JP2002001901A - 印刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を
一切省略したコンピュータトウプレスが実現できる，印
刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置。 【解決手段】 周面に巻かれる刷版Ｓをチャックする前
爪１と後爪２を有している版胴３と、浸し装置４と、イ
ンキング装置５と、ゴム胴６と、圧胴７を有するオフセ
ット印刷装置において、刷版用の原稿用紙を自動給紙す
る原稿用紙自動給紙装置８と、原稿用紙にプリントして
刷版を作成するプリント機構部９と、該作成した刷版を
ストックしておいて刷版を版胴へ巻き付けるために繰り
出す時に刷版自動給紙装置１０と、刷版巻き付け補助装
置１１を備えてなる版作成用の熱転写プリンタＰを備え
て、保水性を有する原稿用紙に対してインキリボンカセ
ット９dのインキリボンを密着し感熱ヘッド９eを加熱し
てインキリボンの油性インキを原稿用紙Ｓoに昇華・転
移して画線を描画し刷版を作成する。前爪１及び後爪２
のチャック解除により版胴３から離れ得る刷版Ｓを回収
する刷版回収装置１２を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、フィルム出力、
刷版焼き付け等の中間工程を一切省略したコンピュータ
トウプレスが実現できる，印刷機上での製版処理機能付
きオフセット印刷装置に関する。

【０００２】従来のオフセット印刷装置は、前爪と後爪
を有していて周面に巻かれる刷版（ＰＳ版）の巻き始め
端縁を前爪でチャックするとともに巻き終わり端縁Ｓ2
を後爪でチャックする版胴と、版胴に巻かれる刷版に対
して画線部以外の部分に浸し水を与える浸し装置と、版
胴に巻かれる刷版に対して接触回転して画線部にインキ
を供給するインキング装置と、版胴に巻かれる刷版に外
接回転するゴム胴と、ゴム胴に対して印圧を加えて外接
回転する圧胴を有し、版胴に巻かれる刷版の画線部に供
給するインキをゴム胴に転移しさらにゴム胴と圧胴の間
に通す被印刷紙に転移・印刷する構成であった。

【従来の技術】

【０００３】上記従来のオフセット印刷装置は、印刷機
上での製版処理機能を有していないので、フィルム出
力、刷版焼き付け等の中間工程を一切省略したコンピュ
ータトウプレスが実現できなかった。

