JPH11165254A - 超砥粒ラップ定盤 - Google Patents

超砥粒ラップ定盤

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JPH11165254A
JPH11165254A JP33406997A JP33406997A JPH11165254A JP H11165254 A JPH11165254 A JP H11165254A JP 33406997 A JP33406997 A JP 33406997A JP 33406997 A JP33406997 A JP 33406997A JP H11165254 A JPH11165254 A JP H11165254A
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JP
Japan
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superabrasive
super abrasive
abrasive grain
layer
layers
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JP33406997A
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English (en)
Inventor
Riichi Furukawa
利一 古川
Yukio Okanishi
幸緒 岡西
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Osaka Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
Osaka Diamond Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D7/00Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
    • B24D7/14Zonally-graded wheels; Composite wheels comprising different abrasives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B7/00Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor
    • B24B7/10Single-purpose machines or devices
    • B24B7/16Single-purpose machines or devices for grinding end-faces, e.g. of gauges, rollers, nuts, piston rings
    • B24B7/17Single-purpose machines or devices for grinding end-faces, e.g. of gauges, rollers, nuts, piston rings for simultaneously grinding opposite and parallel end faces, e.g. double disc grinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B7/00Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor
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    • B24B7/228Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground for grinding inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain for grinding thin, brittle parts, e.g. semiconductors, wafers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削面最外内周縁の超砥粒層3、4の偏摩耗
を抑制する。 【解決手段】 定盤本体1表面に、超砥粒をボンド材で
