0017】nチャネルMOSトランジスタでのリーク
電流の測定結果を図10に、pチャネルMOSトランジ
スタでの測定結果を図11にそれぞれ示す。図10およ
び図11の縦軸はリーク電流値[A]、横軸は電界強度
[MV/cm](印加電圧をゲート誘電体膜厚で割って
標準化した値)、である。実線で示したデータがゲート
電極に正電位を印加した場合、2点鎖線で示したデータ
が負電位を印加した場合、をそれぞれ示している。な
お、通常の使用状態ではnチャネルMOSトランジスタ
には正電位を、pチャネルMOSトランジスタには負電
位を印加してトランジスタをオン状態とし、容量として
用いるが、ここでは敢えて逆極性の電位も印加してリー
ク電流特性を測定した。
【0018】図10、図11の結果とも同様の傾向を示
しており、ゲート電極に正電位を印加した場合の方が、
負電位を印加した場合に比べてリーク電流のレベルが2
桁以上大きく、耐圧が低いことが確認された(図10、
図11では図面を見やすくするために代表的な1つのデ
ータのみを図示するが、実際にはより多くの測定を行っ
ており、全て同様の傾向を示すことを確認している)。
【0019】これらのリーク電流測定結果から言えるこ
とは、キャパシタ構造、MOSトランジスタ構造のいず
れにかかわらず、上部電極側に正電位を印加した場合の
方が、負電位を印加した場合に比べてリーク電流のレベ
ルが大きく、耐圧が低いということである。
【0020】そこで、本発明者らは、蓄積容量のリーク
電流を低減し、絶縁耐圧を確保するためには、できる限
り上部電極側に大きな正電位が印加されないようにする
ことが重要であることを認識した。
【0021】このような蓄積容量を実現するのに最も有
効な手段は、本発明の第1の液晶装置として上に記載し
たように、蓄積容量をMOSトランジスタ構造とした上
で、その蓄積容量用TFTをpチャネルトランジスタと
することである。pチャネルトランジスタであれば、使
用時にゲート電極側に負電位を印加するのみであり、正
電位を印加することはないので、従来に比べてリーク電
流のレベルを低減できるとともに、絶縁耐圧を充分に確
保することができ、歩留まり向上、蓄積容量の信頼性向
上を図ることができる。
【0022】次に、蓄積容量を一般のキャパシタ構造と
する場合、本発明の第2の液晶装置として上に記載した
ように、上部電極に対して画像信号のパルスの振幅の中
心値を供給していた従来の方式に代えて、画像信号のパ
ルスの振幅の中心値よりも低い電位を供給すればよい。
この構成によれば、上部電極に供給するこの電位(画像
信号のパルスの振幅の中心値よりも低い電位)から下部
電極の電位の最小値を引いた値が正電位となり、上部電
極に供給するこの電位(画像信号のパルスの振幅の中心
値よりも低い電位)から下部電極の電位の最大値を引い
た値が負電位となるので、正電位の絶対値の方が負電位
の絶対値よりも小さくなる。よって、この手段によって
も、従来に比べてリーク電流のレベルを低減でき、絶縁
耐圧を確保することができる。
【0023】特に蓄積容量をトランジスタ構造とする場
合、蓄積容量用TFTは、スイッチング用TFTを構成
する半導体層と同一の層で形成され蓄積容量用TFTの
チャネル領域となる半導体層と、半導体層と少なくとも
一部が平面的に重なるように形成され蓄積容量用TFT
のゲート電極となる容量線と、半導体層と容量線との間
に介在する誘電体膜とから構成することができる。
【0024】また上記構成の場合、スイッチング用TF
Tがnチャネルトランジスタであると、スイッチング用
TFTを構成する半導体層と蓄積容量用TFTを構成す
る半導体層を連続して一体の半導体層とすることはでき
ない。そこで、これら半導体層を分離して形成し、スイ
ッチング用TFTの半導体層のn型不純物拡散領域と蓄
積容量用TFTの半導体層のp型不純物拡散領域とをこ
れら半導体層とは別の層上にある導電層を介して電気的
に接続する構成とすることが好ましい。
【0025】この構成の場合、前記導電層は前記データ
線と同一の層で形成することができる。この構成とすれ
ば、前記導電層として特別の層を設ける必要がなく、製
造プロセスが複雑になることもない。
【0026】本発明の液晶装置の製造方法は、互いに対
向する一対の基板間に液晶が挟持され、一対の基板のう
ちの一方の基板上に、互いに交差して設けられた複数の
走査線および複数のデータ線と、表示領域内に走査線と
データ線との交差に対応してマトリクス状に配置された
複数の画素電極、画素電極のスイッチング素子をなす複
数のスイッチング用TFT、および複数の蓄積容量用T
FTと、周辺回路領域内に形成された周辺回路用nチャ
ネル薄膜トランジスタおよび周辺回路用pチャネル薄膜
トランジスタとを有する液晶装置の製造方法であって、
基板上にスイッチング用TFTを構成する半導体層、蓄
積容量用TFTを構成する半導体層、周辺回路用nチャ
ネル薄膜トランジスタを構成する半導体層、および周辺
回路用pチャネル薄膜トランジスタを構成する半導体層
をそれぞれ形成する工程と、各半導体層を覆うゲート絶
縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜上の各半導体層の
チャネル領域となる部分の上方にそれぞれゲート電極を
形成する工程と、蓄積容量用TFTを構成する半導体層
および周辺回路用pチャネル薄膜トランジスタを構成す
