JP2002004968A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2002004968A
JP2002004968A JP2000188715A JP2000188715A JP2002004968A JP 2002004968 A JP2002004968 A JP 2002004968A JP 2000188715 A JP2000188715 A JP 2000188715A JP 2000188715 A JP2000188715 A JP 2000188715A JP 2002004968 A JP2002004968 A JP 2002004968A
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Shinya Mori
信也 森
Masahiko Narishima
雅彦 成嶋
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Mitsuba Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/22Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system
    • F02M37/32Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements
    • F02M37/52Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements using magnetic means

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料供給装置の燃料吸入部に配されるフィル
タの目詰まりを防止し、もって装置の長寿命化を図る。 【解決手段】 当該燃料供給装置は、燃料タンクと燃料
ポンプ1とを備え、燃料ポンプ1は、ポンプ装置5とフ
ィルタ13を有する。ポンプ装置5はフランジ4内に収
容され、フィルタ13はフランジ4内の燃料吸入部10
に配置される。フランジ4の底部にはリブ22が立設さ
れると共に、リブ22間には集塵槽23が形成され、両
者により燃料吸入部10が形成される。集塵槽23は、
燃料に対し沈澱槽的な役割を果たし、燃料内に含まれる
異物は集塵槽内に沈澱し捕捉される。これにより、効果
的に燃料中のゴミを分離除去され、フィルタの目詰まり
防止が図られる。また、リブ22により、フランジ4自
体の強度アップも図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料供給装置に関
し、特に、燃料タンク内にポンプ装置を配置したインタ
ンク形式の燃料ポンプを有する燃料供給装置に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、二輪車や四輪車などの燃料供
給装置としては、燃料タンク内にポンプ装置やストレー
ナ等を配置したいわゆるインタンク形式の燃料ポンプが
広く用いられている。例えば、特開平11−20097
4号公報には、このような燃料供給装置のうち、燃料タ
ンク上面側からポンプモジュールを取り付ける形式のイ
ンタンク式燃料ポンプが開示されている。
【0003】図5は、前記公報の燃料ポンプの構成を示
す断面図である。図5に示すように、当該燃料ポンプで
は、ポンプケース51とフランジ部材52の中に、ポン
プ本体53とフィルタ本体54、プレッシャレギュレー
タ55を収容している。燃料は、サクションフィルタ5
6を介して吸入され、ポンプ本体53からフィルタ本体
54へと送られる。そして、フィルタ本体54にて異物
を除去された後、燃料供給管57から燃料タンク外へと
送出される。
【0004】一方、燃料タンクの底面側から取り付ける
タイプのものとしては、例えば、フランジと呼ばれるカ
ップ状の部材中に、ポンプやストレーナ、プレッシャレ
ギュレータ等を収容してポンプモジュールを構成したも
のが知られている。この場合、燃料は、フランジ底部に
配したフィルタを介して吸い上げられ、ストレーナへと
送られる。そして、ストレーナにて異物を除去された
後、エンジン側に送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後者のよう
にフランジ底部にフィルタを配し、そこから燃料を吸い
上げる構造のものでは、フランジ底部に溜まった燃料中
のゴミを吸い上げ易いという問題があった。このため、
フィルタが目詰まりを起こし易く、そのメンテナンスを
