JP2002003354A - ヒノキチオール含有口腔用組成物 - Google Patents
ヒノキチオール含有口腔用組成物Info
- Publication number
- JP2002003354A JP2002003354A JP2000188827A JP2000188827A JP2002003354A JP 2002003354 A JP2002003354 A JP 2002003354A JP 2000188827 A JP2000188827 A JP 2000188827A JP 2000188827 A JP2000188827 A JP 2000188827A JP 2002003354 A JP2002003354 A JP 2002003354A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinokitiol
- resin
- oral cavity
- coated
- baked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】抗炎症、抗菌作用を有するヒノキチオールの保
存安定性が向上した口腔用組成物の提供。 【解決手段】 ヒノキチオールを含有すると共に、エチ
ルアルコールを1質量%以上配合した親水性ペースト状
口腔用組成物を、内面をフェノール樹脂、ブチラール樹
脂もしくはこれらを混合した樹脂、或いはポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂の一種
もしくは二種以上の混合樹脂でコーティングし、焼き付
けたアルミニウムチューブに充填する。
存安定性が向上した口腔用組成物の提供。 【解決手段】 ヒノキチオールを含有すると共に、エチ
ルアルコールを1質量%以上配合した親水性ペースト状
口腔用組成物を、内面をフェノール樹脂、ブチラール樹
脂もしくはこれらを混合した樹脂、或いはポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂の一種
もしくは二種以上の混合樹脂でコーティングし、焼き付
けたアルミニウムチューブに充填する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒノキチオール及
びエチルアルコールを含有する軟膏や歯磨などの親水性
のペースト状口腔用組成物に関し、特にヒノキチオール
の保存安定性を高めた口腔用組成物に関する。
びエチルアルコールを含有する軟膏や歯磨などの親水性
のペースト状口腔用組成物に関し、特にヒノキチオール
の保存安定性を高めた口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、口腔内の歯肉炎・歯槽膿漏の予防、治療を目的とし
て、組織の収斂、抗炎症作用と抗菌作用を有するヒノキ
チオールを軟膏や歯磨等の口腔用組成物に配合すること
が知られている。
り、口腔内の歯肉炎・歯槽膿漏の予防、治療を目的とし
て、組織の収斂、抗炎症作用と抗菌作用を有するヒノキ
チオールを軟膏や歯磨等の口腔用組成物に配合すること
が知られている。
【0003】しかしながら、ヒノキチオールは、容器の
材質が金属であれば反応して含量低下を生じ、プラスチ
ックでは吸着、移行をおこし、含量低下をおこす。これ
に対して、ヒノキチオールを含む口腔用組成物に水易溶
性無機塩を含有させ、内面が合成樹脂により形成されて
いる容器に充填し、安定化を図ることが提案されている
(特開平4−198121号公報)。
材質が金属であれば反応して含量低下を生じ、プラスチ
ックでは吸着、移行をおこし、含量低下をおこす。これ
に対して、ヒノキチオールを含む口腔用組成物に水易溶
性無機塩を含有させ、内面が合成樹脂により形成されて
いる容器に充填し、安定化を図ることが提案されている
(特開平4−198121号公報)。
【0004】ところが、ヒノキチオールは、光に対して
も不安定であり、わずかな光の透過でも含量低下をおこ
す。この点でプラスチックチューブではヒノキチオール
の光に対する安定化はできない。これに対する遮光性の
チューブとしては、内面合成樹脂焼き付けコーティング
金属チューブやラミネートチューブがある。しかし、ラ
ミネートチューブでは中間層にアルミ箔をいれることか
ら、製造上チューブ全体を完全遮光とすることは技術的
に困難で、コストが高くなる。そこで、チューブ胴部の
みにアルミ箔をいれるのが一般的であるため、ヒノキチ
オールの光に対する安定化には不十分である。
も不安定であり、わずかな光の透過でも含量低下をおこ
す。この点でプラスチックチューブではヒノキチオール
の光に対する安定化はできない。これに対する遮光性の
チューブとしては、内面合成樹脂焼き付けコーティング
金属チューブやラミネートチューブがある。しかし、ラ
ミネートチューブでは中間層にアルミ箔をいれることか
ら、製造上チューブ全体を完全遮光とすることは技術的
に困難で、コストが高くなる。そこで、チューブ胴部の
みにアルミ箔をいれるのが一般的であるため、ヒノキチ
オールの光に対する安定化には不十分である。
【0005】従って、前記技術を満足する可能性がある
ものは、内面合成樹脂焼き付けコーティング金属チュー
ブのみであり、そのコーティング剤は、そのコーティン
グのしやすさから、エポキシ樹脂又はエポキシ樹脂と他
の樹脂を混合したものが一般的に使用される。しかし、
樹脂層の種類によっては、ヒノキチオールの吸着、移行
が激しく生じる。また、組成上水易溶性無機塩を配合す
る必要があるため、製剤設計上制約がでるため不都合で
あり、前記技術は、ヒノキチオールの安定化には不十分
である。
ものは、内面合成樹脂焼き付けコーティング金属チュー
ブのみであり、そのコーティング剤は、そのコーティン
グのしやすさから、エポキシ樹脂又はエポキシ樹脂と他
の樹脂を混合したものが一般的に使用される。しかし、
樹脂層の種類によっては、ヒノキチオールの吸着、移行
が激しく生じる。また、組成上水易溶性無機塩を配合す
る必要があるため、製剤設計上制約がでるため不都合で
あり、前記技術は、ヒノキチオールの安定化には不十分
である。
【0006】ところで、齲蝕、歯周病の原因が歯垢にあ
ることは広く知られていることであるが、歯垢は歯牙表
面や歯と歯肉の間、歯周ポケットなどに強固に付着、蓄
積し、症状を悪化させる。しかも歯垢は、その下部にあ
る患部を覆っていることから、薬剤が効果的に作用しな
い。そこで、エチルアルコールを配合し、成分の浸透性
を高めたり、溶解性を高め、齲蝕、歯周病などの口腔疾
患の予防、治療効果をあげることが多い。
ることは広く知られていることであるが、歯垢は歯牙表
面や歯と歯肉の間、歯周ポケットなどに強固に付着、蓄
