JP3095277B2 - 自動車用舵取コラム装置 - Google Patents
自動車用舵取コラム装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/187—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with tilt adjustment; with tilt and axial adjustment
- B62D1/189—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with tilt adjustment; with tilt and axial adjustment the entire column being tiltable as a unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/184—Mechanisms for locking columns at selected positions
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用舵取コラ
ム装置、特に垂直に調節出来る舵取コラムに関するもの
である。この発明は、管本体が２つの軸受によって舵取
ハンドル軸を支持する組み立てられたコラム本体から成
る舵取コラム装置を特に開示するものである。
ム装置、特に垂直に調節出来る舵取コラムに関するもの
である。この発明は、管本体が２つの軸受によって舵取
ハンドル軸を支持する組み立てられたコラム本体から成
る舵取コラム装置を特に開示するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、舵取装置の垂直調節を許す種々な
連結装置によって管本体がシャシ部材に連結されること
が知られている。最近の装置は舵取ハンドル軸心を通る
平面の管本体の両側に固着されたブラケットに係わるも
のであり、該ブラケットにはシャシに固着するためのボ
ルトが取り付けられる弾性ブラケットが各々設けられて
いる。これら２つの弾性ブラケットは舵取ハンドル軸の
平面を通るほゞ水平な実際の関節軸心から成っている。
舵取ハンドルは従って実際の関節軸心に対して角度を持
った配置によって垂直に調節出来る。他の装置は、舵取
ハンドルに対してほゞ直角で舵取ハンドル軸心の平面内
に位置された関節軸心を構成するよう管本体の両側にピ
ボットピンが固着されていることが知られている。これ
らピボットピンの各々はシャシに固着された軸受に夫々
取り付けられている。この様な場合に、舵取ハンドルが
関節軸心周りに屈曲されることによって角度をもって調
節出来る。
連結装置によって管本体がシャシ部材に連結されること
が知られている。最近の装置は舵取ハンドル軸心を通る
平面の管本体の両側に固着されたブラケットに係わるも
のであり、該ブラケットにはシャシに固着するためのボ
ルトが取り付けられる弾性ブラケットが各々設けられて
いる。これら２つの弾性ブラケットは舵取ハンドル軸の
平面を通るほゞ水平な実際の関節軸心から成っている。
舵取ハンドルは従って実際の関節軸心に対して角度を持
った配置によって垂直に調節出来る。他の装置は、舵取
ハンドルに対してほゞ直角で舵取ハンドル軸心の平面内
に位置された関節軸心を構成するよう管本体の両側にピ
ボットピンが固着されていることが知られている。これ
らピボットピンの各々はシャシに固着された軸受に夫々
取り付けられている。この様な場合に、舵取ハンドルが
関節軸心周りに屈曲されることによって角度をもって調
節出来る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この様な型の装置は、
舵取ハンドル軸の平面内に位置された単一関節軸心だけ
を設ける欠点を有している。従って、この様な装置は、
大きな寸法が主な欠点である現代の自動車の舵取装置の
位置決めによって容易に両立しない取り付け応力を持っ
ている。更に、これら装置は比較的複雑で且つ相当に重
く、これはこの様な組体の製造費用を増大する。
舵取ハンドル軸の平面内に位置された単一関節軸心だけ
を設ける欠点を有している。従って、この様な装置は、
大きな寸法が主な欠点である現代の自動車の舵取装置の