る半導体層を少なくとも覆うマスク材をマスクとしてn
型不純物をイオン注入することによりスイッチング用T
FTを構成する半導体層および周辺回路用nチャネル薄
膜トランジスタを構成する半導体層のチャネル領域の側
方にn型不純物拡散領域を形成する工程と、スイッチン
グ用TFTを構成する半導体層および周辺回路用nチャ
ネル薄膜トランジスタを構成する半導体層を少なくとも
覆うマスク材をマスクとしてp型不純物をイオン注入す
ることにより蓄積容量用TFTを構成する半導体層およ
び周辺回路用pチャネル薄膜トランジスタを構成する半
導体層のチャネル領域の側方にp型不純物拡散領域を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0027】液晶装置の周辺回路領域は、nチャネルト
ランジスタとpチャネルトランジスタからなるCMOS
により回路が構成されているのが普通である。したがっ
て、蓄積容量をトランジスタ構造とする場合、さらには
本発明特有の構成の一つであるスイッチング用TFTを
nチャネルトランジスタ、蓄積容量用TFTをpチャネ
ルトランジスタで構成する場合、周辺回路用nチャネル
薄膜トランジスタとスイッチング用TFTを同時に形成
し、周辺回路用pチャネル薄膜トランジスタと蓄積容量
用TFTを同時に形成することができる。この方法を採
れば、製造プロセスを複雑にすることなく、本発明の液
晶装置を容易に製造することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態の液晶装置]以
下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4を参照して
説明する。図1は、本実施の形態の液晶装置の表示領域
を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価
回路である。図2はデータ線、走査線、画素電極等が形
成されたTFTアレイ基板の画素を示す平面図である。
図3は、右側が表示領域のTFTや蓄積容量を示す図2
のA−A’線に沿う断面図、左側が図2には示していな
い周辺回路領域のTFTを示す断面図である。図4は、
TFTアレイ基板の製造プロセスを説明するための工程
断面図である。なお、以下の各図面においては、各層や
各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、
各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0029】[液晶装置要部の構成]図1に示すよう
に、本実施の形態の液晶装置において、画像表示領域を
構成するマトリクス状に形成された複数の画素は、画素
電極1と当該画素電極1を制御するためのスイッチング
用TFT2がマトリクス状に複数形成されており、画像
信号を供給するデータ線3が当該スイッチング用TFT
2のソース領域に電気的に接続されている。データ線3
に書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に
線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデー
タ線3同士に対して、グループ毎に供給するようにして
も良い。また、スイッチング用TFT2のゲート電極に
走査線4が電気的に接続されており、所定のタイミング
で走査線4に対してパルス的に走査信号G1、G2、
…、Gmを、この順に線順次で印加するように構成され
ている。画素電極1は、スイッチング用TFT2のドレ
イン領域に電気的に接続されており、スイッチング用T
FT2を一定期間だけそのスイッチを閉じることによ
り、データ線3から供給される画像信号S1、S2、
…、Snを所定のタイミングで書き込む。
【0030】画素電極1を介して液晶に書き込まれた所
定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基板
(後述する)に形成された対向電極(後述する)との間
で一定期間保持される。ここで、保持された画像信号が
リークするのを防ぐために、画素電極1と対向電極との
間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量部5を付加す
る。本実施の形態ではこの蓄積容量部5がPMOS構造
の蓄積容量用TFTとなっている。符号6は、蓄積容量
部5をなす蓄積容量用TFTのゲート線に相当する容量
線である。この蓄積容量部5により、画素電極1の電圧
はソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だ
け保持される。これにより保持特性はさらに改善され、
コントラスト比の高い液晶装置が実現できる。
【0031】図2に示すように、液晶装置の一方の基板
をなすTFTアレイ基板7上には、インジウム錫酸化物
(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透
明導電膜からなる複数の画素電極1(輪郭を破線で示
す)がマトリクス状に配置されており、画素電極1の紙
面縦方向に延びる辺に沿ってデータ線3(輪郭を2点鎖
線で示す)が設けられ、紙面横方向に延びる辺に沿って
走査線4および容量線6(ともに輪郭を実線で示す)が
設けられ、データ線3と走査線4の交差点にスイッチン