積し、症状を悪化させる。しかも歯垢は、その下部にあ
る患部を覆っていることから、薬剤が効果的に作用しな
い。そこで、エチルアルコールを配合し、成分の浸透性
を高めたり、溶解性を高め、齲蝕、歯周病などの口腔疾
患の予防、治療効果をあげることが多い。
【0007】しかしながら、ヒノキチオールとエタノー
ルを組み合わせると、内面合成樹脂焼き付けコーティン
グ金属チューブの樹脂面を侵す力が極めて強くなり、劣
化をおこすことから、ヒノキチオールを安定に配合する
ことができなかった。
ルを組み合わせると、内面合成樹脂焼き付けコーティン
グ金属チューブの樹脂面を侵す力が極めて強くなり、劣
化をおこすことから、ヒノキチオールを安定に配合する
ことができなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
口腔内疾患、特に歯周病の予防、治療に重要なヒノキチ
オールとエチルアルコールを含有する軟膏や歯磨などの
親水性ペースト状口腔用組成物中のヒノキチオールの保
存安定性を高めた口腔用組成物を提供することを目的と
する。
口腔内疾患、特に歯周病の予防、治療に重要なヒノキチ
オールとエチルアルコールを含有する軟膏や歯磨などの
親水性ペースト状口腔用組成物中のヒノキチオールの保
存安定性を高めた口腔用組成物を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結
果、ヒノキチオールを含有し、エチルアルコールを1質
量%以上配合した親水性ペースト状口腔用組成物を、内
面がフェノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単
独又は混合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアル
ミニウムチューブ、或いは内面がポリアミド樹脂、ポリ
イミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる一
種又は二種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けたア
ルミニウムチューブに充填することにより、コーティン
グの劣化や剥がれや内容物の品質劣化を招かず、ヒノキ
チオールの耐光性に全く問題がなく、チューブヘの移行
がなく、充填量のいかんにかかわらずヒノキチオールを
安定化する方法が得られることを見出し、本発明をなす
に至った。
発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結
果、ヒノキチオールを含有し、エチルアルコールを1質
量%以上配合した親水性ペースト状口腔用組成物を、内
面がフェノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単
独又は混合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアル
ミニウムチューブ、或いは内面がポリアミド樹脂、ポリ
イミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる一
種又は二種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けたア
ルミニウムチューブに充填することにより、コーティン
グの劣化や剥がれや内容物の品質劣化を招かず、ヒノキ
チオールの耐光性に全く問題がなく、チューブヘの移行
がなく、充填量のいかんにかかわらずヒノキチオールを
安定化する方法が得られることを見出し、本発明をなす
に至った。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係わる口腔用組成物は、ヒノキチオールとエチ
ルアルコールを含有するものであり、それを内面がフェ
ノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単独又は混
合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニウム
チューブ、或いは内面がポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる一種又は二
種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニウ
ムチューブに充填することよりなるものである。
本発明に係わる口腔用組成物は、ヒノキチオールとエチ
ルアルコールを含有するものであり、それを内面がフェ
ノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単独又は混
合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニウム
チューブ、或いは内面がポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる一種又は二
種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニウ
ムチューブに充填することよりなるものである。
【0011】ここで、本発明の口腔用組成物において、
ヒノキチオールの配合量は適宜選定し得るが、通常組成
物全体の0.01〜1%(質量百分率、以下同じ)であ
る。更に好適には0.01〜0.5%である。0.01
%未満であるとヒノキチオールの薬剤としての効果を示
さず、1%より多いと香味、安全性の点で問題が生じる
場合がある。
ヒノキチオールの配合量は適宜選定し得るが、通常組成
物全体の0.01〜1%(質量百分率、以下同じ)であ
る。更に好適には0.01〜0.5%である。0.01
%未満であるとヒノキチオールの薬剤としての効果を示
さず、1%より多いと香味、安全性の点で問題が生じる
場合がある。
【0012】一方、エチルアルコールの配合量も適宜選
定されるが、その配合量は1%以上、特に1〜50%で
ある。更に好適には1〜30%である。50%より多い
と、刺激、安全性の点で問題が生じる場合がある。
定されるが、その配合量は1%以上、特に1〜50%で
ある。更に好適には1〜30%である。50%より多い
と、刺激、安全性の点で問題が生じる場合がある。
【0013】また、本発明に係わる口腔用組成物は、歯
肉炎・歯槽膿漏、齲蝕などの口腔内疾患の予防、治療を
目的とする軟膏や歯磨などの親水性のペースト状のもの
であり、それには上述した成分に加えて更にその目的、
組成物の種類等に応じた適宜な成分を配合することがで
きる。
肉炎・歯槽膿漏、齲蝕などの口腔内疾患の予防、治療を
目的とする軟膏や歯磨などの親水性のペースト状のもの
