JP2002005270A - 変速機のケース構造 - Google Patents

変速機のケース構造

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JP2002005270A JP2000189866A JP2000189866A JP2002005270A JP 2002005270 A JP2002005270 A JP 2002005270A JP 2000189866 A JP2000189866 A JP 2000189866A JP 2000189866 A JP2000189866 A JP 2000189866A JP 2002005270 A JP2002005270 A JP 2002005270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、変速機のケースに形成される動
力取出し軸用の開口を閉鎖する蓋に、潤滑油から受け取
った熱を外部に放散させる放熱機能を備えることによ
り、潤滑油の冷却を一層促進させる変速機のケース構造
を提供する。 【解決手段】 歯車変速機構から動力を取り出すために
ケース2の側壁3に形成された開口4は、動力の非取出
し時には、側壁3に取り付けられる蓋10によって閉鎖
される。回転する変速用歯車8,9による潤滑油に攪拌
で高温になった潤滑油の熱は、開口4を閉鎖している蓋
10のケース2内側に形成された受熱用リブ18からケ
ース2外側において蓋10に一体的に形成された放熱用
リブ15へと伝達され、最終的には外気へ放散される。
潤滑油の温度を効率的に下げることで、潤滑油の劣化と
歯車の歯面疲労とを軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変速用歯車を備
えた歯車変速機構とその歯車変速機構を潤滑する潤滑油
とを収容すると共に、歯車変速機構から動力の取出しを
可能とするため、動力取出し軸が挿通可能に構成された
変速機のケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の高速度化が進んで、変速機
の選択される変速段によっては出力軸の回転速度が高め
られると共に、マニュアルトランスミッションの操作性
を向上するために変速機に用いられる同期装置のマルチ
コーン化等が進んでいる。そのため、変速機内部に収容
されている潤滑油の強制冷却装置を持たない変速機にお
いては、内部の潤滑油は、変速用歯車やマルチコーンの
回転によって高速で攪拌されることに起因して、非常に
高温且つ過酷な状況を強いられている。
【0003】現在のところ、潤滑油の高温化に対する対
策として、一般的には、使用される潤滑油量をできるだ
け少なくすること、或いは、変速機のケース外側の形成
されるリブを多くしてケースから外気への放熱量を多く
する等の手段が取られている。また、一部商用車におい
ては、変速機のケースの側面に設定されている動力取出
し軸(PTO軸)用の取出し窓の蓋として、外側に放熱
用リブを設けたアルミダイカスト製の蓋を採用している
ものもある。
【0004】デファレンンシャルケース内の潤滑油の冷
却装置として、デファレンンシャルケースの外側面に平
行状に列をなす冷却フィンを形成したものが、例えば、
実開昭60−12091号公報に開示されている。この
冷却装置によれば、冷却フィン列は前後方向に少なくと
も2列配設され、冷却フィンは、隣接する冷却フィン列
において、互い違いに配置されており、冷却フィン間を
流れた冷却風が隣の冷却フィン列に対して冷却フィンの
端部に衝突して、冷却効率を向上させている。
【0005】また、車両用変速機と動力取出し装置(P
TO装置)との回転結合を得るために、変速機のケース
に形成される開口を閉鎖する蓋構造として、本出願人が
既に提案したものが、特開平11−159601号公報
に開示されている。この蓋構造は、開口を閉鎖する蓋
が、側壁の外面に重合せ結合されるフランジと、そのフ
ランジから開口を経てケースの内部へ突出する箱状の閉
鎖部とから成り、閉鎖部の空部に補強リブを設け、補強
リブの高さを変化させて文字又は記号を表示することに
より、蓋の外表面に上下関係を視認できるように構成さ
れている。
【0006】上記変速機のケースの構造において、ケー
スの内面は、ケースの内部に配置される歯車の外径に対
応して湾曲面に形成されており、動力取出しのための開
口を閉鎖する蓋も、ケースの湾曲面に滑らかに接続する
ように、内面が湾曲面に形成されている。従って、蓋
は、内面がケースの湾曲した内面と滑らかに接続するよ
うに、ケースへの装着姿勢が限定されている。作業者
は、蓋の外表面に設けられている上下関係が視認できる
表示に従って、蓋をケースに対して装着することによ
り、誤装着を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変速機のケ
ース内の潤滑油の温度が高温となる高温油環境は、潤滑
油を劣化させる等の悪影響を及ぼすが、歯車に対して
は、歯車の歯面疲労、いわゆるピッチング性能に大きく
影響し、歯面疲労寿命を著しく短命化する。現状の潤滑
油の冷却対応策では未だケース内の潤滑油の冷却が不十
分であり、更なる潤滑油温度低減策が望まれている。ま
た、動力取出し用の開口を閉鎖する蓋は、従来、一般的
に板物プレス品が採用されている。板物プレス品の蓋
は、剛性が低く且つ板厚が薄く成形されていることか
ら、蓋自体が膜振動・透過音等を生じ、その結果、変速
機からの放射音(ノイズ)が発生し易い。
【0008】そこで、変速機のケース内の潤滑油の熱を
ケース外部に逃がして、潤滑油の冷却を促進させるた
め、本出願人が既に提案している変速機ケースの動力取
出し軸用の開口を閉鎖する蓋に放熱機能を備えて、更な
る潤滑油温度の低減を図る点で解決すべき課題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、変速機のケースに形成され
る動力取出し軸用の開口を閉鎖する蓋に、潤滑油から受
け取った熱を外部に放散させる放熱機能を備えることに
より、変速機のケース内の潤滑油の熱をケースの外部に
逃がして潤滑油の冷却を一層促進させ、潤滑油の高温に
よる劣化を防止すると共に、歯車の歯面疲労を回避する
ことができる変速機のケース構造を提供することであ
る。
【0010】この発明は、変速用歯車を備えた歯車変速
機構と前記歯車変速機構を潤滑する潤滑油とを収容する
と共に前記歯車変速機構から動力を取り出すための動力
取出し軸が挿通可能な開口が側壁に形成されたケース、
及び前記歯車変速機構からの動力の非取出し状態で前記
側壁に取り付けられて前記開口を閉鎖する蓋を具備し、
前記蓋の内表面には前記潤滑油の熱を受ける受熱用リブ
が形成され、前記蓋の外表面には外気に熱を放散する放
熱用リブが形成されていることから成る変速機のケース
構造に関する。
【0011】この変速機のケース構造によれば、歯車変
速機構から動力を取り出す場合は、側壁に形成された開
口に動力取出し軸が挿通され、開口と動力取出し軸との
間は、適宜の手段によって封じられる。歯車変速機構か
ら動力を取り出さない場合には、開口は側壁に取り付け
られる蓋によって閉鎖される。ケース内で歯車変速機構
の作動に伴って、回転する歯車が潤滑油を攪拌すること
によって潤滑油の温度が高温になるときには、攪拌され
た潤滑油が蓋に接触して流れているため、潤滑油の熱
は、開口を閉鎖している蓋の受熱用リブから放熱用リブ
へと伝達され、最終的には外気へ放散される。従って、
潤滑油の温度が、蓋を通じた熱伝導によって、効率的に
下げられる。
【0012】この変速機のケース構造において、前記受
熱用リブは略並列な複数の列に形成されており、前記放
熱用リブは略並列な複数の列に形成されている。両リブ
を、複数の列に並べて形成することにより、受熱用リブ
については潤滑油と接触して熱を受ける受熱面積を増大
して潤滑油の熱を満遍なく受け取り、放熱用リブについ
ては外気と接触して熱を放散する放熱面積を増大して、
受熱用リブから伝達された熱を効率良く外気に放熱す
る。
【0013】前記受熱用リブの列が延びる方向と前記放
熱用リブの列が延びる方向とは、互いに略直交してい
る。受熱用リブと放熱用リブとの延びる方向を略直交さ
せることにより、各受熱用リブが受けた熱は、複数の放
熱用リブに伝達され、熱の伝達及び放散が効率的に行わ
れる。また、変速機のケースは、外側と内側とで方向の
ほぼ直交するリブを持つことで、蓋自信の剛性が向上
し、低下したケースの剛性が改善されると共に、ケース
から出る放射音が低減する。
【0014】前記変速機はその長手方向を前記車両前後
方向に向けて前記車両に配設されており、前記放熱用リ
ブは前記変速機の長手方向に沿って水平方向に設けら
れ、前記受熱用リブは前記変速機の長手方向に対して略
直角に設けられている。放熱用リブを変速機の長手方向
に沿って水平方向に設けることにより、車両の走行時に
おける変速機の側壁の回りの外気の流れは、変速機の長
手方向、即ち、車両が走行する前後方向となり、放熱用
リブは効率的に外気に接して、熱が効率的に外気に放散
される。受熱用リブを変速機の長手方向に対して略直角
に設けることにより、受熱用リブの延びる方向は、ケー
ス内において歯車の回転によって攪拌される潤滑油の流
れに略沿う方向となり、潤滑油の攪拌抵抗が低減され
る。
【0015】前記受熱用リブは、前記ケース内において
前記潤滑油を必要な部位に撥ね上げるため、前記変速用
歯車の回転によって前記蓋に近接走行する前記変速用歯
車の歯先の走行方向に対して、前記部位に向かう方向に
傾斜して形成されている。受熱用リブを、変速用歯車の
回転方向、即ち、変速用歯車の回転によって蓋に近接走
行する変速用歯車の歯先の走行方向に対して傾斜させる
ことにより、変速用歯車が掻き上げる潤滑油は、受熱用
リブに案内されて、潤滑油を必要とする部位に供給され
る。
【0016】受熱用リブは、変速機の長手方向に対して
略直角方向、即ち、ケース内において前記歯車の回転に
よって攪拌される前記潤滑油の流れに沿う縦方向に設け
られる。受熱用リブの方向を、変速機の歯車変速機構の
歯車の回転方向に略沿って配置し、歯車の回転によって
攪拌される潤滑油の流れに沿う方向とすることにより、
歯車によって攪拌される潤滑油の攪拌抵抗が少なくな
り、変速機における動力損失が軽減される。変速機内に
潤滑油の流れは受熱用リブに略沿うことになり、受熱用
リブは効率的に潤滑油に接して、潤滑油の熱が効率的に
外気受熱用リブに吸収される。また、受熱用リブの方向
を若干考慮することにより、変速機内部における潤滑油
の流れ方向が矯正され、油回りの不利な箇所への潤滑油
の供給も改善される。
【0017】前記蓋は、前記側壁に取り付けられる環状
のフランジ部、及び前記フランジ部の内周側に一体的に
形成され且つ前記側壁への取付け状態において前記ケー
ス内に向かって窪むと共に前記受熱用リブが前記ケース
の内部に向かって突出した状態に一体的に形成されてい
る凹部を備えており、前記凹部の前記ケース内に向いた
底面は、前記ケースの前記開口近傍の内面と滑らかに接
続するプロフィールに形成されており、前記受熱用リブ
の前記ケース内に向く先端部は、前記変速用歯車の外径
との間に僅かに隙間を置いて対向する先端プロフィール
に形成されている。環状のフランジ部をケースの側壁に
取り付けることにより、フランジ部の内周側に一体的に
形成されている凹部がケース内に向かって窪む状態に入
り込む。蓋の内側の構造、特に、凹部の底面のプロフィ
ールをケースの内面と滑らかに接続するものとすること
により、ケース内の潤滑油の流れが、蓋の部分で乱れる
ことがなく連続してスムーズとなるので、変速機におけ
る動力損失が一層軽減されると共に、ケース内に収容さ
れる必要潤滑油量が削減される。また、蓋の凹部に一体
的に形成されている受熱用リブのケース内に向く先端部
を、ケース内に収容される歯車の外径の間に僅かに隙間
を置いて対向する先端プロフィールに形成することによ
り、歯車によって攪拌される潤滑油の流れが、受熱用リ
ブによって一層効率良く案内される。
【0018】前記放熱用リブは前記凹部と一体的に形成
された凹部一体リブを含んでおり、前記凹部一体リブ
は、前記凹部の内側底面及び内側側面から一体的に前記
フランジ部の外方に延びる板状形状に形成されている。
放熱用リブは、フランジ部において一体的に形成しても
よいが、少なくとも受熱用リブが形成されている凹部と
一体的に形成された凹部一体リブを含んでおり、凹部か
ら直接に熱が伝達されるように構成されている。凹部一
体リブから蓋の凹部に受け取られた熱は、蓋の凹部に形
成されている内側底面及び内側側面から一体的に延びる
放熱用リブに伝達される。放熱用リブは、フランジ部の
外方に延びる板状形状に形成されているので、変速機の
側壁に沿って流れる外気と接触して熱を効率良く外気に
放散する。
【0019】前記ケース及び前記蓋はアルミダイカスト
製である。ケースと蓋をアルミダイカスト製とすること
により、変速機の重量が軽減化される一方、剛性や強度
が低下するので、補強対策が必要である。前記蓋に設け
られる受熱用リブ及び放熱用リブは、蓋の強度と剛性と
を高め、ケースの側壁に取り付けられた状態では、ケー
スを補強することにもなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明による変速機のケース構造の実施例を説明する。
図1はこの発明による変速機のケース構造の一実施例で
ある、変速機ケースに形成された開口を閉鎖する蓋のケ
ース外側を示す正面図、図2は図1に示す蓋の断面図、
図3は図1に示す蓋のケース内側を示す背面図、図4は
この発明による変速機のケース構造の別の例を示す正面
図、図5はこの発明による変速機のケース構造の全体を
示す側面図である。
【0021】図5に示すように、この発明による変速機
のケース構造は、変速機1のケース2と、ケース2の側
壁3に形成されている動力取出し軸(PTO軸9)用の
窓である開口4を閉鎖する蓋10を備えている。ケース
2は、従来、鉄板プレス製であることが多いが、軽量化
のためアルミダイカスト製とされている。変速機1は、
トランスミッションとして構成されており、エンジンか
らの駆動力が入力される入力軸5、入力軸5に入力され
た回転を変速する歯車変速機構(図示せず)、及び歯車
変速機構で変速された回転が出力される出力軸6を備え
ている。変速機1の長手方向は、紙面に平行な矢印A−
Aで示す方向である。
【0022】図1〜図3に示すように、蓋10は、変速
機ケース2の開口4の周囲において側壁3に重ね合わさ
れる環状のフランジ部11と、フランジ部11の内周側
からフランジ部11と一体的に箱状に窪んだ状態に形成
された凹部12とから構成されている。蓋10のフラン
ジ部11には、複数(8つ)の取付け孔13が略等間隔
に形成されている。取付け孔13に挿通した取付けねじ
21をケース2にねじ込むことによって蓋10をケース
2の側壁3に取り付けたとき、蓋10の凹部12は、側
壁3の開口4からケース2の内部側に窪んで入り込む状
態となる。
【0023】蓋10の凹部12の底面14は、ケース2
の開口4の近傍に形成される内壁面19(図2におい
て、想像線で示す)と滑らかに接続するプロフィールに
形成されている。開口4の下方の内壁面19は湾曲状で
あるので、この湾曲した内壁面19に応じて、凹部12
の底面14も一部が湾曲面状のプロフィールに形成され
ている。凹部12の底面14を内壁面19と滑らかに接
続するプロフィールに形成することにより、ケース2の
容積が可及的に小さくなり、ケース2内に収容される必
要潤滑油量が少なくなると共に、ケース2内で回転する
歯車による潤滑油の攪拌抵抗も少なくなる。
【0024】蓋10の表側には、蓋10の補強を兼ね
て、水平方向に延びる複数列の放熱用リブ15(一部の
み、符号15を付す)が蓋10と一体的に形成されてい
る。放熱用リブ15は、フランジ部11に一体的に形成
されるフランジ一体リブ15a,15b、凹部12に一
体的に形成される凹部一体リブ15c,dとから成る。
フランジ一体リブには、蓋10の全幅に渡って延びるリ
ブ15aと、取付け孔13と交差する場合には取付け孔
13及びその近傍を除く範囲に渡って分割して形成され
たリブ15bとがあり、凹部一体リブには、フランジ部
11にも延びて蓋10の全幅に渡るリブ15cと実質的
に凹部12の幅にのみ延びる長さのリブ15dとがある
が、リブが延びる幅等についてはその他の形態も勿論採
用することができる。凹部12内では、凹部一体リブ1