グ用TFT2が設けられている。本実施の形態におい
て、ポリシリコン膜からなる半導体層8(輪郭を1点鎖
線で示す)は、データ線3と走査線4の交差点の近傍で
U字状に形成されている。半導体層8の両端にはコンタ
クトホール9,10が形成されており、一方のコンタク
トホール9はデータ線3と半導体層8のソース領域とを
電気的に接続するソースコンタクトホールとなり、他方
のコンタクトホール10はドレイン電極11(輪郭を2
点鎖線で示す)と半導体層8のドレイン領域とを電気的
に接続する第1ドレインコンタクトホールとなってい
る。ドレイン電極11上の第1ドレインコンタクトホー
ル10が設けられた側と反対側の端部には、ドレイン電
極11と画素電極1とを電気的に接続するための画素コ
ンタクトホール12が形成されている。なお、ドレイン
電極上の符号13は、スイッチング用TFT2の半導体
層8と蓄積容量用TFT14の半導体層15とをドレイ
ン電極11を介して電気的に接続するための第2ドレイ
ンコンタクトホールである(これについては後述す
る)。
【0032】本実施の形態におけるスイッチング用TF
T2は、nチャネル型TFTであって、U字状の半導体
層8が走査線4と交差しており、半導体層8と走査線4
が2回交差していることになるため、1つの半導体層上
に2つのゲートを有するTFT、いわゆるデュアルゲー
ト型TFTを構成している。
【0033】本実施の形態の場合、蓄積容量用TFT1
4を構成する半導体層15はスイッチング用TFT2を
構成するU字状の半導体層8とは分離しており、容量線
6に沿って紙面横方向に延びるとともに隣接する画素の
ソース線3に沿って紙面縦方向に逆L字状に延びてい
る。また、容量線6は走査線4に沿って紙面横方向に並
ぶ画素を貫くように延びるとともに、分岐した一部6a
がデータ線3に沿って紙面縦方向に延びている。よっ
て、半導体層15と容量線6とは一部が平面的に重なっ
ているが、容量線6が重なっていない部分の半導体層1
5はp型不純物がイオン注入されたp型不純物拡散領域
となっており、pMOSトランジスタ構造をなしてい
る。
【0034】本実施の形態の液晶装置は、図3に示すよ
うに、一対の透明基板16,17を有しており、その一
方の基板をなすTFTアレイ基板7と、これに対向配置
される他方の基板をなす対向基板18とを備え、これら
基板7,18間に液晶19が挟持されている。透明基板
16,17は、例えばガラス基板や石英基板からなるも
のである。
【0035】図3の破断線より右側に示すスイッチング
用TFT2においては、TFTアレイ基板7上に下地絶
縁膜20が設けられ、下地絶縁膜20上には例えば膜厚
50nm程度のポリシリコン膜からなる半導体層8が設
けられ、この半導体層8を覆うように膜厚50〜150
nm程度のゲート絶縁膜をなす絶縁薄膜21が全面に形
成されている。下地絶縁膜20上には各画素電極1をス
イッチング制御するスイッチング用TFT2が設けら
れ、スイッチング用TFT2は、クロム、アルミニウム
等の金属からなる走査線4、当該走査線4からの電界に
よりチャネルが形成される半導体層8のチャネル領域2
2、走査線4と半導体層8とを絶縁するゲート絶縁膜を
なす絶縁薄膜21、アルミニウム等の金属からなるデー
タ線3、半導体層8のうちのn型不純物拡散領域である
ソース領域23およびドレイン領域24を備えている。
【0036】また、走査線4上、絶縁薄膜21上を含む
TFTアレイ基板7上には、ソース領域23へ通じるソ
ースコンタクトホール9、ドレイン領域24へ通じる第
1ドレインコンタクトホール10が各々形成された第1
層間絶縁膜25が形成され、第1層間絶縁膜25上にデ
ータ線3が形成されている。つまり、データ線3は、第
1層間絶縁膜25を貫通するソースコンタクトホール9
を介してソース領域23に電気的に接続されている。
【0037】さらに、図3の右側に示すように、蓄積容
量用TFT14においては、下地絶縁膜20上にスイッ
チング用TFT2の半導体層8と同一レイヤーの層から
なる半導体層15が設けられ、この半導体層15が絶縁
薄膜21で覆われている。下地絶縁膜20上には蓄積容
量用TFT14が設けられ、蓄積容量用TFT14は、
クロム、アルミニウム等の金属からなり、このTFT1
4のゲート電極を構成する容量線6、当該容量線6から
の電界によりチャネルが形成される半導体層15のチャ
ネル領域26、容量線6と半導体層15とを絶縁するゲ
ート絶縁膜をなす絶縁薄膜21、半導体層15のp型不
純物拡散領域27を備えている。
【0038】このように、本実施の形態ではスイッチン
グ用TFT2がnチャネルトランジスタ、蓄積容量用T
FT14がpチャネルトランジスタであるから、これら
TFT2,14の半導体層8,15を連続して一体に形
成することはできず、分離しなければならない。しか
も、図1の等価回路図で示したように、これらTFT
2,14の半導体層8,15同士は電気的に接続しなけ
ればならない。
【0039】そこで、第1層間絶縁膜25上にはデータ
線3と同一レイヤーの金属からなるドレイン電極11が
形成されている。このドレイン電極11は、第1ドレイ
ンコンタクトホール10を通じてスイッチング用TFT
2のn型不純物拡散領域(ドレイン領域24)に接続さ
れるとともに、第2ドレインコンタクトホール13を通
じて蓄積容量用TFT14のp型不純物拡散領域27に
接続されている。これにより、スイッチング用TFT2
