JP2002001672A - 研削砥石およびその製造方法 - Google Patents

研削砥石およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002001672A
JP2002001672A JP2000183823A JP2000183823A JP2002001672A JP 2002001672 A JP2002001672 A JP 2002001672A JP 2000183823 A JP2000183823 A JP 2000183823A JP 2000183823 A JP2000183823 A JP 2000183823A JP 2002001672 A JP2002001672 A JP 2002001672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
peripheral edge
abrasive grain
inner peripheral
radius
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000183823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4352588B2 (ja
Inventor
Tsutomu Takahashi
務 高橋
Masato Nakamura
正人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2000183823A priority Critical patent/JP4352588B2/ja
Publication of JP2002001672A publication Critical patent/JP2002001672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4352588B2 publication Critical patent/JP4352588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削精度が高く、研削液を滞留保持できる。 【解決手段】 台金11の一端面11aに複数の砥粒層
セグメント12…を、台金の軸線Oを中心とする円周に
沿って配列する。研削面15の内周縁15aを円周R1
より小さい半径raの円弧として径方向外側に突出させ
る。外周縁15bも円周R3より小さい半径rbの円弧
として径方向外側に突出させる。各砥粒層セグメント1
2は軸線Oを中心とする仮想の円周R1に内周縁15a
の周方向両端a,aを重ねるように固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種平面研削に使
用されるカップ型砥石等の研削砥石及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばカップ型砥石は、カップ型台金の
軸線方向一端面に、直方体形状のものを円弧状に湾曲さ
せて得た砥粒層セグメントを、台金の軸線を中心とする
円周に沿って多数並べて固定したものであり、各種の平
面研削に使用される。この種の平面研削の中でも、特に
高い平面精度が要求されるのはウェーハの平面研削であ
る。一般的なウェーハの平面研削では、図11および図
12に示すように下定盤1上にウェーハWを平行かつ同
軸に固定し、下定盤1を中心軸線Ow回りに回転させ
る。一方、カップ型砥石2の砥粒層をなすセグメント4
の下端面である研削面をウェーハWの上面に平行に当接
させながら、カップ型砥石2をその軸線回りに回転させ
ることにより、ウェーハWの上面を平面研削する。カッ
プ型砥石2は、カップ型台金3の下端面に軸線Oを中心
とする真円の円周に沿って多数のセグメント4…を固定
したものである。研削に際し、セグメント4はほぼウェ
ーハWの中心上を通過するように位置決めされ、ウェー
ハWの中心部も削り残すことがないように配慮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の方
法によると、セグメント4の研削面における外周側およ
び内周側のエッジにおいてウェーハ研削量が大きくなる
ので、これら内外縁部分においてセグメント4の摩耗速
度が相対的に大きくならざるを得ない。したがって、時
間経過につれてセグメント4の内外縁部分に形状ダレが
生じ、特に、ウェーハWの中心に僅かな突起が形成さ
れ、この突起によってウェーハWの平面精度が悪化する
という問題があった。同様の問題は他の被削材、他の形
式の平面研削においても発生し得るものである。またセ
グメント4は円弧状に延在していて、その周方向に回転
移動するためにその内周縁と外周縁の各エッジによって
研削領域が仕切られ、ウエーハWにはこのエッジの研削
痕による段差が生じてしまい研削精度が低下することも
あった。また円弧状のセグメント4はその研削面の内周
縁がセグメント4の配列円周とほぼ同一の曲率半径の円
弧状に設定されているために、カップ型砥石2の回転に
つれてその遠心力のために研削面に供給した研削液が径
