JP2002005369A - 配管結合用ジョイント - Google Patents
配管結合用ジョイントInfo
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Abstract
場合の作業性を向上できるとともに、部品管理を容易に
行える配管結合用ジョイントを提供する。 【解決手段】 第1ジョイント部材21の雄ねじ23d
と第2ジョイント部材22の雌ねじ31aとを締めつけ
ることにより、各弁体28を相互に開方向に移動させて
上記流体通路23a,30a同士を連通させるととも
に、第1,第2ジョイント部材21,22を結合するよ
うにした配管結合用ジョイントにおいて、第1,第2ジ
ョイント部材21,22の間に車体部材aに固定される
固定ブラケット35とスプリングワッシャ(弾性部材)
36とを挟み込んで共締めすることにより、第1,第2
ジョイント部材21,22を結合するとともに、弁体2
8を全開位置に規制し、固定ブラケット35を第1,第
2ジョイント部材21,22により押圧固定する。
Description
通する油圧配管同士を連通接続する際に使用される配管
結合用ジョイントに関し、特に配管結合用ジョイントを
ブラケット等を介して外部に固定する場合の作業性の改
善に関する。
して、従来、図5に示す構造のものがある。この配管結
合用ジョイント50は、第1ジョイント部材51の雄ね
じ51aと第2ジョイント部材52の雌ねじ52aとを
締めつけることにより両ジョイント部材51,52を結
合するとともに、各ジョイント部材51,52に形成さ
れた流体通路53,54同士を連通接続するものであ
る。
52には流体通路53,54を開閉する弁体55,56
が配設されており、各弁体55,56はスプリング5
7,58により流体通路53,54を閉塞する方向に付
勢されている。そして上述のように第1,第2ジョイン
ト部材51,52を締めつけることにより各弁体55,
56が相互に押し合って開方向に移動することによって
上記流体通路53,54を開くようになっている。
は油圧配管の途中に浮いた状態で配索される場合があ
り、このような場合にはジョイント50を固定ブラケッ
ト60を介して外部の固定対象に固定するようにしてい
る。この固定構造としては、従来、固定ブラケット60
を第1ジョイント部材51に予め溶接やロウ付け等によ
り接合しておき、第1,第2ジョイント部材51,52
を結合した後、固定ブラケット60を外部の固定対象に
固定するのが一般的である。
来の配管結合用ジョイントでは、配管組み付け後に、該
ジョイントを取り外す必要が生じた場合には、固定ブラ
ケットごと取り外す必要があることから、固定ブラケッ
トをねじ止め等の手段を用いて着脱可能に取付けなけれ
ばならない。このため配管結合用ジョイントの締結作業
とは別に固定ブラケットのねじ止め作業を行わなければ
ならず、作業性が低いという問題がある。また隔壁等を
介してジョイント部材を結合,固定するのに適し難いと
いう問題もある。
は、固定ブラケットの種類が複数となる場合には、ジョ
イント部材の種類も同じ個数だけ準備しなければなら
ず、部品管理に手間がかかるという問題がある。
たもので、ジョイント部材を固定ブラケットに固定する
場合の作業性を向上できるとともに、部品管理を容易に
行える配管結合用ジョイントを提供することを目的とし
ている。
イント本体に形成された流体通路を開閉する弁体を閉方
向に付勢して配設してなる第1,第2ジョイント部材か
らなり、一方のジョイント部材の雄ねじと他方のジョイ
ント部材の雌ねじとを締めつけることにより、上記各弁
体を相互に開方向に移動させて上記流体通路同士を連通
させるとともに、上記第1,第2ジョイント部材を結合
するようにした配管結合用ジョイントにおいて、上記第
1,第2ジョイント部材の間に外部に固定される固定部
材と弾性部材とを挟み込んで共締めすることにより、該
第1,第2ジョイント部材を結合するとともに、上記弁
体を全開位置に規制し、さらに上記固定部材を弾性部材
を介して第1,第2ジョイント部材により押圧固定する
ことを特徴としている。
記固定部材と上記第1,第2ジョイント部材の何れか一
方との間に該一方のジョイント部材の回転を規制する回
り止め機構を設けたことを特徴としている。
トによれば、第1,第2ジョイント部材の間に固定部材
と弾性部材とを挟み込んで共締め固定したので、例え
ば、固定部材を外部の固定対象に予め溶接等により先付
けすることによって、両ジョイント部材の締結作業と固
定部材への固定作業とを同時に行なうことができ、従来
の固定ブラケットのねじ止め作業を不要にでき、作業性
を向上できる。また隔壁等を介してジョイント部材を結