位置決めによって容易に両立しない取り付け応力を持っ
ている。更に、これら装置は比較的複雑で且つ相当に重
く、これはこの様な組体の製造費用を増大する。
【０００４】この発明は上述した欠点を排除すると共
に、軸心周りに角度をもった回動によって調節出来て舵
取軸心を通る平面に関して自由に配置できて製造費用の
最大低減を達成するために簡単に可能な設計を成す自動
車用舵取コラム装置を提供するものである。
に、軸心周りに角度をもった回動によって調節出来て舵
取軸心を通る平面に関して自由に配置できて製造費用の
最大低減を達成するために簡単に可能な設計を成す自動
車用舵取コラム装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による自動車用舵
取コラム装置は、両端に設けられた２つの軸受によって
管本体内に取り付けられて前端近くの第１保持装置と後
端近くの第２保持装置とによって支持された舵取ハンド
ル軸を備えた自動車用舵取コラム装置において、前記舵
取ハンドル軸に対する位置であるほゞ水平な横関節軸心
に対して角度をもって弾性的な前記第１保持装置によっ
て前記前端近くに前記管本体が支持され、錠止装置によ
って保持される所要の垂直位置に前記舵取ハンドル軸を
配置するように垂直移動装置が設けられた前記第２保持
装置によって後端近くに前記管本体が支持され、前記第
１保持装置は、直角に設けられたフランジが延びた横直
立部を有していて固着装置により車体シャシに接合され
た底部ブラケットを有し、該横直立部は管本体の前端に
接合され且つ横直立部とフランジの接合軸心であるほゞ
水平な横関節軸心に対して角度をもって配置できるよう
に弾性を有し、前記底部ブラケットの横直立部は一方が
フランジに延びており、他方にて底部に支持部が設けら
れ、該支持部は横直立部の平面に対して傾斜し且つ横直
立部の平面に対して端部がほゞ平行であり、該端部は管
本体の前端に固着されて該フランジに固着用の第１孔が
設けられている構成であり、また、ボルトが前記第１孔
に取り付けられている構成であり、また、前記支持部は
溶接によって管本体に固着され、前記支持部は横直立部
を構成する金属シートから造られ、前記底部ブラケット
は単一の折り曲げられ且つ切り欠かれた金属シートから
造られている構成であり、また、前記第２保持装置は、
直角に設けられたフランジが延びた横直立部を有してい
て固着装置により車体シャシに接合された頂部ブラケッ
トを有し、該横直立部は管本体の後端に接合され且つ横
直立部とフランジの接合軸心であるほゞ水平な横関節軸
心に対して角度をもって配置できるように弾性を有し、
前記垂直移動装置は管本体の後端近くに配置された前記
第２保持装置に設けられた少なくとも１つの溝を有し、
該溝は舵取コラムの軸心にほゞ平行な平面内に位置され
て且つ管本体の前端近くの前記第１保持装置のほゞ水平
横関節軸心に関連したほゞ円形軸心を有し、前記錠止装
置は、管本体の後端近くに配置された前記第２保持装置
に管本体を固着するためのボルトからなる少なくとも１
つの固着装置を有し、前記頂部ブラケットの横直立部は
一方にてフランジが延び、他方にて底部に開口し且つ横
直立部の平面にほゞ直角に左手側の左手耳部と右手側の
右手耳部が夫々延びていると共に、前記左手耳部と右手
耳部との間に中央開口が設けられ、前記左手、右手耳部
は前記ボルトを受けるように対応するための前記溝を有
する構成であり、また、前記管本体には左手側および右
手側直立部に対して各側部に連結された底部から成るＵ
リンクが設けられ、前記左手側および右手側直立部はほ
ゞ垂直な状態に前記管本体に溶接され、前記左手側およ
び右手側直立部は対応する第２孔を有し、これら第２孔
は固着ボルトの取付け軸心を構成するように互いに向か
い合って設けられている構成である。
取コラム装置は、両端に設けられた２つの軸受によって
管本体内に取り付けられて前端近くの第１保持装置と後
端近くの第２保持装置とによって支持された舵取ハンド
ル軸を備えた自動車用舵取コラム装置において、前記舵
取ハンドル軸に対する位置であるほゞ水平な横関節軸心
に対して角度をもって弾性的な前記第１保持装置によっ
て前記前端近くに前記管本体が支持され、錠止装置によ
って保持される所要の垂直位置に前記舵取ハンドル軸を