のn型不純物拡散領域(ドレイン領域24)と蓄積容量
用TFT14のp型不純物拡散領域27とが電気的に接
続されている。
【0040】また、データ線3およびドレイン電極11
を覆うように第2層間絶縁膜28が形成されており、第
2層間絶縁膜28を貫通してドレイン電極11に達する
画素コンタクトホール12が形成されている。そして、
画素コンタクトホール12の部分でドレイン電極11に
電気的に接続されるITO等の透明導電膜からなる画素
電極1が設けられている。なお、第2層間絶縁膜28は
平坦化膜として用いられるものであり、例えば平坦性の
高い樹脂膜の一種であるアクリル膜が膜厚2μm程度に
厚く形成される。つまり、スイッチング用TFT2のド
レイン領域24はドレイン電極11を介して画素電極1
と電気的に接続されている。
【0041】図3の破断線より左側に示す周辺回路領域
においては、TFTアレイ基板7上には下地絶縁膜20
が設けられ、下地絶縁膜20上に周辺回路を構成する周
辺回路用nチャネルTFT29および周辺回路用pチャ
ネルTFT30が設けられている。これら周辺回路用の
TFT29,30も表示領域内のTFT2,14と同時
に形成されるため、その構成は同様である。
【0042】すなわち、周辺回路用nチャネルTFT2
9は、下地絶縁膜20上に半導体層31が設けられ、こ
の半導体層31を覆うようにゲート絶縁膜をなす絶縁薄
膜21が形成され、絶縁薄膜21上にゲート電極32が
形成されている。そして、ゲート電極32を覆う第1層
間絶縁膜25上にソースコンタクトホール33を通じて
半導体層31のソース領域34に接続されたソース電極
35、ドレインコンタクトホール36を通じてドレイン
領域37に接続されたドレイン電極38がそれぞれ形成
されている。同様に、周辺回路用pチャネルTFT30
は、下地絶縁膜20上に半導体層39が設けられ、この
半導体層39を覆うようにゲート絶縁膜をなす絶縁薄膜
21が形成され、絶縁薄膜21上にゲート電極40が形
成されている。そして、ゲート電極40を覆う第1層間
絶縁膜25上にソースコンタクトホール41を通じて半
導体層39のソース領域42に接続されたソース電極4
3、ドレインコンタクトホール44を通じてドレイン領
域45に接続されたドレイン電極46がそれぞれ形成さ
れている。
【0043】他方、対向基板18上には、例えば、クロ
ム等の金属膜、樹脂ブラックレジスト等からなる第1遮
光膜47(ブラックマトリクス)が格子状に形成され、
その上に、画素電極1と同様のITO等の透明導電膜か
らなる対向電極48が全面に形成されている。なお、T
FTアレイ基板7、対向基板18ともに、液晶19に接
する面にはポリイミド等からなる配向膜49,50がそ
れぞれ設けられている。
【0044】本実施の形態の液晶装置においては、蓄積
容量用TFT14がpチャネルトランジスタであり、使
用時には蓄積容量用TFT14のゲート線にあたる容量
線6に常に負電位が印加され、正電位が印加されること
はない。よって、本実施の形態の液晶装置によれば、従
来に比べてリーク電流のレベルを低減できるとともに絶
縁耐圧を充分に確保することができ、歩留まり向上、蓄
積容量の信頼性向上を図ることができる。
【0045】[液晶装置の製造プロセス]次に、上記構
成の液晶装置の製造プロセスについて図4を用いて説明
する。図4は、液晶装置を構成する2枚の基板のうち、
特にTFTアレイ基板7の製造プロセスを示す工程断面
図である。
【0046】まず、図4の工程(1)に示すように、ガ
ラス基板等の透明基板16上に下地絶縁膜20を形成
し、その上にアモルファスのシリコン層を積層する。そ
の後、アモルファスシリコン層に対して、例えばレーザ
アニール処理等の加熱処理を施すことにより、アモルフ
ァスシリコン層を再結晶させ、例えば膜厚50nm程度
の結晶性のポリシリコン層51を形成する。
【0047】次に、図4の工程(2)に示すように、形
成されたポリシリコン層51を上述した各半導体層8,
15,31,39のパターンとなるようにパターニング
し、その上に例えば膜厚50〜150nm程度のゲート
絶縁膜となる絶縁薄膜21を形成する。
【0048】次に、図4の工程(3)に示すように、各
TFTにおけるゲート電極32,40、走査線4、容量
線6を形成する。このゲート電極等の形成は、例えばク
ロム、アルミニウム等の金属膜をスパッタまたは真空蒸
着した後、ゲート電極32,40、走査線4、容量線6
等の形状のレジストパターンを形成し、これをマスクに
して金属膜をエッチングすることにより行う。
【0049】その後、蓄積容量用TFT14の半導体層
15および周辺回路用pチャネルTFT30の半導体層
39を覆うレジストパターン52を形成し、絶縁薄膜2
1を通してスイッチング用TFT2の半導体層8および
周辺回路用nチャネルTFT29の半導体層31にPH
3/H2イオンを注入する。この時のイオン注入条件は、
例えば31Pのイオンドーズ量が5×1014〜1×1015
ions/cm2程度であり、加速エネルギーは80keV程度で
ある。以上の工程(3)により、スイッチング用TFT
2および周辺回路用nチャネルTFT29のソース領域
23,34およびドレイン領域24,37が形成され
る。
【0050】次にレジストパターン52を剥離した後、
図4の工程(4)に示すように、スイッチング用TFT
2の半導体層8および周辺回路用nチャネルTFT29