5c及び15dは、凹部12の内側底面16及び内側側
面17から一体的に延びており、凹部12からの熱伝達
と、凹部12の補強とを兼ねている。しかしながら、放
熱用リブ15の列は互いに並列に配置されており、しか
も、すべての種類の放熱用リブ15に対して、同一の高
さまで延びて形成されている。
【0025】蓋10の表側において、放熱用リブ15
は、変速機1の長手方向(A−A)、即ち、車両前後方
向沿うように設置されている。車両が走行するとき、変
速機1の回りの空気の流れは、車両方向、即ち、変速機
の長手方向である。従って、蓋10の表側においては、
外気は放熱用リブ15が延びる方向に沿って流れるの
で、放熱用リブ15から空気に効率的に放熱される。
【0026】蓋10の裏側、即ち、ケース2の内部に面
する側には、放熱用リブ15とは直交する縦方向に延び
る複数列の受熱用リブ18が、蓋10と一体的に形成さ
れている。凹部12のケース2内側に複数列の受熱用リ
ブ18を設けることにより、蓋10の潤滑油から熱を受
ける受熱面積が増大する。受熱用リブ18は、互いに平
行な列状に形成されている。また、受熱用リブ18が延
びる方向は、変速機1の長手方向に対して略直角に設定
されているので、変速用歯車の回転によって変速用歯車
の歯先が近接して走行する方向と一致した方向である。
この方向は、変速用歯車等の回転によって攪拌されると
きにケース2内に生じる潤滑油の流れに沿った方向であ
るので、潤滑油の攪拌抵抗が少なくなる。
【0027】更に、変速機1内の油回り性を考慮して、
潤滑油が不足しがちな部位に向けて潤滑油を飛散させる
ように受熱用リブ18の延び方向を設定することもでき
る。即ち、図4は、この発明による変速機のケース構造
において、ケース2に形成される開口4を閉鎖する蓋の
別の例を示す図3に対応したケース内側を示す背面図で
あって、蓋30は、環状のフランジ部31とその内周側
から一体的に延びる凹部とから成る。蓋30の凹部の外
側底面から一体的に延びる受熱用リブ38は、変速用歯
車の回転によって変速用歯車の歯先が近接して走行する
方向と一致した略縦方向であるが、上部が縦方向に対し
て僅かに傾斜して形成されている。歯車変速機構の作動
によって、歯車が回転し潤滑油を掻き上げるときに、傾
斜した受熱用リブ38によって外側底面34との間で形
成される潤滑油の案内送り通路で潤滑油の掻き上げ方向
が案内されて、図4の矢印Jで示すように、潤滑油が不
足しがちな部位に向けて潤滑油の供給方向を定めること
ができる。なお、図4で符号33は取付け孔を示す。
【0028】放熱用リブ15及び受熱用リブ18が補強
作用を備えていることにより、蓋10自体の剛性が向上
すると共に、蓋10をケース2に取り付けたときのケー
ス2の側壁3の剛性をも高めることができる。特に、放
熱用リブ15と受熱用リブ18とが延びる方向が車両の
前後方向とその方向に交差する互いに直交しているため
に、いずれの軸方向の伸びと圧縮、及びいずれの軸回り
の曲げに対しても剛性が高められているので、蓋10
は、どの軸方向の軸力及びどの軸回りの曲げを受けても
変形量が少ない。変速機1のケース2の側壁3に開口4
を形成すると、開口4が存在していることそれ自体に起
因してケース2の剛性が低下するが、上記のように曲げ
剛性が高められた蓋10で開口4を閉鎖することによ
り、ケース2の側壁3の剛性をも高めることができる。
【0029】図5の記載から分かるように、蓋10の放
熱用リブ15は、変速機1の長手方向、即ち、変速機1
が取り付けられる車両の前後方向に沿っている。車両が
走行するとき、変速機1回りの外気は、変速機1の長手
方向に沿って流れ、蓋10においても蓋10に設けられ
ているすべての放熱用リブ15に沿って同等に流れる。
従って、高温になった潤滑油から熱を受けて温度上昇し
た蓋10からは、特定の放熱用リブ15からの放熱量だ
けが多くなるという事態になることなく、平均的に放熱
される。
【0030】図6には、図5に示した変速機1の矢印B
−Bで示す部位において、蓋を除き断面で示した部分断
面図が示されている。歯車変速機構7は、主軸8A、主
軸8Aに設けられている複数の歯車8、主軸8Aと平行
に配設され且つケース2に回転自在に支持されているカ
ウンタ軸9A、及びカウンタ軸9Aに設けられており且
つ歯車8とそれぞれ噛み合って配設されている歯車9か
ら構成されており、歯車8と噛み合う歯車9との歯車列
を選択することによって、入力軸の回転を所定の変速比
で変速して出力軸に出力する。
【0031】既に図2に示したように、蓋10の凹部1
2の外側底面14は、動力取出し軸(PTO軸)の配設
のための開口4の周囲のケース2の内壁面19と滑らか
に接続して、潤滑油の攪拌抵抗を少なくし、且つケース
2内部に収容される潤滑油量を低減させている。また、
受熱用リブ18は、変速用歯車(この例では、カウンタ
軸9Aに設けられている歯車9)の歯先が回る歯先円に
沿った滑らかな先端プロフィールとなるリブ端面20を
有している。従って、歯車9が掻き上げる潤滑油は、凹
部12の外側底面14と受熱用リブ18とで効率良く案
内されると共に、潤滑油の攪拌抵抗が低減され、高温に
なった潤滑油からの熱が広い接触面積を介して効率良く
受熱用リブ18に伝達される。いずれの受熱用リブ18
も、凹部12を介して複数の放熱用リブ15に熱を伝達
し、放熱用リブ15に伝達された熱は、変速機の長手方
向に沿う複数の列を構成する各放熱用リブ15から外気
へ効率良く熱が放熱される。その結果、潤滑油の熱は、
勿論、ケース2の壁部を介して直接冷却されることもあ
るが、蓋10において受熱用リブ18から放熱用リブ1
5に伝達され易くなり、潤滑油を効率良く冷却すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】この発明による変速機のケース構造は、
上記のように構成されているので、次のような効果を奏
する。即ち、この変速機のケース構造においては、ケー
スの動力取出し用の開口を閉鎖する蓋は、蓋の内表面に
は前記潤滑油の熱を受ける受熱用リブが形成され、蓋の
外表面には外気に熱を放散する放熱用リブが形成され
て、潤滑油から受け取った熱を外部に放散させる放熱機
能を備えるので、ケース内で歯車変速機構の作動に伴っ
て、回転する歯車が潤滑油を攪拌することによって潤滑
油の温度が高温になるときには、潤滑油との接触面積が
増大した受熱用リブが潤滑油から効率的に受熱した熱
は、放熱用リブを通じてケースの外部、即ち、外気に逃
がされる。従って、潤滑油の冷却が一層促進され、潤滑
油の高温による劣化を防止すると共に、歯車の歯面疲労
を回避することができる。また、変速機のケースは、従
来、一般的に板物プレス品が採用されているが、剛性及
び板厚の関係から、膜振動・透過音等トランスミッショ
ンからの放射音(ノイズ)に対して、寄与が大であった
が、この変速機のケース構造によれば、ケースがアルミ
ダイカスト製であっても、内外の側でそれぞれ受熱用リ
ブと放熱用リブとを持つことにより、特に両リブを略直
交配置させることになり、カバー自信の剛性が向上し、
放射音を低減させることができる。
【0033】また、蓋の内側に縦方向に形成された受熱
用リブの方向を若干考慮することにより、変速機内部の
潤滑油の掻き上げ方向を矯正することが可能であり、油
の供給が難しい箇所への潤滑油の供給が可能となり、油
回りの不利な箇所の潤滑の改善を行うことができる。更
に、蓋の内壁形状を、動力取出し軸(TPO軸)のため
の開口近傍のケース内壁面に沿わせる、又は、変速用歯
車の歯先径に近い位置に設定することにより、ケース内
の必要潤滑油量が削減される。更にまた、ケースは、そ
の側壁に形成されている動力取出し軸の取出し用開口を
備えることで剛性が低下しているが、取出し用開口を閉
鎖するため、外側と内側とで、例えば略直交するリブを
持つ高い剛性の蓋を、開口に取り付けることにより、低
下したケースの剛性を改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による変速機のケース構造の一実施例
である、変速機ケースに形成された開口を閉鎖する蓋の
ケース外側を示す正面図である。
【図2】図1に示す蓋の断面図である。
【図3】図1に示す蓋のケース内側を示す背面図であ
る。
【図4】この発明による変速機のケース構造において、
ケースに形成される開口を閉鎖する蓋の別の例を示す図
3に対応したケース内側を示す背面図である。
【図5】この発明による変速機のケース構造の全体を示
す側面図である。
【図6】図5に示した変速機1の矢印B−Bで示す部位
において、蓋を除き断面で示した部分断面図である。
【符号の説明】
1 変速機 2 ケース 3 側壁 4 開口 10,30 蓋 11,31 フランジ部 12 凹部 14,34 外側底面 15 放熱用リブ 16 内側底面 17 内側側面 18,38 受熱用リブ 19 内壁面 20 リブ端面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速用歯車を備えた歯車変速機構と前記
    歯車変速機構を潤滑する潤滑油とを収容すると共に前記
    歯車変速機構から動力を取り出すための動力取出し軸が
    挿通可能な開口が側壁に形成されたケース、及び前記歯
    車変速機構からの動力の非取出し状態で前記側壁に取り
    付けられて前記開口を閉鎖する蓋を具備し、前記蓋の内
    表面には前記潤滑油の熱を受ける受熱用リブが形成さ
    れ、前記蓋の外表面には外気に熱を放散する放熱用リブ
    が形成されていることから成る変速機のケース構造。
  2. 【請求項2】 前記受熱用リブは略並列な複数の列に形
    成されており、前記放熱用リブは略並列な複数の列に形
    成されていることから成る請求項1に記載の変速機のケ
    ース構造。
  3. 【請求項3】 前記受熱用リブの列が延びる方向と前記
    放熱用リブの列が延びる方向とは、互いに略直交してい
    ることから成る請求項1又は2に記載の変速機のケース
    構造。
  4. 【請求項4】 前記変速機はその長手方向を前記車両前
    後方向に向けて前記車両に配設されており、前記放熱用
    リブは前記変速機の長手方向に沿って水平方向に設けら
    れ、前記受熱用リブは前記変速機の長手方向に対して略
    直角に設けられていることから成る請求項3に記載の変
    速機のケース構造。
  5. 【請求項5】 前記受熱用リブは、前記ケース内におい
    て前記潤滑油を必要な部位に撥ね上げるため、前記変速
    用歯車の回転によって前記蓋に近接走行する前記変速用
    歯車の歯先の走行方向に対して、前記部位に向かう方向
    に傾斜して形成されていることから成る請求項4に記載
    の変速機のケース構造。
  6. 【請求項6】 前記蓋は、前記側壁に取り付けられる環
    状のフランジ部、及び前記フランジ部の内周側に一体的
    に形成され且つ前記側壁への取付け状態において前記ケ
    ース内に向かって窪むと共に前記受熱用リブが前記ケー
    スの内部に向かって突出した状態に一体的に形成されて
    いる凹部を備えており、前記凹部の前記ケース内に向い
    た底面は、前記ケースの前記開口近傍の内面と滑らかに
    接続するプロフィールに形成されており、前記受熱用リ
    ブの前記ケース内に向く先端部は、前記変速用歯車の外
    径との間に僅かに隙間を置いて対向する先端プロフィー
    ルに形成されていることから成る請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の変速機のケース構造。
  7. 【請求項7】 前記放熱用リブは前記凹部と一体的に形
    成された凹部一体リブを含んでおり、前記凹部一体リブ
    は、前記凹部の内側底面及び内側側面から一体的に前記
    フランジ部の外方に延びる板状形状に形成されているこ
    とから成る請求項6に記載の変速機のケース構造。
  8. 【請求項8】 前記ケース及び前記蓋はアルミダイカス
    ト製であることから成る請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の変速機のケース構造。
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