JP2002005604A - 穴間寸法測定補助具 - Google Patents

穴間寸法測定補助具

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JP2002005604A
JP2002005604A JP2000191917A JP2000191917A JP2002005604A JP 2002005604 A JP2002005604 A JP 2002005604A JP 2000191917 A JP2000191917 A JP 2000191917A JP 2000191917 A JP2000191917 A JP 2000191917A JP 2002005604 A JP2002005604 A JP 2002005604A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象となる穴の穴芯を正確に捉えること
ができるようにして穴間寸法の測定を正確に行うことを
可能にする穴間寸法測定補助具を提供する。 【構成】 穴間寸法測定補助具1A・1Bは、測定対象
となる穴に挿入される円形挿入部2・3(13φ・17
φ)と前記穴には挿入されない円形の頭部4とを有して
成る。頭部4の上面には、寸法測定具であるスチールテ
ープ10が入り込むスリット5を前記円形挿入部2・3
の中心線(芯)上を通過するように形成するとともに、
前記円形挿入部2,3の中心線(芯)の位置を表す目印
6を前記スリット5と直交するように刻んである。ま
た、穴間寸法測定補助具1Aの頭部4にはその側面から
前記スリット5に貫通するねじ穴がスリット5の形成方
向に対して直交するように形成されている。このねじ穴
には、前記スチールテープ10を押圧して固定するため
のねじ8が螺着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の穴の穴間寸法
をスチールテープ等にて測定するのに利用される穴間寸
法測定補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨等に形成された複数の穴の穴間寸法
をスチールテープにて測定することがある。この場合の
測定方法としては、例えば、図5(a)に示すように、
スチールテープ51の先端部を指で押さえ、目盛りの基
準部分を第1の穴52の端に合わせ、第2の穴53の同
端の目盛りを読み取る穴端−穴端寸法測定法、或いは、
図4(b)に示すように、スチールテープ51の先端部
を指で押さえ、目盛りの基準部分を第1の穴52の中央
に合わせ、第2の穴53の中央の目盛りを読み取る穴芯
−穴芯寸法測定法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記穴
端−穴端寸法測定法では、第1の穴52と第2の穴53
の大きさが同一であることが前提であり、各穴の大きさ
が異なる場合には用いることができない。一方、上記穴
芯−穴芯寸法測定法では、各穴の大きさが異なる場合に
も対応することができるが、目盛りの基準部分を第1の
穴52の穴芯に合わせることが難しく、また、第2の穴
53の穴芯上で目盛りを正確に読むことも難しいという
欠点がある。更に、穴間距離が長い場合や数多くの穴間
寸法を調べる場合においては、一人での作業には困難が
多いという課題もある。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、測定対象
となる穴の穴芯を正確に捉えることができるようにして
穴間寸法の測定を正確に行うことを可能にする穴間寸法
測定補助具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の穴間寸法測定
補助具は、上記の課題を解決するために、穴に挿入され
る円形挿入部および前記穴には挿入されない頭部を有し
て成り、前記頭部の上面には、寸法測定具が入り込むス
リットを前記円形挿入部の中心線上を通過するように形
成するとともに前記中心線の位置を表す目印を設けてい
ることを特徴とする(なお、この構成をこの項目におい
て第1構成という)。
【0006】上記構成においては、測定対象となる穴に
その径に対応した穴間寸法測定補助具の円形挿入部を嵌
め入れることで、前記目印が当該穴の芯を正確に示すこ
とになる。各穴間寸法測定補助具のスリットを測定方向
に合わせ、当該スリット間を架け渡すように寸法測定具
を差し入れ、前記目印を基準に寸法測定具の目盛りを読
み取ることで、穴間寸法は正確に測定される。
【0007】また、この発明の穴間寸法測定補助具は、
穴に挿入される円形挿入部および前記穴には挿入されな
い頭部を有して成り、前記頭部の上面には、先端鉤部を