方向外側及び周方向に飛ばされて隣り合うセグメント
4,4間の間隙から外部に排出されやすく、そのために
多量の研削液を必要として研削効率が悪く研削熱が上昇
してウエーハWの反りを生じ易いという問題があった。
【0004】そこで、例えば実公平7−5983号公報
には、砥粒層のセグメントの配列を完全な真円ではな
く、部分的に内または外へ偏心した歪んだ円形状にする
発明が開示されている。この発明によれば、砥石回転に
つれて、セグメントが砥石半径方向の内外に揺動するた
め、この揺動につれてウェーハ中心部の突起の発生を防
止することが可能である。しかし、実公平7−5983
号公報に記載された発明においては、セグメントを複雑
な曲線に沿って配列させ、しかも砥石全体の重心を砥石
の軸線Oと合致させなければならないため、実際には製
造が難しくコストがかかるという問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、高い精度を以て平面研削を効率的に行うことがで
きるようにした研削砥石を提供することを目的とする。
また本発明の他の目的は、高い精度で平面研削を効率的
に行うことができる研削砥石を容易に製造できるように
した研削砥石の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研削砥石
は、台金の軸線方向の一端面に、複数の砥粒部を、台金
の軸線を中心とする円周に沿って配列した研削砥石であ
って、少なくとも一部の砥粒部は、研削面の内周縁がそ
の周方向端部を含む軸線を中心とする円周(R1)に比
して周方向中央部を半径方向外方へ突出させた形状をな
していることを特徴とする。研削砥石を回転研削するに
際して、研削面は研削量が一定の主研削部分と内周縁に
よって規定され研削量が増減変化する副研削部分とで構
成されるから、被削材に対して砥粒部の研削面が移動し
つつ研削する際に主研削部分に隣接する副研削部分によ
る研削量が砥粒部の幅方向外側(径方向内側)に向けて
連続して変化するために特に周辺の研削がなめらかに行
われて研削面に段差や研削痕が生じず仕上げ面精度を高
めると共に、回転時に遠心力が研削液に働いても砥粒部
の内周縁でつくる凹部領域に研削液を滞留保持でき被削
材の局部的な加熱を防いで反り等を防止できて少ない研
削液で効率的な研削を行うことができる。尚、円周(R
1)に重なる内周縁の端部は両端または一端のいずれで
もよい。
【0007】また、砥粒部は、研削面の外周縁がその周
方向端部を含む前記軸線を中心とする円周(R3または
R4)に比して周方向中央部を半径方向外方または内方
へ突出させた形状をなしていてもよい。この構成によっ
て砥粒部は主研削部分の幅方向両側に研削量が漸次変化
する副研削部分を設けることができて研削精度を一層向
上できる。また砥粒部の内周縁は平面視円弧状をなすと
共にその曲率半径(ra)は、内周縁の周方向端部を含
む前記軸線を中心とする円周(R1)の曲率半径(r
1)の50〜90%であってもよい。内周縁の曲率半径
(ra)が軸線を中心とする円周(R1)の曲率半径の
50%より小さいと研削液を滞留保持する能力が小さく
なって効率が悪い。また50%未満または90%を越え
ると副研削部分の研削量が大きくなって被削材に段差や
研削痕を生じ易くなる。また砥粒部の外周縁は平面視円
弧状をなすと共にその曲率半径(rb)は、外周縁の周
方向端部を含む前記軸線を中心とする円周(R3または
R4)の曲率半径(r3,r4)の50〜90%であっ
てもよい。この場合も外周縁の曲率半径(rb)が軸線
を中心とする円周(R3またはR4)の曲率半径の50
%より小さいか90%を越えると副研削部分の研削量が
大きくなって被削材に段差や研削痕を生じ易くなる。ま
た一部の砥粒部の長さは、前記砥粒部の内周縁の周方向
端部を含む軸線を中心とする円周(R1)の長さの1/
20〜1/100の範囲であってもよい。砥粒部の長さ
が円周(R1)の長さ(=2πr1)の1/100より
小さいとその研削挙動は単純な円周状砥粒層の挙動に近
くなり被削材の中心軸線近傍での突起形成の抑制効果が
小さいという欠点があり、1/20より大きいと被削材
の表面粗さが荒くなるという欠点がある。
【0008】本発明による研削砥石の製造方法は、略直
方体または立方体形状の砥粒部について一の面を円盤状
の砥石で研削することで研削面に凹曲線形状の内周縁を
形成し、この砥粒部をその内周縁の曲率半径(ra)よ
り大きい曲率半径(r1)を有する、台金の軸線を中心
とする円周(R1)に沿って配列してなることを特徴と
する。この製造方法によれば、砥粒部が単純な直方体形
状や円弧板状とは異なる異形状であっても、高価で特殊
な型を製作して型成形する必要がなく、一般的な直方体
または立方体形状から研削加工して成形でき、低廉で容
易に成形できる。尚、内周縁だけでなく外周縁も円盤状
の砥石で研削加工しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6により説明する。図1は、本発明の第一の実施
の形態によるカップ型砥石を下から見た図、図2は図1
に示すカップ型砥石における砥粒層セグメントの部分拡
大図、図3は砥粒層セグメントの幅方向における主及び