であり、それには上述した成分に加えて更にその目的、
組成物の種類等に応じた適宜な成分を配合することがで
きる。
【0014】例えば、上述した成分に加えて、更に、各
種有効成分として、塩化セチルピリジニウム、塩化ベン
ゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチ
ルフェノール、クロルヘキシジン塩類等の殺菌剤、シコ
ンエキス、トリアムシノロンアセトニドなどの口内炎用
薬理成分、セファレキシン、塩酸テトラサイクリン、塩
酸ミノサイクリン、フラジオマイシンなどの歯肉炎用薬
理成分の他、塩酸プロカイン、塩酸テトラカイン、塩酸
ジブカイン、ベンゾカイン、プロスタグランジンF2、
インドメタシン、イブプロフェン、塩化リゾチーム、デ
キストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、アラントイ
ン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、グリチルレチン酸、塩化ナ
トリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン
酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロール、ア
ズレン、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、
銅クロロフィンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合
物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリ
ウム、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、フッ化
ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フ
ッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフ
ッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩などの水
溶性リン酸化合物、メトキシエチレン、無水マレイン酸
共重合体、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレス
テロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、ト
ウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリ
ー、オウゴン、ベニバナなどの抽出物等が挙げられる。
種有効成分として、塩化セチルピリジニウム、塩化ベン
ゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチ
ルフェノール、クロルヘキシジン塩類等の殺菌剤、シコ
ンエキス、トリアムシノロンアセトニドなどの口内炎用
薬理成分、セファレキシン、塩酸テトラサイクリン、塩
酸ミノサイクリン、フラジオマイシンなどの歯肉炎用薬
理成分の他、塩酸プロカイン、塩酸テトラカイン、塩酸
ジブカイン、ベンゾカイン、プロスタグランジンF2、
インドメタシン、イブプロフェン、塩化リゾチーム、デ
キストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、アラントイ
ン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、グリチルレチン酸、塩化ナ
トリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン
酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロール、ア
ズレン、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、
銅クロロフィンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合
物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリ
ウム、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、フッ化
ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フ
ッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフ
ッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩などの水
溶性リン酸化合物、メトキシエチレン、無水マレイン酸
共重合体、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレス
テロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、ト
ウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリ
ー、オウゴン、ベニバナなどの抽出物等が挙げられる。
【0015】また、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性
剤、甘味剤、防腐剤、色素等を配合できる。ここで研磨
剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリ
ケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2
リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アル
ミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼ
オライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が
挙げられる(通常配合量3〜60%)。
剤、甘味剤、防腐剤、色素等を配合できる。ここで研磨
剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリ
ケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2
リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アル
ミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼ
オライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が
挙げられる(通常配合量3〜60%)。
【0016】粘稠剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリット、マルチット、ラクチット等(通常配合量1
〜70%)、粘結剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギ
ーナン、カルボキシビニルポリマー、グアガム、モンモ
リロナイト、ゼラチン等(通常配合量0.1〜5%)が
例示される。
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリット、マルチット、ラクチット等(通常配合量1
〜70%)、粘結剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギ
ーナン、カルボキシビニルポリマー、グアガム、モンモ
リロナイト、ゼラチン等(通常配合量0.1〜5%)が
例示される。
【0017】また、界面活性剤としては、アニオン性界
面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤を本発明の効果が妨げられない範囲
で配合することができ、具体的にはラウリル硫酸ナトリ
ウム、ショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステ
ル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸
エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
(10,20,40,60,80,100モル)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合物及びポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンモノラウリルエス
テル等のポリエチレンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコ
ール、多価アルコール及びポリプロピレンオキサイドと
の縮合生成物、アルキロールアマイド、2−アルキル−
N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタイン等が挙げられる。なお、これら界面活
性剤の配合量は0〜10%、好ましくは0.1〜5%で
ある。
面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤を本発明の効果が妨げられない範囲
で配合することができ、具体的にはラウリル硫酸ナトリ
ウム、ショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステ
ル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸
エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
(10,20,40,60,80,100モル)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合物及びポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンモノラウリルエス
テル等のポリエチレンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコ
ール、多価アルコール及びポリプロピレンオキサイドと
の縮合生成物、アルキロールアマイド、2−アルキル−
N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタイン等が挙げられる。なお、これら界面活
性剤の配合量は0〜10%、好ましくは0.1〜5%で
ある。
【0018】更に、甘味剤としては、サッカリンナトリ
ウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシ
シンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカ
ルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラオキシ
安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、着色剤とし
ては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が例示され
る。なお、これら成分の配合量は、本発明の効果を妨げ
ない範囲で通常量とすることができる。
ウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシ
シンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカ
ルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラオキシ
安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、着色剤とし
ては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が例示され
る。なお、これら成分の配合量は、本発明の効果を妨げ
ない範囲で通常量とすることができる。
【0019】本発明では、上記組成物を、(i)内面が
フェノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単独又
は混合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニ
ウムチューブ、又は(ii)内面がポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる
一種又は二種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けた
アルミニウムチューブに充填するもので、これによりヒ
ノキチオールの安定化が図られるものである。
フェノール樹脂及びブチラール樹脂から選ばれる単独又
は混合した樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニ
ウムチューブ、又は(ii)内面がポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる
一種又は二種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けた
アルミニウムチューブに充填するもので、これによりヒ
ノキチオールの安定化が図られるものである。
【0020】ここで、(i)のチューブにおいて、その
コーティング樹脂であるフェノール樹脂、ブチラール樹
脂は、それぞれ単独でも、混合して使用してもよいが、
混合して用いた方がよい。この場合、フェノール樹脂と
ブチラール樹脂の混合比は質量比として95:5〜6
0:40である。より好ましくは90:10〜70:3
0である。フェノール樹脂の割合が95より多くなると
形成する樹脂層が硬く、脆くなるため、亀裂、剥がれが
起きやすくなるおそれがある。ブチラール樹脂の割合が
40より多くなると、ヒノキチオールの樹脂面への吸
着、移行が多くなるおそれがある。
コーティング樹脂であるフェノール樹脂、ブチラール樹
脂は、それぞれ単独でも、混合して使用してもよいが、
混合して用いた方がよい。この場合、フェノール樹脂と
ブチラール樹脂の混合比は質量比として95:5〜6
0:40である。より好ましくは90:10〜70:3
0である。フェノール樹脂の割合が95より多くなると
形成する樹脂層が硬く、脆くなるため、亀裂、剥がれが
起きやすくなるおそれがある。ブチラール樹脂の割合が
40より多くなると、ヒノキチオールの樹脂面への吸
着、移行が多くなるおそれがある。
【0021】また、(ii)のチューブにおいて、その
コーティング樹脂であるポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂は、脂肪族系でも芳香族系で
もよく、また、それぞれ単独でも、混合して使用しても
よい。なお、アルミニウムチューブの内面にスプレー
し、焼き付けてコートすることから、安全性の高い、沸
点の高すぎない溶媒に溶解でき、スプレーしやすい液と
なること、また、焼き付け時に分解せず、良好にコート
できるグレード、組み合わせ及び比率を選択すればよ
い。
コーティング樹脂であるポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂は、脂肪族系でも芳香族系で
もよく、また、それぞれ単独でも、混合して使用しても
よい。なお、アルミニウムチューブの内面にスプレー
し、焼き付けてコートすることから、安全性の高い、沸
点の高すぎない溶媒に溶解でき、スプレーしやすい液と
なること、また、焼き付け時に分解せず、良好にコート
できるグレード、組み合わせ及び比率を選択すればよ
い。
【0022】なお、コーティング膜厚は、チューブ内面
が完全にコーティングできればよいが、通常1〜5μm
である。更に好適には1.5〜4μmである。1μmよ
り薄いとコーティングムラがでやすく、ヒノキチオール
の安定性が低下するおそれがある。5μmより厚いと、
コーティング面によれや気泡がでやすく、また折り曲げ
部に亀裂が入りやすくなることから、ヒノキチオールの
安定性が低下するおそれがある。
が完全にコーティングできればよいが、通常1〜5μm
である。更に好適には1.5〜4μmである。1μmよ
り薄いとコーティングムラがでやすく、ヒノキチオール
の安定性が低下するおそれがある。5μmより厚いと、
コーティング面によれや気泡がでやすく、また折り曲げ
部に亀裂が入りやすくなることから、ヒノキチオールの
安定性が低下するおそれがある。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ヒノキチオールを含む
内容物の品質劣化がなく、耐光性も含めヒノキチオール
の安定化が可能となり、その薬剤の優れた効果を十分発
揮させることができる。
内容物の品質劣化がなく、耐光性も含めヒノキチオール
の安定化が可能となり、その薬剤の優れた効果を十分発
揮させることができる。
【0024】
【実施例】次に、実験例及び実施例により本発明の効果
を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限され
るものではない。なお、各例中の%はいずれも質量百分
率である。
を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限され
るものではない。なお、各例中の%はいずれも質量百分
率である。
【0025】[比較例1〜8、実施例1〜6]下記に示
すヒノキチオール含有歯周病治療用軟膏を調製し、表1
に示す各種チューブに所用量充填し、これらを屋上での
光暴露試験1ケ月と40℃,75%RH,6ケ月の保存
試験を行い、内容物のヒノキチオール残存率を測定し
た。結果を表1に示す。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% 塩化セチルピリジニウム 0.05 カルボキシビニルポリマー 1 水酸化ナトリウム 0.25 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3 グリセリン 23 エタノール 表1に記載した量 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.15 モノステアリン酸ソルビタン 0.1 軽質流動パラフィン 0.5 香料 微量精製水 バランス 計 100%
すヒノキチオール含有歯周病治療用軟膏を調製し、表1
に示す各種チューブに所用量充填し、これらを屋上での
光暴露試験1ケ月と40℃,75%RH,6ケ月の保存
試験を行い、内容物のヒノキチオール残存率を測定し
た。結果を表1に示す。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% 塩化セチルピリジニウム 0.05 カルボキシビニルポリマー 1 水酸化ナトリウム 0.25 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3 グリセリン 23 エタノール 表1に記載した量 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.15 モノステアリン酸ソルビタン 0.1 軽質流動パラフィン 0.5 香料 微量精製水 バランス 計 100%
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果より、上記実施例のチューブに
充填したヒノキチオール及びエチルアルコールを含有す
る組成物は、光に対しても、加速保存に対しても殆ど完
全にヒノキチオールの安定化が図れるものであることが