有する寸法測定具における目盛り部分が入り込むスリッ
トを前記円形挿入部の中心線上を通過するように形成す
るとともに前記先端鉤部が係止される係止溝を前記スリ
ットに直交させ且つ当該係止溝における前記先端鉤部と
の当接面をその延長面が前記円形挿入部の中心線上を通
過するように形成したことを特徴とする(なお、この構
成をこの項目において第2構成という)。
【0008】上記構成においては、測定対象となる穴に
その径に対応した穴間寸法測定補助具の円形挿入部を嵌
め入れることで、前記係止溝における当接面は穴の芯に
正確に対応し、この当接面に前記先端鉤部を当接させる
ことで寸法測定具における目盛り基端が穴の芯に正確に
位置することになる。
【0009】前記頭部にはその側面から前記スリットに
貫通するねじ穴が形成されており、このねじ穴に前記寸
法測定具を固定するためのねじが螺着されるように構成
されていてもよい。前述した第1構成において上記ねじ
が螺着される構成とすることにより、当該穴間寸法測定
補助具を測定起点となる穴に用いて寸法測定具の先端部
を固定するものとして用いることができる。また、前述
の第2構成においては、上記ねじが無くても寸法測定具
の先端鉤部が係止溝に係止されるので測定起点となる穴
に用いることができるのであるが、上記ねじが螺着され
る構成を採用すれば、寸法測定具の固定が確実に行える
ことになる。このように寸法測定具の先端部を固定でき
る構成(第1の構成で上記ねじが装着される構成、第2
の構成で先端鉤部が係止溝にしっかりと係止される構成
及び第2の構成で上記ねじが装着される構成)であれ
ば、寸法測定具の先端部を押さえるための作業者は必要
なくなり、一人であっても距離の長い穴間寸法測定や多
数の穴の穴間寸法測定を行うことが可能になる。
【0010】また、この発明の穴間寸法測定補助具は、
穴に挿入される円形挿入部および前記穴には挿入されな
い頭部を有して成り、前記頭部の上面には、先端鉤部を
有する寸法測定具における目盛り部分が入り込むスリッ
トを前記円形挿入部の中心線上を通過するように形成す
るとともに前記中心線の位置を表す目印及び前記先端鉤
部が収容される収容部を形成し、前記頭部にはその側面
から前記スリットに貫通するねじ穴が形成されており、
このねじ穴に前記寸法測定具を固定するためのねじが螺
着されることを特徴とする。
【0011】上記構成において、上記収容部は単に寸法
測定具の先端鉤部を収容する部分であり、前述の係止溝
における当接面は無く、寸法測定具における目盛り基端
を前記目印に合わせることが必要である。そして、この
ように目盛り合わせの後に前記ねじを用いて固定するこ
とが必要である。しかし、このような先端鉤部を有する
寸法測定具に対応できるものであり、且つ一人であって
も距離の長い穴間寸法測定や多数の穴の穴間寸法測定が
正確に行えることになる。
【0012】径が異なる二以上の円形挿入部を互いの中
心を同一にして且つ先端へ行くほど径が小さくなる順に
有しているのがよい。これによれば、一つの穴間寸法測
定補助具にて径の異なる穴に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、この発明の
第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】図1(a)(b)に示すように、この実施
形態の穴間寸法測定補助具1Aは、測定対象となる穴に
挿入される第1の円形挿入部2及び第2の円形挿入部3
と前記穴には挿入されない円形の頭部4とを有して成
る。穴間寸法測定補助具1Aは例えば金属製とするが、
金属に限らず他の素材を用い得る。第1の円形挿入部2
の径は13φとし、第2の円形挿入部3の径は17φと
し、互いの中心を同一にして且つ先端へ行くほど径が小
さくなる順に設けてある。また、第1の円形挿入部2の
先端周部には測定対象となる穴への挿入を容易にするた
めにテーパ加工を施している。
【0015】頭部4の上面には、寸法測定具であるスチ
ールテープ10(図2参照)が入り込むスリット5を前
記円形挿入部2・3の中心線(芯)上を通過するように
形成している。スリット5の幅は前記スチールテープ1
0の厚みに対応しており、差し込んだスチールテープ1
0がスリット5内であまりがたつかないようにしてあ
る。スリット5の深さは、スチールテープ10の幅より
も浅いが、差し込まれたスチールテープ10がスリット
5から容易に外れてしまうことがないような深さにして
ある。また、頭部4の上面には、前記円形挿入部2・3
の中心線(芯)の位置を表す目印6が前記スリット5と
直交する方向に刻まれている。
【0016】また、頭部4にはその側面から前記スリッ
ト5に貫通するねじ穴7がスリット5の形成方向に対し