高頻度で行わなければならず、装置寿命の観点からもそ
の改善が望まれていた。
【0006】また、前者の装置においても、サクション
フィルタ56が燃料タンク底部に配設されるため、フィ
ルタが底付きするとタンク底部に溜まったゴミを吸い込
み易く、前述同様の問題を生じる。
【0007】本発明の目的は、燃料供給装置の燃料吸入
部に配されるフィルタの目詰まりを防止し、もって装置
の長寿命化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料供給装置
は、燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料タンク内に
配置され、前記燃料をエンジンに供給する燃料ポンプと
を備えてなる燃料供給装置であって、前記燃料ポンプ
は、前記燃料を吸入して前記エンジン側に送出するポン
プ装置と、前記ポンプ装置の前段に設けられ前記ポンプ
装置に吸入される前記燃料に含まれる異物を濾過するフ
ィルタとを備え、前記燃料タンクは、前記フィルタが配
置される燃料吸入部に、前記燃料内の異物を捕捉する集
塵部を有することを特徴とする。
【0009】これにより、ポンプ装置に吸引される以前
に燃料から異物をある程度除去することができ、フィル
タにて除去される異物が減少し、その分フィルタの目詰
まりを予防することができる。従って、フィルタの寿命
を延ばし、燃料ポンプの耐久性向上を図ることが可能と
なり、また、フィルタの小型化も可能となる。
【0010】また、前記燃料タンクに、前記燃料を一時
的に貯留しその内部に前記燃料吸入部が形成されたリザ
ーバを設け、前記リザーバの底部に前記集塵部を形成す
るようにしても良く、この場合、前記集塵部として、前
記リザーバの底面にリブを立設すると共に、前記リブ間
に、燃料中の異物が捕捉される集塵槽を設けても良い。
【0011】このように、集塵部をリブと集塵槽を備え
た構成とすることにより、集塵槽が燃料に対し沈澱槽的
な役割を果たし、燃料内に含まれる異物が集塵槽内に沈
澱し捕捉される。そしてこれにより、効果的に燃料中の
ゴミを分離除去することができる。また、集塵部にリブ
を設けることにより、リザーバ自体の強度アップをも図
ることが可能となる。従って、強度面からも燃料ポンプ
の耐久性向上を図ることが可能となる。さらに、リブの
設置により、燃料タンク内の無効燃料残量が確保され、
燃料タンク内をガソリンリッチの雰囲気に維持しておく
ことができ、安全性の向上を図ることが可能となる。
【0012】さらに、前記集塵部として、前記燃料吸入
部において前記燃料タンクの底面からリブを立設させる
と共に、前記リブ間に、燃料中の異物が捕捉される集塵
槽を設けても良い。これにより、集塵槽が燃料タンク内
において沈澱槽的な役割を果たし、燃料内に含まれる異
物が集塵槽内に沈澱し捕捉され、効果的に燃料中のゴミ
を分離除去することができる。また、集塵部にリブを設
けることにより、燃料タンク自体の強度アップをも図る
ことが可能となり、強度面からも燃料タンクの耐久性向
上を図ることが可能となる。
【0013】加えて、前記燃料ポンプに、前記ポンプ装
置を収容しその内部に前記燃料吸入部が形成されたフラ
ンジ部材を設け、前記フランジ部材の底部に前記集塵部
を設けても良い。また、この場合、前記集塵部として、
前記フランジ部材の底面にリブを立設すると共に、前記
リブ間に、燃料中の異物が捕捉される集塵槽を設けても
良い。なお、前記フランジ部材は、前記燃料を一時的に
貯留するリザーバとして機能するよう構成しても良い。
【0014】これにより、集塵槽がフランジ部材内にお
いて沈澱槽的な役割を果たし、燃料内に含まれる異物が
集塵槽内に沈澱し捕捉され、効果的に燃料中のゴミを分
離除去することができる。また、集塵部にリブを設ける
ことにより、フランジ部材自体の強度アップをも図るこ
とが可能となり、強度面からもフランジ部材の耐久性向
上を図ることが可能となる。
【0015】一方、前記集塵部として磁石を用いても良
く、この場合、前記磁石は、燃料タンク底部やリザーバ
底部、フランジ部材底部に配設され、リブを有する集塵
部では前記集塵槽内に配置することも可能である。ま
た、樹脂製の燃料タンクやフランジ部材等の場合は、成
形時にインサートモールドすることも可能である。そし
てこれにより、燃料中の鉄粉などの異物をより効果的に
捕捉することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態である燃料供給装置の構成を示す説明図、図2は図1
の燃料供給装置にて使用される燃料ポンプの断面図であ
る。
【0017】燃料供給装置100は、二輪車用のガソリ
ン供給装置であり、図1に示すように、燃料タンク2