結合した超砥粒層2、3、4を所望のパターンで同一高
さに設けた超砥粒ラップ定盤Pである。そのペレット状
超砥粒層2を設けた研削面の最外周及び最内周に、全周
に亘る超砥粒をボンド材で結合させたリング状超砥粒層
3、4、又はそのリング状超砥粒層を周方向の所要間隔
で欠如させたセグメント状超砥粒層3、4を形成して、
超砥粒層の固着密度をその内外周縁で囲まれた部分より
高くする。超砥粒層の固着密度が高ければ、それだけ、
超砥粒層の摩耗も少なく、偏摩耗も生じにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガラス基板、超
硬合金、シリコンウェハー、フェライト、セラミックス
などの超高精度な平面加工及び鏡面加工に用いる超砥粒
ラップ定盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体における高集積化やセラミ
ックス、ガラス、フェライトなどの加工において超精密
化などの急激な技術革新により、極めて高精度な平面加
工又は鏡面加工が要求されている。この平面加工等は、
一般的にラッピング加工と呼ばれる研削方法で行われ、
球状黒鉛鋳鉄で製造されたラップ定盤と工作物(ワー
ク)の間にラップ液に混合した遊離砥粒を供給して、ラ
ップ定盤と工作物に圧力を加えながら擦り合わせ、遊離
砥粒の転動作用と引っかき作用により工作物を削り、高
精度な平面を得るものである。
【0003】しかし、この遊離砥粒によるラッピング加
工は、遊離砥粒を多く消費するため、使用済みの遊離砥
粒と切り粉とラップ液の混合物、すなわちスラッジと呼
ばれるものが大量に発生し、作業環境の悪化と公害発生
が大きな問題となっていた。また、ラップ定盤は、通
常、球状黒鉛鋳鉄で製造されており、鋳造欠陥が存在す
ると、工作物にスクラッチを発生させる原因となること
があった。
【0004】このような実情の下、上記の遊離砥粒の問
題点を解決する目的で、ダイヤモンド、CBN等の超砥
粒をレジンボンド、メタルボンド、ビトリファイドボン
ドなどのボンド材で結合し、円柱状又は円板状に成形し
たペレットと呼ばれるものを、ラップ定盤に固着したも
のが開発され、特定の分野で用いられるようになった。
【0005】すなわち、このペレットを固定したラップ
定盤は、超砥粒ラップ定盤Pと呼ばれ、図3に示すよう
に、定盤本体1の表面に、超砥粒をボンド材で結合した
超砥粒層のペレット2を所望のパターンで同一高さに設
けたものであり、研削機の回転軸に上下方向に対向して
取付けられ、下定盤Pの上にワークWを穴に入れて保持
したワークキャリアCを太陽歯車G1 と内歯歯車G2
噛み合わせて載置し、上定盤Pを、a矢印のごとくその
ワークキャリアC(ワークW)を介在して下定盤Pに圧
した状態で、定盤P、Pをb、c矢印のごとく回すこと
により、ワークキャリアCを回転させながら公転させ
て、ワークWの上下両面を上下の定盤P、Pで研摩加工
する。このとき、下定盤Pだけの片面研削する場合もあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の超砥粒ラップ定
盤Pは、特開平6−55459号公報などにおいて、そ
のペレット2を設けた研削面の研削性を高めるべく、種
々の工夫がなされている。しかし、このラップ定盤Pに
おいては、研削面の最外周と最内周に配置されたペレッ
ト2のコーナ部(エッジ部)の偏摩耗の問題があるが、
従来では、その有効な解決策が示されていない。
【0007】すなわち、研削面の最外周及び最内周は、
その外側又は内側においてワークWを支えるものがない
ため、ワークがミクロ的には下方に傾き、それによっ
て、ペレット2のワークW除去量(研削量)が大きくな
り、ペレット2のコーナ部に偏摩耗が生じる。とくに、
ワークWのオーバーハング量(最内外周のペレット2か
ら外側又は内側にはみ出す量)が大きい場合には、前記
ワークWの傾きも大きく、偏摩耗も著しくなる。ペレッ
ト2の偏摩耗は、ワークWの傾きを助長するため、ワー
クキャリアC内のワークWの安定性に問題を生じさせ、
チッピングの発生や加工精度が劣化する等の悪影響を招
いている。
【0008】この発明は、上記研削面の最内外周の超砥
粒層の偏摩耗を抑制すること、及び研削中のワークの安
定性を向上させることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明は、上記研削面の内外周縁の少なくとも一
方の超砥粒層の固着密度又は超砥粒層の砥粒集中度をそ
