JP2002002543A - 車両用トランクリッドの支持構造 - Google Patents

車両用トランクリッドの支持構造

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JP2002002543A
JP2002002543A JP2000192618A JP2000192618A JP2002002543A JP 2002002543 A JP2002002543 A JP 2002002543A JP 2000192618 A JP2000192618 A JP 2000192618A JP 2000192618 A JP2000192618 A JP 2000192618A JP 2002002543 A JP2002002543 A JP 2002002543A
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shaft
trunk
bracket
rotating shaft
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Minoru Nishimura
稔 西村
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランクリッドの取付作業性及び生産性に優
れ製造コストの削減が得られる車両用トランクリッド支
持構造を提供する。 【解決手段】 トランクルーム側壁5に配設されたベー
スブラケット11にピロー形ユニット21を設け、上記
ピロー形ユニット21に回転軸31の軸部31aを回転
軸31の軸線方向に移動可能に保持すると共に、この移
動を阻止する軸固定手段によって固定可能に構成する。
回転軸31に保持されたピロー形ユニット21を移動し
てベースブラケット11をトランクルーム側壁5に当接
させて固定し、その状態で固定手段によって回転軸31
をピロー形ユニット21のインナレース23に固定する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランクリッドの
支持構造に関し、特にバス等の車両のトランクリッド支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば大型の観光バス等にあって
は、客室のフロア下に車幅方向に連続するトランクルー
ムが設けられ、車体側部に開口するトランクルームの開
口部を開閉するトランクリッドが配設されている。
【0003】このトランクリッドの支持構造を図5及び
図6によって説明する。図5は、バス100の車体側部
を示す斜視図であり、客室フロア(図示せず)の下方に
トランクフロア106及びこのトランクフロア106を
介して対向する一対のトランクルーム側壁107(一方
のみ図示)によって車幅方向に連続し、かつ側方が車体
側壁101に開口するトランクルーム105が形成され
ている。この車体側壁101に開口するトランクルーム
105の開口部108は、トランクリッド110によっ
て開閉される。
【0004】トランクリッド110を取付支持する支持
構造は、対向する一対のトランクルーム側壁107に各
々略上下方向に沿って配設された一対のベースブラケッ
ト111(一方のみ図示)の上端近傍に基端が軸支さ
れ、かつ先端が各々トランクリッド110の中央高さ位
置に揺動自在に支持された第1アーム112と、ベース
ブラケット111の下端近傍に基端が揺動自在に支持さ
れ先端がトランクリッド110の下端近傍に揺動自在に
結合された第2アーム113とを有する平行リンク機構
であって、各第1アーム112の基端近傍は互いに車体
前後方向に延在するバー114によって一体に連結され
ている。
【0005】これらトランクリッド110、第1アーム
112、第2アーム113、ベースブラケット111等
のトランク構成部材は予め組み立てられた、いわゆるサ
ブアッセンブリされた状態でベースブラケット111が
トランク側壁107にボルト等によって取り付けられ
る。
【0006】しかし、一対の第1アーム112の各基端
部近傍がバー114によって一体的に連結されると共
に、各第1アーム112の基端に貫筒122が設けら
れ、かつ各貫筒122に各々ベースブラケット111が
ボルト等によって取り付けられた状態で、トランク側壁
107に取り付けられることから、互いに結合される第
1アーム112、バー114、貫筒122等の各部品の
寸法誤差や組付け誤差により、トランクリッド110の
取付け位置が予め設定された所定の取付位置、即ち正規
の位置からずれる場合がある。トランクリッド110が
正規の位置からずれると外観を損なう要因となり、更に
トランクリッド110が取り付けられない場合がある。
【0007】このため、第1アーム112の基端を支持
する支持部は、図6に要部拡大断面図を示すように、ベ
ースブラケット111の上端にボルト挿通孔121aが
穿設された断面コ字状の取付ブラケット121が設けら
れ、第1アーム112の基端に設けられた貫筒122及