合、固定することも可能となり、その場合、固定が容易
になり、かつ部品点数を減らすことができる。
場合には、各ジョイント部材を緩めて外すだけで固定部
材から取り外すことができ、例えば固定部材をねじ止め
手段等により後付けする場合にも固定部材を取り外す必
要はなく、着脱時の作業性を向上できる。
独立して設けることとなるので、固定部材の形状,サイ
ズ等に関わりなく同一種類のジョイント部材を用いるこ
とが可能となり、部品管理を容易に行なうことができ
る。
締結することにより弁体を全開位置に規制するので、弁
体の開度のばらつきを防止でき、流体通路が狭められる
といった問題を回避できる。
を介して第1,第2ジョイント部材により押圧固定する
ので、固定部材の板厚等に応じて弾性部材の弾性力,変
形量を設定することにより固定部材のがたつきを防止で
き、固定部材を確実に固定できる。
ト部材との間に回り止め機構を設けたので、配管に不要
な捩じれが生じるのを防止することができ、また一方の
ジョイント部材を固定部材に回転不能に支持させた状態
で他方のジョイント部材を締めつけることができ、締結
作業を容易に行なうことができる。
図面に基づいて説明する。
よる配管結合用ジョイントを説明するための図であり、
図1は結合状態の配管結合用ジョイントの断面図、図2
は配管結合用ジョイントの分解図、図3は固定ブラケッ
トの正面図、図4は配管結合用ジョイントが採用された
自動車用サスペンション装置の概略断面図である。
装置を示しており、これは不図示の車体と車輪との間に
配設された左,右の緩衝器2,2と、該左,右の緩衝器
2に共通のリザーバタンク3と、該リザーバタンク3と
左,右の緩衝器2とを接続する作動油配管4,4とを備
えている。なお、上記左,右の緩衝器2,2及び作動油
配管4,4は同一構造であるので、図4に示す車両正面
から見た左側の緩衝器2,作動油配管4についてのみ説
明する。
が充填されたシリンダ5内にピストン6を摺動自在に挿
入し、該ピストン6に車体側に連結されたピストンロッ
ド7を接続固定し、上記ピストン6に該ピストン速度に
応じた減衰力を発生するオリフィス6aを形成して構成
されている。また上記シリンダ5とピストンロッド7と
の間にはコイルスプリング8が配設されている。
ッド7の圧縮行程時の作動油を収容するとともに、該作
動油の温度変化による容積変化を吸収するものであり、
タンク本体10内に該タンク本体10内を作動油室11
と高圧ガス室12とに画成するフリーピストン13を摺
動自在に配設し、該フリーピストン13に上記作動油室
11を第1,第2油室11a,11bに画成するピスト
ン14を接続固定した構造のものである。また上記ピス
トン14には第1,第2油室11a,11bを連通する
小径の絞り孔14aが形成されている。上記タンク本体
10はこれに一体形成されたフランジ部10a,10a
を介して車体側にボルト締め固定されている。
1,第2配管4a,4bに分割されており、該第1配管
4aの一端側は上記シリンダ5に連通接続され、第2配
管4bの一端側は上記タンク本体10の第1油室11a
に連通接続されている。また上記タンク本体10の第2
油室11bには右側の作動油配管4の第2配管4bが連
通接続されている。
士は本実施形態の特徴をなす配管結合用ジョイント20
により連通接続されている。この配管結合用ジョイント
20は、上記第1配管4aが接続部材15を介して螺着
固定された第1ジョイント部材21と、上記第2配管4
bが接続部材16を介して螺着固定された第2ジョイン
ト部材22とを着脱可能に結合して構成されている。
のジョイント本体23に軸心方向に延びる流体通路23
aを貫通形成するとともに、該ジョイント本体23の軸
方向中央部に該ジョイント本体23より大径のナット部
23bを段付き状に形成し、上記ジョイント本体23の
締結側(図1,図2の右側)結合部23cの外周面に雄
ねじ23dを形成して構成されている。
接線方向に切り欠くことにより後述する固定ブラケット
とで回り止め機構を構成するストッパ面23c´が形成
されており、これにより上記結合部23cは軸方向に見
ると略小判形状をなしている。
の配管側(図1,図2の左側)後端部に上記第1配管4
aが接続され、締結側前端部には装着凹部24が凹設さ
れている。この装着凹部24の内周面には環状溝24a
が形成されており、該環状溝24a内にはシールリング
25が装着されている。
連なる部分にはテーパ状の弁座26が形成されており、
上記流体通路23a内の弁座26の後方には円凸形状の
支持部材27が嵌装固定されている。この支持部材27
は軸心に支持孔27aを形成するとともに、外周部に複
数個の流通孔27bを形成した構造のものであり、該支