副研削部分による研削量の変化を示す図、図4は砥粒層
セグメントの製造方法を示す図、図5はカップ型砥石に
よるウエーハの研削状態を示す図、図6は砥粒層セグメ
ントの幅方向における主及び副研削部分によるウエーハ
の研削領域を示す図である。本発明の第一の実施の形態
によるカップ型砥石10(研削砥石)は、図1及び図2
に示すように、例えば円盤形をなすカップ型台金11の
軸線方向の一端面11aに、複数の砥粒層セグメント
(砥粒部)12…を、台金の軸線Oを中心とする円周に
沿って周方向に所定の間隔13…を空けた状態で配列し
たものである。各砥粒層セグメント12はその長手方向
に沿って円弧状を呈している。ここで台金11の形状や
材質は本発明では限定されず、従来よりカップ型砥石に
使用されているものであればいかなる形状、材質であっ
てもよい。台金11は図示しない締結手段を介して砥石
軸16に取り付け可能とされ、この砥石軸16によって
回転駆動される。
【0010】砥粒層セグメント12は、ダイヤモンドや
CBNなどの超砥粒、もしくはSiC,Al23等の一
般砥粒などを金属、樹脂、もしくはガラスなどの結合材
で固めてなるメタルボンド砥粒層、レジンボンド砥粒
層、ビトリファイドボンド砥粒層、または電着砥粒層の
いずれでもよい。そして各砥粒層セグメント12は、例
えば直方体形状または立方体形状のものを円弧状に湾曲
させてなり台金11への固着面に対向する面が研削面1
5とされ、研削面15の径方向内側をなす内周縁15a
は軸線O側に設けた内周側面17との交差稜線に形成さ
れ、研削面15の外周側をなす外周縁15bは内周側面
17に対向する外周側面18との交差稜線に形成され、
それぞれ(一端面11aの)半径方向外側に凸をなすよ
うに突出した円弧形状とされている。
【0011】図2において、台金11の一端面11aに
おける軸線Oを中心とする適宜の半径r1を有する円周
R1上に内周面15aの長手方向(周方向)両端a,a
が位置するように各砥粒層セグメント12を配列固定し
た状態で、内周面15aは円周R1より半径方向外方に
突出するようにr1より小さい半径raに設定されてい
る。更に外周縁15bも内周縁15aと同一の曲率半径
rb(=ra)を有しているが、後述の仮想の円周R3
の半径r3より小さい半径であればraと異なる半径で
あってもよい。また内周縁15aと外周縁15bの各曲
率半径ra、rbは、内周縁15aの周方向両端部a,
aを含む、前記軸線Oを中心とする円周R1の曲率半径
r1の50〜90%とする。ここで半径raがr1の5
0%より小さいと研削液を滞留保持する能力が小さくな
って研削効率が悪く、また半径ra、rbが50%未満
及び90%を越えると後述の副研削部分16a、16b
の研削量が大きくなって内外周縁15a,15bで被削
材に段差や研削痕を生じ易くなるという問題が生じる。
【0012】そして砥粒層セグメント12は直方体を湾
曲させたものであるから、研削面15はその長手方向全
長にほぼ同一幅とされている。そのため、図2に示す台
金11の一端面11aにおいて、各砥粒層セグメント1
2の内周縁15aの両端a,aに重なる仮想の円周R1
と、内周縁15aの中央に外接する仮想の円周R2と、
外周縁15bの両端b,bに重なる仮想の円周R3と、
外周縁15bの中央部に外接する仮想の円周R4とは台
金11の軸線Oを中心とする同心円をなすことになる。
また各砥粒層セグメント12の研削面15において、円
周R2−R3間の領域は主研削部分14とされ、円周R
2と内周縁15a間の領域が副研削部分16a、円周R
3と外周縁15b間の領域が副研削部分16bとされて
いる。そしてカップ型砥石10を軸線O回りに回転させ
て研削させた場合、各砥粒層セグメント12はその円弧
方向に摺動して研削面15で研削することになる。この
場合、研削面15の各部分の研削量は図3に示すように
主研削部分14で100%、副研削部分16a、16b
では主研削部分14側から外側に漸次研削量が滑らかに
減少するように幅方向に変化することになる。
【0013】砥粒層セグメント12の幅は特に限定され
ないが、例えばウェーハ研削用として使用するのであれ
ば1.5〜6mm程度であると好適である。砥粒層セグ
メント12の長さは限定されないが、仮想の円周R1の
長さ(2πr1)の1/20〜1/100の範囲とす
る。ここで砥粒層セグメント12の長さが円周R1の長
さの1/100より小さいとその研削挙動は単純な円周
状砥粒層の挙動に近くなり被削材の中心軸線近傍での突
起形成の抑制効果が小さいという欠点があり、1/20
より大きいと被削材の表面粗さが荒くなるという欠点が
ある。尚、砥粒層セグメント12の研削面15の四辺
は、必要であればいずれも面取りされていてよい。ま
た、砥粒層セグメント12の4つの角は、必要であれば
適宜丸められていてもよい。
【0014】次に本実施の形態によるカップ型砥石10
に装着配列する砥粒層セグメント12の製造方法につい
て図4により説明する。まず砥粒を結合相で分散固着さ
せた砥粒層を直方体形状または長方形板状に成形して砥
粒層セグメント12Aを製作する。砥粒層セグメント1
2Aが例えばメタルボンド砥石であれば超砥粒をメタル