の内外周縁で囲まれた部分より高くしたのである。
【0010】超砥粒層の固着密度又は砥粒集中度が高け
れば、それだけ、超砥粒層の摩耗も少なく、偏摩耗も生
じにくい。この超砥粒層の高密度化又は砥粒の高集中度
化は、最外周縁のみ、最内周縁のみ、又は両周縁に施し
てもよいが、上記オーバーハング量等を考慮して、適宜
に選択する。
【0011】
【発明の実施の形態】上記超砥粒層の高密度化の実施形
態としては、上記研削面の最外周及び最内周の少なくと
も一方に、全周に亘る超砥粒をボンド材で結合させたリ
ング状超砥粒層、又はそのリング状超砥粒層を周方向の
所要間隔で欠如させたセグメント状超砥粒層を形成した
構成を採用し得る(図1、2参照)。
【0012】上記リング状又はセグメント状超砥粒層は
径方向に同心で複数とすることができ、セグメント状超
砥粒層は、リング状超砥粒層を切断加工などにより分割
したり、円弧状チップを別個に作り、そのチップを所要
間隔をあけて定盤本体に設けてもよい。
【0013】因みに、ワークの種類、要求される加工精
度によっては、研削面の全面をリング状又はセグメント
状の超砥粒層とすることができる。
【0014】上記ペレットのボンド材としては、銅:3
3〜75重量%、錫:18〜55重量%、黒鉛:0〜2
5重量%の組成のものを採用し得る。
【0015】従来、球状黒鉛鋳鉄製ラップ定盤Pの場合
は、ダイヤモンドドレスキャリヤを用いる方法や、上下
のラップ定盤Pを共擦りする方法によって、比較的容易
に定盤Pの面精度を得ることができたが、ペレット2を
固着した超砥粒ラップ定盤Pの場合は特に有効なツルー
イング方法がまったくなかった。また、ドレッシング方
法については、上下の超砥粒ラップ定盤の間にSiC等
の遊離砥粒をばらまいて押し付ける方法や、ワークWの
代わりにドレッシングに適した結合度の軟らかい在来砥
石で研削する方法が採用されていたが、レジンボンド、
メタルボンド、ビトリファイドボンドは耐摩耗性が優れ
ているため、容易にはこれらのボンド材が後退せず、ド
レッシング作業は面倒で時間がかかるだけでなく、ワー
クWの加工を一時中断しなければならず能率低下にもつ
ながっていた。しかも、ドレッシング用の遊離砥粒や在
来砥石をペレット2の仕様に合わせて注意深く選択して
も超砥粒が破砕、脱落してしまう傾向が強く、超砥粒の
良好な突出を得ることが非常にむずかしく、超砥粒層を
浪費するだけで、ドレッシングしても十分な切れ味が得
られなかった。
【0016】しかし、上記組成のボンド材とすることに
より、その超砥粒ラップ定盤は、砥粒保持力に優れ、良
好な切れ味を長時間にわたって維持できるだけでなく、
ツルーイング性及びドレッシング性に優れたものとな
る。ツルーイングは、ワークキャリヤにダイヤモンド砥
粒を電着等により固着した、ダイヤモンドドレスキャリ
ヤを用いるのが最も高い精度の平面度が得られて適当で
あるが、結合度が硬めの在来砥石で研削する方法でも可
能である。ドレッシングは、結合度が柔らかめのもの
で、例えば、G又はHのWA砥石でワークを研削する方
法と同様にして行うことにより容易にできる。このドレ
ッシングの際には、ツルーイングにより得られた高い精
度の平面度を低下させないように、ドレッシングし過ぎ
ないようにすることが極めて重要である。
【0017】ワーク一個当たりの加工面積が小さい場
合、又は、より高品位な平面もしくは鏡面と、チッピン
グを極力微小にしたいときは、リング・セグメント状超
砥粒層及びその間のペレットのすき間をその超砥粒の平
均粒径よりも小さい平均粒径のダイヤモンド、CBN、
Al2 3 、SiC、WC−Coから選ばれた一種類以
上の硬質粒子を含有する、エポキシ樹脂又はフェノール
樹脂で埋めてツルーイングして超砥粒層と面一とする
か、又はさらにドレッシングして超砥粒層よりも2μm
〜10μm後退させる。硬質粒子の含有率は5〜50容
量%で良い結果が得られ、より好ましくは10〜30容
量%の範囲である。
【0018】加工能率が重要視される場合には、上記樹
脂層の露出部に溝を形成することができ、この溝を、超
砥粒層の露出部に連なって形成すれば、チップポケット
の役割を果たし、切り粉の排出をスムーズにできる。溝
の深さは超砥粒層の深さよりも深くして、超砥粒層を使
いきるまで有効であるように形成しておくのが最も良い
が、最初は浅い溝を形成しておき、超砥粒層が摩耗した
ら溝を再び形成し直して深くしてもよい。溝幅はワーク
の大きさによって決定しなければならないが、1mm〜