の半導体層31を覆うレジストパターン53を形成し、
絶縁薄膜21を通して蓄積容量用TFT14の半導体層
15および周辺回路用pチャネルTFT30の半導体層
39にB26/H2イオンを注入する。この時のイオン
注入条件は、例えば11Bのドーズ量が5×1014〜5×
1015ions/cm2必要であり、加速エネルギーは25〜3
0keV程度である。以上の工程(4)により、蓄積容量
用TFT14のp型不純物拡散領域27および周辺回路
用pチャネルTFT30のソース領域42およびドレイ
ン領域45が形成される。
【0051】次にレジストパターン53を剥離した後、
図4の工程(5)に示すように、第1層間絶縁膜25を
積層し、その後、ソースコンタクトホール9,33,4
1および第1、第2ドレインコンタクトホール10,1
3、ドレインコンタクトホール36,44となる位置を
開口し、その後、アルミニウム等の金属膜をスパッタま
たは蒸着し、データ線3およびドレイン電極11、ソー
ス電極35,43およびドレイン電極38,46の形状
をなすレジストパターンをそれぞれ形成し、これらをマ
スクとして金属膜をエッチングすることにより、データ
線3およびドレイン電極11、ソース電極35,43お
よびドレイン電極38,46をそれぞれ形成する。
【0052】その後、第2層間絶縁膜28を積層し、画
素コンタクトホール12となる位置を開口し、その上の
所定の領域に膜厚約50〜200nm程度のITO等の
透明導電性薄膜からなる画素電極1を形成する。最後
に、全面に配向膜49(図4では図示略)を形成する。
以上の工程により、本実施の形態のTFTアレイ基板7
が完成する。
【0053】他方、図3に示した対向基板18について
は工程図の例示を省略するが、ガラス基板等の透明基板
17が先ず用意され、第1遮光膜47および後述する額
縁としての第2遮光膜(図8参照)を、例えば金属クロ
ムをスパッタリングした後、フォトリソグラフィー工
程、エッチング工程を経て形成する。なお、これら遮光
膜47は、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)、Al
(アルミニウム)などの金属材料の他、カーボンやTi
をフォトレジストに分散した樹脂ブラックなどの材料か
ら形成してもよい。
【0054】その後、対向基板18の全面に、スパッタ
リング等によりITO等の透明導電性薄膜を約50〜2
00nmの厚さに堆積することによって対向電極48を
形成する。さらに、対向電極48の全面に配向膜50を
形成する。
【0055】最後に、上述のように各層が形成されたT
FTアレイ基板7と対向基板18とを対向させて配置
し、セル厚が例えば4μm程度になるようにシール材に
より貼り合わせ、空パネルを作製する。次いで、液晶1
9を空パネル内に封入すれば、本実施の形態の液晶装置
が作製される。
【0056】本実施の形態の液晶装置の製造方法によれ
ば、周辺回路領域に周辺回路用pチャネルTFT30を
元来有しており、この周辺回路用pチャネルTFT30
を形成する際にpチャネルトランジスタからなる蓄積容
量用TFT14を同時に形成しているので、製造プロセ
スを複雑にすることなく、本実施の形態の液晶装置を容
易に製造することができる。
【0057】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2の
実施の形態を図5〜図7を参照して説明する。図5は、
データ線、走査線、画素電極等が形成されたTFTアレ
イ基板の画素を示す平面図である。図6は、右側が蓄積
容量を示す図5のA−A’線に沿う断面図、左側がスイ
ッチング用TFTを示す図5のB−B’線に沿う断面
図、である。第1の実施の形態ではpチャネルトランジ
スタ構造の蓄積容量を用いた例を示したが、本実施の形
態では一般のキャパシタ構造の蓄積容量を用い、容量線
に対する印加電圧を従来と変えた例を示す。なお、図5
に示す本実施の形態のTFTアレイ基板の構成は、図2
に示す第1の実施の形態のTFTアレイ基板の構成と類
似しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0058】図2においては、スイッチング用TFT2
の半導体層8はU字状の部分が蓄積容量用TFT14の
半導体層15と分離して形成されていたのに対し、図5
に示すように、本実施の形態におけるスイッチング用T
FT2の半導体層8(輪郭を1点鎖線で示す)は、デー
タ線3と走査線4の交差点の近傍でU字状に形成され、
そのU字状部8aの一端が走査線4に沿って隣接する画
素のデータ線3に向かう方向(紙面右方向)および当該
画素のデータ線3に沿う方向(紙面上方向)にそれぞれ
長く延びている。半導体層8のU字状部8aの両端には
コンタクトホール9,10が形成されており、一方のコ
ンタクトホール9はデータ線3と半導体層8のソース領
域とを電気的に接続するソースコンタクトホールとな
り、他方のコンタクトホール10はドレイン電極11
(輪郭を2点鎖線で示す)と半導体層8のドレイン領域
とを電気的に接続するドレインコンタクトホールとなっ
ている。ドレイン電極11上のドレインコンタクトホー
ル10が設けられた側と反対側の端部には、ドレイン電
極11と画素電極1とを電気的に接続するための画素コ
ンタクトホール12が形成されている。
【0059】容量線6は走査線4に沿って紙面横方向に