ボンドで分散状態で結合し、型などで直方体形状に成形
する。次にこの砥粒層セグメント12Aを図4に示すよ
うな例えば正八角形状のフレーム20の各辺20Aに1
つづつ固定保持し、固定されたセグメント12Aをフレ
ーム20の外側から円盤状研削砥石22で回転研削する
ことで例えば半径rbの円弧をなす凸曲面状の外周側面
18及び外周縁15bを成形する。そして円盤状砥石2
2をフレーム20の内側に配設して外周側面18に対向
する側面を研削することで例えば半径raの円弧をなす
凹曲面状の内周側面17及び内周縁15aを成形して焼
結する。このようにして直方体形状をなす砥粒層セグメ
ント12Aを研削によって円弧状の砥粒層セグメント1
2に加工成形できる。従来、直方体とは異なる異形状の
砥粒層セグメントの製作に際しては高価な型を製作して
成形で製作していたが、本実施の形態による砥粒層セグ
メント12は型成形でなく研削によって容易に製作でき
る。
【0015】次に本実施の形態によるカップ型砥石10
を使用したウェーハの平面研削方法について図5及び図
6により説明する。この方法ではまず、研磨すべきウェ
ーハWを従来通りの方法により下定盤1上に同軸に固定
し、下定盤1をその軸線Ow回りに定速で回転させる。
さらに、カップ型砥石10をその軸線O回りに回転させ
ながら、ウェーハWの研削すべき面に、各砥粒層セグメ
ント12の下端面である研削面15を平行に当接させ
る。この時、ウェーハWとカップ型砥石10との位置
は、図6の通りに設定することが望ましい。この図にお
いて斜線をなす主研削領域24は、砥粒層セグメント1
2の研削面15の主研削部分14によって研削される領
域を示し、その両側の斜線をなす副研削領域26A,2
6Bは研削面15の副研削部分16a,16bによって
それぞれ研削される領域を示している。
【0016】研削を行うとき、ウェーハWの中心Ow
は、主研削領域24に入っていることが必要であり、よ
り好ましくは、仮想の円弧R2またはR3上にウェーハ
Wの中心Owを位置させる。仮想の円弧R3上にウェー
ハWの中心Owを位置させた場合、砥石10の回転につ
れて砥粒層セグメント12の外周縁15bのエッジによ
りウェーハWの中心部が剪断的に研削されるため、中心
Owに突起が一層残りにくくなる。また、仮想の円弧R
2上にウェーハWの中心Owを位置させた場合、カップ
型砥石10の回転につれて砥粒層セグメント12の内周
縁15aのエッジによりウェーハWの中心部が剪断的に
研削されるため、やはり中心Owに突起が残りにくくな
る。
【0017】この平面研削方法によれば、図6に示すよ
うに、砥粒層セグメント12の主研削部分14が研削を
行う研削量100%の主研削領域24の両側に位置する
副研削領域26a,26bを、副研削部分16a,16
bで主研削領域24から幅方向外側になだらかに研削量
が減少するように研削することができるので、各砥粒層
セグメント12の内周縁15aおよび外周縁15bが早
く摩耗しすぎることを防止できる。したがって、砥粒層
セグメントの形状ダレに起因してウェーハWの中心Ow
に突起が生じることを防止できるから、高い精度を以て
ウェーハWの平面研削を行うことが可能である。同様の
効果は、ウェーハW以外の被削材に対しても得ることが
可能である。しかも砥粒層セグメント12の中央から幅
方向外側に研削量が漸次減少することで段差による研削
痕をウエーハWに生じることがなく研削精度が高い。
【0018】また研削に際してウエーハWと砥粒層セグ
メント12の研削面15との間に研削液が供給されてウ
エーハWの機械的化学的研磨を促進する。この研削液は
台金11の一端面11a上に軸線Oと同心に円周状に配
列された複数の砥粒層セグメント12…によってその内
部のウエーハW上に保留される。しかもカップ型砥石1
0とウエーハWの相互の回転によって研削液には半径方
向外側であって各砥粒層セグメント12の内周側面17
の接線方向に遠心力が作用するが、内周側面17は両端
a,aを通る円周R1に対して外方に凹曲面状を呈して
いるために円弧R1と内周縁15a(及び内周側面1
7)との間の空間内に研削液を保持できてセグメント1
2,12間の間隙13から外部に遠心力で排出されるこ
とが抑制される。そのために比較的少ない研削液を各砥
粒層セグメント12で滞留保持できて効率的に研磨でき
て研磨効率を向上でき、しかも内周縁15a付近の局部
的な加熱を防いでウエーハWの反り等の変形を防止でき
る。
【0019】上述のように本実施の形態によれば、研削
液を砥粒層セグメント12の内周縁15a内に効率的に
滞留保持できて研磨効率を向上でき、ウエーハWの局部
的な加熱を防いでウエーハWの変形を防止できる。また
砥粒層セグメント12のエッジの形状ダレを防止し、ウ
エーハWに突起や段差や研削痕等が生じるのを抑制でき
て高精度な平面研削を行うことができる。しかも砥粒層
セグメント12の成形にあたっては、直方体形状の砥石
の対向する二面を円盤状砥石22で研削することで簡単
且つ容易に砥粒層セグメント12を成形でき、従来の異
形状セグメントのように型成形するための特殊な成形型
が不要であるから製造コストが低廉である。また、砥粒
