JP2001341275A - 印刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を
一切省略したコンピュータトウプレスが実現できる，印
刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置。 【解決手段】 周面に巻かれる刷版Ｓをチャックする前
爪１と後爪２を有している版胴３と、浸し装置４と、イ
ンキング装置５と、ゴム胴６と、圧胴７を有するオフセ
ット印刷装置において、送り出し方向規制ガイド９aと
後端縁押し付け具９cとで保水性を有する原稿用紙を版
胴３に自動的に巻き付ける構成とし、原稿用紙に対して
インキリボンカセット１０fのインキリボンを密着し感
熱ヘッド１０gを加熱してインキリボンの油性インキを
原稿用紙Ｓoに昇華・転移して画線を描画し刷版を作成
するように構成された版作成用の熱転写プリンタＰを備
えた。又、前爪１及び後爪２のチャック解除により版胴
３から離れ得る刷版Ｓを回収する刷版回収装置１２を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、フィルム出力、
刷版焼き付け等の中間工程を一切省略したコンピュータ
トウプレスが実現できる，印刷機上での製版処理機能付
きオフセット印刷装置に関する。

【０００２】従来のオフセット印刷装置は、前爪と後爪
を有していて周面に巻かれる刷版（ＰＳ版）の巻き始め
端縁を前爪でチャックするとともに巻き終わり端縁を後
爪でチャックする版胴と、版胴に巻かれる刷版に対して
画線部以外の部分に浸し水を与える浸し装置と、版胴に
巻かれる刷版に対して接触回転して画線部にインキを供
給するインキング装置と、版胴に巻かれる刷版に外接回
転するゴム胴と、ゴム胴に対して印圧を加えて外接回転
する圧胴を有し、版胴に巻かれる刷版の画線部に供給す
るインキをゴム胴に転移しさらにゴム胴と圧胴の間に通
す非印刷紙に転移・印刷する構成であった。

【従来の技術】

【０００３】上記従来のオフセット印刷装置は、印刷機
上での製版処理機能を有していないので、フィルム出
力、刷版焼き付け等の中間工程を一切省略したコンピュ
ータトウプレスが実現できなかった。

【０００４】本願発明は、上述した点に鑑み案出したも
ので、フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を一切
省略したコンピュータトウプレスが実現できる，印刷機
上での製版処理機能付きオフセット印刷装置を提供する
ことを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本願発明は、開閉自在な
前爪と後爪を有していて周面に巻かれる刷版の巻き始め
端縁を前爪でチャックするとともに巻き終わり端縁を後
爪でチャックする版胴と、版胴に巻かれる刷版に対して
画線部以外の部分に浸し水を与える浸し装置と、版胴に
巻かれる刷版に対してインキングロールを接触回転して
画線部にインキを供給するインキング装置と、版胴に巻
かれる刷版に外接回転するゴム胴と、ゴム胴に対して印
圧を加えて外接回転する圧胴を有し、版胴に巻かれる刷
版の画線部に供給するインキをゴム胴に転移しさらにゴ
ム胴と圧胴の間に通す非印刷紙に転移・印刷するオフセ
ット印刷装置において、刷版用原稿用紙を送り出す自動
給紙装置と、自動給紙装置から送り出される刷版用原稿
用紙の先端縁を所要位置に回転停止する版胴の前爪にチ
ャックされる位置に案内する送り出し方向規制ガイド
と、自動給紙装置から送り出される刷版用原稿用紙の後
端縁を所要位置に回転停止する版胴の後爪にチャックさ
れる位置へ押し付ける後端縁押し付け具を備え、さら
に、前記版胴に巻き付けられた保水性を有する原稿用紙
に対してインキリボンカセットのインキリボンを密着し
感熱ヘッドを加熱してインキリボンの油性インキを原稿
用紙に昇華・転移して画線を描画し刷版を作成するよう
に構成された版作成用の熱転写プリンタを備え、さら
に、印刷後に所要位置に回転停止する版胴の前爪及び後
爪のチャック解除により版胴から離れ得る刷版を回収す
る刷版回収装置を備えていることを特徴とする，印刷機
上での製版処理機能付きオフセット印刷装置を提供する
ものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態に係る，印
刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置を図１
乃至図７を参照して説明する。本願発明のオフセット印
刷装置は、開閉自在な前爪１と後爪２を有していて周面
に巻かれる刷版Ｓの巻き始め端縁を前爪1でチャックす
るとともに巻き終わり端縁を後爪2でチャックする版胴
３と、版胴３に巻かれる刷版Ｓに対して画線部以外の部
分に浸し水を与える浸し装置４と、版胴３に巻かれる刷
版Ｓに対して接触回転して画線部にインキを供給するイ
ンキング装置５と、版胴３に巻かれる刷版Ｓに外接回転
するゴム胴６と、ゴム胴６に対して印圧を加えて外接回
転する圧胴７を有し、版胴３に巻かれる刷版Ｓの画線部
に供給するインキをゴム胴６に転移しさらにゴム胴６と
圧胴７の間に通す非印刷紙Ｗに転移・印刷するタイプの
オフセット印刷装置であり、版に浸し水を与えるタイプ
のオフセット印刷装置である。なお、刷版Ｓの版胴３へ
の密着性を確保するために版胴３に内外を連通するピン
ホールを無数に設けさらに版胴３の内部を軸部に穿つ孔
を通して負圧発生装置と接続して版胴３にバキューム機
能を持たせて刷版Ｓを吸引するのが好ましい。前爪１と
後爪２の開閉する手段は、版胴の内部に前爪１、後爪２
を閉じる方向に付勢するばねとばねの付勢に抗して前爪
１、後爪２を開けるアクチュエータを設けるか、又は、
版胴の内部に前爪１、後爪２を閉じる方向に付勢するば
ねを設け、外部にばねとばねの付勢に抗して前爪１、後
爪２を開けるアクチュエータを設けても良い。前爪１、
後爪２は、揺動して開閉しても平行に開閉しても良い。

【０００７】本願発明のオフセット印刷装置は、版胴３
に対して自動給紙装置８と自動巻き付け装置９と熱転写
プリンタ１０と乾燥手段１１と刷版回収装置１２を備え
ている。

【０００８】自動給紙装置８は、バキューム機能を有す
るピックアップロール８aのバキュームを開始して該ピ
ックアップロール８aを用紙カセット８bに収容された刷
版用原稿用紙Ｓoに対して接近移動して密着してから復
帰移動して刷版用原稿用紙Ｓoを確実に一枚引き出し次
いでピックアップロール８aを回転することにより刷版
用原稿用紙Ｓoを送り出すようになっている。刷版用原
稿用紙Ｓoは、湿っても膨潤せずかつ延伸せず、切れや
すくならない紙或いはポリエステルフィルムの表面に保
水性を有していて、浸し水を与えられる前は油性インキ
が良好に付着し得る被膜を形成してなる。そのような保
水性を有しかつ油性インキが良好に付着し得る被膜は、
例えば、チタンコート被膜によって提供できる。そし
て、自動給紙装置８は、前記のピックアップロール８a
により送り出される刷版用原稿用紙Ｓoを送りロール８c
と受けロール８dとでプリント位置へ送り出すようにな
っている（図１）。

【０００９】自動巻き付け装置９は、上記熱転写プリン
タで作成される刷版Ｓの先端縁を所要位置に回転停止す
る版胴３の前爪１にチャックされる位置に案内する送り
出し方向規制ガイド９aと、刷版Ｓの先端縁が版胴３の
前爪１にチャックされ版胴３が巻き取り回転を始めて前
爪１が通過した直後に刷版Ｓを版胴３に押し付けて弛み
が生じずに密着して巻き付かせる弛み取り用遊動ロール
９bと、刷版Ｓの後端縁を所要位置に回転停止する版胴
３の後爪２にチャックされる位置へ押し付ける後端縁押
し付け具９cとからなる。

【００１０】熱転写プリンタ１０は、ライン走査する走
査テーブル１０aを備えている。走査テーブル１０aに
は、二つのマイクロステップモータ１０b,１０cが取り
付けられ、各モータの出力軸とテープ巻き取り軸１０d,
１０eとが連結されていて、走査テーブル１０aの走査面
の側方に並列に格納されている複数のインキリボンカセ
ット１０fのうちの一つを選択して走査テーブル１０aが
接近係合してから復帰することにより選択したインキリ
ボンカセット１０fを自己装着しこのときインキリボン
カセット１０fの二つのボビンの軸孔が二つのテープ巻
き取り軸１０d,１０eに嵌合するようになっている。イ
ンキリボンカセット１０fは、感熱昇華性の油性インキ
を塗布したインキリボンを巻いてなる。そして、ライン
走査する走査テーブル８に感熱ヘッド１０gを版胴３に
対向して備えていて、感熱ヘッド１０gと版胴３の間
に、走査テーブル１０aに自己装着したインキリボンカ
セット１０fのインキリボンが位置し、インキリボンと
受け台１０hとの間に刷版用原稿用紙Ｓoが給紙される
（図１）。そして、プリントする際は、コントローラか
ら送られる信号により走査テーブル１０aが所要にライ
ン走査されかつ画線部に対応する信号に基づいて感熱ヘ
ッド１０gがインキリボンを刷版用原稿用紙Ｓoに押し付
けて発熱しインキリボンの油性インキを刷版用原稿用紙
Ｓoに昇華・転移して刷版Ｓを作成するように構成され
ている。

【００１１】乾燥手段１１は、刷版用原稿用紙Ｓoが版
胴３に巻き付けられさらに熱転写プリンタＰよりプリン
トされてなる刷版Ｓに対して熱風を送って画線を形成し
ている油性インキを乾燥させる。

【００１２】刷版回収装置１２は、印刷後に所要位置に
回転停止する版胴３の前爪１及び後爪２のチャック解除
により版胴３から離れ得る刷版Ｓを回収する。詳述する
と、バケット１２aと、バケット１２aの上部に備える遊
動回転自在な受けロール１２bと、アーム１２cの揺動端
に設けられ図示しないモータにより回転駆動される手繰
り出しロール１２dを有し、印刷後に刷版Ｓの先端縁が
受けロール１２bと手繰り出しロール１２dの間に垂れた
ら、これを検知する図示しないセンサの検知信号に基づ
いてアーム１２cが揺動し手繰り出しロール１２dが回転
して刷版Ｓを挟んで受けロール１２bに当接し刷版Ｓを
たぐり出すように構成されている。なお、必要に応じて
バキュームパッドで刷版Ｓの先端縁を版胴３から離れさ
せ、受けロール１２bと手繰り出しロール１２dの間に垂
れさせるようにする。

【００１３】本願発明の，印刷機上での製版処理機能付
きオフセット印刷装置は、以下のように動作する。(1)
自動給紙装置８が送り出す刷版用原稿用紙Ｓoの先端縁
を受け入れる位置に、版胴３が回転停止し、前爪１がチ
ャック解除状態に開く。このとき、インキング装置５の
インキングロール５a,５b及び浸し装置４のタッチロー
ル４a,４bを版胴３から離間させるようになっている
（図１）。(2)自動給紙装置８が一枚の刷版用原稿用紙
Ｓoを送り出す。送り出し方向規制ガイド９aが刷版用原
稿用紙Ｓoの先端縁を前爪１がチャックし得る位置へ導
く。自動給紙装置８が刷版用原稿用紙Ｓoの送り出しを
一時停止する。前爪１が閉じて刷版用原稿用紙Ｓoの先
端縁をチャックする（図１）。受け台１０h(3)自動給紙
装置８からの刷版用原稿用紙Ｓoの送り出し速度に完全
に同期して版胴３が回転する。前爪１が通過した直後に
弛み取り用遊動ロール９bが版胴３に向かって接近移動
して刷版用原稿用紙Ｓoを版胴３に押し付けて弛みが生
じないように密着させる（図２）。刷版用原稿用紙Ｓo
の後端縁が自動給紙装置８から離れる（図２）。引き続
き、後爪２が閉じて刷版Ｓの後端縁をチャックし得る位
置に来るまで版胴３が小さな角度回転してから停止する
（図２）。後端縁押し付け具９cが刷版Ｓの後端縁を版
胴３の後爪２にチャックされる位置へ押し付け、次い
で、後爪２が閉じて刷版用原稿用紙Ｓoの後端縁をチャ
ックする（図２）。(4)上述したように、弛み取り用遊
動ロール９bが刷版Ｓを版胴３に押し付けて弛みが生じ
ずに密着させ版胴３が回転するから、版胴３に巻き付け
た刷版用原稿用紙Ｓoは版胴３に密着する。次いで、後
端縁押し付け具９cと弛み取り用遊動ロール９bが版胴３
から離れる。受け台１０h(5)次いで、版胴３が回転し熱
転写プリンタＰよりプリントが行われる。すなわち、感
熱ヘッド１０gがインキリボンを刷版用原稿用紙Ｓoに押
し付けて発熱しインキリボンの油性インキを刷版用原稿
用紙Ｓoに昇華・転移して画線を描画し刷版Ｓを作成す
る（図４）。受け台１０h(6)プリントが完了し刷版Ｓが
できあがると、引き続き、版胴３が回転し乾燥手段１１
が刷版Ｓに対して熱風を送って画線を形成している油性
インキを乾燥させる。乾燥が終了すると、版胴３が回転
停止し乾燥手段１１が送風停止する（図示しない）。
(7) 版胴３に浸し装置４のタッチロール４a,４bを接触
させ版胴３を数回転させて刷版Ｓの非画線部に浸し水を
十分に含ませ、次いで、版胴３にインキング装置５のイ
ンキングロール５a,５bを接触させ版胴３を数回転させ
て刷版Ｓの画線部に油性インキを供給して回転停止す
る。次いで、圧胴７がゴム胴６に対して印圧を加えて、
ゴム胴６を微小寸法上昇させて版胴３と接触させ、版胴
３とゴム胴６と圧胴７が滑り接触することなく接触回転
し、版胴３に巻かれる刷版Ｓの画線部に供給する油性イ
ンキをゴム胴６に転移しさらにゴム胴６と圧胴７との間
に挟入される非印刷紙Ｗに転移してオフセット印刷する
（図５）。(8)印刷を終了したら、インキング装置５の
インキングロール５a,５b及び浸し装置４のタッチロー
ル４a,４bを版胴３から離間させる。前爪１が刷版回収
装置１２に対応する所要位置に来るように版胴３を回転
停止し、次いで、前爪１が開いて刷版Ｓの先端縁をチャ
ック解除する（図６）。刷版Ｓの先端縁はバケット１２
aの上部と手繰り出しロール１２dとの間に垂れる。手繰
り出しロール１２dが揺動してバケット１２aの上部に備
える受けロール１２bの間に刷版Ｓの先端縁を挟持する
（図６）。(9) 手繰り出しロール１２dと版胴３が同調
回転し、後爪２が版胴３に対する接点位置を通過した時
点で該後爪２をチャック解除し、引き続いて手繰り出し
ロール１２dが回転して刷版Ｓが版胴３から離れバケッ
ト１２aに回収される（図７）。

【００１４】図８は、二色刷りのオフセット印刷機に適
用した状態を示す。各刷版Ｓにトンボを設けてこれをＣ
ＣＤカメラで検出して四色刷りの刷版の検討あわせを行
ってから印刷する。

【００１５】本願発明は、版胴の後爪のチャック解除を
前爪のチャック解除よりも先に行うようにして、刷版を
巻き外しを行っても良い。本願発明は、十色刷りのオフ
セット印刷機にも適用される。

【００１６】

【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明の，
印刷機上での製版処理機能付きオフセット印刷装置は、
フィルム出力、刷版焼き付け等の中間工程を一切省略し
たコンピュータトウプレスが実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明の印刷機上での製版処理機能付きオフ
セット印刷装置の実施の形態に係り、刷版製作中及び刷
版の先端縁を版胴の前爪でチャックする状態を示す概略
縦断面図。

【図２】刷版の後端縁を版胴の後爪でチャックして刷版
の巻き付けを完了した状態を示す概略縦断面図。

【図３】プリント製版中の状態を示す概略縦断面図。

【図４】印刷中の状態を示す概略縦断面図。

【図５】版胴の前爪をチャック解除して刷版を巻き外す
状態を示す概略縦断面図。

【図６】版胴の後爪をチャック解除して刷版を巻き外し
を完了した状態を示す概略縦断面図。

【図７】本願発明の印刷機上での製版処理機能付きオフ
セット印刷装置を二色刷りのオフセット印刷機に適用し
た状態を示す概略縦断面図。

【符号の説明】

１・・・前爪、２・・・後爪、３・・・版胴、４・・・
浸し装置、５・・・インキング装置、６・・・ゴム胴、
７・・・圧胴、Ｗ・・・非印刷紙、Ｓ・・・刷版、Ｓo
・・・刷版用原稿用紙、Ｐ・・・熱転写プリンタ、８・
・・自動給紙装置、８a・・・ピックアップロール、８b
・・・用紙カセット、８c・・・送りロール、８d・・・
受けロール、９・・・ 自動巻き付け装置、９a・・・
送り出し方向規制ガイド、９b・・・弛み取り用遊動ロ
ール、９c・・・後端縁押し付け具、１０・・・熱転写
プリンタ、１０a・・・走査テーブル、１０b,１０c・・
・マイクロステップモータ、１０d,１０e・・・テープ
巻き取り軸、１０f・・・インキリボンカセット、１０g
・・・感熱ヘッド、１１・・・乾燥手段、１２・・・刷
版回収装置、１２a・・・バケット、１２b・・・受けロ
ール、１２c・・・アーム、１２d・・・手繰り出しロー
ル、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 開閉自在な前爪と後爪を有していて周面
   に巻かれる刷版の巻き始め端縁を前爪でチャックすると
   ともに巻き終わり端縁を後爪でチャックする版胴と、版
   胴に巻かれる刷版に対して画線部以外の部分に浸し水を
   与える浸し装置と、版胴に巻かれる刷版に対してインキ
   ングロールを接触回転して画線部にインキを供給するイ
   ンキング装置と、版胴に巻かれる刷版に外接回転するゴ
   ム胴と、ゴム胴に対して印圧を加えて外接回転する圧胴
   を有し、版胴に巻かれる刷版の画線部に供給するインキ
   をゴム胴に転移しさらにゴム胴と圧胴の間に通す非印刷
   紙に転移・印刷するオフセット印刷装置において、 刷版用原稿用紙を送り出す自動給紙装置と、自動給紙装
   置から送り出される刷版用原稿用紙の先端縁を所要位置
   に回転停止する版胴の前爪にチャックされる位置に案内
   する送り出し方向規制ガイドと、自動給紙装置から送り
   出される刷版用原稿用紙の後端縁を所要位置に回転停止
   する版胴の後爪にチャックされる位置へ押し付ける後端
   縁押し付け具を備え、さらに、前記版胴に巻き付けられ
   た保水性を有する原稿用紙に対してインキリボンカセッ
   トのインキリボンを密着し感熱ヘッドを加熱してインキ
   リボンの油性インキを原稿用紙に昇華・転移して画線を
   描画し刷版を作成するように構成された版作成用の熱転
   写プリンタを備え、さらに、印刷後に所要位置に回転停
   止する版胴の前爪及び後爪のチャック解除により版胴か
   ら離れ得る刷版を回収する刷版回収装置を備えているこ
   とを特徴とする，印刷機上での製版処理機能付きオフセ
   ット印刷装置。