並ぶ画素を貫くように延びるとともに、分岐した一部6
aがデータ線3に沿って紙面縦方向に延びている。ま
た、容量線6のこの部分に重なる半導体層8中にスイッ
チング用TFT2のソース領域23、ドレイン領域24
と同様、リン等のn型不純物が導入されたことにより、
この半導体層8は縮退して導電層となっている。これに
より、ともにデータ線3に沿って長く延びる半導体層8
と容量線6とによってキャパシタ構造の蓄積容量部5が
形成されている。
【0060】図6の左側に示すスイッチング用TFT2
においては、TFTアレイ基板7上に下地絶縁膜20が
設けられ、下地絶縁膜20上に半導体層8が設けられ、
この半導体層8を覆うように絶縁薄膜21が全面に形成
されている。スイッチング用TFT2は、走査線4、半
導体層8のチャネル領域22、ゲート絶縁膜をなす絶縁
薄膜21、半導体層8のソース領域23およびドレイン
領域24を備えている。また、ソース領域23へ通じる
ソースコンタクトホール9、ドレイン領域24へ通じる
ドレインコンタクトホール10(図6には図示せず)が
各々形成された第1層間絶縁膜25が形成され、第1層
間絶縁膜25上にソースコンタクトホール9を通じてソ
ース領域23に接続されたデータ線3が形成されてい
る。
【0061】さらに、図6の右側に示すように、第1層
間絶縁膜25上にはデータ線3と同一レイヤーの金属か
らなるドレイン電極11が形成され、ドレイン電極11
へ通じる画素コンタクトホール12が形成された第2層
間絶縁膜28が形成されている。つまり、ドレイン領域
24はドレイン電極11を介して画素電極1と電気的に
接続されている。なお、図3の断面には図示されない
が、半導体層8のドレイン領域24とドレイン電極11
とは第1層間絶縁膜25に形成されたドレインコンタク
トホール10を介して電気的に接続されている。
【0062】図3の右側に示す蓄積容量部5の部分にお
いて、下地絶縁膜20上にはスイッチング用TFT2の
半導体層8と一体でリンがドープされた半導体層8が設
けられ、この半導体層8を覆うように絶縁薄膜21(誘
電体膜)が全面に形成されている。絶縁薄膜21上に、
走査線4と同一レイヤーの金属からなる容量線6が形成
され、容量線6を覆うように第1層間絶縁膜25が全面
に形成されている。第1層間絶縁膜25上にドレイン電
極11が形成されている。そして、第2層間絶縁膜28
を貫通してドレイン電極11表面に達する画素コンタク
トホール12が設けられ、画素コンタクトホール12の
部分でドレイン電極11に電気的に接続されるITO等
の透明導電膜からなる画素電極1が設けられている。
【0063】他方、対向基板15の構成は第1の実施の
形態と同様である。また、本実施の形態は従来一般のキ
ャパシタ構造の蓄積容量を有する例であるため、製造方
法に関する説明は省略する。
【0064】次に、本実施の形態の液晶装置の蓄積容量
の使用方法について説明する。従来一般のキャパシタ構
造の蓄積容量においては、既に図7(a)を用いて説明
したように、画像信号が最小値2V、最大値10Vのパ
ルス波形Pを示す場合、容量線側の電位レベルVcをパ
ルスの振幅の中心値である6Vに設定していた。
【0065】それに対して、本実施の形態の場合、図7
(b)に示すように、蓄積容量でのリーク電流を低減
し、かつ絶縁耐圧を向上させる目的で、容量線側の電位
レベルVc’をパルス波形Pの振幅の中心値よりも低い
1〜3V程度に下げている。この数値の根拠は、蓄積容
量への充電を考えた場合、画像信号のHigh側(最大値
側)とLow側(最小値側)の双方で充分に充電が行われ
ればよいのだから、画像信号との間の電位差が少なくと
も1V程度あればよい。このように考えると、Low側
(最小値側)でも充電がなされるように容量線に供給す
る最低電位は3Vとなり、容量線側の電位レベルを従来
の6Vから3Vに下げることができる。
【0066】ところが実際には、上記の画像信号のパル
ス波形Pは入力側のものであって、蓄積容量の半導体層
(下部電極)に供給される電位は、スイッチング用TF
Tでの電圧降下分があるため、画像信号のパルス波形よ
りも1〜2V程度下がってしまう(破線のパルス波形
P’で示す)。したがって、仮にスイッチング用TFT
での電圧降下分が2Vとなったことで画像信号のパルス
波形の最小値が0Vになったとすると、容量線に供給す
る電位は1Vでも充電はなされることになる。以上の考
察により、本実施の形態においては、容量線側の電位レ
ベルVc’を1〜3V程度に下げることができる。
【0067】本実施形態の液晶装置によれば、例えば図
7(b)に示した容量線6に供給する電位レベルVc’
を3Vとした場合、仮に上記のパルス波形Pの電圧降下
がないとして、蓄積容量の半導体層(下部電極)に対す
る容量線側の実効的な電位が+1〜−7Vとなる。すな
わち、正電位の絶対値と負電位の絶対値が同じであった
従来と異なり、正電位の絶対値の方が負電位の絶対値よ
りも小さくなる。したがって、従来に比べて蓄積容量の
リーク電流のレベルを低減でき、絶縁耐圧を確保するこ
とができるので、液晶装置の歩留まり向上、信頼性の向
上を図ることができる。
【0068】[液晶装置の全体構成]次に、液晶装置5
5の全体構成について図8を用いて説明する。図8にお
いて、TFTアレイ基板7の上には、シール材56がそ
の縁に沿って設けられており、その内側に並行して額縁
としての第2遮光膜57が設けられている。シール材5