層セグメントの配列そのものを歪んだ円形とする実公平
7−5983号公報に記載された発明に比べ、本実施の
形態はウェーハWに対する研削抵抗を一定にしやすいた
め、回転バランスがよいという利点も有する。
【0020】次に本発明の第二の実施の形態を図7によ
り説明するが、第一の実施の形態と同様の部分には同一
の符号を用いて説明する。図7に示すカップ型砥石30
において、台金11の一端面11a上に軸線Oを中心に
して複数の砥粒層セグメント32(砥粒部)…がそれぞ
れ周方向に間隔13を開けて配列されている。各砥粒層
セグメント32は平面視で略円弧状を呈しており、一端
面11aへの固着面に対向する面が研削面15とされ、
その軸線側の側面が内周側面17及び内周縁15aを有
し、内周側面17に対向する外周側面33と研削面15
の交差稜線は外周縁35とされている。一端面11aに
おいて軸線Oを中心とする半径r1の円周R1上に内周
縁15aの両端a,aが位置するように各砥粒層セグメ
ント32を配列固定した状態で、内周縁15aは円周R
1より半径方向外方に突出するようにr1より小さい半
径raに設定され、内周縁15aは中央部で軸線Oを中
心とする半径r2の仮想の円周R2に内接している。ま
た外周縁35は仮想の円周R3と重なるよう同一の半径
r3を有する円弧状の凸曲線とされている。
【0021】本実施の形態によるカップ型砥石30によ
れば、各砥粒層セグメント32の研削面15は仮想の円
周R2−外周縁35(円周R3)間の主研削部分34
と、円周R2と内周縁15aとの間の副研削部分36a
とで構成されることになる。そのため、砥粒層セグメン
ト32の幅方向の研削量は図8に示すように主研削部分
34で100%、その内側の副研削部分36aで径方向
(幅方向)内側の軸線Oに近づくに従って漸次減少する
ようになっている。この場合でも主研削部分34でウエ
ーハWの軸線Owを研削すれば、ウエーハWが自転する
ために研削量がなだらかに変化する一方の副研削部分3
6aを有することで、中心Owに削り残しによる突起が
残りにくくウエーハ表面に段差や研削痕も生じない。ま
た内周縁15aの曲率半径raが仮想の円周R1の曲率
半径r1より小さいから、回転研削時に各内周縁15a
内で研削液を滞留保持できて研磨効率と冷却効率を向上
できる。
【0022】次に本発明の第三の実施の形態を図9によ
り説明するが、第一の実施の形態と同様の部分には同一
の符号を用いて説明する。図9に示すカップ型砥石40
において、台金11の一端面11a上に軸線Oを中心に
して周方向に複数の砥粒層セグメント42(砥粒部)…
がそれぞれ周方向に間隔を開けて配列されている。各砥
粒層セグメント42は平面視で概略円弧状を呈してお
り、一端面11aへの固着面に対向する面が研削面15
とされ、その軸線側の側面が内周側面43、外周側の側
面が外周側面45とされている。研削面15と内周側面
43の交差稜線が径方向外側に凸をなす円弧状の内周縁
15a、研削面15と外周側面45との交差稜線が径方
向内側に凸をなす外周縁47とされている。そして内周
縁15aは、その両端a,aが軸線Oを中心とする仮想
の円周R1上に位置すると共に、中央部が円周R1より
半径方向外方に突出して仮想の円周R2に内接するよう
に半径raの凹曲面に設定されている。また外周縁47
は、その両端b,bが軸線Oを中心とする半径r4の円
周R4上に位置すると共に、中央部が円周R4より半径
方向内方に突出して仮想の円周R3に内接するように半
径rb(<r4)の凹曲線に設定されている。
【0023】そのため砥粒層セグメント42は平面視で
略鼓形に形成されている。カップ型砥石40を回転させ
て研削する際に、研削面15の円周R2−R3間の主研
削部分44と、その幅方向両側の円周R2−内周縁15
a間、円周R3−外周縁47間の副研削部分46a,4
6bの各研削量は図3に示す第一の実施の形態のものと
同等になる。また研削液も同様に内周縁15a(内周側
面43)内で滞留保持できる。
【0024】尚、上述の各実施の形態では、台金11の
一端面11aに複数の砥粒層セグメント12、32、4
2をそれぞれ円周状に配列して構成したが、複数の砥粒
層セグメント12、32、42の略円周状の列に異なる
砥粒層セグメントが混在して配列されていてもよい。例
えば第一の実施の形態によるカップ型砥石10で説明す
ると、図10に示すように台金11の一端面11aに配
列された複数の砥粒層セグメント12…の一部を例えば
従来の砥粒層のセグメント4…に交換して配設してもよ
い。この場合、セグメント4は研削面が砥粒層セグメン
ト12の主研削部分14と同等の円弧形状を呈してお
り、研削面の内周縁4aと外周縁4bが円周R2−R3
に重なって形成された平面視で長手方向に略同一幅の円
弧板状を呈している。この構成によれば、カップ型砥石
10で回転研削する際に、セグメント4では図6に示す
斜線の主研削領域24のみの切削を行い砥粒層セグメン
ト12では主研削領域24とその両側の副研削領域26
A,26Bの研削を行うことになる。
【0025】尚、複数のセグメント4の総数に対する砥
粒層セグメント12(32,42)の占める割合は特に
限定されるものではないが、一般に5〜35%であるこ