持部材27には弁体28が装着されている。
略円錐形状の弁部28aに、上記支持孔27a内に摺動
自在に挿入された弁軸28bを一体形成してなる茸状の
ものである。上記弁体28は、弁部28aが上記弁座2
6に当接して流体通路23aを閉塞する全閉位置(図2
に示す状態)と、上記弁部28aの背面が上記支持部材
27の前端面27cに当接して流体通路23aを開く全
開位置(図1に示す状態)との間で移動可能に支持され
ている。
には弁体28を閉方向に常時付勢するスプリング29が
配設されており、これにより作動油が漏れ出るのを防止
している。また全閉位置における上記弁部28aの一部
は装着凹部24内に突出している。
のジョイント本体30に軸心方向に延びる流体通路30
aを貫通形成し、該ジョイント本体30の締結側(図
1,図2の左側)前端部に上記装着凹部24内に油密に
挿入される凸部30bを段落ち状に形成し、さらに上記
ジョイント本体30にナット部材31を相対回転可能に
装着して構成されている。上記流体通路30aの配管側
(図1,図2の右側)後端部に上記第2配管4bが接続
されている。
aが形成された六角形状のナット部31bと、上記ジョ
イント本体30の軸方向中央部に形成された嵌合溝30
cに嵌装された胴部31bとからなり、上記雌ねじ31
aは上記結合部23cの雄ねじ23dに螺着可能となっ
ている。
にはテーパ状の弁座32が形成されている。この流体通
路30aの弁座32の後方には、上記同様の構造からな
る支持部材27及び弁体28が配設されており、該弁体
28と支持部材27との間には弁体28を閉方向に常時
付勢するスプリング29が配設されている。このように
して上記弁体28は上記弁座32に当接して流体通路3
0aを閉塞する全閉位置と、上記支持部材27の前端面
27cに当接して流体通路30aを開く全開位置との間
で摺動自在に支持されている。また全閉位置における上
記弁部28aの一部は凸部30bから前方に突出してい
る。
の間には固定ブラケット35及び弾性部材としてのスプ
リングワッシャ36が配設されている。このスプリング
ワッシャ36は、略C字形状のリング部材36aの両端
部をそれぞれ軸方向に捩じることによりばね力を付与し
たものであり、上記結合部23cに装着されナット部2
3bの前面に当接している。ここで、上記弾性部材に
は、スプリングワッシャ36の他に内歯形,外歯形,皿
形等の歯付き座金,波形座金,あるいは硬質ゴム等が採
用できる。
板からなるブラケット本体35aに上記結合部23cの
外形に沿う小判形孔35bを形成した構造のものであ
り、この該ブラケット本体35aは車体部材aに予め溶
接等により接合されている。
には上記結合部23cが上記スプリングワッシャ36を
介在させて挿入されており、これにより第1ジョイント
部材21は固定ブラケット35に回転不能に仮保持され
ている。
第2ジョイント部材22が締結固定されている。具体的
には、上記装着凹部24内に凸部30bを挿入するとと
もに、ナット部材31を結合部23cに螺着し、該ナッ
ト部材31を締めつけることにより、各弁体28が相互
に押し合って支持部材27の前端面27cに当接する全
開位置に移動し、該全開位置に規制され、さらに上記固
定ブラケット35はスプリングワッシャ36を介してナ
ット部23bとナット部材31により挟持固定される。
これにより第1,第2ジョイント部材21,22は両流
体通路23a,30aを油密に連通接続した状態で結合
されており、かつ固定ブラケット35に固定されてい
る。
1との締結完了位置は、上記各弁体28が支持部材27
に当接する全開位置となるよう設定されており、このと
きに固定ブラケット35を第1,第2ジョイント部材2
1,22により挟持固定できるようにしスプリングワッ
シャ36のばね力が設定されている。また各弁体28の
全開位置では、結合部23cの端面と凸部30bの段部
との間に若干の隙間sができるように設定されている。
するには、固定ブラケット35を予め車体部材aに溶接
接合しておき、第1ジョイント部材21にスプリングワ
ッシャ36を挿着し、該第1ジョイント部材21を固定
ブラケット35に挿入して仮保持する。この状態で、第
2ジョイント部材22を装着してナット部材31を締め
つける。また、配管結合用ジョイント20を取り外すに
は、ナット部材31を緩めて第2ジョイント部材22を
外し、第1ジョイント部材21を固定ブラケット35か
ら抜き取る。
イント部材21と第2ジョイント部材22との間にスプ
リングワッシャ36と固定ブラケット35とを挟み込ん
で共締め固定したので、車体組付け工程にて上記固定ブ
ラケット35を車体部材aに予め溶接接合することによ
って、上記両ジョイント部材21,22の締結作業と固
定ブラケット35への固定作業とを同時に行なうことが
でき、従来のねじ止め作業を不要にでき、作業性を向上
できる。
22を固定ブラケット35から取り外す場合には、ナッ
ト部材31を緩めるだけで固定ブラケット35から取り
外すことができ、従来のように固定ブラケットごと取り
外す必要はなく、着脱時の作業性を向上できる。
ブラケット35とを別体としたので、固定ブラケットの
形状,サイズ等に関わりなく同一種類のジョイント部材
21を用いることが可能となり、部品管理を容易に行な
うことができる。
ト部材21,22の結合完了位置を各弁体28が支持部
材27に当接する全開位置に設定したので、弁体28の
開度のばらつきを防止でき、流体通路23a,30aが
狭められるといった問題を回避できる。
ト部材21,22を締めつけることにより固定ブラケッ
ト35をスプリングワッシャ36を介して両ジョイント
部材21,22により挟持固定したので、固定ブラケッ
ト35の板厚等に応じてスプリングワッシャ36のばね
力を設定することにより固定ブラケット35を確実に固
定できる。
21の結合部23cにストッパ面23c´を形成し、固
定ブラケット35に該結合部23cのストッパ面23c
´が係合する小判形孔35bを形成したので、第1ジョ
イント部材21を固定ブラケット35により回転不能に
仮保持することができ、第2ジョイント部材22の締結
作業を容易に行なうことができ、また作動油配管4に不
要な捩じれが生じるのを防止することができる。
ジョイント20の軸方向中央部にて固定するようにした
ので、従来の長手方向一端側で固定する場合に比べて重
量バランスを良好にできる。
ンション装置に適用した場合を例に説明したが、本発明
の配管結合用ジョイントは、自動二輪車の別タンク式の
サスペンション装置にも適用できるとともに、車両用ブ
レーキ装置にも適用可能である。
トを説明するための断面図である。
正面図である。
用サスペンション装置の概略断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ジョイント本体に形成された流体通路を
開閉する弁体を閉方向に付勢して配設してなる第1,第
2ジョイント部材からなり、一方のジョイント部材の雄
ねじと他方のジョイント部材の雌ねじとを締めつけるこ
とにより、上記各弁体を相互に開方向に移動させて上記
流体通路同士を連通させるとともに、上記第1,第2ジ
ョイント部材を結合するようにした配管結合用ジョイン
トにおいて、上記第1,第2ジョイント部材の間に外部
に固定される固定部材と弾性部材とを挟み込んで共締め
することにより、該第1,第2ジョイント部材を結合す
るとともに、上記弁体を全開位置に規制し、さらに上記
固定部材を弾性部材を介して第1,第2ジョイント部材
により押圧固定することを特徴とする配管結合用ジョイ
ント。 - 【請求項2】 請求項1において、上記固定部材と上記
第1,第2ジョイント部材の何れか一方との間に該一方
のジョイント部材の回転を規制する回り止め機構を設け
たことを特徴とする配管結合用ジョイント。
Priority Applications (1)
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JP2000184207A JP4358973B2 (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 配管結合用ジョイント |
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CN108895228A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-11-27 | 长沙格力暖通制冷设备有限公司 | 一种排油装置 |
JP2020067140A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の配管ホースの支持構造 |
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WO2020085273A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の配管ホースの支持構造 |
JP7174349B2 (ja) | 2018-10-25 | 2022-11-17 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の配管ホースの支持構造 |
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