6の外側の領域には、データ線駆動回路58および外部
回路接続端子59がTFTアレイ基板7の一辺に沿って
設けられており、走査線駆動回路60がこの一辺に隣接
する2辺に沿って設けられている。走査線4に供給され
る走査信号の遅延が問題にならないのならば、走査線駆
動回路60は片側だけでも良いことは言うまでもない。
また、データ線駆動回路58を画像表示領域の辺に沿っ
て両側に配列してもよい。例えば、奇数列のデータ線3
は画像表示領域の一方の辺に沿って配設されたデータ線
駆動回路から画像信号を供給し、偶数列のデータ線3は
前記画像表示領域の反対側の辺に沿って配設されたデー
タ線駆動回路から画像信号を供給するようにしてもよ
い。このようにデータ線3を櫛歯状に駆動するようにす
れば、データ線駆動回路の占有面積を拡張することがで
きるため、複雑な回路を構成することが可能となる。さ
らに、TFTアレイ基板7の残る一辺には、画像表示領
域の両側に設けられた走査線駆動回路60間をつなぐた
めの複数の配線61が設けられている。また、対向基板
18のコーナー部の少なくとも1箇所には、TFTアレ
イ基板7と対向基板18との間で電気的導通をとるため
の導通材62が設けられている。そして、シール材56
とほぼ同じ輪郭を持つ対向基板18が当該シール材56
によりTFTアレイ基板7に固着されている。
【0069】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記第1の実施の形態ではスイッチング素子用TF
Tをnチャネル型、蓄積容量用TFTをpチャネル型と
したが、スイッチング素子用TFTがpチャネル型であ
ってもよい。その場合、スイッチング素子用TFTの半
導体層と蓄積容量用TFTの半導体層を連続して一体に
形成することができ、第1の実施の形態で示した本発明
特有の構造を採る必要がない。また、液晶装置を構成す
る各種膜の材料、膜厚、寸法、製造条件等の具体的な記
載に関しては、上記実施の形態に限ることなく、適宜設
計変更が可能である。
【0070】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、蓄積容量の上部電極側に極力大きな正電位が印
加されないような構成としたので、蓄積容量におけるリ
ーク電流のレベルを従来に比べて低減できるとともに、
絶縁耐圧を充分に確保することもでき、液晶装置の歩留
まり向上、信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である液晶装置の
等価回路図である。
【図2】 同、液晶装置の画素構成を示す拡大平面図で
ある。
【図3】 同、液晶装置のスイッチング用TFTおよび
蓄積容量用TFTを示す(図2のA−A’線に沿う)断
面図、および周辺回路用TFTを示す断面図である。
【図4】 同、液晶装置の製造プロセスを示す工程断面
図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態である液晶装置の
画素構成を示す拡大平面図である。
【図6】 図5のA−A’線およびB−B’線に沿う断
面図である。
【図7】 キャパシタ構造の蓄積容量における容量線へ
の印加電圧を示す図であって、(a)従来の印加方法、
(b)本実施の形態の印加方法をそれぞれ示している。
【図8】 液晶装置の全体構成を示す平面図である。
【図9】 キャパシタ構造の蓄積容量における印加電圧
の極性によるリーク電流特性の違いを示す図である。
【図10】 nチャネルトランジスタ構造の蓄積容量に
おける印加電圧の極性によるリーク電流特性の違いを示
す図である。
【図11】 pチャネルトランジスタ構造の蓄積容量に
おける印加電圧の極性によるリーク電流特性の違いを示
す図である。
【図12】 MOS型容量を蓄積容量とした従来の画素
の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 画素電極 2 スイッチング用薄膜トランジスタ(TFT) 3 データ線 4 走査線 5 蓄積容量部 6 容量線 7 TFTアレイ基板 8,15,31,39 半導体層 14 蓄積容量用薄膜トランジスタ(TFT) 18 対向基板 19 液晶 21 絶縁薄膜(誘電体膜) 29 周辺回路用nチャネル薄膜トランジスタ(TF
T) 30 周辺回路用pチャネル薄膜トランジスタ(TF
T) 55 液晶装置
フロントページの続き (72)発明者 高鍋 昌一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA59 JA23 JA33 JB13 JB52 JB58 JB69 KA10 KA12 KA18 KA22 KB04 KB13 KB22 KB23 MA04 MA05 MA27 MA30 MA37 NA22 NA27 2H093 NA43 NA53 NB29 NC34 NC35 ND39 ND53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の基板間に液晶が挟
    持され、前記一対の基板のうちの一方の基板上に、互い
    に交差して設けられた複数の走査線および複数のデータ
    線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマ
    トリクス状に配置された複数の画素電極、該画素電極の