とが好ましく、より好ましくは7〜30%とされる。5
%よりも少ないと、砥粒層セグメント12の内周縁15
a、外周縁15bにかかる研削負担が大きくなり、これ
らの摩耗速度が大きすぎて、本発明の効果が不十分とな
るおそれがある。一方、35%より大きくしてもよい
が、それ以上の効果の向上は期待できない。或いは、砥
粒層セグメント12、32,42、セグメント4の一部
または全部を周方向に混在させて配列させてもよい。ま
た砥粒層セグメント12、32、42とセグメント4は
相互に素材が異なっていてもよく、例えば変形が加えら
れている砥粒層セグメント12、32、42のみを、セ
グメント4よりも摩耗しにくい相対的に硬い砥粒層によ
って形成してもよい。あるいは逆に、砥粒層セグメント
12、32、42をセグメント4よりも摩耗しやすい、
相対的に柔らかい砥粒層によって形成してもよい。
【0026】砥粒層セグメント12(32、42)同士
の間に配置されるセグメント4の個数は一定でなくても
良く、砥石の重心さえ回転軸に一致していれば、不等間
隔で配置してもよい。また、上記各実施の形態では、砥
粒層セグメント12,32、42等を軸線Oを中心とす
る真円の円周に沿って配列すればよいから、砥石製造時
にこれらの位置決めが容易であり、例えば、砥粒層セグ
メント12,32,42等をはめ込むために台金11に
環状溝を形成する場合などでも、溝の形成コストが安
い。尚、本発明は、カップ型砥石10、30,40に限
らずその他の各種研削砥石に用いることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研削
砥石では、少なくとも一部の砥粒部は、研削面の内周縁
がその周方向端部を含む軸線を中心とする円周に比して
周方向中央部を半径方向外方へ突出させた形状をなして
いるから、砥粒部の研削面の幅方向外側の研削量がなだ
らかに減少して研削面に段差や研削痕が生ぜず仕上げ面
精度を高めると共に、回転時に遠心力が働いても砥粒部
の内周縁の領域に研削液を滞留保持でき被削材の加熱を
防いで反り等を防止できて少ない研削液で効率的な研削
を行うことができる。
【0028】また、砥粒部は、研削面の外周縁がその周
方向端部を含む軸線を中心とする円周に比して周方向中
央部を半径方向外方または内方へ突出させた形状をなし
ているから、上述の効果に加えて砥粒部の研削面の幅方
向外周側の研削量もなだらかに減少して研削面に段差や
研削痕が生じず仕上げ面精度を高めることができる。ま
た砥粒部の内周縁は平面視円弧状をなすと共にその曲率
半径は、内周縁の周方向端部を含む前記軸線を中心とす
る円周の曲率半径の50〜90%であるから、内周縁で
の研削液を滞留保持する能力が高くて幅方向内周側の研
削量の減少が滑らかで仕上げ面精度が良く、これに対し
て曲率半径が50%より小さいと研削液を滞留保持する
能力が小さくなって効率が悪く、90%を越えると副研
削部分の研削量が大きくなって被削材に段差や研削痕を
生じ易くなる。また砥粒部の外周縁は平面視円弧状をな
すと共にその曲率半径は、外周縁の周方向端部を含む前
記軸線を中心とする円周の曲率半径の50〜90%であ
るから、幅方向内周側の研削量の減少が滑らかで仕上げ
面精度が良い。また一部の砥粒部の長さは、前記砥粒部
の内周縁の周方向端部を含む軸線を中心とする円周の長
さの1/20〜1/100の範囲であるから、砥粒部の
長さが円周の長さの1/100より小さいとその研削挙
動は単純な円周状砥粒層の挙動に近くなり被削材の中心
軸線近傍での突起形成の抑制効果が小さいという欠点が
あり、1/20より大きいと被削材の表面粗さが荒くな
るという欠点が生じる。
【0029】本発明による研削砥石の製造方法は、略直
方体または立方体形状の砥粒部について一の面を円板状
の砥石で研削することで研削面に凹曲線形状の内周縁を
形成し、この砥粒部をその内周縁の曲率半径より大きい
曲率半径を有する、台金の軸線を中心とする円周に沿っ
て配列してなるから、砥粒部が単純な直方体形状や円弧
板状とは異なる異形状であっても、高価で特殊な型を製
作して型成形する必要がなく研削加工で成形でき、低廉
で容易に成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるカップ型砥
石を研削面側から見た平面図である。
【図2】 図1に示すカップ型砥石の砥粒層セグメント
の配列を示す部分拡大図である。
【図3】 実施の形態によるカップ型砥石の砥粒層セグ
メントの幅方向における研削部分と研削量との関係を示
す図である。
【図4】 砥粒層セグメントの製造方法を示す説明図で
ある。
【図5】 カップ型砥石でウエーハを研削する状態を示
す図である。
【図6】 ウエーハに対して実施の形態による砥粒層セ
グメントで研削した研削領域を示す平面図である。
【図7】 第二の実施の形態によるカップ型砥石の砥粒
層セグメントの配列を示す部分平面図である。
【図8】 図7に示す砥粒層セグメントの幅方向におけ
る研削部分と研削量との関係を示す図である。
【図9】 第三の実施の形態によるカップ型砥石の砥粒
層セグメントの配列を示す部分平面図である。
【図10】 砥粒層セグメント配列の変形例を示す部分
平面図である。