5mmの範囲である。溝の全体形状は、超砥粒ラップ定
盤の研削面に、同心円状、放射線状、碁盤目状及びこれ
らの組合せにて形成する。
【0019】
【実施例】図1に実施例の一構成、図2に他の構成を示
し、前者は、研削面の最外周及び最内周にリング状超砥
粒層3、4を形成したものであり、後者は、その超砥粒
層3、4をセグメント状(円弧片3a、4aの集まり)
としたものである。その内外の超砥粒層3、4間には同
心円上に円状の超砥粒層からなるペレット2を設けた。
この構成において、以下の実施例1〜4を製作し、その
性能を調べた。
【0020】なお、内外周縁の超砥粒層3、4の形状と
しては、図1において、最外周をセグメント状又は最内
周をセグメント状とし得る。図中、一部の超砥粒層(ペ
レット)2、3、4にのみ点を施して、超砥粒の存在を
示しているが、全てのものに、同様に超砥粒は存在する
ことは勿論である。
【0021】(実施例1)銅:65重量%、錫:32重
量%、黒鉛:3重量%からなるボンド材とダイヤモンド
砥粒♯200を集中度75となるように混合し、リング
状およびペレット状(円板状、円柱状)に超砥粒層3、
4、2を成形し、これら2、3、4を鋳鉄製定盤本体1
に接着材又は半田付け等により固着して超砥粒ラップ定
盤Pを製作した。リング状外周超砥粒層3のサイズは、
Φ600−5W−8T(Φ:径、W:幅、T:厚み、単
位:mm、以下同じ)、リング状内周超砥粒層4のサイ
ズは、Φ230−5W−8T、ペレット2のサイズは、
Φ13−8Tである。
【0022】この超砥粒ラップ定盤Pを図3で示す両面
ラップ機(研削機)に取り付け、ダイヤモンドドレスキ
ャリヤでツルーイングして、超砥粒層2、3、4の平面
度を3μm以下とし、GC角砥石によりドレッシングし
た後、超硬合金をラップ加工するとともに、従来のペレ
ット2を全面に固着した超砥粒ラップ定盤Pとの性能比
較によってこの発明の効果を確認した。すなわち、超砥
粒ラップ定盤Pの回転数が65r.p.m 、ワークWに対す
る加工圧力が0.5kgf/cm2 にて加工を行ったと
ころ、この実施例は加工速度が従来品の約4〜5倍、従
来品は加工途中でドレッシングを行う必要があったが、
実施例はドレッシングすることなしに加工を継続するこ
とができた。
【0023】(実施例2)銅:60重量%、錫:35重
量%、黒鉛:5重量%からなるボンド材とダイヤモンド
砥粒♯140を集中度75となるように混合し、リング
状およびペレット状に超砥粒層3、4、2を成形し、こ
れら2、3、4を鋳鉄製定盤本体1に固着して超砥粒ラ
ップ定盤Pを製作した。リング状外周超砥粒層3のサイ
ズは、Φ600−5W−8T、Φ580−5W−8T、
リング状内周超砥粒層4のサイズは、Φ230−5W−
8T、Φ250−5W−8T、ペレット2のサイズは、
Φ13−8Tである。
【0024】この超砥粒ラップ定盤Pを同様に両面ラッ
プ機に取り付け、ダイヤモンドドレスキャリヤでツルー
イングして、超砥粒層2、3、4の平面度を3μm以下
とし、GC角砥石によりドレッシングした後、アルミナ
系セラミックスをラップ加工するとともに、従来のペレ
ット2を全面に固着した超砥粒ラップ定盤と性能比較に
よってこの発明の効果を確認した。すなわち、超砥粒ラ
ップ定盤の回転数が70r.p.m 、ワークWに対する加工
圧力が1kgf/cm2 にて加工を行ったところ、この
実施例は加工速度が従来品の約5倍、従来品はドレッシ
ングを頻繁に行う必要があったが、実施例はドレッシン
グすることなしに加工を継続でき、チッピングも少なく
表面粗さも従来品と同等であった。
【0025】(実施例3)銅:70重量%、錫:30重
量%、からなるボンド材とダイヤモンド砥粒♯4000
を集中度50となるように混合し、リング状およびペレ
ット状に超砥粒層3、4、2を成形し、これら2、3、
4を鋳鉄製定盤本体1に固着して超砥粒ラップ定盤Pを
製作した。リング状外周超砥粒層3のサイズは、Φ60
0−5W−8T、リング状内周超砥粒層4のサイズは、
Φ230−5W−8T、ペレット2のサイズは、Φ13
−8Tである。
【0026】この超砥粒ラップ定盤Pを同様に両面ラッ
プ機に取り付け、ダイヤモンドドレスキャリヤでツルー
イングして、超砥粒層2、3、4の平面度を3μm以下
とし、GC角砥石によりドレッシングした後、ガラスを
ラップ加工するとともに、従来のペレット2を全面に固
着した超砥粒ラップ定盤と性能比較によってこの発明の
効果を確認した。すなわち、超砥粒ラップ定盤Pの回転