と、燃料タンク2内に配置された燃料ポンプ1とから構
成されている。燃料ポンプ1は、燃料タンク2の底面2
aに形成された開口3に、燃料タンク2の下側から取り
付けられる。燃料ポンプ1は、図2に示すように、カッ
プ状のフランジ(フランジ部材)4にポンプ装置5、ス
トレーナ6、プレッシャレギュレータ7などを収容して
モジュール化した構成となっている。そして、ポンプ装
置5によって吸い上げた燃料をストレーナ6によって清
浄化し、プレッシャレギュレータ7によって所定の圧力
に調整した上で、燃料配管43を介してエンジンに燃料
42を供給している。
【0018】フランジ4は、底板4aと側壁部4bとか
らなり、合成樹脂によって一体に成形される。そして、
底板4aをパッキン8を介して開口3に油密に取り付け
ることにより、燃料ポンプ1は燃料タンク2に装着され
る。
【0019】フランジ4の内部は空間となっており、燃
料ポンプ1では、この空間はポンプ装置5等を収容する
と共に、サブタンク16としても機能している。つま
り、フランジ4はいわゆるリザーバとしても機能してお
り、坂道や車体の揺れ等によって燃料供給に不都合が生
じないよう、ポンプ装置5によって吸い込まれる燃料が
側壁部4b内に一時貯留されるようになっている。
【0020】側壁部4bの上部には、図1,2に示すよ
うに、サブタンク16の蓋となるホルダ9が取り付けら
れている。そして、ポンプ装置5とストレーナ6は、こ
のホルダ9によって保持された状態でフランジ4内に収
容される。
【0021】フランジ4内のポンプ装置5の下側には、
燃料吸入部10が形成されており、サブタンク16の底
部から燃料を取り入れるようになっている。燃料吸入部
10には、フィルタ13が配置されており、燃料中の粗
ゴミなどの異物はここで取り除かれる。
【0022】ここで、当該燃料供給装置100では、こ
の燃料吸入部10に、燃料中の異物をフィルタ13の前
段階にて捕捉する集塵部21が設けられている。図3は
集塵部の構成を示す平面図、図4は燃料吸入部10にお
ける集塵部21およびフィルタ13の配置状態を示す説
明図である。
【0023】図1〜3に示すように、集塵部21はフラ
ンジ4の底部に形成される。この集塵部21は、フラン
ジ4の底板4a内面に立設されたリブ22と、リブ22
の間の空隙により形成される集塵槽23とから構成され
ている。そして、図4に示すように、ポンプ装置5のフ
ィルタ13がリブ22の上面に載置される。この場合、
集塵槽23は燃料42に対し沈澱槽的な役割を果たし、
燃料42内に含まれる異物25は集塵槽23内に沈澱し
捕捉される。これにより、ポンプ装置5に吸引される以
前に燃料42から異物がある程度除去され、フィルタ1
3を通過する燃料に含まれる異物が減少する。従って、
その分フィルタ13の目詰まりを防止することができ、
フィルタ寿命を延ばし、燃料ポンプ5の耐久性向上が図
られる。
【0024】また、集塵部21は、フランジ4の底部に
形成されたリブ22から構成されるため、フランジ4自
体の強度アップをも図ることが可能となる。従って、強
度という観点においても、燃料ポンプ5の耐久性の向上
を図ることが可能となる。
【0025】さらに、リブ22を設けたことにより、燃
料タンク2内の無効燃料残量の確保も図れる。ここで、
燃料ポンプ1が燃料タンク2内の燃料を全て吸引してし
まうと、燃料タンク2内の空燃比によっては(約14
%)例えばコミテータの火花等が引火するおそれがあ
る。ところが、当該燃料供給装置100では、ポンプ装
置5のフィルタ13がリブ22の上面に載置されている
ため、集塵槽23に溜まった燃料は吸引されず、燃料タ
ンク2内に残存する。すなわち、燃料を全て吸い尽くす
ことなく、所定量だけ燃料タンク2内に残し、燃料タン
ク2内をガソリンリッチの雰囲気に維持しておくことが
できる。従って、コミテータ火花等の引火を防止でき、
安全性を向上させることが可能となる。
【0026】また、図2,4にて一点鎖線にて示すよう
に、各集塵槽23の底部に磁石24を配設しても良い。
これにより、燃料42中の鉄粉などの異物をより効果的
に捕捉することが可能となる。
【0027】なお、図5の従来の装置においても、フラ
ンジ部材52にはリブ58が形成されている。しかしな
がら、図5の装置のリブ58は、当該燃料ポンプ1にお
けるストレーナ6に相当するフィルタ本体54の後段位
置に設けられており、集塵効果は有しておらず、本発明
のリブ22とは技術的に異なる構成である。
【0028】一方、ポンプ装置5とストレーナ6との間
は、チェックバルブを内蔵した連結カバー11によって
接続されている。連結カバー11に内蔵されたチェック
バルブは、連結カバー内に形成された燃料流路に組み込