    スイッチング素子をなす複数のスイッチング用薄膜トラ
    ンジスタ、および複数の蓄積容量用薄膜トランジスタと
    を有する液晶装置であって、 前記蓄積容量用薄膜トランジスタがpチャネルトランジ
    スタであることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄積容量用薄膜トランジスタは、前
    記スイッチング用薄膜トランジスタを構成する半導体層
    と同一の層で形成され該蓄積容量用薄膜トランジスタの
    チャネル領域となる半導体層と、該半導体層と少なくと
    も一部が平面的に重なるように形成され該蓄積容量用薄
    膜トランジスタのゲート電極となる容量線と、前記半導
    体層と前記容量線との間に介在する誘電体膜とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング用薄膜トランジスタが
    nチャネルトランジスタであり、該スイッチング用薄膜
    トランジスタを構成する半導体層と前記蓄積容量用薄膜
    トランジスタを構成する半導体層とが分離して形成さ
    れ、前記スイッチング用薄膜トランジスタの半導体層の
    n型不純物拡散領域と前記蓄積容量用薄膜トランジスタ
    の半導体層のp型不純物拡散領域とがこれら半導体層と
    は別の層上にある導電層を介して電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記導電層が前記データ線と同一の層で
    形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶
    装置。
  5. 【請求項5】 互いに対向する一対の基板間に液晶が挟
    持され、前記一対の基板のうちの一方の基板上に、互い
    に交差して設けられた複数の走査線および複数のデータ
    線と、表示領域内に前記走査線と前記データ線との交差
    に対応してマトリクス状に配置された複数の画素電極、
    該画素電極のスイッチング素子をなす複数のスイッチン
    グ用薄膜トランジスタ、および複数の蓄積容量用薄膜ト
    ランジスタと、周辺回路領域内に形成された周辺回路用
    nチャネル薄膜トランジスタおよび周辺回路用pチャネ
    ル薄膜トランジスタとを有する液晶装置の製造方法であ
    って、 基板上に前記スイッチング用薄膜トランジスタを構成す
    る半導体層、前記蓄積容量用薄膜トランジスタを構成す
    る半導体層、前記周辺回路用nチャネル薄膜トランジス
    タを構成する半導体層、および前記周辺回路用pチャネ
    ル薄膜トランジスタを構成する半導体層をそれぞれ形成
    する工程と、前記各半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成
    する工程と、該ゲート絶縁膜上の前記各半導体層のチャ
    ネル領域となる部分の上方にそれぞれゲート電極を形成
    する工程と、前記蓄積容量用薄膜トランジスタを構成す
    る半導体層および前記周辺回路用pチャネル薄膜トラン
    ジスタを構成する半導体層を少なくとも覆うマスク材を
    マスクとしてn型不純物をイオン注入することにより前
    記スイッチング用薄膜トランジスタを構成する半導体層
    および前記周辺回路用nチャネル薄膜トランジスタを構
    成する半導体層の前記チャネル領域の側方にn型不純物
    拡散領域を形成する工程と、前記スイッチング用薄膜ト
    ランジスタを構成する半導体層および前記周辺回路用n
    チャネル薄膜トランジスタを構成する半導体層を少なく
    とも覆うマスク材をマスクとしてp型不純物をイオン注
    入することにより前記蓄積容量用薄膜トランジスタを構
    成する半導体層および前記周辺回路用pチャネル薄膜ト
    ランジスタを構成する半導体層の前記チャネル領域の側
    方にp型不純物拡散領域を形成する工程とを有すること
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 互いに対向する一対の基板間に液晶が挟
    持され、前記一対の基板のうちの一方の基板上に、互い
    に交差して設けられた複数の走査線および複数のデータ
    線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマ
    トリクス状に配置された複数の画素電極、該画素電極の
    スイッチング素子をなす複数のスイッチング用薄膜トラ
    ンジスタ、および複数の蓄積容量とを有する液晶装置で
    あって、 前記蓄積容量が、前記スイッチング用薄膜トランジスタ
    を介してパルス状の画像信号が供給される下部電極と、
    該下部電極の上方に少なくとも一部が平面的に重なるよ
    うに配置され一定の電位が供給される上部電極と、これ
    ら下部電極と上部電極との間に介在する誘電体膜とから
    なり、前記上部電極に対して前記画像信号のパルスの振
    幅の中心値よりも低い電位が供給されることを特徴とす
    る液晶装置。
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