【図11】 従来のウエーハの平面研削方法を示す側面
図である。
【図12】 従来のウエーハの平面研削方法を示す平面
図である。
【符号の説明】
W ウェーハ 4 セグメント(砥粒部) 10,30,40 カップ型砥石 11 台金 12,32,42 砥粒層セグメント(砥粒部) 15 研削面 15a 内周縁 15b,35,47 外周縁 14,44 主研削部分 16a,16b,36a,46a,46b 副研削部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台金の軸線方向の一端面に、複数の砥粒
    部を、台金の軸線を中心とする円周に沿って配列した研
    削砥石であって、少なくとも一部の前記砥粒部は、研削
    面の内周縁がその周方向端部を含む前記軸線を中心とす
    る円周に比して周方向中央部を半径方向外方へ突出させ
    た形状をなしていることを特徴とする研削砥石。
  2. 【請求項2】 前記砥粒部は、研削面の外周縁がその周
    方向端部を含む前記軸線を中心とする円周に比して周方
    向中央部を半径方向外方または内方へ突出させた形状を
    なしていることを特徴とする請求項1記載の研削砥石。
  3. 【請求項3】 前記砥粒部の内周縁は平面視円弧状をな
    すと共にその曲率半径は、前記内周縁の周方向端部を含
    む前記軸線を中心とする円周の曲率半径の50〜90%
    であることを特徴とする請求項1または2記載の研削砥
    石。
  4. 【請求項4】 前記砥粒部の外周縁は平面視円弧状をな
    すと共にその曲率半径は、前記外周縁の周方向端部を含
    む前記軸線を中心とする円周の曲率半径の50〜90%
    であることを特徴とする請求項2または3記載の研削砥
    石。
  5. 【請求項5】 前記一部の砥粒部の長さは、前記砥粒部
    の内周縁の周方向端部を含む前記軸線を中心とする円周
    の長さの1/20〜1/100の範囲であることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか記載の研削砥石。
  6. 【請求項6】 略直方体または立方体形状の砥粒部につ
    いて一の面を円板状の砥石で研削することで研削面に凹
    曲線形状の内周縁を形成し、この砥粒部をその内周縁の
    曲率半径より大きい曲率半径を有する、台金の軸線を中
    心とする円周に沿って配列してなる研削砥石の製造方
    法。
JP2000183823A 2000-06-19 2000-06-19 研削砥石 Expired - Fee Related JP4352588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183823A JP4352588B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 研削砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183823A JP4352588B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 研削砥石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001672A true JP2002001672A (ja) 2002-01-08
JP4352588B2 JP4352588B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=18684340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000183823A Expired - Fee Related JP4352588B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 研削砥石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4352588B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013202204A1 (de) * 2013-02-11 2014-08-14 Robert Bosch Gmbh Schleifelement
CN105081994A (zh) * 2015-08-07 2015-11-25 北京安泰钢研超硬材料制品有限责任公司 地坪磨轮及其制造方法
JP2016209963A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 信越半導体株式会社 研削用砥石

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58140048U (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 三和研磨工業株式会社 荒研削及中仕上用研磨板