配置するように垂直移動装置が設けられた前記第２保持
装置によって後端近くに前記管本体が支持され、前記第
１保持装置は、直角に設けられたフランジが延びた横直
立部を有していて固着装置により車体シャシに接合され
た底部ブラケットを有し、該横直立部は管本体の前端に
接合され且つ横直立部とフランジの接合軸心であるほゞ
水平な横関節軸心に対して角度をもって配置できるよう
に弾性を有し、前記底部ブラケットの横直立部は一方が
フランジに延びており、他方にて底部に支持部が設けら
れ、該支持部は横直立部の平面に対して傾斜し且つ横直
立部の平面に対して端部がほゞ平行であり、該端部は管
本体の前端に固着されて該フランジに固着用の第１孔が
設けられている構成であり、また、ボルトが前記第１孔
に取り付けられている構成であり、また、前記支持部は
溶接によって管本体に固着され、前記支持部は横直立部
を構成する金属シートから造られ、前記底部ブラケット
は単一の折り曲げられ且つ切り欠かれた金属シートから
造られている構成であり、また、前記第２保持装置は、
直角に設けられたフランジが延びた横直立部を有してい
て固着装置により車体シャシに接合された頂部ブラケッ
トを有し、該横直立部は管本体の後端に接合され且つ横
直立部とフランジの接合軸心であるほゞ水平な横関節軸
心に対して角度をもって配置できるように弾性を有し、
前記垂直移動装置は管本体の後端近くに配置された前記
第２保持装置に設けられた少なくとも１つの溝を有し、
該溝は舵取コラムの軸心にほゞ平行な平面内に位置され
て且つ管本体の前端近くの前記第１保持装置のほゞ水平
横関節軸心に関連したほゞ円形軸心を有し、前記錠止装
置は、管本体の後端近くに配置された前記第２保持装置
に管本体を固着するためのボルトからなる少なくとも１
つの固着装置を有し、前記頂部ブラケットの横直立部は
一方にてフランジが延び、他方にて底部に開口し且つ横
直立部の平面にほゞ直角に左手側の左手耳部と右手側の
右手耳部が夫々延びていると共に、前記左手耳部と右手
耳部との間に中央開口が設けられ、前記左手、右手耳部
は前記ボルトを受けるように対応するための前記溝を有
する構成であり、また、前記管本体には左手側および右
手側直立部に対して各側部に連結された底部から成るＵ
リンクが設けられ、前記左手側および右手側直立部はほ
ゞ垂直な状態に前記管本体に溶接され、前記左手側およ
び右手側直立部は対応する第２孔を有し、これら第２孔
は固着ボルトの取付け軸心を構成するように互いに向か
い合って設けられている構成である。
【０００６】
【実施例】以下、図面と共に本発明による自動車用舵取
コラム装置の好適な実施の形態について説明する。この
発明による自動車の舵取コラム装置が図１に示されてお
り、２つの軸受３によって管本体２に取り付けられた舵
取ハンドル軸１を有している。これ等の軸受３は管本体
２の両端に設けられている。更に、管本体２はこの管本
体２の前端近くに設けられた第１保持装置と、同じ管本
体２の後端近くに設けられた第２保持装置とによって支
持されている。この管本体２の前端近くに設けられた第
１保持装置はほゞ水平な横関節軸に関して角度をもって
屈曲できる保持装置であり、この第１保持装置は底部ブ
ラケット４の形で構成されている。管本体２の後端近く
に設けられた第２保持装置はほゞ水平な横関節軸に関し
て角度をもって屈曲できる保持装置で、この第２保持装
置は頂部ブラケット５の形で構成されている。この頂部
ブラケット５には舵取コラムの位置の調節で所要の垂直
位置の舵取ハンドルを配置するために垂直移動装置が更
に設けられている。舵取ハンドルの垂直位置が選ばれる
時に、舵取ハンドルは錠止装置によって所要位置に保持
固定される。
コラム装置の好適な実施の形態について説明する。この
発明による自動車の舵取コラム装置が図１に示されてお
り、２つの軸受３によって管本体２に取り付けられた舵
取ハンドル軸１を有している。これ等の軸受３は管本体
２の両端に設けられている。更に、管本体２はこの管本
体２の前端近くに設けられた第１保持装置と、同じ管本
体２の後端近くに設けられた第２保持装置とによって支
持されている。この管本体２の前端近くに設けられた第
１保持装置はほゞ水平な横関節軸に関して角度をもって
屈曲できる保持装置であり、この第１保持装置は底部ブ
ラケット４の形で構成されている。管本体２の後端近く
に設けられた第２保持装置はほゞ水平な横関節軸に関し
て角度をもって屈曲できる保持装置で、この第２保持装
置は頂部ブラケット５の形で構成されている。この頂部
ブラケット５には舵取コラムの位置の調節で所要の垂直
位置の舵取ハンドルを配置するために垂直移動装置が更
に設けられている。舵取ハンドルの垂直位置が選ばれる
時に、舵取ハンドルは錠止装置によって所要位置に保持
固定される。
【０００７】前記垂直移動装置と錠止装置とを得ること
が出来るために、管本体２は後端近くにて底部、すなわ
ち、頂部ブラケット５の領域内に位置されたＵリンク２
０が設けられている。図２に示される様に、このＵリン
ク２０は両側において両端が右手側直立部２２と左手側
直立部２３に夫々連結されたほゞ水平な底部２１を有し
ており、各直立部２２、２３はほゞ垂直である。また、
これら右手側直立部２２と左手側直立部２３は舵取コラ
ムの軸心を通る平面近くで舵取コラムの底部の管本体２
に夫々溶接されている。この右手側直立部２２には第２
孔２４が設けられ、左手側直立部２２には第２孔２５が
設けられており、これらの第２孔２４、２５は垂直移動
装置と錠止装置の取付け軸を形成するような具合に互い
に向かい合って設けられている。
が出来るために、管本体２は後端近くにて底部、すなわ
ち、頂部ブラケット５の領域内に位置されたＵリンク２
０が設けられている。図２に示される様に、このＵリン
ク２０は両側において両端が右手側直立部２２と左手側
直立部２３に夫々連結されたほゞ水平な底部２１を有し
ており、各直立部２２、２３はほゞ垂直である。また、
これら右手側直立部２２と左手側直立部２３は舵取コラ
ムの軸心を通る平面近くで舵取コラムの底部の管本体２
に夫々溶接されている。この右手側直立部２２には第２
孔２４が設けられ、左手側直立部２２には第２孔２５が
設けられており、これらの第２孔２４、２５は垂直移動
装置と錠止装置の取付け軸を形成するような具合に互い
に向かい合って設けられている。
【０００８】図３と図４、また図１に示されている様
に、底部ブラケット４は横直立部６を有しており、この
横直立部６には直角に設けられたフランジ７が延びてい
る。このフランジ７は固着部材によって車体シャシ（図
示せず）に連結され、横直立部６は管本体２の前端に連
結されている。この横直立部６は比較的弾性を有してい
るので、横直立部６とフランジ７の連結軸心を成すほゞ
水平な横関節軸心に関して角度をもって配置できる。底
部ブラケット４の横直立部６には一方においてフランジ
７が延びており、他方にて底部に支持部８が設けられて
いる。この支持部８は横直立部６の平面に対して傾斜し
ており、その端部９は横直立部６の平面に対してほゞ平
行である。端部９は溶接によって管本体２の前端に固着
され、フランジ７はボルト３８によって車体シャシに底
部ブラケット４を固着できる固着用の第１孔１９を有し
ている。
に、底部ブラケット４は横直立部６を有しており、この
横直立部６には直角に設けられたフランジ７が延びてい
る。このフランジ７は固着部材によって車体シャシ（図
示せず）に連結され、横直立部６は管本体２の前端に連
結されている。この横直立部６は比較的弾性を有してい
るので、横直立部６とフランジ７の連結軸心を成すほゞ
水平な横関節軸心に関して角度をもって配置できる。底
部ブラケット４の横直立部６には一方においてフランジ
７が延びており、他方にて底部に支持部８が設けられて
いる。この支持部８は横直立部６の平面に対して傾斜し
ており、その端部９は横直立部６の平面に対してほゞ平
行である。端部９は溶接によって管本体２の前端に固着
され、フランジ７はボルト３８によって車体シャシに底
部ブラケット４を固着できる固着用の第１孔１９を有し
ている。
【０００９】前記底部ブラケット４の一実施例が図４に
示されており、折り曲げ切断された単一金属シートから
底部ブラケット４が造られており、この金属シートは、
金属シートの底縁とほゞ平行に成った頂部外側部１１
と、２つの外側部、すなわち頂部外側部１１にほゞ直角
に成った左手外側部１３と右手外側部１４とによって外
形が形成された切欠き１０を有している。外側部の夫々
には円形に成った部分が有って、左手外側部１３には左
手底部円形部１５が有って、右手底部円形部１６が有
る。これら円形部１５、１６の各々は更に内側部、すな
わち左手内側部１７が左手底部円形部１５に接続され、
右手内側部１８が右手円形部１６に接続されている。こ
れら内側部１７、１８は夫々外側部１３、１４とほゞ平
行で、すなわち左手内側部１７は左手外側部１３とほゞ
平行で、右手内側部１８は右手外側部１４とほゞ平行で
ある。更に、左手内側部１７の端部は、直径が管本体２
の外径に適合した凹んだ半円側部１２によって右手内側
部１８の端部に接続されている。凹んだ半円側部１２と
左手内側部１７と右手内側部１８とによって示されるこ
の金属シート部分は、図３と図１に示される様に横直立
部６の平面の処に持ってくる様な具合に２つの左手およ
び右手底部円形部１５、１６を接続する線に沿って折り
曲げられ、端部９はその平面が横直立部６の平面にほゞ
平行に成る様な具合に折り曲げられる。また、金属シー
トは横直立部６の頂部側部に対応し且つほゞ水平横関節
軸心に実質的に対応する軸心に沿って折り曲げられてい
る。管本体２は、端部９が管本体２に溶接される様な具
合に凹んだ半円形側部１２に従って設置できる。
示されており、折り曲げ切断された単一金属シートから
底部ブラケット４が造られており、この金属シートは、
金属シートの底縁とほゞ平行に成った頂部外側部１１
と、２つの外側部、すなわち頂部外側部１１にほゞ直角
に成った左手外側部１３と右手外側部１４とによって外
形が形成された切欠き１０を有している。外側部の夫々
には円形に成った部分が有って、左手外側部１３には左
手底部円形部１５が有って、右手底部円形部１６が有
る。これら円形部１５、１６の各々は更に内側部、すな
わち左手内側部１７が左手底部円形部１５に接続され、
右手内側部１８が右手円形部１６に接続されている。こ
れら内側部１７、１８は夫々外側部１３、１４とほゞ平
行で、すなわち左手内側部１７は左手外側部１３とほゞ
平行で、右手内側部１８は右手外側部１４とほゞ平行で
ある。更に、左手内側部１７の端部は、直径が管本体２
の外径に適合した凹んだ半円側部１２によって右手内側
部１８の端部に接続されている。凹んだ半円側部１２と
左手内側部１７と右手内側部１８とによって示されるこ
の金属シート部分は、図３と図１に示される様に横直立
部６の平面の処に持ってくる様な具合に２つの左手およ
び右手底部円形部１５、１６を接続する線に沿って折り
曲げられ、端部９はその平面が横直立部６の平面にほゞ
平行に成る様な具合に折り曲げられる。また、金属シー
トは横直立部６の頂部側部に対応し且つほゞ水平横関節
軸心に実質的に対応する軸心に沿って折り曲げられてい
る。管本体２は、端部９が管本体２に溶接される様な具
合に凹んだ半円形側部１２に従って設置できる。
【００１０】図１、図２、図５に示される様に、頂部ブ
ラケット５は直角に設けられたフランジ２７が延びてい
る横直立部２６を有している。このフランジ２７は固着
部材によって車体シャシに連結され、横直立部２６は管
本体２の後端部に連結されている。横直立部２６は比較
的弾性で、従って、横直立部２６と、車体シャシに固着
されたフランジ２７との連結部の軸心である水平横関節
軸心に対して角度をもって配置できる。図５に示される
様に、頂部ブラケット５の横直立部２６は一方にてフラ
ンジ２７が延びていて、他方で底部が開口した中央開口
２８が設けられている。この中央開口２８は、中央側部
３３によって連結された左手側部３１と右手側部３２を
有している。左手側部３１と右手側部３２は横直立部２
６の底部にほゞ直角で、頂部側部３３は同じ底部縁部に
ほゞ平行である。更に、この中央開口２８の両側には横
直立部２６の平面にほゞ直角な耳部が延びている。従っ
て、頂部ブラケット５には中央開口２８の左手側部３１
の左手耳部２９と、中央開口２８の右手側部３２の右手
耳部３０が設けられている。また、左手耳部２９には溝
３５が設けられ、右手耳部３０には溝３４が設けられて
いる。
ラケット５は直角に設けられたフランジ２７が延びてい
る横直立部２６を有している。このフランジ２７は固着
部材によって車体シャシに連結され、横直立部２６は管
本体２の後端部に連結されている。横直立部２６は比較
的弾性で、従って、横直立部２６と、車体シャシに固着
されたフランジ２７との連結部の軸心である水平横関節
軸心に対して角度をもって配置できる。図５に示される
様に、頂部ブラケット５の横直立部２６は一方にてフラ
ンジ２７が延びていて、他方で底部が開口した中央開口
２８が設けられている。この中央開口２８は、中央側部
３３によって連結された左手側部３１と右手側部３２を
有している。左手側部３１と右手側部３２は横直立部２
６の底部にほゞ直角で、頂部側部３３は同じ底部縁部に
ほゞ平行である。更に、この中央開口２８の両側には横
直立部２６の平面にほゞ直角な耳部が延びている。従っ
て、頂部ブラケット５には中央開口２８の左手側部３１
の左手耳部２９と、中央開口２８の右手側部３２の右手
耳部３０が設けられている。また、左手耳部２９には溝
３５が設けられ、右手耳部３０には溝３４が設けられて
いる。
【００１１】前記溝３４、３５は従って舵取コラムの軸
心とほゞ平行な平面内に位置され、これら溝３４、３５
は舵取装置の垂直移動装置を構成している。このため
に、各溝３４、３５は管本体２の前端、すなわち、底部
ブラケット４の近くに位置された第１保持装置のほゞ水
平な横関節軸心に関してほゞ円形の軸心を持っている。
互いに向かい合って設けられた溝３４、３５は、Ｕリン
ク２０の右手側直立部２２の第２孔２４と、同じＵリン
ク２０の左手側直立部２３の第２孔２５とを貫通した固
着ボルト３７を受けている。従って、この発明に従った
全舵取コラムは、各溝３４、３５内を滑動する固着ボル
ト３７のステムの助けによって垂直方向に自由に動くこ
とが出来る。
心とほゞ平行な平面内に位置され、これら溝３４、３５
は舵取装置の垂直移動装置を構成している。このため
に、各溝３４、３５は管本体２の前端、すなわち、底部
ブラケット４の近くに位置された第１保持装置のほゞ水
平な横関節軸心に関してほゞ円形の軸心を持っている。
互いに向かい合って設けられた溝３４、３５は、Ｕリン
ク２０の右手側直立部２２の第２孔２４と、同じＵリン
ク２０の左手側直立部２３の第２孔２５とを貫通した固
着ボルト３７を受けている。従って、この発明に従った
全舵取コラムは、各溝３４、３５内を滑動する固着ボル
ト３７のステムの助けによって垂直方向に自由に動くこ
とが出来る。
【００１２】舵取ハンドルが所要の垂直位置にある時
に、頂部ブラケット５を管本体２のＵリンク２０に錠止
するために左手側直立部２３に対して左手耳部２９を、
右手側直立部２２に対して右手耳部３０を夫々締着する
ボルト３７を有する固着装置を備えた錠止装置によって
この垂直位置が保持される。
に、頂部ブラケット５を管本体２のＵリンク２０に錠止
するために左手側直立部２３に対して左手耳部２９を、
右手側直立部２２に対して右手耳部３０を夫々締着する
ボルト３７を有する固着装置を備えた錠止装置によって
この垂直位置が保持される。
【００１３】従って、この発明に従った装置は、図１に
示される様に２つの端位置Ａ、Ｂ間の舵取ハンドル軸１
の角度位置である舵取ハンドルの垂直移動を許容してい
る。
示される様に２つの端位置Ａ、Ｂ間の舵取ハンドル軸１
の角度位置である舵取ハンドルの垂直移動を許容してい
る。
【００１４】底部ブラケット４と頂部ブラケット５を金
属材料やプラスチック材料とすることが出来る。
属材料やプラスチック材料とすることが出来る。
【図１】この発明による自動車用舵取コラム装置の側面
図である。
図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図である。
【図３】この発明に従った底部ブラケットの斜視図であ
る。
る。
【図４】図３に示される底部ブラケットを構成する金属
シートの前面図である。
シートの前面図である。
【図５】頂部ブラケットの斜視図である。
１ 舵取ハンドル軸 ２ 管本体 ４ 底部ブラケット（第１保持装置） ５ 頂部ブラケット（第２保持装置） ６ 横直立部 ７ フランジ ８ 支持部 １０ 切欠き １９ 第１孔 ２０ Ｕリンク ２２ 右手側直立部 ２３ 左手側直立部 ２４ 第２孔 ２５ 第２孔 ２６ 横直立部 ２７ フランジ ２８ 中央開口 ２９ 左手耳部 ３０ 右手耳部 ３４ 溝 ３５ 溝 ３７ 固着ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン・ルネ・ブレ フランス国、41100 ヴァンドーム、ア レ・アンリ・ファルマン ６ (56)参考文献 特開 昭60−236875（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−54359（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−173072（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−131677（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−140868（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 1/04 - 1/28
Claims (5)
- 【請求項１】 両端に設けられた２つの軸受によって管
本体内に取り付けられて前端近くの第１保持装置と後端
近くの第２保持装置とによって支持された舵取ハンドル
軸を備えた自動車用舵取コラム装置において、 前記舵取ハンドル軸に対する位置であるほゞ水平な横関
節軸心に対して角度をもって弾性的な前記第１保持装置
によって前記前端近くに前記管本体が支持され、 錠止装置によって保持される所要の垂直位置に前記舵取
ハンドル軸を配置するように垂直移動装置が設けられた
前記第２保持装置によって後端近くに前記管本体が支持
され、前記第１保持装置は、直角に設けられたフランジ
が延びた横直立部を有していて固着装置により車体シャ
シに接合された底部ブラケットを有し、該横直立部は管
本体の前端に接合され且つ横直立部とフランジの接合軸
心であるほゞ水平な横関節軸心に対して角度をもって配
置できるように弾性を有し、前記底部ブラケットの横直
立部は一方がフランジに延びており、他方にて底部に支
持部が設けられ、該支持部は横直立部の平面に対して傾
斜し且つ横直立部の平面に対して端部がほゞ平行であ
り、該端部は管本体の前端に固着されて該フランジに固
着用の第１孔が設けられていることを特徴とする自動車
用舵取コラム装置。 - 【請求項２】 ボルトが前記第１孔に取り付けられてい
ることを特徴とする請求項１記載の自動車用舵取コラム
装置。 - 【請求項３】 前記支持部は溶接によって管本体に固着
され、前記支持部は横直立部を構成する金属シートから
造られ、前記底部ブラケットは単一の折り曲げられ且つ
切り欠かれた金属シートから造られていることを特徴と
する請求項１記載の自動車用舵取コラム装置。 - 【請求項４】 前記第２保持装置は、直角に設けられた
フランジが延びた横直立部を有していて固着装置により
車体シャシに接合された頂部ブラケットを有し、該横直
立部は管本体の後端に接合され且つ横直立部とフランジ
の接合軸心であるほゞ水平な横関節軸心に対して角度を
もって配置できるように弾性を有し、前記垂直移動装置
は管本体の後端近くに配置された前記第２保持装置に設
けられた少なくとも１つの溝を有し、該溝は舵取コラム
の軸心にほゞ平行な平面内に位置されて且つ管本体の前
端近くの前記第１保持装置のほゞ水平横関節軸心に関連
したほゞ円形軸心を有し、前記錠止装置は、管本体の後
端近くに配置された前記第２保持装置に管本体を固着す
るためのボルトからなる少なくとも１つの固着装置を有
し、前記頂部ブラケットの横直立部は一方にてフランジ
が延び、他方にて底部に開口し且つ横直立部の平面にほ
ゞ直角に左手側の左手耳部と右手側の右手耳部が夫々延
びていると共に、前記左手耳部と右手耳部との間に中央
開口が設けられ、前記左手、右手耳部は前記ボルトを受
けるように対応するための前記溝を有することを特徴と
する請求項１乃至３のいずれかに記載の自動車用舵取コ
ラム装置。 - 【請求項５】 前記管本体には左手側および右手側直立
部に対して各側部に連結された底部から成るＵリンクが
設けられ、前記左手側および右手側直立部はほゞ垂直な
状態に前記管本体に溶接され、前記左手側および右手側
直立部は対応する第２孔を有し、これら第２孔は固着ボ
ルトの取付け軸心を構成するように互いに向かい合って
設けられていることを特徴とする請求項１乃至４のいず
れかに記載の自動車用舵取コラム装置。
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