びボルト挿通孔121aに挿通されるボルト123及び
ナット124、ワッシャ125等によって取付ブラケッ
ト121に第1アーム112の基端が回動自在に支持さ
れている。更に、トランクルーム側壁107とベースブ
ラケット111の間に取付精度、即ちトランクリッド1
10の取付位置のずれを補完するシム131を介在して
ボルト132等によってベースブラケット111をトラ
ンクルーム側壁107に取り付けている。
【0008】更にトランクリッド110を閉鎖方向及び
開放方向に付勢すると共に、閉鎖位置及び開放位置に保
持するガスステー116が設けられている。
【0009】そして、トランクリッド110は、トラン
クリッド110が開口部108を閉鎖した閉鎖位置から
トランクリッド110に取付けられた引手(図示せず)
を手前に引き出すことによって、ガスステー116によ
って回動付勢されて第1アーム112及び第2アーム1
13が各基端を中心に回動して開放位置に、また開口位
置からトランクリッド110を下降させることによって
ガスステー116によって閉鎖位置に移動せしめられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記図5及び図6に示
すトランクリッドの支持構造によると、トランクリッド
110、第1アーム112、第2アーム113、ベース
ブラケット111等のトランクリッド構成部材を予めサ
ブアッセンブリして車体に組み付けることからトランク
リッド110の組み付け作業の効率化がもたらされる。
【0011】しかし、組付け誤差等を補完するためにベ
ースブラケット111とトランク側壁107との間に各
種の厚さのシム131を介在させて取付位置を調整して
トランクリッド110を取り付けるトランクリッド取付
作業は、シム131による調整が厄介で多くの作業時間
を要する。更に、多種類のシム131を予め準備し、か
つ管理する必要から生産効率上好ましくなく製造コスト
の増大を招くことが懸念される。
【0012】また、一対の各第1アーム112間をバー
114によって溶接結合し、更に各第1アーム112の
基端に各々貫筒122を溶接結合することから、互いの
貫筒122相互間の位置精度の確保が厄介で円滑なトラ
ンクリッド110の開閉操作に影響を及ぼすことが懸念
される。
【0013】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、トランクリッドの取付作業性及び生産性に優れ
製造コストの削減が得られる車両用トランクリッド支持
構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両用トランクリッドの支持構造の発明
は、車両用トランクルームの開口部を開放位置と閉鎖位
置との間を移動して上記開口部を開閉するトランクリッ
ドの支持構造において、トランクルームの対向するトラ
ンクルーム側壁に各々配設されたベースブラケットと、
該各ベースブラケットに各々配設された一対の軸受け部
材と、両端部が上記各々の軸受け部材を介して各ベース
ブラケットに回転自在に支持された回転軸と、上記トラ
ンクリッドを支持すると共に上記回転軸と連動してトラ
ンクリッドを上記閉鎖位置と開放位置とに移動せしめる
アームとを備え、上記軸受け部材は、上記回転軸の端部
を該回転軸の軸線方向に移動可能に保持すると共に、該
移動を阻止する軸固定手段を有することを特徴とする。
【0015】請求項1の発明によると、アームを介して
トランクリッドを開放位置と閉鎖位置との間で移動せし
める回転軸を、軸受け部材によって軸線方向に移動可能
に保持すると共に、移動を阻止する軸固定手段を有する
ことから、回転軸に保持された軸受け部を移動してベー
スブラケットをトランクルーム側壁に当接させてベース
ブラケットをトランクルーム側壁に固定し、その状態で
固定手段によって回転軸の軸線方向の移動を阻止するこ
とによって組立誤差等がある場合でもシム調整を要する
ことなく容易にトランクリッドが所定位置に容易に取り
付けられる。従って、厄介なシム調整が不要で作業の効
率化がもたらされ、かつ多種類のシムの準備及びシムの
管理が不要になり、製造コストの大幅な低減が期待でき
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
用トランクリッドの支持構造において、上記軸受け部材
は、上記ベースブラケットに固定されるアウタレース
と、上記回転軸の端部を該回転軸の軸線方向に移動可能
に嵌挿支持する軸挿通孔が形成されたインナレースとを
備えた軸受けであり、上記軸固定手段は、上記インナレ
ースの軸挿通孔内と外周とを連通するねじ穴と、該ねじ
穴に螺合して先端が軸挿通孔内に突出可能な軸固定用ボ
ルトを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の軸受け部及
び軸固定手段をより具体的構成にしたものであって、ア
ウタレース及びインナレースを備えた軸受けによって軸