て直交するように形成されている。また、このねじ穴は
円形挿入部2・3の中心線(芯)の位置から幾分図にお
いて左側(スチールテープ10の目盛りが刻まれていな
い箇所に対応することになる部分)にシフトした位置に
設けられている。ねじ穴7には、前記スチールテープ1
0を押圧して固定するためのねじ8が螺着される。ねじ
8の後端部には六角穴8aが形成されており、この六角
穴8aに図示しない六角レンチを嵌合して回すことで前
記スチールテープ10の固定及び固定解除が行える。
【0017】上記ねじ8が装着されるタイプの穴間寸法
測定補助具1Aは、測定起点となる穴に装着されてスチ
ールテープ10を固定するのに用いるが、他の穴につい
ては特にスチールテープ10を固定する必要はないの
で、上記ねじ8が装着されないタイプの穴間寸法測定補
助具を用いればよい。これを穴間寸法測定補助具1Bと
する。
【0018】上述した穴間寸法測定補助具1A・1Bを
用いた穴間寸法測定においては、図2(a)(b)に示
すように、測定起点となる第1の穴21(径が13φで
あるとする)に穴間寸法測定補助具1Aの第1の円形挿
入部2を嵌め入れ、同様に第2の穴22(径が13φで
あるとする)に穴間寸法測定補助具1Bの第1の円形挿
入部2を嵌め入れることで、各々の頭部4上に形成され
ている目印6が前記穴21・22の芯を正確に示すこと
になる。測定起点となる第1の穴21に嵌め入れた穴間
寸法測定補助具1Aにおいては、そのスリット5に差し
入れたスチールテープ10の目盛り基端を目印6に合わ
せた状態で当該スチールテープ10をねじ8にて固定す
る。そして、各穴間寸法測定補助具1A・1Bのスリッ
ト5を測定方向に合わせ、当該スリット5・5間を架け
渡すようにスチールテープ10を差し込み、第2の穴2
2に嵌め入れた穴間寸法測定補助具1Bの目印6を基準
にスチールテープ10の目盛りを読み取ることで、穴間
寸法が正確に測定されることになる。
【0019】測定起点となる第1の穴21に嵌め入れら
れる穴間寸法測定補助具1Aは、ねじ8が螺着されるタ
イプであり、このねじ8によってスチールテープ10の
先端部を測定補助具1Aに固定できるから、スチールテ
ープ10の先端部を押さえるための作業者は必要なくな
り、一人であっても距離の長い穴間寸法測定や多数の穴
の穴間寸法測定を行うことが可能になる。
【0020】また、径が13φと17φというように異
なる二つの円形挿入部2・3を互いの中心を同一にして
且つ先端へ行くほど径が小さくなる順に有しているの
で、一つの穴間寸法測定補助具にて13φの穴と17φ
の穴の両方に対応することができる。勿論、このような
寸法(13φ−17φ)に限るものではなく、14φ−
17φや17φ−21φなど、様々な寸法のものを用意
すれば、それだけ多種の穴に対応することができる。ま
た、二つの円形挿入部2・3に限るものではなく、三つ
以上の円形挿入部を備えてもよいものである。
【0021】(実施形態2)以下、この発明の第2の実
施形態を図3に基づいて説明する。
【0022】図3(a)(b)(c)に示すように、こ
の実施形態の穴間寸法測定補助具11Aは、測定対象と
なる穴に挿入される第1の円形挿入部12及び第2の円
形挿入部13と前記穴には挿入されない円形の頭部14
とを有して成る。第1の円形挿入部12の径は13φと
し、第2の円形挿入部13の径は17φとし、互いの中
心を同一にして且つ先端へ行くほど径が小さくなる順に
設けてある。頭部14の上面には、スチールテープ10
(図2参照)又はコンベックス20の目盛り部分が入り
込むスリット15が前記円形挿入部12,13の中心線
(芯)上を通過するように形成されているとともに、コ
ンベックス20の先端鉤部20aを収容する収容部19
が形成されている。すなわち、この実施形態の穴間寸法
測定補助具11はスチールテープ10及びコンベックス
20の両方に対応できるように構成されている。
【0023】また、頭部14の上面であって前記収容部
19が形成されていない側には、前記円形挿入部12・
13の中心線(芯)の位置を表す目印16が前記スリッ
ト15と直交するように刻まれている。頭部14にはそ
の側面から前記スリット15に貫通するねじ穴がスリッ
ト15の形成方向に対して直交するように形成されてい
る。このねじ穴は二つ設けておくのが望ましく、一つは
円形挿入部12・13の中心線(芯)の位置から幾分図
において右側(先端鉤部20aにおける留め金具部分に
対応する側)にシフトした位置設け、他の一つは円形挿
入部12・13の中心線(芯)の位置から幾分図におい
て左側(スチールテープ10を用いる場合にその目盛り
が刻まれていない箇所に対応することになる部分であ
り、この実施形態においては収容部19にスチールテー