JPS63134174A (ja) * 1986-11-19 1988-06-06 Nec Corp 研削ホイ−ル
JPH10151570A (ja) * 1996-11-25 1998-06-09 Iwanaga Zuikou 石材研磨工具
JPH10296640A (ja) * 1997-04-24 1998-11-10 Isel Kk 砥 石
JP2000301467A (ja) * 1999-04-22 2000-10-31 Mitsubishi Materials Corp 縦軸研削用砥石
JP2001096467A (ja) * 1999-07-27 2001-04-10 Nippei Toyama Corp カップ型研削砥石

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58140048U (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 三和研磨工業株式会社 荒研削及中仕上用研磨板
JPS63134174A (ja) * 1986-11-19 1988-06-06 Nec Corp 研削ホイ−ル
JPH10151570A (ja) * 1996-11-25 1998-06-09 Iwanaga Zuikou 石材研磨工具
JPH10296640A (ja) * 1997-04-24 1998-11-10 Isel Kk 砥 石
JP2000301467A (ja) * 1999-04-22 2000-10-31 Mitsubishi Materials Corp 縦軸研削用砥石
JP2001096467A (ja) * 1999-07-27 2001-04-10 Nippei Toyama Corp カップ型研削砥石

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013202204A1 (de) * 2013-02-11 2014-08-14 Robert Bosch Gmbh Schleifelement
JP2016209963A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 信越半導体株式会社 研削用砥石
KR20180006907A (ko) * 2015-05-11 2018-01-19 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 연삭용 지석
KR102285111B1 (ko) 2015-05-11 2021-08-04 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 연삭용 지석
CN105081994A (zh) * 2015-08-07 2015-11-25 北京安泰钢研超硬材料制品有限责任公司 地坪磨轮及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4352588B2 (ja) 2009-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5100225B2 (ja) 傾斜溝入り砥石及びその製造方法
EP1319470B1 (en) Ultra abrasive grain wheel for mirror finish
TW200534956A (en) CMP pad conditioner having working surface inclined in radially outer portion
JP2001062734A (ja) 単層砥石
JP5889663B2 (ja) 水晶ウェハ端面の研磨加工方法及び回転砥石
JP4352588B2 (ja) 研削砥石
JP4374740B2 (ja) 研削砥石およびその製造方法
JPH11207636A (ja) カップ型砥石
JPH11239979A (ja) 研磨用回転砥石
JP2001096467A (ja) カップ型研削砥石
JPH0752051A (ja) 研削具
JPH11207635A (ja) カップ型砥石およびウェーハの平面研削方法
CN107671724A (zh) 一种化学机械研磨修整器及其制造方法
JPH11207634A (ja) カップ型砥石およびウェーハの平面研削方法
JPH11156714A (ja) ダイヤモンドロータリードレッサ及びその製造方法
JP2008142799A (ja) 回折溝の加工方法
JPH075983Y2 (ja) 異形カップ型研削砥石
JPH0760648A (ja) 精密研削切断砥石
JPH11165254A (ja) 超砥粒ラップ定盤
JP6203980B1 (ja) 総型ロータリードレッサー及びドレッシング方法
JPH031176Y2 (ja)
JPH11188642A (ja) ディスク状研削ホイール
JP3357945B2 (ja) 片面研削装置
JPH0641803Y2 (ja) 平面研削盤用セグメント砥石
JP2016087719A (ja) 砥石車及び砥石車の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees