JP2005134123A - 固定具付き巻尺 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軒樋の形状を問わずに軒樋に目盛帯の先端を強固に取付けることができ、軒樋配設施工における寸法測定作業を一人の施工者にて容易に行い得るようにした巻尺を提供する。
【解決手段】 目盛帯6の先端に一体的に固定具1を固定する。被測定物Bの端部にある板状部位が挿入される挿入溝3を有すると共に挿入溝3の一方の溝壁を貫通して溝内に突没自在にされたボルト4を有し、ボルト4の先端と挿入溝3の他方の溝壁との間で挿入溝3に挿入した被測定物Bを表裏に挟持可能にしたクランプ部2と、挿入溝3に挿入した被測定物Bの端部が当接される挿入溝3の溝底で構成した当接部5とを上記固定具1に備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軒樋配設施工に適用できる固定具付き巻尺に関するものである。
従来から、軒樋配設施工では軒樋と軒樋との間を測定するなどの寸法測定作業が頻繁に行われる。たとえば屋根の軒先に沿って軒樋を配設するには、図5のように、軒樋製造工場で一定長さに製造された軒樋30を屋根の軒先32に沿わせて順に連設していくのであるが、屋根の軒樋方向の長さ寸法は必ずしも一定長さの軒樋30の倍数ではないため、順に連設した最後の軒樋30は適宜長さで切断されるものであり、この切断する軒樋30の長さ寸法は施工現場での寸法測定により決定される。この寸法測定作業は、具体的には、脚立33などに登った施工者Dが軒先32に既に取り付けられた軒樋30の長さ方向の端部に巻尺Cの目盛帯6の先端を合わせて保持し、他方、脚立33などに登った施工者Eが所定位置の目盛帯6の目盛りを読むことで行われる。このように軒樋配設施工での寸法測定作業は、通常、巻尺Cの目盛帯6の先端を押さえる施工者Dと、巻尺Cの目盛帯6の目盛りを読む施工者Eとの2人の施工者を同時に必要とする煩雑な作業であった。したがって、この軒樋配設施工での寸法測定作業は、必要とされる施工者数を減らして作業の容易化が図られることが切望されていた。
ところで、特許文献1のように巻尺の目盛帯の先端に吸盤を付設したり、特許文献2のように巻尺の目盛帯の先端に永久磁石を付設したりして、巻尺Cの目盛帯6の先端を被測定物Bに取付けようとするものはあったが、被測定物Bとしての軒樋30は樹脂成形品で薄板壁30aで主体が構成されるのが一般的であり、また丸型軒樋のように曲面状の壁面を有するものもあり、上記の吸盤や永久磁石では巻尺Cの目盛帯6の先端を軒樋30に強固に取り付けできないことが多かった。殊に、上記軒樋配設施工での寸法測定作業にあっては、巻尺Cの目盛り7を読む施工者Eは目盛帯6がたるまないように目盛帯6を引張るものであるが、上述したように施工者Eの足場は悪く、そのため目盛帯6を予期しない大きい力で引張ってしまうこともある。仮に上記巻尺Cの目盛帯6の先端が軒樋30に取り付けられたとしても、この予期しない大きな引張り力に負けて軒樋30から目盛帯6の先端が外れてしまうと、再び目盛帯6の先端を軒樋30に取付け直さねはならず、寸法測定作業が中断してしまうのであった。つまり、この軒樋配設施工での寸法測定作業にあっては、目盛帯6の先端の軒樋30への大きな取付強度が必要とされるのである。
なお、特許文献3や特許文献4のように巻尺の目盛帯の先端を被測定物Bに強固に取付けるため、巻尺の目盛帯の先端にピンを設けたものもあったが、これを軒樋配設施工に用いると軒樋にピンの打入による孔を開けることとなって軒樋の水密性を損なうこととなるから、このものも軒樋配設施工の寸法測定作業には用いることができない。