わかる。
充填したヒノキチオール及びエチルアルコールを含有す
る組成物は、光に対しても、加速保存に対しても殆ど完
全にヒノキチオールの安定化が図れるものであることが
わかる。
【0028】[実施例7,8]下記に示す歯磨を調製
し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:15)
焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40g充
填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付けコー
ティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋上で
の光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 塩化セチルピリジニウム 0.05 無水ケイ酸 4 プロピレングリコール 3 グリセリン 30 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 アルギン酸ナトリウム 0.5 ポリオキシエチレン(30)ベヘニルエーテル 3.5 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.8%、(ii)の場合99.
8%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合98.5%、(ii)の場合9
9.5%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:15)
焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40g充
填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付けコー
ティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋上で
の光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 塩化セチルピリジニウム 0.05 無水ケイ酸 4 プロピレングリコール 3 グリセリン 30 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 アルギン酸ナトリウム 0.5 ポリオキシエチレン(30)ベヘニルエーテル 3.5 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.8%、(ii)の場合99.
8%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合98.5%、(ii)の場合9
9.5%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
【0029】[実施例9,10]下記に示す歯磨を調製
し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:15)
焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40g充
填し、また(ii)ポリアミド・ポリイミド樹脂(1:
1)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10
g充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月
保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 10 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 グリセリン 40 ポリエチレングリコール 5 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 塩化ベンゼトニウム 0.05 β−シクロデキストリン 0.2 ブチルパラベン 0.01 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.7%、(ii)の場合99.
7%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.8%、(ii)の場合9
9.8%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:15)
焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40g充
填し、また(ii)ポリアミド・ポリイミド樹脂(1:
1)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10
g充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月
保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 10 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 グリセリン 40 ポリエチレングリコール 5 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 塩化ベンゼトニウム 0.05 β−シクロデキストリン 0.2 ブチルパラベン 0.01 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.7%、(ii)の場合99.
7%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.8%、(ii)の場合9
9.8%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
【0030】[実施例11,12]下記に示す歯磨を調
製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 7 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1 グリセリン 30 プロピレングリコール 2 ポリオキシエチレン(20)べヘニルエーテル 3 塩化セチルピリジニウム 0.1 トラネキサム酸 0.1 エチルパラベン 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.8%、(ii)の場合99.