数が70r.p.m 、ワークWに対する加工圧力が1kgf
/cm2 にて加工を行ったところ、この実施例は加工速
度が従来品の約4倍、従来品はドレッシングを頻繁に行
う必要があったが、実施例はドレッシングすることなし
に加工を継続でき、チッピングも少なく表面粗さも従来
品と同等であった。
【0027】(実施例4)銅:70重量%、錫:30重
量%からなるボンド材とダイヤモンド砥粒♯1500を
集中度50となるように混合し、円弧状(セグメント
状)およびペレット状に超砥粒層3、4、2を成形し、
これらを鋳鉄製定盤本体1に固着して超砥粒ラップ定盤
を製作した。円弧状外周超砥粒層3のサイズは、R30
0−R290−5W−8T(R:曲率、以下同じ)、円
弧状内周超砥粒層4のサイズは、R115−R110−
5W−8T、ペレット2のサイズは、Φ13−8Tで、
超砥粒層片3a、4b及びペレット2の隙間をAl2
3 粉末を含むエポキシ樹脂5で超砥粒層2、3、4と面
一とした。
【0028】この超砥粒ラップ定盤Pを同様に両面ラッ
プ機に取り付け、ダイヤモンドドレスキャリヤでツルー
イングして、超砥粒層2、3、4の平面度を3μm以下
とし、GC角砥石によりドレッシングした後、ガラスを
ラップ加工するとともに、従来のペレット2を全面に固
着した超砥粒ラップ定盤と性能比較によってこの実施例
の効果を確認した。すなわち、超砥粒ラップ定盤Pの回
転数が70r.p.m 、ワークWに対する加工圧力が1kg
f/cm2 にて加工を行ったところ、実施例は加工速度
が従来品の約4倍、従来品はドレッシングを頻繁に行う
必要があったが、実施例はドレッシングすることなしに
加工を継続でき、チッピングも少なく表面粗さも従来品
と同等であった。
【0029】上記実施例(実験例)は超砥粒層の固着密
度を高めたものであったが、内外周の超砥粒層の砥粒集
中度を高めたものにおいても、同様な効果を得ることが
できた。
【0030】
【発明の効果】この発明は、研削面の最外周縁、最内周
縁の超砥粒層の固着密度又は砥粒集中度を高めたので、
偏摩耗が抑制されて、チッピングが少なく、また、ワー
クの安定性が向上し、極めて良好な平面加工及び鏡面加
工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示し、(a)は平面図、(b)は切
断正面図
【図2】他の実施例を示し、(a)は平面図、(b)は
切断正面図
【図3】超砥粒ラップ定盤研削機の要部斜視図
【符号の説明】
1 定盤本体 2 超砥粒層ペレット 3 最外周縁超砥粒層 3a 円弧状超砥粒層片 4 最内周縁超砥粒層 4a 円弧状超砥粒層片 5 樹脂層 C ワークキャリア P 超砥粒ラップ定盤 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤本体1の表面に、超砥粒をボンド材
    で結合した超砥粒層2、3、4を所望のパターンで同一
    高さに固着し、その超砥粒層を固着した研削面上に、自
    転しながら公転するワークキャリアCでワークWを保持
    して摺接させて研削する超砥粒ラップ定盤Pにおいて、 上記超砥粒層を設けた研削面の内外周縁の少なくとも一
    方の超砥粒層の固着密度、又は超砥粒層の砥粒集中度を
    その内外周縁で囲まれた部分より高くしたことを特徴と
    する超砥粒ラップ定盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超砥粒ラップ定盤にお
    いて、上記研削面の最外周及び最内周の少なくとも一方
    に、全周に亘る超砥粒をボンド材で結合させたリング状
    超砥粒層3、4、又はそのリング状超砥粒層を周方向の
    所要間隔で欠如させたセグメント状超砥粒層3、4を形
    成して、上記超砥粒層の固着密度をその内外周縁で囲ま
    れた部分より高くしたことを特徴とする超砥粒ラップ定
    盤。
JP33406997A 1997-12-04 1997-12-04 超砥粒ラップ定盤 Pending JPH11165254A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100564558B1 (ko) * 1999-10-11 2006-03-28 삼성전자주식회사 웨이퍼 표면을 연마하는데 사용되는 연마 패드
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