プ10が押し込まれるのを回避するこができる部分)に
シフトした位置に設けておくのがよい。ねじ穴には、前
記コンベックス20の先端鉤部20aやスチールテープ
10を押圧して固定するねじ18が螺着される。
【0024】穴間寸法測定補助具11Aは、測定起点と
なる穴に用いられるものであり、スチールテープ10を
用いる場合においては、前述した実施形態1と全く同様
に作用し、コンベックス20を用いる場合においては、
前記収容部19を有するので先端鉤部20aがあっても
何ら問題なく実施形態1と同様に作用する。すなわち、
コンベックス20を用いる場合、その目盛り部分につい
てはスリット15に差し入れ、先端鉤部20aについて
は収容部19に差し入れ、目盛りの基端を目印16に合
わせた状態でねじ18にてコンベックス20の先端を固
定すればよい。このように、ねじ18によってコンベッ
クス20の先端部を穴間寸法測定補助具11Aに固定で
きるから、コンベックス20の先端部を押さえるための
作業者は必要なくなり、一人であっても距離の長い穴間
寸法測定や多数の穴の穴間寸法測定を行うことができ
る。
【0025】(実施形態3)以下、この発明の第3の実
施形態を図4に基づいて説明する。なお、第2の実施形
態と共通する部分には共通の符号を付記して説明を省略
している。
【0026】図4(a)及び図4(b)に示すように、
穴間寸法測定補助具11Bの頭部14の上面には、コン
ベックス20の先端鉤部20aが係止される係止溝29
が前記スリット15に直交するように形成されている。
先端鉤部20aが当接する係止溝29の当接面29a
は、その延長面が前記円形挿入部12・13の中心線上
を通過するように形成されている。従って、図4(c)
に示しているように、先端鉤部20aを係止溝29に差
し入れて当接面29aに当接させるだけで、コンベック
ス20の目盛り基端が穴の芯に正確に位置することにな
る。
【0027】上述した穴間寸法測定補助具11Bを用い
た穴間寸法測定においては、図示しない穴に穴間寸法測
定補助具11Bの第1の円形挿入部12又は第2の円形
挿入部13を嵌め入れることで、前記係止溝29におけ
る当接面29aは穴の芯に正確に対応し、この当接面2
9aに前記先端鉤部20aを当接させることでコンベッ
クス20における目盛り基端が穴の芯に正確に位置する
ことになる。従って、実施形態1・2のように目印に目
盛り基端を合わせる作業を不要にできる。他の穴には実
施形態1で示した穴間寸法測定補助具1Bを嵌め入れて
おけばよく、そのスリット5を測定方向に合わせ、当該
スリット間に架け渡すようにコンベックス20を差し込
んで目印6を基準にコンベックス20の目盛りを読み取
ることで、穴間寸法は正確に測定される。
【0028】なお、この実施形態3において、係止溝2
9の幅をコンベックス20の先端鉤部20aの厚みと略
同一にし、先端鉤部20aを係止溝29にある程度力を
加えて押し込むような構成、或いは図示しないばねにて
先端鉤部20aを係止溝29の当接面29aに押し当て
るような構成にすれば、コンベックス20を固定するた
めのねじ穴及びねじ18を不要にすることが可能であ
る。また、この実施形態3では、コンベックス20にお
ける目盛り基端が穴の芯に正確に位置するので、円形挿
入部12・13の中心線(芯)の位置を表す目印を設け
ていないが、この穴間寸法測定補助具11Bを起点以外
の穴にも用いることとするのであれば、実施形態1・2
と同様に目印を設けておけばよい。
【0029】また、以上説明した実施形態においては、
穴間寸法測定補助具を本来の目的である穴間寸法測定に
利用する場合を示したが、例えば、既設の穴から所定距
離の位置に新たに穴を開けるような場合に、既設の穴に
穴間寸法測定補助具1A(11A・11B)を嵌め入
れ、既設の穴から所定距離の位置にポンチにて目印を付
ける場合にも用いることができ、かかる使用も本願発明
の使用である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の穴間寸
法測定補助具によれば、測定対象となる穴にその径に対
応した穴間寸法測定補助具の円形挿入部を嵌め入れるこ
とで、前記目印が当該穴の芯を正確に示すことになる。
各穴間寸法測定補助具のスリットを測定方向に合わせ、
当該スリット間を架け渡すように寸法測定具を差し入
れ、前記目印を基準に寸法測定具の目盛りを読み取るこ
とで、穴間寸法は正確に測定される。
【0031】先端鉤部を有する寸法測定具の当該先端鉤
部を係止溝の当接面に当接させる構成であれば、先端鉤
部を有する寸法測定具を用いて穴間寸法測を正確に測定
することができ、且つ前記当接面に前記先端鉤部を当接
させるだけで寸法測定具における目盛り基端が穴の芯に
正確に位置することになる。
【0032】先端鉤部を有する寸法測定具の当該先端鉤
部が収容される収容部を有した構成であれば、先端鉤部
を有する寸法測定具を用いて穴間寸法測を正確に測定す
ることができる。
【0033】径が異なる二以上の円形挿入部を有した構
成であれば、一つの穴間寸法測定補助具にて径の異なる
穴に対応することができる。また、寸法測定具を固定す
るねじを有した構成であれば、寸法測定具の先端部を穴
間寸法測定補助具に固定することができるので、寸法測
定具の先端部を押さえるための作業者は必要なくなり、
一人であっても距離の長い穴間寸法測定や多数の穴の穴
間寸法測定を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の穴間寸法測定補助
具を示した図であって、同図(a)はねじを螺着した状
態の斜視図であり、同図(b)はねじを離脱させた状態
の斜視図である。
【図2】同図(a)は図1の穴間寸法測定補助具を用い
た測定の様子を示した斜視図であり、同図(b)は同様
子を側方から見た状態を示した図である。
【図3】この発明の第2の実施形態の穴間寸法測定補助
具を示した図であって、同図(a)はコンベックスを装
着する前の状態の斜視図であり、同図(b)はコンベッ
クスを装着した状態の斜視図であり、同図(b)はコン
ベックスを装着した状態の平面図である。
【図4】この発明の第3の実施形態の穴間寸法測定補助
具を示した図であって、同図(a)はコンベックスを装
着する前の状態の斜視図であり、同図(b)はコンベッ
クスを装着した状態の斜視図であり、同図(b)はコン
ベックスを装着した状態の平面図である。
【図5】従来の穴間寸法測定法を示した図であって、同
図(a)は上記穴端−穴端寸法測定法を示し、同図
(b)は穴芯−穴芯寸法測定法を示している。
【符号の説明】
1A 穴間寸法測定補助具 1B 穴間寸法測定補助具 2 第1の円形挿入部 3 第2の円形挿入部 4 頭部 5 スリット 6 目印 7 ねじ穴 8 ねじ 11A 穴間寸法測定補助具 11B 穴間寸法測定補助具 12 第1の円形挿入部 13 第2の円形挿入部 14 頭部 15 スリット 16 目印 18 ねじ 19 収容部 29 係止溝 29a 当接面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴に挿入される円形挿入部および前記穴
    には挿入されない頭部を有して成り、前記頭部の上面に
    は、寸法測定具が入り込むスリットを前記円形挿入部の
    中心線上を通過するように形成するとともに前記中心線
    の位置を表す目印を設けていることを特徴とする穴間寸
    法測定補助具。
  2. 【請求項2】 穴に挿入される円形挿入部および前記穴
    には挿入されない頭部を有して成り、前記頭部の上面に
    は、先端鉤部を有する寸法測定具における目盛り部分が
    入り込むスリットを前記円形挿入部の中心線上を通過す
    るように形成するとともに前記先端鉤部が係止される係
    止溝を前記スリットに直交させ且つ当該係止溝における
    前記先端鉤部との当接面をその延長面が前記円形挿入部
    の中心線上を通過するように形成したことを特徴とする
    穴間寸法測定補助具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の穴間寸法
    測定補助具において、前記頭部にはその側面から前記ス
    リットに貫通するねじ穴が形成されており、このねじ穴
    に前記寸法測定具を固定するためのねじが螺着されるこ
    とを特徴とする穴間寸法測定補助具。
  4. 【請求項4】 穴に挿入される円形挿入部および前記穴
    には挿入されない頭部を有して成り、前記頭部の上面に
    は、先端鉤部を有する寸法測定具における目盛り部分が
    入り込むスリットを前記円形挿入部の中心線上を通過す
    るように形成するとともに前記中心線の位置を表す目印
    及び前記先端鉤部が収容される収容部を形成し、前記頭
    部にはその側面から前記スリットに貫通するねじ穴が形
    成されており、このねじ穴に前記寸法測定具を固定する
    ためのねじが螺着されることを特徴とする穴間寸法測定
    補助具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の穴間寸法測定補助具において、径が異なる二以上の円
    形挿入部を、互いの中心を同一にして且つ先端へ行くほ
    ど径が小さくなる順に有していることを特徴とする穴間
    寸法測定補助具。
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