受け部を構成することによって容易に回転軸をその軸線
方向に移動自在に支持する軸受け部が得られ、また、イ
ンナレースに穿設されたねじ穴に螺合する軸固定ボルト
によって回転軸の軸線方向の移動を容易に防止すること
ができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の車両用トランクリッドの支持構造において、上記ア
ームは、上記回転軸の各端部近傍に基端が一体に結合さ
れ先端がトランクリッドに揺動自在に連結された一対の
第1アームと、基端が上記各ベースブラケットに揺動自
在に連結され先端がトランクリッドに揺動自在に連結さ
れた一対の第2アームとを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明によると、回転軸の端部近
傍に基端が一体に結合され先端がトランクリッドに揺動
自在に連結された第1アームと、基端がベースブラケッ
トに揺動自在に連結され先端がトランクリッドに揺動自
在に連結された第2アームとにより、サブアッセンブリ
が容易な平行リンク機構からなるトランクリッドリッド
支持構造が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用トラン
クリッド支持構造の実施の形態を図1乃至図4により説
明する。
【0021】図1は、バス1の車体側部を示す斜視図、
図2は図1のA部拡大図であり、図3は作動状態を示す
図1のI−I線断面図である。
【0022】バス1の客室フロア(図示せず)の下方に
トランクフロア4及び対向する一対のトランクルーム側
壁5(一方のみ図示)によって車幅方向に連続すると共
に、側方が車体側壁2に開口するトランクルーム3が形
成されている。この車体側壁2に開口する略矩形の開口
部6は、各トランクルーム側壁5に取付支持された略矩
形のトランクリッド10によって開閉される。
【0023】トランクリッド10を取付支持する支持構
造は、対向する各トランクルーム側壁5に開口部6に沿
って各々略上下方向に延在して配設された一対のベース
ブラケット11(一方のみ図示)を有すると共に、両ベ
ースブラケット11の上端近傍間に掛け渡されて両端が
各々軸支装置20によって回動自在に軸支された回転軸
31を有している。回転軸31の両端近傍には先端がス
タッドボルト32a、即ちピボットによってトランクリ
ッド10の略中央高さ位置に揺動自在に連結された第1
アーム32の基端が一体に溶接結合されている。
【0024】回転軸31の端部を支持する軸支装置20
は、図4に要部拡大断面図を示すように、トランク側壁
5にボルト12a及びナット12bによって取り付けら
れたベースブラケット11の上端近傍に、各々ボルト1
6a及びナット16bによって取り付けられて、トラン
ク側壁5に対向する軸取付面17aを有する断面略コ字
状の第1ブラケット17を有し、軸取付面17aに軸受
け部材、本実施の形態ではピロー形ユニット21が取り
付けられている。
【0025】ピロー形ユニット21は、内周が球面形状
で軸取付面17aに形成された開口部17bに嵌合する
と共にボルト26a及びナット26bによって取り付け
られるアウタレース22と、このアウタレース22の内
周に摺動自在に嵌合する球面形状の外周を有するインナ
レース23とを備えている。インナレース23には、軸
挿通孔23aに沿って筒状の取付部23bが突設され、
軸固定手段によってインナレース23に回転軸31が固
定される。軸固定手段は取付部23bに穿設された軸挿
通孔23a内と外周を連通するねじ穴23c及び軸固定
ボルト、本実施の形態ではねじ穴23cに螺合して先端
が軸挿通孔23a内に突出可能なヘキサボンボルト24
による簡単な構成によって形成される。
【0026】このように構成されたピロー形ユニット2
1のインナレース23に形成された軸挿通孔23aに回
転軸31の端部に小径に形成された軸部31aが挿入さ
れ、ヘキサボンボルト24の締め付けによって、該ボル
ト24の先端が軸挿通孔23a内に突出して回転軸31
がインナレース23に固定される。従って回転軸31が
ピロー形ユニット21を介して回動可能にベースブラケ
ット11の上部に支持される。
【0027】図2に示すようにベースブラケット11の
下部に断面コ字形の第2ブラケット18が設けられ、第
2ブラケット18にスタッドボルト34aを介して第2
アーム34の基端が回動自在に支持される一方、第2ア
ーム34の先端がトランクリッド10の下端近傍に回動
自在に支持され、第1ブラケット11とトランクリッド
10との間に揺動自在に架設された第1アーム32と第
2アーム34とによって平行リンク機構を形成される。
【0028】この第1アーム32と第2アーム34によ
って形成されたリング機構によってトランクリッド10
は、図3に実線で示すような車体側壁2に形成された開
口部6を閉鎖する閉鎖位置と開口部6を開放する二点鎖
線で示す開放位置との間で揺動する。
【0029】更に回転軸31に突設されたステー35と
ベースブラケット11の下端に設けられた断面コ字形の
第3ブラケット19との間に圧縮付与されたガスステー
36が架設され、ガスステー36の伸長方向の付勢力に
よってステー35を介して回転軸31に回動力が付与さ
れ、トランクリッド10を閉鎖方向及び開放方向に付勢
すると共に閉鎖位置及び開放位置に保持するように構成
されている。
【0030】このようにして取付支持されたトランクリ
ッド10は、トランクリッド10が開口部6を閉鎖する
閉鎖位置からトランクリッド10に取付けられた引手
(図示せず)を手前に引き出すことによって、ピロー形
ユニット21によって回動自在に支持された回転軸31
が第1アーム32を介して回転駆動されると共に、第2
アーム34がスタッドボルト34aを中心に回動してト
ランクリッド10がガスステー36の付勢力に抗して略
平行に移動し、しかる後ガスステー36によって回転軸
31に開放方向の回転力が付与されて開放位置に移動せ
しめられる。
【0031】同様に、開放位置からトランクリッド10
に取付けられた引手39を下方に引き下げることによっ
て、ピロー形ユニット21によって回動自在に支持され
た回転軸31が第1アーム32を介して回転駆動される
と共に、第2アーム34がスタッドボルト34aを中心
に回動してガスステー36の付勢力に抗して移動し、し
かる後トランクロッド10を押し込むことによってガス
ステー36によって回転軸31に閉鎖方向の回転力が付
与されて閉鎖位置に移動せしめられる。
【0032】このトランクリッド10の取付は、予め、
対向する一対のベースブラケット11に各々取り付けら
れたピロー形ユニット21のヘキサボンボルト24を緩
め、インナレース23の軸挿通孔23aに回転軸31の
両端に形成された軸部31aを軸線方向の移動を可能に
挿入すると共に、回転軸31の両端近傍に接合された各
第1アーム32の先端を各々トランクリッド10にスタ
ッドボルト32aを介して連結し、ベースブラケット1
1に取り付けられた第2ブラケット18とトランクリッ
ド10との間に第2アーム34を架設し、更に回転軸3
1に突設されたステー35と第3ブラケット19の間に
ガスステー36を架設することによって容易に組み立て
られる。
【0033】このようにサブアッセンブリされた組立体
のトランクリッド10を車体側壁2に形成された開口部
6に対して位置決めし、回転軸31の各軸部31aにピ
ロー形ユニット21を介して回転軸31の軸方向への相
対移動自在に係合された各ベースブラケット11を、軸
部31aとインナレース23の軸挿通孔23aとの間で
図4に矢印で示すように回転軸31の軸線方向に相対移
動せしめることによって各々トランクルーム側壁5に当
接させ、各ベースブラケット11を各トランクルーム側
壁5にボルト12a及びナット12bによって結合する
ことによって取り付ける。
【0034】しかる後、ヘキサボンボルト24を締め付
けてインナレース23と回転軸31の軸部31aとを締
結して固定することによってトランクリッド10が取り
付けられる。
【0035】従って、本実施の形態による車両用トラン
クリッド支持構造によると、回転軸31の両端に形成さ
れた軸部31aに、ベースブラケット11に設けられた
ピラー形ユニット21を摺動自在に嵌合し、ベースブラ
ケット11を、トランクルーム側壁5に当接するまで移
動してベースブラケット11を各トランクルーム側壁5
にボルト12a及びナット12bによって結合した後、
ヘキサボンボルト24によって回転軸31をインナレー
ス23に固定して回転軸31の軸線方向の移動を阻止す
ることから、組立誤差や開口部6の位置に寸法的な誤差
がある場合でもシム調整を要することなく容易にトラン
クリッド10を所定位置に取り付けることができ、厄介
なシム調整が不要で作業の効率化がもたらされる。ま
た、多種類のシムの準備及びシムの管理が不要になるこ
とと相俟って製造コストの大幅な低減が期待できる。
【0036】また、直線状の回転軸31の両端に各ピロ
ー形ユニット21に挿入支持される軸部31aを形成す
る簡単な形状であることから回転軸31の精度維持が容
易になると共に、ピロー形ユニット21を用いることに
よってピロー形ユニット21の取付状態に誤差が存在す
る場合でも、円滑なトランクリッド10の開閉操作が確
保できる。
【0037】本発明は上記実施の形態に限定されること
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。例えば上記実施の形態では軸受け部材としてピロー
形ユニット21を使用したが、ボールベアリングやロー
ラベアリング等の他の軸受けを使用することも可能であ
り、これらの軸受けは既存の軸受けを使用することによ
って更に製造コストの削減がもたらされる。またヘキサ
ボンボルト24に代えて他のボルトやクリップ等他の固
定手段を用いることも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明した本発明の車両用トランクリ
ッドの支持構造によると、アームを介してトランクリッ
ドを開放位置と閉鎖位置との間で移動せしめる回転軸を
軸受け部によって軸線方向に移動可能に保持すると共
に、その移動を阻止する軸固定手段を有することから、
回転軸に沿ってベースブラケットを移動してベースブラ
ケットをトランクルーム側壁に当接させて固定し、その
状態で固定手段によって回転軸を固定することによって
組立誤差等がある場合でシム調整を要することなくトラ
ンクリッドが所定位置に容易に取り付けられ、厄介なシ
ム調整が不要で作業の効率化が得られると共に、多種類
のシムの準備及びシムの管理が不要になり、製造コスト
の大幅な低減が期待できる。
【0039】また、特に、軸受け部は、ベースブラケッ
トに固定されるアウタレースと、回転軸を軸線方向に移
動可能に嵌挿支持するインナレースを備えた軸受けによ
って容易に形成でき、かつ軸固定手段がをインナレース
に穿設されたねじ穴に螺合する軸固定用のボルトによっ
て容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用トランクリッドの支持構造
の実施の形態の概要を示す車両の要部斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】作動状態を示す図1のI−I線断面図である。
【図4】図1の要部拡大断面図である。
【図5】従来の車両用トランクリッドの支持構造の概要
を示す車両の要部斜視図である。
【図6】図5の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 バス(車両) 2 車体側壁 3 トランクルーム 4 トランクフロア 5 トランクルーム側壁 6 開口部 10 トランクリッド 11 ベースブラケット 20 軸支装置 21 ピロー形ユニット(軸受け、軸受け部材) 22 アウタレース 23 インナレース 23a 軸挿通孔 23b 取付部 23c ねじ穴(軸固定手段) 24 ヘキサボンボルト(軸固定ボルト、軸固定手
段) 31 回転軸 31a 軸部 32 第1アーム 34 第2アーム 36 ガスステー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用トランクルームの開口部を開放位
    置と閉鎖位置との間を移動して上記開口部を開閉するト
    ランクリッドの支持構造において、 トランクルームの対向するトランクルーム側壁に各々配
    設されたベースブラケットと、 該各ベースブラケットに各々配設された一対の軸受け部
    材と、 両端部が上記各々の軸受け部材を介して各ベースブラケ
    ットに回転自在に支持された回転軸と、 上記トランクリッドを支持すると共に上記回転軸と連動
    してトランクリッドを上記閉鎖位置と開放位置とに移動
    せしめるアームとを備え、 上記軸受け部材は、上記回転軸の端部を該回転軸の軸線
    方向に移動可能に保持すると共に、該移動を阻止する軸
    固定手段を有することを特徴とする車両用トランクリッ
    ドの支持構造。
  2. 【請求項2】 上記軸受け部材は、 上記ベースブラケットに固定されるアウタレースと、 上記回転軸の端部を該回転軸の軸線方向に移動可能に嵌
    挿支持する軸挿通孔が形成されたインナレースとを備え
    た軸受けであり、 上記軸固定手段は、 上記インナレースの軸挿通孔内と外周とを連通するねじ
    穴と、 該ねじ穴に螺合して先端が軸挿通孔内に突出可能な軸固
    定用ボルトとを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用トランクリッドの支持構造。
  3. 【請求項3】 上記アームは、 上記回転軸の各端部近傍に基端が一体に結合され先端が
    トランクリッドに揺動自在に連結された一対の第1アー
    ムと、 基端が上記各ベースブラケットに揺動自在に連結され先
    端がトランクリッドに揺動自在に連結された一対の第2
    アームとを備えたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の車両用トランクリッドの支持構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009154755A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP2010058765A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Komatsu Ltd 作業車両
JP2016160580A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 日立建機株式会社 建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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