【０００４】本願発明は、上述した点に鑑み案出したも
ので、フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を一切
省略したコンピュータトウプレスが実現できる，印刷機
上での製版処理機能付きオフセット印刷装置を提供する
ことを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本願発明は、開閉自在な
前爪と後爪を有していて周面に巻かれる刷版の巻き始め
端縁を前爪でチャックするとともに巻き終わり端縁を後
爪でチャックする版胴と、版胴に巻かれる刷版に対して
画線部以外の部分に浸し水を与える浸し装置と、版胴に
巻かれる刷版に対してインキングロールを接触回転して
画線部にインキを供給するインキング装置と、版胴に巻
かれる刷版に外接回転するゴム胴と、ゴム胴に対して印
圧を加えて外接回転する圧胴を有し、版胴に巻かれる刷
版の画線部に供給するインキをゴム胴に転移しさらにゴ
ム胴と圧胴の間に通す被印刷紙に転移・印刷するオフセ
ット印刷装置において、保水性を有する原稿用紙を積層
収容する用紙トレイから原稿用紙を一枚引き出して該原
稿用紙に対してインキリボンカセットのインキリボンを
密着し感熱ヘッドを加熱走査するとともに原稿用紙を走
査してインキリボンの油性インキを原稿用紙に昇華・転
移し画線を描画して刷版を作成して該刷版を待機トレイ
に収容するように構成された版作成用の熱転写プリンタ
を前記版胴の一側に備え、さらに、前記待機トレイに収
容された一番先にプリントされた刷版を所要位置に回転
停止する版胴の前爪にチャックされる位置へ送り出す刷
版送り出し装置と、刷版の送り出し方向後端縁を所要位
置に回転停止する版胴の後爪にチャックされる位置へ押
し付ける後端縁押し付け具と、印刷後に所要位置に回転
停止する版胴の前爪及び後爪のチャック解除により版胴
から離れ得る刷版を回収する刷版回収装置を備えている
ことを特徴とする，印刷機上での製版処理機能付きオフ
セット印刷装置を提供するものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態に係る，印
刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置を図１
乃至図６を参照して説明する。本願発明のオフセット印
刷装置は、開閉自在な前爪１と後爪２を有していて周面
に巻かれる刷版Ｓの巻き始め端縁Ｓ1を前爪1でチャック
するとともに巻き終わり端縁Ｓ2を後爪2でチャックする
版胴３と、版胴３に巻かれる刷版Ｓに対して画線部以外
の部分に浸し水を与える浸し装置４と、版胴３に巻かれ
る刷版Ｓに対して接触回転して画線部にインキを供給す
るインキング装置５と、版胴３に巻かれる刷版Ｓに外接
回転するゴム胴６と、ゴム胴６に対して印圧を加えて外
接回転する圧胴７を有し、版胴３に巻かれる刷版Ｓの画
線部に供給するインキをゴム胴６に転移しさらにゴム胴
６と圧胴７の間に通す被印刷紙Ｗに転移・印刷するタイ
プのオフセット印刷装置であり、版に浸し水を与えるタ
イプのオフセット印刷装置である。なお、刷版Ｓの版胴
３への密着性を確保するために版胴３に内外を連通する
ピンホールを無数に設けさらに版胴３の内部を軸部に穿
つ孔を通して負圧発生装置と接続して版胴３にバキュー
ム機能を持たせて刷版Ｓを吸引するのが好ましい。前爪
１と後爪２の開閉する手段は、版胴の内部に前爪１、後
爪２を閉じる方向に付勢するばねとばねの付勢に抗して
前爪１、後爪２を開けるアクチュエータを設けるか、又
は、版胴の内部に前爪１、後爪２を閉じる方向に付勢す
るばねを設け、外部にばねとばねの付勢に抗して前爪
１、後爪２を開けるアクチュエータを設けても良い。前
爪１、後爪２は、揺動して開閉しても平行に開閉しても
良い。

【０００７】本願発明のオフセット印刷装置は、版胴３
に対して版作成用の熱転写プリンタＰを備えている。該
熱転写プリンタＰは、この実施の形態では、刷版用の原
稿用紙を自動給紙する原稿用紙自動給紙装置８と、原稿
用紙にプリントして刷版を作成するプリント機構部９
と、該作成した刷版をストックしておいて刷版を版胴へ
巻き付けるために繰り出す時に刷版自動給紙装置１０
と、刷版巻き付け補助装置１１を備えている。

【０００８】図１に示すように、原稿用紙自動給紙装置
８は、刷版用の原稿用紙Ｓoを積層収容したカセット形
の用紙トレイ８aをプリンタ本体に差込み、用紙トレイ
８aの用紙出口の方向にのみバキューム機能を有するピ
ックアップロール８bをバキューム開始して用紙トレイ
８aの用紙出口に入り込むように移動し用紙トレイ８aに
収容された刷版用の原稿用紙Ｓoに対して密着してから
復帰移動して原稿用紙Ｓoを確実に一枚引き出し次いで
ピックアップロール８bが回転することにより刷版用の
原稿用紙Ｓoを駆動回転される送りロール８cとこれに転
圧して連れ廻り回転する受けロール８dとで挟んでプリ
ント機構部９へ送り出すようになっている。刷版用の原
稿用紙Ｓoは、湿っても膨潤せずかつ延伸せず、切れや
すくならない紙或いはポリエステルフィルムの表面に保
水性を有していて、浸し水を与えられる前は油性インキ
が良好に付着し得る被膜を形成してなる。そのような保
水性を有しかつ油性インキが良好に付着し得る被膜は、
例えば、チタンコート被膜によって提供できる。

【０００９】又、図１に示すように、プリント機構部９
は、図示しないステップモータを駆動源として走行する
図示しないタイミングベルト巻き掛け機構によりライン
走査する走査テーブル９aを備えている。走査テーブル
９aには、二つのマイクロステップモータ９b（図では紙
面に垂直方向に重なって一つが見えている）が取り付け
られ、各モータの出力軸とテープ巻き取り軸９c（図で
は紙面に垂直方向に重なって一つが見えている）とが連
結されていて、走査テーブル９aの走査面の側方に並列
に格納されている複数のインキリボンカセット９dのう
ち（図では紙面に垂直方向に重なって一つが見えてい
る）の一つを選択して走査テーブル９aが接近係合して
から復帰することにより選択したインキリボンカセット
９dを自己装着しこのときインキリボンカセット９dの二
つのボビンの軸孔が二つのテープ巻き取り軸９cに嵌合
するようになっている。インキリボンカセット９dは、
感熱昇華性の油性インキを塗布したインキリボンを巻い
てなる。そして、ライン走査する走査テーブル９aに感
熱ヘッド９eと受け台９fを対向して備えていて、感熱ヘ
ッド９eと受け台９fの間に、走査テーブル９aに自己装
着したインキリボンカセット９dのインキリボンが位置
し、インキリボンと受け台９fとの間に刷版用の原稿用
紙Ｓoが給紙される（図１）。そして、プリントする際
は、遠隔のコントローラから送られる版原稿データに基
づいて、走査テーブル９aのライン走査及び感熱ヘッド
９eの感熱のオン・オフと、インキリボンカセット９dの
インキリボンの走査と、原稿用紙Ｓoの走査との共同作
用により、インキリボンの油性インキを刷版用の原稿用
紙Ｓoに昇華・転移して刷版Ｓを作成し、刷版Ｓの上下
面の浮動方向を抑制する送り出しガイド９gを通過した
時点で乾燥手段９hより熱風を送って刷版Ｓにプリント
された画線を形成している油性インキを乾燥させてか
ら、刷版自動給紙装置１０の待機トレイ１０aに送り出
すようになっている。

【００１０】図２に示すように、刷版自動給紙装置１０
は、前記プリント機構部９でプリントされ作成された刷
版Ｓを待機トレイ１０aに積層ストックしてプリントさ
れた順番で（一番下に積層された順番で）印刷待ちと
し、一の印刷を終えてかつ版胴３に巻き付けていた刷版
Ｓを取り外し、次の印刷を行う命令信号が入力すると、
前爪１が所定位置に来るように版胴３が回転停止して前
爪１が開いてから、待機トレイ１０aの下面上部の用紙
出口の方向にのみバキューム機能を有する刷版ピックア
ップロール１０bをバキューム開始して待機トレイ１０a
の用紙出口に入り込むように移動し待機トレイ１０aに
収容された刷版Ｓに対して密着してから復帰移動して刷
版Ｓを確実に一枚引き出し、次いで刷版ピックアップロ
ール１０bをバキュームしつつ回転して刷版Ｓを送り出
して送り出しガイド１０cの案内作用により刷版Ｓの巻
き始め端を前爪１にチャックされる位置まで送り出すよ
うに構成されている。

【００１１】図３に示すように、刷版巻き付け補助装置
１１は、弛み取り用遊動ロール１１aと後端縁押し付け
具１１bを有してなり、弛み取り用遊動ロール１１aによ
り、刷版Ｓの先端縁が版胴３の前爪１にチャックして版
胴３が巻き付け回転を開始して前爪１が通過した直後に
版胴３に向かって接近移動して、熱転写プリンタ１０よ
り送り出される刷版Ｓを版胴３に押し付けて刷版Ｓに巻
き付けの弛みが生じないように密着させてタイトに巻き
付けていき、後爪２が所定位置に来て版胴３が停止した
時点で後端縁押し付け具１１bを版胴３に向かって接近
移動して刷版Ｓの後端縁を後爪２にチャックされる位置
へ押し付けるようになっている。

【００１２】さらに、本願発明のオフセット印刷装置
は、印刷後に所要位置に回転停止する版胴３の前爪１及
び後爪２のチャック解除により版胴３から離れ得る刷版
Ｓを回収する刷版回収装置１２を備えている。刷版回収
装置１２は、バケット１２aと、バケット１２aの上部に
備える遊動回転自在な受けロール１２bと、アーム１２c
の揺動端に設けられ図示しないモータにより回転駆動さ
れる手繰り出しロール１２dを有し、印刷後に刷版Ｓの
先端縁が受けロール１２bと手繰り出しロール１２dの間
に垂れたら、これを検知する図示しないセンサの検知信
号に基づいてアーム１２cが揺動し手繰り出しロール１
２dが回転して刷版Ｓを挟んで受けロール１２bに当接し
刷版Ｓをたぐり出すように構成されている。

【００１３】本願発明の，印刷機上での製版処理機能付
きオフセット印刷装置は、以下のように動作する。 (1)図示しないコントローラでデザインセンター等の外
部から送信されてくるプリントすべきデータを受信する
と、以後は、該コントローラが受信の順番に従ってプリ
ント制御信号や刷版巻き付け制御信号や印刷制御信号や
刷版回収制御信号を自己作成して、各部に必要な制御信
号を出力する。 (2) 原稿用紙自動給紙装置８は、プリント制御信号に基
づいて、ピックアップロール８bがバキューム開始して
用紙トレイ８aの用紙出口に入り込むように移動して復
帰して原稿用紙Ｓoを一枚引き出し回転することにより
原稿用紙Ｓoを送りロール８cと受けロール８dに挟まれ
るように送り、さらにロール８cと受けロール８dとで挟
んで送り出す。送りロール８cと受けロール８が原稿用
紙Ｓoの送り出しを開始すると、ピックアップロール８b
がバキュームを停止しかつ回転を停止する（図１）。 (3)プリント機構部９は、プリント制御信号に基づい
て、走査テーブル９aのライン走査及び感熱ヘッド９eの
感熱のオン・オフと、インキリボンカセット９dのイン
キリボンの走査と、原稿用紙Ｓoの走査との共同作用に
より、インキリボンの油性インキを受け台９f上に給紙
される原稿用紙Ｓoに対して昇華・転移して刷版Ｓを作
成し、乾燥手段９hより熱風を送って刷版Ｓにプリント
された画線を形成している油性インキを乾燥させ、刷版
自動給紙装置１０の待機トレイ１０aに送り出す（図
１）。 (4)版胴３は、刷版巻き付け制御信号に基づいて、前爪
１が所定位置に来るように回転停止して前爪１を開く
（図１）。 (5)刷版自動給紙装置１０は、刷版巻き付け制御信号に
基づいて、刷版ピックアップロール１０bを、バキュー
ム開始して待機トレイ１０aの用紙出口に入り込むよう
に移動し復帰して刷版Ｓを一枚引き出し次いで回転して
刷版Ｓを送り出して送り出しガイド１０cの案内作用に
より刷版Ｓの巻き始め端を前爪１にチャックされる位置
まで送り出して回転を停止しかつバキュームを停止する
（図２）。 (6)版胴３は、刷版巻き付け制御信号に基づいて、前爪
１を閉じて刷版Ｓの巻き始め端をチャックし、矢印Ａの
方向に極めてゆっくりとした速度で回転して刷版Ｓを自
己の円周に巻いていく。そして、刷版巻き付け補助装置
１１は、前爪１が通過した直後に版胴３に向かって弛み
取り用遊動ロール１１aを接近移動して刷版Ｓを版胴３
に押し付けて刷版Ｓに巻き付けの弛みが生じないように
密着させてタイトに巻き付けていき、後爪２が所定位置
に来て版胴３が停止した時点で後端縁押し付け具１１b
を版胴３に向かって接近移動して刷版Ｓの後端縁を後爪
２にチャックされる位置へ押し付ける。そして、後爪２
を閉じて刷版Ｓの巻き終わり端をチャックする（図
３）。その後、弛み取り用遊動ロール１１aと後端縁押
し付け具１１bを版胴３から離間復帰する（図４）。 (7)版胴３に巻き付けた刷版Ｓに浸し装置４のタッチロ
ール４a,４bを接触させ版胴３を矢印Ｂの方向にゆっく
りとした速度で数回転させて刷版Ｓの非画線部に浸し水
を十分に含ませ、次いで、版胴３にインキング装置５の
インキングロール５a,５bを接触させ版胴３を数回転さ
せて刷版Ｓの画線部に油性インキを供給して回転停止す
る（図４）。次いで、圧胴７がゴム胴６に対して印圧を
加えて、ゴム胴６を微小寸法上昇させて版胴３に巻き付
けた刷版Ｓと接触させ、次いで、版胴３が矢印Ｂの方向
に回転するように、版胴３とゴム胴６と圧胴７を滑り接
触することなく接触回転し、もって版胴３に巻かれる刷
版Ｓの画線部に供給する油性インキをゴム胴６に転移し
さらにゴム胴６と圧胴７との間に挟入される被印刷紙Ｗ
に転移してオフセット印刷する（図４）。なお、この印
刷中にもプリントが行われる。 (8)印刷を終了したら、版胴３を回転停止し、インキン
グ装置５のインキングロール５a,５b及び浸し装置４の
タッチロール４a,４bを版胴３から離間させる（図
５）。続いて、版胴３を回転して前爪１が刷版回収装置
１２に対応する所要位置に来るように版胴３を回転停止
し、次いで、前爪１と後爪２が開いて刷版Ｓの先端縁と
後端縁をチャック解除する（図５）。刷版Ｓの後端縁Ｓ
2はバケット１２aの上部と手繰り出しロール１２dとの
間に垂れる。手繰り出しロール１２dが揺動してバケッ
ト１２aの上部に備える受けロール１２bの間に刷版Ｓの
後端縁Ｓ2を挟持する（図５）。 (9)手繰り出しロール１２dが回転し刷版Ｓが版胴３から
離れバケット１２aに回収される（図６）。次いで、前
爪１と後爪２が閉じる。

【００１４】図７は、二色刷りのオフセット印刷機に適
用した状態を示す。各刷版Ｓにトンボを設けてこれをＣ
ＣＤカメラで検出して二色刷りの刷版の検討あわせを行
ってから印刷する。

【００１５】本願発明は、版胴の後爪のチャック解除を
前爪のチャック解除よりも先に行うようにして、刷版の
巻き外しを行っても良い。

【００１６】

【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明の，
印刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置は、
フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を一切省略し
たコンピュータトウプレスが実現できる。又、印刷中に
刷版を何枚も作成できるので、印刷後にプリントを開始
する場合に比べて時間を節約でき、印刷機械の稼働率が
高まる。さらに、夜間に無人で他品種少量印刷を行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明の印刷機上での製版処理機能付きオフ
セット印刷装置の実施の形態に係り、プリンタにより刷
版製作中の状態を示す概略縦断面図。

【図２】刷版の先端縁を版胴の前爪でチャックする状態
を示す概略縦断面図。

【図３】刷版の後端縁を版胴の後爪でチャックして刷版
の巻き付けを完了した状態を示す概略縦断面図。

【図４】印刷中の状態及び次の刷版の製作中の状態を示
す概略縦断面図。

【図５】版胴の前爪をチャック解除して刷版を巻き外す
状態を示す概略縦断面図。

【図６】版胴の後爪をチャック解除して刷版の巻き外し
を略完了する状態を示す概略縦断面図。

【図７】本願発明の印刷機上での製版処理機能付きオフ
セット印刷装置を二色刷りのオフセット印刷機に適用し
た状態を示す概略縦断面図。

【符号の説明】

１・・・前爪、２・・・後爪、３・・・版胴、４・・・
浸し装置、５・・・インキング装置、６・・・ゴム胴、
７・・・圧胴、Ｗ・・・被印刷紙、Ｓ・・・刷版、Ｓo
・・・刷版用の原稿用紙、Ｐ・・・熱転写プリンタ、８
・・・原稿用紙自動給紙装置、８a・・・用紙トレイ、
８b・・・ピックアップロール、８c・・・送りロール、
８d・・・受けロール、９・・・プリント機構部、９a・
・・走査テーブル、９b・・・マイクロステップモー
タ、９c・・・テープ巻き取り軸、９d・・・インキリボ
ンカセット、９e・・・感熱ヘッド、９f・・・受け台、
９g・・・送り出しガイド、９h・・・乾燥手段、１０・
・・刷版自動給紙装置、１０a・・・待機トレイ、１０a
・・・刷版ピックアップロール、１０c・・・送り出し
ガイド、１１・・・刷版巻き付け補助装置、１１a・・
・弛み取り用遊動ロール、１１b・・・後端縁押し付け
具、１２・・・刷版回収装置、１２a・・・バケット、
１２b・・・受けロール、１２c・・・アーム、１２d・
・・手繰り出しロール、

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ４１Ｆ 27/12 Ｂ４１Ｆ 27/12 Ｅ Ｂ４１Ｊ 2/325 Ｂ４１Ｊ 3/20 １１７Ａ Ｆターム(参考） 2C020 DA04 DA06 DA10 DA11 DA12 DA13 2C034 AA12 AA42 BA02 BA07 BA11 2C065 AA01 AB03 AB10 AD07 AF01 DA10 DA23 DA33 DA36 2H084 AA13 AA31 AA38 AE05 BB13 CC05

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 開閉自在な前爪と後爪を有していて周面
   に巻かれる刷版の巻き始め端縁を前爪でチャックすると
   ともに巻き終わり端縁Ｓ2を後爪でチャックする版胴
   と、版胴に巻かれる刷版に対して画線部以外の部分に浸
   し水を与える浸し装置と、版胴に巻かれる刷版に対して
   インキングロールを接触回転して画線部にインキを供給
   するインキング装置と、版胴に巻かれる刷版に外接回転
   するゴム胴と、ゴム胴に対して印圧を加えて外接回転す
   る圧胴を有し、版胴に巻かれる刷版の画線部に供給する
   インキをゴム胴に転移しさらにゴム胴と圧胴の間に通す
   被印刷紙に転移・印刷するオフセット印刷装置におい
   て、 保水性を有する原稿用紙を積層収容する用紙トレイから
   原稿用紙を一枚引き出して該原稿用紙に対してインキリ
   ボンカセットのインキリボンを密着し感熱ヘッドを加熱
   走査するとともに原稿用紙を走査してインキリボンの油
   性インキを原稿用紙に昇華・転移し画線を描画して刷版
   を作成して該刷版を待機トレイに収容するように構成さ
   れた版作成用の熱転写プリンタを前記版胴の一側に備
   え、 さらに、前記待機トレイに収容された一番先にプリント
   された刷版を所要位置に回転停止する版胴の前爪にチャ
   ックされる位置へ送り出す刷版送り出し装置と、刷版の
   送り出し方向後端縁を所要位置に回転停止する版胴の後
   爪にチャックされる位置へ押し付ける後端縁押し付け具
   と、印刷後に所要位置に回転停止する版胴の前爪及び後
   爪のチャック解除により版胴から離れ得る刷版を回収す
   る刷版回収装置を備えていることを特徴とする，印刷機
   上での製版処理機能付きオフセット印刷装置。