まれており、ここでストレーナ6側からポンプ装置5側
に燃料が逆流するのを防止している。このチェックバル
ブは、弁体をバネによって燃料流路の小径部に押し付け
る構成となっており、ポンプ装置5の吐出力によってバ
ネを押し込むことによりポンプ側からは燃料が流通す
る。逆に、ストレーナ6側からは弁体によって燃料の流
通が阻まれる。
【0029】また、ポンプ装置5とストレーナ6はホル
ダ9に保持されると共に、その上部において連結カバー
11により連結保持される。すなわち、当該燃料ポンプ
1では、ポンプ装置5とストレーナ6の上方に連結カバ
ー11のみを配するだけで両者を接続できる。
【0030】ストレーナ6の下部にはジョイント12が
取り付けられており、このジョイント12にはプレッシ
ャレギュレータ7が接続されている。ジョイント12は
ストレーナ6の下部と、フランジ4の底部との間に介設
されており、その中央部にプレッシャレギュレータ7が
接続されている。そして、ポンプ装置5から送られてき
た燃料がここで調圧されてエンジンへと送られ、余分な
燃料はプレッシャレギュレータ7より燃料タンク2へと
戻される。
【0031】なお、当該燃料ポンプ1はいわゆるリター
ンレスシステムを採用した燃料供給系にて使用され、プ
レッシャレギュレータ7が燃料供給装置側に設けられて
いる。また、ここではプレッシャレギュレータ7がサブ
タンク16内に配設されており、プレッシャレギュレー
タ7からのリターン燃料は全てサブタンク16内に戻さ
れる。従って、本発明による燃料ポンプ1では、サブタ
ンク16内の燃料42をサブタンク16外に戻すような
無駄をなくすことができ、燃料を安定的にエンジンに供
給できるようになっている。
【0032】ジョイント12の内部には燃料流路が形成
されており、この流路はフランジ4の下面に設けられた
燃料送給口15と連通している。そして、ポンプ装置5
によって吸い上げられた燃料は、連結カバー11、スト
レーナ6、ジョイント12を介して燃料送給口15に送
られ、ここから燃料配管43によってエンジンへと送ら
れる。この際、燃料配管43に送られる燃料はプレッシ
ャレギュレータ7によって調圧され、このときに余剰と
なった燃料は前述のようにサブタンク16内にリターン
される。
【0033】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0034】たとえば、フランジ4を側壁部4bのみに
て構成し、これを燃料タンク2の底面に載置して燃料タ
ンク2内にリザーバを形成しても良い。このリザーバの
内部にはサブタンク16が形成され、そこに燃料ポンプ
1が配設される。リザーバの底部には、集塵部21を備
えた燃料吸入部10が形成される。そして、集塵部21
のリブ22上にフィルタ13が配置される。
【0035】また、前記リザーバを形成することなく、
燃料タンク2の底部に集塵部21を形成しても良い。こ
の場合、燃料タンク2の底部に、リブ22により集塵部
21を形成すれば、燃料タンク2の自体の強度アップを
図ることも可能である。なお、集塵部21にリブ22を
形成することなく、磁石24のみで構成しても良い。
【0036】さらに、前述の燃料ポンプ1は、燃料タン
ク2の下面側から取り付ける構成となっているが、図5
の装置のようにタンク上面側から取り付けるものに本発
明を適用することも可能である。この場合、図5の装置
におけるサクションフィルタ56を集塵部21の上方も
しくは上面に配置することになる。
【0037】一方、前述の実施の形態では、本発明を自
動二輪車用の燃料供給装置に適用した例を説明したが、
本発明の適用対象は二輪車用には限られず、四輪自動車
や、ゴルフカート、芝刈り車等の作業用車両、産業機
械、携帯発電機など、内燃機関を駆動源とする機械の燃
料供給装置として広く適用することができる。また、供
給する燃料もガソリンには限定されず、軽油や灯油、ま
たはメタノール等であっても良い。
【0038】
【発明の効果】本発明の燃料供給装置によれば、燃料タ
ンク内において、その内部に配設した燃料ポンプが燃料
を吸入する部位である燃料吸入部に、燃料内の異物を捕
捉する集塵部を設けたことにより、燃料内の異物をポン
プ装置に吸引される以前に集塵部にて予め低減させるこ
とができる。従って、フィルタを通過する燃料に含まれ
る異物が減少し、その分フィルタの目詰まりを予防して
その寿命を延ばすことができ、燃料ポンプの耐久性向上
やその小型化を図ることが可能となる。
【0039】また、集塵部をリブと集塵槽を備えた構成
としたことにより、集塵槽が燃料に対し沈澱槽的な役割
を果たし、燃料内に含まれる異物が集塵槽内に沈澱し捕