実開昭60−501号公報 実開平5−36302号公報 実開平6−25702号公報 登録実用新案第3062397号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、軒樋の形状を問わずに軒樋に目盛帯の先端を強固に取付けることができ、軒樋配設施工における寸法測定作業を一人の施工者にて容易に行い得るようにした巻尺を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1の固定具付き巻尺は、被測定物Bの端部にある板状部位が挿入される挿入溝3を有すると共に挿入溝3の一方の溝壁を貫通して溝内に突没自在にされたボルト4を有し、ボルト4の先端と挿入溝3の他方の溝壁との間で挿入溝3に挿入した被測定物Bを表裏に挟持可能にしたクランプ部2と、挿入溝3に挿入した被測定物Bの端部が当接される挿入溝3の溝底で構成した当接部5とを固定具1に備え、この固定具1を目盛帯6の先端に一体的に固定したことを特徴とする。
これによると、目盛帯6の先端に一体的に固定した固定具1に、被測定物Bの端部にある板状部位が挿入される挿入溝3を有すると共に挿入溝3の一方の溝壁を貫通して溝内に突没自在にされたボルト4を有し、ボルト4の先端と挿入溝3の他方の溝壁との間で挿入溝3に挿入した被測定物Bを表裏に挟持可能にしたクランプ部2を備えたので、このクランプ部2によって板状の被測定物Bの厚みにかかわらず被測定物Bの端部に目盛帯6の先端を強固に取付けることができ、施工者が被測定物Bの端部に目盛帯6の先端を保持固定しないでも被測定物Bの端部からの寸法測定作業を行うことができると共に、目盛帯6をたわませないように施工者Eが目盛帯6を大きな力で引張っても被測定物Bの端部からの目盛帯6の先端の外れが防止できるのであり、また、固定具1にはクランプ部2に挟んだ被測定物Bの端部を当接させる当接部5を備えているから、被測定物Bの端部を当接部5に当接させて目盛帯6の先端と被測定物Bの端部との距離を一定に保つようにでき、被測定物Bの端部からの寸法測定の正確性を確保できるのである。
また、請求項2の固定具付き巻尺は、請求項1において、目盛帯6の目盛り7の0点と当接部5との位置を一致させたことを特徴とする。これによると、当接部5に当接させて被測定物Bの端部に固定具1を取り付けた状態では、被測定物Bの端部を目盛帯6の目盛り7の0点と一致させることができ、軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業の利便性を向上できる。
また、請求項3の固定具付き巻尺は、請求項1において、巻尺の通常使用時において被測定物Bに当接させる当り部8を固定具1に備え、この当り部8の配設位置を目盛帯6の長さ方向における当接部5と同位置にしたことを特徴とする。これによると、クランプ部2によって被測定物Bに目盛帯6の先端を取付けて行う寸法測定も、また被測定物Bに目盛帯6の先端を当接させて行う通常の寸法測定も一の固定具付き巻尺Aで行うことができ、固定具付き巻尺Aの汎用性を向上させることができる。
本発明は、目盛帯の先端に一体的に固定した固定具に、被測定物の端部にある板状部位が挿入される挿入溝を有すると共に挿入溝の一方の溝壁を貫通して溝内に突没自在にされたボルトを有し、ボルトの先端と挿入溝の他方の溝壁との間で挿入溝に挿入した被測定物を表裏に挟持可能にしたクランプ部を備えたので、このクランプ部によって板状の被測定物の厚みにかかわらず被測定物の端部に目盛帯の先端を強固に取付けることができ、施工者が被測定物の端部に目盛帯の先端を保持固定しないでも被測定物の端部からの寸法測定作業を行うことができる。また、固定具にはクランプ部に挟んだ被測定物の端部を当接させる当接部を備えているから、被測定物の端部を当接部に当接させて目盛帯の先端と被測定物の端部との距離を一定に保つようにでき、被測定物の端部からの寸法測定の正確性を確保できるのである。ここで、端部に板状部位のある被測定物としては薄板壁で主体を構成した軒樋があり、すなわち軒樋の長手方向の端部からの寸法測定作業に本発明の固定具付き巻尺を用いた場合には、寸法測定の正確性を確保しつつも、丸型や角型などの軒樋の形状や軒樋を構成する薄板壁の厚みにかかわらず軒樋の長手方向の端部に固定具を強固に取り付けることができ、足場の悪い施工者が予期せぬ大きな力で目盛帯を引張ったとしても、軒樋の長手方向の端部に取り付けた固定具が外れることはなくて寸法測定作業が中断されることを防止でき、つまり本発明の固定具付き巻尺は特に軒樋配設施工での軒樋の長手方向の端部からの寸法測定作業に適用できて作業の容易化を図ることができるのである。
本例の固定具付き巻尺Aは、目盛帯6の先端に固定具1を一体に固定し、この固定具1に、被測定物Bの端部にある板状部位の表裏を強固に挟持可能にするクランプ部2や、クランプ部2に挟んだ被測定物Bの端部を当接させる当接部5を設けたことで、薄板壁で主体が形成される軒樋30などの被測定物Bの端部に目盛帯6の先端を一定の状態で且つ強固に取付けることを可能にし、従来二人の施工者D,Eが必要とされた軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業を、寸法測定の正確性を維持しながらも一人の施工者Eで行い得るようにし、且つ、足場の悪い施工者Eによる予期せぬ力での目盛帯6の引張りによっても目盛帯6の先端を軒樋30の端部から外れることなく作業の中断を極力発生させないようにしたものであり、つまり、軒樋配設施工での軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業に適用される巻尺である。以下、詳述する。
図1〜4に示す本例の固定具付き巻尺Aは、目盛り7が付された目盛帯6の先端に固定具1を一体に固定している。この固定具1は、図2のように、主体を構成する板状の固定具本体10を有し、固定具本体10の基端部に目盛帯6の先端を固定する固定部9を形成し、固定具本体10の板面から略直交するように突出し次いで固定具本体10の先端方向に屈曲した略L字板状の本体並設部11を形成し、固定具本体10に平行に配設された本体並設部11の屈曲部分よりも先端部位に挿通孔12を穿孔してこの挿通孔12にボルト4を挿通し、本体並設部11に対向しない固定具本体10の板面における本体並設部11の突設部位に対応した位置から本体並設部11の突出方向と反対方向に突片部13を突設して構成されている。なお、便宜上、本体並設部11の屈曲部分よりも突出先端側の部位を本体並設部11の先端域11aと称し、本体並設部11の屈曲部分よりも突出基端側の部位を本体並設部11の基端域11bと称し、対向する固定具本体10及び本体並設部11の対向面と反対側の板面を外面と称する。
ここで、本体並設部11と固定具本体10とで囲まれる溝状部位によって、固定具本体10の先端方向及び両幅方向に開口する挿入溝3が構成されている。また、挿通孔12の孔内面には雌ネジが刻設されており、この雌ネジに螺合させて挿通孔12に挿通したボルト4はその先端を挿入溝3に突没自在に螺進するようにされている。なお、詳しくは、この挿通孔12は、本体並設部11の先端域11aに貫通する貫通孔を穿孔し、本体並設部11の先端域11aの外面に上記貫通孔の外面開口に連通するようにナット材17を固着したことで形成されている。そして、挿入溝3に挿入した板状の被測定物Bは、挿通孔12に挿通させたボルト4を固定具本体10側に螺進させることで、本体並設部11の先端域11aに対向する固定具本体10の対向面とボルト4の先端とによって挟持(クランプ)される。つまり、挿入溝3及びボルト4によって上記クランプ部2が構成されている。なお、このクランプ部2はボルト4の先端が挿入溝3に突没自在にされているから、挿入溝3に挿入された被測定物Bに対してボルト4は締め付け自在にされており、つまりクランプ部2は、厚みの異なる被測定物Bの板状部位にも容易に対応できると共に、被測定物Bの挟持強さを自在に変更できる構造とされている。また、挿入溝3に挿入した被測定物Bの端部は、挿入溝3の溝底となる本体並設部11の基端域11bに当接するのであり、この本体並設部11の基端域11bによって上記当接部5が構成されている。また、突片部13は巻尺の通常使用時(クランプ部2の不使用時)において被測定物Bに当接させる当り部8を構成している。なお、この固定具1を固定部9を介して目盛帯6の先端に固定させたときには、固定具1の先端―基端方向が目盛帯6の長さ方向と同方向になると共に、目盛帯6の目盛り7の0点が当接部5及び当り部8に一致するようにされるのである。
ところで、上記本例の固定具1は、一枚の板材を適宜加工することで形成されている。つまり、本体並設部11は、固定具本体10を構成する板材の先端側から基端方向に向けて2条の直線状の切り込み14を入れ、この切り込み14で挟まれた板材の部位を適宜折り曲げ加工することで形成される。詳しくは、切り込み14で挟まれた板材の部位をこの切り込み14の最深部で固定具本体10の板面に対して略直角に折り曲げることで、本体並設部11の基端域11bが形成されるのであり、また、本体並設部11の基端域11bの突出先端を固定具本体10の先端側に向けて折り曲げることで、本体並設部11の先端域11aが形成されるのである。また、固定具本体10の板面から略直角に突設する突片部13も、本体並設部11同様、固定具本体10を構成する板材を切り起こして形成される。また、突片部13は固定具本体10の先端―基端方向において本体並設部11の基端域11bと同位置に設けられているが、詳しくは、固定具本体10を構成する板材にコ字状の切り込み15を入れ、この切り込み15の始端及び終端を本体並設部11の基端域11bの根元部分に位置させ、この切り込み15の始端及び終端をつなぐ線でコ字状の切り込み15にて囲まれた板材の部位を本体並設部11とは反対方向に折り曲げることで、突片部13が形成されるのである。また、固定部9は、板材の基端部を加工して形成されるのであり、具体的には、目盛帯6の先端に添設させるように目盛帯6の表面形状と同様の表面形状に施され、固定具1を目盛帯6の先端に固定するハトメやネジなどの固着具を挿入させる貫通孔16が穿設されるのである。本例では固定部9は平面状にされているが、たとえば目盛帯6が円弧状の表面形状を有するものなれば、固定部9の表面形状は円弧状に形成される。このように本例の固定具1は、一枚の板材を適宜加工することで各部(クランプ部2、当接部5、当り部8及び固定部9)の形成がなされており、固定具1の製造の容易化が図られているのである。
上記本例の固定具付き巻尺Aによると、目盛帯6の先端に固定した固定具1のクランプ部2によって被測定物Bの端部にある板状部位を挟持することで、被測定物Bの端部に目盛帯6の先端を取り付けることができるのである。ここで、端部に板状部位のある被測定物Bにはたとえば薄板壁30aで主体が形成される軒樋30が挙げられるのであり、図1,3には本例の固定具付き巻尺Aを用いて行った軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業を示している。この場合、目盛帯6の先端に固定した固定具11のクランプ部2によって、軒樋30の長手方向の端部にある任意の薄板壁30aを挟持することで、目盛帯6の先端を軒樋30の長手方向の端部に取付けることが可能にされている。つまり、本例の固定具付き巻尺Aを用いた軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業にあっては、従来必要とされた巻尺Bの目盛帯66の先端を軒樋30の長手方向の端部に保持固定させる施工者Dが不要となり、目盛り7を読む一人の施工者Eのみで行わせることができることから、作業の容易化が図られているのである。なお、角型や丸型など形状の異なる軒樋30でもその主体は一般的に薄板壁30aで構成されているので、被測定物Bの板状部位を挟み付けるクランプ部2によると、角型や丸型の軒樋30の形状を問わずに、軒樋30の長手方向の端部に目盛帯6の先端を取付けることができるのは言うまでもない。
また、このとき、クランプ部2を構成するボルト4の締付け具合によると、軒樋30の薄板壁30aの厚みにも容易に対応でき、且つ、軒樋30の長手方向の端部を挟持する挟持強さも変更できるのであり、つまり必要に応じてクランプ部2で軒樋30の長手方向の端部を強固に挟持し、軒樋30の長手方向の端部に固定具1を強固に取付けることができる。背景技術でも述べたように、軒樋配設施工での寸法測定作業では目盛帯6がたるまないように目盛帯6を引張ることが行われるが、足場の悪さから施工者Eは予期しない大きい力で目盛帯6を引張ってしまう恐れがある。しかしながら、このクランプ部2によると軒樋30の長手方向の端部に固定具1を介して目盛帯6の先端を強固に取付けることができることから、予期しない大きい力で目盛帯6が引張られたとしても、軒樋30の長手方向の端部から目盛帯6の先端(固定具1)が外れてしまう恐れを低減させることができ、軒樋配設施工の寸法測定作業が中断してしまうことを防止することも図られているのである。
また、上記固定具1には目盛り7の0点に一致させた当接部5を備えているから、クランプ部2の挿入溝3に挿入させた軒樋30の長手方向の端部を当接部5に当接させるだけで、軒樋30の長手方向の端部が目盛り7の0点に位置するようになり、軒樋30の長手方向の端部からの寸法測定作業の利便性の向上も図られている。なお、当接部5が目盛り7の0点に一致しない場合にも、目盛帯6の先端と軒樋30の長手方向の端部との距離を一定に保つことができることから、目盛り7を読むときには一定値である当接部5と目盛り7の0点とのズレのみを考慮に入れればよく、少なくとも寸法測定の正確性は確保される。
また、本例の固定具付き巻尺Aには、巻尺の通常使用時において目盛帯6の先端を被測定物Bに当接させることのできる当り部8が設けられている。この当り部8は固定具本体10に対して本体並設部11の基端域11bと反対側に突出された突片部13がこれを構成しているから、つまり当り部8は、クランプ部2の挿入溝3に挿入した被測定物Bの端部が当らない位置で、且つ、本体並設部11の基端域11bが構成する当接部5と目盛帯6の長さ方向で同位置に位置しており、当接部5と同様に目盛り7の0点に一致する位置に設けられているのである。この当り部8によると図4のようにたとえば桟材31などの端面に当接させて行う通常の寸法測定(巻尺の通常使用)も可能にしているのである。つまり、本例の固定具付き巻尺Aは、図1,3のようにクランプ部2によって軒樋30などの被測定物Bに目盛帯6の先端を取付けて行う寸法測定も、図4のように桟材31などの被測定物Bに目盛帯6の先端を当接させて行う通常の寸法測定(巻尺の通常使用)も可能とされており、固定具付き巻尺Aの汎用性が向上されているのである。
本発明の実施の形態の例の固定具付き巻尺の使用状態を示す斜視図である。 同上の固定具であり、(a)は正面図であり、(b)は上面図であり、(c)は側面図である。 同上の軒樋の長手方向の端部からの寸法測定作業を説明する斜視図である。 同上の固定具付き巻尺の他の使用状態を示す斜視図である。 従来の軒樋の長手方向の端部からの寸法測定作業を説明する斜視図である。
符号の説明
1 固定具
2 クランプ部
3 挿入溝
4 ボルト
5 当接部
6 目盛帯
7 目盛り
8 当り部
9 固定部
A 固定具付き巻尺
B 被測定物

Claims (3)

  1. 被測定物の端部にある板状部位が挿入される挿入溝を有すると共に挿入溝の一方の溝壁を貫通して溝内に突没自在にされたボルトを有し、ボルトの先端と挿入溝の他方の溝壁との間で挿入溝に挿入した被測定物を表裏に挟持可能にしたクランプ部と、挿入溝に挿入した被測定物の端部が当接される挿入溝の溝底で構成した当接部とを固定具に備え、この固定具を目盛帯の先端に一体的に固定したことを特徴とする固定具付き巻尺。
  2. 目盛帯の目盛りの0点と当接部との位置を一致させたことを特徴とする請求項1記載の固定具付き巻尺。
  3. 巻尺の通常使用時において被測定物に当接させる当り部を固定具に備え、この当り部の配設位置を目盛帯の長さ方向における当接部と同位置にしたことを特徴とする請求項1記載の固定具付き巻尺。
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