8%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.9%、(ii)の場合9
9.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 7 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1 グリセリン 30 プロピレングリコール 2 ポリオキシエチレン(20)べヘニルエーテル 3 塩化セチルピリジニウム 0.1 トラネキサム酸 0.1 エチルパラベン 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.8%、(ii)の場合99.
8%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.9%、(ii)の場合9
9.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
【0031】[実施例13,14]下記に示す歯磨を調
製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 5 アルギン酸ナトリウム 1 カラギーナン 0.5 ソルビット 15 グリセリン 10 プロピレングリコール 3 ラウリル硫酸ナトリウム 1 メチルパラベン 0.1 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.9%、(ii)の場合99.
9%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合98.6%、(ii)の場合9
9.6%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。歯磨処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 無水ケイ酸 5 アルギン酸ナトリウム 1 カラギーナン 0.5 ソルビット 15 グリセリン 10 プロピレングリコール 3 ラウリル硫酸ナトリウム 1 メチルパラベン 0.1 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.9%、(ii)の場合99.
9%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合98.6%、(ii)の場合9
9.6%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
【0032】[実施例15,16]下記に示すパスタを
調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。パスタ処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 ヒドロキシエチルセルロース 0.6 ソルビット 30 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 塩化ベンザルコニウム 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合100.1%、(ii)の場合10
0.1%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオー
ル残存率は、(i)の場合97.9%、(ii)の場合
99.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図
れていた。
調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂(85:1
5)焼き付けコーティングアルミニウムチューブに40
g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹脂焼き付け
コーティングアルミニウムチューブに10g充填し、屋
上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保存した。パスタ処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 5 ヒドロキシエチルセルロース 0.6 ソルビット 30 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 塩化ベンザルコニウム 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合100.1%、(ii)の場合10
0.1%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオー
ル残存率は、(i)の場合97.9%、(ii)の場合
99.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図
れていた。
【0033】[実施例17,18]下記に示す歯周病治
療用軟膏を調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂
(85:15)焼き付けコーティングアルミニウムチュ
ーブに40g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹
脂焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10g
充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保
存した。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 7 塩化セチルピリジニウム 0.05 β−グリチルレチン酸 0.3 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3 グリセリン 23 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合100.0%、(ii)の場合10
0.0%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオー
ル残存率は、(i)の場合97.7%、(ii)の場合
99.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図
れていた。
療用軟膏を調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂
(85:15)焼き付けコーティングアルミニウムチュ
ーブに40g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹
脂焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10g
充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保
存した。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 7 塩化セチルピリジニウム 0.05 β−グリチルレチン酸 0.3 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3 グリセリン 23 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合100.0%、(ii)の場合10
0.0%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオー
ル残存率は、(i)の場合97.7%、(ii)の場合
99.9%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図
れていた。
【0034】[実施例19,20]下記に示す歯周病治
療用軟膏を調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂
(85:15)焼き付けコーティングアルミニウムチュ
ーブに40g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹
脂焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10g
充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保
存した。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 10 塩化デカリニウム 0.05 β−グリチルレチン酸 0.2 酢酸トコフェロール 0.2 キサンタンガム 0.5 ソルビット(70%溶液) 30 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.9%、(ii)の場合99.
9%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.8%、(ii)の場合9
9.8%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
療用軟膏を調製し、(i)フェノール・ブチラール樹脂
(85:15)焼き付けコーティングアルミニウムチュ
ーブに40g充填し、また(ii)ポリアミドイミド樹
脂焼き付けコーティングアルミニウムチューブに10g
充填し、屋上での光暴露試験1ケ月と40℃で6ケ月保
存した。歯周病治療用軟膏処方 ヒノキチオール 0.1% エチルアルコール 10 塩化デカリニウム 0.05 β−グリチルレチン酸 0.2 酢酸トコフェロール 0.2 キサンタンガム 0.5 ソルビット(70%溶液) 30 ポリオキシエチレン(30)べヘニルエーテル 4 香料 1精製水 バランス 計 100% 屋上での光暴露試験1ケ月保存後のヒノキチオール残存
率は、(i)の場合99.9%、(ii)の場合99.