捉され、効果的に燃料中のゴミを分離除去することがで
きる。さらに、リブの設置により、燃料タンクやリザー
バ、フランジ部材などの強度アップをも図ることも可能
となり、強度面からも燃料供給装置の耐久性向上を図る
ことが可能である。加えて、リブの設置により、燃料タ
ンク内の無効燃料残量が確保され、燃料タンク内をガソ
リンリッチの雰囲気に維持しておくことができ、安全性
向上を図ることが可能となる。
【0040】さらに、集塵部に磁石を用いることによ
り、燃料中の鉄粉などの異物をより効果的に捕捉するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である燃料供給装置の構
成を示す説明図である。
【図2】図1の燃料供給装置にて使用される燃料ポンプ
の断面図である。
【図3】集塵部の構成を示す平面図である。
【図4】燃料吸入部における集塵部とフィルタの配置状
態を示す説明図である。
【図5】従来の燃料ポンプの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料ポンプ 2 燃料タンク 2a 底面 3 開口 4 フランジ(フランジ部材) 4a 底板 4b 側壁部 5 ポンプ装置 6 ストレーナ 7 プレッシャレギュレータ 8 パッキン 9 ホルダ 10 燃料吸入部 11 連結カバー 12 ジョイント 13 フィルタ 15 燃料送給口 16 サブタンク 21 集塵部 22 リブ 23 集塵槽 24 磁石 25 異物 42 燃料 43 燃料配管 51 ポンプケース 52 フランジ部材 53 ポンプ本体 54 フィルタ本体 55 プレッシャレギュレータ 56 サクションフィルタ 57 燃料供給管 58 リブ 100 燃料供給装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料
    タンク内に配置され、前記燃料をエンジンに供給する燃
    料ポンプとを備えてなる燃料供給装置であって、 前記燃料ポンプは、前記燃料を吸入して前記エンジン側
    に送出するポンプ装置と、前記ポンプ装置の前段に設け
    られ前記ポンプ装置に吸入される前記燃料に含まれる異
    物を濾過するフィルタとを備え、 前記燃料タンクは、前記フィルタが配置される燃料吸入
    部に、前記燃料内の異物を捕捉する集塵部を有すること
    を特徴とする燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料供給装置において、
    前記燃料タンクは、前記燃料を一時的に貯留しその内部
    に前記燃料吸入部が形成されたリザーバを有し、前記リ
    ザーバの底部に前記集塵部を設けたことを特徴とする燃
    料供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の燃料供給装置において、
    前記集塵部は、前記リザーバの底面に立設したリブと、
    前記リブ間に形成された集塵槽とを有してなることを特
    徴とする燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の燃料供給装置において、
    前記集塵部は、前記燃料吸入部において前記燃料タンク
    の底面に立設したリブと、前記リブ間に形成された集塵
    槽とを有してなることを特徴とする燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の燃料供給装置において、
    前記燃料ポンプは、前記ポンプ装置を収容しその内部に
    前記燃料吸入部が形成されたフランジ部材を有し、前記
    フランジ部材の底部に前記集塵部を設けたことを特徴と
    する燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の燃料供給装置において、
    前記集塵部は、前記フランジ部材の底面に立設したリブ
    と、前記リブ間に形成された集塵槽とを有してなること
    を特徴とする燃料供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の燃料供給装置において、
    前記フランジ部材は、前記燃料を一時的に貯留するリザ
    ーバとして機能することを特徴とする燃料供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃
    料供給装置において、前記集塵部は磁石を有することを
    特徴とする燃料供給装置。
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