9%であり、40℃で6ケ月保存後のヒノキチオール残
存率は、(i)の場合97.8%、(ii)の場合9
9.8%であり、完全にヒノキチオールの安定化が図れ
ていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 35/16 B65D 35/16 Fターム(参考) 3E065 AA01 BA02 CA04 CA07 CA20 EA07 FA15 GA10 4C076 AA07 BB22 CC31 DD37Q DD38 DD46 EE07 EE32 EE51 FF63 4C083 AC101 AC211 CC41 DD22 DD47 EE01 EE33 4C206 AA01 CA03 CB21 MA02 MA05 MA48 MA77 NA03 ZA67 ZB11 ZB35
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒノキチオールを含有すると共に、エチ
ルアルコールを1質量%以上配合した親水性ペースト状
口腔用組成物を、内面をフェノール樹脂及びブチラール
樹脂から選ばれる単独又は混合した樹脂でコーティング
し、焼き付けたアルミニウムチューブに充填してなるこ
とを特徴とするヒノキチオール含有口腔用組成物。 - 【請求項2】 ヒノキチオールを含有すると共に、エチ
ルアルコールを1質量%以上配合した親水性ペースト状
口腔用組成物を、内面がポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、及びポリアミドイミド樹脂から選ばれる一種又は二
種以上の樹脂でコーティングし、焼き付けたアルミニウ
ムチューブに充填してなることを特徴とするヒノキチオ
ール含有口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188827A JP2002003354A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | ヒノキチオール含有口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188827A JP2002003354A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | ヒノキチオール含有口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002003354A true JP2002003354A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18688550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188827A Pending JP2002003354A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | ヒノキチオール含有口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002003354A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001938A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | ヒノキチオール含有親水性組成物 |
JP2010013172A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 金属容器 |
JP2011116754A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-06-16 | Lion Corp | 非イオン性薬物含有組成物 |
JP2011126785A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
EP3760231A4 (en) * | 2018-02-27 | 2022-01-19 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | EMULSIFIED GEL COMPOSITION |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000188827A patent/JP2002003354A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001938A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | ヒノキチオール含有親水性組成物 |
JP2009007286A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | ヒノキチオール含有親水性組成物 |
JP2010013172A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 金属容器 |
JP2011116754A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-06-16 | Lion Corp | 非イオン性薬物含有組成物 |
JP2011126785A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
EP3760231A4 (en) * | 2018-02-27 | 2022-01-19 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | EMULSIFIED GEL COMPOSITION |
US11246830B2 (en) | 2018-02-27 | 2022-02-15 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Emulsified gel composition |
US11660268B2 (en) | 2018-02-27 | 2023-05-30 | Hisamitsu Pharmaceutical Co.. Inc. | Emulsified gel composition |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5790455B2 (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JP3285452B2 (ja) | 歯磨組成物 | |
JPS6234013B2 (ja) | ||
JPH10251131A (ja) | 口腔用組成物 | |
JP3022039B2 (ja) | 歯牙着色防止用口腔用組成物 | |
JP3959639B2 (ja) | 練歯磨組成物 | |
JP2002003354A (ja) | ヒノキチオール含有口腔用組成物 | |
JP5168466B2 (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JP3189549B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP5691413B2 (ja) | 非イオン性薬物含有組成物及び製品 | |
JPH11130648A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH08268851A (ja) | 口腔用組成物 | |
JP3315733B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP2002003355A (ja) | ヒノキチオール含有液状口腔用組成物 | |
JPS61126011A (ja) | 口腔用組成物 | |
JP5274826B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH0377168B2 (ja) | ||
JP7342688B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH08175942A (ja) | 歯磨組成物及びその評価方法 | |
JP3482323B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP7371351B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP2002193776A (ja) | 口腔用清浄化剤 | |
JP5130601B2 (ja) | 半固形状口腔用組成物 | |
JP2003212743A (ja) | 知覚過敏症用口腔用組成物 | |
JP2002047159A (ja) | 歯磨組成物 |